JP2000234842A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2000234842A
JP2000234842A JP11035712A JP3571299A JP2000234842A JP 2000234842 A JP2000234842 A JP 2000234842A JP 11035712 A JP11035712 A JP 11035712A JP 3571299 A JP3571299 A JP 3571299A JP 2000234842 A JP2000234842 A JP 2000234842A
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JP
Japan
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accumulator
cooler
inlet pipe
refrigerator
outlet
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JP11035712A
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English (en)
Inventor
Makoto Oikawa
誠 及川
Yoshichika Ishikawa
義親 石川
Isahiro Yoshioka
功博 吉岡
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ方向を抑えつつ、アキュームレータの液
冷媒の収容積の拡大を図り、騒音を防止できるようにす
る。 【解決手段】 冷蔵庫21の最下段に設けらた冷凍室2
5の奥方に冷却器室31が形成されている。冷却器室3
1には冷却器32及びアキュームレータ33が配設され
ており、冷却器32から溢れた液冷媒をアキュームレー
タ33に一時的に溜めるようになっている。このアキュ
ームレータ33は冷却器32側に傾斜していると共に、
アキュームレータ33に挿入されているアキューム入口
パイプ33aはアキュームレータ出口33bと偏心する
ように上方向を臨んでいる。これにより、アキュームレ
ータ33の液冷媒の貯留可能容積を増大することができ
ると共に、アキューム入口パイプ33aから勢いよく吐
出された液冷媒がアキュームレータ出口33bからコン
プレッサに戻ることを阻止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャピラリチュー
ブに接続される入口パイプ及びアキュームレータに接続
される出口パイプが下部に並設された冷却器を備え、前
記アキュームレータは前記冷却器の側方に配設された冷
蔵庫に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、使用頻度の高い
冷蔵室及び野菜室の使い勝手を向上するために、冷凍室
を最下段に配置した冷蔵庫が供されている。
【0003】このような構成の冷蔵庫にあっては、冷蔵
庫の奥方下部に設置された機械室の上方に冷却器室が形
成されていると共に、その冷却器室に除霜水を受ける排
水樋などを設置しているという事情から、冷却器室のス
ペースが制限されており、特に高さ寸法に大きな制約を
受けている。そこで、冷却器の下部に、キャピラリチュ
ーブと接続される入口パイプ及びアキュームレータと接
続される出口パイプを並設して設け、アキュームレータ
を冷却器の側方に配設することにより高さ寸法の小さな
冷却器室内に冷却器及びアキュームレータを、高さを抑
えつつ効率よく収納するようにしている。
【0004】図8はこのような構成の冷蔵庫の縦断面を
概略的に示している。この図8において、冷蔵庫1の奥
方下部には機械室2が設けられており、その機械室2に
コンプレッサ3が設置されている。
【0005】冷蔵庫1の最下段には冷蔵庫本体4に仕切
られることにより冷凍室5が設けられていると共に、そ
の冷凍室5の背面に冷却器室6が形成されており、その
冷却器室6に冷却器7及びアキュームレータ8などが配
設されている。
【0006】冷却器室6を示す図9において、アキュー
ムレータ8は冷却器7の側方に配置されている。このア
キュームレータ8は冷却器7から溢れた液冷媒を一時的
に溜めるもので、液冷媒がサクションパイプ9を通じて
コンプレッサ3に戻ることを阻止するために設けられて
いる。この場合、アキュームレータ8内に挿入されてい
るアキューム入口パイプ8aの先端は、アキュームレー
タ出口8b(サクションパイプ接続部)に対して偏心さ
