JP2001146563A - フレキソ印刷インキ組成物 - Google Patents
フレキソ印刷インキ組成物Info
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- JP2001146563A JP2001146563A JP37072899A JP37072899A JP2001146563A JP 2001146563 A JP2001146563 A JP 2001146563A JP 37072899 A JP37072899 A JP 37072899A JP 37072899 A JP37072899 A JP 37072899A JP 2001146563 A JP2001146563 A JP 2001146563A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】非循環方式の印刷機を用いて印刷された時に、
印刷機上では粘度安定性が良好であり、一方、コート紙
上では速やかに乾燥し、重ね刷り適性にも優れたフレキ
ソ印刷インキ組成物を提供する事。 【構成】 顔料、水溶性バインダー樹脂及び溶媒を主た
る成分とし、全溶媒量に対して、a)水50〜90重量
%、b)760mmHgにおける沸点が120℃以上、
および20℃における蒸気圧が8mmHg以下である水
混和性有機溶媒の群から選択される少なくとも1種10
〜50重量%、c)その他の水混和性有機溶媒0〜20
重量%を含有し、印刷環境温度において24〜37dy
ne/cmの表面張力を有するフレキソ印刷インキ組成
物。
印刷機上では粘度安定性が良好であり、一方、コート紙
上では速やかに乾燥し、重ね刷り適性にも優れたフレキ
ソ印刷インキ組成物を提供する事。 【構成】 顔料、水溶性バインダー樹脂及び溶媒を主た
る成分とし、全溶媒量に対して、a)水50〜90重量
%、b)760mmHgにおける沸点が120℃以上、
および20℃における蒸気圧が8mmHg以下である水
混和性有機溶媒の群から選択される少なくとも1種10
〜50重量%、c)その他の水混和性有機溶媒0〜20
重量%を含有し、印刷環境温度において24〜37dy
ne/cmの表面張力を有するフレキソ印刷インキ組成
物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インキの循環装置を具
備せず、アニロックスロールとドクターブレードとの間
にインキを貯留し、次いで版にインキを供給するインキ
供給装置を備えた印刷機で利用された時に、良好な印刷
機上での粘度安定性と紙上での乾燥性を有し、より高精
細な印刷物を得る事が可能なフレキソ印刷インキ組成物
とその印刷方法に関する。
備せず、アニロックスロールとドクターブレードとの間
にインキを貯留し、次いで版にインキを供給するインキ
供給装置を備えた印刷機で利用された時に、良好な印刷
機上での粘度安定性と紙上での乾燥性を有し、より高精
細な印刷物を得る事が可能なフレキソ印刷インキ組成物
とその印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、段ボールを中心としたフレキ
ソ印刷の分野において、水性インキ組成物は、印刷機を
高速で長時間の連続運転を行う、大ロットで多量の印刷
物の製造に利用され、一方、グリコール型インキ組成物
は、頻繁に印刷機を止めてインキ替えなどを行う、小ロ
ットで多品種の印刷物の製造に利用されるなど、それぞ
れの特長を生かして使い分けがされてきた。
ソ印刷の分野において、水性インキ組成物は、印刷機を
高速で長時間の連続運転を行う、大ロットで多量の印刷
物の製造に利用され、一方、グリコール型インキ組成物
は、頻繁に印刷機を止めてインキ替えなどを行う、小ロ
ットで多品種の印刷物の製造に利用されるなど、それぞ
れの特長を生かして使い分けがされてきた。
【0003】ところが、この分野における少ロット・多
品種化の傾向はますます強くなり、1ロットの印刷が最
短では数分で終了する場合も増加している。そうする
と、従来の印刷方式では、印刷機の洗浄やインキ替えの
方が、実際の印刷時間の数倍もかかるようになり、印刷
効率が低下するという問題がある。
品種化の傾向はますます強くなり、1ロットの印刷が最
短では数分で終了する場合も増加している。そうする
と、従来の印刷方式では、印刷機の洗浄やインキ替えの
方が、実際の印刷時間の数倍もかかるようになり、印刷
効率が低下するという問題がある。
【0004】そこで、この問題を解決するために、ま
ず、印刷機の機構面から見直しが図られ、その結果、洗
浄の困難なインキの循環装置を具備せず、その代わり
に、インキの流失防止のためのせき板を設けて、アニロ
ックスロールと絞りロールの間にインキを少量貯留させ
るという、非循環方式の印刷機が開発された。さらに、
少ロット・多品種用途のグリコール型インキ組成物を低
粘度化する技術と併せて成果をあげている。
ず、印刷機の機構面から見直しが図られ、その結果、洗
浄の困難なインキの循環装置を具備せず、その代わり
に、インキの流失防止のためのせき板を設けて、アニロ
ックスロールと絞りロールの間にインキを少量貯留させ
るという、非循環方式の印刷機が開発された。さらに、
少ロット・多品種用途のグリコール型インキ組成物を低
粘度化する技術と併せて成果をあげている。
【0005】しかしながら、最近では、少ロット・多品
種化に加えて、より高精細な印刷物が強く要望されるよ
うになっている。
種化に加えて、より高精細な印刷物が強く要望されるよ
うになっている。
【0006】この印刷物の高精細化に対応するために
は、これまでの印刷方式と異なるアプローチが必要とな
る。例えば、現行の印刷機では、版上へのインキの供給
量が過剰となりやすく、次工程でインキが紙面に転移す
ると、インキが広がり過ぎて細線や微細な模様などが再
現できないという問題がある。また、印刷紙面が平滑で
ないと、インキの転移ムラが発生し、さらに、にじみや
すいという問題もある。従って、これらの問題を解決す
るためには、極力、版上へのインキの供給量を少なくし
て、印刷紙は平滑でにじまないものでなければならな
い。
は、これまでの印刷方式と異なるアプローチが必要とな
る。例えば、現行の印刷機では、版上へのインキの供給
量が過剰となりやすく、次工程でインキが紙面に転移す
ると、インキが広がり過ぎて細線や微細な模様などが再
現できないという問題がある。また、印刷紙面が平滑で
ないと、インキの転移ムラが発生し、さらに、にじみや
すいという問題もある。従って、これらの問題を解決す
