JP2000235202A - 波長変換装置及び信号光発生装置 - Google Patents
波長変換装置及び信号光発生装置Info
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- JP2000235202A JP2000235202A JP11037164A JP3716499A JP2000235202A JP 2000235202 A JP2000235202 A JP 2000235202A JP 11037164 A JP11037164 A JP 11037164A JP 3716499 A JP3716499 A JP 3716499A JP 2000235202 A JP2000235202 A JP 2000235202A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1.53〜1.56μmに含まれる波長帯を
使用する光伝送システムと1.56〜1.59μmに含
まれる波長帯を使用する光伝送システムとの間で信号光
の波長を高速で変換する波長変換装置を提供する。 【解決手段】 ポンプ光を発生するポンプ光発生器1
と、信号光S0とポンプ光P0とが入力され、これらを合
波した光を出力する光カプラ2と、この光カプラ2から
の光が入力され、ポンプ光P0の周波数と信号光S0の周
波数との差に等しい周波数を持つ変換光C0を出力する
波長変換素子3と、この波長変換素子3から出力された
光の中から変換光C0を分離して出力する光フィルタ4
とを備える。
使用する光伝送システムと1.56〜1.59μmに含
まれる波長帯を使用する光伝送システムとの間で信号光
の波長を高速で変換する波長変換装置を提供する。 【解決手段】 ポンプ光を発生するポンプ光発生器1
と、信号光S0とポンプ光P0とが入力され、これらを合
波した光を出力する光カプラ2と、この光カプラ2から
の光が入力され、ポンプ光P0の周波数と信号光S0の周
波数との差に等しい周波数を持つ変換光C0を出力する
波長変換素子3と、この波長変換素子3から出力された
光の中から変換光C0を分離して出力する光フィルタ4
とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長距離光伝送にお
いて現在主流となっている波長帯(1.53μm〜1.
56μmに含まれる波長帯)を使用する現行の光伝送シ
ステムと、光分散補償ファイバ(DSF:Dispersion S
hifted Fiber)に適した四光波混合が少ない波長帯
(1.56μm〜1.59μmに含まれる波長帯)を使
用する新しい光伝送システムとの間で信号光の波長を変
換する波長変換装置、及び新しい光伝送システムに使用
される光を発生させる信号光発生装置に関するものであ
る。
いて現在主流となっている波長帯(1.53μm〜1.
56μmに含まれる波長帯)を使用する現行の光伝送シ
ステムと、光分散補償ファイバ(DSF:Dispersion S
hifted Fiber)に適した四光波混合が少ない波長帯
(1.56μm〜1.59μmに含まれる波長帯)を使
用する新しい光伝送システムとの間で信号光の波長を変
換する波長変換装置、及び新しい光伝送システムに使用
される光を発生させる信号光発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】波長帯1.53μm〜1.56μm(以
下「C−band」という。)の光を使用する現行の長
距離光伝送システム用の光ファイバとしては、日本でD
SFが、欧米でシングルモード光ファイバ(SMF:Sin
gle Mode Fiber)が主に使用されている。また、C−b
andシステム用の光ファイバ増幅器としては、エルビ
ウムドープ光ファイバ増幅器(EDFA:Erbium Doped
Fiber Amplifier)の使用が主流である。ところで、D
SFは、光の分散を抑える機能に優れているが、DSF
には、複数の波長の光が伝送されたときに四波混合(Fo
ur Wave Mixing)が起きやすいという問題がある。一
方、SMFは、四波混合を抑える機能に優れているが、
SMFには、光の分散が大きいという問題がある。
下「C−band」という。)の光を使用する現行の長
距離光伝送システム用の光ファイバとしては、日本でD
SFが、欧米でシングルモード光ファイバ(SMF:Sin
gle Mode Fiber)が主に使用されている。また、C−b
andシステム用の光ファイバ増幅器としては、エルビ
ウムドープ光ファイバ増幅器(EDFA:Erbium Doped
Fiber Amplifier)の使用が主流である。ところで、D
SFは、光の分散を抑える機能に優れているが、DSF
には、複数の波長の光が伝送されたときに四波混合(Fo
ur Wave Mixing)が起きやすいという問題がある。一
方、SMFは、四波混合を抑える機能に優れているが、
SMFには、光の分散が大きいという問題がある。
【0003】このため、近年、DSFにおける光分散が
少なく四波混合も起きにくい中心波長1.57μm付近
の波長帯1.56μm〜1.59μm(以下「L−ba
nd」という。)を使用する新しい光伝送システムが提
案されており、L−bandシステム用の光ファイバ増
幅器も開発されている。このL−bandシステムの使
用は、特に、複数の波長の光が存在する波長分割多重
(WDM)光伝送システムにとって非常に好都合であ
る。
少なく四波混合も起きにくい中心波長1.57μm付近
の波長帯1.56μm〜1.59μm(以下「L−ba
nd」という。)を使用する新しい光伝送システムが提
案されており、L−bandシステム用の光ファイバ増
幅器も開発されている。このL−bandシステムの使
用は、特に、複数の波長の光が存在する波長分割多重
