JP2019008176A - 撮像装置およびその制御方法、レンズ装置およびその制御方法、撮像システム - Google Patents

撮像装置およびその制御方法、レンズ装置およびその制御方法、撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置の本体部と該本体部に装着可能なレンズ装置とがそれぞれ振れ検出手段を備えた構成において、いずれかの振れ検出手段のキャリブレーション中に振れ量の取得を可能にする。【解決手段】撮像装置は本体部100にレンズ装置200が装着された状態で相互に通信が可能であり、振れ検出部からの振れ検出信号に基づいて像ブレ補正を行う。本体部100は振れ検出部151を備え、レンズ装置200は振れ検出部205を備える。本体部100のシステム制御部120とレンズ装置200のレンズ制御部203は、振れ検出部151と振れ検出部205のキャリブレーションに関する情報を送受し合い、キャリブレーション中でない振れ検出部を選択して振れ量を取得する。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の振れ検出手段を有する撮像システムに関する。
撮像装置の像ブレ補正機能では、手振れ等による画像ブレを抑制するために、ジャイロセンサ等の振れ検出手段が用いられる。特許文献1に開示の装置は、撮像装置本体部および交換レンズがそれぞれ振れ検出手段を備え、双方の振れ補正を組み合わせて像ブレ補正を行う。
ところでジャイロセンサ等の振れ検出手段は温度変化や経時劣化等の要因によって、出力にオフセットが重畳してしまうことが知られている。このオフセットが振れ検出センサの出力に重畳した状態では、振れ情報の誤認識によって適正な像ブレ補正が行われない可能性がある。そのため、キャリブレーションによるオフセットずれの補正が必要である。特許文献2では温度特性に基づくジャイロセンサのキャリブレーション方法について開示されている。また、特許文献3には補正レンズの位置検出手段のキャリブレーションに関する方法が開示されている。高精度のキャリブレーションと簡易なキャリブレーションを、条件に応じて使い分けることで、キャリブレーションの時間を短縮可能である。
特開2015−141391号公報 特開2015−200797号公報 特開2011−64889号公報
特許文献2に開示された従来技術では、キャリブレーションの最中に振れ検出出力を正しく取得することができないため、十分な振れ補正が行えなくなるか、キャリブレーション終了までの待ち時間が必要である。ユーザが振れ補正等の機能を利用できる状態となるまでに時間がかかることが問題となる。また、特許文献3に開示された従来技術では、条件によっては高精度のキャリブレーションが必須であり、簡易なキャリブレーションの使用により待ち時間を短縮できない場合がある。
特許文献1のように撮像装置と交換レンズの双方が振れ補正機能を備える場合であっても、それらの一方の振れ検出手段がキャリブレーション中である場合には、双方の補正を組み合わせた像ブレ補正ができなくなってしまう。
本発明の目的は、撮像装置の本体部と該本体部に装着可能なレンズ装置とがそれぞれ振れ検出手段を備えた構成において、いずれかの振れ検出手段のキャリブレーション中に振れ量の取得を可能にすることである。
本発明の一実施形態の装置は、本体部にレンズ装置を装着可能な撮像装置であって、前記レンズ装置が備える第1の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を受信する受信手段と、前記本体部の振れを検出する第2の振れ検出手段と、受信された前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報により前記第1または第2の振れ検出手段による振れ量を選択する制御を行う制御手段と、を備える。
本発明の撮像装置によれば、撮像装置の本体部と該本体部に装着可能なレンズ装置とがそれぞれ振れ検出手段を備えた構成において、いずれかの振れ検出手段のキャリブレーション中に振れ量を取得可能である。
本発明の実施形態に係るカメラシステムのブロック図である。 本実施形態における振れ検出部の検出方向を説明する模式図である。 本実施形態における本体部の動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるレンズ装置の動作を示すフローチャートである。 第1実施例のタイマ割込処理1を示すフローチャートである。 本実施形態のタイマ割込処理2を示すフローチャートである。 第1実施例のタイマ割込処理3を示すフローチャートである。 本実施形態のタイマ割込処理4を示すフローチャートである。 第1実施例のタイマ割込処理5を示すフローチャートである。 第1実施例のタイマ割込処理6を示すフローチャートである。 第2実施例のタイマ割込処理1を示すフローチャートである。 第2および第3実施例のタイマ割込処理3を示すフローチャートである。 第2実施例のタイマ割込処理5を示すフローチャートである。 第2および第3実施例のタイマ割込処理6を示すフローチャートである。 第3実施例のタイマ割込処理1を示すフローチャートである。 第3実施例のタイマ割込処理5を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかわる撮像システムの構成例を示すブロック図である。撮像装置本体部(以下、単に本体部という)100にレンズ装置200を装着可能な交換レンズ式の撮像システムを例示する。本体部100の構成から説明する。
撮像素子121は、レンズ装置200の撮像光学系とシャッタ144を通して結像される被写体からの光を受光し、被写体の光学像を電気信号に光電変換する。A/D変換部122は、撮像素子121が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換されたデジタル信号は、メモリ制御部124およびシステム制御部120により制御されてメモリ127に格納される。メモリ127は、撮影された静止画像および動画像、再生用表示のための画像等のデータを記憶する。メモリ127は所定枚数の静止画像や動画像を格納するのに十分な記憶容量を有する。
画像処理部123は、A/D変換部122によってA/D変換されたデジタル信号のデータまたは後述のメモリ制御部124からのデータに対して、画素補間処理や色変換処理等を行う。画像処理部123は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮および伸長する圧縮・伸長回路を備える。画像処理部123はメモリ127に記憶されている画像データを読み込んで、圧縮処理または伸長処理を行い、処理後のデータをメモリ127に書き込むことが可能である。画像処理部123はシステム制御部120によって制御され、後述の振れ検出部151で検出した振れ量に応じて像ブレを電子的に補正することができる。
