JP2000235207A - 支持状態判定装置及び像振れ補正装置 - Google Patents

支持状態判定装置及び像振れ補正装置

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JP2000235207A
JP2000235207A JP11036761A JP3676199A JP2000235207A JP 2000235207 A JP2000235207 A JP 2000235207A JP 11036761 A JP11036761 A JP 11036761A JP 3676199 A JP3676199 A JP 3676199A JP 2000235207 A JP2000235207 A JP 2000235207A
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JP11036761A
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Kazunori Masuda
増田  和規
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 該装置が適用される機器を保持する使用者の
手振れ量の個人差、使用する支持部材の相違、操作部材
を操作する際の個人差によらず、精度の高い支持状態判
定を行えるようにする。 【解決手段】 振動を検出する振動検出手段と、該振動
検出手段の出力と記憶されているスレッショルドレベル
とに基づいて該支持状態判定装置が適用される機器の支
持状態を判定する支持状態判定手段(#309)と、前
記スレッショルドレベルを算出する為のキャリブレーシ
ョン動作を行わせるモード設定手段と、キャリブレーシ
ョンモードが設定されることにより、前記キャリブレー
ション動作を行い、前記スレッショルドレベルを算出す
るスレッショルドレベル算出手段(#306)と、該ス
レッショルドレベル算出手段により算出されたスレッシ
ョルドレベルを記憶する記憶手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動検出手段の出
力を用いて該装置が適用される機器の支持状態を判定す
る手段を有する支持状態判定装置及び像振れ補正装置の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラを初めとする光学系の
振れ補正、つまり手振れなどによる振動を抑制して像安
定を行うための装置が提案されている。カメラ等に用い
られる振れ補正方式のうちの一つの典型的なものとして
は、振動検出手段であるところの振れセンサにて検知し
たカメラの振れ情報に基づき撮影光学系の一部、或いは
全部を駆動して結像面上の像振れを抑制するというもの
である。この種の像振れ補正装置として、例えば特開平
9−43658号を挙げることができる。
【0003】しかしながら、従来の像振れ補正装置は、
一般に手振れ振動、或いはそれに類似する周波数分布を
持った振れ振動を良好に補正すべく、それに見合った振
れセンサや振れ補正光学系の選択、及び上記センサや駆
動機構の応答周波数帯域の設定がなされている。従っ
て、このような像振れ補正装置を三脚等の支持部材に取
り付けて使用する場合には、以下のような欠点を生じ
る。
【0004】1)振れ補正がほとんど必要ない場合でも
振れ補正機構は作動しており、消費電力が大きくなる。
【0005】2)スチルカメラでは、レリーズ時のクイ
ックリターンミラー、或いはシャッター機構により微小
変位振幅ではあるが、高周波の衝撃を生じ、これが振れ
センサの誤出力の原因となることがある。この場合、振
れ補正機構はカメラの振れとは関係のない振れ補正を行
い、像振れを助長してしまう。
【0006】3)振れが生じていない場合でも、振れセ
ンサから出力される低周波のドリフト信号(ゆらぎ)に
より、振れ補正機構はカメラの振れとは関係のない振れ
補正を行い、像振れを助長してしまう。
【0007】これらの欠点を解消するために、像振れ補
正装置が三脚等の支持部材に取付けられていることを検
知したら、像振れ補正駆動を禁止したり、像振れ補正制
御の特性を変更するなどして、上記1)〜3)の欠点を
改善しようとする提案がなされている。像振れ補正駆動
を禁止する方法としては、例えば特開平4−56831
号の提案があり、像振れ補正制御の特性を変更する方法
としては、例えば特開平4−328534号の提案があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記方法においては、
何れの場合にもまず第一に、装置の支持状態を判定する
ことが前提になっている。支持状態判定方法としては幾
つか考えられるが、例えば、ある一定時間内の振れセン
サの出力信号の最大振幅が既定値以上か否かで支持部材
取付け状態なのか、手持ち状態なのかを判定する方法が
ある。この方法では予めその既定値は決めておく。しか
しながら、一般的に該装置の形状や重量または個人差に
より手振れ量は変わってくる。従って、例えば元々手振
れ量の小さい人が手持ち状態で使用したときに、既定値
がやや大きめに設定されていると、支持部材検知状態と
誤判定してしまう可能性が僅かながらあった。そのよう
な場合、手持ち状態にもかかわらず支持部材検知時の防
振制御を行ってしまうことにより、撮影結果が思わしく
ないものになってしまう。
【0009】また、逆の場合も考えられる。前述した誤
判定を少なくするべくあまりに既定値を小さくしてしま
うと、今度は支持部材を取り付けているにもかかわらず
手持ち状態(該装置が支持部材に取り付けられている状
態)と判定してしまう場合がある。さらに、取り付けた
支持部材の種類によって該装置の安定性が微妙に変化す
るので、やや安定性に欠ける支持部材に取り付けたとき
