JP2001516887A - センサ素子 - Google Patents
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/02—Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
- G01R33/028—Electrodynamic magnetometers
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D21/00—Measuring or testing not otherwise provided for
- G01D21/02—Measuring two or more variables by means not covered by a single other subclass
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、とりわけ回転角度を検出するためのセンサ素子に関し、このセンサ素子は測定すべきパラメータの変化に依存してその位置を変化する検出手段を有し、この検出手段の位置変化は、この検出手段によって影響を受ける、評価可能なセンサ素子の信号の変化をもたらし、検出手段(14)は電流Iによって導通される少なくとも1つの導体ループを有し、この導体ループは外部磁界(B)に曝されている。磁界(B)の平面におけるセンサ素子(10)の回転角度(α)の回転運動を磁界(B)に対して垂直方向の検出手段(14)の変位(θ)に変換するように、この検出手段(14)は回転運動可能に支承されている。
Description
【0001】 本発明は、とりわけ回転角度を検出するためのセンサ素子に関し、このセンサ
素子は測定すべきパラメータの変化に依存してその位置を変化する検出手段を有
し、この検出手段の位置変化は、この検出手段によって影響を受ける、センサ素
子の評価可能な信号の変化をもたらす。
素子は測定すべきパラメータの変化に依存してその位置を変化する検出手段を有
し、この検出手段の位置変化は、この検出手段によって影響を受ける、センサ素
子の評価可能な信号の変化をもたらす。
【0002】 従来技術 上記のタイプのセンサ素子は公知である。例えば微細加工技術からポテンショ
メータとして作動する又は光学的に作動する精密センサ素子が周知である。前者
の場合、このセンサ素子を有する部材の回転運動のために抵抗変化が引き起こさ
れ、この抵抗変化が評価可能な電気信号の変化をもたらす。光学的に作動するセ
ンサ素子の場合、光信号が回転状態に影響を受け、この結果この光信号が例えば
光電セルを介して評価可能な信号を発生する。さらに、ホールセンサが周知であ
り、このホールセンサでは、電流フローが均一な磁界に対して垂直方向に流れる
電流導通導体において、この電流フロー及びこの磁界に対して垂直方向の電圧差
が取り出される。これら周知のセンサ素子において不利な点は、これらのセンサ
素子が比較的複雑な構造を有し、従ってこれらのセンサ素子のサイズの低減が限
定的にしか実施し得ない点である。
メータとして作動する又は光学的に作動する精密センサ素子が周知である。前者
の場合、このセンサ素子を有する部材の回転運動のために抵抗変化が引き起こさ
れ、この抵抗変化が評価可能な電気信号の変化をもたらす。光学的に作動するセ
ンサ素子の場合、光信号が回転状態に影響を受け、この結果この光信号が例えば
光電セルを介して評価可能な信号を発生する。さらに、ホールセンサが周知であ
り、このホールセンサでは、電流フローが均一な磁界に対して垂直方向に流れる
電流導通導体において、この電流フロー及びこの磁界に対して垂直方向の電圧差
が取り出される。これら周知のセンサ素子において不利な点は、これらのセンサ
素子が比較的複雑な構造を有し、従ってこれらのセンサ素子のサイズの低減が限
定的にしか実施し得ない点である。
【0003】 本発明の利点 請求項1の特徴部分記載の構成を有する本発明のセンサ素子は、簡単に構成さ
れており、さらに回転角度変化を大きな感度で検出できるという利点を有する。
検出手段が電流によって導通された少なくとも1つの導体ループを有し、この導
体ループが外部の、有利には均一な又は優先方向を有する磁界に曝されており、
磁界の平面におけるこの検出手段の回転角度の回転運動を磁界に対して垂直方向
のこの検出手段の変位に変換するように、この検出手段が回転運動可能に支承さ
れていることによって、回転角度を力に変換することが実現され、この力が回転
角度の程度として評価される。よって、簡単なやり方で回転角度の無接触式測定
が実現される。とりわけセンサ素子が表面マイクロメカニクスの手段によって例
えば集積回路を有するウェハ上に製造される場合、大量生産に適したやり方で高
精密センサ素子が生産される。この高精密センサ素子は外形が小さく軽い。従っ
て、これらのセンサ素子は敏感な部材にも配置することができ、この部材の回転
角度変化を検出すべきである。
れており、さらに回転角度変化を大きな感度で検出できるという利点を有する。
検出手段が電流によって導通された少なくとも1つの導体ループを有し、この導
体ループが外部の、有利には均一な又は優先方向を有する磁界に曝されており、
磁界の平面におけるこの検出手段の回転角度の回転運動を磁界に対して垂直方向
のこの検出手段の変位に変換するように、この検出手段が回転運動可能に支承さ
れていることによって、回転角度を力に変換することが実現され、この力が回転
角度の程度として評価される。よって、簡単なやり方で回転角度の無接触式測定
が実現される。とりわけセンサ素子が表面マイクロメカニクスの手段によって例
えば集積回路を有するウェハ上に製造される場合、大量生産に適したやり方で高
精密センサ素子が生産される。この高精密センサ素子は外形が小さく軽い。従っ
て、これらのセンサ素子は敏感な部材にも配置することができ、この部材の回転
角度変化を検出すべきである。
【0004】 センサ素子は回転角度変化の識別に適しているだけでなく、非常に長い期間変
わらないままでよい回転角度の検出にも適している。
わらないままでよい回転角度の検出にも適している。
【0005】 本発明の有利な実施形態では、センサ素子は2つの検出手段を有し、これら2
つの検出手段は互いに90°だけ回転されて配置されている。これによって、有
利には360°に亘る回転角度の完全な検出が可能となる。同時に、このセンサ
が機械的なストッパ又は類似のストッパに当たることなしに、過剰回転、つまり
360°の角度の複数回の回転も可能である。
つの検出手段は互いに90°だけ回転されて配置されている。これによって、有
利には360°に亘る回転角度の完全な検出が可能となる。同時に、このセンサ
が機械的なストッパ又は類似のストッパに当たることなしに、過剰回転、つまり
360°の角度の複数回の回転も可能である。
【0006】 本発明の他の有利な実施形態では、検出手段はねじれ構造体であり、このねじ
れ構造体は固定軸を中心にしてねじれることができる。従って、外部回転角度又
は外部回転角度変化は内部ねじれ角度乃至は内部ねじれ角度変化に変換される。
この内部ねじれ角度乃至は内部ねじれ角度変化は、ねじれ角度の変化がキャパシ
タンスによって影響を受ける電気信号の変化を引き起こすことによって、有利に
は差キャパシタンス測定を用いて検出される。
れ構造体は固定軸を中心にしてねじれることができる。従って、外部回転角度又
は外部回転角度変化は内部ねじれ角度乃至は内部ねじれ角度変化に変換される。
この内部ねじれ角度乃至は内部ねじれ角度変化は、ねじれ角度の変化がキャパシ
タンスによって影響を受ける電気信号の変化を引き起こすことによって、有利に
は差キャパシタンス測定を用いて検出される。
【0007】 本発明の他の有利な実施形態は他の従属請求項記載の構成から得られる。
【0008】 図面 本発明を実施例において所属の図面に基づいて次に詳しく説明する。図1は第
1の変形実施形態におけるセンサ素子の俯瞰図である。図2は図1のセンサ素子