画像演算部129は、撮像画像のコントラスト値を算出し、コントラスト値から撮像画像の合焦状態に関する測定を行う。メモリ127に記憶されている画像データと、現在の撮像画像データとの相関値を算出し、最も相関の高い画像領域を探索する処理が実行される。
メモリ制御部124は、A/D変換部122、画像処理部123、表示部110、外部着脱メモリ部130と、メモリ127との間でのデータの送受を制御する。A/D変換部122の出力データは、画像処理部123、メモリ制御部124を介して、或いはメモリ制御部124を直接介して、メモリ127に書き込まれる。
表示部110は、例えば液晶パネル部とバックライト照明部を備える。表示部110は、撮像素子121により取得される撮像画像データに基づき、リアルタイムにスルー画像を表示する。これにより、いわゆるライブビュー撮影を行うことができる。
システム制御部120は撮像システム全体を制御する中枢部であり、接続端子部101、201を介してレンズ装置200内のレンズ制御部203と通信可能である。接続端子部101は本体部100側であり、接続端子部201はレンズ装置200側である。システム制御部120はレンズ制御部203との送信部および受信部を備える。レンズ装置200が本体部100に装着された状態においてシステム制御部120は、レンズ装置200を制御することが可能である。
システム制御部120はCPU(中央演算処理装置)を備え、制御プログラムを実行することで撮像システムの各構成部を制御する。システム制御部120はバスを介して各部(110,122〜124,127,129,130)と接続されている。メモリ127にはシステム制御部120のプログラムスタック領域、ステータス記憶領域、演算用領域、ワーク用領域、画像表示データ用領域が確保されている。CPUはメモリ127の演算用領域を使用して各種の演算を行う。不揮発性メモリ128は電気的に消去および記録が可能な記憶デバイスであり、例えばフラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等が用いられる。不揮発性メモリ128には、撮影状態の保存データや、撮像装置を制御するプログラムが記憶されている。
外部着脱メモリ部130は、コンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードといった記録媒体に画像ファイルのデータを記録し、データの読出を行うメモリ部である。ユーザは記録媒体を本体部100に着脱可能である。電源部131は、電池、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電対象を切り替えるスイッチ回路等を備え、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。電源部131は、検出結果およびシステム制御部120の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御して各構成部への電源供給を行う。
操作部132は、システム制御部120へ各種の動作指示を入力するための操作部材を備える。操作部132は、スイッチやダイヤル、視線検知によるポインティングデバイス、音声認識装置等の、単数または複数の組み合わせで構成される。
シャッタ制御部141はシステム制御部120からの制御信号にしたがってシャッタ144を制御することにより、撮像素子121の露光時間を制御する。シャッタ144は非撮影時には撮像素子121を遮光し、撮影時には撮像素子121へ光線を導く。シャッタ制御は、測光部142からの測光情報に基づいて、レンズ装置200の絞り211を制御するレンズ制御部203と連携しながら行われる。
AE(自動露出)処理を行うための測光部142は、撮像光学系を通して光線が入射すると、測光用レンズを介して受光した光により測光処理を行い、測定結果をシステム制御部120に出力する。光学像として結像された画像の露出状態を測定することができる。測距部143はAF(オートフォーカス)処理を行い、焦点状態の検出結果をシステム制御部120に出力する。撮像光学系を通して光線が入射すると、測距用ミラーを介して測距部143が受光し、光学像として結像された画像の合焦状態を測定することができる。
振れ検出部151は、例えばジャイロセンサ等の角速度センサを備え、本体部100の角速度を検出する。角速度検出信号はシステム制御部120に出力される。図2は振れ検出部151により検出可能な振動方向を示す模式図である。振れ検出部151はPitch方向、Yaw方向、Roll方向という3軸方向の振動を検出する。Pitch方向は撮像光学系の光軸に直交する2軸のうちの第1の軸を中心とする回転方向であり、Yaw方向は第2の軸を中心とする回転方向である。Roll方向は撮像光学系の光軸を中心とする回転方向である。例えば、各方向の振動に応じて、撮像装置のパンニング動作の角速度が検出される。
温度検出部152は、本体部100内の温度を検出し、温度検出信号をシステム制御部120に出力する。なお温度検出部152は振れ検出部151に内蔵されていてもよい。
本体部100は、レンズ装置200と接続するための保持機構部であるレンズマウント102を備える。レンズ装置200はそのレンズマウント202を、レンズマウント102と結合させることで本体部100に装着可能である。また、本体部100はレンズ装置200と電気的に接続するための接続端子部101を備え、レンズ装置200の接続端子部201と接続される。システム制御部120は接続端子部101,201を介してレンズ制御部203と通信可能である。またシステム制御部120は、接続端子部101,201を介して、レンズ装置200の装着の有無を検出することができる。
本実施形態では、画像処理部123によって電子的に像ブレ補正を行う構成を説明するが、撮像素子121を移動させて像ブレ補正を行う構成でもよい。この場合、撮像素子121を物理的に動かすための不図示の撮像素子駆動部が設けられ、システム制御部120は撮像素子駆動部を制御し、撮像素子121の位置を変更することによって像ブレ補正を行う。
レンズ装置200は交換レンズタイプのレンズユニットであり、レンズ210、絞り211を備える。レンズ210は複数のレンズ群から構成され、ズームレンズやフォーカスレンズ、手振れ等による画像のブレを補正する像ブレ補正レンズ等を有する。被写体からの光はレンズ210、絞り211、レンズマウント202および102、シャッタ144を通過して、撮像素子121上に結像する。また、レンズ210、絞り211、レンズマウント202および102を通過した被写体光を測光部142および測距部143が検出する。
