JP2000234039A - 押出ラミネート用樹脂組成物およびそれよりなるフィルム - Google Patents

押出ラミネート用樹脂組成物およびそれよりなるフィルム

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JP2000234039A JP11036867A JP3686799A JP2000234039A JP 2000234039 A JP2000234039 A JP 2000234039A JP 11036867 A JP11036867 A JP 11036867A JP 3686799 A JP3686799 A JP 3686799A JP 2000234039 A JP2000234039 A JP 2000234039A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温ヒートシール性、ヒートシール強度およ
びホットタック性などの性能に優れ、加工性の改良され
た押出ラミネート用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 下記(a)〜(e)の特性を有する直鎖
状エチレン・α−オレフィン共重合体60〜95重量%
および高圧ラジカル重合法ポリエチレン40〜5重量%
からなる樹脂組成物を用いる。 (a)Mw/Mnが3以下、(b)密度が0.850〜
0.980g/cm3、(c)MFRが0.5〜20g
/10分、(d)貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率
(G’’)の値が一致する周波数(f0)からf0/10
までの周波数領域におけるG’の傾きS(S=Δlog
G’/Δlogf)が0.7<S<0.9、(e)16
0〜220℃の範囲で求めた流動の活性化エネルギーΔ
Hが35kJ/mol以下。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工性が改良さ
れ、低温ヒートシール性、ヒートシール強度およびホッ
トタック性が、従来の成形材料に比べて著しく優れてい
る押出ラミネート用樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラミネート用材料として用いられ
てきたものは、ラジカル開始剤を使用し、高温高圧下で
エチレンを重合することによって得られた高圧法低密度
ポリエチレン(LDPE)であった。LDPEが押出ラ
ミネートに使用される理由は、通常の押出機で容易に押
し出され、T−ダイより非常に安定した溶融膜を得るこ
とができ、その溶融膜が充分なドローダウン性を有し、
さらには基材との接着性が良いからである。しかしなが
ら、LDPEは、水物包装のように高いヒートシール強
度が要求される分野、また優れたホットタック性が要求
される自動包装分野等には使用できず、優れた加工性を
有していながら、その使用範囲は限られている。このた
め、このLDPEの代替材料として、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)等が用いられているが、このよ
うなEVAは低温ヒートシール性に優れているが、LD
PEの他の欠点であるヒートシール強度やホットタック
性について改良することができず、しかも、ラミネート
加工時の通常の成形温度である280℃付近での熱安定
性にも欠けているので、ラミネート加工時に分解して特
有のにおいを発生するという問題点もあった。
【0003】その後、チーグラー触媒を用いて中圧法で
製造されるエチレンとα−オレフィンとの共重合体、い
わゆる直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が出現
した。しかし、このLLDPEはヒートシール強度、ホ
ットタック性、耐衝撃強度等に優れ、LDPEの上記欠
点を改良することができる性能を有しているが、加工性
に大きな問題を抱えていた。すなわち、このLLDPE
は、従来のLDPEと比較して押出機内での剪断粘度が
高いために樹脂圧力が大きくなって高速加工が難しくな
ったり、押出機の所用動力が著しく増大したりするとい
う欠点があった。また、溶融張力が小さいために、T−
ダイでの製膜性が不安定、すなわち、膜の厚みや幅に斑
ができて実用に供することができないとの欠点もあっ
た。しかし、これらの欠点は、特開昭58−19493
5号公報等に記載されているLLDPEとLDPEとを
ブレンドする技術によって改良できることが提案され
た。しかしながら、チーグラー触媒で重合されたエチレ
ン・α−オレフィン共重合体は、密度を下げるとベタツ
キの原因となる低分子量成分が急激に増加する。この点
から、密度を下げるのに制約が大きく、結果として低温
ヒートシール性を付与することが困難であった。
【0004】また、このようなブレンドによる改良技術
によって加工性を満足させることができる材料は、逆に
低温ヒートシール性、ヒートシール強度、ホットタック
