JP2000236202A - マイクロ波移相回路 - Google Patents

マイクロ波移相回路

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JP2000236202A
JP2000236202A JP11035274A JP3527499A JP2000236202A JP 2000236202 A JP2000236202 A JP 2000236202A JP 11035274 A JP11035274 A JP 11035274A JP 3527499 A JP3527499 A JP 3527499A JP 2000236202 A JP2000236202 A JP 2000236202A
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Yoshinori Suzuki
義則 鈴木
Takashi Ohira
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マイクロ波移相回路に関し、回路面積の小さ
な移相器を実現する。 【解決手段】 入・出力端子1aおよび1bの間に第1
〜第2nのリアクタンス回路が直列接続されていて、第
1〜第2n−1の奇数番目のリアクタンス回路のリアク
タンス値はx、第2〜第2nの偶数番目のリアクタンス
回路のリアクタンス値は−xである。該リアクタンス回
路の第1〜第2n−1の接続点には、それぞれ一端を接
地さたサセプタンス値2(1/x2 −1)1/2 の回路が
接続さており、入力端子にはそれぞれ一端を接地されて
いるリアクタンス値−xの回路と、サセプタンス値(1
/x2 −1)1/2 の回路が、出力端子にはそれぞれ一端
を接地されているリアクタンス値xの回路と、サセプタ
ンス値(1/x2 −1)1/2 の回路が接続されている。
全てのサセプタンス回路の符号を反転させて、通過位相
変化を得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信用機器な
どの高周波回路に用いられるマイクロ波移相回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のマイクロ波移相回路の等
価回路を示す図であって、ローデットライン型の移相器
の構成を示している。同図において、数字符号1aは入
力端子、1bは出力端子、12a、12bはスイッチF
ET、13は特性インピーダンスZcの1/4波長線路
を表している。
【0003】この従来の例は、文献「相川、大平、徳
満、広田、村口著モノリシックマイクロ波集積回路、電
子情報通信学会平成9年初版発行、初版pp.182」
に記載されている。
【0004】本構成において、スイッチFET12a、
12bをON/OFF切換することにより、2状態に切
り換えて移相差を生じさせる。この場合の回路の整合条
件、移相量は、図9を参照して説明する。図9(a)
は、従来のマイクロ波移相回路の等価回路であり、図9
(b)は、特性アドミタンスYcの1/4波長線路に接
続されるアドミタンス回路の等価回路である。
【0005】これらの等価回路から、「松永、片木によ
る論文;直列変成器型ローデツトライン移相器、電子情
報通信学会論文誌、C−I.Vol.J77−C−IN
0.10pp.542−550、1994年10月発
行」を参考に算出すると、入出力のアドミタンスをYo
としたとき整合条件は、1/4波長線路の特性アドミタ
ンスをYc、主線路に対する並列装荷回路のサセプタン
スをBiとすると、Yc=(Yo2 +Bi2 1/2 とな
る。切り換えによる2状態のサセプタンス成分が士Bi
となるとき整合条件を満たすことがわかり、このときの
通過位相は“数1”として与えられるため、2状態の切
換による移相量の変化は“数2”となるため、1ビット
の移相制御が可能になる。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】
【発明が解決しようとする課顕】上述のような、従来の
例では、1/4波長程度の伝送線路を複数使用するため
形状が非常に大きくなる。特に多値の移相量を得る場合
には、複数の移相器の従属接続が必要となるため、その
影響が非常に顕著なものになる。本発明は、形状の大き
くなる主要因である伝送線路を必要としない回路面積の
小さな移相器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は形状の大きくな
る主要因である伝送線路を必要としない回路面積の小さ