れている。これは、アキューム入口パイプ8aから勢い
よく吐出された液冷媒がサクションパイプ9を通じてコ
ンプレッサ3に直接流入するのを防止するためである。
【0007】上述したアキュームレータ8とサクション
パイプ9とは、サクションパイプ組付ユニットとして予
め接続された形態で組付け作業に供給されるようになっ
ている。
【0008】即ち、サクションパイプ組付ユニットを示
す図10において、サクションパイプ組付ユニット10
は、アキュームレータ8とサクションパイプ9とを接続
すると共にサクションパイプ9にキャピラリチューブ1
1を添着した形態で冷蔵庫本体4への組付形状に予め成
形することにより形成されている。
【0009】このように構成されたサクションパイプ組
付ユニット10は冷蔵庫本体4に埋設されて一体化され
ている。つまり、冷蔵庫本体4の内箱4aには内箱補強
部材12(図8参照)が取着されており、その内箱補強
部材12によりサクションパイプ組付ユニット10を支
持した状態で冷蔵庫本体4の筐体をなす内箱4aと外箱
4bとの間に断熱材4cを充填することにより冷蔵庫本
体4が組立られている。この組立状態では、サクション
パイプ9及びキャピラリチューブ11の先端部を除く大
部分は冷蔵庫本体4に埋設されていると共にアキューム
レータ8は冷蔵庫本体4から冷却器室6に突出してい
る。
【0010】一方、冷却器7は、図9及び図11に示す
ように冷却フィン7aと並列配置された端板7bをファ
スナ13により冷蔵庫本体4に取着することにより位置
決めされている。
【0011】そして、冷却器7の下部に並設して設けら
れた出口パイプ7cにアキュームレータ8を接続してか
ら入口パイプ7dにキャピラリチューブ11を接続する
ことにより、冷却器7とサクションパイプ組付ユニット
10とが接続されている。
【0012】上述したようにしてサクションパイプ組付
ユニット10が冷却器7に接続された形態では、アキュ
ームレータ8は冷却器7の側方において上下方向を指向
して配置されている。
【0013】また、冷却器7の下方には除霜用ガラス管
ヒータ13が配設されていると共に、その除霜用ガラス
管ヒータ13の下方に除霜水を受ける排水樋14が配設
されている。
【0014】尚、冷却器室6には冷却ファン15が設け
られており、その冷却ファン15により冷却器7で生成
された冷気が冷凍室5に送風されると共に、図示しない
ダクトを通じて冷蔵室或いは野菜室に適宜送風されるよ
うになっている。
【0015】ところで、上述した構成では、アキューム
レータ8内に挿入されているアキューム入口パイプ8a
の先端はアキュームレータ出口方向に対して偏心するよ
うに湾曲しているので、湾曲している分だけアキューム
入口パイプ8aの先端位置が低くなり、アキュームレー
タ8内においてアキューム入口パイプ8aの先端よりも
下方位置となる容積が小さくなる。このため、コンプレ
ッサ3が停止した後において、アキュームレータ8内に
冷却器7から溢れた液冷媒が徐々に流入するようになる
と、冷媒液面がアキューム入口パイプ8aの先端を超え
てしまうようになる。このような状態で、図12に示す
ように冷却器6内の気冷媒がアキュームレータ8内に流
入した場合には、冷媒流音(ポコポコ音)を発生させて
騒音源となる。
【0016】また、除霜用ガラス管ヒータ13は冷却器
7の下方のみに位置しているので、除霜時にアキューム
レータ8に除霜用ガラス管ヒータ13の熱が伝熱しにく
く、冷却器7の温度上昇に時間がかかり、除霜時間を無
駄に費やしている。
【0017】また、冷却器7の出口パイプ7dにサクシ
ョンパイプ9を接続してから入口パイプ7dにキャピラ
リチューブ11を接続する際に、図13及び図14に示
すように作業者が入口パイプ7d(手前側)を出口パイ
プ7cから離間するように曲げた状態で溶接用高周波ヘ
ッドを挿入してロー付けしてから、入口パイプ7dを元
の形状に修正するようにしている。このため、サクショ
ンパイプ組付ユニット10と冷却器7との接続作業性が
極めて悪い。また、このように入口パイプ7dの形状を
修正する必要から、図11に示すように出口パイプ7c
と入口パイプ7dとに跨がって冷却フィン7cを装着す
ることができず、冷却器面積を増大して冷却効率を高め
ることができなかった。
【0018】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、高さ方向を抑えつつ、アキュームレー
タの液冷媒の収容積の拡大を図り、騒音を防止できるな
どの効果を奏する冷蔵庫を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャピラリチ
ューブに接続される入口パイプ及びアキュームレータに
接続される出口パイプが下部に並設された冷却器を備
え、前記アキュームレータは前記冷却器の側方に配設さ
れた冷蔵庫において、前記アキュームレータは傾斜して
配設されていると共に、前記アキュームレータに挿入さ
れているアキューム入口パイプの先端は、アキュームレ
ータ出口に対して偏心するように上方向を臨んで設けら
れているものである(請求項1)。
【0020】このような構成によれば、アキュームレー
タは傾斜して配設されているので、アキュームレータを
上下方向に配設する構成に比較して、アキュームレータ
の容積の拡大を図りながらアキュームレータの配設形態
での高さ寸法を抑制することができる。
【0021】しかも、傾斜したアキュームレータに挿入
されているアキューム入口パイプの先端はアキュームレ
ータ出口に対して偏心するように上方向を臨んでいるの
で、アキュームレータにアキューム入口パイプの先端以
下に貯留可能な液冷媒容積を最も大きくすることができ
ると共に、アキューム入口パイプから勢いよく吐出され
た液冷媒がコンプレッサに直接戻ることを防止できる。
【0022】上記構成において、アキュームレータは、
出口が冷却器側に傾斜しているのが望ましい(請求項
2)。このような構成によれば、アキュームレータと冷
却器との間のスペースを有効に利用することができるの
で、アキュームレータを傾斜するにしても、それらの全
体の幅寸法を抑制することができる。
【0023】また、冷却器の下方に除霜用ヒータを配設
し、その除霜用ヒータは、その端部がアキュームレータ
の下方となる位置まで延設されているようにしてもよい
(請求項3)。
【0024】このような構成によれば、液冷媒が溜まる
ため除霜時に最も温度上昇が遅くなるアキュームレータ
を除霜用ヒータで直接加熱することができるので、除霜
時間を短縮することができる。
【0025】また、冷却器の入口パイプ及び出口パイプ
は、その先端部が所定長だけ上下方向に離間するように
段差を有して形成されていてもよい(請求項4)。この
ような構成によれば、冷却器の入口パイプにキャピラリ
チューブを接続すると共に出口パイプにアキュームレー
タを接続する際に、例えば入口パイプを曲げることなく
溶接用高周波ヘッドを入口パイプと出口パイプとの間に
挿入して接続作業を行うことができるので、接続作業性
を向上することができる。
【0026】また、冷却器の入口パイプ及び出口パイプ
には冷却フィンが設けられているのが望ましい(請求項
5)。請求項4の構成を実施した場合、入口パイプにキ
ャピラリチューブを接続すると共に出口パイプにアキュ
ームレータを接続する際に、例えば入口パイプを曲げる
ことなく接続作業を行うことができるので、入口パイプ
及び出口パイプに冷却フィンを設けることが可能とな
り、冷却器の冷却性能の向上を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図6を参照して説明する。図2は冷蔵庫の断面を
概略的に示している。この図2において、冷蔵庫21
は、冷蔵庫本体22により仕切られることにより上方か
ら冷蔵室23、野菜室24、冷凍室25が設けられてお
り、それぞれ断熱扉26〜28により閉鎖されている。
【0028】冷蔵庫21の奥方下部には機械室29が設
けられており、その機械室29にコンプレッサ30が配
置されている。冷凍室25の背面には冷却器室31が形
成されており、その冷却器室31に冷却器32及びアキ
ュームレータ33などが配設されている。
【0029】図1は冷却器室3の正面を示している。こ
の図1において、アキュームレータ33は冷却器32の
側方に配置されている。このアキュームレータ33は冷
却器32から溢れた液冷媒を一時的に溜めるもので、液
冷媒がサクションパイプ34を通じてコンプレッサ30
に戻ることを阻止するために設けられている。
【0030】上述したアキュームレータ33とサクショ
ンパイプ34とは、サクションパイプ組付ユニットとし
て予め接続された形態で組付け作業に供給されるように
なっている。
【0031】即ち、サクションパイプ組付ユニットを示
す図3において、サクションパイプ組付ユニット35
は、アキュームレータ33とサクションパイプ34とを
接続すると共にサクションパイプ34にキャピラリチュ
ーブ36を添着した形態で冷蔵庫本体22への組付形状
に予め成形することにより形成されている。この場合、
アキュームレータ33は図示上下方向に対して傾斜した
状態でサクションパイプ34に接続されていると共に、
アキュームレータ33に挿入されているアキューム入口
パイプ33aの先端はアキュームレータ出口33b(サ
クションパイプ接続部)に対して偏心するように湾曲し