るためには、極力、版上へのインキの供給量を少なくし
て、印刷紙は平滑でにじまないものでなければならな
い。
【0007】そこで、印刷機構の更なる改良として、イ
ンキを供給するアニロックスロールの凹凸をより細か
く、また、浅くして、ドクターブレード方式で余分なイ
ンキをかき取る非循環式の印刷機が新たに開発され、イ
ンキの供給量を極力少なくする試みが行われ始めてい
る。その代表的な機種として、例えば、梅谷鉄工所から
「ブレードインキダムシステム」、株式会社ISOWA
から「スーパーフレックス」等の印刷機が上市されてい
る。また、特に高精細な印刷用途では、紙面が平滑で、
インキの広がりすぎを押さえるための塗工剤が塗工され
た、コート紙が利用されるようになっている。
ンキを供給するアニロックスロールの凹凸をより細か
く、また、浅くして、ドクターブレード方式で余分なイ
ンキをかき取る非循環式の印刷機が新たに開発され、イ
ンキの供給量を極力少なくする試みが行われ始めてい
る。その代表的な機種として、例えば、梅谷鉄工所から
「ブレードインキダムシステム」、株式会社ISOWA
から「スーパーフレックス」等の印刷機が上市されてい
る。また、特に高精細な印刷用途では、紙面が平滑で、
インキの広がりすぎを押さえるための塗工剤が塗工され
た、コート紙が利用されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アニロ
ックスロール及び印刷版上でのインキ皮膜の薄膜化が進
むと、僅かな乾燥で皮膜が増粘・固化する傾向があり、
特に非循環方式の印刷機ではその傾向が顕著である。一
方、コート紙上では、普通紙に比べてインキが乾燥しに
くくなるため、乾燥の遅いインキを印刷すると数々の問
題が発生する。例えば、印刷物が印刷機から排紙される
際に、印刷面と接触するローラーに未乾燥のインキが付
着し、それが次に接触する印刷物に転移して、印刷面を
汚す(ローラー汚れ)こととなる。さらに、多色のイン
キを用いて重ね刷りなどが行われる場合は、先に印刷さ
れたインキの上に、次に印刷されたインキが転移不良を
起こす(重ね刷り適性の不良)ようになる。
ックスロール及び印刷版上でのインキ皮膜の薄膜化が進
むと、僅かな乾燥で皮膜が増粘・固化する傾向があり、
特に非循環方式の印刷機ではその傾向が顕著である。一
方、コート紙上では、普通紙に比べてインキが乾燥しに
くくなるため、乾燥の遅いインキを印刷すると数々の問
題が発生する。例えば、印刷物が印刷機から排紙される
際に、印刷面と接触するローラーに未乾燥のインキが付
着し、それが次に接触する印刷物に転移して、印刷面を
汚す(ローラー汚れ)こととなる。さらに、多色のイン
キを用いて重ね刷りなどが行われる場合は、先に印刷さ
れたインキの上に、次に印刷されたインキが転移不良を
起こす(重ね刷り適性の不良)ようになる。
【0009】この様に、新しい印刷方式では、印刷機上
と紙面で全く相反する乾燥速度が必要となり、前記のグ
リコール型インキ組成物の低粘度化だけでは、紙面での
乾燥性が遅すぎて、ローラー汚れや重ね刷り部の転移不
良を回避する事ができない。
と紙面で全く相反する乾燥速度が必要となり、前記のグ
リコール型インキ組成物の低粘度化だけでは、紙面での
乾燥性が遅すぎて、ローラー汚れや重ね刷り部の転移不
良を回避する事ができない。
【0010】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、微細で浅いセルを有するアニロックスロールとドク
ターブレードを用いて、高精細な印刷物が得られる非循
環方式の印刷機上では、粘度安定性が良好であり、一
方、コート紙上では速やかに乾燥し、重ね刷り適性にも
優れたフレキソ印刷インキ組成物を提供する事である。
は、微細で浅いセルを有するアニロックスロールとドク
ターブレードを用いて、高精細な印刷物が得られる非循
環方式の印刷機上では、粘度安定性が良好であり、一
方、コート紙上では速やかに乾燥し、重ね刷り適性にも
優れたフレキソ印刷インキ組成物を提供する事である。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、顔料、水溶性バインダー樹脂及び溶媒を主た
る成分とし、全溶媒量に対して、a)水50〜90重量
%、b)760mmHgにおける沸点が120℃以上、
および、20℃における蒸気圧が8mmHg以下である
水混和性有機溶媒の群から選択される少なくとも1種1
0〜50重量%、c)その他の水混和性有機溶媒0〜2
0重量%を含有し、印刷環境温度において24〜38d
yne/cmの表面張力を有するフレキソ印刷インキ組
成物に関するものである。
る発明は、顔料、水溶性バインダー樹脂及び溶媒を主た
る成分とし、全溶媒量に対して、a)水50〜90重量
%、b)760mmHgにおける沸点が120℃以上、
および、20℃における蒸気圧が8mmHg以下である
水混和性有機溶媒の群から選択される少なくとも1種1
0〜50重量%、c)その他の水混和性有機溶媒0〜2
0重量%を含有し、印刷環境温度において24〜38d
yne/cmの表面張力を有するフレキソ印刷インキ組
成物に関するものである。
【0012】また、請求項2にかかる発明は、前記b)
の水混和性有機溶媒が、グリセリン、グリコール及びグ
リコール誘導体の群から選択される少なくとも1種であ
る請求項1に記載のフレキソ印刷インキ組成物に関する
ものである。
の水混和性有機溶媒が、グリセリン、グリコール及びグ
リコール誘導体の群から選択される少なくとも1種であ
る請求項1に記載のフレキソ印刷インキ組成物に関する
ものである。
【0013】また、請求項3にかかる発明は、アニロッ
クスロールとドクターブレードとの間にインキを貯留す
る非循環式フレキソ印刷機を用いて、請求項1または2
に記載のフレキソ印刷インキ組成物を印刷するフレキソ
印刷方法に関するものである。
クスロールとドクターブレードとの間にインキを貯留す
る非循環式フレキソ印刷機を用いて、請求項1または2
に記載のフレキソ印刷インキ組成物を印刷するフレキソ
印刷方法に関するものである。
【0014】
【作用および発明の実施の形態】アニロックスロールや
印刷版などの非吸収面では、インキ組成物の乾燥はもっ
ぱら溶媒の蒸発速度に依存するのに対して、コート紙上
では、僅かながらも溶媒成分などが紙中へ浸透すること
から、浸透乾燥が期待できる。そこで、これらの乾燥形
態の相異に着目して、溶媒成分の蒸発速度の遅延と浸透
速度のアップを図ることにより、インキ組成物の印刷機
上での乾燥防止と、紙上での乾燥性の向上という相反す