な移相器を構成することを最も主要な特徴とする。移相
回路を実現する手段として、第1から第2n−1までの
奇数番目のリアクタンス回路のリアクタンス値はxであ
り、該第2から第2nまでの偶数番目のリアクタンス回
路のリアクタンス値は−xであり、第1から第2nのリ
アクタンス回路が直列接続されている。 第1のリアク
タンス回路の一端は入力端子に、第2nのリアクタンス
回路の一端は出力端子に接続されている。
【0010】該リアクタンス回路の第1の接続点から第
2n−1の接続点には、それぞれ一端を接地されている
サセプタンス値2(1/x2 −1)1/2 のサセプタンス
回路が接続さている。
【0011】入力端子には一端を接地されているリアク
タンス値−xのリアクタンス回路と、一端を接地されて
いるサセプタンス値のサセプタンス回路が接続されてい
る。出力端子には一端を接地されているリアクタンス値
xのリアクタンス回路と、一端を接地されているサセプ
タンス値(1/x2 −1)1/2 のサセプタンス回路が接
続されている。
【0012】全てのサセプタンス回路の符号を反転させ
ることによって、通過位相変化を得るマイクロ波移相回
路であり、その等価回路は図1に示すようになる。同図
に示すマイクロ波移相回路をK行列を用いて解析する。
【0013】並列接続された、一端を接地したサセプタ
ンス値bのサセプタンス回路はK行列では、“数3”と
表され、これをKbとする。
【0014】
【数3】
【0015】直列接続されたリアクタンス値xのリアク
タンス回路は“数4”と表せ、これをKx+とする。
【0016】
【数4】
【0017】並列接続された、一端を接地したリアクタ
ンス値xのリアクタンス回路は“数5”と表せ、これを
Km+とする。
【0018】
【数5】
【0019】n+1のマイクロ波移相回路のK行列(こ
の場合リアクタンス回路の直列接続数が2であるので段
数を2とする)KM=2 は、b=(1/x2 −1)1/2
すると、“数6”で表すことができる。
【0020】
【数6】
【0021】
【数7】
【0022】このとき、“数7”は伝送線路θのK行列
と等価であり、マイクロ波移相回路が通過移相θの伝送
線路として扱うことができる。このとき全てのサセプタ
ンス回路の符号を反転させることで“数8”の位相変化
が得られる。
【0023】
【数8】
【0024】すなわち、1ビット可変移相器として動作
する。また、該第1から第2n+1までの奇数番目のリ
アクタンス回路のリアクタンス値はxであり、該第2か
ら第2nまでの偶数番目のリアクタンス回路のリアクタ
ンス値は−xである第1から第2n+1のリアクタンス
回路が直列接続されている。
【0025】第1の該リアクタンス回路の一端は入力端
子に、第nの該リアクタンス回路の一端は出力端子に接
続されている。該リアクタンス回路の第1の接続点から
第2nの接続点には、それぞれ一端を接地されているサ
セプタンス値2(1/x2 −1)1/2 のサセプタンス回
路が接続されている。
【0026】入出力端子には、一端を接地されているリ
アクタンス値−xのリアクタンス回路と、一端を接地さ
れているサセプタンス値(1/x2 −1)1/2 のサセプ
タンス回路が接続されている。全てのサセプタンス回路
の符号を反転させることによって、通過位相変化を得る
ことを特徴とするマイクロ波移相回路であり、等価回路
図を図1に示す。図2に示すマイクロ波移相回路をK行
列を用いて解析する。
【0027】n=1のマイクロ波移相回路のK行列K
M-3 は、b=(1/x2 −1)1/2 とすると“数9”で
表すことができる。
【0028】
【数9】
【0029】
【数10】
【0030】
【数11】
【0031】このとき、“数10”は、伝送線路θのK
行列と等価であり、マイクロ波移相回路が通過移相θの
伝送線路として扱うことができる。このとき全てのサセ
プタンス回路の符号を反転させることで“数11”の位
相変化が得られる。すなわち1ビット可変移相器として
動作する。また、段数が偶数段の時のK行列は“数1
2”で表せる。
【0032】
【数12】
【0033】また、奇数段の時のK行列は“数13”で
表されサセプタンス回路の符号の状態を変化させること
により、“数14”の移相が変化するため、1ビット移
相器として動作する。
【0034】
【数13】
【0035】
【数14】
【0036】また、該サセプタンス回路を実現する手段
として、サセプタンス素子と可変容量素子を並列接続
し、該可変容量素子の値を変化させることによって、符
号の異なるサセプタンス値を得ることができる。
【0037】ここで、サセプタンス値(1/x2 −1)