には振れセンサの出力がやや大きくなり、手持ち状態と
判定してしまう可能性がある。
【0010】さらには、使用者の撮影スイッチを押す動
作も撮影状況や個人差によって微妙に変化することが考
えられる。従って、使用者が撮影スイッチを若干強めに
押したときにその振動により振動検出手段の出力がやや
大きくなり、手持ち状態と判定してしまうことも考えら
れる。そのような場合、支持部材取付け状態にもかかわ
らず手持ち時の通常の防振制御を行ってしまうことによ
り、同様に撮影結果が思わしくないものになってしま
う。よって、これらの問題を考慮した上で最適な既定値
を設定する必要がある。
【0011】(発明の目的)本発明の第1の目的は、該
装置が適用される機器を保持する使用者の手振れ量の個
人差、使用する支持部材の相違、操作部材を操作する際
の個人差によらず、精度の高い支持状態判定を行うこと
のできる支持状態判定装置を提供しようとするものであ
る。
【0012】本発明の第2の目的は、該装置が適用され
る機器を保持する使用者の手振れ量の個人差、使用する
支持部材の相違、操作部材を操作する際の個人差によら
ず、精度の高い支持状態判定を行うと共に、最適な像振
れ補正制御を行うことのできる像振れ補正装置を提供し
ようとするものである。
【0013】本発明の第3の目的は、キャリブレーショ
ンモード動作時には所定の動作を禁止し、より精度の高
い支持状態判定を行うことのできる像振れ補正装置を提
供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜8記載の本発明は、振動を検出す
る振動検出手段と、該振動検出手段の出力と記憶されて
いるスレッショルドレベルとに基づいて該支持状態判定
装置が適用される機器の支持状態を判定する支持状態判
定手段と、前記スレッショルドレベルを算出する為のキ
ャリブレーション動作を行わせるモード設定手段と、キ
ャリブレーションモードが設定されることにより、前記
キャリブレーション動作を行い、前記スレッショルドレ
ベルを算出するスレッショルドレベル算出手段と、該ス
レッショルドレベル算出手段により算出されたスレッシ
ョルドレベルを記憶する記憶手段とを有する支持状態判
定装置とするものである。
【0015】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項9〜18記載の本発明は、振動を検出する振動検
出手段と、該振動検出手段の出力と記憶されているスレ
ッショルドレベルとに基づいて該像振れ補正装置が適用
される機器の支持状態を判定する支持状態判定手段と、
前記スレッショルドレベルを算出する為のキャリブレー
ション動作を行わせるモード設定手段と、キャリブレー
ションモードが設定されることにより、前記キャリブレ
ーション動作を行い、前記スレッショルドレベルを算出
するスレッショルドレベル算出手段と、該スレッショル
ドレベル算出手段により算出されたスレッショルドレベ
ルを記憶する記憶手段と、前記振動検出手段からの信号
に基づいて像振れ補正手段を駆動し、像振れ補正を行う
像振れ補正制御手段とを有する像振れ補正装置とするも
のである。
【0016】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項19〜21記載の本発明は、キャリブレーション
モード動作時には、所定の動作を禁止する動作禁止手段
を有する像振れ補正装置とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
像振れ補正装置が一眼レフカメラの交換レンズ内に搭載
される場合について説明する。
【0018】図1は本発明の実施の第1の形態に係るブ
ロック図である。同図において、101はレンズマイコ
ンであり、カメラ本体側から通信用の接点109c(ク
ロック信号用),109d(カメラ本体→レンズへの信
号伝達用)を通じて通信を受け、その指令値によって、
図1に示したような構成より成る振れ補正系102,フ
ォーカス駆動系104,絞り駆動系105の動作を行
う。
【0019】前記振れ補正系102は、振れ検出手段で
あるところの振れを検出する振れセンサ106,補正レ
ンズ変位検出用の位置センサ107、及び、前記振れセ
ンサ106と位置センサ107の出力を基にレンズマイ
コン101にて算出された制御信号によって不図示の補
正レンズを駆動して振れ補正動作を行う振れ補正駆動系
108から成る。また、124(SWIS)は振れ補正
動作を選択する為の防振スイッチであり、振れ補正動作
を選択する場合はこの防振スイッチ124をONにす
る。
【0020】前記フォーカス駆動系104は、レンズマ
イコン101からの指令値によって、焦点調節用のレン
ズを駆動してフォーカシングを行う。前記絞り駆動系1
05は、レンズマイコン101からの指令値によって、
絞りを設定された位置まで絞る又は開放状態に復帰させ
るという動作を行う。また、前記レンズマイコン101
は、レンズ内の状態(フォーカス位置,絞り値の状態な
ど)や、レンズに関する情報(開放絞り値,焦点距離,
測距演算に必要なデータなど)を通信用の接点109e
(レンズ→カメラへの本体信号伝達用)よりカメラ本体
側に伝達することも行う。
【0021】前述のレンズマイコン101,振れ補正系
102,フォーカス駆動系104,絞り駆動系105、
さらにレンズに関する種々の情報を記憶している記憶回
路130、キャリブレーション動作時のキャリブレーシ
ョンモード動作に関する情報を何らかの方法で使用者に
知らせる警告回路132によって、レンズ電気系110
が構成される。そして、このレンズ電気系110に対し
ては、電源電圧接点109a,グランド接点109bを
通じてカメラ内電源118から給電が行われる。また、
131はキャリブレーションモード設定部であり、支持
状態判定演算におけるスレッショルドレベル算出のため