の概略的な斜視図である。図3から図5はこのセンサ素子の作動方法の概略図で
ある。図6は第2の変形実施形態におけるセンサ素子の俯瞰図である。図7及び
8はこのセンサ素子の他の実施形態である。図9から図11はこれらのセンサの
製造を示す。図12から図13はこのセンサの様々な変形実施形態の断面図であ
る。
1の変形実施形態におけるセンサ素子の俯瞰図である。図2は図1のセンサ素子
の概略的な斜視図である。図3から図5はこのセンサ素子の作動方法の概略図で
ある。図6は第2の変形実施形態におけるセンサ素子の俯瞰図である。図7及び
8はこのセンサ素子の他の実施形態である。図9から図11はこれらのセンサの
製造を示す。図12から図13はこのセンサの様々な変形実施形態の断面図であ
る。
【0009】 実施例の記述 図1にはセンサ素子10の平面図が示されている。センサ素子10は表面マイ
クロメカニクスの方法ステップによってここには図示されていないウェハの表面
に構造化されている。このウェハは同時にセンサ素子10によって供給される信
号を評価するための電気回路を有することができる。これらの評価回路について
はこの記述の枠内では詳しく説明しない。
クロメカニクスの方法ステップによってここには図示されていないウェハの表面
に構造化されている。このウェハは同時にセンサ素子10によって供給される信
号を評価するための電気回路を有することができる。これらの評価回路について
はこの記述の枠内では詳しく説明しない。
【0010】 センサ素子10の材料としてはシリコンが利用される。このシリコンにおいて
は相応のドーピングによってセンサ素子10の導電性が実現される。
は相応のドーピングによってセンサ素子10の導電性が実現される。
【0011】 センサ素子10はフレーム12を有し、平面図において見ると、このフレーム
12は検出手段14を取り囲んでいる。このフレームは2つの部分から構成され
ており、この結果、図1に示されている平面図において見ると、左側のフレーム
半分16と右側のレーム半分18とが生じる。フレーム半分16は接点20に接
続され、フレーム18は接点22に接続れている。フレーム半分16及び18は
比較的に大きな幅を有する区間24を有し、従って、フレーム半分16及び18
の他の構成部分よりも大きな断面を有する。この結果、これによって全フレーム
半分16乃至は18の電気抵抗の低減が可能であり、さらにフレーム12の確実
な固定が保障されている。
12は検出手段14を取り囲んでいる。このフレームは2つの部分から構成され
ており、この結果、図1に示されている平面図において見ると、左側のフレーム
半分16と右側のレーム半分18とが生じる。フレーム半分16は接点20に接
続され、フレーム18は接点22に接続れている。フレーム半分16及び18は
比較的に大きな幅を有する区間24を有し、従って、フレーム半分16及び18
の他の構成部分よりも大きな断面を有する。この結果、これによって全フレーム
半分16乃至は18の電気抵抗の低減が可能であり、さらにフレーム12の確実
な固定が保障されている。
【0012】 検出手段14は基本的に平坦な小プレートから構成されている。この小プレー
トの具体的な構成は後でさらに説明する。この検出手段14はねじれバー26及
び28を用いてフレーム半分16及び18に固定されずにサスペンドされている
。つまり、この検出手段14はセンサ素子10のウェハとの接触接点を持たない
。ねじれ軸42の両側の部分質量の分布は対称的に構成されており、この結果、
どのような力も作用しない場合には、検出手段14はその全面積に亘ってこの検
出手段14の下にあるセンサ素子10のウェハに対して同じ大きさの間隔を有す
る。ねじれバー26及び28は、平面図で見たこのねじれバー26及び28の幅
に比べて、図1では紙面に垂直にのぞき見ると、相対的に大きな深さを有する。
ねじれバー26及び28の深さに対する幅のこの比率によって、検出手段14は
この紙面において見るとフレーム半分16と18との間で自由に揺動する揺動体
としてサスペンドされることが実現される。同時に検出手段14は重力及びz軸
に対してパラレルな加速度に対しては安定している。
トの具体的な構成は後でさらに説明する。この検出手段14はねじれバー26及
び28を用いてフレーム半分16及び18に固定されずにサスペンドされている
。つまり、この検出手段14はセンサ素子10のウェハとの接触接点を持たない
。ねじれ軸42の両側の部分質量の分布は対称的に構成されており、この結果、
どのような力も作用しない場合には、検出手段14はその全面積に亘ってこの検
出手段14の下にあるセンサ素子10のウェハに対して同じ大きさの間隔を有す
る。ねじれバー26及び28は、平面図で見たこのねじれバー26及び28の幅
に比べて、図1では紙面に垂直にのぞき見ると、相対的に大きな深さを有する。
ねじれバー26及び28の深さに対する幅のこの比率によって、検出手段14は
この紙面において見るとフレーム半分16と18との間で自由に揺動する揺動体
としてサスペンドされることが実現される。同時に検出手段14は重力及びz軸
に対してパラレルな加速度に対しては安定している。
【0013】 検出手段14はねじれバー26及び28を経過しているそのねじれ軸42の両
側に対称的に構成されたフィンガ構造体(finger structure)30乃至は32を
有する。これらのフィンガ構造体30及び32は次のように構成されている。す
なわち、想定された分離ライン34に沿って、この検出手段の平面図において左
側の半分36のフィンガとこの検出手段の右側の部分38のフィンガとが交互に
オーバーラップするように構成されている。分離ライン34は検出手段14の全
長に亘って延在しているのはなく、図1の下方に見える通り抜けバー40を残し
ておく。このバー40はねじれバー26及び28を貫いているねじれ軸42に対
してパラレルに延在しており、揺動体部分44乃至は46を介して機械的に又は
電気的にねじれバー26及び28に結合されている。
側に対称的に構成されたフィンガ構造体(finger structure)30乃至は32を
有する。これらのフィンガ構造体30及び32は次のように構成されている。す
なわち、想定された分離ライン34に沿って、この検出手段の平面図において左
側の半分36のフィンガとこの検出手段の右側の部分38のフィンガとが交互に
オーバーラップするように構成されている。分離ライン34は検出手段14の全
長に亘って延在しているのはなく、図1の下方に見える通り抜けバー40を残し
ておく。このバー40はねじれバー26及び28を貫いているねじれ軸42に対
してパラレルに延在しており、揺動体部分44乃至は46を介して機械的に又は
電気的にねじれバー26及び28に結合されている。
【0014】 センサ素子10の他の実施例を図6が示している。図1と同一の部材は同一の
参照符号を付け、もう一度説明しない。図6に示されたセンサ素子10は図1の
センサ素子10とは次のことによって異なる。すなわち、検出手段14のサスペ
ンドが、フレーム12を介する代わりに、内側に向けられたねじれバー26及び
28を介して行われるということによって異なる。これらのねじれバー26及び
28は固定点にリンクされており、これらの固定点は同時に電気的接点20及び
22の形成のために使用される。他の構造は図1で説明したセンサ素子10に相
応する。図1の乃至は図6のセンサ素子10の両方の変形実施形態の機能は同一
であり、よって、この機能は後で実施例に基づいてのみ説明する。内側に向けら
れたねじれバー26及び28を介する検出手段14のサスペンドによって、とり
わけこのセンサ素子10の内部の材料固有の圧縮負荷の補償が、後で説明される
機能の損害なしに得られる。さらに、センサ素子10の電気抵抗の低減が可能で
ある。
参照符号を付け、もう一度説明しない。図6に示されたセンサ素子10は図1の
センサ素子10とは次のことによって異なる。すなわち、検出手段14のサスペ
ンドが、フレーム12を介する代わりに、内側に向けられたねじれバー26及び
