JPH06338702A - 反射型移相器及び多ビット移相器 - Google Patents
反射型移相器及び多ビット移相器Info
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- JPH06338702A JPH06338702A JP5128620A JP12862093A JPH06338702A JP H06338702 A JPH06338702 A JP H06338702A JP 5128620 A JP5128620 A JP 5128620A JP 12862093 A JP12862093 A JP 12862093A JP H06338702 A JPH06338702 A JP H06338702A
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- phase shifter
- reflection
- reflection type
- directional coupler
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/18—Phase-shifters
- H01P1/185—Phase-shifters using a diode or a gas filled discharge tube
Landscapes
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チップサイズを小型化できる反射型移相器及
び多ビット移相器を得る。 【構成】 3dB方向性結合器3の2つの終端に反射回
路90を接続するとともに、そのソース・ドレイン間に
共振用インダクタ9を接続したソース接地FET7a,
7bのドレインを接続する。
び多ビット移相器を得る。 【構成】 3dB方向性結合器3の2つの終端に反射回
路90を接続するとともに、そのソース・ドレイン間に
共振用インダクタ9を接続したソース接地FET7a,
7bのドレインを接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は反射型移相器及び多ビ
ット移相器に関し、特に、チップサイズを小型化できる
反射型移相器及び多ビット移相器に関するものである。
ット移相器に関し、特に、チップサイズを小型化できる
反射型移相器及び多ビット移相器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の反射型移相器を用いた
3ビット移相器の構成を示す回路図であり、図におい
て、900は3ビット移相器で、これは、入力端子1と
出力端子2間に互いに異なる移相量が得られる3つの反
射型移相器900a〜900cを直列接続することによ
り構成されている。
3ビット移相器の構成を示す回路図であり、図におい
て、900は3ビット移相器で、これは、入力端子1と
出力端子2間に互いに異なる移相量が得られる3つの反
射型移相器900a〜900cを直列接続することによ
り構成されている。
【0003】ここで、上記反射型移相器900aは、3
dB方向性結合器3と、この3dB方向性結合器3の2
つの終端に接続された反射回路90とから構成されてい
る。上記反射回路90は、3dB方向性結合器3の2つ
の終端に、それぞれ伝送線路6a,6bを介してソース
接地されたFET4a,4bのドレインが接続されて構
成されている。ここで、5a,5bはFET4a,4b
のゲートバイアス端子である。
dB方向性結合器3と、この3dB方向性結合器3の2
つの終端に接続された反射回路90とから構成されてい
る。上記反射回路90は、3dB方向性結合器3の2つ
の終端に、それぞれ伝送線路6a,6bを介してソース
接地されたFET4a,4bのドレインが接続されて構
成されている。ここで、5a,5bはFET4a,4b
のゲートバイアス端子である。
【0004】尚、上記反射型移相器900b,900c
は、反射型移相器900aと同様の回路構成からなり、
ここでは、簡略してブロックのみで示している。
は、反射型移相器900aと同様の回路構成からなり、
ここでは、簡略してブロックのみで示している。
【0005】次に、動作について説明する。先ず、理想
的な3dB方向性結合器の終端に反射(ΓT )を接続し
た反射型移相器の動作原理を説明する。理想的な3dB
方向性結合器の終端に反射(ΓT )を接続した反射型移
相器の特性を示すSマトリクスは下記式(1) で表され
る。
的な3dB方向性結合器の終端に反射(ΓT )を接続し
た反射型移相器の動作原理を説明する。理想的な3dB
方向性結合器の終端に反射(ΓT )を接続した反射型移
相器の特性を示すSマトリクスは下記式(1) で表され
る。
【0006】
【数1】
【0007】式(1) において、a1 は入力する電力、b
1 〜b4 は入力する電力に対して3dB方向性結合器の
各端子に反射されてくる電力である。また、式(1) のf
1 ,f2 は理想的な3dB方向性結合器の動作特性を示
す式で、これらは、下記式(2) ,(3) で表される。
1 〜b4 は入力する電力に対して3dB方向性結合器の
各端子に反射されてくる電力である。また、式(1) のf
1 ,f2 は理想的な3dB方向性結合器の動作特性を示
す式で、これらは、下記式(2) ,(3) で表される。
【0008】
【数2】
【0009】
【数3】
【0010】式(2) ,(3) において、θは3dB方向性
結合器の電気長、kは3dB方向性結合器の結合係数で
ある。式(1) より、 b1 = f1 ΓT b2 +f2 ΓT b4 ……(4) b2 = f1 a1 ……(5) b3 = f2 ΓT b2 +f1 ΓT b4 ……(6) b4 = f2 a1 ……(7) が成り立ち、そして、これらの式(4) 〜(7) から、
Sパラメータを求めると、 S11=S22=b1 /a1 =f1 2 ΓT +f2 2 ΓT ……(8) S21=S12=b3 /a1 =2f1 f2 ΓT ……(9) となる。
結合器の電気長、kは3dB方向性結合器の結合係数で
ある。式(1) より、 b1 = f1 ΓT b2 +f2 ΓT b4 ……(4) b2 = f1 a1 ……(5) b3 = f2 ΓT b2 +f1 ΓT b4 ……(6) b4 = f2 a1 ……(7) が成り立ち、そして、これらの式(4) 〜(7) から、
Sパラメータを求めると、 S11=S22=b1 /a1 =f1 2 ΓT +f2 2 ΓT ……(8) S21=S12=b3 /a1 =2f1 f2 ΓT ……(9) となる。
【0011】ここで、理想的な3dB方向形結合器とい
うことにより、下記式(10)が成り立ち、 k=1/√2 , θ=90° ……(10) 従って、 f1 =1/√2 ,f2 =j・−1/√2 ……(11) となる。
うことにより、下記式(10)が成り立ち、 k=1/√2 , θ=90° ……(10) 従って、 f1 =1/√2 ,f2 =j・−1/√2 ……(11) となる。
【0012】式(9) に式(11)を代入すると、 S21=S12=2f1 f2 ΓT =−jΓT ……(12) となり、これにより、理想的な3dB方向性結合器で構
成した反射型移相器の移相量は終端に接続した反射(Γ
T )により決定されることが分かる。
成した反射型移相器の移相量は終端に接続した反射(Γ
T )により決定されることが分かる。
【0013】図12(a) は図11の反射型位相器900
aにおける3dB方向性結合器3の終端に接続された反
射回路90のみを取り出して示した図であり、図におい
て、4はFET、5はFET4のゲートバイアス端子、
6は伝送線路、7は接続端子である。また、図12(b)
,図12(c) は図12(a) の反射回路においてFET
4をスイッチング動作させた時の等価回路図で、図12
(b) はFET4をON状態,図12(c) はFET4をO
FF状態にした時を示している。
aにおける3dB方向性結合器3の終端に接続された反
射回路90のみを取り出して示した図であり、図におい
て、4はFET、5はFET4のゲートバイアス端子、
6は伝送線路、7は接続端子である。また、図12(b)
,図12(c) は図12(a) の反射回路においてFET
4をスイッチング動作させた時の等価回路図で、図12
(b) はFET4をON状態,図12(c) はFET4をO
FF状態にした時を示している。
【0014】図12(a) の等価回路において、入力側か
らみた反射、即ち、回路のインピーダンスZT は式(13)
で表される。
らみた反射、即ち、回路のインピーダンスZT は式(13)
で表される。
【0015】
【数4】
【0016】尚、式(13)においてRT は回路全体の抵
抗、XT は回路全体のリアクタンス、ZL は分布定数線
路6のインピーダンス、ZFET はFET4のインピーダ
ンス、θL は分布定数線路の電気長である。
抗、XT は回路全体のリアクタンス、ZL は分布定数線
路6のインピーダンス、ZFET はFET4のインピーダ