(WDM)光伝送システムにとって非常に好都合であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したL−band
システムの普及を図るためには、C−bandシステム
の信号光とL−bandシステムの信号光との間の波長
変換を高速に行う波長変換装置の開発が不可欠である
が、現状では、C−bandのWDM信号をL−ban
dのWDM信号に高速変換できる装置は報告されていな
い。
システムの普及を図るためには、C−bandシステム
の信号光とL−bandシステムの信号光との間の波長
変換を高速に行う波長変換装置の開発が不可欠である
が、現状では、C−bandのWDM信号をL−ban
dのWDM信号に高速変換できる装置は報告されていな
い。
【0005】そこで、本発明は、上記したような従来技
術の課題を解決するためになされたものであり、その目
的とするところは、1.53μm〜1.56μmに含ま
れる波長帯を使用する光伝送システムと1.56μm〜
1.59μmに含まれる波長帯を使用する光伝送システ
ムとの間で信号光の波長を変換する波長変換装置を提供
することにある。
術の課題を解決するためになされたものであり、その目
的とするところは、1.53μm〜1.56μmに含ま
れる波長帯を使用する光伝送システムと1.56μm〜
1.59μmに含まれる波長帯を使用する光伝送システ
ムとの間で信号光の波長を変換する波長変換装置を提供
することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、1.56μm
〜1.59μmに含まれる波長帯を使用する光伝送シス
テム用の信号光を発生させる信号光発生装置を提供する
ことにある。
〜1.59μmに含まれる波長帯を使用する光伝送シス
テム用の信号光を発生させる信号光発生装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る波長変換装
置は、1.53μmから1.56μmまでに含まれる第
一の波長帯の信号光を、1.56μmから1.59μm
までに含まれる第二の波長帯の変換光に変換する機能を
有する装置であって、ポンプ光を発生するポンプ光発生
手段と、上記信号光と上記ポンプ光とが入力され、上記
信号光と上記ポンプ光とを合波した光を出力する光合波
手段と、上記光合波手段から出力された光が入力され、
上記ポンプ光の周波数と上記信号光の周波数との差に等
しい周波数を持つ上記変換光を出力する波長変換素子
と、上記波長変換素子から出力された光の中から上記変
換光を分離して出力する光分離手段とを有することを特
徴としている。また、上記ポンプ光の波長を、上記信号
光の中心波長と上記変換光の中心波長の中間の波長のほ
ぼ1/2に設定したことを特徴としている。
置は、1.53μmから1.56μmまでに含まれる第
一の波長帯の信号光を、1.56μmから1.59μm
までに含まれる第二の波長帯の変換光に変換する機能を
有する装置であって、ポンプ光を発生するポンプ光発生
手段と、上記信号光と上記ポンプ光とが入力され、上記
信号光と上記ポンプ光とを合波した光を出力する光合波
手段と、上記光合波手段から出力された光が入力され、
上記ポンプ光の周波数と上記信号光の周波数との差に等
しい周波数を持つ上記変換光を出力する波長変換素子
と、上記波長変換素子から出力された光の中から上記変
換光を分離して出力する光分離手段とを有することを特
徴としている。また、上記ポンプ光の波長を、上記信号
光の中心波長と上記変換光の中心波長の中間の波長のほ
ぼ1/2に設定したことを特徴としている。
【0008】また、他の発明に係る波長変換装置は、
1.53μmから1.56μmまでに含まれる第一の波
長帯の第一の信号光を1.56μmから1.59μmま
でに含まれる第二の波長帯の第一の変換光に変換する機
能と、上記第二の波長帯の第二の信号光を上記第一の波
長帯の第二の変換光に変換する機能とを有する波長変換
装置であって、第一のポンプ光と第二のポンプ光とを発
生するポンプ光発生手段と、上記第一の信号光と上記第
一のポンプ光とが入力され、上記第一の信号光と上記第
一のポンプ光とを合波した光を出力する第一の光合波手
段と、上記第二の信号光と上記第二のポンプ光とが入力
され、上記第二の信号光と上記第二のポンプ光とを合波
した光を出力する第二の光合波手段と、第一の端面と第
二の端面とを有し、上記第一の光合波手段から出力され
た光が上記第一の端面に入力されたときに、上記第一の
ポンプ光の周波数と上記第一の信号光の周波数との差に
等しい周波数を持つ第一の変換光を上記第二の端面から
出力し、上記第二の光合波手段から出力された光が上記
第二の端面に入力されたときに、上記第二のポンプ光の
周波数と上記第二の信号光の周波数との差に等しい周波
数を持つ上記第二の変換光を上記第一の端面から出力す
る波長変換素子と、上記波長変換素子の第二の端面から
出力された光の中から上記第一の変換光を分離する第一
の光分離手段と、上記波長変換素子の第一の端面から出
力された光の中から上記第二の変換光を分離する第二の
光分離手段とを有することを特徴としている。また、上
記第一のポンプ光の波長を、上記第一の信号光の中心波
長と上記第一の変換光の中心波長の中間の波長のほぼ1
/2に設定し、上記第二のポンプ光の波長を、上記第二
の信号光の中心波長と上記第二の変換光の中心波長の中
間の波長のほぼ1/2に設定したことを特徴としてい
る。
1.53μmから1.56μmまでに含まれる第一の波
長帯の第一の信号光を1.56μmから1.59μmま
でに含まれる第二の波長帯の第一の変換光に変換する機
能と、上記第二の波長帯の第二の信号光を上記第一の波
長帯の第二の変換光に変換する機能とを有する波長変換
装置であって、第一のポンプ光と第二のポンプ光とを発
生するポンプ光発生手段と、上記第一の信号光と上記第
