JP2000235828A - 長距離型磁気近接スイッチ - Google Patents

長距離型磁気近接スイッチ

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JP2000235828A
JP2000235828A JP11036082A JP3608299A JP2000235828A JP 2000235828 A JP2000235828 A JP 2000235828A JP 11036082 A JP11036082 A JP 11036082A JP 3608299 A JP3608299 A JP 3608299A JP 2000235828 A JP2000235828 A JP 2000235828A
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reed switch
switch
magnet
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distance
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JP11036082A
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Takashi Okamoto
孝 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気検知機構を簡単にすることによって、製
造コストの低い長距離型磁気近接スイッチを提供する。 【解決手段】 リードスイッチ11と、このリードスイ
ッチ11から所定の距離だけ離れた位置に配置される補
助マグネット12とからなるスイッチ部1、および前記
リードスイッチ11の作動状態を磁力によって切り替え
る磁石を備えた検知マグネット部2から構成され、前記
補助マグネット12の磁力によって、リードスイッチ1
1の接点が磁化され、リードスイッチ11の感動が高め
られているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードスイッチに
対する磁性体である検知マグネット部の感動距離を長く
した長距離型磁気近接スイッチに関する。さらに詳しく
は、例えば、ドアやシャッターまたは蓋等の開閉確認ス
イッチ、防犯スイッチ、ならびにコンベヤーの磁性体確
認スイッチ等のように、取り付け箇所の状態や使用目的
等に合わせて、リードスイッチに対する検知マグネット
部の感動距離を長くしておきたい場合に利用される長距
離型磁気近接スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気近接スイッチとして種々の機
構を有するものが知られている。この磁気近接スイッチ
の一例としては、リードスイッチ部と、磁性体である検
知マグネット部とから構成されたものがある。この磁気
近接スイッチを、例えば、窓の開閉を確認するために使
用する場合には、窓を閉めたときに検知マグネット部が
リードスイッチ部に近接するように、リードスイッチ部
が窓周辺部に固定され、検知マグネット部が窓自体に固
定される。このように配設することにより、窓が閉まっ
ているときには、検知マグネット部の磁力によってリー
ドスイッチ部の接点がON状態となる。また、窓が空い
ているときは、検知マグネット部がリードスイッチ部か
ら遠のくので、リードスイッチ部が検知マグネット部の
磁力の影響を受けなくなり、接点がOFF状態となる。
この接点のON/OFF状態を電気的に検出することに
よって、窓の開閉を確認することができる。
【0003】また、取り付け箇所の状態や使用目的等に
合わせて、リードスイッチ部に対する検知マグネット部
の感動距離(即ち、リードスイッチ部の接点が切り替わ
る瞬間のリードスイッチ部と検知マグネット部との間の
距離)を長くしておきたい場合には、検知マグネット部
に磁力の強いものを使用するか、またはリードスイッチ
部に感動値(単位はアンペアターン(AT)である)の
低いもの(即ち、より弱い磁力によって感動しうるも
の)を使用すればよい。しかし、検知マグネット部に磁
力の強いものを使用した場合には、検知マグネット部の
表面積や質量が大きくなり、取付け位置の面積を大きく
したり、取付け強度を強くしたりする必要があり、使用
範囲が限られてしまう。また、一般に使用されているリ
ードスイッチ部のうち最も感動値を低くしたものとして
は、感動値が10AT(アンペアターン)程度のものが
ある。しかし、感動値が10AT程度では感動距離を充
分に長くできず、リードスイッチ部と検知マグネット部
とだけで感動距離が充分に長い磁気近接スイッチを得る
には限界がある。
【0004】また、比較的安価な「高感度型マグネット
スイッチ」として、検知マグネット部と、リードスイッ
チ部と、このリードスイッチ部の下方に回転自在な状態
で取付けられた2極構造の永久磁石(以下、「ロータリ
ーマグネット部」という)とから構成されたものがあ
る。このロータリーマグネット部は、リードスイッチ部
の接点がOFF状態になるように、そのN極およびS極
のうちのどちらか一方の極がリードスイッチ部に近接し
て対向するような状態に配置されている。このマグネッ
トスイッチでは、検知マグネット部がリードスイッチ部
に近接すると、検知マグネット部の磁力に反発してロー
