JP2000232654A - 信号処理装置及び信号処理方法、撮像装置 - Google Patents

信号処理装置及び信号処理方法、撮像装置

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JP2000232654A
JP2000232654A JP11032971A JP3297199A JP2000232654A JP 2000232654 A JP2000232654 A JP 2000232654A JP 11032971 A JP11032971 A JP 11032971A JP 3297199 A JP3297199 A JP 3297199A JP 2000232654 A JP2000232654 A JP 2000232654A
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luminance signal
level
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Kazuhiro Imaizumi
和宏 今泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色分離フィルタを装着した撮像素子を有する
撮像装置において、輝度段差の発生を防ぐ。 【解決手段】 撮像信号から輝度レベル判定手段11
7、色レベル判別手段119により輝度レベルが所定の
値に達し、かつ色レベル(色相)が所定の領域内にある
かを判別する。そして、これを満たしている場合には輝
度信号置換手段118により輝度レベルを所定の値に置
換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色分離フイルタを
装着した単板固体撮像素子等を使用したカラービデオカ
メラやデジタルカメラ等の撮像装置のための輝度信号処
理を行う信号処理装置及び信号処理方法、撮像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】単板式カラー固体撮像素子(CCD)に
おいては、各画素には夫々ある特定の色フイルタが装着
されており、これらを通して得られる色信号に対して適
当な信号処理を施すことで最終的に輝度信号Yと、2種
類の色差信号RーY,BーYを得ている。
【0003】図8は、CCDから読み出される信号を示
す図である。図8に示すように、例えば、Mg+Yeは
マゼンタ画素の信号とイエロー画素の信号が混合された
信号を示す。他の組み合わせについても同様である。次
に、動作について説明する。
【0004】図7は、上記 従来の信号処理を行う撮像
装置の要部構成を示すブロック図である。図7におい
て、701はレンズであり、レンズ701を通して入射
した光は、CCD702上で結像し、電気信号に変換さ
れる。CCD702からは、図7に示すように垂直に隣
接した2画素が奇数フィールドと偶数フィールドで混合
するペアを垂直方向に1ラインずらして読み出される。
奇数フィールドnライン目に読み出される信号をSn,
(n+1)ライン目に読み出される信号をS(n+1)
とすると Sn=Yn+Cn・sin(2πft) ……(1) S(n+1)=Y(n+1)+C(n+1)・sin(2πft) ……(2 ) と表される。偶数フィールドも同様である。ここで、f
はCCD702の水平画素ピッチの2倍に対応した色信
号の搬送周波数である。
【0005】また、式(1),(2)におけるYn,Y
(n+1)はnライン、(n+1)ラインの輝度信号成
分を、Cn、C(n+1)はnライン、(n+1)ライ
ンの色差信号成分をそれぞれ表し、式(3),(4),
(5),(6),(7),(8),(9),(10)で
示される。ただし、Mg=R+B,Cy=B+G,Ye
=R+Gとする。
【0006】奇数フィールドにおいては Yn=(G+Cy)+(Mg+Ye) =(G+G+B)+(R+B+R+G) =2R+3G+2B ……(3) Y(n+1)=(Mg+Cy)+(G+Ye) =(R+B+B+G)+(G+R+G) =2R+3G+2B ……(4) Cn=(Mg+Ye)−(G+Cy) =(R+B+R+G)−(G+G+B) =2R−G ……(5) C(n+1)=(G+Ye)−(Mg+Cy) =(G+R+G)−(R+B+G+B) =−(2B−G) ……(6) 偶数フィールドにおいては Yn=(Cy+G)+(Ye+Mg) =(G+B+G)+(R+G+R+B) =2R+3G+2B ……(3) Y(n+1)=(Cy+Mg)+(Ye+G) =(G+B+R+B)+(R+G+G) =2R+3G+2B ……(4) Cn=(Ye+Mg)−(G+Cy) =(R+G+R+B)−(G+G+B) =2R−G ……(5) C(n+1)=(Ye+G)−(Cy+Mg) =(R+G+G)−(G+B+R+B) =−(2B−G) ……(6) 以上のことから、CCD702から得られる信号は、C
CD702の水平駆動周波数の半分の周波数を搬送波と
し、1ラインごとに異なった色の変調成分が輝度信号に
多重されたものである。
