JP2000234911A - シート状被搬送物の検出装置 - Google Patents

シート状被搬送物の検出装置

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JP2000234911A
JP2000234911A JP11034525A JP3452599A JP2000234911A JP 2000234911 A JP2000234911 A JP 2000234911A JP 11034525 A JP11034525 A JP 11034525A JP 3452599 A JP3452599 A JP 3452599A JP 2000234911 A JP2000234911 A JP 2000234911A
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Noriyuki Jinbo
典幸 神保
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数を少なくできるうえ、小型コンパクト
化を図ることができるシート状被搬送物の検出装置を提
供する。 【解決手段】 発光手段209からの光は、発光側導光
板201で複数の検出光LA〜LEとして放射部201
A’〜201E’から放射される。検出光の進路がシー
ト状被搬送物Mによって遮られると、遮られた検出光に
ついては受光側導光板202の対応受光部202A’〜
202E’における受光状態が変化する。受光状態が変
化すると、受光側導光板の出射部202aへ集光され該
出射部から出射される光量が変化するから、受光手段2
10による受光量も変化する。シート状被搬送物の大き
さや位置によって、受光手段による受光量も変化するか
ら、この受光量に基づいて、判別手段211はシート状
被搬送物の寸法や位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば複写機等
の画像形成装置において、原稿の幅検出などに用いられ
るシート状被搬送物の検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の検出装置の構成を図8及
び図9で説明する。
【0003】図8は、従来の原稿幅検出装置を組み込ん
だシートスルータイプの自動原稿搬送装置30を示す概
略側面図である。
【0004】自動原稿搬送装置30は、給紙トレイ31
01からの原稿Mを取り込むピックアップローラ310
2と、このピックアップローラ3102の原稿搬送方向
前方に配設された給紙ローラ3103と、この給紙ロー
ラ3103の原稿搬送方向前方に配設された一対の搬送
ローラ3105,3105と、給紙ローラ3103と搬
送ローラ3105,3105との間の原稿搬送路に臨む
態様で、この搬送路を横切る方向(原稿の幅方向)へ併
設された複数のレバー式アクチュエータ301を備え、
さらに各レバー式アクチュエータ301のそれぞれ上方
位置に、発光素子及び受光素子からなる複数対のフォト
センサ302が設けられている。
【0005】そして、給紙トレイ3101から給紙さ
れ、原稿搬送路を搬送されてきた原稿Mの通過によって
前記レバー式アクチュエータ301が作動し、これに対
応してフォトセンサ302の遮光・透光状態が変わるこ
とで、原稿Mの幅を検出するようになっている。
【0006】さらに詳しく説明すると、図9に示すよう
に、自動原稿搬送装置30の給紙トレイ3101には、
原稿Mの幅方向の基準位置となる固定規制板303と、
搬送方向のストッパ305と、前記固定幅規制板303
に対向配置され、矢印hで示すように固定規制板303
に対して接近・離間する方向へスライド移動可能な可動
規制板304が設けられており、固定幅規制板303と
可動規制板304とで原稿Mの幅方向の位置を規制し、
搬送方向の蛇行を防止するようになっている。
【0007】幅寸法の異なる複数種の原稿は、幅方向の
一方の側縁部が固定規制板303に、搬送方向の先端が
ストッパ305にそれぞれ当接するように前記給紙トレ
イ3101上に載置され、可動規制板30を原稿の幅方
向の他方の側縁部に当接する程度まで矢印h方向へ移動
させることにより、基準位置にセットされる。この状態
で給紙が開始され、原稿Mは前記給紙ローラ3103側
へ搬送される。
【0008】この原稿Mが、前記給紙ローラ3103か
ら一対の搬送ローラ3105,3105まで搬送される
途中で、搬送路に臨んだ前記レバー式アクチュエータ3