タリーマグネット部が回転して両極がリードスイッチ部
に対向し、リードスイッチ部の接点がOFF状態からO
N状態に変わるというものである。但し、このような構
造のマグネットスイッチは、ロータリーマグネット部を
リードスイッチ部に対して前述のような状態に配置する
必要が有るので取付け箇所に制限があり、さらに、感動
距離の長さも充分ではない。
【0005】また、リードスイッチ部の近くに補助磁石
を設置して検知マグネット部の有無を検出する場合にお
いて、特に、ノーマリークローズ型の磁気近接スイッチ
(即ち、検知マグネット部が近接していないときはリー
ドスイッチ部の接点がON状態になるもの)を提供する
ときは、補助磁石でリードスイッチ部の接点を予めON
状態にしておき、検知マグネット部がリードスイッチ部
の感動範囲に入るとリードスイッチ部の接点がOFF状
態になるように設定されている。しかし、このときの補
助磁石はリードスイッチ部の接点をON状態にするだけ
のものであり、感動距離を長くする目的で使用されてい
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の長距離型磁気近接スイッチは、いずれも磁気マグネッ
ト部の接近を検知するための機構(以下、「磁気検知機
構」ともいう)が複雑であり、製造コストや原材料コス
トが高くなるといった問題がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決すべく創案
されたもので、磁気検知機構を簡単にすることによっ
て、製造コストの低い長距離型磁気近接スイッチを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、リードスイッ
チの近傍に補助マグネットを設置し、補助マグネットの
磁力でリードスイッチの接点を磁化しておくことによ
り、リードスイッチと検知マグネット部との間の感動距
離を長くしたものである。
【0009】また、補助マグネットの磁力でリードスイ
ッチの接点をどのような状態に調整するかによって、ノ
ーマリーオープン型の長距離型磁気近接スイッチ、ノー
マリークローズ型の長距離型磁気近接スイッチ、オン保
持型の長距離型磁気近接スイッチ、またはオフ保持型の
長距離型磁気近接スイッチを提供するものである。
【0010】本発明の請求項1記載の長距離型磁気近接
スイッチは、リードスイッチと、このリードスイッチか
ら所定の距離だけ離れた位置に配置される補助マグネッ
トとからなるスイッチ部、および前記リードスイッチの
作動状態を磁力によって切り替える磁石を備えた検知マ
グネット部から構成され、前記補助マグネットの磁力に
よって、リードスイッチの接点が磁化され、リードスイ
ッチの感動が高められているものである。
【0011】また、本発明の請求項2記載の長距離型磁
気近接スイッチは、検知マグネット部が、その磁力によ
ってリードスイッチの作動状態を切り替えない位置に配
置されている状態において、前記補助マグネットの磁力
によってリードスイッチの接点がON状態に設定されて
いるときには、ノーマリークローズ型の長距離型磁気近
接スイッチが形成され、前記補助マグネットの磁力によ
ってリードスイッチの接点が磁化されているがOFF状
態に設定されているときには、ノーマリーオープン型の
長距離型磁気近接スイッチが形成され、前記補助マグネ
ットの磁力によってリードスイッチの接点がHOLD状
態に設定されているときには、オン保持型またはオフ保
持型の長距離型磁気近接スイッチが形成されるものであ
る。
【0012】また、本発明の請求項3記載の長距離型磁
気近接スイッチは、前記リードスイッチの接点の状態と
磁化状態とが補助マグネットとリードスイッチとの間の
距離によって設定されており、補助マグネットとリード
スイッチとの間の距離を変化させる機構を有しているも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の長距離型磁気近接
スイッチの実施の形態について、図面を参照しつつ説明
する。
【0014】図1は、本発明の長距離型磁気近接スイッ
チの一実施の形態を示す説明図である。
【0015】この長距離型磁気近接スイッチは、スイッ
チ部1と検知マグネット部2とから構成される。このス
イッチ部1は、リードスイッチ11と、このリードスイ
ッチ11から所定の距離だけ離れた位置に配置される補
助マグネット12とからなる。また、検知マグネット部
2は、このリードスイッチ11の作動状態を切り替える
ための磁力を備えている永久磁石である。このリードス
イッチ11および検知マグネット部2は、従来の磁気近
接スイッチにおけるリードスイッチ部および検知マグネ
ット部と同様の部材であるので、ここでは詳細な説明を
省略する。
【0016】また、補助マグネット12は永久磁石によ
って形成されており、リードスイッチ11の接点はこの
補助マグネット12の磁力によって磁化されている。こ
の磁化により、リードスイッチ11の感動が高められて
いる。
【0017】なお、「感動」とは、検知マグネット部2
の磁力により、リードスイッチ11の接点がON状態か
らOFF状態に(または、OFF状態からON状態に)
切り替わる際の切り替わり易さを示し、感動が高いほど
切り替わり易い。つまり、補助マグネットの磁力により
感動が高められている程、リードスイッチ11の接点は
