JP2000234074A - フレキソ凸版用印刷インキ組成物 - Google Patents
フレキソ凸版用印刷インキ組成物Info
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Abstract
な色彩と高い光沢を有するフレキソ凸版印刷用インキ組
成物を提供する事。 【構成】顔料、バインダー樹脂、および溶媒を主たる成
分とし、さらに前記バインダー樹脂として、下記およ
びの共重合体樹脂を含有する事を特徴とするフレキソ
凸版用印刷インキ組成物。 グリコールおよびグリコール誘導体の群から選択され
る少なくとも1種の有機化合物20〜80重量%と水2
0〜80重量%とを分散媒として、ビニルモノマーを乳
化重合させて得られる共重合体樹脂エマルジョン。 ロジン変性マレイン酸樹脂、アクリル系樹脂、スチレ
ン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、ス
チレン−アクリル−マレイン酸系樹脂の群から選択され
る少なくとも1種の、塩基性化合物の存在下で溶媒中に
溶解可能な共重合体樹脂。
Description
ンキ組成物に関し、より詳しくは、鮮やかな色彩と高い
光沢を有するフレキソ凸版用印刷インキ組成物に関す
る。
は、フレキソ凸版印刷が行われているが、近年、内容物
に対して高級なイメージなどを持たせるために、ますま
す鮮明な印刷物が求められるようになっている。そし
て、鮮明な印刷物を得るためには、使用する印刷インキ
がより鮮やかな発色性と高い光沢を備えている事が不可
欠である。
るための手法としては、インキ組成における高固形分
化、顔料の高分散化などが考えられており、それぞれ効
果をあげている。
分化の方法では、流動性やインキの経時および印刷機上
での粘度安定性の低下、そして、顔料の高分散化の方法
では、インキ自体の隠ぺい力の低下といった新たな問題
が発生する事になる。そこで、本発明の目的は、流動
性、粘度安定性、隠ぺい力に優れ、鮮やかな色彩と高い
光沢を有するフレキソ凸版印刷用インキ組成物を提供す
る事である。
料、バインダー樹脂、および溶媒を主たる成分とするフ
レキソ凸版用印刷インキ組成物において、前記バインダ
ー樹脂として、下記のおよびの共重合体樹脂を含有
する事を特徴とするフレキソ凸版用印刷インキ組成物に
関するものである。 グリコールおよびグリコール誘導体の群から選択され
る少なくとも1種の有機化合物20〜80重量%と水2
0〜80重量%とを分散媒として、ビニルモノマーを乳
化重合させて得られる共重合体樹脂エマルジョン。 ロジン変性マレイン酸樹脂、アクリル系樹脂、スチレ
ン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、ス
チレン−アクリル−マレイン酸系樹脂の群から選択され
る少なくとも1種の、塩基性化合物の存在下で溶媒中に
溶解可能な共重合体樹脂。
導体と水とを分散媒とした共重合体樹脂エマルジョンを
用いる事により、インキ組成物の発色性や光沢が良好に
なる理由は定かではないが、このタイプの樹脂エマルジ
ョンは水のみを分散媒として得られる樹脂エマルジョン
と異なる条件で生成することに起因すると思われる。
する分散媒中では、水のみを分散媒とするよりも、乳化
重合に用いるモノマーが分散媒中に溶解し易くなり、ミ
セル形成が起こり難い。従って、水のみを分散媒とする
とモノマーが最初からミセルを形成して重合が起こるの
に対して、グリコールやグリコール誘導体を含有する分
散媒中では、重合の初期段階では溶液重合に近い状態と
なり、反応が進行して溶解度が低下すると、エマルジョ
ンを形成すると考えられる。
が、粒径や屈折率などに何らかの影響を及ぼして、イン
キ組成物とした時に鮮明な発色性と高い光沢を付与でき
ると考えられる。
び溶媒を主たる成分とするフレキソ凸版用印刷インキ組
成物である。
水性及びグリコール型のフレキソ凸版印刷インキで使用
されるものがそのまま利用できる。具体的に、無機顔料
としては、酸化チタン、ベンガラ、アンチモンレッド、
カドミウムイエロー、コバルトブルー、紺青、群青、カ