のキャリブレーションモードに入るか否かの切り換えを
行う為のものである。
【0022】カメラ本体内部には、カメラ本体内電気系
111として、測距部112,測光部113,シャッタ
部114,表示部115,その他の制御部116、及
び、これらの動作開始,停止などの管理、露出演算、測
距演算などを行うカメラマイコン117が内蔵されてい
る。これらカメラ内電気系111に対しても、その電源
はカメラ内電源118より給電される。また、121
(SW1)は測光や測距の撮影準備動作を開始させる為
のスイッチであり、122(SW2)はレリーズ動作を
開始させる為のレリーズスイッチであり、これらは一般
的には2段ストロークスイッチであって、レリーズボタ
ンの第1ストロークでスイッチ121がONし、第2ス
トロークでレリーズスイッチ122がONになるように
構成されている。123(SWM)は露出モード選択ス
イッチであり、露出モード変更は、該スイッチのON,
OFFで行ったり、該スイッチ123と他の操作部材と
の同時操作により行う方法等がある。
【0023】図2は、図1のレンズマイコン101内で
の具体的動作を示したフローチャートである。
【0024】像振れ補正動作は一定周期毎に発生する割
り込み処理によって行われる。そして、第1の方向、例
えばピッチ方向(縦方向)の制御と第2の方向、例えば
ヨー方向(横方向)の制御を交互に行う。割り込みが発
生すると、レンズマイコン101は図2のステップ#3
01からの動作を開始する。
【0025】ステップ#301においては、今回の制御
方向はピッチ方向であるかヨー方向であるかの判定を行
い、ピッチ方向であればステップ#302へ進み、各種
フラグや係数,計算結果等をピッチデータとして読み書
きできるようにデータアドレスを設定する。また、ヨー
方向であればステップ#301からステップ#303へ
進み、各種フラグや係数,計算結果等をヨーデータとし
て読み書きできるようにデータアドレスを設定する。
【0026】次のステップ#304においては、振れセ
ンサ106の一例である角速度センサの出力をA/D変
換し、その結果をRAMの予め定義されたAD_DATA に格
納する。そして、次のステップ#305において、支持
状態判定演算におけるスレッショルドレベルを算出・設
定するキャリブレーション動作を行う為のキャリブレー
ションモードに設定されているか否かの判定を行う。こ
の結果、キャリブレーションモードに設定されていれば
ステップ#306へ進み、支持状態判定演算におけるス
レッショルドレベルを算出・設定のキャリブレーション
動作を行う。この部分の詳細は後述する図3のフローチ
ャートを基に説明する。その後、ステップ#319へ進
む。
【0027】また、キャリブレーションモードに設定さ
れていなければステップ#307へ進み、像振れ補正開
始の指示が為されたか否かを判定する。これは、例えば
防振スイッチSWISのONとスイッチSW1のONの
論理積によって像振れ補正開始とする。開始の指示が為
されていればステップ#308へ進み、指示が為されて
いなければステップ#319へ進む。ここでは像振れ補
正開始の指示が為されており、ステップ#308へ進む
ものとする。
【0028】ステップ#308においては、支持状態判
定のための判定時間が経過したか否かを示すフラグの判
定を行い、所定時間経過していなければ判定時間経過フ
ラグ=Lレベルであるので、ステップ#309へ進み、
支持状態判定演算を行う。詳細は後述の図4のフローチ
ャートを基に説明する。その後はステップ#310へ進
む。また、所定時間経過していれば判定時間経過フラグ
=Hレベルであるので支持状態判定演算は行わずにステ
ップ#308からステップ#310へ直ちに進む。
【0029】ステップ#310においては、支持部材を
検知しているか否かの判定を行い、検知していなければ
支持部材検知フラグ=Lレベルであるのでステップ#3
11へ進み、通常の防振制御のためのハイパスフィルタ
(HPF)演算を行う。そして、次のステップ#312
において、通常の防振制御のための積分演算を行い、像
振れの角変位信号(BURE_DATA )へ変換する。そして、
ステップ#315へ進む。
【0030】また、上記ステップ#310にて支持部材
を検知していれば支持部材検知フラグ=Hレベルである
のでステップ#313へ進み、ここでは支持部材を検知
しているので低周波の振れが少なく、高周波の振れが多
いので、通常のハイパスフィルタ(HPF)演算時より
も遮断周波数を高めに設定し、低周波成分をより減少さ
せる。そして、次のステップ#314において、支持部
材検知時の防振制御を行う。これは、例えばシフト光学
系を有する像振れ補正装置の場合、光軸偏心の位置を一
定とした制御を行うために「積分信号=一定」とした
り、低周波成分よりも高周波成分をより補正する像振れ
補正制御を行うために積分の時定数をより小さくしたり
する。そして、ステップ#315へ進む。
【0031】ステップ#315においては、補正レンズ
の位置を検知する位置センサ107の出力を取り込み、
A/D変換する(変換後=PSD_DATA)。そして、次のス
テップ#316において、フィードバック演算「(BURE
_DATA )−(PSD_DATA)」を行い、続くステップ#31
7において、安定な制御系にするために位相補償演算を
行う。なお、ここでは位相補償特性はそのままとしてい
るが、支持状態に応じて位相補償特性を変更してもよ
い。次のステップ#318においては、上記ステップ#
317にて得られた演算結果を不図示の出力ポートに出
力する。出力ポートから出力された信号は振れ補正駆動
系108に入力し、これにより不図示の補正レンズが駆
動され、像振れ補正が行われる。
【0032】上記ステップ#306の動作を終了後、も
しくは、上記ステップ#307にて像振れ補正開始の指
示が為されていなければ、前述したようにステップ#3
