JP2000233168A - 有機性廃棄物の発酵処理装置 - Google Patents
有機性廃棄物の発酵処理装置Info
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- JP2000233168A JP2000233168A JP11036642A JP3664299A JP2000233168A JP 2000233168 A JP2000233168 A JP 2000233168A JP 11036642 A JP11036642 A JP 11036642A JP 3664299 A JP3664299 A JP 3664299A JP 2000233168 A JP2000233168 A JP 2000233168A
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Abstract
加熱して、短時間で効率良く発酵処理することのできる
有機性廃棄物の発酵処理装置を得ること。 【解決手段】 発酵槽1に圧縮空気供給管3を接続す
る。圧縮空気供給管3にはボルテックスチューブ4を配
置する。ボルテックスチューブ4の高温空気取り出し管
9を発酵槽1と接続する。ボルテックスチューブ4から
供給される高温空気によって、発酵槽1内の廃棄物は発
酵処理される。
Description
の水分を含有する有機性廃棄物を発酵処理して、有機肥
料等とするものに関し、特に処理槽に供給する空気の温
度を発酵適温に維持して発酵処理を短時間で効率良く行
うことのできる有機性廃棄物の発酵処理装置に関する。
る生ゴミや、水産市場や青果市場や養鶏・養豚場等から
出る生ゴミ、あるいは食品加工業等から出る生ゴミを、
発酵処理し肥料などとしてリサイクル可能なものへ処理
する各種処理機が多数開発され使用されている。例え
ば、特開平9−47747号公報に示されているような
ものが用いられている。これらは、廃棄物を発酵処理に
適した水分率、あるいは、発酵温度にするための加熱手
段として、ボイラーを熱源とする温水や温風を用いてい
た。
置は、加熱手段としてボイラーを熱源とする温水や温風
を用いているために、廃棄物の全体をムラなく加熱する
ことができずに効率良く発酵処理することができない問
題、特に大量の廃棄物を処理する場合に加熱ムラによっ
て長時間を要してしまう問題があった。温水の場合は、
温水自身の保有する熱量が比較的小さいために、廃棄物
に熱を奪われると温水は直ちに温度低下を来たし加熱ム
ラを生じてしまうのである。
得るためにボイラーを設置しなければならず、処理装置
が大掛かりなものとなり、従って、装置が高価なものと
なってしまう問題があった。
単な装置で、且つ、廃棄物の全体をムラなく加熱するこ
とができるようにして、短時間で多量の廃棄物を効率良
く処理することのできる有機性廃棄物の発酵処理装置を
得ることである。
に講じた本発明の手段は、有機性廃棄物を収容する発酵
槽と、当該発酵槽に空気を供給する空気供給部を備え
て、発酵槽内の廃棄物を発酵処理するものにおいて、空
気供給部にボルテックスチューブを配置して、当該ボル
テックスチューブで供給空気を高温空気と低温空気に分
離し、当該分離された高温空気を発酵槽へ供給して廃棄
物を発酵処理するものである。
高圧の圧縮空気を供給してチューブ本体内で高速の渦流
を形成して、渦流の外周付近に断熱圧縮の高圧暖気を生
成すると共に、渦流の中心付近に断熱膨張の低圧冷気を
生成するものである。
ーブを配置して、このボルテックスチューブで生成され
た高温空気を発酵槽へ供給することにより、発酵槽内の
廃棄物はこの高温空気で発酵適温に維持されて発酵処理
される。
当り約15度Cの温度上昇を生じるために、ボルテック
スチューブから40度Cから70度C程度の発酵適温の
高温空気を供給することにより、ボイラー等の大掛かり
な設備を必要とすることなく、効率良く廃棄物を発酵処
理することができる。
と、発酵槽1の外周に設けたジャケット部2と、空気供
給部としての圧縮空気供給管3と、ボルテックスチュー
ブ4とで有機性廃棄物の発酵処理装置を構成する。発酵
槽1は断面略U字型横長形状とし、中央部には回転自在
な回転軸6を介して廃棄物をムラなく攪拌する撹拌翼7
を取り付ける。
ボルテックスチューブ4の入口8を接続する。ボルテッ
クスチューブ4の左端部に、高温空気取り出し管9を設
けて発酵槽1と接続する。また、ボルテックスチューブ
4の右端部には、低温空気取り出し管11を設けて、バ
ルブ11を介して発酵槽1と接続する。低温空気は、発
酵槽1で発酵処理の完了した廃棄物を冷却したり、ある
いは、発酵槽1内の廃棄物の温度が所定温度範囲よりも
上昇した場合に冷却するために使用することができるも
のである。
を発酵槽1内に収容した廃棄物に、その廃棄物の水分率
に応じて噴射する水分噴射管12を取り付けると共に、
発生ガス排出管13を取り付ける。
15を接続して発酵槽1内へ冷却流体を供給したり、蒸
気供給管16と連通した熱交換器17を介して所定温度
となった冷却流体を管18を介して供給したり、あるい
は、蒸気供給管16と管19を介して蒸気を直接発酵槽
1内へ供給することができるようにする。