【0007】この輝度信号および色の変調成分はCCD
702に入力される光の分光成分に応じて変化する。図
9はカラーバー信号を形成するW、Ye,Cy,G,M
g,R,Bに相当する分光成分を有する光源を入力した
場合の輝度信号および変調色信号を示す図である。
【0008】CCD702から出力された電気信号は、
図7に示すようにCDS回路703に入力される。ここ
では、CCD702での電荷転送時に発生するリセット
雑音や1/fノイズを取り除き、黒レベルの変動や横引
きノイズのない映像信号として整える。CDS回路70
3から出力された映像信号は、自動利得調整(AGC)
回路704によって、ゲインを調整された後、A/D変
換器705によりA/D変換され、その後DSP706
に入力される。
【0009】DSP706では上記信号の輝度、色分離
を行い、輝度についてはγ変換部708でγ変換を行
い、Knee変換部709でKnee変換を行い、最後
にローパスフイルタ710によって帯域制限することに
より輝度信号Yを得る。
【0010】また、色信号を取り出すためには色分離回
路707から得られるライン順次色差信号を色同時化回
路711により同時化した後、RGB変換回路(RGB
MAT)712により輝度信号とのマトリクス処理にて
R,G,Bの原色に変換した後、ホワイトバランス制御
回路713によりホワイトバランスゲインコントロール
を受け、色用のγ変換部714でγ変換を行い、kne
e変換部715でKnee変換を行い、最後に色差変換
回路(色差MAT)716によりRーY、BーYの2種
類の色差信号にマトリクス変換されて出力される。
【0011】ところでCCD出力からDSP信号出力ま
での信号のダイナミックレンジの割り振り、いわゆるレ
ベルダイアグラムは図10のように説明される。
【0012】図10において図10(a)はCCDに入
力される光量とCCDより出力されるCCD信号レベル
との関係を示している。輝度信号の100%レベルに相
当するCCDの標準的な出力レベルはその出力信号S/
NとCCDの垂直方向電荷転送路であるVCCD最大電
荷取扱量Vsatから決定されるが信号飽和時の飽和ザ
ラ、ブルーミング現象による妨害および高輝度被写体撮
影時の色相変化を避けるため通常Vsatレベルの1/
4〜1/5のレベルになるように標準光量値を設定す
る。図10(a)は1/4に設定した場合の例であり、
この値は通常の被写体を撮像する場合の測光の基準とな
るものである。
【0013】また、図10(b)はCDS,AGC回路
の入出力特性の関係を示す図であるがCCDの標準的な
出力レベル〜Vsatレベルに対するダイナミックレン
ジを充分に取れば問題はない。
【0014】図10(c)はA/D回路の入出力特性の
関係とDSP回路の入出力特性を重ねて示す図であるが
A/D入出力特性においてはA/Dの入力レンジ(図1
0(c)では300%)を越えるレベルの信号は全てA
/Dの変換最大出力コードに固定される。なお、図10
(c)ではA/D出力レベルを示すたて軸は標準入力時
のA/D出力コードを100%に換算して表示している
(以下同じ)。
【0015】また、DSPでの入出力特性においてはγ
変換部、Knee変換部による非直線変換により、10
0%以上のDSP入力は急激に圧縮される。これは出力
輝度信号のホワイトクリップレベルがビデオ信号伝送手
段のフォーマット、例えばNTSC方式あるいはPAL
方式最近ではデジタル映像信号の伝送方式であるCCI
RREC.601などによってあらかじめ決定および制
約を受けるためであり、図10(c)ではA/Dの入力
レンジを標準の3倍に設定するものとして100%以上
300%までのDSP入力信号はたかだか100%〜1
10%程度のレベルに圧縮されて出力される。
【0016】ところでA/Dの入力レンジにおける標準
レベル値の設定については使用するA/Dコンバーター
のビット数(通常8〜10ビット)による分解能および
直線性などから決定されるが図10(d)に示すように
A/Dの入力レンジを標準の2倍に設定した場合、次の
ような問題がある。すなわちCCDから得られる信号の
レンジは図10(a)に示すように300%まで直線性
があるのに200%以上のレベルはA/Dの入力レンジ
を越えるため、200%で信号がクリップしてしまい、
結果的にCCDのダイナミックレンジが生かされない高
輝度部のつまったものとなる。あるいは図10(e)に
示すようにA/Dの入力レンジを標準の4倍に設定した
場合はA/Dのダイナミックレンジが生かされず、標準
レベル以下の入力信号に対する分解能が不足する。
【0017】すなわち、図10(a)に示すようにCC
Dが良好な直線性を有するレンジとCCDの標準的な出
力レベルとの割合と同じにA/Dのレベルダイアグラム
入出力特性を決定すれば輝度信号の良好な再生が可能で
ある。図10(c)は良好な直線性を有するレンジとし
て一般的な値である300%の場合を例示している。
【0018】従来の映像信号処理装置は、以上のよう
に、輝度信号Ynに色差信号Cnが変調され多重された
信号SnがCDS、AGC回路で処理された後に、A/