検知マグネット部2の磁力が少し影響しただけで切り替
わるようになる。その結果、リードスイッチ11の接点
が切り替わる瞬間のリードスイッチ11から検知マグネ
ット部2までの距離(即ち、感動距離)が長い、長距離
型磁気近接スイッチを実現できる。
【0018】次に、リードスイッチ11の接点の状態
は、リードスイッチ11に対する補助マグネット12の
構造や設置位置(磁力)を変化させることで、ON状
態、HOLD状態またはOFF状態に調整することがで
きる。また、補助マグネット12のN極またはS極によ
り、リードスイッチ11の接点がどのような状態に磁化
されているかにより、検知マグネット部2の磁力による
リードスイッチ11の接点の動作も変化するものであ
る。なお、前記HOLD状態とは、接点がON状態から
OFF状態に切り替わる直前でまだON状態であると
き、または接点がOFF状態からON状態に切り替わる
直前でまだOFF状態であるときを表している。
【0019】上記の事柄について、リードスイッチ11
に対する補助マグネット12の構造や設置位置(磁力)
の変化によるリードスイッチ11の接点の状態の変化
(動作特性)について、図2を参照しつつ具体的に説明
する。図2(a)には、2極構造の永久磁石である補助
マグネット12をリードスイッチ11に対向させて(つ
まり、N極およびS極の両極がリードスイッチ11に対
向するように補助マグネット12を配置して)、この補
助マグネット12をY軸方向およびX軸方向に移動させ
た場合のリードスイッチ11の動作特性が示されてお
り、図2(b)には、片面1極構造の永久磁石である補
助マグネットのN極をリードスイッチ11の一方の端子
部に供給して、この補助マグネット12をX軸方向およ
びZ軸方向に移動させた場合のリードスイッチ11の動
作特性が示されており、図2(c)には、片面1極構造
の補助マグネット12をリードスイッチ11に対向させ
て(つまり、S極のみがリードスイッチ11に対向する
ように補助マグネット12を配置して)、この補助マグ
ネット12をY軸方向およびX軸方向に移動させた場合
のリードスイッチ11の動作特性が示されている。な
お、図2において、領域A1ではリードスイッチ11は
ON状態となっており、領域A2ではリードスイッチ1
1はHOLD状態となっており、領域A3ではリードス
イッチ11はOFF状態となっている。
【0020】リードスイッチ11の接点の状態は、図2
から明らかなように、リードスイッチ11に対する補助
マグネット12の配置位置(磁力)によって変化すると
ともに、補助マグネット12の構造、即ち、2極構造で
あるかまたは片面1極構造であるかによっても変化す
る。
【0021】本発明の長距離型磁気近接スイッチにおい
ては、永久磁石である補助マグネット12の構造や配置
位置を、図2に示すようなリードスイッチの動作特性を
考慮して変化させることにより、リードスイッチ11の
接点の状態をON状態、HOLD状態またはOFF状態
に調整している。
【0022】なお、リードスイッチ11の形状、および
性質、並びに補助マグネット12の磁力の違い、着磁状
態、構造、形状、および材質によって、リードスイッチ
11の接点の動作特性は異なる。しかしながら、いずれ
のリードスイッチ11および補助マグネット12を用い
た場合においても、リードスイッチ11から補助マグネ
ット12までの距離(磁力)を調整することによって、
リードスイッチ11の接点の状態や接点の磁化の状態を
調整でき、接点の状態や接点の磁化の状態を調整するこ
とによってリードスイッチ11と検知マグネット部12
との間の感動距離を調節することができる。
【0023】次に、リードスイッチ11に対する補助マ
グネット12の構造および配置位置の具体例について、
図3〜図5を参照しつつ説明する。
【0024】図3(a)は、本発明の長距離型磁気近接
スイッチのスイッチ部の具体例1を示す平面図であり、
図3(b)は、図3(a)に示すスイッチ部を矢印B1
で示す方向から見た側面図である。
【0025】このスイッチ部1aは、基台3aと、この
基台3aに固定されたリードスイッチ11と、前記基台
3aに固定された2極構造の補助マグネット12aとか
ら構成されている。
【0026】リードスイッチ11は、図3(a)に示す
ように横向きに配置されている。つまり、リードスイッ
チ11の接点を形成する端子部11a,11bが左右方
向から延設された状態になっている。また、補助マグネ
ット12aは、N,Sの2極の磁界がリードスイッチ1
1の両端子部11a,11bに対して等しく作用するよ
うに、リードスイッチの中央部にマグネットの両極の分
岐点を対向させた状態で設置されている。
【0027】図4(a)は、本発明の長距離型磁気近接
スイッチのスイッチ部の具体例2を示す平面図であり、
図4(b)は、図4(a)に示すスイッチ部を矢印B2
で示す方向から見た側面図である。
【0028】このスイッチ部1bは、基台3bと、この
基台3bに固定されたリードスイッチ11と、前記基台
3bに固定された片面1極構造の補助マグネット12b
とから構成されている。
【0029】リードスイッチ11は、図3の場合と同様
に、横向きに配置されている。また、補助マグネット1
2bは、リードスイッチ11の右側の端子部11bにそ
の磁力がより大きく作用するように、リードスイッチ1
1の右側に配置されている。
【0030】図5(a)は、本発明の長距離型磁気近接