る性能が両立できることになる。
印刷版などの非吸収面では、インキ組成物の乾燥はもっ
ぱら溶媒の蒸発速度に依存するのに対して、コート紙上
では、僅かながらも溶媒成分などが紙中へ浸透すること
から、浸透乾燥が期待できる。そこで、これらの乾燥形
態の相異に着目して、溶媒成分の蒸発速度の遅延と浸透
速度のアップを図ることにより、インキ組成物の印刷機
上での乾燥防止と、紙上での乾燥性の向上という相反す
る性能が両立できることになる。
【0015】以上の技術的思想に基づき、沸点と蒸気圧
を限定した有機溶媒の特定量を含有させることによる蒸
発乾燥性の調整と、インキ組成物の表面張力をより低い
範囲に限定することによる浸透乾燥性の調整を合わせて
行う事により、前記課題を解決しうる事を見出し、本発
明を完成させたものである。
を限定した有機溶媒の特定量を含有させることによる蒸
発乾燥性の調整と、インキ組成物の表面張力をより低い
範囲に限定することによる浸透乾燥性の調整を合わせて
行う事により、前記課題を解決しうる事を見出し、本発
明を完成させたものである。
【0016】本発明は、顔料、水溶性バインダー樹脂、
水、および特定の水混和性有機溶媒を含有するフレキソ
凸版用印刷インキ組成物である。まず、本発明で用いる
顔料としては、通常のフレキソ凸版用印刷インキで使用
されるものがそのまま利用可能であり、具体的に無機顔
料としては、酸化チタン、カドミウムイエロー、ベンガ
ラ、アンチモンレッド、コバルトブルー、紺青、群青、
カーボンブラック、黒鉛などの有色顔料、および、炭酸
カルシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸バリウ
ム、水酸化アルミニウム等の体質顔料を挙げる事ができ
る。また、有機顔料としては、溶性アゾ顔料、不溶性ア
ゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、縮合多環顔
料、銅フタロシアニン顔料などを挙げる事ができる。イ
ンキ組成物中における、これらの顔料の含有量は、通
常、1〜50重量%程度である。
水、および特定の水混和性有機溶媒を含有するフレキソ
凸版用印刷インキ組成物である。まず、本発明で用いる
顔料としては、通常のフレキソ凸版用印刷インキで使用
されるものがそのまま利用可能であり、具体的に無機顔
料としては、酸化チタン、カドミウムイエロー、ベンガ
ラ、アンチモンレッド、コバルトブルー、紺青、群青、
カーボンブラック、黒鉛などの有色顔料、および、炭酸
カルシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸バリウ
ム、水酸化アルミニウム等の体質顔料を挙げる事ができ
る。また、有機顔料としては、溶性アゾ顔料、不溶性ア
ゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、縮合多環顔
料、銅フタロシアニン顔料などを挙げる事ができる。イ
ンキ組成物中における、これらの顔料の含有量は、通
常、1〜50重量%程度である。
【0017】次に、本発明で用いる水溶性バインダー樹
脂としては、通常のフレキソ印刷インキで使用されるも
のがそのまま利用可能であり、ロジン変性マレイン酸樹
脂や、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ス
チレン−マレイン酸系樹脂、スチレン−アクリル−マレ
イン酸系樹脂の群から選択される少なくとも1種の共重
合体樹脂などが好適に使用できる。
脂としては、通常のフレキソ印刷インキで使用されるも
のがそのまま利用可能であり、ロジン変性マレイン酸樹
脂や、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ス
チレン−マレイン酸系樹脂、スチレン−アクリル−マレ
イン酸系樹脂の群から選択される少なくとも1種の共重
合体樹脂などが好適に使用できる。
【0018】なお、アクリル系樹脂とはアクリル系単量
体を、スチレン−アクリル系樹脂とはスチレン系単量体
とアクリル系単量体を、スチレン−マレイン酸系樹脂と
はスチレン系単量体とマレイン酸系単量体を、そしてス
チレン−アクリル−マレイン酸系樹脂とはスチレン系単
量体、マレイン酸系単量体およびアクリル系単量体を共
重合成分とする共重合体樹脂である。
体を、スチレン−アクリル系樹脂とはスチレン系単量体
とアクリル系単量体を、スチレン−マレイン酸系樹脂と
はスチレン系単量体とマレイン酸系単量体を、そしてス
チレン−アクリル−マレイン酸系樹脂とはスチレン系単
量体、マレイン酸系単量体およびアクリル系単量体を共
重合成分とする共重合体樹脂である。
【0019】さらに、アクリル系単量体としては、アク
リル酸、メタクリル酸、および、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキ
シル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル
酸アルキルエステル化合物、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、ナフチル(メタ)アクリレートなどの芳香族環を
含む(メタ)アクリル酸エステル化合物、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
アルキルエステル化合物が利用できる。
リル酸、メタクリル酸、および、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキ
シル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル
酸アルキルエステル化合物、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、ナフチル(メタ)アクリレートなどの芳香族環を
含む(メタ)アクリル酸エステル化合物、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
アルキルエステル化合物が利用できる。
【0020】スチレン系単量体としては、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエンとそれらの誘導体が
利用できる。
−メチルスチレン、ビニルトルエンとそれらの誘導体が
利用できる。
【0021】マレイン酸系単量体としては、(無水)マ
レイン酸、および、マレイン酸モノメチル、マレイン酸