1/2 、2(1/x2 −1)1/2 を有するサセプタンス回
路を構成するサセプタンス素子のサセプタンス値、可変
容量比をN(Cmax−NCmin)として“数1
5”、また可変容量最小値を“数16”(角周波数をω
とする)のとき、該可変容量素子の値を最小から最大に
状態を変化させることにより、無反射、無損失の条件を
満たし、前記“数14”の移相変化を実現できる。
【0038】
【数15】
【0039】
【数16】
【0040】また、該サセプタンス回路を実現する手段
として、サセプタンス素子と可変容量素子を直列接続
し、該可変容量素子の値を変化させることによって、符
号の異なるサセプタンス値を得ることができる。
【0041】ここで、サセプタンス値(1/x2 −1)
1/2 、2(1/x2 −1)1/2 を有するサセプタンス回
路を構成するサセプタンス素子のリアクタンス値は、可
変容量比をN(Cmax=NCmin)として“数1
7”、また、可変容量最小値を“数18”(角周波数を
ωとする)のとき、該可変容量素子の値を最小から最大
に状態を変化させることにより、無反射、無損失の条件
を満たし、前記“数14”の移相変化を実現できる。
【0042】
【数17】
【0043】
【数18】
【0044】また、該サセプタンス回路を実現する手段
として、1入力2出力の切換スイッチの入力端を接続
し、該切換スイッチの2つの出力にサセプタンス値がそ
れぞれ±(1/x2 −1)1/2 、±2(1/x2 −1)
1/2 の一端を接地したサセプタンス回路を接続し、該切
換スイッチの状態を変化させることにより、無反射、無
損失の条件を満たし、前記“数14”の移相変化を実現
できる。
【0045】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の第
1の例のマイクロ波移相回路の等価回路を示す図であっ
て、請求項1の発明に対応している。同図において、第
1から第2nのリアクタンス回路2、3が直列接続され
ている。
【0046】該第1から第2n−1までの奇数番目のリ
アクタンス回路2のリアクタンス値はxであり、該第2
から第2nまでの偶数番目のリアクタンス回路3のリア
クタンス値は−xである。(図では表示が繁雑になるこ
とを避けるため、リアクタンス回路を“X”、サセプタ
ンス回路を“B”として表示している。これは以下に説
明する図2に関しても同様である)。
【0047】第1のリアクタンス回路の一端は入力端子
1aに、第2nのリアクタンス回路3の一端は出力端子
1bに接続されている。リアクタンス回路の第1の接続
点から第2n−1の接続点には、それぞれ一端を接地さ
れているサセプタンス値2(1/x2 −1)1/2 のサセ
プタンス回路4が接続さている。
【0048】入力端子には、一端を接地されているリア
クタンス値−xのリアクタンス回路と、一端を接地され
ているサセプタンス値(1/x2 −1)1/2 のサセプタ
ンス回路5が接続されている。
【0049】出力端子には一端を接地されているリアク
タンス値Xのリアクタンス回路と、一端を接地されてい
るサセプタンス値(1/x2 −1)1/2 のサセプタンス
回路5が接続されている。全てのサセプタンス回路の符
号を反転させることによってマイクロ波移相回路は、通
過位相変化を得る。
【0050】該マイクロ波移相回路において、入力端子
1aから入力された信号は、全てのサセプタンス回路の
符号を反転させることによって、出力端子1bには、M
=2nとすると前記“数14”の移相変化を実現でき
る。
【0051】図2は、本発明の実施の形態の第2の例の
マイクロ波移相回路の等価回路を示す図であって、請求
項2の発明に対応している。同図において、第1から第
2n+1のリアクタンス回路が直列接続されている。該
第1から第2n+1までの奇数番目のリアクタンス回路
2のリアクタンス値はxである。
【0052】該第2から第2nまでの偶数番目のリアク
タンス回路3のリアクタンス値は−xである。第1のリ
アクタンス回路2の一端は入力端子に、第2n+1のリ
アクタンス回路2の一端は出力端子に接続されている。
該リアクタンス回路の第1の接続点から第2nの接続点
には、それぞれ一端を接地されているサセプタンス値2
(1/x2 −1)1/2 のサセプタンス回路4が接続さて
いる。
【0053】入出力端子には一端を接地されているリア
クタンス値−xのリアクタンス回路3と、一端を接地さ
れているサセプタンス値(1/x2 −1)1/2 のサセプ
タンス回路5が接続されている。全てのサセプタンス回
路の符号を反転させることによって、マイクロ波移相回
路は通過位相変化を得る。