スイッチのスイッチ部の具体例3を示す平面図であり、
図5(b)は、図5(a)に示すスイッチ部を矢印B3
で示す方向から見た側面図である。
【0031】このスイッチ部1cは、基台3cと、この
基台3cに固定されたリードスイッチ11と、前記基台
3cに固定された片面1極構造の補助マグネット12c
とから構成されている。
【0032】リードスイッチ11は横向きに配置されて
いる。また、補助マグネット12cは、リードスイッチ
11の下方に配置されており、リードスイッチ11の右
側の端子部11bにその磁力がより大きく作用するよう
に、リードスイッチ11の中央部よりも右側に配置され
ている。
【0033】なお、リードスイッチに対する補助マグネ
ットの配置は図3〜図5に示すものに限定されず、例え
ば、補助マグネットのN極とS極とを入れ替えて配置し
スイッチ部を形成してもよく、また、リードスイッチに
対する補助マグネットの位置を左右方向または上下方向
に移動させてスイッチ部を形成してもよい。
【0034】次に、本発明の長距離型磁気近接スイッチ
を構成する補助マグネットによって磁化されたリードス
イッチを含んでなるスイッチ部に対して、検知マグネッ
ト部でなる動作特性および感動距離について、測定結果
に基づき説明する。
【0035】図6は、感動距離を測定したときのリード
スイッチに対する補助マグネットの設置位置と移動方向
とを3パターン示す説明図であり、図6中に示すリード
スイッチ11や3つの補助マグネット12a,12b,
12cは、図3〜図5に示すスイッチ部1a,1b,1
cそれぞれを構成するリードスイッチや補助マグネット
である。なお、図6においては、便宜上、1つの図に3
つの補助マグネット12a,12b,12cを示してい
るが、実際にリードスイッチ11の感動距離を測定する
ときは、3つの補助マグネット12a,12b,12c
のうちのいずれか1つの補助マグネットを用いた。
【0036】リードスイッチ11は、その中心と、図面
に記載したY軸およびX軸の原点とが一致するように配
置されている。また、−Y,+Yは、リードスイッチ1
1の左右両端部の位置を示すY座標を通過し、X軸に平
行な直線であり、−X,+Xは、リードスイッチ11の
上下両端部の位置を示すX座標を通過し、Y軸に平行な
直線である。また、符号C1は補助マグネット12aの
上端部から直線−Xまでの距離を示し、符号C2は補助
マグネット12bの左側端部から直線+Yまでの距離を
示し、符号C3は補助マグネット12cの上端部から直
線−Xまでの距離を示し、以下、これらの距離を「補助
マグネット設置距離」という。
【0037】感動距離を測定するときには、補助マグネ
ット12a,12b,12cを、リードスイッチ11が
OFF状態からHOLD状態を経てON状態に変化する
ように移動させており、図6では、補助マグネット12
a,12b,12cそれぞれの移動方向を矢印D1〜矢
印D3で示している。
【0038】図7は、補助マグネットを図6に示すよう
に配置した状態で、検知マグネット部をあらゆる方向か
らリードスイッチに向けて移動しながら感動位置を測定
して求めた動作特性図の一例を示すグラフである。ここ
では、図1に示す検知マグネット部2として、平板状の
片面1極構造の永久磁石を用いた。なお、図7において
は、3つの補助マグネット12a,12b,12cのう
ちのいずれの補助マグネットを用いてもほぼ同等の動作
特性図が得られたので、3つの測定結果をまとめて記載
した。なお、この動作特性図は、検知マグネット部と補
助マグネットとの磁力の強弱により、その尺度が変化す
るものである。
【0039】図中の領域S、領域NSおよび領域Nは、
補助マグネットの磁極のリードスイッチに対する配置状
態によって変化するものであり、図7には、補助マグネ
ットのS極が、リードスイッチの中央部からX軸を境に
右側領域に配置されている状態での領域S、領域NSお
よび領域Nが示されている。この状態において、検知マ
グネット部のS極をリードスイッチに対向させながら領
域Sの領域FS1、領域FS2または領域FS3に配置
することによって、補助マグネットおよび検知マグネッ
ト部の両磁力によりリードスイッチの接点の状態をそれ
ぞれON状態、HOLD状態またはOFF状態に切り替
えることができる。また、前述の状態において、検知マ
グネット部のN極をリードスイッチに対向させながら領
域Nの領域FN1、領域FN2または領域FN3に配置
することによって、補助マグネットおよび検知マグネッ
ト部の両磁力によりリードスイッチの接点の状態をそれ
ぞれON状態、HOLD状態またはOFF状態に切り替
えることができる。
【0040】また、図示されているように、補助マグネ
ットの目的とする磁極(S極)が、リードスイッチの中
央部からX軸を境に右側領域に配置されている状態で
は、検知マグネット部の一方の磁極(ここでは、前記補
助マグネットの目的とする磁極に相反する磁極であるN
極)をX軸を境に左側領域の所定の位置(領域N中の領
域FN1)に配置することで、リードスイッチをON状
態に切り替えることができる。
【0041】また、図示しないが、補助マグネットの磁
極を入れ替えた場合にも、領域Sと領域NとがX軸を軸
として回転し入れ替わるだけであり、同様の動作特性図
が得られる。
【0042】なお、領域NSは、図7に示す動作特性図
を作成する際に用いた片面1極構造の検知マグネット部