01に接触した場合には、レバーが回動し、これに応じ
てフォトセンサ302(302A,302B,302
C,302D,302E)の遮光・透光状態が変わり、
フォトセンサ302から原稿検出信号が出力される。一
方、原稿がレバー式アクチュエータ301に接触しなか
った場合には、レバーは回動せず、フォトセンサ302
の遮光・透光状態も変化せず、原稿検出信号も出力され
ない。つまり、各フォトセンサにおいて原稿検出信号が
出力されるか否かは、原稿幅に依存する。
【0009】従って、各フォトセンサ302(302
A,302B,302C,302D,302E)につい
て、原稿検出信号が出力されたかどうか、換言すれば各
レバー式アクチュエータ301に原稿が接触したかどう
かを検出することで、原稿幅を検出するものとなされて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の原稿幅検出装置では、搬送路を横切る方
向へ並設された複数個のレバー式アクチュエータ301
と各アクチュエータ301に対応して並設された複数個
のフォトセンサ302を使用しているので、部品数が比
較的多く、コスト高につくものであった。しかも、レバ
ー式アクチュエータ301の動作空間を確保する必要が
あり、装置のコンパクト化を進めにくいといった難点も
あった。
【0011】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであり、部品数を少なくできるうえ、小型コンパクト
化を図ることができるシート状被搬送物の検出装置の提
供を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、発光手段
と、入射部から入射した前記発光手段からの光を複数の
放射部へ導くとともに、該放射部からシート状被搬送物
の搬送路に向けて検出光として放射する発光側導光板
と、該発光側導光板の前記放射部から放射された複数の
検出光をそれぞれ受光する複数の受光部を有するととも
に、該受光部から入射した検出光を出射部へと集光して
該出射部から出射させる受光側導光板と、該受光側導光
板から出射された光を受光する受光手段と、該受光手段
による受光量に基づいてシート状被搬送物の寸法もしく
は位置を判別する判別手段と、を備えたことを特徴とす
るシート状被搬送物の検出装置によって解決される。
【0013】このシート状被搬送物の検出装置では、発
光側導光板の複数の放射部から、シート状被搬送物の搬
送路へ向けて放射された検出光の進路がシート状被搬送
物によって遮られると、遮られた検出光については受光
側導光板の対応受光部における受光状態が変化する。受
光状態が変化すると、受光側導光板の出射部へ集光され
該出射部から出射される光量が変化するから、受光手段
による受光量も変化する。シート状被搬送物の大きさや
位置によって、該シート状被搬送物によって進路を遮ら
れる検出光の数が異なり、受光手段による受光量も変化
するから、この受光量に基づいて、判別手段はシート状
被搬送物の寸法や位置を検出する。
【0014】しかも、発光手段からの光は発光側導光板
によって複数の放射部へと導かれ、受光側導光板の複数
の受光部で受光された検出光は、受光側導光板によって
出射部へ集光されるから、発光手段や受光手段は1個で
も良く、また複数のレバー式アクチュエータも不要であ
るから部品点数が少なくなる。また、各導光板は入射し
た光を所定部位へ導くだけで良いから、比較的薄肉のも
のを使用すればよく、このため、部品設置スペースも小
さくなり、装置の小形化を進めやすくなる。
【0015】発光側導光板と受光側導光板とは、発光側
導光板の各放射部から放射された検出光が、シート状被
搬送物で反射されて受光側導光板の各受光部に入射する
ような位置関係に配置されても良いが、好ましくは、発
光側導光板の各放射部と、前記受光側導光板の各受光部
とが、シート状被搬送物の搬送路を挟んで対向配置され
ている構成とするのがよい。
【0016】この構成によれば、シート状被搬送物の色
彩に拘わらず、発光側導光板の各放射部から放射された
検出光は、シート状被搬送物の通過によって、受光側導
光板の各受光部への入射が確実に妨げられ、より精度の
高い検出が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1は、この発明の一実施形態に係るシー
ト状被搬送物の検出装置を適用した自動原稿搬送装置を
有する画像形成装置を示す概略構成図である。