レンズ制御部203はレンズ装置200全体を制御し、システム制御部120との送信部および受信部を備える。レンズ制御部203は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリを備える。またレンズ制御部203は、レンズ装置200に固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値等を保持する不揮発性メモリを備える。レンズ制御部203は、測距部143または画像演算部129より測定された画像の合焦状態の情報に応じて、レンズ210の焦点調節の制御を行う。撮像素子121に入射する被写体光の結像位置を変更することでAF動作が行われる。また、レンズ制御部203は絞り211の制御や、レンズ210のズーミングを制御する。
レンズ駆動部204は、レンズ制御部203の制御信号にしたがってレンズ210および絞り211を駆動する。レンズ駆動部204は焦点調節の機構部、ズーミングの機構部、像ブレ補正の機構部、絞り機構部を備える。レンズ駆動部204はレンズ制御部203からの焦点調節の制御信号によりフォーカスレンズを駆動し、ズーミング制御信号によりズームレンズを駆動する。またレンズ駆動部204は、レンズ制御部203からの像ブレ補正用の制御信号に従って像ブレ補正レンズを駆動する。さらにレンズ駆動部204は、レンズ制御部203からの絞り制御信号に従って絞り211を駆動する。
振れ検出部205はジャイロセンサ等を備え、レンズ装置200の振動量を検出する。振れ検出部205は、例えば、図2に示すPitch方向、Yaw方向、Roll方向のうち、Pitch方向とYaw方向の2軸方向の振れを検出し、検出信号をレンズ制御部203に出力する。レンズ制御部203は検出された振れに応じて像ブレ補正レンズを駆動制御し、光学的な像ブレ補正を行う。手振れ等による画像の像ブレ補正については、像ブレ補正レンズの駆動制御による方法と、画像処理による電子的な像ブレ補正方法と、撮像素子121の移動制御による方法をそれぞれ単独で行うか、または適宜に併用することができる。
温度検出部206はレンズ装置200内の温度を検出し、温度検出信号をレンズ制御部203に出力する。なお温度検出部206は振れ検出部205に内蔵されていてもよい。
[第1実施例]
図3から図10を参照して、本発明の第1実施例による、本体部100およびレンズ装置200の振れ量検出処理について説明する。図3は本体部100の動作を説明するフローチャートである。以下の処理は、ユーザがレンズ装置200を本体部100に装着して、操作部132を操作することで本体部100が起動した時点から開始する。
S300でシステム制御部120は、接続端子部201および101を介して、レンズ装置200が本体部100に装着されたかどうかを判別する。レンズ装置200が本体部100に装着されたことが判別された場合、S301の処理へ進み、レンズ装置200の装着が検出されない場合にはS300の判定処理が繰り返される。
S301でシステム制御部120は、レンズ制御部203との通信を開始する。S302では、システム制御部120が本体部100に装着されたレンズ装置200の種類を判別するためのレンズ情報を受信する。レンズ情報は、例えばレンズID(識別情報)やレンズ装置に固有の光学的補正値情報等である。
S303でシステム制御部120は、S302で取得したレンズ情報から、本体部100に装着されたレンズ装置200が、振れ検出部のキャリブレーションに関する情報を通信可能なレンズ装置であるか否かを判別する。キャリブレーションに関する情報は、例えば、現在キャリブレーションを実行している最中であるか否かを示す情報や、キャリブレーション実行時の温度や時刻に関する情報等を含む。本体部100に装着されたレンズ装置200が、キャリブレーションに関する通信が可能なレンズ装置であると判別された場合、S304の処理へ進む。また本体部100に装着されたレンズ装置200が、キャリブレーションに関する通信が可能でないレンズ装置であると判別された場合にはS305の処理へ進む。
S304にてシステム制御部120は第1のタイマ割込処理を開始させる。この処理を振れ量取得のタイマ割込1といい、図5を用いて後述する。以降、図5に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。一方、S305にてシステム制御部120は第2のタイマ割込処理を開始させる。この処理を振れ量取得のタイマ割込2といい、図6を用いて後述する。以降、図6に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。
S304の次のS306でシステム制御部120は第3のタイマ割込処理を開始させる。この処理をキャリブレーション判定のタイマ割込3といい、図7を用いて後述する。以降、図7に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。また、S305の次のS307でシステム制御部120は、第4のタイマ割込処理を開始させる。この処理をキャリブレーション判定のタイマ割込4といい、図8を用いて後述する。以降、図8に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。S306またはS307の処理の実行後に、一連の処理を終了する。
次に図4を参照して、レンズ装置200の動作を説明する。図4は、本体部100に装着されたレンズ装置200が行う処理を説明するフローチャートである。以下の処理は、レンズ装置200が本体部100に装着され、システム制御部120がレンズ制御部203と通信を開始するところから開始する。
S401でレンズ制御部203は、システム制御部120に対してレンズ装置200の種類を判別するためのレンズ情報を送信する。レンズ情報は、例えばレンズIDやレンズに固有の光学的補正値情報等である。システム制御部120は、本ステップで送信された情報を受信し、当該情報に基づいて、レンズ装置200が振れ検出部のキャリブレーションに関する情報を通信可能なレンズ装置であるか否かを判定することができる。
次のS402でレンズ制御部203は第5のタイマ割込処理を開始させる。この処理を振れ量取得のタイマ割込5といい、図9を用いて後述する。以降、図9に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。