Dするように構成されているので、輝度信号Yn,Y
(n+1)のみならず、色差信号Cn,C(n+1)が
変調搬送波のままでA/D回路に入力される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の信号処理装置においては、以下のような問
題点があった。
【0020】ここで前述したカラーバー信号を形成する
W、Ye、Cy、G、Mg、R、Bに相当する分光成分
を有する光源が通常レベルよりも過大に入射入力した場
合の輝度信号および変調色信号がA/Dに入力した場合
について説明する。
【0021】図9(a),(b)に示すようにW、Y
e、Cy、G、MgにおいてはSnとS(n+1)の成
分であるYn,Y(n+1),Cn,C(n+1)は構
成、位相は夫々異なるがR=G=B=1とした場合(図
9(c))のレベルについては同じである。このため過
大入力の場合にA/Dのダイナミックレンジを越えるよ
うなレベルに(Yn+Cn)の部分が達し、レベルクリ
ップが行われてもYn,Y(n+1),Cn,C(n+
1)レベルは結果的に同じになるため問題は無い。
【0022】しかし、R,Bに対してはYn,Y(n+
1),Cn,C(n+1)のレベルがライン毎に異なる
ため、過大に入射入力した場合、(Yn+Cn)の部分
のレベルクリップによりYnとY(n+1)が異なる結
果となる。
【0023】このため、1ラインごとに輝度信号に違い
ができ、いわゆる輝度段差が生じ、画面上に横縞となっ
て現れるという問題点があった。
【0024】図11では例えばYeのような分光成分を
有する光源は通常レベルよりも過大に入射入力した場合
でも輝度段差は生じないことと、例えばRのような分光
成分を有する光源が通常レベルよりも過大に入射入力し
た場合には輝度段差が生ずることを示している。また、
図12ではA/D入力レベルクリップにより生じた輝度
段差がDSP出力レベルに現れることを説明している。
【0025】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、輝度段差の発生を防ぐこと
ができる信号処理装置及び信号処理方法、撮像装置を提
供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の信号処理装置及
び信号処理方法、撮像装置は次のように構成したもので
ある。
【0027】(1)信号処理装置において、色分離フィ
ルタが装着された撮像手段と、該撮像手段から得られた
信号から輝度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出
する検出手段とを有し、該検出手段により検出された輝
度信号のレベル値が所定レベルより大きい場合に前記色
信号のレベル値が所定の範囲にある場合には、前記撮像
手段から得られた輝度信号のレベル値を所定の値に置換
するようにした。
【0028】(2)上記(1)の信号処理装置におい
て、撮像手段から読み出される読み出しラインにおける
垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に置換するよ
うにした。
【0029】(3)信号処理装置において、色分離フィ
ルタが装着された撮像手段と、該撮像手段から得られた
信号から輝度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出
する検出手段とを有し、該検出手段により検出された輝
度信号のレベル値が所定レベルより大きい場合に前記色
信号のレベル値が所定の範囲にある場合には、前記撮像
手段から得られた輝度信号のレベル値を所定の値に圧縮
するようにした。
【0030】(4)上記(3)の信号処理装置におい
て、撮像手段から読み出される読み出しラインにおける
垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に圧縮するよ
うにした。
【0031】(5)信号処理装置において、色分離フィ
ルタが装着された撮像手段と、該撮像手段から得られた
信号から輝度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出
する検出手段とを有し、該検出手段により検出された輝
度信号のレベル値が所定レベルより大きい場合に前記色
信号のレベル値が所定の範囲にある場合には、前記撮像
手段から得られた現走査線の輝度信号のレベル値を前走
査線の輝度信号のレベル値に置き換えるようにした。
【0032】(6)上記(5)の信号処理装置におい
て、現走査線における垂直方向の輝度信号のレベル値を
前走査線の輝度信号のレベル値に置き換えるようにし
た。
【0033】(7)信号処理方法において、色分離フィ
ルタが装着された撮像手段によって得られた信号から輝
度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出手段により
検出し、該検出手段により検出された輝度信号のレベル
値が所定レベルより大きい場合に前記色信号のレベル値
が所定の範囲にある場合には、前記撮像手段から得られ
