JP2000233215A - 形鋼圧延機のガイド装置 - Google Patents
形鋼圧延機のガイド装置Info
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Abstract
替や、定期的なメンテナンスや、ミスロール発生時の対
策等を効果的に行なうことができる形鋼圧延機のガイド
装置を提供する。 【解決手段】パスラインPに沿って誘導部15、16に
向けて進退可能としたガイドボックス17に、パスライ
ンPと直交する状態で上、下スライドガイド軸20、2
1を取付け、上、下スライドガイド軸20、21に上、
下形鋼ガイド22、23をパスラインPを中心にして左
右対称に摺動自在に取付け、誘導部15、16の側方
に、上、下形鋼ガイド22、23に着脱自在に連動連結
されると共に上、下形鋼ガイド22、23を開閉するガ
イド開閉機構28と、上、下形鋼ガイド22、23に着
脱可能に連動連結されると共に上、下形鋼ガイド22、
23を上下方向に移動する上下ガイド高さ調整機構29
a、29bとを具備する。
Description
ングル、チャンネルその他の断面を有する形鋼を圧延す
る圧延機において、圧延機へ形鋼を噛み込ませたり圧延
機から形鋼を噛み出させたりする際に形鋼を誘導する形
鋼圧延機のガイド装置において、形鋼のフランジ高さや
ウェブ幅のサイズ変更があっても、そのまま継続してラ
インを稼働させることが可能なガイド装置に関する。な
お、H形鋼の圧延を例に本発明を説明する。
場合であっても、同一のガイドを用いて圧延機への形鋼
の噛み込み又は圧延機からの形鋼の噛み出し等の誘導を
行なうことができる形鋼圧延機のガイド装置の一例とし
て、特開平5−23725号公報に提示されているもの
がある。この形鋼圧延機のガイド装置は、上下一対のウ
ェブガイドを、それぞれ上下左右に移動自在な構造と
し、併せてフランジ拘束ローラーを個別に昇降移動可能
とすることにより、サイズの異なる形鋼を圧延する場合
でも、被圧延材を案内する誘導ガイドをオンラインでパ
ス毎に調整可能としたことに特徴を有する。
圧延機のガイド装置は、未だ、以下の解決すべき課題を
有していた。即ち、この形鋼圧延機のガイド装置はフラ
ンジ拘束ローラーを内部に組み込んでいるため構造が複
雑であり、圧延機ロール組替及びウェブガイドのメンテ
ナンスやミスロール対策のためにウェブガイドを圧延機
から着脱する際、迅速な組替が困難である。また、ガイ
ド駆動手段が被圧延材の直下に配置されているため、被
圧延材からの熱やスケールの影響を多大に受けることに
なる。
ものであり、形鋼ガイドを形鋼圧延機のガイド装置から
容易に着脱することができ、圧延機ロール組替や、定期
的なメンテナンスや、ミスロール発生時の対策等を効果
的に行なうことができる形鋼圧延機のガイド装置を提供
することを目的とする。
係る形鋼圧延機のガイド装置は、形鋼圧延機の誘導部に
配設される形鋼圧延機のガイド装置であって、パスライ
ンに沿って誘導部に向けて進退可能としたガイドボック
スと、パスラインの上方及び下方をなす位置で、パスラ
インと直交する状態でガイドボックスに取付けられる
上、下スライドガイド軸と、上、下スライドガイド軸
に、パスラインを中心にして左右対称に摺動自在に取付
けられると共に被圧延材の外面と接する形鋼ガイド面を
有し、それぞれ対をなす上、下形鋼ガイドと、誘導部の
両側方で圧延機ハウジングに設置され、対をなす上、下
形鋼ガイドに着脱自在に連動連結され、上、下形鋼ガイ
ドを左右方向に対称的に移動可能なガイド開閉機構と、
誘導部の一側方で圧延機ハウジングに設置されると共に
上、下形鋼ガイドに着脱可能に連動連結され、上、下形
鋼ガイドを上下方向に移動可能な上下ガイド高さ調整機
構とを具備する。
必要な場合は、上、下形鋼ガイドとガイド開閉機構との
連結、及び上、下形鋼ガイドと上下ガイド高さ調整機構
との連結を解除し、上、下形鋼ガイドをガイドボックス
と共にパスラインに沿って誘導部から外部に引き出し、
ガイドボックスを所定の移送手段を用いて補修ヤード等
に搬送することができる。また、圧延に際して、被圧延
材は相当の熱を保有すると共に、その表面からスケール
が剥離して下方に落下することになるが、本発明に係る