ンス、θL は分布定数線路の電気長である。
【0017】ここで、FET4がON時、FET4がO
FF時のインピーダンスを下記式(14),(15)と置き、こ
れら式(14), (15) を式(13)に代入すると、下記式(1
6),(17)が得られる。 ZFET-ON =RON=0 …… (14) ZFET-OFF =1/jωC …… (15) Zf =jZL tanθL =jXf …… (16)
FF時のインピーダンスを下記式(14),(15)と置き、こ
れら式(14), (15) を式(13)に代入すると、下記式(1
6),(17)が得られる。 ZFET-ON =RON=0 …… (14) ZFET-OFF =1/jωC …… (15) Zf =jZL tanθL =jXf …… (16)
【0018】
【数5】
【0019】尚、上記式 (16) ,(17)において、Zf は
FETがON時の反射回路のインピーダンス、Xf はF
ETがON時の反射回路のリアクタンス、Zr はFET
がOFF時の反射回路のインピーダンス、Xr はFET
がOFF時の反射回路のリアクタンスである。式(16),
(17)が虚数成分のみということより反射ΓT を求める
と、反射ΓT は下記式(18)となり、
FETがON時の反射回路のインピーダンス、Xf はF
ETがON時の反射回路のリアクタンス、Zr はFET
がOFF時の反射回路のインピーダンス、Xr はFET
がOFF時の反射回路のリアクタンスである。式(16),
(17)が虚数成分のみということより反射ΓT を求める
と、反射ΓT は下記式(18)となり、
【0020】
【数6】
【0021】ここで、 |ΓT |=1 ……(19) ΓT =|ΓT |exp(jφ′/2)(φ′/2はΓT の位相成分である。) ……(20) とすると、式(18)は下記式(21)で表される。 tan(φ′/2)=2XT /1−XT 2 ……(21) そして、式 (21) のXT は下記式 (22) に示す三角形の
倍角公式により、XT=tan(φ′/4)となり、従
って、反射により移相量が2倍になることがわかる。
倍角公式により、XT=tan(φ′/4)となり、従
って、反射により移相量が2倍になることがわかる。
【0022】
【数7】
【0023】ここで、式(12),(18),(20)より、下記式
(23) が得られ、
(23) が得られ、
【0024】
【数8】
【0025】|S21|=1、S21=|S21|exp(j
φ/2)(φ/2は位相成分である。)とすると、下記
式(24)に示す反射回路の反射がΓT の場合の反射型移相
器の位相∠S21が得られる。
φ/2)(φ/2は位相成分である。)とすると、下記
式(24)に示す反射回路の反射がΓT の場合の反射型移相
器の位相∠S21が得られる。
【0026】
【数9】
【0027】移相量Δφの反射型移相器を設計する場合
は、図12に示すFETON時の反射回路の反射Γf ,
FETOFF時の反射回路の反射Γr の関係を図13に
示す位相ダイヤグラムで示すように設定する。従って、
式(16),(17)より、下記式(25),(26)が成り立ち、
は、図12に示すFETON時の反射回路の反射Γf ,
FETOFF時の反射回路の反射Γr の関係を図13に
示す位相ダイヤグラムで示すように設定する。従って、
式(16),(17)より、下記式(25),(26)が成り立ち、
【0028】
【数10】
【0029】
【数11】
【0030】式(25),(26)により、図9の反射回路の素
子パラメータを決めることができる。
子パラメータを決めることができる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
反射型移相器は一つの移相量しか得ることができないた
め、多ビット移相器を構成する場合、得たい移相量の数
だけ反射型移相器を直列接続しなければならず、多ビッ
ト移相器全体のチップサイズが大きくなってしまうとい
う問題点があった。
反射型移相器は一つの移相量しか得ることができないた
め、多ビット移相器を構成する場合、得たい移相量の数
だけ反射型移相器を直列接続しなければならず、多ビッ
ト移相器全体のチップサイズが大きくなってしまうとい
う問題点があった。
【0032】また、上記のように、反射型移相器を直列
接続した場合、信号が複数の反射型移相器を通過して伝
送されることから、信号の伝送損失が大きくなってしま
うという問題点があった。
接続した場合、信号が複数の反射型移相器を通過して伝
送されることから、信号の伝送損失が大きくなってしま
うという問題点があった。
【0033】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、1つで複数の移相量を得
ることができる反射型移相器を得ることを目的とする。
るためになされたものであり、1つで複数の移相量を得
ることができる反射型移相器を得ることを目的とする。
【0034】更に、この発明の他の目的は、従来に比べ
てチップサイズを小型化できる,反射型移相器を用いて
構成される多ビット移相器を得ることを目的とする。
てチップサイズを小型化できる,反射型移相器を用いて
構成される多ビット移相器を得ることを目的とする。
【0035】更に、この発明の他の目的は、従来に比べ
て移相器全体における信号の伝送損失を少なくすること
がてきる,反射型移相器を用いて構成される多ビット移
相器を得ることを目的とする。
て移相器全体における信号の伝送損失を少なくすること
がてきる,反射型移相器を用いて構成される多ビット移
相器を得ることを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる反射型
移相器は、3dB方向性結合器の終端と接地との間に、
FETのソース・ドレイン間に共振用インダクタを接続
して構成された共振回路を挿入したものである。
移相器は、3dB方向性結合器の終端と接地との間に、
FETのソース・ドレイン間に共振用インダクタを接続
して構成された共振回路を挿入したものである。
【0037】更に、この発明にかかる反射型移相器は、
3dB方向性結合器の終端と反射回路との間に、FET
のソース・ドレイン間に共振用インダクタを接続して構
成した共振回路を挿入したものである。
3dB方向性結合器の終端と反射回路との間に、FET
のソース・ドレイン間に共振用インダクタを接続して構
成した共振回路を挿入したものである。
【0038】更に、この発明にかかる多ビット移相器
は、入力側単極双投スイッチと出力側単極双投スイッチ
との間に、その終端が開放または接地された第1の3d
B方向性結合器と、第2の3dB方向性結合器の終端に
伝送線路を介してソース接地されたFETのドレインを
接続して構成した反射型移相器とを並列接続したもので
ある。
は、入力側単極双投スイッチと出力側単極双投スイッチ
との間に、その終端が開放または接地された第1の3d
B方向性結合器と、第2の3dB方向性結合器の終端に
伝送線路を介してソース接地されたFETのドレインを
接続して構成した反射型移相器とを並列接続したもので
ある。
【0039】更に、この発明にかかる多ビット移相器
は、入力側単極双投スイッチと出力側単極双投スイッチ
との間に、3dB方向性結合器の終端に伝送線路を介し
てソース接地されたFETのドレインを接続して構成し
た反射型移相器を2つ並列接続したものである。
は、入力側単極双投スイッチと出力側単極双投スイッチ
との間に、3dB方向性結合器の終端に伝送線路を介し
てソース接地されたFETのドレインを接続して構成し
た反射型移相器を2つ並列接続したものである。
【0040】
【作用】この発明においては、上記共振回路をオープン
状態,ショート状態に切り換えることにより、3dB方
向性結合器の終端が反射回路に接続された第1の動作状
態と、3dB方向性結合器の終端が接地した第2の動作
状態の2つの動作状態を実現でき、その結果、1つの反
射型移相器で異なる3つの位相量を得ることができる。
状態,ショート状態に切り換えることにより、3dB方
向性結合器の終端が反射回路に接続された第1の動作状
態と、3dB方向性結合器の終端が接地した第2の動作
状態の2つの動作状態を実現でき、その結果、1つの反
射型移相器で異なる3つの位相量を得ることができる。
【0041】更に、この発明においては、上記共振回路
をオープン状態,ショート状態に切り換えることによ
り、3dB方向性結合器の終端が反射回路に接続された
第1の動作状態と、3dB方向性結合器の終端が開放し
た第2の動作状態との2つの動作状態を実現でき、その
結果、1つの反射型移相器で異なる3つの位相量を得る
ことができる。
をオープン状態,ショート状態に切り換えることによ
り、3dB方向性結合器の終端が反射回路に接続された
第1の動作状態と、3dB方向性結合器の終端が開放し
た第2の動作状態との2つの動作状態を実現でき、その
結果、1つの反射型移相器で異なる3つの位相量を得る
ことができる。
【0042】更に、この発明においては、入力側及び出