【0019】電子写真方式の画像形成装置の基本的構成
は周知であるので、ここでは、動作の概要を説明する。
【0020】自動原稿搬送装置20を使用する時、露光
ランプ112及び反射ミラー113は、矢印b方向へ移
動し、画像読み取りのためのスリットガラス198の真
下付近で停止する。自動原稿搬送装置20の原稿給紙ト
レイ2101上に載置された原稿M(図2)は、1枚づ
つ給紙され、前記スリットガラス198上を通過した
後、原稿排出トレイ2502上に排出される。この時、
露光ランプ112の光は前記スリットガラス198上を
通過する原稿Mに照射され、その反射光が反射ミラー1
13,114,115によりレンズ116側へ導かれ、
レンズ116を通過した反射光はCCD等の撮像素子に
受光されて電気信号に変換される。
【0021】画像処理部12は、こうして読み取られた
原稿Mの画像データを各種処理した後、半導体レーザー
131を介してレーザー光に変換する。レーザー光はポ
リゴンミラー135、レンズ136,137及び反射ミ
ラー138a,138b,138cを介して感光体12
1上に照射され、該感光体121は露光される。帯電チ
ャージャ125により帯電されている感光体121は、
前記レーザー光で露光された部分のみの電荷が除去され
る。トナーを有する現像器122により、前記感光体1
21上の電荷除去部分にトナーが付着される。
【0022】一方、複数種の転写紙の給紙カセット15
1,152,153もしくは手差し用トレイ161のう
ちの選択された給紙部から転写紙が1枚ずつ搬送され、
転写チャージャ126により、矢印a方向へ回転変位す
る感光体121上のトナーが転写紙に転写される。この
後、転写紙は、分離チャージャ127、分離爪123に
より前記感光体121から分離され、定着ローラ17
6,177により定着され、転写紙排出トレイ190上
に排出される。
【0023】図2は、前記自動原稿搬送装置20の概略
側面図である原稿Mは、自動原稿搬送装置20の給紙ト
レイ2101に画像面を上にして載置される。図示しな
い操作パネル上のスタートキーが押されると、図示しな
い駆動源によりレバー2117が回動し、それに連動し
て原稿Mが載置されている押し上げ板2107が回動し
て、原稿Mの最上紙がピックアップローラ2102に当
接される位置まで押し上げられて停止する。
【0024】さばきローラ2104には、トルクリミッ
タが付加されており、ピックアップローラ2102によ
り給紙された原稿Mが連れ送りされた時に、給紙ローラ
2103及びさばきローラ2104のニップにてさばい
て1枚のみ搬送されるように構成されている。
【0025】給紙された原稿Mは、1対の搬送ローラ2
105,2105により搬送され、停止している1対の
第1の読み取りローラ2201,2201のニップに原
稿Mの先端を突き当てることによって若干量のループを
作成したところで搬送を停止した後、原稿Mの搬送を再
開する。これにより、原稿Mの先端レジスト及びスキュ
ー補正を行う。
【0026】搬送が再開された原稿Mは、前記スリット
ガラス198上を通過し、すくい上げガイド199によ
り再び自動原稿搬送装置20内に戻され、1対の第2の
読み取りローラ2203,2203及び1対の排出ロー
ラ2501,2501により原稿排出トレイ2502上
に排出される。
【0027】原稿Mの両面を複写するモードが選択され
ている時は、図示しない駆動源により第1の切換爪23
01を変移させ、前記スリットガラス198上を通過し
た原稿Mを1対の第1の反転ローラ2302,2302
により反転させた後、再び前記第1読み取りローラ22
01,2201に導く。その後は同様に、前記スリット
ガラス198上を通過させ、図示しない駆動源により第
2の切換爪2401を変移させ、前記スリットガラス1
98上を通過した原稿Mを1対の第2の反転ローラ24
02,2402により反転させた後、原稿排出トレイ2
502上に排出させる。
【0028】前記原稿Mを第2の反転ローラ2402,
2402により反転させるのは、原稿排出トレイ250
2上の原稿Mのページ順を合わせるためである。第1及
び第2の反転ローラ2302,2402により原稿を反
転させる方法は、公知の技術であり、ここでは、その説
明を省略する。
【0029】また、給紙ローラ2103及びさばきロー
ラ2104と1対の搬送ローラ2105,2105との
間には、原稿(シート状被搬送物)の検出装置としての
原稿幅検出装置Aが配置されている。
【0030】原稿幅検出装置Aは、原稿Mの搬送路を横