モノエチル、マレイン酸モノプロピル、マレイン酸モノ
ブチル、マレイン酸モノヘキシル、マレイン酸モノオク
チル、マレイン酸モノ2−エチルヘキシル、マレイン酸
モノラウリル、マレイン酸モノステアリルなどのマレイ
ン酸モノアルキルエステルが利用でき、さらに、マレイ
ン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチ
ルなどのマレイン酸ジアルキルエステル化合物も利用で
きる。
レイン酸、および、マレイン酸モノメチル、マレイン酸
モノエチル、マレイン酸モノプロピル、マレイン酸モノ
ブチル、マレイン酸モノヘキシル、マレイン酸モノオク
チル、マレイン酸モノ2−エチルヘキシル、マレイン酸
モノラウリル、マレイン酸モノステアリルなどのマレイ
ン酸モノアルキルエステルが利用でき、さらに、マレイ
ン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチ
ルなどのマレイン酸ジアルキルエステル化合物も利用で
きる。
【0022】また、これらの共重合体樹脂は、必要に応
じて、(メタ)アクリルアミド、クロトン酸とそのエス
テル化合物、イタコン酸とそのエステル化合物、シトラ
コン酸とそのエステル化合物、アクリロニトリル、オレ
フィン化合物等の他の共重合可能な単量体を共重合成分
としてもよい。
じて、(メタ)アクリルアミド、クロトン酸とそのエス
テル化合物、イタコン酸とそのエステル化合物、シトラ
コン酸とそのエステル化合物、アクリロニトリル、オレ
フィン化合物等の他の共重合可能な単量体を共重合成分
としてもよい。
【0023】本発明において、以上の水溶性バインダー
樹脂の酸価としては、好ましくは100〜300mgK
OH/g、より好ましくは130〜250mgKOH/
gである。樹脂の酸価が100mgKOH/gより低く
なると、溶媒中での樹脂の溶解性が低下し、一方、酸価
が300mgKOH/gより高くなるとインキの耐水性
が低下して好ましくない。
樹脂の酸価としては、好ましくは100〜300mgK
OH/g、より好ましくは130〜250mgKOH/
gである。樹脂の酸価が100mgKOH/gより低く
なると、溶媒中での樹脂の溶解性が低下し、一方、酸価
が300mgKOH/gより高くなるとインキの耐水性
が低下して好ましくない。
【0024】本発明では、上記水溶性バインダー樹脂を
塩基性化合物の存在下、水、後述する水混和性溶媒など
の単独もしくは混合溶媒に溶解させて、バインダー樹脂
ワニスとして使用する。本発明で利用可能な塩基性化合
物としては、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム等
の無機塩基性化合物、ブチルアミン、ジブチルアミン、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、モノエタノール
アミン、トリエタノールアミンなどの有機アミン化合物
を挙げる事ができる。特に印刷機上でのインキの増粘を
押さえるという点から、高沸点の有機アミン化合物が好
ましい。そして、インキ組成物における、バインダー樹
脂ワニスの含有量は、通常、樹脂の固形分換算で1〜5
0重量%程度であり、好ましくは5〜30重量%であ
る。
塩基性化合物の存在下、水、後述する水混和性溶媒など
の単独もしくは混合溶媒に溶解させて、バインダー樹脂
ワニスとして使用する。本発明で利用可能な塩基性化合
物としては、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム等
の無機塩基性化合物、ブチルアミン、ジブチルアミン、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、モノエタノール
アミン、トリエタノールアミンなどの有機アミン化合物
を挙げる事ができる。特に印刷機上でのインキの増粘を
押さえるという点から、高沸点の有機アミン化合物が好
ましい。そして、インキ組成物における、バインダー樹
脂ワニスの含有量は、通常、樹脂の固形分換算で1〜5
0重量%程度であり、好ましくは5〜30重量%であ
る。
【0025】さらに、インキ組成物が印刷機上で良好な
粘度を維持できる範囲であれば、水やグリコールなどを
それぞれ単独または混合分散媒とした、アクリル系やス
チレン−アクリル系などの樹脂エマルジョンを添加して
もよい。
粘度を維持できる範囲であれば、水やグリコールなどを
それぞれ単独または混合分散媒とした、アクリル系やス
チレン−アクリル系などの樹脂エマルジョンを添加して
もよい。
【0026】次に本発明のインキ組成物の溶媒組成とし
ては、水を主成分とし、さらに760mmHgにおける
沸点が120℃以上、20℃における蒸気圧8mmHg
以下である水混和性有機溶媒の群から選択される少なく
とも1種の水混和性有機溶媒を併用するものである。
ては、水を主成分とし、さらに760mmHgにおける
沸点が120℃以上、20℃における蒸気圧8mmHg
以下である水混和性有機溶媒の群から選択される少なく
とも1種の水混和性有機溶媒を併用するものである。
【0027】上記の水混和性有機溶媒の具体例として
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ジエチレングリコールなどのグリコー
ル化合物、前記グリコールのメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等のアルキルエーテル化合物、アルキルエス
テル化合物等のグリコール誘導体、グリセリンとその誘
導体、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の環状含窒
素化合物、アセトニルアセトン等のケトン化合物、フル
フリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール
等のアルコール化合物を挙げることができ、毒性や臭気
が少なく、経済的にも有利という点から、グリセリン、
グリコールとその誘導体が好適である。
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ジエチレングリコールなどのグリコー
ル化合物、前記グリコールのメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等のアルキルエーテル化合物、アルキルエス
テル化合物等のグリコール誘導体、グリセリンとその誘