28を介して行われるということによって異なる。これらのねじれバー26及び
28は固定点にリンクされており、これらの固定点は同時に電気的接点20及び
22の形成のために使用される。他の構造は図1で説明したセンサ素子10に相
応する。図1の乃至は図6のセンサ素子10の両方の変形実施形態の機能は同一
であり、よって、この機能は後で実施例に基づいてのみ説明する。内側に向けら
れたねじれバー26及び28を介する検出手段14のサスペンドによって、とり
わけこのセンサ素子10の内部の材料固有の圧縮負荷の補償が、後で説明される
機能の損害なしに得られる。さらに、センサ素子10の電気抵抗の低減が可能で
ある。
【0015】 図1に示された実施例に加えて、突出部52が検出手段14から突き出してい
る。これらの突出部52はねじれ軸42に対して対称的に構成されている。これ
らの突出部52は図7及び8により説明する利点を提供する。
る。これらの突出部52はねじれ軸42に対して対称的に構成されている。これ
らの突出部52は図7及び8により説明する利点を提供する。
【0016】 図2には概略的な斜視図にセンサ素子10が示されている。図1と同一の部材
は同一の参照符号を付け、もう一度説明しない。この斜視図によってこのセンサ
素子10の作動方法が明瞭にされる。機能は図6のセンサ素子10にも同様に当
てはまる。
は同一の参照符号を付け、もう一度説明しない。この斜視図によってこのセンサ
素子10の作動方法が明瞭にされる。機能は図6のセンサ素子10にも同様に当
てはまる。
【0017】 接点20及び22はここには図示されていない回路装置に結合されており、こ
の結果、接点20と接点22との間には電流Iが流れている。このセンサ素子1
0の、とりわけ検出手段14の構成によって、電流Iは、図2の矢印で示されて
いるように、フレーム半分16、ねじれバー26、揺動体部分46、バー40、
揺動体部分44、ねじれバー28及びフレーム半分18を介して接点20と22
との間を流れる。分離ライン34、ねじれバー26及び28ならびにフレーム半
分16及び18の構成によってこの経路が電流Iに予め与えられる。このセンサ
素子10には同時に一定の均一な磁界Bが印加されている。この磁界Bは理想的
には単一方向と仮定する。磁界Bの印加は、例えばセンサ素子10に割り当てら
れた永久磁石、接続切り換え可能な電磁石によって又は他の適当なやり方で行わ
れる。
の結果、接点20と接点22との間には電流Iが流れている。このセンサ素子1
0の、とりわけ検出手段14の構成によって、電流Iは、図2の矢印で示されて
いるように、フレーム半分16、ねじれバー26、揺動体部分46、バー40、
揺動体部分44、ねじれバー28及びフレーム半分18を介して接点20と22
との間を流れる。分離ライン34、ねじれバー26及び28ならびにフレーム半
分16及び18の構成によってこの経路が電流Iに予め与えられる。このセンサ
素子10には同時に一定の均一な磁界Bが印加されている。この磁界Bは理想的
には単一方向と仮定する。磁界Bの印加は、例えばセンサ素子10に割り当てら
れた永久磁石、接続切り換え可能な電磁石によって又は他の適当なやり方で行わ
れる。
【0018】 普遍的に周知な物理的な関係によれば、磁界において運動する電荷には力が、
いわゆるローレンツ力FLが作用する。図2に示された例においては、x方向に
流れる電流Iにはy方向に作用する磁界Bが印加される。この結果、z方向に作
用するローレンツ力FLが作用する。この場合、次の関係式が成り立つ。
いわゆるローレンツ力FLが作用する。図2に示された例においては、x方向に
流れる電流Iにはy方向に作用する磁界Bが印加される。この結果、z方向に作
用するローレンツ力FLが作用する。この場合、次の関係式が成り立つ。
【0019】
【数1】
【0020】 ただしここで l はバー40の長さであり、Iはこのバー40を流れる電流、B はバー40に作用する磁界、αは後で説明する回転角度である。
【0021】 この関係式に基づいて検出手段14はこの検出手段14のねじれ軸42を中心
にして変位を受ける。この結果、この検出手段14はこの検出手段14の下のウ
ェハの表面に対して角度θだけの変位を受ける。これにより、フレーム12にお
けるねじれバー26及び28を介する検出手段14のシーソー状のサスペンドに
よって、一方ではウェハの表面への検出手段14の接近が起こり、他方ではウェ
ハの表面からの検出手段14の遠ざかりが起こる。
にして変位を受ける。この結果、この検出手段14はこの検出手段14の下のウ
ェハの表面に対して角度θだけの変位を受ける。これにより、フレーム12にお
けるねじれバー26及び28を介する検出手段14のシーソー状のサスペンドに
よって、一方ではウェハの表面への検出手段14の接近が起こり、他方ではウェ
ハの表面からの検出手段14の遠ざかりが起こる。
【0022】 この検出手段14の変位の程度、すなわち角度θの大きさはローレンツ力FL
によって決定される。このローレンツ力FLはバー40に沿って生じる。同様に
揺動体部分46乃至は44において生じるローレンツ力は互いに相殺される。と
いうのも、揺動体部分46と44とを貫く電流Iの方向はちょうど正反対である
からである。
によって決定される。このローレンツ力FLはバー40に沿って生じる。同様に
揺動体部分46乃至は44において生じるローレンツ力は互いに相殺される。と
いうのも、揺動体部分46と44とを貫く電流Iの方向はちょうど正反対である
からである。
【0023】 上記の関係式に基づいて、電流Iの大きさ、磁界Bの大きさ及び回転角度αに
よってローレンツ力FLの大きさが決定されるのは明瞭となる。電流I及び次解
Bは一定の大きさを有するので、ローレンツ力FLは専ら回転角度αの変化に基
づいて変動する。
よってローレンツ力FLの大きさが決定されるのは明瞭となる。電流I及び次解
Bは一定の大きさを有するので、ローレンツ力FLは専ら回転角度αの変化に基
づいて変動する。
【0024】 このために、図3において概略的にセンサ素子10が示されており、このセン
サ素子10はz軸のまわりに角度範囲αにおいて回転可能である。このセンサ素
子10とともに同時に検出手段14、すなわちバー40も回転されるので、回転
角度αの変化によってローレンツ力FLは sin(α) に比例して変化する。この 回転角度αは、センサ素子10の回転によって、磁界Bに対する電流Iのフロー
方向の変化に伝えられる。従ってこの回転角度αの変化に比例するバー40の回
転は、 sin(α) に比例するローレンツ力FLの比例変化をもたらす。ローレン ツ力FLの変化に相応して、検出手段14はねじれ軸42を中心とする変位の変
化を角度θだけ受ける。
サ素子10はz軸のまわりに角度範囲αにおいて回転可能である。このセンサ素
子10とともに同時に検出手段14、すなわちバー40も回転されるので、回転
角度αの変化によってローレンツ力FLは sin(α) に比例して変化する。この 回転角度αは、センサ素子10の回転によって、磁界Bに対する電流Iのフロー
方向の変化に伝えられる。従ってこの回転角度αの変化に比例するバー40の回
転は、 sin(α) に比例するローレンツ力FLの比例変化をもたらす。ローレン ツ力FLの変化に相応して、検出手段14はねじれ軸42を中心とする変位の変
化を角度θだけ受ける。
【0025】 回転角度αの変化の尺度としての角度θの変化は、図4及び5に図示されたセ
ンサ素子10の実施形態に基づいて検出される。検出手段14の下にはそれぞれ
電極48及び50が配置されている。これらの電極48及び50は例えば埋め込
まれたポリシリコンから構成されうる。これらの電極48及び50はフィンガ構
造体30乃至は32に対する対向電極を形成する。このため、フィンガ構造体3
2と電極48との間にはキャパシタンスC2が生じ、フィンガ構造体30と電極
50との間にはキャパシタンスC1が生じる。これらのキャしタンスC1及びC
2の大きさは一方ではフィンガ構造体30乃至は32と電極50乃至は48との