ではリードスイッチの作動状態が切り替わらない範囲
(2極構造の検知マグネット部の両極を、X軸を境に形
成される補助マグネットの磁場に補助マグネットの両極
と相反するように提供すれば作動状態を切り替えること
ができる範囲)である。
【0043】図中の境界線G1は、リードスイッチ11
の接点が切り替わったときの検知マグネット部2の設置
位置(すなわち「感動位置」)を示す。但し、領域FS
1のうち破線Hよりも原点側の領域では、検知マグネッ
ト部2のN極をリードスイッチ11に対向させた場合で
も、検知マグネット部2の磁力が補助マグネット12
a,12b,12cの磁力に打ち勝つので、リードスイ
ッチ11の接点が切り替わる。同様に、図中の境界線G
2は、リードスイッチ11の接点が切り替わったときの
検知マグネット部の設置位置(即ち、「感動位置」)を
示す。但し、領域FN1のうち破線Hよりも原点側の領
域では、検知マグネット部2のS極をリードスイッチ1
1に対向させた場合でも、検知マグネット部2の磁力が
補助マグネット12a,12b,12cの磁力に打ち勝
つので、リードスイッチ11が切り替わる。
【0044】本発明の長距離型磁気近接スイッチの動作
特性は、図7より明らかなように、X軸方向の感動距離
よりもY軸方向の感動距離の方が長いという特徴を有し
ているので、感動距離をより長くしたい場合には、Y軸
上に検知マグネット部をリードスイッチに対向するよう
に配置すればよい。なお、図7では、分かりやすくする
ために動作特性を2次元の領域で表しているが、実際の
感動特性は、図7に示す各領域をY軸を軸として回転さ
せて得られた回転図形によって表される。
【0045】次に、図7に示す測定結果のうち補助マグ
ネット12aを用いたときに得られた測定結果に基づき
求めた感動距離の具体例を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】但し、表1には、図8に示すような手順で
検知マグネット部を移動させた場合の感動距離L1,L
2,L3,L4のみを示した。なお、図8においては、
便宜上、1つの図に4つの検知マグネット部2a,2
b,2c,2dを示しているが、実際にリードスイッチ
11の感動距離を測定するときは、4つの検知マグネッ
ト部2a,2b,2c,2dのうちのいずれか1つの検
知マグネット部を用いた。
【0048】表1中の感動距離L1は、片面1極構造の
検知マグネット部2aをリードスイッチ11の左側に配
置し、検知マグネット部2aの中心部がY軸上を通るよ
うに原点へ向けて(矢印I1で示す方向へ)移動させな
がら測定したものである。なお、この感動距離L1は、
検知マグネット部2aのリードスイッチ11に対向する
面から直線−Yまでの距離を測定したものである。
【0049】また、感動距離L2は、片面1極構造の検
知マグネット部2bをリードスイッチ11の右側に配置
し、検知マグネット部2bの中心部がY軸上を通るよう
に原点へ向けて(矢印I2で示す方向へ)移動させなが
ら測定したものである。なお、この感動距離L2は、検
知マグネット部2bのリードスイッチ11に対向する面
から直線+Yまでの距離を測定したものである。
【0050】また、感動距離L3は、片面1極構造の検
知マグネット部2cをリードスイッチ11の上方に配置
し、検知マグネット部2cの右側端部を直線−Yに沿わ
せた状態で原点へ向けて(矢印I3で示す方向へ)移動
させながら測定したものである。なお、感動距離L3
は、検知マグネット部2cのリードスイッチ11に対向
する面から直線+Xまでの距離を測定したものである。
【0051】また、感動距離L4は、片面1極構造の検
知マグネット部2dをリードスイッチ11の上方に配置
し、検知マグネット部2dの左側端部を直線+Yに沿わ
せた状態で原点へ向けて(矢印I4で示す方向へ)移動
させながら測定したものである。なお、感動距離L4
は、検知マグネット部2dのリードスイッチ11に対向
する面から直線+Xまでの距離を測定したものである。
【0052】また、表1中の「補助マグネット設置領
域」のうち、HOLD領域とは、この領域に補助マグネ
ット12aを配置したときに、この補助マグネット12
aの磁力によってリードスイッチ11の接点がHOLD
状態になるような領域である。また、OFF領域とは、
この領域に補助マグネット12aを配置したときに、こ
の補助マグネット12aの磁力によってリードスイッチ
の接点が磁化されているがOFF状態であるような領域
である。この表1のOFF領域における感動距離(m
m)は、図7中の領域Sでは検知マグネット部のS極を
リードスイッチ11に対向させて移動させ、領域Nでは
検知マグネット部のN極をリードスイッチ11に対向さ
せて移動させた過程で、検知マグネット部の磁力によっ
てリードスイッチ11の接点がON状態に切り替わった
ときの検知マグネット部とリードスイッチ11との間の
距離を計測して求めた。また、ON領域とは、この領域
に補助マグネット12aを配置したときに、この補助マ
グネット12aの磁力によってリードスイッチの接点が
ON状態になるような領域である。この表1のON領域
における感動距離(mm)は、図7中の領域Sでは検知
マグネット部のN極をリードスイッチ11に対向させて
移動させ、領域Nでは検知マグネット部のS極をリード
スイッチ11に対向させて移動させた過程で、検知マグ