19へ進む。そして、このステップ#319において、
ハイパスフィルタ(HPF)演算、積分演算の初期化を
行う。
【0033】以上により、像振れ補正制御の割り込み動
作を終了する。
【0034】次に、上記図2のステップ#306にて実
行されるキャリブレーションモード演算について、図3
のフローチャートを基に説明する。この場合、スレッシ
ョルドレベル算出のためのキャリブレーション動作は像
振れ補正装置が手持ちの状態で行われる。よって、手持
ち支持状態に対しては必ず手持ち支持と判定するような
スレッショルドレベルが設定される。
【0035】ステップ#401においては、キャリブレ
ーション動作実行回数を読み込む。この回数はあらかじ
め記憶回路130に記憶させておく。一回のキャリブレ
ーション動作によりその時一回のスレッショルドレベル
が得られるので、この実行回数が多ければ多い程、複数
のデータの中からスレッショルドレベルデータを決定す
るのでよりデータの信頼性が向上することになる。次の
ステップ#402においては、キャリブレーション動作
実行回数を計測するカウンタNが上記ステップ#401
で読み込んだ実行回数と一致しているか否かの判定を行
う。なお、カウンタNの初期値は0となっている。カウ
ンタNがキャリブレーション動作回数と一致するならス
テップ#416へ進み、そうでなければステップ#40
3へ進む。
【0036】ステップ#403においては、警告回路1
32により使用者に手持ち状態でキャリブレーション動
作を行うように警告する。警告方法は、例えば表示や音
などが考えられるが、他のどのような方法でも構わな
い。次のステップ#404においては、キャリブレーシ
ョン動作開始か否かの判定を行う。このキャリブレーシ
ョン動作開始は例えば撮影準備動作開始スイッチである
スイッチSW1がONとなっているか否かで判定する。
開始でなければキャリブレーションモード演算を終了す
るが、開始されていればステップ#405へ進む。
【0037】ステップ#405においては、キャリブレ
ーション実行動作時間を計測するタイマーをスタートさ
せる。そして、次のステップ#406において、振れセ
ンサ106からの出力信号のDC成分を除去するために
ハイパスフィルタ演算(HPF)を行い、続くステップ
#407において、さらにノイズ除去のためにローパス
フィルタ(LPF)演算を行う(演算後出力=CAL_DAT
A)。そして、次のステップ#408において、CAL_DAT
A信号のピークホールド演算を行う。すなわち、CAL_DAT
A信号の最大値と最小値をホールドしRAM等に記憶さ
せておく。
【0038】次のステップ#409においては、キャリ
ブレーション実行動作時間が経過したか否かを判定し、
経過していなければキャリブレーションモード演算を終
了するが、経過していればステップ#410へ進み、タ
イマーをストップさせる。そして、次のステップ#41
1において、キャリブレーション動作実行回数を計測す
るカウンタNをインクリメントしてステップ#412へ
進み、ここでは(MAXDATA − MINDATA)の計算により時
間内の最大振幅MAX(N)を算出する。ここで、一回目のキ
ャリブレーションで得られるデータはMAX(1)、二回目以
降はMAX(2),・・・・・・ となる。
【0039】次のステップ#413においては、カウン
タNが1であるか否かの判定を行い、N=1であればス
テップ#414へ進むが、カウンタNが1でなければス
テップ#415へ進み、前回のキャリブレーションデー
タと今回得られたキャリブレーションデータを比較し、
常に最小のキャリブレーションデータを保持するため
に、前回のキャリブレーションデータMAX(N-1)>MAX(N)
か否かの判定を行う。MAX(N-1)>MAX(N)であればキャリ
ブレーションデータを更新するために、前述したステッ
プ#414へ進み、そうでなければキャリブレーション
モード演算を終了する。ステップ#414においては、
手持ち時のスレッショルドレベルT=MAX(N) とし、キ
ャリブレーションモード演算を終了する。得られるキャ
リブレーションデータはMAX(1),MAX(2),・・・・・・と
なる。
【0040】その後、上記ステップ#402にてカウン
タNがキャリブレーション動作回数と一致した場合は規
定回数のキャリブレーション動作が終了したことになる
のでステップ#416へ進み、複数データの中から手持
ち時のスレッショルドレベルTが得られる。ここで得ら
れたスレッショルドレベルTは複数のキャリブレーショ
ン動作により得られたデータであり、その中の最小の振
れセンサ出力信号の振幅である。したがって最終的には
この値からさらに余裕分αを差し引いて、スレッショル
ドレベルTを決定する。そして、次のステップ#417
において、スレッショルドレベルTを記憶手段である記
憶回路130に記憶する。この記憶回路130はどのよ
うなものでも構わないが、電気的に書き換え可能な手段
にすれば、スレッショルドレベルが電源が遮断された場
合にも記憶されており、再び電源投入されたときに以前
のスレッショルドレベルを使用できる利点がある。
【0041】次のステップ#418においては、上記ス
テップ#417における記憶動作が行われたことを警告
回路132により使用者に警告し、キャリブレーション
モード演算を終了する。警告方法は、例えば表示や音な
どが考えられるが、他のどのような方法でも構わない。
【0042】次に、上記図2のステップ#309にて実
行される支持状態判定演算について、図4のフローチャ
ートを基に説明する。
【0043】ステップ#501においては、支持状態判
定のための時間計測用タイマーをスタートさせる。そし
て、次のステップ#502において、支持状態の判定信
号を形成するため、DC成分を素早く除去するハイパス
フィルタ演算を行う。但し、入力信号は図2のステップ