S403でレンズ制御部203は、第6のタイマ割込処理を開始させる。この処理をキャリブレーション判定のタイマ割込6といい、図10を用いて後述する。以降、図10に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。S403の後、処理を終了する。
図5を参照して、図3のS304に示す第1のタイマ割込処理を説明する。図5は、S304で開始される、本体部100が振れ量を検出するためのタイマ割込処理を説明するフローチャートである。第1のタイマ割込処理は周期的に実行される。
S501でシステム制御部120は、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定された場合、S502に進み、キャリブレーション中でないと判定された場合にはS504に進む。
S502でシステム制御部120は、レンズ装置200の振れ検出部205がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部205がキャリブレーション中でないと判定された場合、S503に進み、キャリブレーション中であると判定された場合には図5に示すフローチャートの処理を終了する。なお、システム制御部120は、後述する図10のS1002のキャリブレーション開始通知を受信済であって、かつS1004の終了通知を未受信である場合に、レンズ装置200の振れ検出部205がキャリブレーション中であると判定する。
S503でシステム制御部120はレンズ制御部203と通信し、レンズ装置200の振れ検出部205の出力値を取得する。またS504でシステム制御部120は、振れ検出部151の出力値を取得する。S503、S504の処理後、図5に示すフローチャートの処理を終了する。
図6を参照して、図3のS305に示す第2のタイマ割込処理を説明する。図6は、図3のS305で開始される、本体部100が振れ量を検出するためのタイマ割込処理を説明するフローチャートである。第2のタイマ割込処理は周期的に実行される。
S601でシステム制御部120は、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定された場合、処理を終了する。振れ検出部151がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS602に進む。S602でシステム制御部120は、振れ検出部151の出力値を取得する。そして図6のフローチャートの処理を終了する。
図7を参照して、図3のS306に示す第3のタイマ割込処理を説明する。図7は、図3のS306で開始される、本体部100が振れ検出部151のキャリブレーションを実行するためのタイマ割込処理3を説明するフローチャートである。第3のタイマ割込処理は周期的に実行される。
S701でシステム制御部120は、直近の所定時間内に取得した複数の振れ量を参照し、振れ量の変化量が所定値以下であるか否かを判定する。所定時間はあらかじめ設定されたサンプリング用の時間であり、当該時間内に取得される振れ量のデータがメモリに記憶される。また所定値はあらかじめ設定された判定用の閾値である。振れ量の変化量が所定値以下であると判定された場合、S702に進み、振れ量の変化量が所定値より大きいと判定された場合には、図7に示すフローチャートの処理を終了する。
S702でシステム制御部120はレンズ制御部203と通信し、振れ検出部151のキャリブレーションの開始を通知する。次のS703でシステム制御部120は、振れ検出部151のキャリブレーションを実行する。キャリブレーションは、例えば現在の振れ検出部151の出力がゼロとなるように補正値を減算することで実行される。S704でシステム制御部120はレンズ制御部203と通信し、振れ検出部151のキャリブレーションの終了を通知する。以上のステップで図7のフローチャートの処理を終了する。
図8を参照して、図3のS307に示す第4のタイマ割込処理を説明する。図8は、図3のS307で開始される、本体部100が振れ検出部151のキャリブレーションを実行するためのタイマ割込処理4を説明するフローチャートである。第4のタイマ割込処理は周期的に実行される。
S801でシステム制御部120は、直近の所定時間内に取得した複数の振れ量を参照し、振れ量の変化量が所定値以下であるか否かを判定する。所定時間は所定数の振れ量のサンプリング期間の長さに相当し、所定値は判定用の閾値である。振れ量の変化量が所定値以下であると判定された場合、S802に進む。振れ量の変化量が所定値より大きいと判定された場合には図8のフローチャートの処理を終了する。
S802でシステム制御部120は、振れ検出部151のキャリブレーションを実行する。キャリブレーションは、例えば現在の振れ検出部151の出力がゼロとなるように補正値を減算することで実行される。以上のステップで図8のフローチャートの処理を終了する。
図9を参照して、図4のS402に示す第5のタイマ割込処理を説明する。図9は、図4のS402で開始される、レンズ装置200が振れ量を検出するためのタイマ割込処理5を説明するフローチャートである。第5のタイマ割込処理は周期的に実行される。
S901でレンズ制御部203は、レンズ装置200の振れ検出部205がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部205がキャリブレーション中であると判定された場合、S902に進み、振れ検出部205がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS904に進む。
S902でレンズ制御部203は、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部151がキャリブレーション中でないと判定された場合、S903に進み、振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定された場合には図9に示すフローチャートの処理を終了する。なお、レンズ制御部203は、図7のS702のキャリブレーション開始通知を受信済であって、かつS704の終了通知を未受信である場合に、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定する。
S903でレンズ制御部203はシステム制御部120と通信し、本体部100の振れ検出部151の出力値を取得する。またS904でレンズ制御部203は、振れ検出部205の出力値を取得する。以上のステップで図9のフローチャートの処理を終了する。
図10を参照して、図4のS403に示す第6のタイマ割込処理を説明する。図10は、図4のS403で開始される、レンズ装置200が振れ検出部205のキャリブレーションを実行するためのタイマ割込処理6を説明するフローチャートである。第6のタイマ割込処理は周期的に実行される。