形鋼圧延機のガイド装置においては、誘導部の側方にガ
イド開閉機構や上下ガイド高さ調整機構が配設されてい
るため、上記した熱やスケールの影響を受けることがな
い。さらに、駆動源が圧延機ハウジングの側方に配置さ
れているので、ガイドボックスに駆動源を取付けた場合
に必要な配管やセンサ配線を不要とすることができる。
また、配管や配線の着脱作業が無くなり、ガイド装置を
短時間に組み替えすることが可能となる。さらに、駆動
源の予備品を少なくすることができ、取り外すガイドボ
ックス内の機械品も構造がシンプルであることにより、
予備品の価格を安くでき、メンテナンスが容易である。
ガイド装置においては、ガイド開閉機構を、上、下形鋼
ガイドの外側面にパスライン方向に貫通する上、下あり
溝を形成し、上、下形鋼ガイドの上、下方向に一致する
外側面に設けた上、下あり溝に、左右方向に進退自在な
ガイド開閉ビームの対応する個所に設けた溝係合部を着
脱自在に嵌入係合し、ガイド開閉ビームの後面に圧延機
ハウジングに設置したガイド開閉シリンダーを枢支連結
することによって構成されるが、ガイド開閉用に他のア
クチュエータを枢支連結しても可能なことは明白であ
る。この場合、上、下形鋼ガイドをガイド開閉ビームを
介して左右方向に移動して開閉することができ、簡単な
構成で、上、下形鋼ガイドの開閉動作を円滑に行なうこ
とができると共に、ガイド開閉ビームに容易に連結した
り、その連結を解除することができる。
のガイド装置において、上下ガイド高さ調整機構を、
上、下形鋼ガイドを摺動自在に取付ける上、下スライド
ガイド軸の端部を、上、下スライドガイド軸の軸線から
偏心した軸線回りに回転自在な上、下形鋼スライドガイ
ド連結軸の対応する先端部に着脱自在に連結し、上、下
形鋼スライドガイド連結軸の基端部を軸線回りに回転自
在な上、下回転筒内に軸線方向に進退自在にかつ一体的
に回転自在に嵌入し、上、下回転筒を圧延機ハウジング
に取付けた上、下回転駆動源にそれぞれ連動連結するこ
とによって構成することもできる。
軸回りに、軸線が偏心した上、下スライドガイド軸を上
下方向に旋回させることによって、上、下スライドガイ
ド軸に摺動自在に取付けた上、下形鋼ガイドの円滑な開
閉動作を阻害することなく、上、下形鋼ガイドを昇降し
て高さ調整を行なうことができる。また、軸線が相互に
偏心した上、下スライドガイド軸と上、下形鋼スライド
ガイド連結軸を用いることによって、コンパクトな構成
を有する上下ガイド高さ調整機構を実現でき、形鋼圧延
機回りの狭隘な空間にも容易に設置することができる。
つつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本
発明の理解に供する。
延機のガイド装置10、11の全体構成について、図1
〜図6を参照して説明する。図2及び図3に示すよう
に、パスラインP上には、上下方向に配設された対をな
す水平ロール12と、左右方向に配設された対をなす竪
ロール13を具備するユニバーサル圧延機14が設置さ
れている。そして、ユニバーサル圧延機14の直上流側
と直下流側をなす誘導部15、16には、形鋼圧延機の
ガイド装置10、11が配設されている。なお、形鋼圧
延機のガイド装置10、11は、図2及び図3に示すよ
うに、パスラインP上の被圧延材の流れ方向に対称に配
置された点を除いて実質的に同一の構成を有するので、
以下、形鋼圧延機のガイド装置10の構成のみについて
説明する。
ボックス17が誘導部15内にパスラインPに沿って既
に装着された状態で示されている。ガイドボックス17
を形成する左、右側壁18、19には、パスラインPの
上方及び下方をなす位置に、パスラインPと直交する方
向に上、下スライドガイド軸20、21の両端が支承さ
れている。図1〜図3に示すように、上、下スライドガ
イド軸20、21には、パスラインPを中心にして左右
対称にそれぞれ対をなす上、下形鋼ガイド22、23が
摺動自在に取付けられている。図1〜図3に示すよう
に、上、下形鋼ガイド22、23の下面と上面には、H
形鋼からなる被圧延材24の外面、即ち、ウェブ面とフ
ランジ面と接する形鋼ガイド面を有する板状の形鋼ガイ
ド面形成部材25、26が突設されている。