性などが不足となりがちで、これらの性能と加工性のバ
ランスの良好な材料の開発が望まれていた。一方、近
年、特開昭58−19309号公報等に記載されている
新しい触媒を使用することによって、従来のLLDPE
よりも分子量分布、組成分布の狭い材料が得られること
となった。本発明者らは、この特殊なLLDPEを押出
ラミネート材料に適用するために検討を行ったところ、
上記の低温ヒートシール性、ヒートシール強度およびホ
ットタック性の性能については従来のLLDPEよりも
格段に良好なものとなるが、LLDPEの欠点である加
工性の不良が従来のものより大幅に悪化してしまい、よ
り一層バランスの悪い材料となってしまうことが判明し
た。この問題を解決する方法としては、特開平7−26
079号公報に記載されているように、特定の性能を有
するLDPEをブレンドすることで改良する方法が提案
されている。本方法を使用することで、ある程度の性能
は達成できているが、充分な加工性を付与するためには
LDPEを大量にブレンドすることが必要であり、それ
に伴いLLDPEの優れた機械強度を低下させてしまう
という問題が残っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、LL
DPEのこのような優れた性能を保ちながら加工性を改
良する、上記従来の材料では達成できなかった低温ヒー
トシール性、ヒートシール強度およびホットタック性な
どの性能に優れ、かつ、加工性の改良された押出ラミネ
ート用の樹脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の分子量分布と分
岐度分布を有する直鎖状エチレン・α−オレフィン共重
合体をゲルが生成しない特定の範囲でラジカル発生剤と
反応させ、その後、酸化防止剤を添加して溶融押出ペレ
ット化することにより得られる樹脂に、特定のLDPE
をブレンドすることにより、上記本発明の目的が達成さ
れることを見い出し、本発明を完成するに至ったもので
ある。
【0007】すなわち、本発明は、下記(a)〜(e)
の特性を有するエチレンと炭素数3〜12のα−オレフ
ィンからなる直鎖状エチレン・α−オレフィン共重合体
60〜95重量%および高圧ラジカル重合で得られるメ
ルトフローレートが1.0〜20g/10分のポリエチ
レン40〜5重量%からなる押出ラミネート用樹脂組成
物およびそれよりなるフィルムに関するものである。
【0008】(a)GPC(ゲルパーミエーション・ク
ロマトグラフィー)より求められる重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が3以
下、(b)密度が0.850〜0.980g/cm3
(c)190℃,2160gの荷重で測定したメルトフ
ローレートが0.5〜20g/10分、(d)動的粘弾
性の周波数依存性から得られる貯蔵弾性率(G’)と損
失弾性率(G’’)の値が一致する周波数(f0)から
0/10までの周波数領域におけるG’の傾きS(S
=ΔlogG’/Δlogf)が0.7<S<0.9、
(e)160〜220℃の範囲で求めた流動の活性化エ
ネルギーΔHが35kJ/mol以下。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明に使用される直鎖状エチレン・α−
オレフィン共重合体は、エチレンと炭素数3〜12のα
−オレフィンとの共重合体であって、密度が0.850
〜0.980g/cm3の範囲で、GPCより求められ
る重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)が3以下で、JIS K 7210条件
4に従って、190℃,2160gの荷重下で測定され
たメルトフローレート(MFR)が0.5〜20g/1
0分のものであり、動的粘弾性の周波数依存性から得ら
れる貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G’’)の値が
一致する周波数(f0)からf0/10までの周波数領域
におけるG’の傾きS(S=ΔlogG’/Δlog
f)が0.7<S<0.9であり、160〜220℃の
範囲で求めた流動の活性化エネルギーΔHが35kJ/
mol以下である。
【0011】GPCより求められる分子量分布が3を越
えると低分子量成分が増加して粘着性が増し、加工が困
難となるばかりでなく、ラジカル発生剤と反応させた場
合、容易にゲルが発生し、製品上好ましくない。また、
JIS K 7210条件4による190℃,2160
gの荷重下でのメルトフローレートが0.5g/10分
未満であると樹脂の粘度が高く、押出成形が困難とな
り、20g/10分を越えると溶融張力が低下し、加工
時の引き取りが困難となる。
【0012】また、動的粘弾性の周波数依存性から得ら
れる貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G’’)の値が
一致する周波数(f0)からf0/10までの周波数領域