間隔によって及びこれらの電極の面積によって決定される。分離ライン34に沿
ったフィンガ構造体30乃至は32の構成によって、バー40を介する電流Iの
経路の設定に必要な分離ライン34の構成の実施形態にもかかわらず、比較的均
等な面積Aが生じる。平面図においては非対称的な分離ライン34の配置は、フ
ィンガ構造体30乃至は32の個々のフィンガの間の異なる電位差に基づく静電
引力の差異を相殺するのに使用される。なぜなら、相反的な面積比(Reziproke
Flaechenverhaeltnis)がこの静電引力に関与するからである。
ンサ素子10の実施形態に基づいて検出される。検出手段14の下にはそれぞれ
電極48及び50が配置されている。これらの電極48及び50は例えば埋め込
まれたポリシリコンから構成されうる。これらの電極48及び50はフィンガ構
造体30乃至は32に対する対向電極を形成する。このため、フィンガ構造体3
2と電極48との間にはキャパシタンスC2が生じ、フィンガ構造体30と電極
50との間にはキャパシタンスC1が生じる。これらのキャしタンスC1及びC
2の大きさは一方ではフィンガ構造体30乃至は32と電極50乃至は48との
間隔によって及びこれらの電極の面積によって決定される。分離ライン34に沿
ったフィンガ構造体30乃至は32の構成によって、バー40を介する電流Iの
経路の設定に必要な分離ライン34の構成の実施形態にもかかわらず、比較的均
等な面積Aが生じる。平面図においては非対称的な分離ライン34の配置は、フ
ィンガ構造体30乃至は32の個々のフィンガの間の異なる電位差に基づく静電
引力の差異を相殺するのに使用される。なぜなら、相反的な面積比(Reziproke
Flaechenverhaeltnis)がこの静電引力に関与するからである。
【0026】 図4には静止状態におけるセンサ素子10が示されている。すなわち、電流I
が流れていない。これによって印加される磁界Bによるローレンツ力FLの発生
は起こらない。従って、検出手段14はそのバランス状態にあり、この結果、電
極48とフィンガ構造体32との間の間隔d及び電極50とフィンガ構造体30
との間の間隔dは同じ大きさである。従って、キャパシタンスC2及びC2は同
様に同じ大きさであり、次式が成り立つ。
が流れていない。これによって印加される磁界Bによるローレンツ力FLの発生
は起こらない。従って、検出手段14はそのバランス状態にあり、この結果、電
極48とフィンガ構造体32との間の間隔d及び電極50とフィンガ構造体30
との間の間隔dは同じ大きさである。従って、キャパシタンスC2及びC2は同
様に同じ大きさであり、次式が成り立つ。
【0027】
【数2】
【0028】 ただしここでεrは比誘電率である。
【0029】 電流I(図2)がバー40を流れ、ローレンツ力FLが作用する場合、検出手
段14はそのバランス状態から逸脱する。このローレンツ力FLの大きさに相応
して、角度θの変位が生じる。従って、キャパシタンスC2とC1との間の差が
生じる。というのも、一方で電極48とフィンガ構造体34との間の間隔dが増
大し、他方で電極50とフィンガ構造体30との間の間隔dが減少するからであ
る。この生じた差キャパシタンスはセンサ素子10の既知の設計仕様、既知の電
流強度I及び既知の磁界Bに基づいてローレンツ力FLに依存する信号である。
段14はそのバランス状態から逸脱する。このローレンツ力FLの大きさに相応
して、角度θの変位が生じる。従って、キャパシタンスC2とC1との間の差が
生じる。というのも、一方で電極48とフィンガ構造体34との間の間隔dが増
大し、他方で電極50とフィンガ構造体30との間の間隔dが減少するからであ
る。この生じた差キャパシタンスはセンサ素子10の既知の設計仕様、既知の電
流強度I及び既知の磁界Bに基づいてローレンツ力FLに依存する信号である。
【0030】 回転角度αが変化すると、既に説明したローレンツ力FLの変化が生じ、これ
により角度θの変化が生じる。この角度θの変化によってキャパシタンスC2と
C1との間の新しい差キャパシタンスが発生する。この新しい差キャパシタンス
は評価回路を用いて測定できる。従って、発生した差キャパシタンス乃至は差キ
ャパシタンスの変化は回転角度α乃至はこの回転角度αの変化に依存する。
により角度θの変化が生じる。この角度θの変化によってキャパシタンスC2と
C1との間の新しい差キャパシタンスが発生する。この新しい差キャパシタンス
は評価回路を用いて測定できる。従って、発生した差キャパシタンス乃至は差キ
ャパシタンスの変化は回転角度α乃至はこの回転角度αの変化に依存する。
【0031】 従って、全体として、簡単に構成され、さらに回転角度αの外部的変化が非常
に高い感度で角度θの内部的変化に変換される、センサ素子10が提供される。
。つまり、回転角度αの極めて小さい変化ですら確実に検出されうる。
に高い感度で角度θの内部的変化に変換される、センサ素子10が提供される。
。つまり、回転角度αの極めて小さい変化ですら確実に検出されうる。
【0032】 これまでの記述は一定の磁界乃至は一定の電流フローを前提としており、この
結果、回転角度は唯一変化するパラメータであった。しかし、測定精度を向上す
るために、ダイナミックな測定に移行することも可能である。このダイナミック
な測定では、電流フローか又は磁界かのいずれかが変化される。固定された質量
を有するねじれバー26、28は振動可能な構造物であり、この振動可能な構造
物は機械的な固有振動を有する。もしローレンツ力FLがねじれバネ及びこれに
固定された質量から成る系の機械的な固有振動に近い振動数で変動するならば、
この機械的構造物は非常に大きな変位へと、つまり、軸42を中心とする非常に
大きな回転振動へと励振される。ここでは回転角度αが測定されるべきなので、
ローレンツ力のこのような時間的変動は磁界Bの制御又は電流Iの制御によって
実現される。この場合、この検出手段は大きな振幅を有する振動を行い、この振
動はとりわけ簡単にかつ良好に検出されうる。既に小さい回転角度αの変動でも
これらの振動の大きな変化を惹起する。この結果、極めて大きな感度向上が達成
される。これは、とりわけセンサ素子がケーシングの中に配置されている場合に
当てはまる。このケーシングにおいては、内部圧力が低減されており、この結果
、このセンサ素子の振動の減衰は僅かである。
結果、回転角度は唯一変化するパラメータであった。しかし、測定精度を向上す
るために、ダイナミックな測定に移行することも可能である。このダイナミック
な測定では、電流フローか又は磁界かのいずれかが変化される。固定された質量
を有するねじれバー26、28は振動可能な構造物であり、この振動可能な構造
物は機械的な固有振動を有する。もしローレンツ力FLがねじれバネ及びこれに
固定された質量から成る系の機械的な固有振動に近い振動数で変動するならば、
この機械的構造物は非常に大きな変位へと、つまり、軸42を中心とする非常に
大きな回転振動へと励振される。ここでは回転角度αが測定されるべきなので、
ローレンツ力のこのような時間的変動は磁界Bの制御又は電流Iの制御によって
実現される。この場合、この検出手段は大きな振幅を有する振動を行い、この振
動はとりわけ簡単にかつ良好に検出されうる。既に小さい回転角度αの変動でも
これらの振動の大きな変化を惹起する。この結果、極めて大きな感度向上が達成
される。これは、とりわけセンサ素子がケーシングの中に配置されている場合に
当てはまる。このケーシングにおいては、内部圧力が低減されており、この結果
、このセンサ素子の振動の減衰は僅かである。
【0033】 しかし、このセンサ素子のダイナミックな励振によって各センサ素子の検出可
能な角度範囲は90°に制限される。高い精度を有する完全な360°測定を行
うためには、4個のセンサ素子が必要である。これた4個のセンサ素子のうちの
2個のセンサ素子はほぼスタティックに動作され、これにより360°測定が可