一のポンプ光とが入力され、上記第一の信号光と上記第
一のポンプ光とを合波した光を出力する第一の光合波手
段と、上記第二の信号光と上記第二のポンプ光とが入力
され、上記第二の信号光と上記第二のポンプ光とを合波
した光を出力する第二の光合波手段と、第一の端面と第
二の端面とを有し、上記第一の光合波手段から出力され
た光が上記第一の端面に入力されたときに、上記第一の
ポンプ光の周波数と上記第一の信号光の周波数との差に
等しい周波数を持つ第一の変換光を上記第二の端面から
出力し、上記第二の光合波手段から出力された光が上記
第二の端面に入力されたときに、上記第二のポンプ光の
周波数と上記第二の信号光の周波数との差に等しい周波
数を持つ上記第二の変換光を上記第一の端面から出力す
る波長変換素子と、上記波長変換素子の第二の端面から
出力された光の中から上記第一の変換光を分離する第一
の光分離手段と、上記波長変換素子の第一の端面から出
力された光の中から上記第二の変換光を分離する第二の
光分離手段とを有することを特徴としている。また、上
記第一のポンプ光の波長を、上記第一の信号光の中心波
長と上記第一の変換光の中心波長の中間の波長のほぼ1
/2に設定し、上記第二のポンプ光の波長を、上記第二
の信号光の中心波長と上記第二の変換光の中心波長の中
間の波長のほぼ1/2に設定したことを特徴としてい
る。
【0009】さらに、他の発明に係る波長変換装置は、
1.53μmから1.56μmまでに含まれる第一の波
長帯の第一の信号光を1.56μmから1.59μmま
でに含まれる第二の波長帯の第一の変換光に変換する機
能と、上記第二の波長帯の第二の信号光を上記第一の波
長帯の第二の変換光に変換する機能とを有する波長変換
装置であって、ポンプ光を発生するポンプ光発生手段
と、上記第一の信号光と上記ポンプ光とが入力され、上
記第一の信号光と上記ポンプ光とを合波した光を出力す
る光合波手段と、第一の端面と第二の端面とを有する波
長変換素子と、共振器構造を形成するように上記波長変
換素子の第一の端面及び第二の端面のそれぞれに備えら
れ、上記ポンプ光を反射させる反射ミラーとを有し、上
記光合波手段から出力された光が上記第一の端面に入力
されたときに、上記ポンプ光の周波数と上記第一の信号
光の周波数の差に等しい周波数を持つ第一の変換光を上
記第二の端面から出力し、上記第二の信号光が上記第二
の端面に入力されたときに、上記ポンプ光の周波数と上
記第二の信号光の周波数の差に等しい周波数を持つ上記
第二の変換光を上記第一の端面から出力し、上記波長変
換素子の第二の端面から出力された光の中から上記第一
の変換光を分離する第一の光分離手段と、上記波長変換
素子の第一の端面から出力された光の中から上記第二の
変換光を分離する第二の光分離手段とを有することを特
徴としている。
1.53μmから1.56μmまでに含まれる第一の波
長帯の第一の信号光を1.56μmから1.59μmま
でに含まれる第二の波長帯の第一の変換光に変換する機
能と、上記第二の波長帯の第二の信号光を上記第一の波
長帯の第二の変換光に変換する機能とを有する波長変換
装置であって、ポンプ光を発生するポンプ光発生手段
と、上記第一の信号光と上記ポンプ光とが入力され、上
記第一の信号光と上記ポンプ光とを合波した光を出力す
る光合波手段と、第一の端面と第二の端面とを有する波
長変換素子と、共振器構造を形成するように上記波長変
換素子の第一の端面及び第二の端面のそれぞれに備えら
れ、上記ポンプ光を反射させる反射ミラーとを有し、上
記光合波手段から出力された光が上記第一の端面に入力
されたときに、上記ポンプ光の周波数と上記第一の信号
光の周波数の差に等しい周波数を持つ第一の変換光を上
記第二の端面から出力し、上記第二の信号光が上記第二
の端面に入力されたときに、上記ポンプ光の周波数と上
記第二の信号光の周波数の差に等しい周波数を持つ上記
第二の変換光を上記第一の端面から出力し、上記波長変
換素子の第二の端面から出力された光の中から上記第一
の変換光を分離する第一の光分離手段と、上記波長変換
素子の第一の端面から出力された光の中から上記第二の
変換光を分離する第二の光分離手段とを有することを特
徴としている。
【0010】さらにまた、本発明に係る信号光発生装置
は、1.53μmから1.56μmまでに含まれる第一
の波長帯の信号光を出力する信号光発生手段と、上記信
号光発生手段から出力された信号光を1.56μmから
1.59μmまでに含まれる第二の波長帯の変換光に変
換して出力する波長変換装置とを有することを特徴とし
ている。
は、1.53μmから1.56μmまでに含まれる第一
の波長帯の信号光を出力する信号光発生手段と、上記信
号光発生手段から出力された信号光を1.56μmから
1.59μmまでに含まれる第二の波長帯の変換光に変
換して出力する波長変換装置とを有することを特徴とし
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1による波長変換装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【0012】図1に示されるように、実施の形態1の波
長変換装置は、SMF又はDSFによって構築されてい
る現行の光伝送システムであって、1.53μm〜1.
56μm(C−band)に含まれる波長帯の信号光を
利用するもの(C−bandシステム)と、DSFによ
って構築されている新しい光伝送システムであって、
1.56μm〜1.59μm(L−band)に含まれ
る波長帯の変換光を利用するもの(L−bandシステ
ム)との間に繋がれ、C−bandシステムからの信号
光S0をL−bandシステムで使用できる変換光C0に
変換する。
長変換装置は、SMF又はDSFによって構築されてい
る現行の光伝送システムであって、1.53μm〜1.