た輝度信号のレベル値を所定の値に置換するようにし
た。
【0034】(8)上記(7)の信号処理方法におい
て、撮像手段から読み出される読み出しラインにおける
垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に置換するよ
うにした。
【0035】(9)信号処理方法において、色分離フィ
ルタが装着された撮像手段によって得られた信号から輝
度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出手段により
検出し、該検出手段により検出された輝度信号のレベル
値が所定レベルより大きい場合に前記色信号のレベル値
が所定の範囲にある場合には、前記撮像手段から得られ
た輝度信号のレベル値を所定の値に圧縮するようにし
た。
【0036】(10)上記(9)の信号処理方法におい
て、撮像手段から読み出される読み出しラインにおける
垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に圧縮するよ
うにした。
【0037】(11)信号処理方法において、色分離フ
ィルタが装着された撮像手段によって得られた信号から
輝度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出手段によ
り検出し、該検出手段により検出された輝度信号のレベ
ル値が所定レベルより大きい場合に前記色信号のレベル
値が所定の範囲にある場合には、前記撮像手段から得ら
れた現走査線の輝度信号のレベル値を前走査線の輝度信
号のレベル値に置き換えるようにした。
【0038】(12)上記(11)の信号処理方法にお
いて、現走査線における垂直方向の輝度信号のレベル値
を前走査線の輝度信号のレベル値に置き換えるようにし
た。
【0039】(13)撮像装置において、色分離フィル
タが装着された撮像手段と、該撮像手段から得られた信
号から輝度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出す
る検出手段とを有し、該検出手段により検出された輝度
信号のレベル値が所定レベルより大きい場合に前記色信
号のレベル値が所定の範囲にある場合には、前記撮像手
段から得られた輝度信号のレベル値を所定の値に置換す
るようにした。
【0040】(14)上記(13)の撮像装置におい
て、撮像手段から読み出される読み出しラインにおける
垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に置換するよ
うにした。
【0041】(15)撮像装置において、色分離フィル
タが装着された撮像手段と、該撮像手段から得られた信
号から輝度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出す
る検出手段とを有し、該検出手段により検出された輝度
信号のレベル値が所定レベルより大きい場合に前記色信
号のレベル値が所定の範囲にある場合には、前記撮像手
段から得られた輝度信号のレベル値を所定の値に圧縮す
るようにした。
【0042】(16)上記(15)の撮像装置におい
て、撮像手段から読み出される読み出しラインにおける
垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に圧縮するよ
うにした。
【0043】(17)撮像装置において、色分離フィル
タが装着された撮像手段と、該撮像手段から得られた信
号から輝度信号のレベル値と色信号のレベル値を検出す
る検出手段とを有し、該検出手段により検出された輝度
信号のレベル値が所定レベルより大きい場合に前記色信
号のレベル値が所定の範囲にある場合には、前記撮像手
段から得られた現走査線の輝度信号のレベル値を前走査
線の輝度信号のレベル値に置き換えるようにした。
【0044】(18)上記(17)の撮像装置におい
て、現走査線における垂直方向の輝度信号のレベル値を
前走査線の輝度信号のレベル値に置き換えるようにし
た。
【0045】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例によ
る撮像装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、101はレンズであり、レンズ101を通してCC
D102から出力された電気信号は、CDS回路103
に入力される。ここでは、CCD102での電荷転送時
に発生するリセット雑音や1/fノイズを取り除き、黒
レベルの変動や横引きノイズのない映像信号として整え
る。
【0046】CDS回路103から出力された映像信号
は、自動利得調整(AGC)回路104によって、ゲイ
ンを調整された後、A/D変換器105によりA/D変
換され、その後DSP106に入力される。DSP10
6では上記信号の輝度、色分離を行い、輝度については
γ変換部108でγ変換を行い、Knee変換部109
でKnee変換を行い、最後にローパスフイルタ110
によって帯域制限することにより輝度信号Yを得る。
【0047】また、色信号を取り出すためには色分離