におけるG’の傾きS(S=ΔlogG’/Δlog
f)が0.7以下であると製品中にゲルが発生して使用
不可能となり、0.9以上であると溶融時の粘度低下が
大きく、LDPEを大量にブレンドしなければ押出ラミ
ネートが困難となる。一方、流動の活性化エネルギーが
35kJ/molを越えると溶融時の粘度の温度依存性
が大きく、良好な製品が得られる成形加工温度範囲が非
常に狭くなる。
【0013】本発明でいう分子量分布(Mw/Mn)
は、具体的には以下のごとく求める。
【0014】ウオーターズ社製 150C ALC/G
PC(カラム:東ソー製 GMHHR−H(S)、溶
媒:1,2,4−トリクロロベンゼン)を使用して、G
PC法により、MwおよびMnを測定し、Mw/Mnを
算出した。なお、東ソー製 標準ポリスチレンを用い
て、ユニバーサルキャリブレーション法によりカラム溶
出体積は校正した。
【0015】このような直鎖状エチレン・α−オレフィ
ン共重合体は、例えば、以下に例示するような公報に開
示されている方法によって製造することができる。
【0016】特開昭60−35006号公報、特開昭6
0−35007号公報、特開昭60−35008号公
報、特開平3−163088号公報、特開昭61−29
6008号公報、特開昭63−22804号公報、特開
昭58−19309号公報、特願昭60−00862号
公報、特開昭63−61010号公報、特開昭63−1
52608号公報、特開昭63−264606号公報、
特開昭63−280703号公報、特開昭64−600
3号公報、特開平1−95110号公報、特開平3−6
2806号公報、特開平1−259004号公報、特開
昭64−45406号公報、特開昭60−106808
号公報、特開昭60−137911号公報、特開昭61
−296008号公報、特許公表63−501369号
公報、特開昭61−221207号公報、特開平2−2
2307号公報、特開平2−173110号公報、特開
平2−302410号公報、特開平1−129003号
公報、特開平1−210404号公報、特開平3−66
710号公報、特開平3−70710号公報、特開平1
−207248号公報、特開昭63−222177号公
報、特開昭63−222178号公報、特開昭63−2
22179号公報、特開平1−12407号公報、特開
平1−301704号公報、特開平1−319489号
公報、特開平3−74412号公報、特開昭61−26
4010号公報、特開平1−275609号公報、特開
昭63−251405号公報、特開昭64−74202
号公報、特開平2−41303号公報、特開平1314
88号公報、特開平3−56508号公報、特開平3−
70708号公報、特開平3−70709号公報などが
挙げられる。
【0017】以下、それらの内容に従って、本発明に使
用することができる直鎖状エチレン・α−オレフィン共
重合体の製造方法を説明する。この直鎖状エチレン・α
−オレフィン共重合体は、例えば、シクロペンタジエニ
ル誘導体を含有する有機遷移金属化合物と、これと反応
してイオン性の錯体を形成する化合物および/または有
機金属化合物からなる触媒の存在下で、エチレンと炭素
数3〜12のα−オレフィンを共重合することにより、
好適に製造することができる。
【0018】炭素数3〜12のα−オレフィンとして
は、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、3−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−
デセン、1−ウンデセン、1−ドデセンなどを挙げるこ
とができる。
【0019】重合方法としては、溶液重合法、高圧重合
法、気相重合法等が挙げられる。
【0020】本発明においては、上記の方法で製造され
た直鎖状エチレン・α−オレフィン共重合体に、ラジカ
ル発生剤を添加し、ラジカル発生剤を分解して反応させ
たものを使用する。
【0021】本発明で用いるラジカル発生剤としては、
有機過酸化物、例えばハイドロパーオキサイド類、ジア
ルキルパーオキサイド類、パーオキシエステル類などが
好ましく、中でも1分半減期を与える分解温度が90℃
を越えるものが好適である。
【0022】具体的な例示として、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、1,3−ビ
ス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジ
(t−ブチル)パーオキサイド、2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾ
エート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン3、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ(t−ブチル)
パーオキシフタレート等が挙げられる。