力側の単極双投スイッチのスイッチングにより、入力信
号が、反射型移相器或いはその終端を開放または接地し
た3dB方向性結合器の何れか一方を選択的に通過する
ようにしたから、信号経路の切り換えにより、従来のよ
うに入力信号を直列接続された互いに異なる移相量が得
られる2つの反射型移相器を通過させることなく、3つ
の位相量、即ち、2つの移相量を得ることができ、従来
に比べて信号伝送における損失を低減することができ
る。
力側の単極双投スイッチのスイッチングにより、入力信
号が、反射型移相器或いはその終端を開放または接地し
た3dB方向性結合器の何れか一方を選択的に通過する
ようにしたから、信号経路の切り換えにより、従来のよ
うに入力信号を直列接続された互いに異なる移相量が得
られる2つの反射型移相器を通過させることなく、3つ
の位相量、即ち、2つの移相量を得ることができ、従来
に比べて信号伝送における損失を低減することができ
る。
【0043】更に、この発明においては、入力側及び出
力側の単極双投スイッチのスイッチングにより、入力信
号が、互いに異なる移相量が得られる反射型移相器の何
れか一方を選択的に通過するようにしたから、信号経路
の切り換えにより、従来のように入力信号を直列接続さ
れた互いに異なる移相量が得られる3つの反射型移相器
を通過させることなく、4つの位相量,即ち、3つの移
相量を得ることができ、従来に比べて信号伝送における
損失を低減できる。また、2つの反射型移相器で3つの
移相量が得られることになり、従来の3ビット移相器に
比べてチップサイズを小型化できる。
力側の単極双投スイッチのスイッチングにより、入力信
号が、互いに異なる移相量が得られる反射型移相器の何
れか一方を選択的に通過するようにしたから、信号経路
の切り換えにより、従来のように入力信号を直列接続さ
れた互いに異なる移相量が得られる3つの反射型移相器
を通過させることなく、4つの位相量,即ち、3つの移
相量を得ることができ、従来に比べて信号伝送における
損失を低減できる。また、2つの反射型移相器で3つの
移相量が得られることになり、従来の3ビット移相器に
比べてチップサイズを小型化できる。
【0044】
実施例1.図1は、この発明の実施例1による反射型移
相器の構成を示す等価回路図であり、図において、図1
1と同一符号は同一または相当する部分を示し、100
は反射型移相器で、これは、入力端子1aと出力端子2
a間に接続された3dB方向性結合器3と、3dB方向
性結合器3の終端に接続された反射回路90aと、その
ソース・ドレイン間に共振用インダクタ9が接続され、
そのドレインが3dB方向性結合器3の終端に接続され
た,ソース接地FET7a,7bとから構成されてい
る。尚、反射回路90aは図11に示した従来の反射型
移相器900aの反射回路90と同様の回路構成からな
り、ここでは、FET4a,4bのゲートバイアス端子
が共通化されて、ゲートバイアス端子5を構成してい
る。また、8はFET7a,7bの共通のゲートバイア
ス端子である。
相器の構成を示す等価回路図であり、図において、図1
1と同一符号は同一または相当する部分を示し、100
は反射型移相器で、これは、入力端子1aと出力端子2
a間に接続された3dB方向性結合器3と、3dB方向
性結合器3の終端に接続された反射回路90aと、その
ソース・ドレイン間に共振用インダクタ9が接続され、
そのドレインが3dB方向性結合器3の終端に接続され
た,ソース接地FET7a,7bとから構成されてい
る。尚、反射回路90aは図11に示した従来の反射型
移相器900aの反射回路90と同様の回路構成からな
り、ここでは、FET4a,4bのゲートバイアス端子
が共通化されて、ゲートバイアス端子5を構成してい
る。また、8はFET7a,7bの共通のゲートバイア
ス端子である。
【0045】ここで、そのソース・ドレイン間に共振用
インダクタ9を接続したソース接地FET7a,7bは
それぞれ使用周波数帯の中心周波数で共振する共振回路
を構成しており、この共振回路がオープ状態になると
(即ち、FET7a,7bがOFF状態になると)、3
dB方向性結合器3の終端は反射回路90a、即ち、伝
送線路6bに接続され、この共振回路がショート状態が
なると(即ち、FET7a,7bがON状態になる
と)、3dB方向性結合器3の終端は接地に接続される
(接地される。)。
インダクタ9を接続したソース接地FET7a,7bは
それぞれ使用周波数帯の中心周波数で共振する共振回路
を構成しており、この共振回路がオープ状態になると
(即ち、FET7a,7bがOFF状態になると)、3
dB方向性結合器3の終端は反射回路90a、即ち、伝
送線路6bに接続され、この共振回路がショート状態が
なると(即ち、FET7a,7bがON状態になる
と)、3dB方向性結合器3の終端は接地に接続される
(接地される。)。
【0046】次に、動作について説明する。FET7
a,7bにより、3dB方向性結合器3の終端が反射回
路90aへ接続されると、この反射回路90aが図11
に示した反射回路90と同様の回路構成であることか
ら、反射型移相器100は図11に示した反射型移相器
900aと同様の動作をする。一方、3dB方向性結合
器3の終端が接地された場合は、前述した式(18)におい
てXT =0となるので、ΓT =−1,S21=−jΓT =
−j、∠S21=90°となる。従って、反射回路90a
で実現される移相量をφとした場合、この反射型移相器
100で実現される位相量は図2に示すように、図中符
号21で示す90°+φ/2°と、符号22で示す90
°と、符号23で示す90°−φ/2°の3つになる。
a,7bにより、3dB方向性結合器3の終端が反射回
路90aへ接続されると、この反射回路90aが図11
に示した反射回路90と同様の回路構成であることか
ら、反射型移相器100は図11に示した反射型移相器
900aと同様の動作をする。一方、3dB方向性結合
器3の終端が接地された場合は、前述した式(18)におい
てXT =0となるので、ΓT =−1,S21=−jΓT =
−j、∠S21=90°となる。従って、反射回路90a
で実現される移相量をφとした場合、この反射型移相器
100で実現される位相量は図2に示すように、図中符
号21で示す90°+φ/2°と、符号22で示す90
°と、符号23で示す90°−φ/2°の3つになる。
【0047】このように本実施例の反射型移相器100
では、ソース・ドレイン間に共振用インダクタ9が接続
されたFET7a,7bにより、3dB方向性結合器3
の終端が反射回路90aに接続された状態と、接地され
た状態の2つ状態に切り換えられ、これにより、異なる
3つの位相量が得られることになる。従って、1つの反
射型移相器で2つの移相量が得られることになり、従来
の反射型移相器2つを直列接続して構成された2ビット
移相器に比べてチップサイズが小型化した2ビット移相
器を得ることができる。
では、ソース・ドレイン間に共振用インダクタ9が接続
されたFET7a,7bにより、3dB方向性結合器3
の終端が反射回路90aに接続された状態と、接地され
た状態の2つ状態に切り換えられ、これにより、異なる
3つの位相量が得られることになる。従って、1つの反
射型移相器で2つの移相量が得られることになり、従来
の反射型移相器2つを直列接続して構成された2ビット
移相器に比べてチップサイズが小型化した2ビット移相
器を得ることができる。
【0048】実施例2.図3は、この発明の実施例2に
よる反射型移相器の構成を示す等価回路図であり、図に
おいて、図1と同一符号は同一または相当する部分を示
し、300は反射型移相器で、これは、入力端子1aと
出力端子2a間に接続された3dB方向性結合器3と、
3dB方向性結合器3の終端にそのドレインが接続さ
れ,そのソース・ドレイン間に共振用インダクタ12を
接続したFET10a,10bと、このFET10a,
10bのソースに接続された反射回路90aとから構成
されている。ここで、11はFET10a,10bの共
通のゲートバイアス端子である。
よる反射型移相器の構成を示す等価回路図であり、図に
おいて、図1と同一符号は同一または相当する部分を示
し、300は反射型移相器で、これは、入力端子1aと
出力端子2a間に接続された3dB方向性結合器3と、
3dB方向性結合器3の終端にそのドレインが接続さ
れ,そのソース・ドレイン間に共振用インダクタ12を
接続したFET10a,10bと、このFET10a,
10bのソースに接続された反射回路90aとから構成
されている。ここで、11はFET10a,10bの共
通のゲートバイアス端子である。
【0049】尚、上記ソース・ドレイン間に共振用イン
ダクタ12を接続したFET10aa,10bは、それ
ぞれ使用周波数帯の中心周波数で共振する共振回路を構
成しており、この共振回路がオープン状態になると(即
ち、FET10a,10bがOFF状態になると)、3
dB方向性結合器3の終端は開放され、この共振回路が
ショート状態がなると(即ち、FET10a,10bが
ON状態になると)、3dB方向性結合器3の終端は反