ネット部の磁力によってリードスイッチ11の接点がO
FF状態に切り替わったときの検知マグネット部とリー
ドスイッチ11との間の距離を計測して求めた。
【0053】なお、補助マグネットや検知マグネット部
の磁力やその構造、形状、または材質の違いによってリ
ードスイッチの感動や接点の状態は変化する。しかしな
がら、いずれの場合においても、本発明の長距離型磁気
近接スイッチにおいて、補助マグネットによってリード
スイッチの感動を高めた状態で検知マグネット部の磁力
で容易にリードスイッチの接点を切り替えることがで
き、感動を高めることができることに変わりはない。
【0054】また、補助マグネットと検知マグネット部
の磁力の関係において、例えば、補助マグネットの磁力
を強くした(または弱くした)場合には、リードスイッ
チの感動がより高く(または低く)なるので、検知マグ
ネット部の磁力を弱く(または強く)することにより同
様の感動距離でリードスイッチの接点を切り替えること
ができるような実施例の提案も行えるものである。
【0055】つまり、いかなる補助マグネット、検知マ
グネット部の磁力、構造、形状、または材質を適宜選択
しても、感動距離を変化させることができる。
【0056】次に、図7に示す感動特性を測定によって
得るときに確認したリードスイッチの接点の動作につい
て、さらに詳細に説明する。
【0057】[1]補助マグネットがOFF領域に設置
され、リードスイッチの接点は磁化されているだけでO
FF状態である場合について説明する。
【0058】(1)領域FS1では、リードスイッチに
検知マグネット部のS極を提供することにより、リード
スイッチがON状態に切り替わる。
【0059】(2)領域FN1では、リードスイッチに
検知マグネット部のN極を提供することにより、リード
スイッチがON状態に切り替わる。
【0060】(3)検知マグネット部を(1)または
(2)のように提供してリードスイッチをON状態に切
り替えた後、検知マグネット部を取り除くか、またはリ
ードスイッチから遠ざけると、リードスイッチは自然と
OFF状態に復帰する。
【0061】(4)補助マグネットをよりHOLD領域
に近い側に設置する程(即ち、リードスイッチの接点に
対する磁力が増大するにつれて)、リードスイッチに対
する検知マグネット部の感動距離は長くなる。
【0062】[2]補助マグネットがHOLD領域に設
置されている場合について説明する。
【0063】(1)検知マグネット部の磁力によってリ
ードスイッチの接点の状態を切り替えた後は、検知マグ
ネット部をリードスイッチから遠ざけても、リードスイ
ッチの接点は切り替わった後の状態を保持し続ける。
【0064】[3]補助マグネットがON領域に設置さ
れ、リードスイッチの接点がON状態である場合につい
て説明する。
【0065】(1)領域FS1では、リードスイッチに
検知マグネット部のN極を提供することにより、リード
スイッチがOFF状態に切り替わる。
【0066】(2)領域FN1では、リードスイッチに
検知マグネット部のS極を提供することにより、リード
スイッチがOFF状態に切り替わる。
【0067】(3)検知マグネット部を(1)または
(2)のように提供してリードスイッチをOFF状態に
切り替えた後、検知マグネット部を取り除くか、または
リードスイッチから遠ざけると、リードスイッチは自然
とON状態に復帰する。
【0068】(4)補助マグネットをHOLD領域に遠
い側に設置する程(即ち、リードスイッチの接点に対す
る磁力が増大するにつれて)、リードスイッチに対する
検知マグネット部の感動距離は短くなる。
【0069】以上のことから、補助マグネットの設置位
置によって、リードスイッチに対する検知マグネット部
の感動距離が調節できるばかりでなく、リードスイッチ
の接点の動作パターンが異なる種々の長距離型磁気近接
スイッチを実現できることが分かる。
【0070】次に、このようなリードスイッチの接点の
動作パターンが異なるスイッチ部に対して提供される検
知マグネット部でできる長距離型磁気近接スイッチの実
施例について説明する。
【0071】[1]補助マグネットがOFF領域にある
場合について説明する。 (1)例えば、検知マグネット部のN極が領域FN1に
存在する間はリードスイッチがON状態になり、検知マ
グネット部のN極が領域FN1から外れるとリードスイ
ッチがOFF状態になる、いわゆるノーマリーオープン
型の長距離型磁気近接スイッチが得られる。
【0072】[2]補助マグネットがHOLD領域にあ
る場合について説明する。 (1)検知マグネット部がN極であり、両領域FN1,
FS1を順次通過する場合は、リードスイッチの接点が
ON状態からOFF状態に切り替わるオフ保持型の長距
離型磁気近接スイッチが得られ、また、検知マグネット
部がS極であり、両領域FN1,FS1を順次通過する
場合は、リードスイッチの接点がOFF状態からON状
態に切り替わるオン保持型の長距離型磁気近接スイッチ
が得られる。
【0073】(2)検知マグネット部として2極構造の
マグネットまたは2枚のS,N単極のマグネットを使用
して、このマグネットが例えば領域FN1だけを通過す
るような磁気近接スイッチを作成した場合、オフ保持型
の長距離型磁気近接スイッチまたはオン保持型の長距離
型磁気近接スイッチが得られる。このことは、領域FS
1についても同様である。