(Y/C分離)回路107から得られるライン順次色差
信号を色同時化処理回路111により同時化した後、R
GB変換回路(RGBMAT)112により輝度信号と
のマトリクス処理にてR,G,Bの原色に変換した後、
ホワイトバランス制御回路113によるホワイトバラン
スゲインコントロールを受け、色用のγ変換部114で
γ変換を行い、Knee変換部115でKnee変換を
行い、最後に色差変換回路(色差MAT)116により
RーY、BーYの2種類の色差信号にマトリクス変換さ
れて出力される。
【0048】117は新たに設けた輝度レベル判別手
段、119は新たに設けた色レベル判別手段であり、入
力RGB信号のレベルを判別し、特定の色レベルすなわ
ち色相を判別する。輝度レベル判別手段117では所定
の値以上に輝度レベルが達している場合に新たに設けた
輝度信号置換手段118に判定結果を出力する。色レベ
ル判別手段119は入力RGB信号のレベルを判別し、
特定の色レベルすなわち色相が所定の領域にある場合に
輝度信号置換手段118に判定結果を出力する。
【0049】輝度信号置換手段118はこの判定結果を
受けて、前回路(Knee変換部109)より入力され
る輝度信号を所定の値に置換する。
【0050】なお、図示しないが輝度レベル判別手段1
17の配置位置および色レベル判別手段119の配置位
置は図1に示す位置に限定されることはなく、輝度レベ
ルおよび色レベルすなわち色相が判別できれば図1中の
どこに構成したものであっても良い。また輝度信号置換
手段118の位置においても同様である。
【0051】図2は第1の実施例による各部の入出力特
性を示す図であり、色レベル判別手段119がある特定
の色レベルすなわち色相を判別し、それがある特定の色
相領域にあることを判定し、さらに輝度レベル判別手段
117が所定の値以上に輝度レベルが達している場合で
あることを判定した結果、新たに設けた輝度信号置換手
段118に判定結果を出力することにより、輝度信号置
換手段118が判定結果を受けて、前回路より入力され
る輝度信号を所定の値に置換した場合の例を示してい
る。図2では置換する輝度信号値を例として出力レベル
値で約105%程度となるような場合について例示して
あるがもちろん置換輝度レベル出力はこの値には限定は
されず、どのような値を取っても良い。
【0052】上述した信号処理動作について図3のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、本動作は不図示の
CPUの指示により不図示のROMにあらかじめ格納さ
れているプログラムに基づいて実行される。
【0053】まず、ステップS101において撮像した
信号から輝度レベル判別手段117、色レベル判別手段
119により輝度信号のレベル値及び色信号のレベル値
を検出し、ステップS102において、輝度レベルが所
定の値に達し、かつ色レベルが所定の領域内にあるかを
判別する。そして、これを満たしていれば、ステップS
103において輝度信号のレベル値を輝度信号置換手段
118により所定の値、つまりその読み出しラインにお
ける垂直方向の輝度信号のレベル値が所定の値となるよ
うに置換する。
【0054】このような信号処理を行うことで輝度段差
の発生を防ぐことができる。
【0055】図4は本発明の第2の実施例による撮像装
置の構成を示すブロック図であり、第1の実施例での輝
度信号置換手段の機能をKnee変換部120で代用す
るように構成したものであり、それ以外は第1の実施例
と同じである。Knee変換部120はKnee変換特
性の切り換え手段を有し、前述した輝度レベル判別手段
117、色レベル判別手段119の判定結果を受け、生
じている輝度ライン段差がさらに圧縮されて検知外とな
るレベルになるように前回路(γ変換部108)より入
力される輝度信号にかかるKnee変換特性を変更す
る。
【0056】図5は色レベル判別手段119がある特定
の色レベルすなわち色相を判別し、それがある特定の色
相領域にあることを判定し、さらに輝度レベル判別手段
108が所定の値以上に輝度レベルが達している場合で
あることを判定した結果、新たに設けたKnee変換特
性の切り換え手段を有するKnee変換部120に判定
結果を出力することにより、Knee変換部120が判
定結果を受けて、前回路より入力される輝度信号に通常
のKnee変換特性よりさらに輝度信号圧縮効果の大き
いKnee変換特性に切り換えた場合の例を図示してい
る。
【0057】なお、Knee変換特性の切り換えについ
ては輝度信号の入出力データの変換テーブルの値を切り
換えるなどの方法にてDSPの場合は容易に行える。
【0058】図6は本発明の第3の実施例による撮像装
置の構成を示すブロック図であり、第1の実施例での輝
度信号置換手段を1ライン分の遅延手段121と切り替
え手段122に変更したものである。切り替え手段12
2は前述した輝度レベル判別手段、色レベル判別手段の
判定結果を受け、隣り合うライン間のレベル差が前回路
より入力される輝度信号の輝度ライン段差の大レベルあ
るいは小レベルのいずれか一方の値に固定されるように