射回路90aに接続される。
ダクタ12を接続したFET10aa,10bは、それ
ぞれ使用周波数帯の中心周波数で共振する共振回路を構
成しており、この共振回路がオープン状態になると(即
ち、FET10a,10bがOFF状態になると)、3
dB方向性結合器3の終端は開放され、この共振回路が
ショート状態がなると(即ち、FET10a,10bが
ON状態になると)、3dB方向性結合器3の終端は反
射回路90aに接続される。
【0050】次に、動作について説明する。FET10
a,10bにより、3dB方向性結合器3の終端が、反
射回路90aに接続されると、反射型移相器300は、
従来の反射型移相器900aと同様の動作をする。一
方、3dB方向性結合器3の終端が開放された場合は、
式(18)においてXT =∞となるので、ΓT =1,S21=
−jΓT =−j、∠S21=−90°となる。従って、反
射回路90aで実現される移相量をφとした場合、この
反射型移相器300で実現される位相量は図4に示すよ
うに、図中符号21bで示す90°+φ/2°と、符号
23bで示す90°−φ/2°と、符号24で示す−9
0°の3つになる。
a,10bにより、3dB方向性結合器3の終端が、反
射回路90aに接続されると、反射型移相器300は、
従来の反射型移相器900aと同様の動作をする。一
方、3dB方向性結合器3の終端が開放された場合は、
式(18)においてXT =∞となるので、ΓT =1,S21=
−jΓT =−j、∠S21=−90°となる。従って、反
射回路90aで実現される移相量をφとした場合、この
反射型移相器300で実現される位相量は図4に示すよ
うに、図中符号21bで示す90°+φ/2°と、符号
23bで示す90°−φ/2°と、符号24で示す−9
0°の3つになる。
【0051】このように本実施例の反射型移相器300
では、ソース・ドレイン間に共振用インダクタ12が接
続されたFET10a,10bにより、3dB方向性結
合器3の終端が反射回路90aに接続された状態と、開
放された状態の2つの状態に切り換えられて、異なる3
つの位相量を得られることになる。従って、1つの反射
型移相器で2つの移相量が得られることになり、従来の
反射型移相器を2つ縦続接続した2ビット移相器に比べ
てチップサイズが小さい2ビット移相器を得ることがで
きる。
では、ソース・ドレイン間に共振用インダクタ12が接
続されたFET10a,10bにより、3dB方向性結
合器3の終端が反射回路90aに接続された状態と、開
放された状態の2つの状態に切り換えられて、異なる3
つの位相量を得られることになる。従って、1つの反射
型移相器で2つの移相量が得られることになり、従来の
反射型移相器を2つ縦続接続した2ビット移相器に比べ
てチップサイズが小さい2ビット移相器を得ることがで
きる。
【0052】実施例3.図5は、この発明の実施例3に
よる反射型移相器の構成を示す等価回路図であり、図に
おいて、図1,3と同一符号は同一または相当する部分
を示している。500は反射型移相器で、これは、図1
に示した反射型移相器100と図3に示した反射型移相
器300とを組み合わせたもので、3dB方向性結合器
3の終端と反射回路90aとの間に上記共振用インダク
タ9とで共振回路を構成するFET10a,10bが挿
入され、FET10a,10bと反射回路90aの接続
点と接地間に上記共振用インダクタ12とで共振回路を
構成するFET7a,7bが挿入されて構成されてい
る。
よる反射型移相器の構成を示す等価回路図であり、図に
おいて、図1,3と同一符号は同一または相当する部分
を示している。500は反射型移相器で、これは、図1
に示した反射型移相器100と図3に示した反射型移相
器300とを組み合わせたもので、3dB方向性結合器
3の終端と反射回路90aとの間に上記共振用インダク
タ9とで共振回路を構成するFET10a,10bが挿
入され、FET10a,10bと反射回路90aの接続
点と接地間に上記共振用インダクタ12とで共振回路を
構成するFET7a,7bが挿入されて構成されてい
る。
【0053】このような本実施例の反射型移相器500
では、FET10a,10b及びFET7a,7bによ
り、3dB方向性結合器3の終端を、反射回路90aに
接続した状態、開放した状態、及び、接地した状態の3
つの状態に切り換えることができ、その動作も図1,図
3で示した反射型移相器100,300を組み合わせた
ものとなる。つまり、この反射型移相器500で実現さ
れる位相量は図6に示すように、図中符号21で示す9
0°+φ/2°と、符号22で示す+90°と、符号2
3で示す90°−φ/2°と、符号24で示す−90°
の4つになる。従って、この反射型移相器500では一
つの反射型移相器で三つの移相量が得られることにな
り、従来の反射型移相器を三つ縦続接続した3ビット移
相器に比べてチップサイズが小型化した3ビット移相器
を得ることができる。
では、FET10a,10b及びFET7a,7bによ
り、3dB方向性結合器3の終端を、反射回路90aに
接続した状態、開放した状態、及び、接地した状態の3
つの状態に切り換えることができ、その動作も図1,図
3で示した反射型移相器100,300を組み合わせた
ものとなる。つまり、この反射型移相器500で実現さ
れる位相量は図6に示すように、図中符号21で示す9
0°+φ/2°と、符号22で示す+90°と、符号2
3で示す90°−φ/2°と、符号24で示す−90°
の4つになる。従って、この反射型移相器500では一
つの反射型移相器で三つの移相量が得られることにな
り、従来の反射型移相器を三つ縦続接続した3ビット移
相器に比べてチップサイズが小型化した3ビット移相器
を得ることができる。
【0054】実施例4.図7は、この発明の実施例4に
よる3ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、図
において、図1,3,11と同一符号は同一または相当
する部分を示し、700は3ビット移相器で、これは、
実施例1の反射型移相器100と実施例2の反射型移相
器300とを直列接続して構成されている。図中、50
aはこれら反射型移相器100と反射型移相器300と
を繋ぐ接続端子である。
よる3ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、図
において、図1,3,11と同一符号は同一または相当
する部分を示し、700は3ビット移相器で、これは、
実施例1の反射型移相器100と実施例2の反射型移相
器300とを直列接続して構成されている。図中、50
aはこれら反射型移相器100と反射型移相器300と
を繋ぐ接続端子である。
【0055】このような本実施例の3ビット移相器で
は、伝送線路6a,6bとFET4a,4bとで構成さ
れる反射回路90aにより実現される移相量を90°と
なるように設定すれば、反射型移相器100によって得
られる移相量が45°と90°になり、反射型移相器3
00によって得られる移相量は90°と225°にな
り、移相器700全体によって得られる移相量は180
°,90°,45°の3つになる。従って、この3ビッ
ト移相器700では、2つの反射型移相器で3ビット移
相器が構成されており、従来の反射型移相器を3つ縦続
接続した3ビット移相器に比べてチップサイズを小型化
できる。
は、伝送線路6a,6bとFET4a,4bとで構成さ
れる反射回路90aにより実現される移相量を90°と
なるように設定すれば、反射型移相器100によって得
られる移相量が45°と90°になり、反射型移相器3
00によって得られる移相量は90°と225°にな
り、移相器700全体によって得られる移相量は180
°,90°,45°の3つになる。従って、この3ビッ
ト移相器700では、2つの反射型移相器で3ビット移
相器が構成されており、従来の反射型移相器を3つ縦続
接続した3ビット移相器に比べてチップサイズを小型化
できる。
【0056】実施例5.図8は、この発明の実施例5に
よる2ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、図
において、図11と同一符号は同一または相当する部分
を示し、800は2ビット移相器で、これは、入力側の
単極双投(Singl Pole Double Throw )スイッチ(以
下、SPDTスイッチと称す。)17aの一方の出力端
子60aと、出力側のSPDTスイッチ17bの一方の
入力端子60cとの間にその終端が接地された3dB方
向性結合器3aが接続され、入力側のSPDTスイッチ
17aの他方の出力端子60cと、出力側のSPDTス
イッチ17bの他方の入力端子60dとの間に、図9に
示した従来の反射型移相器900aが接続されて構成さ
れている。
よる2ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、図
において、図11と同一符号は同一または相当する部分
を示し、800は2ビット移相器で、これは、入力側の