【0074】(3)検知マグネット部として片面一極構
造のマグネットを使用する場合は、リードスイッチに対
向している磁極がN極であってもS極であっても、検知
マグネット部が領域FN1または領域FS1を通過する
ときのリードスイッチの接点の最後の状態を保持する、
オフ保持型の長距離型磁気近接スイッチまたはオン保持
型の長距離型磁気近接スイッチが得られる。
【0075】[3]補助マグネットがON領域にある場
合について説明する。 (1)例えば、検知マグネット部のN極が領域FS1に
存在する間はリードスイッチがOFF状態になり、検知
マグネット部のN極が領域FS1から外れるとリードス
イッチがON状態になる、いわゆるノーマリークローズ
型の長距離型磁気近接スイッチが得られる。また、検知
マグネット部のS極が領域FN1に存在する間はリード
スイッチがOFF状態になり、検知マグネット部のS極
が領域FN1から外れるとリードスイッチがON状態に
なる、ノーマリークローズ型の長距離型磁気近接スイッ
チも得られる。
【0076】次に、本発明の長距離型磁気近接スイッチ
のスイッチ部の具体例について図面を参照しつつ説明す
る。
【0077】図9はこの長距離型磁気近接スイッチのス
イッチ部の具体例4を示す説明図であり、同図(a)は
平面図、同図(b)は側面図である。
【0078】このスイッチ部1は、2極構造の補助マグ
ネット12を、図2(a)に示すような状態で、リード
スイッチ11に対向させたものである。
【0079】スイッチ部1は、底面部4aおよびこの底
面部4aの左右両端部に固定された一対の壁面部4b,
4cからなる基台4と、底面部4aの左側端部に通電金
具5a,5bを用いて縦方向に固定されたリードスイッ
チ11と、このリードスイッチ11の右側に設置された
補助マグネット12と、この補助マグネット12を固定
する断面横向きにコ字状に形成されたマグネット取付け
台6と、このマグネット取付け台6を横方向に移動可能
な位置調整部材7と、リード線8a,8bを介してリー
ドスイッチ11の各出力端子11a,11bに接続され
た端子台9a,9bとから構成されている。
【0080】位置調整部材7は、右側の壁面部4c中央
部の貫通孔内に固定されたナット71と、マグネット取
付け台6の開口部を塞ぐように固定された移動台72
と、この移動台72に設けられた貫通孔72aとナット
71とにその両端部が挿入されたねじ杆73とから構成
されている。このねじ杆73の右側端部にはつまみ部7
3aが固定されており、マグネット取付け台6の内部に
挿入されたねじ杆73の左側端部には移動台72の貫通
孔72aからねじ杆73が抜けることを防止するための
ストッパ73bが固定されている。また、ねじ杆73は
ナット71にねじ嵌合されている。
【0081】つまり、つまみ部73aを回転することに
より、壁面部4cに固定されたナット71に対してねじ
杆73が前進、後退できるようになっている。その結
果、マグネット取付け台6に固定された補助マグネット
12もねじ杆73の前進、後退に合わせて移動できるよ
うになっているので、リードスイッチ11と補助マグネ
ット12との間の距離を調節することができ、リードス
イッチ11の接点の状態を所望の状態に設定することが
できる。
【0082】また、図10および図11に長距離型磁気
近接スイッチのスイッチ部の具体例5および具体例6を
それぞれ示した。図10(a)はスイッチ部の具体例5
を示す平面図、同図(b)は側面図であり、図11
(a)はスイッチ部の具体例6を示す平面図であり、同
図(b)は側面図である。
【0083】図10および図11に示すスイッチ部の構
成部材は、図9に示すスイッチ部と同一であり、それぞ
れ同じ符号を用いて示したので、各部材についての詳細
な説明は省略する。
【0084】図10に示すスイッチ部は、片面1極構造
の補助マグネット12を、図2(b)に示すような状態
で、リードスイッチ11に対向させたものである。図9
に示すスイッチ部との違いは、片面1極構造の補助マグ
ネット12を用いた点と、リードスイッチ11を横方向
に設置した点と、基台4の底板部4aの右側端部を延長
し、この延長部分の上面に端子台9a,9bを固定した
点と、この延長部分の上方につまみ部73aを配置した
点である。この場合も、図9に示すスイッチ部と同様
に、つまみ部73aを回転するだけでリードスイッチ1
1と補助マグネット12との間の距離を調節することが
でき、リードスイッチ11の接点の状態を所望の状態に
設定することができる。
【0085】図11に示すスイッチ部は、片面1極構造
の補助マグネット12を、図2(c)に示すような状態
で、リードスイッチ11に対向させたものである。図9
に示すスイッチ部との違いは、片面1極構造の補助マグ
ネット12を用いた点と、この補助マグネット12をリ
ードスイッチ11の中央部からずらして(図11(a)
によれば上方向にずらして)配置した点と、基台4の底
板部4aの右側端部を延長し、この延長部分の上面に端
子台9a,9bを固定した点と、この延長部分の上方に
つまみ部73aを配置した点である。この場合も、図9
に示すスイッチ部と同様に、つまみ部73aを回転する
だけでリードスイッチ11と補助マグネット12との間
の距離を調節することができ、リードスイッチ11の接
点の状態を所望の状態に設定することができる。
【0086】なお、図9〜図11には図示していない
が、リードスイッチ11等を保護するために、基台4