切り替え動作を行うものである。
【0059】上記構成により、通常は切り替え手段12
2は図6の下側に接続されているが、輝度信号のレベル
値が所定レベルより大きい場合に色信号のレベルが所定
の範囲にある場合には、切り替え手段112を図6の上
側に接続して現走査線に対する輝度レベル値を前走査線
の値に置き換えるようにする。
【0060】このように上記第1,2,3の実施例によ
れば、色分離フイルタが装着された撮像手段と、輝度信
号のレベル値と色信号のレベル値を該撮像手段から得ら
れる信号より検出する手段と、該検出手段により検出さ
れた前記輝度信号のレベル値が所定レベルより大きい場
合および該検出手段により検出された前記色信号のレベ
ルが所定の範囲にある場合に、前記撮像手段から得られ
る輝度信号の垂直方向の輝度レベルを変更することによ
り撮像手段から得られる水平ライン信号間の輝度段差を
減少させる輝度信号置換手段を有するようにしたので、
様々な被写体の中でも高輝度の原色赤、原色青のような
被写体を撮像したときのみに現れる輝度ライン段差を解
消できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
様々の被写体の中でも高輝度の原色赤、原色青のような
被写体を撮像したときに現れる輝度ライン段差を解消す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例による撮像装置の構成を示すブ
ロック図
【図2】 第1の実施例による各部の入出力特性を示す
【図3】 第1の実施例による信号処理動作を示すフロ
ーチャート
【図4】 第2の実施例による撮像装置の構成を示すブ
ロック図
【図5】 第2の実施例による各部の入出力特性を示す
【図6】 第3の実施例による撮像装置の構成を示すブ
ロック図
【図7】 従来の撮像装置の構成を示すブロック図
【図8】 CCDから読み出される信号を示す図
【図9】 カラーバー信号を形成する各分光成分を光源
を入力した場合の輝度信号および変調色信号を示す図
【図10】 CCD出力からDSP信号出力までのダイ
ナミックレンジの割り振りを示す図
【図11】 過大入射入力した場合に生ずる輝度段差を
示す説明図
【図12】 輝度段差がDSP出力レベルに現れる様子
を示す図
【符号の説明】
106 DSP 117 輝度レベル判別手段 118 輝度信号置換手段 119 色レベル判別手段 120 Knee変換部 121 遅延手段 122 切り替え手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分離フィルタが装着された撮像手段
    と、該撮像手段から得られた信号から輝度信号のレベル
    値と色信号のレベル値を検出する検出手段とを有し、該
    検出手段により検出された輝度信号のレベル値が所定レ
    ベルより大きい場合に前記色信号のレベル値が所定の範
    囲にある場合には、前記撮像手段から得られた輝度信号
    のレベル値を所定の値に置換することを特徴とする信号
    処理装置。
  2. 【請求項2】 撮像手段から読み出される読み出しライ
    ンにおける垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に
    置換することを特徴とする請求項1記載の信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 色分離フィルタが装着された撮像手段
    と、該撮像手段から得られた信号から輝度信号のレベル
    値と色信号のレベル値を検出する検出手段とを有し、該
    検出手段により検出された輝度信号のレベル値が所定レ
    ベルより大きい場合に前記色信号のレベル値が所定の範
    囲にある場合には、前記撮像手段から得られた輝度信号
    のレベル値を所定の値に圧縮することを特徴とする信号
    処理装置。
  4. 【請求項4】 撮像手段から読み出される読み出しライ
    ンにおける垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に
    圧縮することを特徴とする請求項3記載の信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】 色分離フィルタが装着された撮像手段
    と、該撮像手段から得られた信号から輝度信号のレベル
    値と色信号のレベル値を検出する検出手段とを有し、該
    検出手段により検出された輝度信号のレベル値が所定レ
    ベルより大きい場合に前記色信号のレベル値が所定の範
    囲にある場合には、前記撮像手段から得られた現走査線
    の輝度信号のレベル値を前走査線の輝度信号のレベル値
    に置き換えることを特徴とする信号処理装置。
  6. 【請求項6】 現走査線における垂直方向の輝度信号の
    レベル値を前走査線の輝度信号のレベル値に置き換える
    ことを特徴とする請求項5記載の信号処理装置。
  7. 【請求項7】 色分離フィルタが装着された撮像手段に