能になる。高い角度分解能はこの場合他の2個のダイナミックに動作されるセン
サによって達成される。
能な角度範囲は90°に制限される。高い精度を有する完全な360°測定を行
うためには、4個のセンサ素子が必要である。これた4個のセンサ素子のうちの
2個のセンサ素子はほぼスタティックに動作され、これにより360°測定が可
能になる。高い角度分解能はこの場合他の2個のダイナミックに動作されるセン
サによって達成される。
【0034】 図7及び8に基づいて、突出部52の機能を明瞭にする。これらの突出部52
は検出手段14と一体に構成されており、この検出手段14と共にねじれ軸42
を中心にしてねじれることができる。例えばねじれ軸42のまわりの回転加速度
によって検出手段14の非常に大きな変位が発生する場合、電極対30と50と
の間の乃至は32と48との間の直接的な電気的接触、つまり短絡が発生するこ
とがこれらの突出部52を介して阻止される。図8で破線で示された検出手段1
4の強い変位によって、電極対30と50との間の直接的な接触が発生する前に
、突出部52がストッパ54に当たり、従って、この突出部52はこの検出手段
の最大変位を制限することが明瞭である。よって、これらの突出部52はセンサ
素子10の機械的な過負荷保護として使用される。ストッパ54は例えば電極4
8乃至は50と同一の材料から成り、これらの電極と同一の高さに設けられてい
る。しかし、電極48と50乃至は54との間の導電性接続は形成されていない
。
は検出手段14と一体に構成されており、この検出手段14と共にねじれ軸42
を中心にしてねじれることができる。例えばねじれ軸42のまわりの回転加速度
によって検出手段14の非常に大きな変位が発生する場合、電極対30と50と
の間の乃至は32と48との間の直接的な電気的接触、つまり短絡が発生するこ
とがこれらの突出部52を介して阻止される。図8で破線で示された検出手段1
4の強い変位によって、電極対30と50との間の直接的な接触が発生する前に
、突出部52がストッパ54に当たり、従って、この突出部52はこの検出手段
の最大変位を制限することが明瞭である。よって、これらの突出部52はセンサ
素子10の機械的な過負荷保護として使用される。ストッパ54は例えば電極4
8乃至は50と同一の材料から成り、これらの電極と同一の高さに設けられてい
る。しかし、電極48と50乃至は54との間の導電性接続は形成されていない
。
【0035】 センサ素子10の構成によってこのセンサ素子10は可動システム、例えば自
動車においても使用できる。というのも、作用する加速力は回転角度αの変化を
検出する信号に影響を与えないからである。z方向の加速度は検出手段14の全
体に対して均一に作用し、このためこの加速度はねじれ軸42を中心とする変位
を惹起しない。x方向乃至はy方向に作用する加速力も同様に信号品質劣化をも
たらさない。というのも、このような加速力の作用によって電極48乃至は50
とくし形構造体32乃至は30との間の間隔dの変化は起こらないからである。
場合によっては、この場合に検出手段12のほんの少しのパラレルシフトによっ
て発生する横方向感度が無視される。回転加速度の回転軸がねじれ軸と一致する
か又はこのねじれ軸に対してパラレルな少なくとも1つの成分を有するような回
転加速度に対する感度を排除することは検出手段14の相応の制御によってもた
らされる。
動車においても使用できる。というのも、作用する加速力は回転角度αの変化を
検出する信号に影響を与えないからである。z方向の加速度は検出手段14の全
体に対して均一に作用し、このためこの加速度はねじれ軸42を中心とする変位
を惹起しない。x方向乃至はy方向に作用する加速力も同様に信号品質劣化をも
たらさない。というのも、このような加速力の作用によって電極48乃至は50
とくし形構造体32乃至は30との間の間隔dの変化は起こらないからである。
場合によっては、この場合に検出手段12のほんの少しのパラレルシフトによっ
て発生する横方向感度が無視される。回転加速度の回転軸がねじれ軸と一致する
か又はこのねじれ軸に対してパラレルな少なくとも1つの成分を有するような回
転加速度に対する感度を排除することは検出手段14の相応の制御によってもた
らされる。
【0036】 全体としては、センサ素子10の個々の構成部材の設計仕様のヴァリエーショ
ンによって様々な感度が達成される。よって、例えばねじれバー26及び28の
長さ、幅又は厚さを変更することは、同一の大きさのローレンツ力FLにおける
角度θに関する変位特性の変化をもたらす。同一のことは検出手段14の設計仕
様、電流Iの電流強度の乃至は磁界Bの増大乃至は低減に対しても当てはまる。
フレーム12の変化はセンサ素子10の感度に対する直接的な作用を与えないが
、このセンサ素子10の安定性には影響を与えうる。とりわけ、フレーム半分1
6乃至は18の意図的な部分カッティングによって、ねじれバー26乃至は28
を介してフレーム12に作用する圧縮応力の補償の増大乃至は低減が制御される
。
ンによって様々な感度が達成される。よって、例えばねじれバー26及び28の
長さ、幅又は厚さを変更することは、同一の大きさのローレンツ力FLにおける
角度θに関する変位特性の変化をもたらす。同一のことは検出手段14の設計仕
様、電流Iの電流強度の乃至は磁界Bの増大乃至は低減に対しても当てはまる。
フレーム12の変化はセンサ素子10の感度に対する直接的な作用を与えないが
、このセンサ素子10の安定性には影響を与えうる。とりわけ、フレーム半分1
6乃至は18の意図的な部分カッティングによって、ねじれバー26乃至は28
を介してフレーム12に作用する圧縮応力の補償の増大乃至は低減が制御される
。
【0037】 ここには図示されていないさらに別の実施例によれば、センサ素子10は全部
で2個の検出手段14を有し、これらの2個の検出手段14は正確に90°だけ
互いに回転されて配置されている。これによって回転角度αの変化が180°の
値を越えて検出されうる。その都度一定のままの磁界Bに対する、個々の検出手
段において変化する電流フローIの方向に相応して、その都度角度θの、個々の
検出手段14の異なる変位が生じる。これらの異なる変位は差キャパシタンスの
測定を介して正確に検出可能であり、回転角度αの相応の変化に対応させること
ができる。センサ素子10を有する部材の360°を越える過剰回転も確実に検
出できる。つまり、このセンサは機械的なストッパ又は類似のストッパに当たる
ことなく、360°の角度の複数回の回転が可能である。
で2個の検出手段14を有し、これらの2個の検出手段14は正確に90°だけ
互いに回転されて配置されている。これによって回転角度αの変化が180°の
値を越えて検出されうる。その都度一定のままの磁界Bに対する、個々の検出手
段において変化する電流フローIの方向に相応して、その都度角度θの、個々の
検出手段14の異なる変位が生じる。これらの異なる変位は差キャパシタンスの
測定を介して正確に検出可能であり、回転角度αの相応の変化に対応させること
ができる。センサ素子10を有する部材の360°を越える過剰回転も確実に検
出できる。つまり、このセンサは機械的なストッパ又は類似のストッパに当たる
ことなく、360°の角度の複数回の回転が可能である。
【0038】 回転角度α乃至は回転角度αの変化の検出の他に、センサ素子10は逆の作動
方法で磁界Bの検出に使用される。角度α及び電流Iの電流強度が既知の場合に
、ローレンツ力FLに対する前述の関係式を反転して、磁界Bを逆に推定するこ
とができる。磁界Bによってこの場合に喚起されるローレンツ力FLの変化乃至
はローレンツ力FLの発生は、同様にキャパシタンスC2とC1との間の差キャ
パシタンスをもたらす。
方法で磁界Bの検出に使用される。角度α及び電流Iの電流強度が既知の場合に
、ローレンツ力FLに対する前述の関係式を反転して、磁界Bを逆に推定するこ
とができる。磁界Bによってこの場合に喚起されるローレンツ力FLの変化乃至
はローレンツ力FLの発生は、同様にキャパシタンスC2とC1との間の差キャ