56μm(C−band)に含まれる波長帯の信号光を
利用するもの(C−bandシステム)と、DSFによ
って構築されている新しい光伝送システムであって、
1.56μm〜1.59μm(L−band)に含まれ
る波長帯の変換光を利用するもの(L−bandシステ
ム)との間に繋がれ、C−bandシステムからの信号
光S0をL−bandシステムで使用できる変換光C0に
変換する。
【0013】図1に示されるように、実施の形態1の波
長変換装置は、ポンプ光P0を発生する連続発振(C
W:continuous wave)レーザ発生器等のポンプ光発生
器1と、パルス信号光S0とポンプ光P0とが入力され、
信号光S0とポンプ光P0とを合波した光S0,P0を出力
する光カプラ2とを有する。光カプラ2は、例えば、ポ
ンプ光だけを反射させ、他の光を透過させるミラーから
なる。また、この波長変換装置は、合波された光S0,
P0が入力され、ポンプ光P0の周波数ωpと信号光S0の
周波数ωsとの差(ωp−ωs)に等しい周波数ωcを持つ
変換光C0を出力する差周波発生(DFG)を利用する
波長変換素子3と、この波長変換素子3から出力された
変換光C0を透過させ、それ以外の帯域の光、例えば、
波長変換素子3を通過した信号光S0を遮断する光フィ
ルタ4とを有する。
長変換装置は、ポンプ光P0を発生する連続発振(C
W:continuous wave)レーザ発生器等のポンプ光発生
器1と、パルス信号光S0とポンプ光P0とが入力され、
信号光S0とポンプ光P0とを合波した光S0,P0を出力
する光カプラ2とを有する。光カプラ2は、例えば、ポ
ンプ光だけを反射させ、他の光を透過させるミラーから
なる。また、この波長変換装置は、合波された光S0,
P0が入力され、ポンプ光P0の周波数ωpと信号光S0の
周波数ωsとの差(ωp−ωs)に等しい周波数ωcを持つ
変換光C0を出力する差周波発生(DFG)を利用する
波長変換素子3と、この波長変換素子3から出力された
変換光C0を透過させ、それ以外の帯域の光、例えば、
波長変換素子3を通過した信号光S0を遮断する光フィ
ルタ4とを有する。
【0014】波長変換素子3は、例えば、擬似位相整合
(QPM:Quasi Phase Matching)DFG波長変換素子
である。波長変換素子3は、QPMグレーティングと光
導波路とからなり、例えば、LiNbO3 QPM−DF
G波長変換素子やAlGaAs QPM−DFG波長変
換素子が好適である。LiNbO3 QPM−DFG波長
変換素子の波長可変幅は、C−bandのバンド幅(約
30nm)やL−bandのバンド幅(約30nm)に
比べて非常に大きく、約140nmであり、AlGaA
s QPM−DFG波長変換素子の波長可変幅も非常に
大きく、約90nmである。また、これらの波長変換素
子は、波長変換可能な波長帯のほぼ全域においてほぼ等
しい変換効率を持つ。また、これらの波長変換素子は、
信号チャネル間の相互作用をほとんど生じさせないの
で、波長変換に伴う信号の劣化は極めて小さい。また、
これらの波長変換素子は、電気信号を利用しない全光型
であるので、信号光の波長の高速変換が可能である。
(QPM:Quasi Phase Matching)DFG波長変換素子
である。波長変換素子3は、QPMグレーティングと光
導波路とからなり、例えば、LiNbO3 QPM−DF
G波長変換素子やAlGaAs QPM−DFG波長変
換素子が好適である。LiNbO3 QPM−DFG波長
変換素子の波長可変幅は、C−bandのバンド幅(約
30nm)やL−bandのバンド幅(約30nm)に
比べて非常に大きく、約140nmであり、AlGaA
s QPM−DFG波長変換素子の波長可変幅も非常に
大きく、約90nmである。また、これらの波長変換素
子は、波長変換可能な波長帯のほぼ全域においてほぼ等
しい変換効率を持つ。また、これらの波長変換素子は、
信号チャネル間の相互作用をほとんど生じさせないの
で、波長変換に伴う信号の劣化は極めて小さい。また、
これらの波長変換素子は、電気信号を利用しない全光型
であるので、信号光の波長の高速変換が可能である。
【0015】LiNbO3 QPM−DFG波長変換素子
に注入されるCWポンプ光の周波数ωpとパルス信号光
の周波数ωsの値は必要に応じて自由に設定できる。本
実施の形態において、1/ωs=1.55μmであり、
1/ωp=0.78μmとした場合を考えると、QPM
−DFG波長変換素子における差周波発生(DFG)に
よって、波長1/ωc=1.57μmの新たな光が発生
する。ここで、ωc,ωp,ωsは、以下の式(1) ωc=ωp−ωs …(1) を満たす。また、QPMのグレーティング周期Λと、位
相不整合量Δkとは次式(2),(3) ΔkΛ=2π …(2) Δk=2πn3/λ3−2πn2/λ2−2πn1/λ1 …(3) を満たす必要がある。ここで、λ3,λ2,λ1は、それ
ぞれポンプ光P0、信号光S0、変換光C0の波長であ
り、n3,n2,n1は、それぞれ波長に対応する屈射率
である。
に注入されるCWポンプ光の周波数ωpとパルス信号光
の周波数ωsの値は必要に応じて自由に設定できる。本
実施の形態において、1/ωs=1.55μmであり、
1/ωp=0.78μmとした場合を考えると、QPM
−DFG波長変換素子における差周波発生(DFG)に
よって、波長1/ωc=1.57μmの新たな光が発生
する。ここで、ωc,ωp,ωsは、以下の式(1) ωc=ωp−ωs …(1) を満たす。また、QPMのグレーティング周期Λと、位
相不整合量Δkとは次式(2),(3) ΔkΛ=2π …(2) Δk=2πn3/λ3−2πn2/λ2−2πn1/λ1 …(3) を満たす必要がある。ここで、λ3,λ2,λ1は、それ
ぞれポンプ光P0、信号光S0、変換光C0の波長であ
り、n3,n2,n1は、それぞれ波長に対応する屈射率
である。
【0016】また、光フィルタ4は、図1に示されるよ
うに、QPM−DFG波長変換素子と分離して形成され
たものでもよいが、蒸着などによりQPM−DFG波長
変換素子の出力端面上に直接形成してもよい。
うに、QPM−DFG波長変換素子と分離して形成され
たものでもよいが、蒸着などによりQPM−DFG波長
変換素子の出力端面上に直接形成してもよい。
【0017】また、信号光S0が多チャネルの場合に
も、同じ原理により全てのチャネルが同時に変換され
る。また、ポンプ光P0の波長1/ωpを、C−band
の中心波長とL−bandの中心波長の中間の波長の1
/2、例えば、約0.78μmに設定すれば、図1に示
したC−bandのWDM信号光を高速でL−band