導体、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の環状含窒
素化合物、アセトニルアセトン等のケトン化合物、フル
フリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール
等のアルコール化合物を挙げることができ、毒性や臭気
が少なく、経済的にも有利という点から、グリセリン、
グリコールとその誘導体が好適である。
【0028】そして、インキ組成物中の全溶媒量に対す
る水と前記水混和性有機溶媒の含有量は、水50〜90
重量%、水混和性有機溶媒10〜50重量%である。水
の量が前記の範囲より少なくなると、紙上での乾燥性が
低くなり、一方、多くなると印刷機上でのインキの粘度
安定性が低下して好ましくない。また、併用する水混和
性有機溶媒の760mmHgにおける沸点が120℃未
満、あるいは20℃における蒸気圧8mmHgを超える
と、含有量が多くなるにつれて、印刷機上でのインキの
粘度安定性が低下するようになり好ましくない。この様
な理由から、水70〜85重量%、水混和性有機溶媒1
5〜30重量%程度が、性能バランス的にはより好適で
ある。
る水と前記水混和性有機溶媒の含有量は、水50〜90
重量%、水混和性有機溶媒10〜50重量%である。水
の量が前記の範囲より少なくなると、紙上での乾燥性が
低くなり、一方、多くなると印刷機上でのインキの粘度
安定性が低下して好ましくない。また、併用する水混和
性有機溶媒の760mmHgにおける沸点が120℃未
満、あるいは20℃における蒸気圧8mmHgを超える
と、含有量が多くなるにつれて、印刷機上でのインキの
粘度安定性が低下するようになり好ましくない。この様
な理由から、水70〜85重量%、水混和性有機溶媒1
5〜30重量%程度が、性能バランス的にはより好適で
ある。
【0029】さらに、本発明のインキ組成物は、界面活
性剤、顔料分散剤、ワックス、消泡剤、転移性向上剤、
レベリング剤などの各種添加剤を添加する事ができる。
また、印刷機上でのインキの粘度安定性を良好に維持で
きる範囲で、溶媒総量に対して20重量%程度までであ
れば、インキ組成物の表面張力の調整や、顔料の分散時
に、バインダー樹脂ワニスと顔料との湿潤を促進するた
めに、低級アルコール等を添加する事もできる。
性剤、顔料分散剤、ワックス、消泡剤、転移性向上剤、
レベリング剤などの各種添加剤を添加する事ができる。
また、印刷機上でのインキの粘度安定性を良好に維持で
きる範囲で、溶媒総量に対して20重量%程度までであ
れば、インキ組成物の表面張力の調整や、顔料の分散時
に、バインダー樹脂ワニスと顔料との湿潤を促進するた
めに、低級アルコール等を添加する事もできる。
【0030】これらの材料を用いて得られるインキ組成
物の性状として、印刷環境温度における表面張力は、白
金板を用いて測定した時に24〜37dyne・cm、
好ましくは26〜35dyne・cmとするものであ
る。そして、この範囲内において、特に下刷り用に利用
されるインキ組成物では、30dyne・cm以上の高
い表面張力に設定し、上刷り用あるいはより速乾性を目
的としたインキ組成物では、30dyne・cm以下の
低い表面張力に設定することが好適である。さらに、下
刷り用と上刷り用のインキ組成物の表面張力の差が3d
yne・cm以上となるのがより好適である。
物の性状として、印刷環境温度における表面張力は、白
金板を用いて測定した時に24〜37dyne・cm、
好ましくは26〜35dyne・cmとするものであ
る。そして、この範囲内において、特に下刷り用に利用
されるインキ組成物では、30dyne・cm以上の高
い表面張力に設定し、上刷り用あるいはより速乾性を目
的としたインキ組成物では、30dyne・cm以下の
低い表面張力に設定することが好適である。さらに、下
刷り用と上刷り用のインキ組成物の表面張力の差が3d
yne・cm以上となるのがより好適である。
【0031】なお、インキ組成物の表面張力に大きな影
響を与える材料としては、分子内に長鎖アルキル基を有
する水溶性バインダー樹脂、有機溶媒、界面活性剤等が
挙げられるが、いずれも、水中に添加すると表面張力を
下げる作用を有するものであり、一旦、表面張力が低下
してしまうと、高表面張力化は非常に困難である。
響を与える材料としては、分子内に長鎖アルキル基を有
する水溶性バインダー樹脂、有機溶媒、界面活性剤等が
挙げられるが、いずれも、水中に添加すると表面張力を
下げる作用を有するものであり、一旦、表面張力が低下
してしまうと、高表面張力化は非常に困難である。
【0032】そこで、一般的な室内の印刷環境温度と考
えられる20℃において、35dyne・cm以上の表
面張力を有する有機溶媒を用いて、まずは蒸発乾燥性を
調整した、極力、表面張力の高いインキ組成物を調製し
ておき、上刷り用途やさらなる速乾性が要求される場合
は、界面活性剤の添加などで低表面張力化する方法を利
用すると、インキ組成物の表面張力の調節できる範囲が
広くなるという点から好適である。
えられる20℃において、35dyne・cm以上の表
面張力を有する有機溶媒を用いて、まずは蒸発乾燥性を
調整した、極力、表面張力の高いインキ組成物を調製し
ておき、上刷り用途やさらなる速乾性が要求される場合
は、界面活性剤の添加などで低表面張力化する方法を利
用すると、インキ組成物の表面張力の調節できる範囲が
広くなるという点から好適である。
【0033】この様な観点から、利用する界面活性剤と
しても、なるべく少量で所望のインキ組成物の表面張力
まで低下させることのできるものが有用であり、中で
も、発泡やはじきの少ない界面活性剤としてアルキノー
ル類、アルキンジオール類等が好ましい。
しても、なるべく少量で所望のインキ組成物の表面張力
まで低下させることのできるものが有用であり、中で
も、発泡やはじきの少ない界面活性剤としてアルキノー
ル類、アルキンジオール類等が好ましい。
【0034】なお、これまでは、蒸発速度の速い低級ア
ルコール等を多量に含有させた、速乾性の水性印刷イン
キ組成物では、30dyne・cm程度の低表面張力を
有するものもある。しかし、乾燥遅延用の高沸点水混和
性溶剤は、比較的高い表面張力を有するために、得られ
る水性印刷インキ組成物も、その分、高い表面張力を有
することになる。本発明では、浸透乾燥性を向上させる
ために、より低表面張力化を図ることを特徴としたもの
である。
ルコール等を多量に含有させた、速乾性の水性印刷イン
キ組成物では、30dyne・cm程度の低表面張力を
有するものもある。しかし、乾燥遅延用の高沸点水混和