【0023】反応させる方法は、如何様な手段を採用し
ても良いが、具体的な例を示すと以下のような方法が挙
げられる。
【0024】1)重合終了後、上記共重合体をペレット
化する時点でラジカル発生剤を同時にフィードして溶融
押出反応させる。
【0025】2)ラジカル発生剤を大量に含んだマスタ
ーバッチをあらかじめ作っておき、そのマスターバッチ
と上記共重合体ペレットをブレンドして押し出し、反応
させる。
【0026】このような方法で得られた直鎖状エチレン
・α−オレフィン共重合体に酸化防止剤を添加して、さ
らに溶融混練させる。
【0027】溶融混練させる方法としては、いかなる手
段を採用しても良いが、具体的な例を示すと以下のよう
な方法が挙げられる。
【0028】1)押出機、バンバリーミキサー、ロール
ミル等の混練機を使用して、上記重合体に酸化防止剤を
添加する。
【0029】2)酸化防止剤を大量に含んだマスターバ
ッチをあらかじめ作っておき、そのマスターバッチと上
記共重合体ペレットを溶融混練する。
【0030】使用される酸化防止剤としては、フェノー
ル系酸化防止剤および燐系酸化防止剤が挙げられる。フ
ェノール系酸化防止剤としては、モノフェノール系、チ
オビスフェノール系、トリスフェノール系等の酸化防止
剤が挙げられ、さらに具体的に例示すると、2,4−ビ
ス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,
5−ジ(t−ブチル)アニリノ)−1,3,5−トリア
ジン(例えば、日本チバガイギー(株)より商品名イル
ガノックス565として市販されている。)、オクタデ
シル−3−(3,5−ジ(t−ブチル)−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート(例えば、日本チバガイギ
ー(株)より商品名イルガノックス1076として市販
されている)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ(t−ブチル)−4−ヒドロキシベ
ンジル)−イソシアヌレート(例えば、日本チバガイギ
ー(株)より商品名イルガノックス3114として市販
されている。)などが挙げられ、これらは単独または2
以上の混合物として用いられる。また、燐系酸化防止剤
を具体的に例示すると、トリス(2,4−ジ(t−ブチ
ル)フェニル)フォスファイト(例えば、日本チバガイ
ギー(株)より商品名イルガフォス168として市販さ
れている。)、テトラキス(2,4−ジ(t−ブチル)
フェニル)−4,4’−ビフェニレンフォスフォナイト
(例えば、日本チバガイギー(株)より商品名イルガフ
ォス P−EPQ FFとして市販されている)、トリ
ス(ノニルフェニル)フォスファイト(例えば、旭電化
(株)より商品名MARK 1178として市販されて
いる。)などが挙げられ、単独またはこれらの混合物と
して用いられる。
【0031】一方、高圧ラジカル重合で得られるポリエ
チレンは、通常の重合法を用いて製造されるものであ
り、メルトフローレートが1.0〜20g/10分であ
るものを任意に選択することができる。
【0032】高圧ラジカル重合で得られるポリエチレン
のメルトフローレートが20g/10分を越えるとフィ
ルムの成膜性が不安定となり、また、1.0g/10分
未満であると押出性やフィルムの外観が不良となる。
【0033】本発明の押出ラミネート用樹脂組成物にお
いて、直鎖状エチレン・α−オレフィン共重合体が60
重量%より少ないとヒートシール性、ホットタック性が
不良となり、95重量%を越えると加工性が不良とな
る。
【0034】なお、本発明の押出ラミネート用樹脂組成
物には、本発明の効果を著しく損なわない範囲で他の任
意成分を添加することができる。他の任意成分として
は、エチレン・プロピレン共重合体ゴム、エチレン・プ
ロピレン・ジエン共重合体ゴム、エチレン・ブテン共重
合体ゴム等のエチレン系共重合体ゴム、スチレン・ブタ
ジエンゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合体ま
たはその水素添加物、ポリプロピレン、ポリエチレン等
のポリオレフィン樹脂、タルク、炭酸カルシウム、クレ
ー、マイカ、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム等の充
填剤、難燃剤、各種の顔料などを配合することができ
る。
【0035】以上から、本発明の押出ラミネート用樹脂
組成物を得る方法としては、如何様な手段を採用しても
良い。
【0036】また、上記の押出ラミネート用樹脂組成物
を用いて、フィルムに成形加工することができる。フィ
ルムの製造は、ドライラミネート法、押出ラミネート
法、サンドイッチラミネート法、共押出法等により、各
種基材に押出コーティングあるいは基材と共押出するこ
とによって、ラミネートされた各種包装用フィルムを得
ることができる。特に、押出ラミネート法により基材に
ラミネートして、ラミネートフィルムとすることが好ま