両側方において、圧延機ハウジング27にガイド開閉機
構28が設置されている。ガイド開閉機構28は対をな
す上、下形鋼ガイド22、23に着脱自在に連動連結さ
れており、上、下形鋼ガイド22、23を左右方向に対
称的に移動して開閉することができる。図1及び図4に
示すように、誘導部15の一側方において、圧延機ハウ
ジング27に上下ガイド高さ調整機構29a、29bが
設置されている。上下ガイド高さ調整機構29a、29
bも対をなす上、下形鋼ガイド22、23に着脱可能に
連動連結されており、上、下形鋼ガイド22、23を上
下方向に移動して高さ調整を行なうことができる。
ガイド装置10の各部の構成について、図1〜図6を参
照して詳細に説明する。まず、ガイドボックス17につ
いて説明すると、図1、図5及び図6に示すように、圧
延機ハウジング27の両側部には、それぞれパスライン
Pを平行に延びるガイドボックスシフトレール27aが
設置されている。そして、ガイドボックスシフトレール
27a上にはガイドボックス17の両側部が摺動自在に
載置されている。また、ガイドボックスシフトレール2
7aには、それぞれガイドボックスシフトシリンダ27
bが取付けられており、このガイドボックスシフトシリ
ンダ27bの伸縮ロッドの端部は、ガイドボックス17
の両側部に着脱自在に連結されている。上記した構成に
よって、ガイドボックスシフトシリンダ27bを駆動す
ることによって、ガイドボックス17をパスラインPに
沿って円滑に水平ロール12に向かって移動(シフト)
することができる。
誘導部15に正確に位置させると共に固定するため、圧
延機ハウジング27の両側部には、ガイドボックス17
の前端部と当接してガイドボックス17の移動を停止す
るためのガイドボックスストッパー17aと、ガイドボ
ックス17の後端部にガイドボックス17に押圧状態に
当接するくさび状のガイドボックス固定コッター17b
を進出して、ガイドボックス17を固定するコッター着
脱シリンダ17cが取付けられている。
ると、図1に示すように、上、下形鋼ガイド22、23
の外側面にパスラインP方向に貫通する上、下あり溝3
0、31が形成されている。そして、上、下形鋼ガイド
22、23の上、下方向に一致する外側面に設けた上、
下あり溝30、31には、左右方向に進退自在な平板か
らなるガイド開閉ビーム32の対応する個所に設けた溝
係合部33、34が着脱自在に嵌入係合されている。そ
して、ガイド開閉ビーム32の後面には、圧延機ハウジ
ング27に設置したガイド開閉アクチュエータの一例で
あるガイド開閉シリンダ35の伸縮ロッド36の先部が
枢支連結されている。また、ガイド開閉ビーム32の進
退移動は一対のガイドロッド37によって案内されてい
る。
ダ35を進退駆動することによって、ガイド開閉ビーム
32を介して、上、下形鋼ガイド22、23を左右方向
に対称的に移動して開閉することができる。また、後述
するように、上、下あり溝30、31と溝係合部33、
34との嵌合によって、上、下形鋼ガイド22、23を
パスラインP方向に移動するだけで、ガイド開閉ビーム
32から容易かつ確実に着脱することができる。
9bについて説明すると、図1及び図4に示すように、
上、下形鋼ガイド22、23をそれぞれ摺動自在に取付
ける上、下スライドガイド軸20、21の端部には、
上、下スライドガイド軸20、21の軸線から偏心した
軸線回りに回転自在な上、下形鋼スライドガイド連結軸
38、39の対応する先端部が着脱自在に連結されてい
る。即ち、上、下スライドガイド軸20、21の端部に
は異形断面(例えば、楕円形断面)の突起40、41が
突設されており、これらの突起40、41は、上、下形
鋼スライドガイド連結軸38、39の対応する先端部に
設けた異形断面(例えば、楕円形断面)の孔部42、4
3に着脱自在だが相対回転不能状態に嵌入連結されてい
る。
イド連結軸38、39の基端部は、軸線回りに回転自在
な上、下回転筒44、45内に軸線方向に進退自在にか
つ一体的に回転自在に嵌入されている。即ち、上、下回
転筒44、45内には連結軸着脱シリンダ46、47が
配設されており、その伸縮ロッドの先部は上、下形鋼ス
ライドガイド連結軸38、39の基端部の端面に連結さ