のWDM変換光に変換することができる。
も、同じ原理により全てのチャネルが同時に変換され
る。また、ポンプ光P0の波長1/ωpを、C−band
の中心波長とL−bandの中心波長の中間の波長の1
/2、例えば、約0.78μmに設定すれば、図1に示
したC−bandのWDM信号光を高速でL−band
のWDM変換光に変換することができる。
【0018】以上説明したように、実施の形態1の波長
変換装置によれば、現行のC−bandシステムからL
−bandシステムへの、信号の劣化が小さく高速な波
長変換を実現することができる
変換装置によれば、現行のC−bandシステムからL
−bandシステムへの、信号の劣化が小さく高速な波
長変換を実現することができる
【0019】尚、上記説明においては、波長変換素子3
がLiNbO3 QPM−DFG波長変換素子又はAlG
aAs QPM−DFG波長変換素子である場合につい
て説明したが、KTP(リンチタン酸カリウム)又は半
導体QPM素子を使用してもよい。また、四光波混和
(FWM)などを利用する波長変換素子を使用してもよ
い。
がLiNbO3 QPM−DFG波長変換素子又はAlG
aAs QPM−DFG波長変換素子である場合につい
て説明したが、KTP(リンチタン酸カリウム)又は半
導体QPM素子を使用してもよい。また、四光波混和
(FWM)などを利用する波長変換素子を使用してもよ
い。
【0020】また、L−bandへの変換ではなく、
1.31μm帯通信バンドへの変換も可能である。この
場合には、ポンプ光波長を約0.708μmに設定す
る。
1.31μm帯通信バンドへの変換も可能である。この
場合には、ポンプ光波長を約0.708μmに設定す
る。
【0021】また、上記説明においては、波長変換素子
3が導波路型QPM素子である場合について説明した
が、バルク型DFG素子を使用してもよい。
3が導波路型QPM素子である場合について説明した
が、バルク型DFG素子を使用してもよい。
【0022】また、上記説明においては、L−band
システムがDSFによって構築されていると説明した
が、NZDSF(Near Zero Dispersion Shifted Fiber)
等によって構築してもよい。
システムがDSFによって構築されていると説明した
が、NZDSF(Near Zero Dispersion Shifted Fiber)
等によって構築してもよい。
【0023】実施の形態2 図2は、本発明の実施の形態2による波長変換装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【0024】図2に示されるように、実施の形態2の波
長変換装置は、C−bandシステムと、L−band
システムとの間に繋がれ、C−bandシステムからの
信号光S1をL−bandシステムで使用できる変換光
C1に変換する機能と、L−bandシステムからの信
号光S2をC−bandシステムで使用できる変換光C2
に変換する機能とを有する。
長変換装置は、C−bandシステムと、L−band
システムとの間に繋がれ、C−bandシステムからの
信号光S1をL−bandシステムで使用できる変換光
C1に変換する機能と、L−bandシステムからの信
号光S2をC−bandシステムで使用できる変換光C2
に変換する機能とを有する。
【0025】実施の形態2の波長変換装置は、ポンプ光
P1,P2を発生するCWレーザ発生器等のポンプ光発生
器1と、C−bandシステムからのパルス信号光S1
とポンプ光P1とが入力され、信号光S1とポンプ光P1
とを合波した光S1,P1を出力する光カプラ2aと、こ
の合波された光S1,P1が入力され、ポンプ光P1の周
波数ωp1と信号光S1の周波数ωs1との差(ωp1−
ωs1)に等しい周波数ωc1を持つ変換光C1を出力する
QPM−DFG波長変換素子3と、この波長変換素子3
から出力された変換光C1を透過させ、それ以外の光、
例えば、波長変換素子3を通過した信号光S1を遮断す
る光フィルタ4aとを有する。さらに、実施の形態2の
波長変換装置は、L−bandシステムからのパルス信
号光S2とポンプ光P2とが入力され、信号光S2とポン
プ光P2とを合波した光S2,P2を出力する光カプラ2
aと、波長変換素子3から出力された変換光C2を透過
させ、それ以外の光、例えば、波長変換素子3を通過し
た信号光S2を遮断する光フィルタ4bとを有する。ま
た、QPM−DFG波長変換素子3は、合波された光S
2,P2が入力され、ポンプ光P2の周波数ωp2と信号光
S2の周波数ωs2との差(ωp2−ωs2)に等しい周波数
ωc2を持つ変換光C2を出力する。尚、光カプラ2a及
び2bは、上記実施の形態1の光カプラ2と同じ構造を
持ち、光フィルタ4a及び4bは、上記実施の形態1の
光フィルタ4と同じ構造を持つ。
P1,P2を発生するCWレーザ発生器等のポンプ光発生
器1と、C−bandシステムからのパルス信号光S1
とポンプ光P1とが入力され、信号光S1とポンプ光P1
とを合波した光S1,P1を出力する光カプラ2aと、こ
の合波された光S1,P1が入力され、ポンプ光P1の周
波数ωp1と信号光S1の周波数ωs1との差(ωp1−
ωs1)に等しい周波数ωc1を持つ変換光C1を出力する
QPM−DFG波長変換素子3と、この波長変換素子3
から出力された変換光C1を透過させ、それ以外の光、
例えば、波長変換素子3を通過した信号光S1を遮断す
る光フィルタ4aとを有する。さらに、実施の形態2の
波長変換装置は、L−bandシステムからのパルス信
号光S2とポンプ光P2とが入力され、信号光S2とポン
プ光P2とを合波した光S2,P2を出力する光カプラ2
aと、波長変換素子3から出力された変換光C2を透過
させ、それ以外の光、例えば、波長変換素子3を通過し
た信号光S2を遮断する光フィルタ4bとを有する。ま
た、QPM−DFG波長変換素子3は、合波された光S
2,P2が入力され、ポンプ光P2の周波数ωp2と信号光
S2の周波数ωs2との差(ωp2−ωs2)に等しい周波数
ωc2を持つ変換光C2を出力する。尚、光カプラ2a及
び2bは、上記実施の形態1の光カプラ2と同じ構造を
持ち、光フィルタ4a及び4bは、上記実施の形態1の
光フィルタ4と同じ構造を持つ。
【0026】以上のように構成した実施の形態2の波長
変換装置によれば、現行のC−bandシステムと新し
いL−bandシステムとの間で、双方向の波長変換が
可能になる。また、この波長変換装置によれば、実施の
形態1の場合と同様の原理により、現行のC−band
システムと新しいL−bandシステムとの間で、信号