S1001でレンズ制御部203が直近の所定時間内に取得した複数の振れ量を参照し、振れ量の変化量が所定値以下であるか否か判定する。所定時間は所定数の振れ量のサンプリング期間の長さに相当し、所定値は判定用の閾値である。振れ量の変化量が所定値以下であると判定された場合、S1002に進み、振れ量の変化量が所定値より大きいと判定された場合には図10に示すフローチャートの処理を終了する。
S1002でレンズ制御部203はシステム制御部120と通信し、振れ検出部205のキャリブレーション開始を通知する。次のS1003でレンズ制御部203は、振れ検出部205のキャリブレーションを実行する。キャリブレーションは、例えば現在の振れ検出部205の出力がゼロとなるように補正値を減算することで実行される。S1004でレンズ制御部203はシステム制御部120と通信し、振れ検出部205のキャリブレーションの終了を通知する。以上のステップで図10のフローチャートの処理を終了する。
本実施例では、キャリブレーションに関する情報を通信可能なレンズ装置200が本体部100に装着されたか否かに応じて異なるタイマ割込処理が実行される。キャリブレーションに関する情報を通信可能なレンズ装置200が本体部100に装着された状態にて、振れ検出部151と振れ検出部205のうちの一方がキャリブレーション中である場合、他方の振れ検出部を用いて振れ量が検出される。これにより、複数の振れ検出部の一方がキャリブレーション中であっても、キャリブレーション中でない振れ検出部を選択して振れ量の検出が可能となる。
[第2実施例]
次に、図3,4,6,8,11,12,13,14を参照して、本発明の第2実施例を説明する。
図3のフローチャートを参照して、本実施例の本体部100の動作を説明する。レンズ装置200が本体部100に装着され、操作部132を操作されることで本体部100が起動して処理が開始する。S300、S301、S302、S303、S305、S307の各処理は第1実施例の場合と同様であるため、それらの説明を省略し、相違点を説明する。なお、このような説明の省略の仕方は後述の実施例でも同じである。
S304でシステム制御部120は、図11にて後述する振れ量取得タイマ割込1を開始させる。以降、図11に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。S306でシステム制御部120は、図12にて後述するキャリブレーション判定のタイマ割込3を開始させる。以降、図12に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。
図4のフローチャートを参照して、本実施例のレンズ装置200の動作を説明する。レンズ装置200が本体部100に装着され、システム制御部120がレンズ制御部203と通信を開始すると処理が開始する。S401の処理は第1実施例と同様である。
S402でレンズ制御部203は、図13にて後述する振れ量取得タイマ割込5を開始させる。以降、図13に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。S403でレンズ制御部203は、図14にて後述するキャリブレーション判定のタイマ割込6を開始させる。以降、図14に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。
図6のフローチャートに示す、本体部100が振れ量を検出するためのタイマ割込処理2の、各ステップの処理は第1実施例と同様である。また、図8のフローチャートに示す、本体部100が振れ検出部151のキャリブレーションを実行するためのタイマ割込処理4の、各ステップの処理は第1実施例と同様である。
図11は、本実施例にて図3のS304で開始される、本体部100が振れ量を検出するためのタイマ割込処理1を説明するフローチャートである。
S1101でシステム制御部120は、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定された場合、S1103に進み、振れ検出部151がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS1102に進む。
S1102でシステム制御部120は、レンズ装置200の振れ検出部205がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部205がキャリブレーション中であると判定された場合、S1105に進み、振れ検出部205がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS1104に進む。なお、システム制御部120は後述の図14に示すS1403のキャリブレーションの開始通知を受信済であって、かつS1407の終了通知を未受信である場合に、レンズ装置200の振れ検出部205がキャリブレーション中であると判定する。
S1103でシステム制御部120は、レンズ装置200の振れ検出部205がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部205がキャリブレーション中であると判定された場合、図11に示すフローチャートの処理を終了する。振れ検出部205がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS1106に進む。
S1104でシステム制御部120は、前回の振れ検出部151のキャリブレーション時からの温度変化量を算出する。システム制御部120は温度検出部152の出力を参照することにより現在の温度を取得する。またシステム制御部120は、後述の図12のS1205で記録された温度を参照することにより、前回のキャリブレーション時の温度を取得する。S1105でシステム制御部120は、振れ検出部151の出力値を取得し、その後、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
S1106でシステム制御部120はレンズ制御部203と通信し、レンズ装置200の振れ検出部205の出力値を受信する。その後、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
S1104の次のS1107でシステム制御部120はレンズ制御部203と通信し、前回の振れ検出部205のキャリブレーション時からの温度変化量の算出値を受信する。S1108でシステム制御部120は、S1104で算出された振れ検出部151の前回のキャリブレーション時からの温度変化量と、S1107で受信された振れ検出部205の前回のキャリブレーション時からの温度変化量とを比較する。2つの温度変化量のうち、振れ検出部151の前回のキャリブレーション時からの温度変化量の方が大きい場合、S1110に進み、それ以外の場合にはS1109に進む。