しい。また、各種基材とシーラント基材とのサンドイッ
チラミネート基材として使用することもできる。
【0037】上記各種基材としては、紙、アルミニウム
箔、セロファン、織布、不織布、フィルムとすることが
できる高分子重合体、例えば、高密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重
合体、アイオノマー、ポリプロピレン、ポリ(1−ブテ
ン)、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)等のオレフィ
ン重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
スチレン、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル等
のビニル重合体、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
7、ナイロン10、ナイロン11、ナイロン12、ナイ
ロン610、ポリメタキシレンアジパミド等のポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフ
タレート/イソフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル、ポリビニルアルコール、エチレン
・ビニルアルコール共重合体、ポリカーボネート等を挙
げることができる。
【0038】
【発明の効果】前記のごとく、該押出ラミネート用樹脂
組成物をヒートシール層に用いた各種の積層フィルムな
いしシートは、菓子、スナック、即席ラーメン、ふりか
け、粉末スープなどの乾燥食品、ハム、ソーセージ、畜
肉などの肉製品、こんにゃく、漬け物、味噌、液状スー
プなどの水物食品などの各種食品や液体洗剤、液体容器
などの包装に、その優れた低温ヒートシール性、ヒート
シール強度、ホットタック性、波袋強度、自動充填包装
適性などの特性を生かして有効に使用することができ
る。
【0039】
【実施例】以下、本発明について実施例により説明する
が、これら実施例に限定されるものではない。なお、実
施例および比較例中の貯蔵弾性率(G’)、損失弾性率
(G’’)、流動の活性化エネルギーΔHは、下記の方
法により測定した。
【0040】(動的粘弾性の測定)非共振型強制振動法
に基づく測定装置である粘弾性測定アナライザー DV
E−V4(レオロジ(株))を使用し、スリット型冶具
を用いて、測定周波数0.16〜400Hz、測定温度
は160℃、190℃、220℃の各温度で動的粘弾性
の周波数依存性を測定し、190℃を基準温度として貯
蔵弾性率(G’)、損失弾性率(G’’)のマスターカ
ーブを作成した。なお、歪みは1%以下の線形領域で測
定した。
【0041】この測定において、貯蔵弾性率(G’)、
損失弾性率(G’’)を測定した。
【0042】(流動の活性化エネルギー)測定温度16
0〜220℃の範囲で、シフトファクター(aT)の温
度依存性の曲線から活性化エネルギーを求めた。
【0043】実施例1 メタロセン型触媒を用いて重合された、密度が0.90
0g/cm3、MFRが20g/10分、GPCによる
分子量分布(Mw/Mn)=1.8であるエチレン・1
−ヘキセン共重合体ペレットに、ラジカル発生剤として
パーブチル−P(1分半減期を与える分解温度176
℃)を25ppm添加し、240℃で溶融混練してペレ
ット化した。上記の物性値は、反応の前後でほとんど変
化が見られなかった。
【0044】このペレットに、酸化防止剤としてイルガ
ノックス1076を2000ppmとPEP−Qを50
0ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化し
た。この時のペレットの物性を表にまとめた。
【0045】この樹脂75重量%と密度が0.921g
/cm3、MFRが3.0g/10分である高圧ラジカ
ル重合で得られたLDPE25重量%からなる押出ラミ
ネート用樹脂組成物を積層材に押出ラミネートした。積
層材は、2軸延伸されたナイロンフィルムにアンカーコ
ーティング剤を使用してポリエチレンを積層したもので
ある。押出ラミネートは、成形温度285℃にて、積層
材のポリエチレン側になされた。得られた積層フィルム
の厚み構成は、ナイロンフィルム/ポリエチレン/押出
ラミネート用材料=15/20/30(μm)とした。
【0046】実施例2 メタロセン型触媒を用いて重合された、密度が0.90
0g/cm3、MFRが15g/10分、GPCによる
分子量分布(Mw/Mn)=1.8であるエチレン・1
−ヘキセン共重合体ペレットに、ラジカル発生剤として
パーブチル−P(1分半減期を与える分解温度176
℃)を50ppm添加し、240℃で溶融混練してペレ
ット化した。上記の物性値は、反応の前後でほとんど変
化が見られなかった。
【0047】このペレットに、酸化防止剤としてイルガ
ノックス1076を2000ppmとPEP−Qを50
0ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化し
た。この時のペレットの物性を表にまとめた。
【0048】この樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
にして積層フィルムを得た。
【0049】実較例3 メタロセン型触媒を用いて重合された、密度が0.90
0g/cm3、MFRが10g/10分、GPCによる
分子量分布(Mw/Mn)=1.8であるエチレン・1
−ヘキセン共重合体ペレットに、ラジカル発生剤として
パーブチル−P(1分半減期を与える分解温度176
℃)を100ppm添加し、240℃で溶融混練してペ
レット化した。上記の物性値は、反応の前後でほとんど
変化が見られなかった。
【0050】このペレットに、酸化防止剤としてイルガ
ノックス1076を2000ppmとPEP−Qを50
0ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化し
た。この時のペレットの物性を表にまとめた。
【0051】この樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
にして積層フィルムを得た。
【0052】比較例1 メタロセン型触媒を用いて重合された、密度が0.90
0g/cm3、MFRが15g/10分、GPCによる
分子量分布(Mw/Mn)=1.8であるエチレン・1
−ヘキセン共重合体ペレットに、酸化防止剤としてイル
ガノックス1076を2000ppmとPEP−Qを5
00ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化
した。このペレットの物性を表にまとめた。
【0053】この樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
にして積層フィルムを得た。
【0054】比較例2 メタロセン型触媒を用いて重合された、密度が0.90
0g/cm3、MFRが30g/10分、GPCによる
分子量分布(Mw/Mn)=1.8であるエチレン・1
−ヘキセン共重合体ペレットに、ラジカル発生剤として
パーブチル−P(1分半減期を与える分解温度176
℃)を500ppm添加し、240℃で溶融混練してペ
レット化した。上記の物性値は、反応の前後でほとんど
変化が見られなかった。
【0055】このペレットに、酸化防止剤としてイルガ
ノックス1076を2000ppmとPEP−Qを50
0ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化し
た。この時のペレットの物性を表にまとめた。
【0056】この樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
にして積層フィルムを得た。
【0057】比較例3 メタロセン型触媒を用いて重合された、密度が0.90
0g/cm3、MFRが20g/10分、GPCによる
分子量分布(Mw/Mn)=1.8であるエチレン・1
−ヘキセン共重合体ペレットに、酸化防止剤としてイル
ガノックス1076を2000ppmとPEP−Qを5
00ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化
した。このペレットの物性を表にまとめた。
【0058】この樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
にして積層フィルムを得た。
【0059】比較例4 チーグラー型触媒を用いて重合された、密度が0.90
0g/cm3、MFRが20g/10分、GPCによる
分子量分布(Mw/Mn)=5であるエチレン・1−ヘ
キセン共重合体ペレットに、ラジカル発生剤としてパー
ブチル−P(1分半減期を与える分解温度176℃)を
50ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化
した。上記の物性値は、反応の前後でほとんど変化が見
られなかった。
【0060】このペレットに、酸化防止剤としてイルガ
ノックス1076を2000ppmとPEP−Qを50
0ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化し
た。この時のペレットの物性を表にまとめた。
【0061】この樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
にして積層フィルムを得た。
【0062】比較例5 チーグラー型触媒を用いて重合された、密度が0.90
0g/cm3、MFRが15g/10分、GPCによる
分子量分布(Mw/Mn)=5であるエチレン・1−ヘ
キセン共重合体ペレットに、ラジカル発生剤としてパー
ブチル−P(1分半減期を与える分解温度176℃)を
50ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化