劣化が少ない、高速な波長変換を実現できる。
変換装置によれば、現行のC−bandシステムと新し
いL−bandシステムとの間で、双方向の波長変換が
可能になる。また、この波長変換装置によれば、実施の
形態1の場合と同様の原理により、現行のC−band
システムと新しいL−bandシステムとの間で、信号
劣化が少ない、高速な波長変換を実現できる。
【0027】尚、実施の形態2において、上記以外の点
は、上記実施の形態1の場合と同一である。
は、上記実施の形態1の場合と同一である。
【0028】実施の形態3 図3は、本発明の実施の形態3による波長変換装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【0029】図3において、図2の構成と同一又は対応
する構成には、同一の符号を付す。実施の形態3の波長
変換装置は、ポンプ光発生器を、分布帰還型レーザ(D
FBレーザ)又はブラッグ帰還型レーザ(DBRレー
ザ)10と、このレーザ10から出力されたレーザ光を
通過させ、レーザ10に向かう戻り光を遮断するアイソ
レータ11と、このアイソレータ11から出力されたレ
ーザ光を分岐してポンプ光P1,P2を出力する3dBカ
プラ12とを有する。
する構成には、同一の符号を付す。実施の形態3の波長
変換装置は、ポンプ光発生器を、分布帰還型レーザ(D
FBレーザ)又はブラッグ帰還型レーザ(DBRレー
ザ)10と、このレーザ10から出力されたレーザ光を
通過させ、レーザ10に向かう戻り光を遮断するアイソ
レータ11と、このアイソレータ11から出力されたレ
ーザ光を分岐してポンプ光P1,P2を出力する3dBカ
プラ12とを有する。
【0030】以上のように構成した実施の形態3の波長
変換装置によれば、現行のC−bandシステムと新し
いL−bandシステムとの間で、双方向の波長変換が
可能になる。また、この波長変換装置によれば、実施の
形態1の場合と同様の原理により、現行のC−band
システムと新しいL−bandシステムとの間で、信号
劣化が少ない、高速な波長変換を実現できる。
変換装置によれば、現行のC−bandシステムと新し
いL−bandシステムとの間で、双方向の波長変換が
可能になる。また、この波長変換装置によれば、実施の
形態1の場合と同様の原理により、現行のC−band
システムと新しいL−bandシステムとの間で、信号
劣化が少ない、高速な波長変換を実現できる。
【0031】尚、実施の形態3において、上記以外の点
は、上記実施の形態1の場合と同一である。
は、上記実施の形態1の場合と同一である。
【0032】実施の形態4 図4は、本発明の実施の形態4による波長変換装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【0033】図4において、図2の構成と同一又は対応
する構成には、同一の符号を付す。実施の形態4の波長
変換装置は、ポンプ光発生装置をDFBレーザ又はDB
Rレーザ10と、このレーザ10から出力されたレーザ
光を通過させ、レーザ10に向かう戻り光を遮断するア
イソレータ11とを有する。また、この波長変換装置
は、第一の端面3aと第二の端面3bとを有するQPM
−DFG波長変換素子3と、共振器構造を形成するよう
に波長変換素子3の第一の端面3a及び第二の端面3b
のそれぞれに備えられ、ポンプ光P0のみを反射させる
反射ミラー5a,5bとを有する。光カプラ2aから出
力された光が第一の端面3aに入力されたときに、ポン
プ光P0の周波数ωP0と第一の信号光S1の周波数ωs1と
の差に等しい周波数(ωP0−ωs1)を持つ第一の変換光
C1を第二の端面5bから出力する。また、第二の信号
光S2が第二の端面3bに入力されたときに、ポンプ光
P0の周波数ωP0と第二の信号光S2の周波数ωs2との
差に等しい周波数(ωP0−ω s2)を持つ第二の変換光C
2を第一の端面3aから出力する。
する構成には、同一の符号を付す。実施の形態4の波長
変換装置は、ポンプ光発生装置をDFBレーザ又はDB
Rレーザ10と、このレーザ10から出力されたレーザ
光を通過させ、レーザ10に向かう戻り光を遮断するア
イソレータ11とを有する。また、この波長変換装置
は、第一の端面3aと第二の端面3bとを有するQPM
−DFG波長変換素子3と、共振器構造を形成するよう
に波長変換素子3の第一の端面3a及び第二の端面3b
のそれぞれに備えられ、ポンプ光P0のみを反射させる
反射ミラー5a,5bとを有する。光カプラ2aから出
力された光が第一の端面3aに入力されたときに、ポン
プ光P0の周波数ωP0と第一の信号光S1の周波数ωs1と
の差に等しい周波数(ωP0−ωs1)を持つ第一の変換光
C1を第二の端面5bから出力する。また、第二の信号
光S2が第二の端面3bに入力されたときに、ポンプ光
P0の周波数ωP0と第二の信号光S2の周波数ωs2との
差に等しい周波数(ωP0−ω s2)を持つ第二の変換光C
2を第一の端面3aから出力する。
【0034】以上のように構成した実施の形態4の波長
変換装置によれば、現行のC−bandシステムと新し
いL−bandシステムとの間で、双方向の波長変換が
可能になる。また、この波長変換装置によれば、実施の
形態1の場合と同様の原理により、現行のC−band
システムと新しいL−bandシステムとの間で、信号
劣化が少ない、高速な波長変換を実現できる。
変換装置によれば、現行のC−bandシステムと新し
いL−bandシステムとの間で、双方向の波長変換が
可能になる。また、この波長変換装置によれば、実施の
形態1の場合と同様の原理により、現行のC−band
システムと新しいL−bandシステムとの間で、信号
劣化が少ない、高速な波長変換を実現できる。
【0035】尚、実施の形態4において、上記以外の点
は、上記実施の形態1の場合と同一である。
は、上記実施の形態1の場合と同一である。
【0036】実施の形態5 図5は、本発明の実施の形態5による波長変換装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【0037】図5において、図2の構成と同一又は対応
する構成には、同一の符号を付す。実施の形態5の波長
変換装置は、第一のレーザ光と第二のレーザ光とを発生
するファブリペロー型レーザ(FPレーザ)発生装置1
5と、0.5nmより小さい半値幅を持ち、第一のレー
ザ光が入力され第一のポンプ光P1を出力する第一の狭
幅フィルタ16aと、0.5nmより小さい半値幅を持
ち、第二のレーザ光が入力され第二のポンプ光P2を出
力する第二の狭幅フィルタ16bとを有する。この場