S1109でシステム制御部120は、振れ検出部151の出力値を取得する。またS1110でシステム制御部120はレンズ制御部203と通信し、レンズ装置200の振れ検出部205の出力値を受信する。以上のステップで図11のフローチャートの処理を終了する。
図12は、本実施例にて図3のS306で開始される、本体部100が振れ検出部151のキャリブレーションを実行するためのタイマ割込処理3を説明するフローチャートである。S1201の処理は、図7のS701と同様である。
S1202でシステム制御部120は、レンズ装置200の振れ検出部205がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部205がキャリブレーション中であると判定された場合、図12に示すフローチャートの処理を終了する。振れ検出部205がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS1203に進む。S1203の処理は、図7のS702と同様である。
S1204でシステム制御部120は現在時刻を取得し、キャリブレーション実行時の時刻としてメモリに記録する。S1205でシステム制御部120は温度検出部152の出力を取得し、検出された温度をキャリブレーションの実行時の温度としてメモリに記録する。S1206、S1207の各処理は、図7のS703、S704と同様である。
図13は、本実施例にて図4のS402で開始される、レンズ装置200が振れ量を検出するためのタイマ割込処理5を説明するフローチャートである。
S1301でレンズ制御部203は、レンズ装置200の振れ検出部205がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部205がキャリブレーション中であると判定された場合、S1303に進み、振れ検出部205がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS1302に進む。
S1302でレンズ制御部203は、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定された場合、S1305に進み、振れ検出部151がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS1304に進む。なお、レンズ制御部203は、図12のS1203のキャリブレーションの開始通知を受信済であって、かつS1207の終了通知を未受信である場合に、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定する。
S1303でレンズ制御部203は、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定された場合、図13に示すフローチャートの処理を終了する。振れ検出部151がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS1306に進む。
S1304でレンズ制御部203は、前回の振れ検出部205のキャリブレーション時からの温度変化量を算出する。レンズ制御部203は温度検出部206の出力を参照することにより現在の温度を取得し、また、後述の図14のS1405で記録された温度を参照することにより、前回のキャリブレーション時の温度を取得する。
S1305でレンズ制御部203は、振れ検出部205の出力値を取得し、その後、図13に示すフローチャートの処理を終了する。S1306でレンズ制御部203はシステム制御部120と通信し、本体部100の振れ検出部151の出力値を取得する。その後、図13に示すフローチャートの処理を終了する。
S1304の次のS1307でレンズ制御部203はシステム制御部120と通信し、前回の振れ検出部151のキャリブレーション時からの温度変化量の算出値を受信する。S1308でレンズ制御部203は、S1304で算出された振れ検出部205の前回のキャリブレーション時からの温度変化量と、S1307で受信された振れ検出部151の前回のキャリブレーション時からの温度変化量とを比較する。2つの温度変化量のうち、振れ検出部205の前回のキャリブレーション時からの温度変化量の方が大きいと判定された場合にS1310に進み、それ以外の場合にはS1309に進む。
S1309でレンズ制御部203は振れ検出部205の出力値を取得する。S1310でレンズ制御部203はシステム制御部120と通信し、本体部100の振れ検出部151の出力値を取得する。以上のステップで図13のフローチャートの処理を終了する。
図14は、本実施例にて図4のS403で開始される、レンズ装置200が振れ検出部205のキャリブレーションを実行するためのタイマ割込処理6を説明するフローチャートである。S1401の処理は、図10のS1001と同様である。
S1402でレンズ制御部203は、本体部100の振れ検出部151がキャリブレーション中であるか否かを判定する。振れ検出部151がキャリブレーション中であると判定された場合、図14に示すフローチャートの処理を終了する。振れ検出部151がキャリブレーション中でないと判定された場合にはS1403に進む。S1403の処理は、図10のS1002と同様である。
S1404でレンズ制御部203は現在時刻を取得し、キャリブレーション実行時の時刻としてメモリに記録する。S1405でレンズ制御部203は温度検出部206の出力を取得し、検出された温度をキャリブレーション実行時の温度としてメモリに記録する。S1406、S1407の各処理は、図10のS1003、S1004と同様である。
以上のように本実施例では、振れ検出部151と振れ検出部205のうち、前回のキャリブレーション時からの温度変化量が小さい方の振れ検出部が選択されて振れ量の検出が行われる。これにより、温度変化によるオフセットずれの影響が少ない方の振れ検出部によって振れ量を検出することができる。
また本実施例では、振れ検出部151と振れ検出部205のうちの一方がキャリブレーション中である場合に、他方のキャリブレーションが行われないように制御される。これにより、常に1つ以上の振れ検出部を利用可能な状態となるので、キャリブレーションによる待ち時間なく振れ量を検出することができる。
[第3実施例]
次に図3,4,6,8,12,14,15,16を参照して、本発明の第3実施例を説明する。