ーボンブラック、黒鉛などの有色顔料、および、炭酸カ
ルシウム、カオリン、硫酸バリウム、水酸化アルミニウ
ム、クレー、タルク等の体質顔料を挙げることができ
る。また、有機顔料としては、溶性アゾ顔料、不溶性ア
ゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、銅フタロシア
ニン顔料、縮合多環顔料などを挙げることができる。こ
れらの顔料は、通常、インキ組成物中に1〜50重量%
程度の範囲で利用される。
まず、グリコールおよびグリコール誘導体の群から選択
される少なくとも1種の有機化合物と水とを分散媒とし
て、ビニルモノマーを乳化重合させて得られる共重合体
樹脂エマルジョンを使用するものである。
ルとしては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ジエチレングリコールなどの
ジオール化合物を挙げることができ、また、グリコール
誘導体としては、前記グリコールのメチル、エチル、プ
ロピルなどの低級アルキルエーテル化合物、酢酸エステ
ル、酪酸エステルなどのエステル化合物、及びエステル
エーテル化合物が挙げられる。
リコール誘導体の総量が20〜80重量%、水が20〜
80重量%含有される事が必要である。グリコールおよ
びグリコール誘導体の総量が20重量%未満では、イン
キ組成物として鮮明な発色性と高い光沢を得る事ができ
ず、また、80重量%を超えると、利用できる単量体や
乳化剤などに制約が多くなる上に、エマルジョンの生成
が困難となるため、かえって良好な発色性が得られにく
くなり好ましくない。
ついては、インキの用途に応じて決定されることが望ま
しい。例えば、大ロットの印刷物を印刷し、その直後に
箱の形に打ち抜き作業が行われる場合、速やかな乾燥が
望まれ、インキの溶媒組成としては、もっぱら乾燥促進
のために、水に若干の低沸点有機溶剤を添加した系がよ
り好適に用いられる。しかし、最近では高精細化印刷に
対応するため、インキの溶媒組成として、水に乾燥遅延
溶剤を含有させる場合も増えている。また、少ロット・
多品種で頻繁に印刷機を止めてインキ替えが行われる場
合、乾燥が遅くても洗浄性が良好であることが望まし
く、インキの溶媒組成としては、グリコール、グリコー
ル誘導体、グリセリンなどを多く含有する溶媒系がより
好適に用いられる。
媒として、乾燥性が求められる用途でインキが利用され
る場合では、水の含有量が多い方が望ましく、一方、高
精細化や洗浄性が求められる用途でインキが利用される
場合では、水の含有量が少ない方が望ましい。
しては、アクリル系モノマー、スチレン系モノマー等を
挙げる事ができる。具体的にアクリル系モノマーとして
は、(メタ)アクリル酸、および、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アク
リル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
ステアリルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル
化合物、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどの(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル化合物、
(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸ナフ
チルなどの芳香族環を含む(メタ)アクリル酸エステル
化合物を挙げる事ができる。また、スチレン系モノマー
としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エンとそれらの誘導体を挙げる事ができる。
反応させて得られる共重合体の親和性が高すぎると、エ
マルジョンを生成させる事が困難となる。そこで、特に
(メタ)アクリル酸やそのメチル、エチルなどの低級ア
ルキルエステルといった、比較的親水性の高いモノマー
を利用する場合は、疎水性の高いスチレンや(メタ)ア