合、FPレーザの発振波長は第一及び第二の狭幅フィル
タ16a及び16bによりセルフシーディング(self se
eding)にロックされる。また、図6に示すように、図5
のFPレーザを、TWAで置き換えることにより、リン
グレーザを構成してもよい。
する構成には、同一の符号を付す。実施の形態5の波長
変換装置は、第一のレーザ光と第二のレーザ光とを発生
するファブリペロー型レーザ(FPレーザ)発生装置1
5と、0.5nmより小さい半値幅を持ち、第一のレー
ザ光が入力され第一のポンプ光P1を出力する第一の狭
幅フィルタ16aと、0.5nmより小さい半値幅を持
ち、第二のレーザ光が入力され第二のポンプ光P2を出
力する第二の狭幅フィルタ16bとを有する。この場
合、FPレーザの発振波長は第一及び第二の狭幅フィル
タ16a及び16bによりセルフシーディング(self se
eding)にロックされる。また、図6に示すように、図5
のFPレーザを、TWAで置き換えることにより、リン
グレーザを構成してもよい。
【0038】以上のように構成した実施の形態5の波長
変換装置によれば、現行のC−bandシステムと新し
いL−bandシステムとの間で、双方向の波長変換が
可能になる。また、この波長変換装置によれば、実施の
形態1の場合と同様の原理により、現行のC−band
システムと新しいL−bandシステムとの間で、信号
劣化が少ない、高速な波長変換を実現できる。
変換装置によれば、現行のC−bandシステムと新し
いL−bandシステムとの間で、双方向の波長変換が
可能になる。また、この波長変換装置によれば、実施の
形態1の場合と同様の原理により、現行のC−band
システムと新しいL−bandシステムとの間で、信号
劣化が少ない、高速な波長変換を実現できる。
【0039】尚、実施の形態5において、上記以外の点
は、上記実施の形態2の場合と同一である。
は、上記実施の形態2の場合と同一である。
【0040】実施の形態6 図7は、本発明の実施の形態6による信号光発生装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【0041】図7に示されるように、実施の形態6の信
号光発生装置20は、1.53μm〜1.56μmに含
まれる第一の波長帯の信号光を出力するC−band
WDM光源21と、このWDM光源21から出力された
信号光S0を1.56μm〜1.59μmに含まれる第
二の波長帯の変換光C0に変換して出力する波長変換装
置22とを有する。この波長変換装置22は、上記実施
の形態1の波長変換装置と同一の構成を持つ。
号光発生装置20は、1.53μm〜1.56μmに含
まれる第一の波長帯の信号光を出力するC−band
WDM光源21と、このWDM光源21から出力された
信号光S0を1.56μm〜1.59μmに含まれる第
二の波長帯の変換光C0に変換して出力する波長変換装
置22とを有する。この波長変換装置22は、上記実施
の形態1の波長変換装置と同一の構成を持つ。
【0042】以上のように構成した実施の形態6の信号
光発生装置によれば、L−bandシステムで使用する
WDM光を、容易に発生させることができる。
光発生装置によれば、L−bandシステムで使用する
WDM光を、容易に発生させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の波長変換
装置によれば、1.53μm〜1.56μmに含まれる
波長帯を使用する現行の光伝送システムと、1.56μ
m〜1.59μmに含まれる波長帯を使用する新しい光
伝送システムとの間で、信号劣化が少なく、高速な波長
変換を実現できるという効果がある。
装置によれば、1.53μm〜1.56μmに含まれる
波長帯を使用する現行の光伝送システムと、1.56μ
m〜1.59μmに含まれる波長帯を使用する新しい光
伝送システムとの間で、信号劣化が少なく、高速な波長
変換を実現できるという効果がある。
【0044】また、本発明の信号光発生装置によれば、
1.56μm〜1.59μmに含まれる波長帯を利用す
る新しい光伝送システムで使用するWDM光を、容易に
発生させることができるという効果がある。
1.56μm〜1.59μmに含まれる波長帯を利用す
る新しい光伝送システムで使用するWDM光を、容易に
発生させることができるという効果がある。
【図1】 本発明の実施の形態1による波長変換装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態2による波長変換装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態3による波長変換装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態4による波長変換装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態5による波長変換装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態5による波長変換装置の
他の構成を示すブロック図である。
他の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態6による信号光発生装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
1 ポンプ光発生器、 2,2a,2b 光カプラ、
3 波長変換素子、4,4a,4b 光フィルタ、 1
0 DFB又はDBRレーザ、 11 アイソレータ、
12 光カプラ、 15 FPレーザ、 16a,1
6b 狭幅レーザ、 17 TWA、 20 信号光発
生装置、 21 C−band WDM光源、 22
波長変換装置。
3 波長変換素子、4,4a,4b 光フィルタ、 1
0 DFB又はDBRレーザ、 11 アイソレータ、
12 光カプラ、 15 FPレーザ、 16a,1
6b 狭幅レーザ、 17 TWA、 20 信号光発
生装置、 21 C−band WDM光源、 22
波長変換装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2K002 AA02 AB12 CA03 CA13 EA07 EA30 GA10 HA19 HA23 HA31 5F072 AB13 QQ01 QQ03 QQ04 QQ05 QQ06 QQ20 RR01 YY15
Claims (8)
- 【請求項1】 1.53μmから1.56μmまでに含
まれる第一の波長帯の信号光を、1.56μmから1.