性溶剤は、比較的高い表面張力を有するために、得られ
る水性印刷インキ組成物も、その分、高い表面張力を有
することになる。本発明では、浸透乾燥性を向上させる
ために、より低表面張力化を図ることを特徴としたもの
である。
【0035】さらに、本発明のインキ組成物の粘度とし
ては、50〜300mPa・s程度が好適である。イン
キ組成物の粘度が低くなり過ぎると、版および紙面への
転移性が低下し、一方、粘度が高くなり過ぎると、印刷
機上での粘度安定性が不良となる傾向があり好ましくな
い。
ては、50〜300mPa・s程度が好適である。イン
キ組成物の粘度が低くなり過ぎると、版および紙面への
転移性が低下し、一方、粘度が高くなり過ぎると、印刷
機上での粘度安定性が不良となる傾向があり好ましくな
い。
【0036】次に本発明のインキ組成物を製造する方法
としては、まず、顔料、バインダー樹脂ワニス、溶媒、
および必要に応じて、顔料分散剤などの添加剤を攪拌混
合した後、各種練肉機、例えば、ビーズミル、ボールミ
ル、サンドミル、アトライター、ロールミル、パールミ
ル等を利用して練肉し、さらに、残りの材料を添加混合
する方法が利用される。
としては、まず、顔料、バインダー樹脂ワニス、溶媒、
および必要に応じて、顔料分散剤などの添加剤を攪拌混
合した後、各種練肉機、例えば、ビーズミル、ボールミ
ル、サンドミル、アトライター、ロールミル、パールミ
ル等を利用して練肉し、さらに、残りの材料を添加混合
する方法が利用される。
【0037】以上の材料と製造方法から得られたインキ
組成物は、版上ではインキの乾燥遅延を図り、紙上では
インキの乾燥を促進することが必要な印刷方式におい
て、特に良好な効果を有するものであり、インキの循環
装置の代わりとして、チュービング装置と呼ばれるイン
キ供給装置でインキが少量注下され、非循環の状態で全
印刷作業が行われる印刷方式で適用できる。
組成物は、版上ではインキの乾燥遅延を図り、紙上では
インキの乾燥を促進することが必要な印刷方式におい
て、特に良好な効果を有するものであり、インキの循環
装置の代わりとして、チュービング装置と呼ばれるイン
キ供給装置でインキが少量注下され、非循環の状態で全
印刷作業が行われる印刷方式で適用できる。
【0038】最近、この分野では、アニロックスロール
とV字型のドクターブレードとの間にインキを貯留し、
次いで版にインキを供給するインキ供給装置を備えた、
非循環式のフレキソ印刷機が開発されている。このタイ
プの印刷機は高精細印刷を行うために、アニロックスロ
ールの線数(線数とは、セルの個数を表わす)が多い事
が特徴であり、通常、300線/inch(セルの数が
300個/inch)以上のものが利用されている。
とV字型のドクターブレードとの間にインキを貯留し、
次いで版にインキを供給するインキ供給装置を備えた、
非循環式のフレキソ印刷機が開発されている。このタイ
プの印刷機は高精細印刷を行うために、アニロックスロ
ールの線数(線数とは、セルの個数を表わす)が多い事
が特徴であり、通常、300線/inch(セルの数が
300個/inch)以上のものが利用されている。
【0039】一方、被印刷体である紙も、高精細対応と
しては、紙面の平滑性、光沢付与および転移性の向上な
どのために、各種塗工剤が塗工された紙が利用されるも
のであるが、本発明のインキ組成物は、この様な厳しい
使用条件においても、印刷機上での粘度安定性に優れ、
紙面では良好な乾燥性を有し、さらに、下刷りのインキ
が速く乾燥することから、重ね刷り適性の付与が可能と
なるものである。
しては、紙面の平滑性、光沢付与および転移性の向上な
どのために、各種塗工剤が塗工された紙が利用されるも
のであるが、本発明のインキ組成物は、この様な厳しい
使用条件においても、印刷機上での粘度安定性に優れ、
紙面では良好な乾燥性を有し、さらに、下刷りのインキ
が速く乾燥することから、重ね刷り適性の付与が可能と
なるものである。
【0040】以下、実施例でもって本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。なお、特に断りのない限り、本実施例におい
て「部」および「%」は「重量部」および「重量%」を
表す。
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。なお、特に断りのない限り、本実施例におい
て「部」および「%」は「重量部」および「重量%」を
表す。
【0041】
【実施例】1.インキの調製 <水溶性バインダー樹脂の合成> バインダー樹脂Aの製造 攪拌機、冷却管、窒素ガス導入管を備えた四つ口フラス
コに、酢酸ブチル600部を仕込んで85℃に加熱し、
窒素ガスを導入しながら、メタクリル酸80部、メタク
リル酸メチル240部、スチレン80部、開始剤とし
て、ジターシャリーブチルパーオキサイド4部の混合物
を1.5時間かけて滴下し、更に同温度に保ちながら2
時間共重合させた後、溶剤を減圧下で留去して、酸価1
30mgKOH/g、重量平均分子量18,000のス
チレン−アクリル酸系共重合体(バインダー樹脂A)を
得た。
コに、酢酸ブチル600部を仕込んで85℃に加熱し、
窒素ガスを導入しながら、メタクリル酸80部、メタク
リル酸メチル240部、スチレン80部、開始剤とし
て、ジターシャリーブチルパーオキサイド4部の混合物
を1.5時間かけて滴下し、更に同温度に保ちながら2
時間共重合させた後、溶剤を減圧下で留去して、酸価1
30mgKOH/g、重量平均分子量18,000のス
チレン−アクリル酸系共重合体(バインダー樹脂A)を
得た。
【0042】バインダー樹脂Bの製造 攪拌機、冷却管、窒素ガス導入管を備えた四つ口フラス
コに、酢酸ブチル600部を仕込んで85℃に加熱し、
窒素ガスを導入しながら、メタクリル酸80部、スチレ
ン240部、メタクリル酸ステアリル80部、開始剤と
して、ジターシャリーブチルパーオキサイド4部の混合
物を1.5時間かけて滴下し、更に同温度に保ちながら
2時間共重合させた後、溶剤を減圧下で留去して、酸価
130mgKOH/g、重量平均分子量17,000の
スチレン−アクリル酸系共重合体(バインダー樹脂B)
を得た。
コに、酢酸ブチル600部を仕込んで85℃に加熱し、
窒素ガスを導入しながら、メタクリル酸80部、スチレ
ン240部、メタクリル酸ステアリル80部、開始剤と
して、ジターシャリーブチルパーオキサイド4部の混合
物を1.5時間かけて滴下し、更に同温度に保ちながら
2時間共重合させた後、溶剤を減圧下で留去して、酸価
130mgKOH/g、重量平均分子量17,000の