クリル酸の長鎖アルキル基を有するモノマーを共重合成
分とすることが好ましい。
合させる方法としては、通常の乳化重合に用いる製造装
置に分散媒および乳化剤を仕込み、攪拌下、ビニルモノ
マー成分と開始剤の混合物を滴下して乳化重合を行う方
法が利用できる。ここで、乳化剤としては、既知のアニ
オン系、ノニオン系の界面活性剤も、分散媒の組成に応
じた使い分けによって利用可能であるが、乳化重合の安
定性や得られるインキ組成物の耐水性、印刷適性あるい
は抑泡などの理由から、分子量が5000〜50,00
0程度の、後記するアクリル系樹脂、スチレン−アクリ
ル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂などを高分子乳
化剤として利用する事が好ましい。
型のフレキソ印刷インキで使用される、溶媒に可溶のバ
インダー樹脂を併用するものである。具体的には、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−ア
クリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、スチレン
−アクリル−マレイン酸系樹脂の群から選択される少な
くとも1種であって、塩基性化合物の存在下、溶媒中に
溶解させて共重合体樹脂ワニスとして利用する。
マーを、スチレン−アクリル系樹脂とはスチレン系モノ
マーとアクリル系モノマーを、スチレン−マレイン酸系
樹脂とはスチレン系モノマーとマレイン酸系モノマー
を、そしてスチレン−アクリル−マレイン酸系樹脂とは
スチレン系モノマー、マレイン酸系モノマーおよびアク
リル系モノマーを共重合成分とする共重合体樹脂であ
る。
ン系モノマーとしては、前記モノマーを挙げる事ができ
る。また、マレイン酸系モノマーとしては、(無水)マ
レイン酸、さらにマレイン酸モノメチル、マレイン酸モ
ノエチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸モノヘキ
シル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸モノ2−エ
チルヘキシル、マレイン酸モノラウリル、マレイン酸モ
ノステアリルなどのマレイン酸モノアルキルエステル化
合物、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレ
イン酸ジブチルなどのマレイン酸ジアルキルエステル化
合物を挙げることができる。
アミド、クロトン酸とそのエステル化合物、イタコン酸
とそのエステル化合物、アクリロニトリル、オレフィン
化合物等の、他の共重合可能なモノマーを共重合成分と
してもよい。
基含有モノマーは樹脂を溶媒中に溶解させるために必要
であり、得られる共重合体樹脂の酸価としては、好まし
くは100〜300mgKOH/g、より好ましくは1
50〜250mgKOH/gである。樹脂の酸価が10
0mgKOH/gより低くなると、水を主とする溶媒中
への樹脂の溶解性が低下し、一方、酸価が300mgK
OH/gより高くなるとインキの耐水性が低下して好ま
しくない。
体樹脂を得ることができる。そして得られた共重合体樹
脂を溶解させる溶媒としては、先に記載したようなイン
キの用途に応じて、水、グリコール、グリコール誘導体
などの単独もしくは混合溶媒を使い分ける事が望まし
い。
ために使用可能な塩基性化合物としては、水酸化アンモ
ニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩
基性化合物、トリエチルアミン、モノエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、モルホリンなどの有機アミ
ン化合物を挙げることができる。特にインキの乾燥性や
耐水性を良好とするためには、揮発性の塩基性化合物の
利用が好ましく、印刷機上での増粘や版詰まりを押さえ
るという点からは高沸点の有機アミン化合物が好まし
い。
は、水性印刷インキ組成物のように、印刷後、溶媒と塩
基性化合物を揮発または紙中へ浸透させる乾燥形態で