#304で得られたAD_DATA である。次いでステップ#
503において、さらに高周波ノイズ除去のためローパ
スフィルタ演算を行う(出力信号=HANTEI_DATA )。続
くステップ#504においては、HANTEI_DATA信号のピ
ークホールド演算を行う。すなわち、HANTEI_DATA 信号
の最大値(ピッチ:MAXDATAP, ヨー:MAXDATAY)と最小
値(ピッチ:MINDATAP, ヨー:MINDATAY)をホールドし
RAMに記憶させておく。
【0044】ステップ#505においては、支持部材検
知の所定の演算時間が経過したか否かを判別し、経過し
ていなければそのまま終了するが、経過していればステ
ップ#506へ進み、判定時間経過フラグ=Hレベルと
する。
【0045】以降においては、最終的に支持部材が取付
けられているか否かの判定を行う。判定方法としては、
上記ステップ#504にて得られた振れ信号の最大ピー
ク値(MAXDATA )と最小ピーク値(MINDATA )から振幅
を算出し、それをスレッショルドレベルと比較すること
により支持部材に取付けられているか否かを判定するよ
うにしている。
【0046】次のステップ#507においては、ピッチ
方向の振幅(MAXDATAP− MINDATAP)とヨー方向の振幅
(MAXDATAY− MINDATAY )を計算する。そして、ステッ
プ#508へ進み、ここでは記憶手段である記憶回路1
30に記憶してあるスレッショルドレベルを読み込む。
次いでステップ#509において、ヨー方向の振幅がス
レッショルドレベル以上であるかを判定する。スレッシ
ョルドレベル以上であれば振れ量が大きいので支持部材
に取付けられていないと判定し、ステップ#512へ進
んで支持部材検知フラグ=Hレベルとして終了する。ま
た、所定値未満であればステップ#510へ進み、もう
一方の軸方向で判定する。つまり、ピッチ方向の振幅が
スレッショルドレベル以上であるかを判定する。スレッ
ショルドレベル以上であれば振れ量が大きいので支持部
材に取付けられていないと判定し、前述したステップ#
512へ進む。また、所定値未満であれば両軸方向とも
に所定値未満ということになり、支持部材に取付けられ
ていると判定し、ステップ#511へ進んで支持部材検
知フラグ=Hレベルとして終了する。
【0047】なお、支持状態判定演算過程でステップ#
501〜#505は所定時間に達するまで割り込み毎に
行われ、ステップ#506〜#512は所定時間経過
後、最終判定のために1回のみ行われる。
【0048】上記のようにして得られた精度の高い支持
状態判定結果は、その後の像振れ補正制御の特性変更等
に用いられる。つまり、像振れ補正機能を有するカメラ
が手持ちでなく、三脚等の支持部材に取付けられている
ことを検知したら、特開平4−56831号に記載のよ
うに像振れ補正駆動を禁止したり、特開平4−5683
1号に記載のように像振れ補正制御の特性を変更するこ
とにより、無駄に電力を消費したり、像振れを助長した
りすることを無くすことができ、最適な像振れ補正制御
を行うことが可能になる。
【0049】以上のような構成によれば、像振れ補正装
置の支持状態判定演算におけるスレッショルドレベルを
キャリブレーションモードにて算出・設定することがで
きる。従って、使用者の手振れ量を考慮したスレッショ
ルドレベルの設定が可能となり、特に手持ち時に対して
支持状態判定の精度をより高めることができる。
【0050】(実施の第2の形態)上記実施の第1の形
態では、キャリブレーション動作は手持ち状態で行っ
た。しかしながら、キャリブレーション動作は支持部材
に取り付けた状態でも算出可能である。この場合、支持
部材取付け時に対してより判定精度を高めることができ
る。つまり、使用する支持部材の種類による相違(像振
れ補正装置を取り付けた時の安定性の相違)や、撮影操
作スイッチの押し方の個人差などを考慮に入れたスレッ
ショルドレベルを設定することができる。
【0051】以下、これを本発明の実施の第2の形態と
して、図5のフローチャートを基に説明する。但し、図
3で説明したフローチャートと大筋は同じであるので、
異なる動作を行う部分についてのみ、詳細説明を行う。
なお、カメラの回路構成は図1と同様であるものとす
る。
【0052】キャリブレーションモード演算はステップ
#601から開始される。このステップ#601及び次
のステップ#602では、図3のステップ#401,#
402と同様の動作を行う。そして、ステップ#603
へ進むと、警告回路132により使用者に支持部材取付
け状態でキャリブレーション動作を行うように警告す
る。警告方法は、例えば表示や音などが考えられるが、
他のどのような方法でも構わない。続くステップ#60
4〜#614では、図3のステップ#404〜#414
と同様の動作を行う。
【0053】ステップ#615においては、つまりN=
2以降は前回のキャリブレーションデータと今回得られ
たキャリブレーションデータを比較する。今度は手持ち
状態のときとは逆に常に最大のキャリブレーションデー
タを保持するようにする。従って、前回のキャリブレー
ションデータMAX(N-1)<MAX(N)か否かの判定を行う。MA
X(N-1)>MAX(N)であればキャリブレーションデータを更
新するために、図3のステップ#614と同様の動作を
行うステップ#614へ進み、そうでなければキャリブ
レーションモード演算を終了する。
【0054】その後、ステップ#602にてカウンタN
がキャリブレーション動作回数と一致したと判定した場
合は規定の回数のキャリブレーション動作が終了したこ
とになるのでステップ#616へ進み、複数のキャリブ
レーション動作により得られたデータの中から支持部材
取付け時のスレッショルドレベルSを得る。ここで得ら
れたスレッショルドレベルSは複数データの中の最大の
振れセンサ出力信号の振幅である。したがって最終的に