て上方向を臨んでいる。また、サクションパイプ34に
添着されたキャピラリチューブ36の先端はアキューム
レータ33のアキューム入口パイプ33aと図示上下方
向に所定距離離間した状態で並設するように成形されて
いる。
【0032】尚、サクションパイプ34にキャピラリチ
ューブ36を添着しているのは、サクションパイプ34
とキャピラリチューブ36との間で熱交換を行うことに
より冷凍サイクルの効率を高めるためである。
【0033】このように構成されたサクションパイプ組
付ユニット35は冷蔵庫本体22に埋設されて一体化さ
れている。つまり、冷蔵庫本体22の内箱22aには内
箱補強ユニット37(図4参照)が取着されており、そ
の内箱補強ユニット37によりサクションパイプ組付ユ
ニット35を支持した状態で冷蔵庫本体22の筐体をな
す内箱22aと外箱22bとの間に断熱材22cを充填
することにより冷蔵庫本体22が組立てられている。こ
の組立状態では、サクションパイプ34及びキャピラリ
チューブ36の先端部を除く大部分は冷蔵庫本体22に
埋設されていると共にアキュームレータ33は冷蔵庫本
体22から冷却器室31に突出している。
【0034】次に、上記サクションパイプ組付ユニット
35を内箱補強ユニット37により冷蔵庫本体22に組
付ける方法を説明する。図5は内箱補強ユニット37を
分解斜視して示している。この図5において、内箱補強
ユニット37は、図示形状の樹脂製の第1の部材38、
第2の部材39、第3の部材40を連結してなり、それ
らの部材38〜40を連結する際に図4に示すように内
箱22aを挟持することにより内箱22aに固着すると
共に、各部材38〜40によりサクションパイプ組付ユ
ニット35を挟持状態で支持することによりサクション
パイプ組付ユニット35を内箱22aに一体化するよう
になっている。この場合、サクションパイプ組付ユニッ
ト35においてアキュームレータ33とサクションパイ
プ34との接続部にはソフトテープ41が巻回されてお
り、そのソフトテープ41の巻回部が第2の部材39と
第3の部材40とにより挟持されることにより気密に保
持されるようになっている。
【0035】このようにサクションパイプ組付ユニット
35が内箱補強ユニット37により内箱22aに一体化
された状態では、アキュームレータ33は第1の部材3
8に形成された開口部38aを通過した形態となってい
る。
【0036】そして、内箱22aと外箱22bとの間に
断熱材22cが充填された状態では、内箱補強ユニット
37が断熱材22cに一体化されると共にサクションパ
イプ組付ユニット35のサクションパイプ34及びキャ
ピラリチューブ36の先端を除く大部分が断熱材22c
に埋設される。
【0037】一方、冷却器32は、図1に示すように一
端が内箱補強ユニット37の第1の部材38に形成され
た保持部38bにより支持されていると共に、他端に設
けられた端板32aがファスナ42により冷蔵庫本体2
2に固定されている。
【0038】ここで、冷却器32においては、図6に示
すようにその下部に入口パイプ32b及び出口パイプ3
2cが並設されており、それらのパイプ32b,32c
は上下方向に所定距離だけ離間するように段差を有して
形成されている。この場合、所定距離とは、入口パイプ
32bと出口パイプ32cとの間に溶接用高周波ヘッド
を挿入できるような距離である。
【0039】この場合、上述のようにして冷蔵庫本体2
2にサクションパイプ組付ユニット35及び冷却器32
を一体化した状態では、入口パイプ32bにキャピラリ
チューブ36の先端が対向して位置すると共に出口パイ
プ32cにアキュームレータ33のアキューム入口パイ
プ33aの先端が対向して位置するので、溶接用高周波
ヘッドを挿入して出口パイプ32cにアキューム入口パ
イプ33aをロー付けしてから入口パイプ32bにキャ
ピラリチューブ36をロー付けすることができる。
【0040】ところで、上記冷却器32にあっては、蛇
行形状をなすパイプの入口パイプ32b及び出口パイプ
32cは冷却器32の下部に設けられていると共に、出
口パイプ32cと接続されたアキュームレータ33が側
方に配設されており、高さ方向が抑えられている。
【0041】また、入口パイプ32bと出口パイプ32
cとに跨がって冷却フィン32dが装着されている。こ
れは、上述したように入口パイプ32bを曲げることな
くキャピラリチューブ36をロー付けすることができる
ので、入口パイプ32bと出口パイプ32cとに跨がっ
て冷却フィン32dを装着することが可能になったから
である。
【0042】また、冷却器32の下方には除霜用ガラス
管ヒータ43が配置されており、その除霜用ガラス管ヒ