単極双投(Singl Pole Double Throw )スイッチ(以
下、SPDTスイッチと称す。)17aの一方の出力端
子60aと、出力側のSPDTスイッチ17bの一方の
入力端子60cとの間にその終端が接地された3dB方
向性結合器3aが接続され、入力側のSPDTスイッチ
17aの他方の出力端子60cと、出力側のSPDTス
イッチ17bの他方の入力端子60dとの間に、図9に
示した従来の反射型移相器900aが接続されて構成さ
れている。
【0057】上記入力側SPDTスイッチ17aは、入
力端子1と接地との間に、FET14a,14bを直例
接続した直列体と、FET14c,14dを直列接続し
た直列体とが並列に接続され、FET14aとFET1
4cの各々のゲートをスイッチングコントロール端子1
5aに、FET14bとFET14dの各々のゲートを
スイッチングコントロール端子16aに接続して構成さ
れている。
力端子1と接地との間に、FET14a,14bを直例
接続した直列体と、FET14c,14dを直列接続し
た直列体とが並列に接続され、FET14aとFET1
4cの各々のゲートをスイッチングコントロール端子1
5aに、FET14bとFET14dの各々のゲートを
スイッチングコントロール端子16aに接続して構成さ
れている。
【0058】尚、上記出力側SPDTスイッチ17b
は、入力側SPDTスイッチ17aと回路構成は同じで
あるので、ここではブロックのみで示しており、図中、
2は出力端子、15b,16bはスイッチングコントロ
ール端子である。
は、入力側SPDTスイッチ17aと回路構成は同じで
あるので、ここではブロックのみで示しており、図中、
2は出力端子、15b,16bはスイッチングコントロ
ール端子である。
【0059】このような本実施例の2ビット移相器で
は、その終端が接地された3dB方向性結合器3aによ
り1つの位相量が得られ、反射型位相器900aにより
2つの位相量が得られるため、入力側と出力側のSPD
Tスイッチ17a,17bのスイッチングによって、信
号の経路を3dB方向性結合器3aを通過させる第1の
経路と、反射型位相器900aを通過させる第2の経路
に切換えることにより、移相器800全体として3つの
位相量が得られ、1つの移相器で2つの移相量が得られ
ることになる。従って、従来の反射型移相器を用いた2
ビット移相器では、2つの異なる移相量が得られる反射
型移相器を直列接続していたために、信号の伝送損失が
多かったが、この2ビット移相器800では、信号は反
射型移相器を一回通過するだけなので、信号伝送におけ
る損失を従来に比べて軽減することができる。
は、その終端が接地された3dB方向性結合器3aによ
り1つの位相量が得られ、反射型位相器900aにより
2つの位相量が得られるため、入力側と出力側のSPD
Tスイッチ17a,17bのスイッチングによって、信
号の経路を3dB方向性結合器3aを通過させる第1の
経路と、反射型位相器900aを通過させる第2の経路
に切換えることにより、移相器800全体として3つの
位相量が得られ、1つの移相器で2つの移相量が得られ
ることになる。従って、従来の反射型移相器を用いた2
ビット移相器では、2つの異なる移相量が得られる反射
型移相器を直列接続していたために、信号の伝送損失が
多かったが、この2ビット移相器800では、信号は反
射型移相器を一回通過するだけなので、信号伝送におけ
る損失を従来に比べて軽減することができる。
【0060】実施例6.図9は、この発明の実施例6に
よる2ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、図
において、図8と同一符号は同一または相当する部分を
示し、850は2ビット移相器で、これは、図8に示し
た2ビット移相器800におけるその終端が接地された
3dB方向性結合器3aを、その終端が開放された3d
B方向性結合器3bに置き換えて構成したものである。
よる2ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、図
において、図8と同一符号は同一または相当する部分を
示し、850は2ビット移相器で、これは、図8に示し
た2ビット移相器800におけるその終端が接地された
3dB方向性結合器3aを、その終端が開放された3d
B方向性結合器3bに置き換えて構成したものである。
【0061】このような本実施例の2ビット移相器にお
いても、上記実施例5の2ビット移相器800と同様
に、入力側と出力側のSPDTスイッチ17a,17b
のスイッチングによって、信号の経路を3dB方向性結
合器3bを通過させる第1の経路と、反射型位相器90
0aを通過させる第2の経路に切換えることにより、移
相器850全体として3つの位相量が得られることにな
り、1つの移相器で2つの移相量が得られることにな
る。従って、従来の反射型移相器を用いた2ビット移相
器では、2つの異なる移相量が得られる反射型移相器を
縦続接続していたために、信号伝送における損失が多か
ったが、この2ビット移相器850では、信号は反射型
移相器を一回通過するだけなので、信号伝送における損
失を従来に比べて軽減することができる。
いても、上記実施例5の2ビット移相器800と同様
に、入力側と出力側のSPDTスイッチ17a,17b
のスイッチングによって、信号の経路を3dB方向性結
合器3bを通過させる第1の経路と、反射型位相器90
0aを通過させる第2の経路に切換えることにより、移
相器850全体として3つの位相量が得られることにな
り、1つの移相器で2つの移相量が得られることにな
る。従って、従来の反射型移相器を用いた2ビット移相
器では、2つの異なる移相量が得られる反射型移相器を
縦続接続していたために、信号伝送における損失が多か
ったが、この2ビット移相器850では、信号は反射型
移相器を一回通過するだけなので、信号伝送における損
失を従来に比べて軽減することができる。
【0062】実施例7.図10は、この発明の実施例7
による3ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、
図において、図8と同一符号は同一または相当する部分
を示し、1000は3ビット移相器で、これは、図8に
示した2ビット移相器800におけるその終端が接地さ
れた3dB方向性結合器3aを、図11に示した従来の
反射型移相器900aに置き換えて構成したものであ
る。
による3ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、
図において、図8と同一符号は同一または相当する部分
を示し、1000は3ビット移相器で、これは、図8に
示した2ビット移相器800におけるその終端が接地さ
れた3dB方向性結合器3aを、図11に示した従来の
反射型移相器900aに置き換えて構成したものであ
る。
【0063】このような本実施例の3ビット移相器で
は、2つの反射型移相器900aの一方の移相器の移相
量をφ1 ,他方の移相器の移相量をφ2 に設計し、入力
側と出力側のSPDTスイッチ17a,17bのスイッ
チングによって、信号の経路を一方の反射型移相器90
0aを通過させる第1の経路と、他方の反射型位相器9
00aを通過させる第2の経路に切換えることにより、
90+φ1 /2,90+φ2 /2,90−φ1 /2,9
0−φ2 /2の4つの位相量を得ることができる。従っ
て、従来の反射型移相器を用いた3ビット移相器では、
3つの異なる移相量が得られる反射型移相器を縦続接続
していたために、信号伝送における損失が多かったが、
この多ビット移相器1000では、信号は反射型移相器
を一回通過するだけなので、信号伝送における損失を従
来に比べて軽減することができる。また、2つの反射型
位相器で、3ビット移相器を構成できるため、従来の3
ビット移相器に比べてチップサイズを小型化できる。
は、2つの反射型移相器900aの一方の移相器の移相
量をφ1 ,他方の移相器の移相量をφ2 に設計し、入力
側と出力側のSPDTスイッチ17a,17bのスイッ
チングによって、信号の経路を一方の反射型移相器90
0aを通過させる第1の経路と、他方の反射型位相器9
00aを通過させる第2の経路に切換えることにより、
90+φ1 /2,90+φ2 /2,90−φ1 /2,9
0−φ2 /2の4つの位相量を得ることができる。従っ
て、従来の反射型移相器を用いた3ビット移相器では、
3つの異なる移相量が得られる反射型移相器を縦続接続
していたために、信号伝送における損失が多かったが、
この多ビット移相器1000では、信号は反射型移相器
を一回通過するだけなので、信号伝送における損失を従
来に比べて軽減することができる。また、2つの反射型
位相器で、3ビット移相器を構成できるため、従来の3
ビット移相器に比べてチップサイズを小型化できる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる反射型
移相器によれば、3dB方向性結合器の終端と接地との
間に挿入した共振回路により、3dB方向性結合器の終