パシタンスをもたらす。
【0039】 次の図9から11までにより、これらのセンサの製造方法が詳しく説明される
。図9には基板200が示されており、この基板200の上に犠牲層201が被
着されている。この犠牲層には切欠部100及び102が設けられており、これ
らの切欠部100及び102において基板200が露出している。これらの切欠
部100及び102の内部において、この方法の次の段階で基板200に直接セ
ンサ素子の固定が行われる。基板200には、シリコンウェハ、セラミックプレ
ート等々のような通常使用されるあらゆる基板材料が適している。表面絶縁層が
設けられた金属プレートも使用できる。重要なことは、この場合、基板プレート
200の最上部層は基本的に絶縁特性を有することだけである。犠牲層201に
は、このセンサ素子の構成材料である他の材料に対して選択的に除去されるあら
ゆる材料が使用できる。この除去は、通常はエッチング、例えばエッチング液又
はガス状のエッチング媒体によって行われる。
。図9には基板200が示されており、この基板200の上に犠牲層201が被
着されている。この犠牲層には切欠部100及び102が設けられており、これ
らの切欠部100及び102において基板200が露出している。これらの切欠
部100及び102の内部において、この方法の次の段階で基板200に直接セ
ンサ素子の固定が行われる。基板200には、シリコンウェハ、セラミックプレ
ート等々のような通常使用されるあらゆる基板材料が適している。表面絶縁層が
設けられた金属プレートも使用できる。重要なことは、この場合、基板プレート
200の最上部層は基本的に絶縁特性を有することだけである。犠牲層201に
は、このセンサ素子の構成材料である他の材料に対して選択的に除去されるあら
ゆる材料が使用できる。この除去は、通常はエッチング、例えばエッチング液又
はガス状のエッチング媒体によって行われる。
【0040】 次のステップではセンサ構造が基板プレート200及び犠牲層201に被着さ
れる。この場合には様々な方法が考えられる。まず最初にセンサ構造のための材
料による全面積層化が行われ、このセンサ構造は、通常の構造化方法によって、
例えばマスクによる遮蔽及び遮蔽されていない領域のエッチングによって構造化
される。代わりに、厚い層を塗布し、この厚い層に開口部を設け、この開口部が
犠牲層201まで乃至は切欠部100及び102の領域において基板プレート2
00まで到達させることも可能である。この場合、これらの切欠部は製造すべき
センサ構造のための型枠である。というのも、この型枠は次いで例えばガルバニ
ックプロセスを用いて金属等々で充填され、次いで厚い型枠層が除去されるから
である。図10にはこれら両方の異なる製造方法の結果が図示されている。図1
0は断面図において図5に図示されているようなセンサの製造の際の方法ステッ
プを示す。図10の断面図は図6に図示されている回転軸42に沿った断面図に
相応する。切欠部100及び102の領域には接点20及び22が製造された。
これらの接点20及び22は基板200に固定的に接合されている。これらの接
点20、22にはねじれバー26、28が接合されている。しかし、これらのね
じれバーは決して基板200への直接的な接触を持たず、完全に犠牲層201の
上に載置されている。これらのねじれバー26、28には検出手段の左側面36
及び右側面38が固定されている。検出手段のこれらの左側面36及び右側面3
8も完全に犠牲層201の上に載置されており、決して基板200への直接的な
接触を持たない。犠牲層201のエッチングによって図11に図示されているよ
うな構造が作られる。図11の図面は軸42に沿った図6のセンサ素子の断面図
に相応する。これらの接点20、22は直接基板200に接合されている。これ
らの接点20、22にはねじれバー26、28が固定され、これらのねじれバー
には検出手段の左側面36及び右側面38が固定されている。図11の断面図か
ら容易に読み取れるように、接点20、22によって基板200への固定が保障
されており、他方でねじれバー26、28及び評価手段の左側面及び右側面36
、38は基板200に対して自由に可動できる。
れる。この場合には様々な方法が考えられる。まず最初にセンサ構造のための材
料による全面積層化が行われ、このセンサ構造は、通常の構造化方法によって、
例えばマスクによる遮蔽及び遮蔽されていない領域のエッチングによって構造化
される。代わりに、厚い層を塗布し、この厚い層に開口部を設け、この開口部が
犠牲層201まで乃至は切欠部100及び102の領域において基板プレート2
00まで到達させることも可能である。この場合、これらの切欠部は製造すべき
センサ構造のための型枠である。というのも、この型枠は次いで例えばガルバニ
ックプロセスを用いて金属等々で充填され、次いで厚い型枠層が除去されるから
である。図10にはこれら両方の異なる製造方法の結果が図示されている。図1
0は断面図において図5に図示されているようなセンサの製造の際の方法ステッ
プを示す。図10の断面図は図6に図示されている回転軸42に沿った断面図に
相応する。切欠部100及び102の領域には接点20及び22が製造された。
これらの接点20及び22は基板200に固定的に接合されている。これらの接
点20、22にはねじれバー26、28が接合されている。しかし、これらのね
じれバーは決して基板200への直接的な接触を持たず、完全に犠牲層201の
上に載置されている。これらのねじれバー26、28には検出手段の左側面36
及び右側面38が固定されている。検出手段のこれらの左側面36及び右側面3
8も完全に犠牲層201の上に載置されており、決して基板200への直接的な
接触を持たない。犠牲層201のエッチングによって図11に図示されているよ
うな構造が作られる。図11の図面は軸42に沿った図6のセンサ素子の断面図
に相応する。これらの接点20、22は直接基板200に接合されている。これ
らの接点20、22にはねじれバー26、28が固定され、これらのねじれバー
には検出手段の左側面36及び右側面38が固定されている。図11の断面図か
ら容易に読み取れるように、接点20、22によって基板200への固定が保障
されており、他方でねじれバー26、28及び評価手段の左側面及び右側面36
、38は基板200に対して自由に可動できる。
【0041】 図9から11までの方法ステップはいわゆる表面マイクロメカニクスの通常の
方法を示している。この方法によって多数のセンサが1つの基板上に同時に製造
されると有利である。ここでは検出素子はプレート状の素子として構成されてい
る。この素子はソケット又はプラットフォームとして構成されている接点20、
22によって基板に対して僅少な間隔をもって保持される。プレート状の評価手
段はねじれバー26、28におけるサスペンドによって揺動体構造を形成する。
この揺動体構造において、作用する力によってこの揺動体の各々の側面の基板に
対する相対的な間隔が変化する。本明細書の場合には、これらの力はローレンツ
力、つまり、電流の導通した導体と磁界との間に作用する力によって形成される
。このローレンツ力を発生するために、プレート状評価素子は相応の分離ライン
によって分割され、2つの接点の間の電位差により限定された導体ループが形成
される。この場合、この導体ループを貫いて電流が流れる。この評価手段の変位
は例えば基板上に被着された電極によって検出される。これらの電極はこの評価
手段の各々の側面とともにプレートコンデンサを形成する。
方法を示している。この方法によって多数のセンサが1つの基板上に同時に製造
されると有利である。ここでは検出素子はプレート状の素子として構成されてい
る。この素子はソケット又はプラットフォームとして構成されている接点20、
22によって基板に対して僅少な間隔をもって保持される。プレート状の評価手
段はねじれバー26、28におけるサスペンドによって揺動体構造を形成する。
この揺動体構造において、作用する力によってこの揺動体の各々の側面の基板に