ータにより冷却器32に付着した霜を解凍するようにな
っている。この場合、除霜用ガラス管ヒータ43の端部
はアキュームレータ33の下方位置まで延設されてい
る。尚、除霜用ガラス管ヒータ43の下方には排水樋4
4が設けられており、冷却器32からの除霜水を受けて
図示しない除霜皿に導くようになっている。
【0043】また、冷却器室6には冷却ファン45が設
けられており、その冷却ファン45により冷却器32で
生成された冷気が冷凍室31に送風されると共に、図示
しないダクトを通じて冷蔵室23或いは野菜室24に適
宜送風されるようになっている。
【0044】次に上記構成の作用について説明する。コ
ンプレッサ30の運転状態では、コンプレッサ30によ
り圧縮された気冷媒が図示しない凝縮器で液化されてキ
ャピラリチューブ36を通じて冷却器32に供給される
ので、冷却器32において冷媒が気化して冷却器32ひ
いては冷凍室25内が冷却される。そして、冷却器32
において気化した気冷媒は、アキュームレータ33及び
サクションパイプ34を通じてコンプレッサ30に戻さ
れて循環する。
【0045】この場合、冷蔵庫21の低負荷時には冷却
器32において冷媒が十分に気化されなくなるので、冷
却器32内の液冷媒が満杯状態となり、冷却器32内か
ら溢れた液冷媒がアキュームレータ33に一時的に貯留
されるようになる。これにより、液冷媒がコンプレッサ
30に戻ることが阻止され、コンプレッサ30が液圧縮
により破損してしまうことが防止されている。
【0046】ところで、本実施の形態のように、冷却器
32の下部に入口パイプ32b及び出口パイプ32cを
設けると共に、冷却器32の側方にアキュームレータ3
3を配設した構成においては、アキュームレータ33内
の冷媒液面は冷蔵庫21の運転状況に応じて変動し、場
合によっては冷媒液面がアキューム入口パイプ33aの
先端を上回ってしまうことがある。
【0047】しかしながら、本実施の形態では、アキュ
ームレータ33は上下方向から傾斜して配設されている
ので、小さな高さ寸法内に容量の大きなアキュームレー
タ33を設置することが可能となり、アキュームレータ
33に貯留可能な液冷媒の容量を増大することができ
る。
【0048】しかも、アキュームレータ33のアキュー
ム入口パイプ33aの先端は上方向を臨んでいるので、
アキューム入口パイプ33aの先端下方に位置する容積
の最大化を図ることができ、コンプレッサ30の停止後
にアキュームレータ33内の冷媒液面が上昇するにして
も、アキューム入口パイプ33aの先端を冷媒液面が超
えてしまうことを防止することができる。これにより、
アキューム入口パイプ33aから気冷媒が吐出すること
による冷媒流音(ポコポコ音)の発生を確実に防止する
ことができる。
【0049】また、上述したようにアキュームレータ3
3を傾斜して配設するにしても、アキュームレータ33
の上端側が冷却器32側に傾斜するように配設したの
で、アキュームレータ33と冷却器32との間のスペー
スを有効に利用できる。従って、アキュームレータ33
と冷却器32とを合せた全体幅を抑制することができる
ので、幅方向に制約を受ける冷蔵庫には有利である。
【0050】また、アキュームレータ33は液冷媒が溜
まるため除霜時に最も温度上昇が遅くなるものの、除霜
用ガラス管ヒータ43をアキュームレータ33側まで延
設してアキュームレータ33を直接加熱するようにした
ので、無駄な除霜時間を費やしてしまうことを防止する
ことができ、省電力及び庫内温度上昇防止を図ることが
できる。
【0051】また、冷却器32の入口パイプ32b及び
出口パイプ32cは、その先端部が上下方向に所定長だ
け離間するように段差を有して形成されているので、冷
却器32に対するサクションパイプ組付ユニット35の
取付作業時に、作業者は入口パイプ32bを曲げること
なく接続作業を行うことができるので、作業性を大幅に
改善することができる。しかも、このように入口パイプ
32bを曲げることなく接続作業を行うことができる結
果、入口パイプ32b及び出口パイプ32cに冷却フィ
ン32dを取付けることが可能となり、冷却器面積を拡
大して冷却性能を高めることができる。
【0052】さらに、サクションパイプ組付ユニット3
5が取付けられた内箱補強ユニット37に冷却器32の
一端側を固定するようにしたので、内箱補強ユニット3
7という同一部品にてサクションパイプ組付ユニット3
5及び冷却器32の両部品を固定することにより取付の
ばらつきがなくなり、冷却器32とアキュームレータ3
3との高さ関係、換言すればアキュームレータ3内の冷
媒液面とアキューム入口パイプ33aの先端との距離を