スチレン−アクリル酸系共重合体(バインダー樹脂B)
を得た。
【0043】バインダー樹脂Cの製造 攪拌機、冷却管、窒素ガス導入管を備えた四つ口フラス
コに、酢酸ブチル600部を仕込んで85℃に加熱し、
窒素ガスを導入しながら、メタクリル酸80部、メタク
リル酸メチル240部、アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル80部、開始剤として、ジターシャリーブチルパーオ
キサイド4部の混合物を1.5時間かけて滴下し、更に
同温度に保ちながら2時間共重合させた後、溶剤を減圧
下で留去して、酸価130mgKOH/g、重量平均分
子量20,000のアクリル酸系共重合体(バインダー
樹脂C)を得た。
コに、酢酸ブチル600部を仕込んで85℃に加熱し、
窒素ガスを導入しながら、メタクリル酸80部、メタク
リル酸メチル240部、アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル80部、開始剤として、ジターシャリーブチルパーオ
キサイド4部の混合物を1.5時間かけて滴下し、更に
同温度に保ちながら2時間共重合させた後、溶剤を減圧
下で留去して、酸価130mgKOH/g、重量平均分
子量20,000のアクリル酸系共重合体(バインダー
樹脂C)を得た。
【0044】<バインダー樹脂ワニスA〜Dの製造>水
655部にモノエタノールアミン45部を溶解させて得
られた塩基性化合物水溶液中に、前記バインダー樹脂A
の300部を加温溶解させて、バインダー樹脂ワニスA
を調製した。また、水655部にモノエタノールアミン
45部を溶解させて得られた塩基性化合物水溶液中に、
前記バインダー樹脂Bの300部を加温溶解させてバイ
ンダー樹脂ワニスBを調製した。また、水355部、エ
チレングリコール300部の混合溶媒中に、モノエタノ
ールアミン45部を溶解させて得られた塩基性化合物溶
液中に、前記バインダー樹脂Bの300部を加温溶解さ
せて、バインダー樹脂ワニスCを調製した。また、水6
55部にモノエタノールアミン45部を溶解させて得ら
れた塩基性化合物水溶液中に、前記バインダー樹脂C3
00部を加温溶解させて、バインダー樹脂ワニスDを調
製した。
655部にモノエタノールアミン45部を溶解させて得
られた塩基性化合物水溶液中に、前記バインダー樹脂A
の300部を加温溶解させて、バインダー樹脂ワニスA
を調製した。また、水655部にモノエタノールアミン
45部を溶解させて得られた塩基性化合物水溶液中に、
前記バインダー樹脂Bの300部を加温溶解させてバイ
ンダー樹脂ワニスBを調製した。また、水355部、エ
チレングリコール300部の混合溶媒中に、モノエタノ
ールアミン45部を溶解させて得られた塩基性化合物溶
液中に、前記バインダー樹脂Bの300部を加温溶解さ
せて、バインダー樹脂ワニスCを調製した。また、水6
55部にモノエタノールアミン45部を溶解させて得ら
れた塩基性化合物水溶液中に、前記バインダー樹脂C3
00部を加温溶解させて、バインダー樹脂ワニスDを調
製した。
【0045】<紅色ベースインキの調製>顔料(フジフ
ァーストカーミン530A、富士色素(株)製)30
部、バインダー樹脂ワニスA20部、水10部の混合物
をビーズミルで練肉した後、さらにバインダー樹脂ワニ
スA30部、水10部を添加混合して紅色ベースインキ
Aを調製した。また、バインダー樹脂ワニスAをバイン
ダー樹脂ワニスDに変えた以外は同じ組成と製造方法
で、紅色ベースインキBを調製した。
ァーストカーミン530A、富士色素(株)製)30
部、バインダー樹脂ワニスA20部、水10部の混合物
をビーズミルで練肉した後、さらにバインダー樹脂ワニ
スA30部、水10部を添加混合して紅色ベースインキ
Aを調製した。また、バインダー樹脂ワニスAをバイン
ダー樹脂ワニスDに変えた以外は同じ組成と製造方法
で、紅色ベースインキBを調製した。
【0046】<藍色ベースインキの調製>顔料(シアニ
ンブルー ZAC−350、大日精化(株)製)30
部、バインダー樹脂ワニスB20部、水10部の混合物
をビーズミルで練肉した後、さらにバインダー樹脂ワニ
スB30部、水10部を添加混合して藍色ベースインキ
を調製した。
ンブルー ZAC−350、大日精化(株)製)30
部、バインダー樹脂ワニスB20部、水10部の混合物
をビーズミルで練肉した後、さらにバインダー樹脂ワニ
スB30部、水10部を添加混合して藍色ベースインキ
を調製した。
【0047】<インキ組成物の調製>表1の配合処方に
従い、ベースインキ、バインダー樹脂ワニス、溶媒、ワ
ックス(ケミパールW200、固形分50%水分散液、
三井化学(株)製)、消泡剤(KM−70、信越化学工
業(株)製)、および、一部、表面張力調整用の界面活
性剤であるサーフィノール104PA(50%イソプロ
パノール溶液)を攪拌混合して、実施例1〜8、比較例
1〜4のインキ組成物を調製した。
従い、ベースインキ、バインダー樹脂ワニス、溶媒、ワ
ックス(ケミパールW200、固形分50%水分散液、
三井化学(株)製)、消泡剤(KM−70、信越化学工
業(株)製)、および、一部、表面張力調整用の界面活
性剤であるサーフィノール104PA(50%イソプロ
パノール溶液)を攪拌混合して、実施例1〜8、比較例
1〜4のインキ組成物を調製した。
【表1】
【0048】なお、溶媒の特性値として、20℃におけ
る表面張力をX(dyne/cm)、20℃における蒸
気圧をY(mmHg)、760mmHgにおける沸点を
Z(℃)とすると、今回使用した各溶媒のそれぞれの値
は、エチレングリコール:X=46.5、Y=<1.
0、Z=198、プロピレングリコールモノメチルエー
テル:X=27.1、Y=7.6、Z=120、N−メ
チル−2−ピロリドン:X=41.7、Y=<1.0、
Z=202、第2ブタノール:X=23.0、Y=1
2.7、Z=100、イソプロパノール:X=21.
3、Y=33.4、Z=82、水:X=72.8、Y=
17.5、Z=100である。
る表面張力をX(dyne/cm)、20℃における蒸
気圧をY(mmHg)、760mmHgにおける沸点を
Z(℃)とすると、今回使用した各溶媒のそれぞれの値
は、エチレングリコール:X=46.5、Y=<1.
0、Z=198、プロピレングリコールモノメチルエー
テル:X=27.1、Y=7.6、Z=120、N−メ
チル−2−ピロリドン:X=41.7、Y=<1.0、
Z=202、第2ブタノール:X=23.0、Y=1
2.7、Z=100、イソプロパノール:X=21.