けた間接加熱容器としてのジャケット部2内で比較的低
温の減圧蒸気を発生して、発酵槽1内の有機廃棄物を間
接加熱して発酵処理することもできる例を示す。
0を設けると共に、ジャケット部2内を予め所定の減圧
状態にして配置する。電磁誘導加熱部20は、円周状に
設けた電磁誘導コイル21,22と、その外周に配置し
た鋼製円筒状の発熱部23とで形成して、発熱部23内
に溜め置いた蒸留水等の熱媒を、電磁誘導コイル21,
22で加熱して蒸発させて熱媒蒸気を発生するものであ
る。
ット部2内に行き渡り、発酵槽1を外部から加熱するこ
とにより、内部の廃棄物を間接加熱するものである。廃
棄物に熱を奪われた熱媒蒸気は凝縮して液滴となり、下
部の発熱部23に滴下して再度電磁誘導コイル21,2
2で加熱されて蒸気となり、このサイクルを繰り返すも
のである。
は、例えば、発酵槽1に投入される初期廃棄物が多量の
水分を含んでいるような場合に用いて、初期水分を短時
間で除去することができるものである。
口から廃棄物を所定量だけ発酵槽1内に投入する。投入
された廃棄物の水分率が図示しない水分率センサで検出
され、発酵処理を開始するのに適した水分率、通常40
から60パーセント程度、を越えている場合は、上述し
たようにジャケット部2での間接加熱を行って事前乾燥
を行うことが望ましい。
なると、ボルテックスチューブ4から高温空気、通常は
40度Cから70度C程度の温度の高温空気を発酵槽1
内に供給しながら、且つ、攪拌翼7で廃棄物を攪拌しな
がら発酵処理を行う。
簡単な装置で、且つ、廃棄物の全体をムラなく高温空気
で加熱することができ、短時間で効率良く発酵処理を行
うことができる。
を示す一部断面構成図。
Claims (1)
- 【請求項1】 有機性廃棄物を収容する発酵槽と、当該
発酵槽に空気を供給する空気供給部を備えて、発酵槽内
の廃棄物を発酵処理するものにおいて、空気供給部にボ
ルテックスチューブを配置して、当該ボルテックスチュ
ーブで供給空気を高温空気と低温空気に分離し、当該分
離された高温空気を発酵槽へ供給して廃棄物を発酵処理
することを特徴とする有機性廃棄物の発酵処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036642A JP2000233168A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 有機性廃棄物の発酵処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036642A JP2000233168A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 有機性廃棄物の発酵処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000233168A true JP2000233168A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12475512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11036642A Pending JP2000233168A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 有機性廃棄物の発酵処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000233168A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094612A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Enzyme Kk | 油分解処理槽 |
JP2018525998A (ja) * | 2015-08-28 | 2018-09-13 | ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ | バイオリアクタ用凝縮器 |
-
1999
- 1999-02-16 JP JP11036642A patent/JP2000233168A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094612A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Enzyme Kk | 油分解処理槽 |
JP2018525998A (ja) * | 2015-08-28 | 2018-09-13 | ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ | バイオリアクタ用凝縮器 |
US11291942B2 (en) | 2015-08-28 | 2022-04-05 | Cytiva Sweden Ab | Bioreactor condenser |
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