に、底面部4aに対向する上面部や底面部4aの上下両
端部に固定された一対の壁面部を追加して、基台4を箱
形状に形成してもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補助マグネットの磁力でリードスイッチの接点を予め磁
化しておくことにより、リードスイッチと検知マグネッ
ト部との感動距離を調整することができ、製造コストの
低い長距離型磁気近接スイッチを提供できる。また、補
助マグネットでリードスイッチの接点の状態を変えるこ
とにより、ノーマリーオープン型の長距離型磁気近接ス
イッチ、ノーマリークローズ型の長距離型磁気近接スイ
ッチ、オン保持型の長距離型磁気近接スイッチ、または
オフ保持型の長距離型磁気近接スイッチを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の長距離型磁気近接スイッチの一実施の
形態を示す説明図である。
【図2】補助マグネットの構造や設置位置の変化に対す
るリードスイッチの動作特性図である。
【図3】本発明の長距離型磁気近接スイッチのスイッチ
部の具体例1を示す説明図である。
【図4】本発明の長距離型磁気近接スイッチのスイッチ
部の具体例2を示す説明図である。
【図5】本発明の長距離型磁気近接スイッチのスイッチ
部の具体例3を示す説明図である。
【図6】本発明の長距離型磁気近接スイッチの感動距離
を測定する際のリードスイッチに対する補助マグネット
の設置位置と移動方向とを示す説明図である。
【図7】本発明の長距離型磁気近接スイッチの動作特性
図の一例を示すグラフである。
【図8】本発明の長距離型磁気近接スイッチの感動距離
を測定する際の検知マグネット部の移動手順を示す説明
図である。
【図9】本発明の長距離型磁気近接スイッチのスイッチ
部の具体例4を示す説明図である。
【図10】本発明の長距離型磁気近接スイッチのスイッ
チ部の具体例5を示す説明図である。
【図11】本発明の長距離型磁気近接スイッチのスイッ
チ部の具体例6を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スイッチ部 2 検知マグネット部 4 基台 6 マグネット取付け台 7 位置調整部材 9a,9b 端子台 11 リードスイッチ 12 補助マグネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードスイッチと、このリードスイッチ
    から所定の距離だけ離れた位置に配置される補助マグネ
    ットとからなるスイッチ部、および前記リードスイッチ
    の作動状態を磁力によって切り替える磁石を備えた検知
    マグネット部から構成され、前記補助マグネットの磁力
    によって、リードスイッチの接点が磁化され、リードス
    イッチの感動が高められていることを特徴とする長距離
    型磁気近接スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記検知マグネット部が、その磁力によ
    ってリードスイッチの作動状態を切り替えない位置に配
    置されている状態において、 前記補助マグネットの磁力によってリードスイッチの接
    点がON状態に設定されているときには、ノーマリーク
    ローズ型の長距離型磁気近接スイッチが形成され、 前記補助マグネットの磁力によってリードスイッチの接
    点が磁化されておりリードスイッチの接点がOFF状態
    に設定されているときには、ノーマリーオープン型の長
    距離型磁気近接スイッチが形成され、 前記補助マグネットの磁力によってリードスイッチの接
    点がHOLD状態に設定されているときには、オン保持
    型またはオフ保持型の長距離型磁気近接スイッチが形成
    される請求項1記載の長距離型磁気近接スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記リードスイッチの接点の状態と磁化
    状態とが補助マグネットとリードスイッチとの間の距離
    によって設定されており、補助マグネットとリードスイ
    ッチとの間の距離を変化させる機構を有している請求項
    2記載の長距離型磁気近接スイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6972651B2 (en) 2001-03-13 2005-12-06 Takamisawa Electric Co., Ltd Switch operable under a predetermined condition, external magnetic field generating unit, combination of such a switch and an external magnetic field generating unit and electronic apparatus incorporating the same
JP2006031188A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Hayashi Kawakami 開閉時刻記録装置

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