切る方向(原稿の幅方向)へ沿って配設された導光板体
200を有する。この導光板体200は、透明度の高い
樹脂、例えばアクリル樹脂からなる。この実施形態にお
いては、搬送路の表面側及び裏面側の一方に配設された
発光側導光板201と他方に配設された受光側導光板2
02とに分割して構成されており、原稿Mがこれら発光
側導光板201と受光側導光板202の間を通過する間
に原稿幅を検出するようになっている。
【0031】図3は、前記自動原稿搬送装置20の要部
の概要を示す平面図である。
【0032】同図において、203,204は、給紙ト
レイ2101の出側付近において搬送路の両側にそれぞ
れ対向配置され、前記給紙トレイ2101上に載置され
た原稿Mを幅方向で規制する1対の幅規制板である。一
方の幅規制板203は、基準位置側に固定されており、
他方の幅規制板204は、矢印hで示すように幅規制板
204に対して接近・離間する方向へスライド移動可能
に構成されている。これらの固定幅規制板203と可動
規制板204とで原稿Mの幅方向の位置を規制し、搬送
方向の蛇行を防止するようになっている。205はセッ
トされた原稿の搬送方向の先端基準位置となるストッパ
である。
【0033】幅寸法の異なる複数種の原稿は、幅方向の
一方の側縁部が固定規制板203に、搬送方向の先端が
ストッパ205にそれぞれ当接するように前記給紙トレ
イ2101上に載置され、可動規制板204を原稿の幅
方向の他方の側縁部に当接する程度まで矢印h方向へ移
動させることにより、基準位置にセットされる。例え
ば、幅が大きいサイズの原稿Ml、中サイズの原稿M
m、小サイズの原稿Msがそれぞれ載置された場合、こ
れら原稿Ml,Mm,Msの幅方向における基準位置側
の各端縁は同一位置となり、反対側の各端縁は原稿幅寸
の差分だけずれた位置となる。
【0034】この状態で原稿Ml,Mm,Msはそれぞ
れ給紙されることになり、前記給紙ローラ2103から
1対の搬送ローラ2105,2105まで搬送される間
に、前記原稿幅検出装置Aにおける1対の発光及び受光
側導光板201,202の間を通過するようになってい
る。
【0035】図4及び図5に示すように、前記発光側導
光板201と受光側導光板202とは、それぞれの長さ
方向(原稿の幅方向)の一部を、各原稿の幅寸法に差を
生じる領域において、搬送路を挟んで対向させた状態で
配置されている。また、発光側導光板201の原稿基準
位置側に近接して、例えば発光ダイオード等からなる発
光手段としての1個の発光素子209が配置されてい
る。そして、この発光素子209からの光が、発光側導
光板201の長さ方向における原稿基準位置側の一端面
(入射部)201aから、発光側導光板201内に入射
されるものとなされている。また、受光側導光板202
の長さ方向における原稿基準位置と反対側の一端面(出
射部)202bに近接して、受光側導光板202からの
光を受光する、例えばフォトダイオード等からなる受光
手段としての1個の受光素子210が配置されている。
【0036】また、前記発光側導光板201の長さ方向
の他端面には、発光素子209からの光を原稿Mの幅方
向で複数、例えば5つに分岐させて受光側導光板202
側に向けて反射させるための5つの傾斜状反射面201
A、201B,201C,201D,201Eが形成さ
れている。かつまた、発光側導光板201の受光側導光
板202との対向面には、前記反射面201A、201
B,201C,201D,201Eで反射された光を、
原稿幅検出光LA,LB,LC,LD,LEとして受光
側導光板202へ放射するための突出状の放射部201
A’、201B’,201C’,201D’,201
E’が一体成形にて設けられている。
【0037】他方、受光側導光板202の発光側導光板
201との対向面には、前記放射部201A’、201
B’,201C’,201D’,201E’に対向する
位置において、放射部から放射された検出光を受光する
ための突出状の受光部202A’、202B’,202
C’,202D’,202E’が一体成形にて設けられ
ている。かつまた、前記受光側導光板202の長さ方向
の他端面には、各受光部202A’、202B’,20
2C’,202D’,202E’で受光され、そのまま
直進してきた5つの検出光を、それぞれ前記出射部20
2bに向けて反射集光させるための5つの傾斜状反射面
202A,202B,202C,202D,202Eが
形成されている。
【0038】図4において、211は前記受光素子21