は、樹脂の中和量以上とし、また、グリコール型印刷イ
ンキ組成物のように、印刷後、吸湿によってセット状態
を起こさせる、いわゆるモイスチャーセットの乾燥形態
では、樹脂の中和量未満としておくことが好ましい。
に固形分として5〜40重量%程度の範囲で利用され
る。
媒組成として、グリコール、グリコール誘導体およびグ
リセリンなどの遅乾性溶剤と水との重量比率は、前記の
ように高精細化が求められる場合などには、5:95〜
40:60程度が好適であり、一方、乾燥が遅くても良
好な洗浄性が望まれる場合は、95:5〜60:40程
度が好適である。なお、より速い乾燥性が求められる場
合、低級アルコールなどの低沸点の速乾性溶剤の添加
は、何ら差し支えないものである。
剤、ワックス、消泡剤、転移性向上剤、レベリング剤な
どの各種添加剤を添加する事もできる。
る方法としては、まず、顔料、バインダー樹脂ワニス、
溶媒および必要に応じて、顔料分散剤、界面活性剤など
を攪拌混合した後、各種練肉機、例えば、ビーズミル、
パールミル、サンドミル、ボールミル、アトライター、
ロールミル等を利用して練肉し、さらに、残りの材料を
添加混合する方法が利用される。
刷機で使用されるものである。このタイプの印刷機は、
通常、アニロックスロールと絞りロールもしくはドクタ
ーブレードとによって、フレキシブル凸版にインキを供
給する方式であり、インキの循環装置を備えた、大ロッ
トの印刷物を印刷する印刷機や、インキの循環装置を具
備せず、アニロックスロールと絞りロールもしくはドク
ターブレードの間にインキを貯留する、少ロットの印刷
物を印刷する印刷機などがある。さらに、大ロット印刷
を目的とした印刷機でも、最近はアニロックスロールの
線数が増加傾向にあり、今後、ますます高精細化が進む
と考えられている。
媒組成を調整する事により、上記の種々の印刷機に適用
可能であり、より鮮明な発色性と高い光沢を有する印刷
物を得る事ができる。
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。なお、特に断りのない限り、本実施例において
「部」および「%」は「重量部」および「重量%」を表
す。
(共重合体A)製造例 攪拌機、冷却管、窒素ガス導入管を備えた四つ口フラス
コに、酢酸エチル600部を仕込んで75〜85℃に加
熱し、窒素ガスを導入しながら、メタクリル酸140
部、メタクリル酸メチル80部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル100部、スチレン80部、開始剤として、ジ
ターシャリーブチルパーオキサイド12部の混合物を
1.5時間かけて滴下し、更に同温度に保ちながら2時
間共重合させた後、溶剤を減圧下で留去して、酸価23
3mgKOH/g、重量平均分子量11,000のスチ
レン−アクリル系共重合体樹脂(共重合体A)を得た。
コール/水混合溶液(エチレングリコール/水混合重量
比率=30/70)450部に、共重合体A100部を
加熱溶解させた後、攪拌しながら、80℃の反応温度下
で、スチレン200部、ブチルアクリレート50部、2
−エチルヘキシルメタクリレート200部、過硫酸アン
モニウム0.8部の混合物を2時間かけて滴下し、さら
に同温度で4時間反応させて、共重合体樹脂エマルジョ
ン(エマルジョンNo.1)を得た。
コール/水混合溶液(エチレングリコール/水混合重量
比率=70/30)450部に、共重合体A100部を
加熱溶解させた後、攪拌しながら、80℃の反応温度下
で、スチレン200部、ブチルアクリレート50部、2
−エチルヘキシルメタクリレート200部、過硫酸アン
モニウム0.8部の混合物を2時間かけて滴下し、さら
に同温度で4時間反応させて、共重合体樹脂エマルジョ
ン(エマルジョンNo.2)を得た。
部に、共重合体A100部を加熱溶解させた後、攪拌し
ながら、80℃の反応温度下で、スチレン200部、ブ
チルアクリレート50部、2−エチルヘキシルメタクリ
レート200部、過硫酸アンモニウム0.8部の混合物
を2時間かけて滴下し、さらに同温度で4時間反応させ
て、共重合体樹脂エマルジョン(エマルジョンNo.