はこの値にさらに余裕分αを足して、スレッショルドレ
ベルSを決定する。次のステップ#617においては、
スレッショルドレベルSを記憶手段であるところの記憶
回路130に記憶する。この記憶回路130はどのよう
なものでも構わないが、電気的に書き換え可能な記憶手
段に記憶すれば、スレッショルドレベルが電源が遮断さ
れた場合にも記憶されており、再び電源投入されたとき
に以前のスレッショルドレベルを使用できる利点があ
る。次のステップ#618では、図3のステップ#41
8と同様の動作を行う。
【0055】以上の実施の第2の形態によれば、像振れ
補正装置の支持状態判定演算におけるスレッショルドレ
ベルを手持ち状態ではなく支持部材取付け状態でも、キ
ャリブレーションモードにて算出することができる。従
って、支持部材の相違や撮影操作スイッチの押し方の個
人差に見合ったスレッショルドレベルの設定が可能とな
り、特に支持部材取付け時に対して支持状態判定の精度
をより高めることができる。
【0056】(実施の第3の形態)上記実施の第1の形
態では、手持ち状態でキャリブレーション動作を行い、
手持ち状態に対してより判定精度の高いスレッショルド
レベルTを得ることができた。また、上記実施の第2の
形態では、支持部材取付け状態でキャリブレーション動
作を行い、支持部材取付け状態に対してより判定精度の
高いスレッショルドレベルTを得ることができた。従っ
て、その双方のスレッショルドレベルTとSの平均値を
スレッショルドレベルとして設定すればより最適な値と
なり、いかなる場合においても支持状態判定精度を高め
ることができると考えられる。
【0057】以下、これを本発明の実施の第3の形態と
して、図6のフローチャートを基に説明する。このキャ
リブレーションモード演算はステップ#701から開始
される。
【0058】まず、ステップ#701においては、支持
部材取付け状態でキャリブレーション動作を行い、その
時のスレッショルドレベルSを算出する。具体的には、
上記実施の第2の形態で説明した図5のステップ#60
1〜#616の流れでスレッショルドレベルSを算出す
る。次のステップ#702においては、手持ち状態でキ
ャリブレーション動作を行い、その時のスレッショルド
レベルTを算出する。具体的には、上記実施の第1の形
態で説明した図3のステップ#401〜#416の流れ
でスレッショルドレベルTを算出する。
【0059】次のステップ#703においては、スレッ
ショルドレベルT及びSの平均値を算出する。そして、
次のステップ#704においては、上記ステップ#70
3にて算出したスレッショルドレベルを記憶手段である
ところの記憶回路130に記憶する。この記憶回路13
0はどのようなものでも構わないが、電気的に書き換え
可能な手段にすれば、スレッショルドレベルが電源が遮
断された場合にも記憶されており、再び電源投入された
ときに以前のスレッショルドレベルを使用できる利点が
ある。続くステップ#705において、上記ステップ#
704における記憶動作が行われたことを警告回路13
2により使用者に警告し、キャリブレーションモード演
算を終了する。警告方法は、例えば表示や音などが考え
られるが、他のどのような方法でも構わない。
【0060】以上の実施の第3の形態によれば、像振れ
補正装置の支持状態判定演算におけるスレッショルドレ
ベルの最も最適な値を算出・設定することができる。従
って、使用者の手振れ量の個人差、使用する支持部材の
相違、撮影操作スイッチの押し方の個人差など、さまざ
まな条件を考慮した上での最も最適なスレッショルドレ
ベルの設定が可能となり、支持状態判定の精度をより高
めることができる。
【0061】(実施の第4の形態)上記実施の第1の形
態から第3の形態におけるキャリブレーション動作中
に、例えば、露光動作が為されたり、撮影モードが変更
されたりすると、キャリブレーション演算に不具合が生
じる可能性がある。よって、キャリブレーション動作中
の不具合を避けるために該キャリブレーションモード演
算中には、例えば露光動作や撮影モードの変更動作な
ど、所定動作を禁止するようにした方が良い。
【0062】以下、これを本発明の実施の第4の形態と
して、図7のフローチャートを基に説明する。キャリブ
レーションモード演算開始はステップ#801から開始
される。
【0063】ステップ#801においては、カメラの露
光動作が開始されないような処理を行う。例えば、カメ
ラ側に対して露光動作禁止信号を出力する。次のステッ
プ#802においては、カメラの撮影モード変更動作が
為されないような処理を行う。例えば、カメラ側に対し
て撮影モード変更動作禁止信号を出力する。続くステッ
プ#803〜#807では、上記実施の第3の形態で説
明した図6におけるステップ#701〜#705と同様
の動作を行う。
【0064】以上の実施の第4の形態によれば、像振れ
補正装置の支持状態判定演算におけるスレッショルドレ
ベルを算出・設定するキャリブレーションモード演算動
作中に、所定の動作、例えば露光動作や撮影モードの変
更動作などを禁止するようにしているので、キャリブレ
ーションモード演算をより確実に実行させることができ
る。
【0065】(変形例)以上の実施の各形態において
は、振動検出手段であるところの振れ振れセンサとし
て、角速度センサを使用した例を示しているが、角加速
度センサ、加速度センサ、速度センサ、角変位センサ、
変位センサ等、振れが検出できる手段であればどのよう
なものであってもよい。
【0066】また、振れ補正駆動系としては、光軸に垂
直な面内で光学部材を動かすシフト光学系や可変頂角等
の光束変更手段や、光軸に垂直な面内で撮影画面を動か
すもの等、像振れが補正できるものであればどのような
ものであってもよい。
【0067】また、各請求項記載の発明または実施の各
形態の構成が、全体として一つの装置を形成する様なも