0の出力を受けて受光量を計測し、原稿Mの幅を判定す
る手段であり、受光量計測回路212と、この受光量計
測回路212で計測した受光量に基づいて原稿幅を判別
する原稿幅判別回路213とからなる。
【0039】上記構成の原稿幅検出装置Aにおいては、
原稿Mが上記搬送路における発光側導光板201と受光
側導光板202との間を通過する際に、その幅寸法に従
って前記検出光LA,LB,LC,LD,LEに対する
遮光・非遮光の数が変化することになる。検出光路L
A,LB,LC,LD,LEに対する遮光・非遮光の数
により受光素子210の受光量が変わるので、この受光
量を受光量計測回路212で計測し、計測した受光量と
原稿幅に対して予め設定された受光量とを原稿幅判別回
路213で比較することで、原稿Mの幅を検出すること
ができる。
【0040】ここで、幅寸法の異なる複数種の原稿、つ
まり原稿幅が大きいサイズの原稿Ml、中サイズの原稿
Mm、小サイズの原稿Msを例に図4〜図7を参照して
説明する。
【0041】大サイズの原稿Mlでは、図4及び図5に
示すように、前記5つの検出光LA,LB,LC,L
D,LEの全てが原稿Mlで遮光されることになり、受
光素子210に光は到達せず、受光量は0/5である。
【0042】また、中サイズの原稿Mmでは、図6に示
すように、前記5つの検出光LA,LB,LC,LD,
LEのうち、基準位置側の1つの検出光LAのみが遮光
され、その他の4つの検出光LB,LC,LD,LEは
遮光されないため、これら4つの検出光LB,LC,L
D,LEはそのまま受光側導光板202の受光部202
B’,202C’,202D’,202E’に入射さ
れ、反射面202B,202C,202D,202Eで
反射されて、出射部202bを介して集光され、前記受
光素子210で受光される。つまり、この場合の受光量
は4/5となる。
【0043】さらに、小サイズの原稿Msでは、図7に
示すように、前記5つの検出光LA,LB,LC,L
D,LEの全てが遮光されないため、これらの全てがそ
のまま受光素子210まで導かれて受光される。つま
り、この場合の受光量は5/5となる。
【0044】このように、原稿Mの幅サイズによって発
光素子209から受光素子210に導かれる光の量が変
化することになり、前述のように、受光量を検出するこ
とにより、原稿Mの幅を検出することができる。
【0045】なお、上記実施形態では、導光板体200
を発光側導光板201と受光側導光板202とに分割構
成したが、発光側導光板201と受光側導光板202と
を一体に形成したものであってもよい。また、必要に応
じて、各反射面201A〜210E、202A〜202
Eの反射効率を高めるために、反射面に反射テープを貼
着したり、アルミニウム等の金属蒸着層を形成しても良
い。
【0046】また、上記実施形態では、5つの検出光L
A,LB,LC,LD,LEで原稿幅を検出する構成と
したが、この検出光数は、幅の異なる原稿Mの種類数に
応じて任意に増減すればよい。また、発光側導光板20
1の反射面201A,201B,201C,201D,
201E及び放射部201A’,201B’,201
C’,201D’,201E’を連続的に形成して、多
数の検出光の集合からなる線状ないし帯状の検出光を形
成するとともに、受光側導光板202の受光部202
A’,202B’,202C’,202D’,202
E’及び反射面202A,202B,202C,202
D,202Eを連続的に形成して、前記検出光を受領し
反射集光させるようにしても良い。
【0047】さらに、上記実施形態では、原稿Mの幅の
検出を例に説明したが、画像が形成される用紙のサイズ
の検出にも適用できることは勿論であり、種々のシート
状被搬送物の検出に適用することが可能である。
【0048】さらに、前記原稿M等の幅の検出に限ら
ず、前記発光側導光板201と受光側導光板202を搬
送方向へ沿って配設し、原稿や用紙の搬送方向の位置に
応じて検出光に対する遮光・非遮光の数を変化させるこ
とで、例えば原稿や用紙の搬送方向の位置検出にも応用
することができる。
【0049】また、発光側導光板201と受光側導光板
202を搬送路を挟んで対向させ、搬送されてきたシー
ト状被搬送物によって検出光が遮られる構成としたが、
特に白色のシート状被搬送物の検出等に適用する場合に
は、発光側導光板と受光側導光板とを、発光側導光板の
各放射部から放射された検出光が、シート状被搬送物で
反射されて受光側導光板の各受光部に入射するような位
置関係に配置し、シート状被搬送物によって反射された