3、Y=33.4、Z=82、水:X=72.8、Y=
17.5、Z=100である。
【0049】2.インキ組成物の性能評価 <評価試験の環境条件設定について>印刷インキ組成物
の最も基本的な性能である印刷適性を重視し、印刷機上
での粘度安定性に対してより厳しい条件とし、また、紙
上での乾燥性に対して有利になりすぎないという観点か
ら、雰囲気温度25℃、相対湿度50%の環境条件で評
価試験を行った。
の最も基本的な性能である印刷適性を重視し、印刷機上
での粘度安定性に対してより厳しい条件とし、また、紙
上での乾燥性に対して有利になりすぎないという観点か
ら、雰囲気温度25℃、相対湿度50%の環境条件で評
価試験を行った。
【0050】<表面張力の測定>各試験インキの25℃
(印刷環境温度)における表面張力を、表面張力計(H
LV−ST型、共和界面科学(株)製)を用いて測定し
た。
(印刷環境温度)における表面張力を、表面張力計(H
LV−ST型、共和界面科学(株)製)を用いて測定し
た。
【0051】<印刷機上での粘度安定性>各試験インキ
の粘度が100mPa・sとなる様に、それぞれのイン
キと同じ溶媒組成からなる希釈液を用いて粘度調整した
後、300線/inchのアニロックスロールとドクタ
ーブレードにより、インキを版に供給する機構を備えた
フレキソ2色刷り印刷機(東谷製鉄所製)を用い、各試
験インキをアニロックスロールとドクターブレードとの
間にスポイドで注下して、3分間空運転してから、コー
ト紙(レンゴーCRC、レンゴー(株)製)に印刷し
た。そして、インキの増粘により印刷用紙が版に粘着す
る状態から、インキの印刷機上での粘度安定性を評価し
た。なお、印刷速度を60m/min、乾燥機の温度を
60℃とした。 A:紙が版面に全く粘着する事なく印刷が可能。 B:紙が版面に僅かに粘着するが、紙剥けを起こさずに
印刷が可能。 C:紙剥けを起こして印刷が不可能。
の粘度が100mPa・sとなる様に、それぞれのイン
キと同じ溶媒組成からなる希釈液を用いて粘度調整した
後、300線/inchのアニロックスロールとドクタ
ーブレードにより、インキを版に供給する機構を備えた
フレキソ2色刷り印刷機(東谷製鉄所製)を用い、各試
験インキをアニロックスロールとドクターブレードとの
間にスポイドで注下して、3分間空運転してから、コー
ト紙(レンゴーCRC、レンゴー(株)製)に印刷し
た。そして、インキの増粘により印刷用紙が版に粘着す
る状態から、インキの印刷機上での粘度安定性を評価し
た。なお、印刷速度を60m/min、乾燥機の温度を
60℃とした。 A:紙が版面に全く粘着する事なく印刷が可能。 B:紙が版面に僅かに粘着するが、紙剥けを起こさずに
印刷が可能。 C:紙剥けを起こして印刷が不可能。
【0052】<紙上乾燥性>前記印刷機上での粘度安定
性試験の際に、印刷可能であったインキについて、印刷
面のガイドロール汚れの有無から紙上乾燥性を評価し
た。 A:ガイドロール汚れが発生しない。 B:ガイドロール汚れが発生する。
性試験の際に、印刷可能であったインキについて、印刷
面のガイドロール汚れの有無から紙上乾燥性を評価し
た。 A:ガイドロール汚れが発生しない。 B:ガイドロール汚れが発生する。
【0053】<下刷りインキの重ね刷り適性>紅色各試
験インキ(下刷りインキ)を200線/inchのハン
ドプルーファーにて30cm/sの展色速度で展色し、
2秒後、展色面に実施例8の藍色インキ(上刷りイン
キ)を200線/inchのハンドプルーファーにて同
速度で重ねて展色した場合の、下刷りインキへの上刷り
インキの転移性から、下刷りインキの重ね刷り適性を評
価した。 A:上刷りインキが下刷りインキを完全に覆うレベルの
もの。 B:上刷りインキの転移に部分的なムラがあるが、下刷
りインキの展色面積の50%以上覆うもの。 C:上刷りインキの転移にムラがあり、下刷りインキの
展色面積の50%未満を覆うもの。 D:上刷りインキが全く転移しないもの。
験インキ(下刷りインキ)を200線/inchのハン
ドプルーファーにて30cm/sの展色速度で展色し、
2秒後、展色面に実施例8の藍色インキ(上刷りイン
キ)を200線/inchのハンドプルーファーにて同
速度で重ねて展色した場合の、下刷りインキへの上刷り
インキの転移性から、下刷りインキの重ね刷り適性を評
価した。 A:上刷りインキが下刷りインキを完全に覆うレベルの
もの。 B:上刷りインキの転移に部分的なムラがあるが、下刷
りインキの展色面積の50%以上覆うもの。 C:上刷りインキの転移にムラがあり、下刷りインキの
展色面積の50%未満を覆うもの。 D:上刷りインキが全く転移しないもの。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】以上、実施例と比較例を用いて具体的に
説明したように、本発明の印刷インキ組成物は、アニロ
ックスロールとドクターブレードとの間にインキを貯留
し、次いで版にインキを供給するインキ供給装置を備え
た印刷機用いて印刷された時に、印刷機上でのインキの
粘度安定性、紙上乾燥性に優れ、さらに良好な重ね刷り
適性が得られるという効果を有するものである。
説明したように、本発明の印刷インキ組成物は、アニロ
ックスロールとドクターブレードとの間にインキを貯留
し、次いで版にインキを供給するインキ供給装置を備え
た印刷機用いて印刷された時に、印刷機上でのインキの
粘度安定性、紙上乾燥性に優れ、さらに良好な重ね刷り
適性が得られるという効果を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AD01 AD03 AD09 AD10 AD11 AD12 AD14 AE06 AF01 BA03 BA04 BA13 BA14 BA16 BA18 BA23 BA30 BA31 BA32 BA35 BA37 BA38 BC07 BC09 BC13 BC16 BC20 BC31 BC36 BC37 BC39 BC50 BC51 BC60 BE01 BE12 CA06 DA02 DA08 GA09
Claims (3)
- 【請求項1】 顔料、水溶性バインダー樹脂及び溶媒を
主たる成分とし、全溶媒量に対して、a)水50〜90
重量%、b)760mmHgにおける沸点が120℃以
上、および、20℃における蒸気圧が8mmHg以下で
ある水混和性有機溶媒の群から選択される少なくとも1
種10〜50重量%、c)その他の水混和性有機溶媒0
〜20重量%を含有し、印刷環境温度において24〜3
7dyne/cmの表面張力を有するフレキソ印刷イン
キ組成物。 - 【請求項2】 前記b)の水混和性有機溶媒として、グ
リセリン、グリコール及びグリコール誘導体の群から選
択される少なくとも1種を用いる請求項1に記載のフレ
キソ印刷インキ組成物。 - 【請求項3】 アニロックスロールとドクターブレード
との間にインキを貯留する非循環式フレキソ印刷機を用
いて、請求項1または2に記載のフレキソ印刷インキ組
成物を印刷するフレキソ印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37072899A JP2001146563A (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | フレキソ印刷インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP37072899A JP2001146563A (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | フレキソ印刷インキ組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001146563A true JP2001146563A (ja) | 2001-05-29 |
Family
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Family Applications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008031579A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Sakata Corp | 段ボール印刷物およびその製造方法 |
JP2013521379A (ja) * | 2010-03-01 | 2013-06-10 | サン ケミカル コーポレーション | 高速印刷用インクの表面張力 |
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JP2020186344A (ja) * | 2019-05-17 | 2020-11-19 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 水性フレキソインキ、フレキソ印刷物およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-11-19 JP JP37072899A patent/JP2001146563A/ja active Pending
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JP2016041816A (ja) * | 2010-03-01 | 2016-03-31 | サン ケミカル コーポレーション | 高速印刷用インクの粘弾性 |
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JP7243429B2 (ja) | 2019-05-17 | 2023-03-22 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 水性フレキソインキ、フレキソ印刷物およびその製造方法 |
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