対する相対的な間隔が変化する。本明細書の場合には、これらの力はローレンツ
力、つまり、電流の導通した導体と磁界との間に作用する力によって形成される
。このローレンツ力を発生するために、プレート状評価素子は相応の分離ライン
によって分割され、2つの接点の間の電位差により限定された導体ループが形成
される。この場合、この導体ループを貫いて電流が流れる。この評価手段の変位
は例えば基板上に被着された電極によって検出される。これらの電極はこの評価
手段の各々の側面とともにプレートコンデンサを形成する。
【0042】 これまでは、記述において概念「分離ライン」だけを使用した。しかし、一般
的にはプレート状評価素子を導通領域と非導通領域に分離する分離手段ならばど
んな分離手段でも適している。図12から14までによって分離構造のための異
なる方法が説明される。それぞれ図6のラインX―Xに相応して検出手段の側面
36及び38を貫く断面図が示されている。プレート状検出手段36、38が半
導体材料、有利にはシリコンから形成されている場合、分離構造は僅少なドーピ
ング301の領域によって形成される(図12)。プレート状検出手段が良導電
性の表面層310を有する、有利には金属を有する低導電性の材料から形成され
ている場合、分離構造は層310のない領域302によって形成される(図13
)。プレート状検出手段が良導電性の材料、有利にはドープされたシリコン又は
金属から形成されている場合、分離構造は空隙303として構成されている分離
ラインによって形成される(図14)。
的にはプレート状評価素子を導通領域と非導通領域に分離する分離手段ならばど
んな分離手段でも適している。図12から14までによって分離構造のための異
なる方法が説明される。それぞれ図6のラインX―Xに相応して検出手段の側面
36及び38を貫く断面図が示されている。プレート状検出手段36、38が半
導体材料、有利にはシリコンから形成されている場合、分離構造は僅少なドーピ
ング301の領域によって形成される(図12)。プレート状検出手段が良導電
性の表面層310を有する、有利には金属を有する低導電性の材料から形成され
ている場合、分離構造は層310のない領域302によって形成される(図13
)。プレート状検出手段が良導電性の材料、有利にはドープされたシリコン又は
金属から形成されている場合、分離構造は空隙303として構成されている分離
ラインによって形成される(図14)。
【図1】 第1の変形実施形態におけるセンサ素子の俯瞰図である。
【図2】 図1のセンサ素子の概略的な斜視図である。
【図3】 センサ素子の作動方法の概略図である。
【図4】 センサ素子の作動方法の概略図である。
【図5】 センサ素子の作動方法の概略図である。
【図6】 第2の変形実施形態におけるセンサ素子の俯瞰図である。
【図7】 センサ素子の他の実施形態である。
【図8】 センサ素子の他の実施形態である。
【図9】 センサの製造を示す。
【図10】 センサの製造を示す。
【図11】 センサの製造を示す。
【図12】 センサの様々な変形実施形態の断面図である。
【図13】 センサの様々な変形実施形態の断面図である。
【図14】 センサの様々な変形実施形態の断面図である。
10 センサ素子 12 フレーム 14 検出手段 16 フレーム半分 18 フレーム半分 20 接点 22 接点 24 大きな幅を有する区間 26 ねじれバー 28 ねじれバー 30 フィンガ構造体 32 フィンガ構造体 34 分離ライン 40 バー 42 ねじれ軸 44 揺動体部分 46 揺動体部分 48 電極 50 電極 52 突出部 100 切欠部 102 切欠部 200 基板プレート 201 犠牲層 303 空隙 310 良導電性表面層
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月13日(2000.3.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】 これまでは、記述において概念「分離ライン」だけを使用した。しかし、一般
的にはプレート状評価素子を導通領域と非導通領域に分離する分離手段ならばど
んな分離手段でも適している。図12から14までによって分離構造のための異
なる方法が説明される。それぞれ図6のラインX―Xに相応して検出手段の側面
36及び38を貫く断面図が示されている。プレート状検出手段36、38が半
導体材料、有利にはシリコンから形成されている場合、分離構造は僅少なドーピ
ング301の領域によって形成される(図12)。プレート状検出手段が良導電
性の材料、有利にはドープされたシリコン又は金属から形成されている場合、分
離構造は空隙303として構成されている分離ラインによって形成される(図1
3)。
的にはプレート状評価素子を導通領域と非導通領域に分離する分離手段ならばど
んな分離手段でも適している。図12から14までによって分離構造のための異
なる方法が説明される。それぞれ図6のラインX―Xに相応して検出手段の側面
36及び38を貫く断面図が示されている。プレート状検出手段36、38が半
導体材料、有利にはシリコンから形成されている場合、分離構造は僅少なドーピ
ング301の領域によって形成される(図12)。プレート状検出手段が良導電
性の材料、有利にはドープされたシリコン又は金属から形成されている場合、分
離構造は空隙303として構成されている分離ラインによって形成される(図1
3)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ シェリン ドイツ連邦共和国 ロイトリンゲン デュ レンベルクシュトラーセ 2 (72)発明者 ベルント マイヘーファー アメリカ合衆国 サウスキャロライナ ア ンダーソン ピー オー ボックス 2867 (72)発明者 フランツ レルマー ドイツ連邦共和国 シユツツトガルト ヴ ィティコヴェーク 9 (72)発明者 マルクス ルッツ ドイツ連邦共和国 ロイトリンゲン フィ ツィオンシュトラーセ 23 (72)発明者 ハーラルト エンマーリッヒ ドイツ連邦共和国 ロイトリンゲン ドレ スナー プラッツ 5/3.1 (72)発明者 イェルク カイエンブルク ドイツ連邦共和国 ロイトリンゲン イム フェルゲンベヒレ 6 Fターム(参考) 2F063 AA35 BA11 CA34 DA01 DA04 DB07 DD02 DD05 GA01 HA01 HA09 HA10 HA16 2G017 AA01 AC05 AC06 AD10 AD53
Claims (18)
- 【請求項1】 基板を有し、さらに該基板の上に配置されたプレート状の検
出手段(14)を有するセンサ素子において、 前記プレート状の検出手段(14)は少なくとも2つのねじれバー(26、2
8)によってサスペンドされており、 前記プレート状の検出手段(14)は少なくとも1つの分離構造によって分割
されており、前記ねじれバー(26、28)間に電位差を印加すると電流によっ
て導通された導体ループが前記検出手段に形成され、次いで磁界を印加すると前
記導体ループに作用するローレンツ力が前記ねじれバーのねじれを惹起しうるよ
うに、前記プレート状の検出手段(14)は少なくとも1つの分離構造によって
分割されている、基板を有し、さらに該基板の上に配置されたプレート状の検出
手段(14)を有するセンサ素子。 - 【請求項2】 プレート状検出手段は良導電性の材料、有利にはドープされ
たシリコン又は金属から構成されており、分離構造は空隙として構成される分離
ラインによって形成されることを特徴とする請求項1記載のセンサ素子。 - 【請求項3】 プレート状検出手段は半導体材料、有利にはシリコンから構
成されており、分離構造は僅少なドーピングを有する領域によって形成されるこ
とを特徴とする請求項1記載のセンサ素子。 - 【請求項4】 プレート状検出手段は良導電性の表面層を有する小さい導電
性の材料、有利には金属から構成されており、分離構造は層のない領域によって