のであっても、又は、分離もしくは他の装置と結合する
様なものであっても、又は、装置を構成する要素のよう
なものであっても良い。
【0068】また、本発明は、一眼レフカメラの交換レ
ンズに適用した例を述べているが、レンズシャッタカメ
ラやビデオカメラや電子スチルカメラ等の種々の形態の
カメラ、さらにはカメラ以外の光学機器その他の装置、
更にはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用さ
れる装置、又はこれらを構成する要素に対しても適用で
きるものである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜8記載
の本発明によれば、該装置が適用される機器を保持する
使用者の手振れ量の個人差、使用する支持部材の相違、
操作部材を操作する際の個人差によらず、精度の高い支
持状態判定を行うことができる支持状態判定装置を提供
できるものである。
【0070】また、請求項9〜18記載の本発明によれ
ば、該装置が適用される機器を保持する使用者の手振れ
量の個人差、使用する支持部材の相違、操作部材を操作
する際の個人差によらず、精度の高い支持状態判定を行
うと共に、最適な像振れ補正制御を行うことができる像
振れ補正装置を提供できるものである。
【0071】また、請求項19〜21記載の本発明によ
れば、キャリブレーションモード動作時には所定の動作
を禁止し、より精度の高い支持状態判定を行うことがで
きる像振れ補正装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各形態に係るカメラシステムの回路構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係る像振れ補正割
込み動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の第1の形態におけるキャリブレ
ーション動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の第1の形態における支持状態判
定演算動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2の形態におけるキャリブレ
ーション動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の第3の形態におけるキャリブレ
ーション動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第4の形態におけるキャリブレ
ーション動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 レンズマイコン 102 振れ補正系 106 振れセンサ 108 振れ補正駆動系 115 表示部 117 カメラマイコン 124 防振スイッチ(SWIS) 130 記憶回路 131 キャリブレーションモード設定部 132 警告回路

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動を検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力と記憶されているスレッショルドレベル
    とに基づいて該支持状態判定装置が適用される機器の支
    持状態を判定する支持状態判定手段と、前記スレッショ
    ルドレベルを算出する為のキャリブレーション動作を行
    わせるモード設定手段と、キャリブレーションモードが
    設定されることにより、前記キャリブレーション動作を
    行い、前記スレッショルドレベルを算出するスレッショ
    ルドレベル算出手段と、該スレッショルドレベル算出手
    段により算出されたスレッショルドレベルを記憶する記
    憶手段とを有することを特徴とする支持状態判定装置。
  2. 【請求項2】 前記スレッショルドレベル算出手段は、
    該支持状態判定装置が適用される機器が手持ち支持状態
    において複数回のキャリブレーション動作が為された場
    合の最小スレッショルドレベルを求め、その値から所定
    値を差し引くことでスレッショルドレベルを算出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の支持状態判定装置。
  3. 【請求項3】 前記スレッショルドレベル算出手段は、
    該支持状態判定装置が適用される機器が支持部材取付け
    状態において複数回のキャリブレーション動作が為され
    た場合の最大スレッショルドレベルを求め、その値に所
    定値を足すことでスレッショルドレベルを算出すること
    を特徴とする請求項1記載の支持状態判定装置。
  4. 【請求項4】 前記スレッショルドレベル算出手段は、
    該支持状態判定装置が適用される機器が手持ち支持状態
    において複数回のキャリブレーション動作が為された場
    合に得られた最小スレッショルドレベルと、該装置が支
    持部材取付け状態において複数回のキャリブレーション
    動作が為された場合に得られた最大スレッショルドレベ
    ルの双方の平均値を求め、これをスレッショルドレベル
    として算出することを特徴とする請求項1記載の支持状
    態判定装置。
  5. 【請求項5】 前記スレッショルドレベル算出手段は、
    前記振動検出手段から出力される信号を所定のタイミン
    グで一定時間サンプリングし、その最大振幅を前記スレ
    ッショルドレベル算出に用いることを特徴とする請求項
    2,3又は4記載の支持状態判定装置。
  6. 【請求項6】 該支持状態判定装置が適用される前記機
    器はカメラであり、前記所定のタイミイングとは、撮影