59μmまでに含まれる第二の波長帯の変換光に変換す
る機能を有する波長変換装置であって、 ポンプ光を発生するポンプ光発生手段と、 上記信号光と上記ポンプ光とが入力され、上記信号光と
上記ポンプ光とを合波した光を出力する光合波手段と、 上記光合波手段から出力された光が入力され、上記ポン
プ光の周波数と上記信号光の周波数との差に等しい周波
数を持つ上記変換光を出力する波長変換素子と、 上記波長変換素子から出力された光の中から上記変換光
を分離して出力する光分離手段とを有することを特徴と
する波長変換装置。 - 【請求項2】 上記ポンプ光の波長を、上記信号光の中
心波長と上記変換光の中心波長の中間の波長のほぼ1/
2に設定したことを特徴とする請求項1記載の波長変換
装置。 - 【請求項3】 1.53μmから1.56μmまでに含
まれる第一の波長帯の第一の信号光を1.56μmから
1.59μmまでに含まれる第二の波長帯の第一の変換
光に変換する機能と、上記第二の波長帯の第二の信号光
を上記第一の波長帯の第二の変換光に変換する機能とを
有する波長変換装置であって、 第一のポンプ光と第二のポンプ光とを発生するポンプ光
発生手段と、 上記第一の信号光と上記第一のポンプ光とが入力され、
上記第一の信号光と上記第一のポンプ光とを合波した光
を出力する第一の光合波手段と、 上記第二の信号光と上記第二のポンプ光とが入力され、
上記第二の信号光と上記第二のポンプ光とを合波した光
を出力する第二の光合波手段と、 第一の端面と第二の端面とを有し、上記第一の光合波手
段から出力された光が上記第一の端面に入力されたとき
に、上記第一のポンプ光の周波数と上記第一の信号光の
周波数との差に等しい周波数を持つ第一の変換光を上記
第二の端面から出力し、上記第二の光合波手段から出力
された光が上記第二の端面に入力されたときに、上記第
二のポンプ光の周波数と上記第二の信号光の周波数との
差に等しい周波数を持つ上記第二の変換光を上記第一の
端面から出力する波長変換素子と、 上記波長変換素子の第二の端面から出力された光の中か
ら上記第一の変換光を分離する第一の光分離手段と、 上記波長変換素子の第一の端面から出力された光の中か
ら上記第二の変換光を分離する第二の光分離手段とを有
することを特徴とする波長変換装置。 - 【請求項4】 上記第一のポンプ光の波長を、上記第一
の信号光の中心波長と上記第一の変換光の中心波長の中
間の波長のほぼ1/2に設定し、上記第二のポンプ光の
波長を、上記第二の信号光の中心波長と上記第二の変換
光の中心波長の中間の波長のほぼ1/2に設定したこと
を特徴とする請求項3記載の波長変換装置。 - 【請求項5】 上記ポンプ光発生手段が、 レーザ光を発生するレーザ発生手段と、 上記レーザ発生手段から出力されたレーザ光を透過さ
せ、上記レーザ発生手段に向かうレーザ光を透過させな
いアイソレータと、 上記アイソレータから出力されたレーザ光を分岐して上
記第一のポンプ光と上記第二のポンプ光とを出力する3
dBカプラとを有することを特徴とする請求項3又は4
のいずれか一方に記載の波長変換装置。 - 【請求項6】 上記ポンプ光発生手段が、 第一のレーザ光と第二のレーザ光とを発生するレーザ発
生手段と、 0.5nmより小さい半値幅を持ち、上記第一のレーザ
光が入力され上記第一のポンプ光を出力する第一の狭幅
フィルタと、 0.5nmより小さい半値幅を持ち、上記第二のレーザ
光が入力され上記第二のポンプ光を出力する第二の狭幅
フィルタとを有することを特徴とする請求項3又は4の
いずれか一方に記載の波長変換装置。 - 【請求項7】 1.53μmから1.56μmまでに含
まれる第一の波長帯の第一の信号光を1.56μmから
1.59μmまでに含まれる第二の波長帯の第一の変換
光に変換する機能と、上記第二の波長帯の第二の信号光
を上記第一の波長帯の第二の変換光に変換する機能とを
有する波長変換装置であって、 ポンプ光を発生するポンプ光発生手段と、 上記第一の信号光と上記ポンプ光とが入力され、上記第
一の信号光と上記ポンプ光とを合波した光を出力する光
合波手段と、 第一の端面と第二の端面とを有する波長変換素子と、 共振器構造を形成するように上記波長変換素子の第一の
端面及び第二の端面のそれぞれに備えられ、上記ポンプ
光を反射させる反射ミラーとを有し、 上記光合波手段から出力された光が上記第一の端面に入
力されたときに、上記ポンプ光の周波数と上記第一の信
号光の周波数の差に等しい周波数を持つ第一の変換光を
上記第二の端面から出力し、上記第二の信号光が上記第
二の端面に入力されたときに、上記ポンプ光の周波数と
上記第二の信号光の周波数の差に等しい周波数を持つ上
記第二の変換光を上記第一の端面から出力し、 上記波長変換素子の第二の端面から出力された光の中か
ら上記第一の変換光を分離する第一の光分離手段と、 上記波長変換素子の第一の端面から出力された光の中か
ら上記第二の変換光を分離する第二の光分離手段とを有
することを特徴とする波長変換装置。 - 【請求項8】 1.53μmから1.56μmまでに含
まれる第一の波長帯の信号光を出力する信号光発生手段
と、 上記信号光発生手段から出力された信号光を1.56μ
mから1.59μmまでに含まれる第二の波長帯の変換
光に変換して出力する上記請求項1又は2のいずれかに
記載の波長変換装置とを有することを特徴とする信号光
発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11037164A JP2000235202A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 波長変換装置及び信号光発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11037164A JP2000235202A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 波長変換装置及び信号光発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000235202A true JP2000235202A (ja) | 2000-08-29 |
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ID=12489969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11037164A Withdrawn JP2000235202A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 波長変換装置及び信号光発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000235202A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2009001852A1 (ja) * | 2007-06-27 | 2010-08-26 | 株式会社フジクラ | 反射光耐性の優れたファイバレーザ |
JP2019200314A (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 富士通株式会社 | 波長変換器、波長変換方法及び伝送装置 |
-
1999
- 1999-02-16 JP JP11037164A patent/JP2000235202A/ja not_active Withdrawn
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