形成されることを特徴とする請求項1記載のセンサ素子。 - 【請求項5】 検出手段(14)はねじれ軸(42)に対して対称的に構成
されており、導体ループを形成するバー(40)を前記ねじれ軸(42)に対し
てパラレルに有していることを特徴とする請求項1記載のセンサ素子。 - 【請求項6】 検出手段(14)はねじれバー(26、28)を介してフレ
ーム(12)にサスペンドされており、該フレーム(12)は基板(200)に
固定されていることを特徴とする請求項1から5のうちの1項記載のセンサ素子
。 - 【請求項7】 検出手段(14)はねじれバー(26、28)を介して内部
に設けられたソケット状の接点で基板(200)にサスペンドされていることを
特徴とする請求項1から5のうちの1項記載のセンサ素子。 - 【請求項8】 ねじれバー(26、28)は該ねじれバー(26、28)の
幅に対して大きい深さを有することを特徴とする請求項1から7のうちの1項記
載のセンサ素子。 - 【請求項9】 フレーム(12)及びねじれバー(26、28)は導電性材
料から成るか、又は、前記フレーム(12)及び前記ねじれバー(26、28)
には導電性材料が設けられていることを特徴とする請求項1から8のうちの1項
記載のセンサ素子。 - 【請求項10】 フレーム(12)は2分割されており、各々のフレームの
半分(14、18)又はねじれバー(26、28)は電気的接点(20、22)
に接続されていることを特徴とする請求項1から9のうちの1項記載のセンサ素
子。 - 【請求項11】 基板に配置された電極(48、50)を有する検出手段(
14)はキャパシタ(C1,C2)を形成することを特徴とする請求項1から1
0のうちの1項記載のセンサ素子。 - 【請求項12】 キャパシタ(C1,C2)は該キャパシタ(C1,C2)
間の差キャパシタンスを測定するための評価回路に結合されていることを特徴と
する請求項1から11のうちの1項記載のセンサ素子。 - 【請求項13】 検出手段(14)は過負荷保護として使用される突出部(
52)を有し、該突出部(52)はキャパシタ(C1,C2)の電極(30、5
0;32、48)間の短絡を阻止することを特徴とする請求項1から12のうち
の1項記載のセンサ素子。 - 【請求項14】 センサ素子(10)は90°だけ互いに回転されて配置さ
れた複数の検出手段(14)を有することを特徴とする請求項1から13のうち
の1項記載のセンサ素子。 - 【請求項15】 センサ素子(10)は表面マイクロメカニクスの方法ステ
ップによってシリコンウェハ上に構成されることを特徴とする請求項1から14
のうちの1項記載のセンサ素子。 - 【請求項16】 検出手段(14)を回転振動のために該検出手段(14)
の固有振動数の近傍において励振する手段が設けられていることを特徴とする請
求項1から15のうちの1項記載のセンサ素子。 - 【請求項17】 回転角度センサとしての請求項1から16のうちの1項記
載のセンサ素子の使用。 - 【請求項18】 磁界センサとしての請求項1から16のうちの1項記載の
センサ素子の使用。
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PCT/DE1998/002672 WO1999014613A1 (de) | 1997-09-12 | 1998-09-10 | Sensorelement |
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JP2000512095A Pending JP2001516887A (ja) | 1997-09-12 | 1998-09-10 | センサ素子 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013011587A (ja) * | 2011-05-27 | 2013-01-17 | Denso Corp | 力学量センサ装置およびその製造方法 |
JP2013519880A (ja) * | 2010-02-10 | 2013-05-30 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 改良された慣性要素を利用する微小電子機械の磁界センサ |
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US7075160B2 (en) | 2003-06-04 | 2006-07-11 | Robert Bosch Gmbh | Microelectromechanical systems and devices having thin film encapsulated mechanical structures |
US6934665B2 (en) * | 2003-10-22 | 2005-08-23 | Motorola, Inc. | Electronic sensor with signal conditioning |
US7253615B2 (en) * | 2004-05-05 | 2007-08-07 | General Electric Company | Microelectromechanical system sensor and method for using |
US20070170528A1 (en) | 2006-01-20 | 2007-07-26 | Aaron Partridge | Wafer encapsulated microelectromechanical structure and method of manufacturing same |
KR101790262B1 (ko) * | 2014-12-12 | 2017-11-21 | 한국표준과학연구원 | 자기장 센서 및 자기장 측정 장치 |
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FR2645970B1 (fr) * | 1989-04-14 | 1991-08-30 | Crouzet Sa | Micromagnetometre a detection capacitive |
DE4021358A1 (de) * | 1990-07-05 | 1992-01-09 | Siemens Ag | Verfahren und einrichtung zum messen eines elektrischen stromes |
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1997
- 1997-09-12 DE DE19740049A patent/DE19740049A1/de not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-09-10 WO PCT/DE1998/002672 patent/WO1999014613A1/de active Application Filing
- 1998-09-10 DE DE19881346T patent/DE19881346D2/de not_active Ceased
- 1998-09-10 JP JP2000512095A patent/JP2001516887A/ja active Pending
- 1998-10-09 US US09/508,559 patent/US6462566B1/en not_active Expired - Lifetime
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JP2013011587A (ja) * | 2011-05-27 | 2013-01-17 | Denso Corp | 力学量センサ装置およびその製造方法 |
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