    準備操作スイッチのオンに連動したタイミングであるこ
    とを特徴とする請求項5記載の支持状態判定装置。
  7. 【請求項7】 スレッショルドレベルを記憶する前記記
    憶手段は、電気的に書き換え可能な記憶手段であること
    を特徴とする請求項1記載の支持状態判定装置。
  8. 【請求項8】 前記キャリブレーション動作中に、該キ
    ャリブレーション動作に関する情報を使用者に報知する
    警告手段を有することを特徴とする請求項1記載の支持
    状態判定装置。
  9. 【請求項9】 振動を検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力と記憶されているスレッショルドレベル
    とに基づいて該像振れ補正装置が適用される機器の支持
    状態を判定する支持状態判定手段と、前記スレッショル
    ドレベルを算出する為のキャリブレーション動作を行わ
    せるモード設定手段と、キャリブレーションモードが設
    定されることにより、前記キャリブレーション動作を行
    い、前記スレッショルドレベルを算出するスレッショル
    ドレベル算出手段と、該スレッショルドレベル算出手段
    により算出されたスレッショルドレベルを記憶する記憶
    手段と、前記振動検出手段からの信号に基づいて像振れ
    補正手段を駆動し、像振れ補正を行う像振れ補正制御手
    段とを有することを特徴とする像振れ補正装置。
  10. 【請求項10】 前記スレッショルドレベル算出手段
    は、該支持状態判定装置が適用される機器が手持ち支持
    状態において複数回のキャリブレーション動作が為され
    た場合の最小スレッショルドレベルを求め、その値から
    所定値を差し引くことでスレッショルドレベルを算出す
    ることを特徴とする請求項9記載の像振れ補正装置。
  11. 【請求項11】 前記スレッショルドレベル算出手段
    は、該支持状態判定装置が適用される機器が支持部材取
    付け状態において複数回のキャリブレーション動作が為
    された場合の最大スレッショルドレベルを求め、その値
    に所定値を足すことでスレッショルドレベルを算出する
    ことを特徴とする請求項9記載の像振れ補正装置。
  12. 【請求項12】 前記スレッショルドレベル算出手段
    は、該支持状態判定装置が適用される機器が手持ち支持
    状態において複数回のキャリブレーション動作が為され
    た場合に得られた最小スレッショルドレベルと、該装置
    が支持部材取付け状態において複数回のキャリブレーシ
    ョン動作が為された場合に得られた最大スレッショルド
    レベルの双方の平均値を求め、これをスレッショルドレ
    ベルとして算出することを特徴とする請求項9記載の像
    振れ補正装置。
  13. 【請求項13】 前記像振れ補正制御手段は、前記支持
    状態判定手段の判定結果に応じて、前記像振れ補正手段
    の像振れ補正制御の特性を変更することを特徴とする請
    求項9記載の像振れ補正装置。
  14. 【請求項14】 前記像振れ補正制御手段は、前記支持
    状態判定手段により手持ち状態でない、もしくは、支持
    部材取付け状態であると判定された場合、前記像振れ補
    正手段の駆動を禁止することを特徴とする請求項9記載
    の像振れ補正装置。
  15. 【請求項15】 前記スレッショルドレベル算出手段
    は、前記振動検出手段から出力される信号を所定のタイ
    ミングで一定時間サンプリングし、その最大振幅を前記
    スレッショルドレベル算出に用いることを特徴とする請
    求項10,11又は12記載の像振れ補正装置。
  16. 【請求項16】 該像振れ補正装置が適用される前記機
    器はカメラであり、前記所定のタイミイングとは、撮影
    準備操作スイッチのオンに連動したタイミングであるこ
    とを特徴とする請求項9記載の像振れ補正装置。
  17. 【請求項17】 スレッショルドレベルを記憶する前記
    記憶手段は、電気的に書き換え可能な記憶手段であるこ
    とを特徴とする請求項9記載の像振れ補正装置。
  18. 【請求項18】 前記キャリブレーション動作中に、該
    キャリブレーション動作に関する情報を使用者に報知す
    る警告手段を有することを特徴とする請求項9記載の像
    振れ補正装置。
  19. 【請求項19】 前記キャリブレーションモード動作時
    には、所定の動作を禁止する動作禁止手段を有すること
    を特徴とする請求項9〜18の何れかに記載の像振れ補
    正装置。
  20. 【請求項20】 該像振れ補正装置が適用される前記機
    器はカメラであり、前記所定の動作とは、露光に関する
    動作であることを特徴とする請求項19記載の像振れ補
    正装置。
  21. 【請求項21】 該像振れ補正装置が適用される前記機
    器はカメラであり、前記所定の動作とは、撮影モードの
    変更であることを特徴とする請求項19記載の像振れ補
    正装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233753A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Fujitsu Ltd 加速度センサを備えた情報処理装置
JP2019008176A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法、レンズ装置およびその制御方法、撮像システム

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