端を反射回路に接続した第1の動作状態と、3dB方向
性結合器の終端を接地した第2の動作状態とに切り換え
られるようにしたので、1つの反射型移相器で異なる3
つの位相量を得ることができ、その結果、2つの反射型
移相器を直列接続した従来の2ビット移相器に比べて、
チップサイズが小さい2ビット移相器を得ることができ
る効果がある。
移相器によれば、3dB方向性結合器の終端と接地との
間に挿入した共振回路により、3dB方向性結合器の終
端を反射回路に接続した第1の動作状態と、3dB方向
性結合器の終端を接地した第2の動作状態とに切り換え
られるようにしたので、1つの反射型移相器で異なる3
つの位相量を得ることができ、その結果、2つの反射型
移相器を直列接続した従来の2ビット移相器に比べて、
チップサイズが小さい2ビット移相器を得ることができ
る効果がある。
【0065】更に、この発明にかかる反射型移相器によ
れば、3dB方向性結合器の終端と反射回路との間に挿
入した共振回路により、3dB方向性結合器の終端を反
射回路に接続した第1の動作状態と、3dB方向性結合
器の終端を接地した第2の動作状態とに切り換えられる
ようにしたので、1つの反射型移相器で異なる3つの位
相量を得ることができ、その結果、2つの反射型移相器
を直列接続した従来の2ビット移相器に比べて、チップ
サイズが小さい2ビット位相器を得ることができる効果
がある。
れば、3dB方向性結合器の終端と反射回路との間に挿
入した共振回路により、3dB方向性結合器の終端を反
射回路に接続した第1の動作状態と、3dB方向性結合
器の終端を接地した第2の動作状態とに切り換えられる
ようにしたので、1つの反射型移相器で異なる3つの位
相量を得ることができ、その結果、2つの反射型移相器
を直列接続した従来の2ビット移相器に比べて、チップ
サイズが小さい2ビット位相器を得ることができる効果
がある。
【0066】更に、この発明にかかる多ビット移相器に
よれば、入力側及び出力側の単極双投スイッチのスイッ
チングにより、入力信号を、反射型移相器か、或いは、
その終端を開放または接地した3dB方向性結合器の何
れか一方に選択的に通過させるようにしたので、従来の
ように入力信号を直列接続された互いに異なる移相量が
得られる2つの反射型移相器を通過させることなく、2
つの移相量を得ることができ、従来に比べて信号伝送に
おける損失を低減できる効果がある。
よれば、入力側及び出力側の単極双投スイッチのスイッ
チングにより、入力信号を、反射型移相器か、或いは、
その終端を開放または接地した3dB方向性結合器の何
れか一方に選択的に通過させるようにしたので、従来の
ように入力信号を直列接続された互いに異なる移相量が
得られる2つの反射型移相器を通過させることなく、2
つの移相量を得ることができ、従来に比べて信号伝送に
おける損失を低減できる効果がある。
【0067】更に、この発明にかかる多ビット移相器に
よれば、入力側及び出力側の単極双投スイッチのスイッ
チングにより、入力信号を、互いに異なる移相量が得ら
れる2つの反射型移相器の何れか一方を選択的に通過さ
せるようにしたので、従来のように入力信号を直列接続
された互いに異なる移相量が得られる3つの反射型移相
器を通過させることなく、3つの移相量を得ることがで
き、従来に比べて信号伝送における損失を低減できる効
果がある。また、2つの反射型移相器で3つの移相量が
得られる3ビット移相器を構成できるため、従来の3ビ
ット移相器に比べてチップサイズを小さくできる効果が
ある。
よれば、入力側及び出力側の単極双投スイッチのスイッ
チングにより、入力信号を、互いに異なる移相量が得ら
れる2つの反射型移相器の何れか一方を選択的に通過さ
せるようにしたので、従来のように入力信号を直列接続
された互いに異なる移相量が得られる3つの反射型移相
器を通過させることなく、3つの移相量を得ることがで
き、従来に比べて信号伝送における損失を低減できる効
果がある。また、2つの反射型移相器で3つの移相量が
得られる3ビット移相器を構成できるため、従来の3ビ
ット移相器に比べてチップサイズを小さくできる効果が
ある。
【図1】この発明の実施例1による反射型移相器の構成
を示す等価回路図である。
を示す等価回路図である。
【図2】図1の反射型移相器の位相状態を表す図であ
る。
る。
【図3】この発明の実施例2による反射型移相器の構成
を示す等価回路図である。
を示す等価回路図である。
【図4】図2の反射型移相器の位相状態を表す図であ
る。
る。
【図5】この発明の実施例3による反射型移相器の構成
を示す等価回路図である。
を示す等価回路図である。
【図6】図3の反射型移相器の位相状態を表す図であ
る。
る。
【図7】この発明の実施例4による多ビット移相器の構
成を示す等価回路図である。
成を示す等価回路図である。
【図8】この発明の実施例5による多ビット移相器の構
成を示す等価回路図である。
成を示す等価回路図である。
【図9】この発明の実施例6による多ビット移相器の構
成を示す等価回路図である。
成を示す等価回路図である。
【図10】この発明の実施例10による多ビット移相器
の構成を示す等価回路図である。
の構成を示す等価回路図である。
【図11】従来の多ビット移相器の構成を示す等価回路
図である。
図である。
【図12】図11の反射型位相器における反射回路の等
価回路図と、反射回路を構成するFETをスイッチング
動作させた時の等価回路図である。
価回路図と、反射回路を構成するFETをスイッチング
動作させた時の等価回路図である。
【図13】図11の反射型位相器と反射回路の位相状態
を表す図である。
を表す図である。
1,1a 入力端子 2,2a 出力端子 3 3dB方向性結合器 3a 終端が接地された3dB方向性結合器 3b 終端が開放された3dB方向性結合器 4,4a,4b,7a,7b,10a,10b FET 5,8,11 ゲートバイアス端子 6,6a,6b 伝送線路 9,12 共振用インダクタ 14a〜14d FET 15a,15b,16a,16b スイッチングコント
ロール端子 17a 入力側SPDTスイッチ 17b 出力側SPDTスイッチ 50 接続端子 60a,60b 入力側SPDTスイッチの出力端子 60c,60d 出力側SPDTスイッチの出力端子 90,90a 反射回路 100,300,500,900a〜900c 反射型
移相器 700,900,1000 3ビット移相器 800,850 2ビット移相器
ロール端子 17a 入力側SPDTスイッチ 17b 出力側SPDTスイッチ 50 接続端子 60a,60b 入力側SPDTスイッチの出力端子 60c,60d 出力側SPDTスイッチの出力端子 90,90a 反射回路 100,300,500,900a〜900c 反射型
移相器 700,900,1000 3ビット移相器 800,850 2ビット移相器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】ここで、 |ΓT |=1 ……(19) ΓT =|ΓT |exp(jφ′/2)(φ′/2はΓT の位相成分である。) ……(20) とすると、式(18)は下記式(21)で表される。 tan(φ′/2)=2XT /1−XT 2 ……(21) そして、式 (21) のXT は下記式 (22) に示す三角関数
の倍角公式により、XT =tan(φ′/4)となり、
従って、反射により移相量が2倍になることがわかる。
の倍角公式により、XT =tan(φ′/4)となり、
従って、反射により移相量が2倍になることがわかる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】ここで、そのソース・ドレイン間に共振用
インダクタ9を接続したソース接地FET7a,7bは
それぞれ使用周波数帯の中心周波数で共振する共振回路
を構成しており、この共振回路がオープン状態になると
(即ち、FET7a,7bがOFF状態になると)、3
dB方向性結合器3の終端は反射回路90a、即ち、伝
送線路6bに接続され、この共振回路がショート状態が
なると(即ち、FET7a,7bがON状態になる
と)、3dB方向性結合器3の終端は接地に接続される
(接地される。)。
インダクタ9を接続したソース接地FET7a,7bは
それぞれ使用周波数帯の中心周波数で共振する共振回路
を構成しており、この共振回路がオープン状態になると
(即ち、FET7a,7bがOFF状態になると)、3
dB方向性結合器3の終端は反射回路90a、即ち、伝
送線路6bに接続され、この共振回路がショート状態が
なると(即ち、FET7a,7bがON状態になる
と)、3dB方向性結合器3の終端は接地に接続される
(接地される。)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】次に、動作について説明する。FET7
a,7bにより、3dB方向性結合器3の終端が反射回
路90aへ接続されると、この反射回路90aが図11
に示した反射回路90と同様の回路構成であることか