    よって得られた信号から輝度信号のレベル値と色信号の
    レベル値を検出手段により検出し、該検出手段により検
    出された輝度信号のレベル値が所定レベルより大きい場
    合に前記色信号のレベル値が所定の範囲にある場合に
    は、前記撮像手段から得られた輝度信号のレベル値を所
    定の値に置換することを特徴とする信号処理方法。
  8. 【請求項8】 撮像手段から読み出される読み出しライ
    ンにおける垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値に
    置換することを特徴とする請求項7記載の信号処理方
    法。
  9. 【請求項9】 色分離フィルタが装着された撮像手段に
    よって得られた信号から輝度信号のレベル値と色信号の
    レベル値を検出手段により検出し、該検出手段により検
    出された輝度信号のレベル値が所定レベルより大きい場
    合に前記色信号のレベル値が所定の範囲にある場合に
    は、前記撮像手段から得られた輝度信号のレベル値を所
    定の値に圧縮することを特徴とする信号処理方法。
  10. 【請求項10】 撮像手段から読み出される各読み出し
    ラインにおける垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の
    値に圧縮することを特徴とする請求項9記載の信号処理
    方法。
  11. 【請求項11】 色分離フィルタが装着された撮像手段
    によって得られた信号から輝度信号のレベル値と色信号
    のレベル値を検出手段により検出し、該検出手段により
    検出された輝度信号のレベル値が所定レベルより大きい
    場合に前記色信号のレベル値が所定の範囲にある場合に
    は、前記撮像手段から得られた現走査線の輝度信号のレ
    ベル値を前走査線の輝度信号のレベル値に置き換えるこ
    とを特徴とする信号処理方法。
  12. 【請求項12】 現走査線における垂直方向の輝度信号
    のレベル値を前走査線の輝度信号のレベル値に置き換え
    ることを特徴とする請求項11記載の信号処理方法。
  13. 【請求項13】 色分離フィルタが装着された撮像手段
    と、該撮像手段から得られた信号から輝度信号のレベル
    値と色信号のレベル値を検出する検出手段とを有し、該
    検出手段により検出された輝度信号のレベル値が所定レ
    ベルより大きい場合に前記色信号のレベル値が所定の範
    囲にある場合には、前記撮像手段から得られた輝度信号
    のレベル値を所定の値に置換することを特徴とする撮像
    装置。
  14. 【請求項14】 撮像手段から読み出される読み出しラ
    インにおける垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値
    に置換することを特徴とする請求項13記載の撮像装
    置。
  15. 【請求項15】 色分離フィルタが装着された撮像手段
    と、該撮像手段から得られた信号から輝度信号のレベル
    値と色信号のレベル値を検出する検出手段とを有し、該
    検出手段により検出された輝度信号のレベル値が所定レ
    ベルより大きい場合に前記色信号のレベル値が所定の範
    囲にある場合には、前記撮像手段から得られた輝度信号
    のレベル値を所定の値に圧縮することを特徴とする撮像
    装置。
  16. 【請求項16】 撮像手段から読み出される読み出しラ
    インにおける垂直方向の輝度信号のレベル値を所定の値
    に圧縮することを特徴とする請求項15記載の撮像装
    置。
  17. 【請求項17】 色分離フィルタが装着された撮像手段
    と、該撮像手段から得られた信号から輝度信号のレベル
    値と色信号のレベル値を検出する検出手段とを有し、該
    検出手段により検出された輝度信号のレベル値が所定レ
    ベルより大きい場合に前記色信号のレベル値が所定の範
    囲にある場合には、前記撮像手段から得られた現走査線
    の輝度信号のレベル値を垂直ライン方向に対する前走査
    線の輝度信号のレベル値に置き換えることを特徴とする
    撮像装置。
  18. 【請求項18】 現走査線における垂直方向の輝度信号
    のレベル値を前走査線の輝度信号のレベル値に置き換え
    ることを特徴とする請求項17記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003085986A1 (fr) * 2002-04-08 2003-10-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de traitement de signaux video et procede de traitement de signaux video

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