図3のフローチャートを参照して、本実施例の本体部100の動作を説明する。レンズ装置200が本体部100に装着され、操作部132が操作されることで本体部100が起動して処理が開始する。S304以外の各処理は第2実施例と同様である。S304でシステム制御部120は、図15にて後述する振れ量取得タイマ割込1を開始させる。以降、図15に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。
図4のフローチャートを参照して、本実施例のレンズ装置200の動作を説明する。レンズ装置200が本体部100に装着され、システム制御部120がレンズ制御部203と通信を開始すると処理が開始する。S402以外の各処理は第2実施例と同様である。S402でレンズ制御部203は、図16にて後述する振れ量取得タイマ割込5を開始させる。以降、図16に示すタイマ割込処理は一定時間ごとに繰り返し実行される。
図6のフローチャートに示すタイマ割込処理2と、図8のフローチャートに示すタイマ割込処理4は第1実施例と同様である。図12のフローチャートに示すタイマ割込処理3と、図14のフローチャートに示すタイマ割込処理6は第2実施例と同様である。それぞれのタイマ割込処理は周期的に実行される。
図15は、本実施例にて図3のS304で開始される、本体部100が振れ量を検出するためのタイマ割込処理1を説明するフローチャートである。S1501、S1502、S1503、S1505、S1506、S1509、S1510の各処理は、図11のS1101、S1102、S1103、S1105、S1106、S1109、S1110と同様である。タイマ割込処理1は周期的に実行される。
S1504でシステム制御部120は、前回の振れ検出部151のキャリブレーション時からの経過時間を算出する。つまりシステム制御部120は、図12のS1204で記録された前回のキャリブレーション時の時刻と、現在の時刻とを比較することで経過時間を算出する。S1507でシステム制御部120はレンズ制御部203と通信し、前回の振れ検出部205のキャリブレーション時からの経過時間の算出値を受信する。
S1508でシステム制御部120は、S1504で算出された振れ検出部151の前回のキャリブレーション時からの経過時間と、S1507で受信された振れ検出部205の前回のキャリブレーション時からの経過時間とを比較する。2つの経過時間のうちで振れ検出部151の前回のキャリブレーション時からの経過時間の方が長いと判定された場合、S1510に進み、それ以外の場合にはS1509に進む。
図16は、本実施例にて図4のS402で開始される、レンズ装置200が振れ量を検出するためのタイマ割込処理5を説明するフローチャートである。S1601、S1602、S1603、S1605、S1606、S1609、S1610の各処理は、図13のS1301、S1302、S1303、S1305、S1306、S1309、S1310と同様である。タイマ割込処理5は周期的に実行される。
S1604でレンズ制御部203は、前回の振れ検出部205のキャリブレーション時からの経過変化を算出する。つまり、レンズ制御部203は図14のS1404で記録された前回のキャリブレーション時の時刻と、現在の時刻とを比較することで経過時間を算出する。S1607でレンズ制御部203はシステム制御部120と通信し、振れ検出部151の前回のキャリブレーション時からの経過時間の算出値を受信する。
S1608でレンズ制御部203は、S1604で算出された振れ検出部205の前回のキャリブレーション時からの経過時間と、S1607で受信された振れ検出部151の前回のキャリブレーション時からの経過時間とを比較する。2つの経過時間のうちで振れ検出部205の前回のキャリブレーション時からの経過時間の方が長いと判定された場合、S1610に進み、それ以外の場合にはS1609に進む。
以上のように本実施例では、振れ検出部151と振れ検出部205のうち、前回のキャリブレーション時からの経過時間が短い方の振れ検出部が選択されて振れ量が検出される。これにより、経時劣化によるオフセットずれの影響が少ない方の振れ検出部によって振れ量を検出することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
100:撮像装置本体部
120:システム制御部
151:振れ検出部
200:レンズ装置
203:レンズ制御部
205:振れ検出部

Claims (23)

  1. 本体部にレンズ装置を装着可能な撮像装置であって、
    前記レンズ装置が備える第1の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を受信する受信手段と、
    前記本体部の振れを検出する第2の振れ検出手段と、
    受信された前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報により前記第1または第2の振れ検出手段による振れ量を選択する制御を行う制御手段と、を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションが行われており、かつ、前記第2の振れ検出手段のキャリブレーションが行われていない場合、前記第2の振れ検出手段による振れ量を用いて像ブレ補正を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記キャリブレーションは、出力のオフセットを補正する処理である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記キャリブレーションに関わる情報は、前記第1の振れ検出手段がキャリブレーション中であるか否かを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、受信された前記キャリブレーションに関わる情報により前記第1の振れ検出手段がキャリブレーション中であるか否かを判定し、前記第1および第2の振れ検出手段のうち、キャリブレーション中でない方の振れ検出手段を選択して振れ量を取得する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の振れ検出手段がキャリブレーション中である場合、前記第2の振れ検出手段のキャリブレーションを行わない
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記キャリブレーションに関わる情報は、前記第1の振れ検出手段の前回のキャリブレーション時の時刻を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1および第2の振れ検出手段のうち、前回のキャリブレーション時からの経過時間が短い方の振れ検出手段の振れ量を取得する