ら、反射型移相器100は図11に示した反射型移相器
900aと同様の動作をする。一方、3dB方向性結合
器3の終端が接地された場合は、前述した式(18)におい
てXT =0となるので、ΓT =−1,S21=−jΓT =
j、∠S21=90°となる。従って、反射回路90aで
実現される移相量をφとした場合、この反射型移相器1
00で実現される位相量は図2に示すように、図中符号
21で示す90°+φ/2°と、符号22で示す90°
と、符号23で示す90°−φ/2°の3つになる。
a,7bにより、3dB方向性結合器3の終端が反射回
路90aへ接続されると、この反射回路90aが図11
に示した反射回路90と同様の回路構成であることか
ら、反射型移相器100は図11に示した反射型移相器
900aと同様の動作をする。一方、3dB方向性結合
器3の終端が接地された場合は、前述した式(18)におい
てXT =0となるので、ΓT =−1,S21=−jΓT =
j、∠S21=90°となる。従って、反射回路90aで
実現される移相量をφとした場合、この反射型移相器1
00で実現される位相量は図2に示すように、図中符号
21で示す90°+φ/2°と、符号22で示す90°
と、符号23で示す90°−φ/2°の3つになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】次に、動作について説明する。FET10
a,10bにより、3dB方向性結合器3の終端が、反
射回路90aに接続されると、反射型移相器300は、
従来の反射型移相器900aと同様の動作をする。一
方、3dB方向性結合器3の終端が開放された場合は、
式(18)においてXT =∞となるので、ΓT =1,S21=
−jΓT =−j、∠S21=−90°となる。従って、反
射回路90aで実現される移相量をφとした場合、この
反射型移相器300で実現される位相量は図4に示すよ
うに、図中符号21で示す90°+φ/2°と、符号2
3で示す90°−φ/2°と、符号24で示す−90°
の3つになる。
a,10bにより、3dB方向性結合器3の終端が、反
射回路90aに接続されると、反射型移相器300は、
従来の反射型移相器900aと同様の動作をする。一
方、3dB方向性結合器3の終端が開放された場合は、
式(18)においてXT =∞となるので、ΓT =1,S21=
−jΓT =−j、∠S21=−90°となる。従って、反
射回路90aで実現される移相量をφとした場合、この
反射型移相器300で実現される位相量は図4に示すよ
うに、図中符号21で示す90°+φ/2°と、符号2
3で示す90°−φ/2°と、符号24で示す−90°
の3つになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】実施例3.図5は、この発明の実施例3に
よる反射型移相器の構成を示す等価回路図であり、図に
おいて、図1,3と同一符号は同一または相当する部分
を示している。500は反射型移相器で、これは、図1
に示した反射型移相器100と図3に示した反射型移相
器300とを組み合わせたもので、3dB方向性結合器
3の終端と反射回路90aとの間に上記共振用インダク
タ12とで共振回路を構成するFET10a,10bが
挿入され、FET10a,10bと反射回路90aの接
続点と接地間に上記共振用インダクタ9とで共振回路を
構成するFET7a,7bが挿入されて構成されてい
る。
よる反射型移相器の構成を示す等価回路図であり、図に
おいて、図1,3と同一符号は同一または相当する部分
を示している。500は反射型移相器で、これは、図1
に示した反射型移相器100と図3に示した反射型移相
器300とを組み合わせたもので、3dB方向性結合器
3の終端と反射回路90aとの間に上記共振用インダク
タ12とで共振回路を構成するFET10a,10bが
挿入され、FET10a,10bと反射回路90aの接
続点と接地間に上記共振用インダクタ9とで共振回路を
構成するFET7a,7bが挿入されて構成されてい
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】実施例5.図8は、この発明の実施例5に
よる2ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、図
において、図11と同一符号は同一または相当する部分
を示し、800は2ビット移相器で、これは、入力側の
単極双投(Single Pole Double Throw)スイッチ(以
下、SPDTスイッチと称す。)17aの一方の出力端
子60aと、出力側のSPDTスイッチ17bの一方の
入力端子60cとの間にその終端が接地された3dB方
向性結合器3aが接続され、入力側のSPDTスイッチ
17aの他方の出力端子60bと、出力側のSPDTス
イッチ17bの他方の入力端子60dとの間に、図11
に示した従来の反射型移相器900aが接続されて構成
されている。
よる2ビット移相器の構成を示す等価回路図であり、図
において、図11と同一符号は同一または相当する部分
を示し、800は2ビット移相器で、これは、入力側の
単極双投(Single Pole Double Throw)スイッチ(以
下、SPDTスイッチと称す。)17aの一方の出力端
子60aと、出力側のSPDTスイッチ17bの一方の
入力端子60cとの間にその終端が接地された3dB方
向性結合器3aが接続され、入力側のSPDTスイッチ
17aの他方の出力端子60bと、出力側のSPDTス
イッチ17bの他方の入力端子60dとの間に、図11
に示した従来の反射型移相器900aが接続されて構成
されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】この発明の実施例7による多ビット移相器の
構成を示す等価回路図である。
構成を示す等価回路図である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】図11の反射型位相器の反射回路の位相状態
を表す図である。
を表す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 3dB方向性結合器の終端に反射回路を
接続してなる反射型移相器であって、 上記3dB方向性結合器の終端と接地との間に、FET
と該FETのソース・ドレイン間に接続された共振用イ
ンダクタとからなる共振回路を挿入したことを特徴とす
る反射型移相器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の反射型移相器であっ
て、 上記反射回路は、 3dB方向性結合器の終端にその一端が接続された伝送
線路と、 上記伝送線路の他端にそのドレインが接続されたソース
接地FETとから構成されていることを特徴とする反射
型移相器。 - 【請求項3】 3dB方向性結合器の終端に反射回路を
接続してなる反射型移相器であって、 上記3dB方向性結合器の終端と反射回路との間に、F
ETと該FETのソース・ドレイン間に接続された共振
用インダクタとからなる共振回路を挿入したことを特徴
とする反射型移相器。 - 【請求項4】 請求項3に記載の反射型移相器であっ
て、 上記反射回路は、 3dB方向性結合器の終端にその一端が接続された伝送
線路と、 上記伝送線路の他端にそのドレインが接続されたソース
接地FETとから構成されていることを特徴とする反射
型移相器。 - 【請求項5】 3dB方向性結合器の終端に反射回路を
接続してなる反射型移相器であって、 上記3dB方向性結合器の終端と接地との間、及び、上
記3dB方向性結合器の終端と反射回路との間に、 FETと該FETのソース・ドレイン間に接続された共
振用インダクタとからなる共振回路を挿入したことを特
徴とする反射型移相器。 - 【請求項6】 請求項3に記載の反射型移相器であっ
て、 上記反射回路は、 3dB方向性結合器の終端にその一端が接続された伝送
線路と、 上記伝送線路の他端にそのドレインが接続されたソース
接地FETとから構成されていることを特徴とする反射
型移相器。 - 【請求項7】 3dB方向性結合器の終端に反射回路を
接続してなる反射型移相器を用いて構成された多ビット
移相器であって、 入力側及び出力側単極双投スイッチと、 上記入力側単極双投スイッチの第1の出力側端子にその
入力側端子が接続され、上記出力側単極双投スイッチの
第1の入力側端子にその出力側端子が接続され、その終
端が接地または開放された第1の3dB方向性結合器
と、 上記入力側単極双投スイッチの第2の出力側端子にその
入力側端子が接続され、上記出力側単極双投スイッチの
第2の入力側端子にその出力側端子が接続された第2の
3dB方向性結合器の終端に、伝送線路を介してソース
接地されたFETのドレインを接続してなる反射型移相
器とから構成されていることを特徴とする多ビット移相
器。 - 【請求項8】 3dB方向性結合器の終端に反射回路を
接続してなる反射型移相器を用いて構成された多ビット