一定に保つことができる。従って、冷却器を冷蔵庫本体
に箱に取着する従来構成に比較して、アキュームレータ
33内の冷媒液面がアキューム入口パイプ33aの先端
位置を超えてしまうことを防止できる。また、冷却器3
2を冷蔵庫本体22に取着するための部品を削減するこ
とができるので、部品点数を削減してコストを低減する
ことができる。
【0053】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、図7に示すようにアキュームレータ33の
上端側を冷却器32と反対側に傾斜させるようにしても
よいし、また、冷蔵室23にも冷却器を備えた2エバタ
イプの冷蔵庫に適用するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の冷蔵庫によれば、冷却器の側方にアキュームレータを
配設した構成において、アキュームレータを傾斜して配
設すると共に、アキュームレータに挿入されているアキ
ューム入口パイプの先端を、アキュームレータ出口に対
して偏心するように上方向を臨んで設けるようにしたの
で、高さ方向を抑えつつ、アキュームレータの液冷媒の
収容積の拡大を図り、騒音を防止できるなどの極めて優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における冷却器室を示す
正面図
【図2】冷蔵庫の断面を示す概略図
【図3】サクションパイプ組付ユニットを示す斜視図
【図4】アキュームレータの配置状態を示す要部の縦断
面図
【図5】サクションパイプ組付ユニットを示す斜視図
【図6】冷却器の一部を示す斜視図
【図7】本発明の変形形態を示す図1相当図
【図8】従来例を示す図2相当図
【図9】図1相当図
【図10】図3相当図
【図11】図6相当図
【図12】冷媒流音の発生状態を示すアキュームレータ
の断面図
【図13】キャピラリチューブの接続状態を説明するた
めの冷却器の正面図
【図14】冷却器の平面図
【符号の説明】
21は冷蔵庫、31は冷却器室、32は冷却器、32b
は入口パイプ、32cは出口パイプ、32dは冷却ファ
ン、33はアキュームレータ、33aはアキューム入口
パイプ、34はサクションパイプ、35はサクションパ
イプ組付ユニット、36はキャピラリチューブ、37は
内箱補強ユニット、43は除霜用ガラス管ヒータ(除霜
用ヒータ)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 21/08 F25D 21/08 E (72)発明者 石川 義親 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内 (72)発明者 吉岡 功博 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内 Fターム(参考) 3L046 AA05 AA07 BA04 CA06 MA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャピラリチューブに接続される入口パ
    イプ及びアキュームレータに接続される出口パイプが下
    部に並設された冷却器を備え、前記アキュームレータは
    前記冷却器の側方に配設された冷蔵庫において、 前記アキュームレータは傾斜して配設されていると共
    に、 前記アキュームレータに挿入されているアキューム入口
    パイプの先端は、アキュームレータ出口に対して偏心す
    るように上方向を臨んで設けられていることを特徴とす
    る冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 アキュームレータは、出口が冷却器側に
    傾斜していることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷却器の下方に配設された除霜用ヒータ
    を備え、 前記除霜用ヒータは、その端部がアキュームレータの下
    方となる位置まで延設されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷却器の入口パイプ及び出口パイプは、
    その先端部が上下方向に所定長だけ離間するように段差
    を有して形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷却器の入口パイプ及び出口パイプには
    冷却フィンが設けられていることを特徴とする請求項4
    記載の冷蔵庫。
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