【0054】該マイクロ波移相回路において、入力端子
1aから入力された信号は、全てのサセプタンス回路の
符号を反転させることによって、出力端子1bには、M
=2n+lとすると前記“数14”に示す移相変化を実
現できる。
【0055】図3は本発明に係るマイクロ波移相回路の
サセプタンス回路の第1の例を示す図であって、請求項
3の発明に対応する。ここで、サセプタンス値(1/x
2 −1)1/2 、2(1/x2 −1)1/2 を有するサセプ
タンス回路を構成するサセプタンス素子6のサセプタン
ス値、可変容量比をN(Cmax−NCmin)として
前記“数15”、また可変容量最小値を前記“数16”
(角周波数をωとする)のとき、該可変容量素子7の値
を最小から最大に状態を変化させることにより、無反
射、無損失の条件を満たし、前記“数14”の移相変化
を実現できる。
【0056】図4は本発明に係るマイクロ波移相回路の
サセプタンス回路の第2の例を示す図であって、請求項
4の発明に対応する。サセプタンス値(1/x2 −1)
1/2、2(1/x2 −1)1/2 を有するサセプタンス回
路を構成するサセプタンス素子6のリアクタンス値は、
可変容量比をN(Cmax−NCmin)として前記
“数17”、また可変容量最小値を前記“数18”(角
周波数をωとする)のとき、該可変容量素子7の値を最
小から最大に状態を変化させることにより、無反射、無
損失の条件を満たし、前記“数14”の移相変化を実現
できる。
【0057】図5は、本発明に係るマイクロ波移相回路
のサセプタンス回路の第3の例を示す図であって、請求
項5の発明に対応する。サセプタンス回路5は、1入力
2出力の切換スイッチ8の入力端を接続し、該切換スイ
ッチ8の2つの出力に、それぞれ一端を接地した符号の
異なるサセプタンス値をもつサセプタンス素子を接続し
て、該切換スイッチ8の状態を変化させることによっ
て、所望の移相量を設定する。
【0058】このサセプタンス回路は、請求項1記載の
マイクロ波移相回路において、入力端子1aから入力さ
れた信号は、該切換スイッチ8の2つの出力にサセプタ
ンス値を、それぞれ±(1/x2 −1)1/2 、±2(1
/x2 −1)1/2 に選ぶと、該切換スイッチ6の状態を
変化させることにより、無反射、無損失の条件を満た
し、前記“数14”の移相変化を実現できる。
【0059】図6は、本発明に係るマイクロ波移相回路
のサセプタンス回路の第4の例を示す図であって、請求
項3、4の発明に対応する。該マイクロ波移相回路にお
ける、可変容量素子7はゲート電圧制御のFET9の、
ゲート9a、ドレイン9b間容量およびゲート9a、ソ
ース9c間容量で構成される請求項1および2記載のマ
イクロ波移相回路である。
【0060】図7は、本発明に係るマイクロ波移相回路
のサセプタンス回路の第5の例を示す図であって、請求
項3、4の発明に対応する。この例は、請求項1又は請
求項2記載のマイクロ波移相回路において、サセプタン
ス回路の、可変容量素子8が可変容量ダイオード10で
構成される。
【0061】
【発明の効果】本発明のマイクロ波移相回路は、回路面
積を大きくする要因となる伝送線路を必要としない構成
であるため、回路面積を大幅に削減できる。特に多値の
移相量を制御するために移相器を従属接続する場合の回
路面積削減に与える効果は絶大である。
【0062】また、可変容量素子としてゲート電圧制御
のFETのゲートソース間容量及びゲートドレイン間容
量を用いた場合、ソースドレイン間には電位差がなく、
FETには電流が流れないから消費電力零で制御するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の第1の例のマイクロ波
移相回路の等価回路を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態の第2の例のマイクロ波
移相回路の等価回路を示す図である。
【図3】 サセプタンス回路の第1の例を示す図であ
る。
【図4】 サセプタンス回路の第2の例を示す図であ
る。
【図5】 サセプタンス回路の第3の例を示す図であ
る。
【図6】 サセプタンス回路の第4の例を示す図であ
る。
【図7】 サセプタンス回路の第5の例を示す図であ
る。
【図8】 従来のマイクロ波移相回路の等価回路を示す
図である。