れている。また、上回転筒44には揺動アーム48の基
部が連結されており、揺動アーム48の先部は、誘導部
15の一側方において、圧延機ハウジング27に取付け
られている上回転駆動源の一例である上ガイド高さ調整
シリンダ49の伸縮ロッド50の先部に枢支連結されて
いる。一方、下回転筒45には揺動アーム51の基部が
連結されており、揺動アーム51の先部は、圧延機ハウ
ジング27に基部が枢支されている中間揺動アーム52
の先部に連結ロッド53を介して連結されており、中間
揺動アーム52の中間部は圧延機ハウジング27に取付
けられている下回転駆動源の一例である下ガイド高さ調
整シリンダ54の伸縮ロッド55の先部に枢支連結され
ている。
調整シリンダ49、54を駆動することによって、上、
下形鋼スライドガイド連結軸38、39回りに、軸線が
偏心した上、下スライドガイド軸20、21を上下方向
に旋回させることによって、上、下スライドガイド軸2
0、21に摺動自在に取付けた上、下形鋼ガイド22、
23の円滑な開閉動作を阻害することなく、上、下形鋼
ガイド22、23を昇降して高さ調整を行なうことがで
きる。
ガイド装置10、11の作動について、図7〜図12を
参照して説明する。図7〜図9に示すように、小型の被
圧延材24を圧延する場合には、誘導部15、16に配
置した形鋼圧延機のガイド装置10、11のガイド開閉
シリンダ35を進出駆動して、上、下形鋼ガイド22、
23を上、下スライドガイド軸20、21に沿ってパス
ラインPに向けて左右対称に接近する方向に移動し、形
鋼ガイド面形成部材25、26の内側側面同士が略当接
する位置まで移動する。また、上ガイド高さ調整シリン
ダ49を進出駆動して上形鋼ガイド22を上方からパス
ラインPの向けて移動すると共に、下ガイド高さ調整シ
リンダ54を後退駆動して下形鋼ガイド23を下方から
パスラインPに向けて移動し、形鋼ガイド面形成部材2
5、26を、その先端面同士が略当接する位置まで移動
する。その後、小型の被圧延材24をユニバーサル圧延
機14に通して圧延を行なうことができる。
延材24を圧延する場合には、誘導部15、16に配置
した形鋼圧延機のガイド装置10、11のガイド開閉シ
リンダ35を後退駆動して、上、下形鋼ガイド22、2
3を上、下スライドガイド軸20、21に沿ってパスラ
インPから左右対称に離隔する方向に移動し、形鋼ガイ
ド面形成部材25、26の内側側面が所定距離だけ離れ
る位置まで移動する。また、上ガイド高さ調整シリンダ
49を後退駆動して上形鋼ガイド22をパスラインPか
ら上方に向けて移動すると共に、下ガイド高さ調整シリ
ンダ54を進出駆動して下形鋼ガイド23をパスライン
Pから下方に向けて移動し、形鋼ガイド面形成部材2
5、26を、その先端面が所定距離離れる位置まで移動
する。その後、大型の被圧延材24をユニバーサル圧延
機14に通して圧延を行なうことができる。このよう
に、本実施の形態では、形鋼圧延機のガイド装置10、
11のガイド開閉シリンダ35と、上、下ガイド高さ調
整シリンダ49、54を駆動することによって、被圧延
材24のサイズが異なる場合でも、形鋼圧延機のガイド
装置10、11を用いて被圧延材24を、ユニバーサル
圧延機14に円滑に誘導することができる。
上、下形鋼ガイド22、23とガイド開閉機構28との
連結、及び上、下形鋼ガイド22、23と上下ガイド高
さ調整機構29a、29bとの連結を解除し、上、下形
鋼ガイド22、23をガイドボックス17と共にパスラ
インPに沿って誘導部15、16から外部に引き出し、
ガイドボックス17をクレーン等の所定の移送手段を用
いて補修ヤード等に搬送することができる。従って、形
鋼圧延機のガイド装置10、11のメンテナンス等を容
易かつ迅速に行なうことができる。
の熱を保有すると共に、その表面からスケールが剥離し
て下方に落下することになるが、本実施の形態に係る形
鋼圧延機のガイド装置10、11においては、誘導部1
5、16の側方にガイド開閉機構28や上下ガイド高さ
調整機構29a、29bが配設されているため、上記し
た熱やスケールの影響を受けることがない。さらに、駆
動源であるガイド開閉シリンダ35や、上、下ガイド高
さ調整シリンダ49、54が圧延機ハウジング27の側