3)を得た。
コール溶液450部に、共重合体A100部を加熱溶解
させた後、攪拌しながら、80℃の反応温度下で、スチ
レン200部、ブチルアクリレート50部、2−エチル
ヘキシルメタクリレート200部、過硫酸アンモニウム
0.8部の混合物を2時間かけて滴下し、さらに同温度
で4時間反応させて、共重合体樹脂エマルジョン(エマ
ルジョンNo.4)を得た。
部に、共重合体A300部を加熱溶解させて、スチレン
−アクリル系共重合体樹脂ワニス(ワニスNo.1)を
得た。
コール溶液700部に、共重合体A300部を加熱溶解
させて、スチレン−アクリル系共重合体樹脂ワニス(ワ
ニスNo.2)を得た。
従い、顔料12部と、練肉時に粘度が適度となる量の共
重合体樹脂ワニスおよび溶媒との混合物をボールミルで
練肉し、さらに残りの材料を添加混合して100部と
し、実施例1〜4、比較例1〜5を調整した。 顔料 リオノルブルーFG−7330 東洋インキ製
造株式会社製
性、紙上乾燥性、発色性及び光沢を以下の方法で評価
し、その結果を表1に示した。
の粘度を、それぞれのインキと同じ溶媒組成の希釈液で
0.1Pa・sとなる様に調整した後、アニロックスロ
ールと絞りロールでインキを版に供給する機構を備えた
フレキソ2色刷り印刷機(東谷製鉄所製)を用い、Kラ
イナー(王子製紙株式会社製)に印刷した。なお、水を
多く含有する試験インキとして、実施例1、2および比
較例1、2、3については、通常の印刷方式として、バ
ットにインキを溜めて40分間空運転した後に印刷を行
い、また、グリコールを多く含有する実施例3、4と比
較例4、5については、アニロックスロールと絞りロー
ルの間にスポイドで注下して、20分間空運転してから
印刷を行った。
めに、印刷用紙が版に粘着する状態から、インキの印刷
機上での粘度安定性を評価した。 A:紙が版面に全く粘着することなく印刷が可能。 B:紙が版面に粘着するが、紙剥けは起こさず印刷が可
能。 C:紙剥けを起こして印刷が不可能。
験の際に、印刷可能であったインキについて、印刷面が
接触するガイドロールの汚れの有無から紙上乾燥性を評
価した。 A:ガイドロールが汚れない。 B:ガイドロールが汚れる。
ンキとして、実施例1、2および比較例1、2、3につ
いては、比較例1と同一組成のインキを標準インキと
し、また、グリコールを多く含有する実施例3、4と比
較例4、5については、比較例4と同一組成のインキを
標準インキとし、各試験インキを0.15mmのメーヤ
バーでKライナーに展色し、発色性、光沢のレベルを目
視にて観察した。
ものの中で比較しても、さらに上位のレベルにあるも
の。 B:標準インキより明らかに発色性が良好と認められる
もの中で比較すると、平均レベル以下のもの。 C:標準インキに対して発色性が良好とは認められない
もの。
のの中で比較しても、さらに上位のレベルにあるもの。 B:標準インキより明らかに光沢があると認められるも
の中で比較すると、平均レベル以下のもの。 C:標準インキに対して光沢に差が認められないもの。
よび光沢については、評価基準のB以上、紙上乾燥性に
ついては評価基準のAのレベルを良好なものと判断し
た。
説明したように、本発明の印刷インキ組成物は、インキ
の循環・非循環の両形態のフレキソ凸版印刷機上でのイ
ンキの粘度安定性、紙上乾燥性に優れ、さらにインキ自
体の発色性、光沢も良好となるという効果を有するもの
である。
Claims (1)
- 【請求項1】顔料、バインダー樹脂、および溶媒を主た
る成分とするフレキソ凸版用印刷インキ組成物におい
て、前記バインダー樹脂として、下記およびの共重
合体樹脂を含有する事を特徴とするフレキソ凸版用印刷
インキ組成物。 グリコールおよびグリコール誘導体の群から選択され
る少なくとも1種の有機化合物20〜80重量%と水2
0〜80重量%とを分散媒として、ビニルモノマーを乳
化重合させて得られる共重合体樹脂エマルジョン。 ロジン変性マレイン酸樹脂、アクリル系樹脂、スチレ
ン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、ス
チレン−アクリル−マレイン酸系樹脂の群から選択され
る少なくとも1種の、塩基性化合物の存在下で溶媒中に
溶解可能な共重合体樹脂。
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JP7827499A JP3982100B2 (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | フレキソ凸版用印刷インキ組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7827499A JP3982100B2 (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | フレキソ凸版用印刷インキ組成物 |
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ID=13657410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7827499A Expired - Lifetime JP3982100B2 (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | フレキソ凸版用印刷インキ組成物 |
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