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記キャリブレーションに関わる情報は、前記第1の振れ検出手段の前回のキャリブレーション時の温度を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1および第2の振れ検出手段のうち、前回のキャリブレーション時からの温度変化量が小さい方の振れ検出手段の振れ量を取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 撮像装置の本体部に装着可能なレンズ装置であって、
    前記レンズ装置の振れを検出する第1の振れ検出手段と、
    前記本体部が備える第2の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を受信する受信手段と、
    受信された前記第2の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報により前記第1または第2の振れ検出手段による振れ量を選択する制御を行う制御手段と、を備える
    ことを特徴とするレンズ装置。
  12. 前記制御手段は、前記第2の振れ検出手段のキャリブレーションが行われており、かつ、前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションが行われていない場合、前記第1の振れ検出手段による振れ量を用いて像ブレ補正を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  13. 前記キャリブレーションは、出力のオフセットを補正する処理である
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載のレンズ装置。
  14. 前記キャリブレーションに関わる情報は、前記第2の振れ検出手段がキャリブレーション中であるか否かを示す情報である
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  15. 前記制御手段は、受信された前記キャリブレーションに関わる情報により前記第2の振れ検出手段がキャリブレーション中であるか否かを判定し、前記第1および第2の振れ検出手段のうち、キャリブレーション中でない方の振れ検出手段を選択して振れ量を取得する
    ことを特徴とする請求項14に記載のレンズ装置。
  16. 前記制御手段は、前記第2の振れ検出手段がキャリブレーション中である場合、前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションを行わない
    ことを特徴とする請求項14に記載のレンズ装置。
  17. 前記キャリブレーションに関わる情報は、前記第2の振れ検出手段の前回のキャリブレーション時の時刻を示す情報である
    ことを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  18. 前記制御手段は、前記第1および第2の振れ検出手段のうち、前回のキャリブレーション時からの経過時間が短い方の振れ検出手段の振れ量を取得する
    ことを特徴とする請求項17に記載のレンズ装置。
  19. 前記キャリブレーションに関わる情報は、前記第2の振れ検出手段の前回のキャリブレーション時の温度を示す情報である
    ことを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  20. 前記制御手段は、前記第1および第2の振れ検出手段のうち、前回のキャリブレーション時からの温度変化量が小さい方の振れ検出手段の振れ量を取得する
    ことを特徴とする請求項19に記載のレンズ装置。
  21. 撮像装置の本体部と該本体部に装着可能なレンズ装置とを備える撮像システムであって、
    前記レンズ装置は、
    前記レンズ装置の振れを検出する第1の振れ検出手段と、
    前記本体部が備える第2の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を前記本体部に送信する第1の送信手段と、
    前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションを行う第1の制御手段と、を備え、
    前記本体部は、
    前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を受信する第2の受信手段と、
    前記第2の振れ検出手段と、
    前記第2の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を前記レンズ装置に送信する第2の送信手段と、
    前記第2の振れ検出手段のキャリブレーションを行う第2の制御手段と、を備え、
    前記第1または第2の制御手段は、受信された前記キャリブレーションに関わる情報により前記第1または第2の振れ検出手段による振れ量を選択する制御を行う
    ことを特徴とする撮像システム。
  22. 本体部にレンズ装置を装着可能な撮像装置にて実行される制御方法であって、
    前記レンズ装置が備える第1の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を受信手段が受信する工程と、
    前記本体部の振れを第2の振れ検出手段が検出する工程と、
    制御手段が、受信された前記第1の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報により前記第1または第2の振れ検出手段による振れ量を選択する制御を行う工程と、を備える
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  23. 撮像装置の本体部に装着可能なレンズ装置にて実行される制御方法であって、
    第1の振れ検出手段が前記レンズ装置の振れを検出する工程と、
    前記本体部が備える第2の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報を受信手段が受信する工程と、
    制御手段が、受信された前記第2の振れ検出手段のキャリブレーションに関わる情報により前記第1または第2の振れ検出手段による振れ量を選択する制御を行う工程と、を備える
    ことを特徴とするレンズ装置の制御方法。
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