【図9】 従来例の整合条件と移相量を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1、1a 入力端子 1b 出力端子 2 リアクタンス回路 3 リアクタンス回路 4 サセプタンス回路 5 サセプタンス回路 6 サセプタンス素子 7 可変容量素子 8 切換スイッチ 9 FET 9a ゲート端子、 9b ソース端子、 9c ドレイン端子 10 可変容量ダイオード 11 制御端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(1)〜(7)の条件を満たし、全
    てのサセプタンス回路の符号を反転させることによっ
    て、通過位相変化を得る構成であることを特徴とするマ
    イクロ波移相回路。 (1)第1から第2nのリアクタンス回路が直列接続さ
    れている。 (2)第1から第2n−1までの奇数番目のリアクタン
    ス回路のリアクタンス値はxである。 (3)第2から第2nまでの偶数番目のリアクタンス回
    路のリアクタンス値は−xである。 (4)第1のリアクタンス回路の一端は入力端子に、第
    2nのリアクタンス回路の一端は出力端子に接続されて
    いる。 (5)該リアクタンス回路の第1の接続点から第2n−
    1の接続点には、それぞれ一端を接地されているサセプ
    タンス値 2(1/x2 −1)1/2 のサセプタンス回路
    が接続さている。 (6)入力端子には一端を接地されているリアクタンス
    値−xのリアクタンス回路と、一端を接地されているサ
    セプタンス値 (1/x2 −1)1/2 のサセプタンス回
    路が接続されている。 (7)出力端子には一端を接地されているリアクタンス
    値xのリアクタンス回路と、一端を接地されているサセ
    プタンス値 (1/x2 −1)1/2 のサセプタンス回路
    が接続されている。
  2. 【請求項2】 下記(1)〜(7)の条件を満たし、全
    てのサセプタンス回路の符号を反転させることによっ
    て、通過位相変化を得る構成であることを特徴とするマ
    イクロ波移相回路。 (1)第1から第2n+1のリアクタンス回路が直列接
    続されている。 (2)第1から第2n+1までの奇数番目のリアクタン
    ス回路のリアクタンス値はXである。 (3)第2から第2nまでの偶数番目のリアクタンス回
    路のリアクタンス値は−xである。 (4)第1のリアクタンス回路の一端は入力端子に、第
    2n+1のリアクタンス回路の一端は出力端子に接続さ
    れている。 (5)リアクタンス回路の第1の接続点から第2nの接
    続点には、それぞれ一端を接地されているサセプタンス
    値 2(1/x2 −1)1/2 のサセプタンス回路が接続
    さている。 (6)入出力端子には一端を接地されているリアクタン
    ス値−xのリアクタンス回路と、一端を接地されている
    サセプタンス値 (1/x2 −1)1/2 のサセプタンス
    回路が接続されている。
  3. 【請求項3】 サセプタンス回路は、サセプタンス素子
    と可変容量素子を並列接続したものである請求項1、ま
    たは請求項2に記載のマイクロ波移相回路。
  4. 【請求項4】 サセプタンス回路は、サセプタンス素子
    と可変容量素子を直列接続したものである請求項1、ま
    たは請求項2に記載のマイクロ波移相回路。
  5. 【請求項5】 リアクタンス回路の両端に、それぞれ1
    入力2出力の切換スイッチの入力端を接続し、該切換ス
    イッチの2つの出力それぞれに、一端を接地した符号の
    異なるサセプタンス値をもつサセプタンス素子を接続し
    た請求項1、または請求項2に記載のマイクロ波移相回
    路。
  6. 【請求項6】 可変容量素子は、ゲート電圧制御のFE
    Tのゲートドレイン間容量およびゲートソース間容量で
    構成される請求項3又は請求項4に記載のマイクロ波移
    相回路。
  7. 【請求項7】 可変容量素子は、可変容量ダイオードで
    構成される請求項3又は請求項4に記載のマイクロ波移
    相回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011044774A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Japan Aerospace Exploration Agency アナログ・デジタル積層型可変移相器

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JP3329759B2 (ja) 2002-09-30

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