移相器であって、 入力側及び出力側単極双投スイッチと、 上記入力側単極双投スイッチの第1の出力側端子にその
入力側端子が接続され、上記出力側単極双投スイッチの
第1の入力側端子にその出力側端子が接続された第1の
3dB方向性結合器の終端に、伝送線路を介してソース
接地されたFETのドレインを接続してなる第1の反射
型移相器と、 上記入力側単極双投スイッチの第2の出力側端子にその
入力側端子が接続され、上記出力側単極双投スイッチの
第2の入力側端子にその出力側端子が接続された第2の
3dB方向性結合器の終端に、伝送線路を介してソース
接地されたFETのドレインを接続してなる第2の反射
型移相器とから構成されていることを特徴とする多ビッ
ト移相器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128620A JPH06338702A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 反射型移相器及び多ビット移相器 |
US08/148,612 US5379007A (en) | 1993-05-31 | 1993-11-08 | Reflection phase shifter and multiple bit phase shifter |
FR9314259A FR2706097B1 (fr) | 1993-05-31 | 1993-11-29 | Déphaseur à réflexion et déphaseur à plusieurs bits. |
DE4341301A DE4341301C2 (de) | 1993-05-31 | 1993-12-03 | Vielfach-Bit-Phasenschieber |
FR9404038A FR2706098B1 (fr) | 1993-05-31 | 1994-04-06 | Déphaseur à plusieurs bits . |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128620A JPH06338702A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 反射型移相器及び多ビット移相器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06338702A true JPH06338702A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14989300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5128620A Pending JPH06338702A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 反射型移相器及び多ビット移相器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5379007A (ja) |
JP (1) | JPH06338702A (ja) |
DE (1) | DE4341301C2 (ja) |
FR (1) | FR2706097B1 (ja) |
Cited By (4)
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KR100500663B1 (ko) * | 2002-11-18 | 2005-07-12 | 한국전자통신연구원 | 직교신호 발생기를 이용한 선택적 결합기형 디지털위상변위기 |
KR100536189B1 (ko) * | 2002-07-30 | 2005-12-14 | 국방과학연구소 | 광대역 180°-비트 위상변위기 |
US7372406B2 (en) | 2002-08-30 | 2008-05-13 | Fujitsu Limited | Antenna apparatus including inverted-F antenna having variable resonance frequency |
JP2022522155A (ja) * | 2019-02-26 | 2022-04-14 | メタウェーブ コーポレーション | ミリ波アプリケーションのための切替可能反射型位相シフタ |
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US5606283A (en) * | 1995-05-12 | 1997-02-25 | Trw Inc. | Monolithic multi-function balanced switch and phase shifter |
US6741207B1 (en) * | 2000-06-30 | 2004-05-25 | Raytheon Company | Multi-bit phase shifters using MEM RF switches |
US6958665B2 (en) * | 2003-04-02 | 2005-10-25 | Raytheon Company | Micro electro-mechanical system (MEMS) phase shifter |
US20150035619A1 (en) * | 2013-08-02 | 2015-02-05 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Phase shifter and method of shifting phase of signal |
CN112005432B (zh) * | 2018-04-25 | 2022-05-27 | 株式会社村田制作所 | 定向耦合器以及定向耦合器模块 |
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US4789846A (en) * | 1986-11-28 | 1988-12-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Microwave semiconductor switch |
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JPH07101801B2 (ja) * | 1989-08-09 | 1995-11-01 | 三菱電機株式会社 | ローデットライン形移相器 |
JPH0378301A (ja) * | 1989-08-21 | 1991-04-03 | Hidekazu Kitagawa | マイクロ波帯で使用する360度位相検出器と、直接連動が可能な移相器 |
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JPH0758841B2 (ja) * | 1990-02-22 | 1995-06-21 | 株式会社東芝 | マイクロ波移相器 |
JPH0421201A (ja) * | 1990-05-16 | 1992-01-24 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 移相器 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5128620A patent/JPH06338702A/ja active Pending
- 1993-11-08 US US08/148,612 patent/US5379007A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-29 FR FR9314259A patent/FR2706097B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-03 DE DE4341301A patent/DE4341301C2/de not_active Expired - Fee Related
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JP2022522155A (ja) * | 2019-02-26 | 2022-04-14 | メタウェーブ コーポレーション | ミリ波アプリケーションのための切替可能反射型位相シフタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2706097B1 (fr) | 1996-05-24 |
US5379007A (en) | 1995-01-03 |
FR2706097A1 (fr) | 1994-12-09 |
DE4341301A1 (de) | 1994-12-01 |
DE4341301C2 (de) | 1998-07-02 |
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