方に配置されているので、ガイドボックス17に駆動源
を取付けた場合に必要な配管やセンサ配線を不要とする
ことができ、配管や配線の着脱作業が無くなり、ガイド
装置を短時間に組み替えすることが可能となる。また、
駆動源の予備品を少なくすることができ、取り外すガイ
ドボックス内の機械品の構造がシンプルであることによ
り、予備品の価格を安くでき、メンテナンスが容易であ
る。
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変形例も含むものである。例えば、上記した実
施の形態において、ガイド開閉シリンダや上、下ガイド
高さ調整シリンダの進退動作をセンサで検出し、その検
出値に基づいてこれらのシリンダの駆動制御を行なうこ
とによって、正確な位置制御を行なうことができる。ま
た、同様に、ガイドボックスシフトシリンダや、コッタ
ー着脱シリンダや、連結軸着脱シリンダの進退動作もセ
ンサで検出し、その検出値に基づいてこれらのシリンダ
の駆動制御を行なうことによって、正確な位置制御を行
なうことができる。
装置においては、メンテナンス等が必要な場合は、上、
下形鋼ガイドとガイド開閉機構との連結、及び上、下形
鋼ガイドと上下ガイド高さ調整機構との連結を解除し、
上、下形鋼ガイドをガイドボックスと共にパスラインに
沿って誘導部から外部に引き出し、ガイドボックスを所
定の移送手段を用いて補修ヤード等に搬送することがで
きる。従って、形鋼圧延機のガイド装置のメンテナンス
等を容易かつ迅速に行なうことができ、圧延機ロール組
替や、それらの定期的なメンテナンスや、ミスロール発
生時の対策等を効果的に行なうことができる。また、圧
延に際して、被圧延材は相当の熱を保有すると共に、そ
の表面からスケールが剥離して下方に落下することにな
るが、誘導部の側方にガイド開閉機構や上下ガイド高さ
調整機構が配設されているため、上記した熱やスケール
の影響を受けることがない。さらに、駆動源が圧延機ハ
ウジングの側方に配置されているので、ガイドボックス
に駆動源を取付けた場合に必要な配管やセンサ配線を不
要とすることができ、配管や配線の着脱作業が無くな
り、ガイド装置を短時間に組替することが可能となる。
また、駆動源の予備品を少なくすることができ、取り外
すガイドボックス内の機械品の構造がシンプルであるこ
とにより、予備品の価格を安くでき、メンテナンスが容
易である。
おいては、上、下形鋼ガイドをガイド開閉ビームを介し
て左右方向に移動して開閉することができ、簡単な構成
で、上、下形鋼ガイドの開閉動作を円滑に行なうことが
できると共に、ガイド開閉ビームに容易に連結したり、
その連結を解除することができる。
おいては、上、下形鋼スライドガイド連結軸回りに、軸
線が偏心した上、下スライドガイド軸を上下方向に旋回
させることによって、上、下スライドガイド軸に摺動自
在に取付けた上、下形鋼ガイドの円滑な開閉動作を阻害
することなく、上、下形鋼ガイドを昇降して高さ調整を
行なうことができる。また、軸線が相互に偏心した上、
下スライドガイド軸と上、下形鋼スライドガイド連結軸
を用いることによって、コンパクトな構成を有する上下
ガイド高さ調整機構を実現でき、形鋼圧延機回りの狭隘
な空間にも容易に設置することができる。
ド装置の正面図である。
ド装置の要部の斜視図である。
ド装置のガイドボックスがガイドボックスシフトレール
上に載置されている状態を示す説明図である。
鋼圧延機のガイド装置の動作説明図である。
鋼圧延機のガイド装置の動作説明図である。
鋼圧延機のガイド装置の動作説明図である。
形鋼圧延機のガイド装置の動作説明図である。
形鋼圧延機のガイド装置の動作説明図である。
形鋼圧延機のガイド装置の動作説明図である。
1:形鋼圧延機のガイド装置、12:水平ロール、1
3:竪ロール、14:ユニバーサル圧延機、15:誘導
部、16:誘導部、17:ガイドボックス、17a:ガ
イドボックスストッパー、17b:ガイドボックス固定
コッター、17c:コッター着脱シリンダ、18:左側
壁、19:右側壁、20:上スライドガイド軸、21:
下スライドガイド軸、22:上形鋼ガイド、23:下形
鋼ガイド、24:被圧延材、25:形鋼ガイド面形成部