検出光のみが受光素子によって受光される構成としても
良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、発光
手段からの光を発光側導光板を用いて複数の検出光と
し、この検出光を受光側導光板で受光集光して受光手段
へ入力させ、受光手段の受光量に基づいてシート状被搬
送物の寸法や位置を検出するから、多数の発光手段や受
光手段を用いる必要はなく、また複数のレバー式アクチ
ュエータも不要であるから部品点数が少なくなる。ま
た、各導光板は入射した光を所定部位へ導くだけで良い
から、比較的薄肉のものを使用すればよく、このため、
部品設置スペースも小さくでき、装置の小形化を図るこ
とができる。
【0051】また、請求項2に記載の発明によれば、シ
ート状被搬送物の色彩に拘わらず、発光側導光板の各放
射部から放射された検出光は、シート状被搬送物の通過
によって、受光側導光板の各受光部への入射が確実に妨
げられるから、より精度の高い検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシート状被搬送物
の検出装置を適用した自動原稿搬送装置を有する画像形
成装置の概略構成図である。
【図2】同じく自動原稿搬送装置を示す概略側面図であ
る。
【図3】同じく自動原稿搬送装置の要部の概要を示す平
面図である。
【図4】同じく自動原稿搬送装置の要部の概要を、大サ
イズの原稿の検出状態で示す正面図である。
【図5】同じく図4の自動原稿搬送装置における発光側
導光板と受光側導光板との対向部分を拡大して示す正面
図である。
【図6】同じく自動原稿搬送装置の要部の概要を、中サ
イズの原稿の検出状態で示す正面図である。
【図7】同じく自動原稿搬送装置の要部の概要を、小サ
イズの原稿の検出状態で示す正面図である。
【図8】従来のシート状被搬送物の検出装置を適用した
自動原稿搬送装置を示す概略側面図である。
【図9】同じく従来の自動原稿搬送装置の要部の概要を
示す平面図である。
【符号の説明】
201・・・・・・・・・・・・・発光側導光板 201a・・・・・・・・・・・・導光板体の一端面
(入射部) 202・・・・・・・・・・・・・受光側導光板 202b・・・・・・・・・・・・導光板体の他端面
(出射部) 209・・・・・・・・・・・・・発光手段 210・・・・・・・・・・・・・受光手段 211・・・・・・・・・・・・・原稿幅判別手段 201A’〜201E’ ・・・・放射部 202A’〜202E’ ・・・・受光部 LA,LB,LC,LD,LE・・検出光 M(Ml,Mm,Ms)・・・・・シート状被搬送物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA22 BB01 BB15 CC02 DD02 EE00 FF02 GG07 GG12 HH13 HH15 JJ01 JJ09 JJ18 JJ26 LL01 LL14 PP16 3F048 AA02 AB01 BA05 BA07 BB09 BB10 CC01 DC12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光手段と、 入射部から入射した前記発光手段からの光を複数の放射
    部へ導くとともに、該放射部からシート状被搬送物の搬
    送路に向けて検出光として放射する発光側導光板と、 該発光側導光板の前記放射部から放射された複数の検出
    光をそれぞれ受光する複数の受光部を有するとともに、
    該受光部から入射した検出光を出射部へと集光させ該出
    射部から出射させる受光側導光板と、 該受光側導光板から出射された光を受光する受光手段
    と、 該受光手段による受光量に基づいてシート状被搬送物の
    寸法もしくは位置を判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とするシート状被搬送物の検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記発光側導光板の各放射部と、前記受
    光側導光板の各受光部とが、シート状被搬送物の搬送路
    を挟んで対向配置されている請求項1に記載のシート状
    被搬送物の検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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