した。上記の物性値は、反応の前後でほとんど変化が見
られなかった。
【0063】このペレットに、酸化防止剤としてイルガ
ノックス1076を2000ppmとPEP−Qを50
0ppm添加し、240℃で溶融混練してペレット化し
た。この時のペレットの物性を表にまとめた。
【0064】この樹脂を用いた以外は、実施例1と同様
にして積層フィルムを得た。
【0065】比較例6 幾何拘束触媒(コンストレインド・ジオメトリー・キャ
タリスト)を用いて重合された主鎖に長鎖分岐が選択的
に導入された、密度が0.900g/cm3、MFRが
8g/10分、GPCによる分子量分布(Mw/Mn)
=1.9であるエチレン・1−オクテン共重合体ペレッ
ト(ダウケミカル製 アフィニティーPT1450)を
使用した以外は、実施例1と同様にして積層フィルムを
得た。
【0066】(評価方法)ラミネート物性評価用サンプ
ルの成形加工条件を以下に示す。
【0067】 押出機スクリュー径:90mm ダイス :開口長600mm(コートハンガ
ータイプ) リップクリアランス:0.8mm ダイス直下樹脂温度:285℃ 引き取り速度 :100m/分 (a)サージング:サージングは、押出ラミネートした
フィルムの幅をLとする時、L/2が1.5mm未満で
変動する時を良好、1.5mm以上で変動する時を不良
とする。
【0068】(b)樹脂圧力:押出ラミネート時、押出
機のダイヘッドに取り付けた樹脂圧力計によって測定し
た。
【0069】(c)ネックイン:ネックインは、ダイス
の有効幅をL0、クラフト上にコーティングされたフィ
ルムの幅をLとする時のL0−Lより求めた。
【0070】(d)ヒートシール強度:東洋精機製 熱
版式ヒートシーラーにて、シール温度110℃、シール
圧力2kg/cm2、シール時間1秒でヒートシールし
た後に、引張試験機にてヒートシール強度を測定した。
【0071】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:04) B29K 23:00 B29L 7:00 9:00 Fターム(参考) 4F071 AA15X AA20X AA21X AA81 AA82 AA88 AF13 AH04 BB06 BC01 BC11 4F100 AK04A AK04C AK06A AK48B AK62A AL05A BA03 BA07 BA10A BA10B JA06A JA07A JA13A JA20A JK07A YY00A 4F207 AD05 AD08 AD34 AG01 AG03 AK03 AK04 KA01 KA17 KB13 KB22 KF01 KK82 4J002 BB032 BB051 GF00 GG00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(a)〜(e)の特性を有するエチレ
    ンと炭素数3〜12のα−オレフィンからなる直鎖状エ
    チレン・α−オレフィン共重合体60〜95重量%およ
    び高圧ラジカル重合で得られるメルトフローレートが
    1.0〜20g/10分のポリエチレン40〜5重量%
    からなる押出ラミネート用樹脂組成物。 (a)GPC(ゲルパーミエーション・クロマトグラフ
    ィー)より求められる重量平均分子量(Mw)と数平均
    分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が3以下、(b)密
    度が0.850〜0.980g/cm3、(c)190
    ℃,2160gの荷重で測定したメルトフローレートが
    0.5〜20g/10分、(d)動的粘弾性の周波数依
    存性から得られる貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率
    (G’’)の値が一致する周波数(f0)からf0/10
    までの周波数領域におけるG’の傾きS(S=Δlog
    G’/Δlogf)が0.7<S<0.9、(e)16
    0〜220℃の範囲で求めた流動の活性化エネルギーΔ
    Hが35kJ/mol以下。
  2. 【請求項2】シール層に、請求項1に記載の押出ラミネ
    ート用樹脂組成物を使用することを特徴とする多層フィ
    ルム。
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JP2005314654A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Sumitomo Chemical Co Ltd ラミネート用フィルムおよび積層フィルム
JP2007091783A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sumitomo Chemical Co Ltd レトルト包装用フィルム

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