材、26:形鋼ガイド面形成部材、27:圧延機ハウジ
ング、27a:ガイドボックスシフトレール、27b:
ガイドボックスシフトシリンダ、28:ガイド開閉機
構、29a:上ガイド高さ調整機構、29b:下ガイド
高さ調整機構、30:上あり溝、31:下あり溝、3
2:ガイド開閉ビーム、33:溝係合部、34:溝係合
部、35:ガイド開閉シリンダ、36:伸縮ロッド、3
7:ガイドロッド、38:上形鋼スライドガイド連結
軸、39:下形鋼スライドガイド連結軸、40:突起、
41:突起、42:孔部、43:孔部、44:上回転
筒、45:下回転筒、46:連結軸着脱シリンダ、4
7:連結軸着脱シリンダ、48:揺動アーム、49:上
ガイド高さ調整シリンダ、50:伸縮ロッド、51:揺
動アーム、52:中間揺動アーム、53:連結ロッド、
54:下ガイド高さ調整シリンダ、55:伸縮ロッド
Claims (3)
- 【請求項1】 形鋼圧延機の誘導部に配設される形鋼圧
延機のガイド装置であって、パスラインに沿って前記誘
導部に向けて進退可能としたガイドボックスと、前記パ
スラインの上方及び下方をなす位置で、該パスラインと
直交する状態で前記ガイドボックスに取付けられる上、
下スライドガイド軸と、前記上、下スライドガイド軸
に、前記パスラインを中心にして左右対称に摺動自在に
取付けられると共に被圧延材の外面と接する形鋼ガイド
面を有し、それぞれ対をなす上、下形鋼ガイドと、前記
誘導部の両側方で圧延機ハウジングに設置され、前記対
をなす上、下形鋼ガイドに着脱自在に連動連結され、該
上、下形鋼ガイドを左右方向に対称的に移動可能なガイ
ド開閉機構と、前記誘導部の一側方で前記圧延機ハウジ
ングに設置されると共に前記上、下形鋼ガイドに着脱可
能に連動連結され、該上、下形鋼ガイドを上下方向に移
動可能な上下ガイド高さ調整機構とを具備する形鋼圧延
機のガイド装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の形鋼圧延機のガイド装置
において、前記ガイド開閉機構は、前記上、下形鋼ガイ
ドの外側面に前記パスライン方向に貫通する上、下あり
溝を形成し、前記上、下形鋼ガイドの上、下方向に一致
する外側面に設けた前記上、下あり溝に、左右方向に進
退自在なガイド開閉ビームの対応する個所に設けた溝係
合部を着脱自在に嵌入係合し、前記ガイド開閉ビームの
後面に前記圧延機ハウジングに設置したガイド開閉アク
チュエータを枢支連結することによって構成したことを
特徴とする形鋼圧延機のガイド装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の形鋼圧延機のガイ
ド装置において、前記上下ガイド高さ調整機構は、前記
上、下形鋼ガイドを摺動自在に取付ける上、下スライド
ガイド軸の端部を、該上、下スライドガイド軸の軸線か
ら偏心した軸線回りに回転自在な上、下形鋼スライドガ
イド連結軸の対応する先端部に着脱自在に連結し、該
上、下形鋼スライドガイド連結軸の基端部を軸線回りに
回転自在な上、下回転筒内に軸線方向に進退自在にかつ
一体的に回転自在に嵌入し、該上、下回転筒を前記圧延
機ハウジングに取付けた上、下回転駆動源にそれぞれ連
動連結することによって構成したことを特徴とする形鋼
圧延機のガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03607599A JP3943746B2 (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 形鋼圧延機のガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03607599A JP3943746B2 (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 形鋼圧延機のガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000233215A true JP2000233215A (ja) | 2000-08-29 |
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