JP2000232585A - 画像デ―タの圧縮と復元の処理およびシステム、並びに画像形成装置 - Google Patents

画像デ―タの圧縮と復元の処理およびシステム、並びに画像形成装置

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JP2000232585A
JP2000232585A JP11365893A JP36589399A JP2000232585A JP 2000232585 A JP2000232585 A JP 2000232585A JP 11365893 A JP11365893 A JP 11365893A JP 36589399 A JP36589399 A JP 36589399A JP 2000232585 A JP2000232585 A JP 2000232585A
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Douglas N Curry
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 解像度の不一致を考慮に入れた、画像データ
の圧縮・復元システムおよび処理の提供。 【解決手段】 圧縮・復元システムは、圧縮部と復元部
を備える。圧縮部は、ビットワード・マップで表される
画像データを、ビットワード・マップの諸領域に納めら
れたデータの型に基づいて圧縮する。その際、ビットワ
ード・マップを処理して、低空間解像度の連続トーン・
データを提供するとともに、画像内のマークのエッジを
横切る余分の解像度を蓄積して高空間解像度の非連続ト
ーン・データを提供する。復元部は、圧縮データ・ビッ
トワード・マップを復元し、非連続トーン・データが入
っている高空間解像度のデータを、マークのエッジを横
切る余分の解像度を用いて提供し、また、この圧縮デー
タ・ビットワード・マップを復元し、低空間解像度の連
続トーン・データを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に圧縮と復元
のシステムおよび方法に関するものである。さらに具体
的に言えば、本発明は、画像データに表現されるべきマ
ークのエッジの方向に基づいて、そのマークのエッジが
入っている画像領域を圧縮し、復元する圧縮と復元のシ
ステムおよび方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人間の観察者は、連続トーンアート情報
(例えば、ハーフトーン情報)に必要な空間解像度より
も高い空間解像度で、非連続トーンアート情報(例え
ば、テキストおよび/または線画)を見る。なぜなら、
人間の目は、色情報よりも高い空間解像度でコントラス
ト情報を見るからである。それゆえに、連続トーン領域
を表現するのに必要なものよりも高い空間解像度が、非
連続トーン領域を表現するのに必要である。人間の目が
非連続トーン領域を処理するのに必要な情報量と、人間
の目が連続トーン領域を処理するのに必要な情報量との
この相違は、ハイパーアキュイティー(超過敏)による
ものである。ハイパーアキュイティーとは、表現された
画像内のマークの局部的に不揃いのエッジを、人間の視
覚系が、人間の目のレセプタ間隔よりもさらに細かく区
別できることである。最も重要なのは、視覚系の周波数
応答(すなわち、分解能)ではなくて、高精度でエッジ
位置を測定できることである。
【0003】バイトマップ(すなわち、画像の各ピクセ
ルに対して1バイト)で送られるデータは、一般に、そ
の対応する空間解像度が、ピクセルのサイズにだいたい
等しい。高品質の連続トーン領域を形成するには、その
送信データに対するのと同程度の空間解像度は必要でな
い。とはいえ、連続トーン領域は、境界線生成を最小限
に抑えるために、多数のトーンレベルを必要とするか、
あるいは、視覚系が、トーンの変化を認識できることを
要求する。これと対照的に、3ポイントまたは4ポイン
トのテキストなどの非常に細かい非連続トーン・マーク
を形成するには、送信画像データに対して、著しく高い
空間解像度が必要であるが、一般には、より少ないトー
ン・レベルのみが必要である。
【0004】このような場合に、非連続トーン・ピクセ
ルは、必ずしも二値ではなくて、いくつかのグレイレベ
ルから成ることもある。非連続トーン・データは、高品
質のスキャナからスキャンインされる可能性のあるタイ
プか、あるいはアンチ・エイリアシング・タイプと呼ば
れるタイプのものであって、ステアステッピングの除
去、あるいはエッジの位置付けに役立てる部分的な強度
を有する。
【0005】それゆえ、バイトマップにおいて、非連続
トーン領域には、高空間解像度、例えば800×800
ピクセル/インチ(ppi)が必要であるが、一方、連
続トーン領域は低空間解像度、例えば400×400
(ppi)だけを必要とする。それゆえ、高空間解像度
でバイトマップ化された画像データを送ると、連続トー
ン・データを表現するのに不必要な程度の空間解像度
と、無用なデータを処理するための画像システム資源の
無駄とが発生する。
【0006】代りに、ビットマップを使用して、印刷用
に画像データを送る場合には、連続トーン・データを、
プレハーフトーン・ドット形状として送る。適正なプレ
ハーフトーン・ドットを宛先(例えば、プリンタ)に送
るには、境界線生成を避けるために、高空間解像度(例
えば、600×4800ppi)が必要である。しかし
ながら、1インチ当り4800ピクセルの解像度は、非
連続トーン・データにとって、高すぎる解像度である。
【0007】それゆえ、ビットマップを使用するとき、
連続トーン・データを表現するには、非連続トーン・デ
ータを表現するのに必要である以上に高い空間解像度が
必要であり、ここでもやはり、無用のデータを処理する
ための画像システム資源の無駄を引き起こす。
【0008】画像を表現するために、ビットマップを使
用しようと、バイトマップを使用しようと、非連続トー
ン・データと連続トーン・データを表現するための要求
が異なるために、空間解像度の不一致が発生する。それ
にもかかわらず、従来の通り、連続トーン・データ(例
えば、ハーフトーン・データ)と非連続トーン・データ
(例えば、テキストと線画データ)を、プリンタまたは
関連ハードウェアに送り、そこで、バイトマップまたは
ビットマップを、ほぼ同一の空間解像度にて、走査レー
ザ変調に変換する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、解像度の不一致を考慮に入れて、画像データを圧縮
し、復元する圧縮と復元のシステムおよび処理を提供す
る。圧縮と復元のシステムおよび方法の一例示的な実施
例において、ある画像の諸領域は、それらの領域の構成
(例えば、それらの領域が、連続トーン領域であるか、
非連続トーン領域であるかどうか)に基づいて、最適に
圧縮され、復元される。
【0010】別途に、本発明は、連続トーン・データに
妥当な空間解像度を維持し、またメモリ容量と、対応す
る伝送帯域幅の要求値を最小限に抑えながら、非連続ト
ーン・データに対して、空間解像度を少なくとも2倍に
する圧縮と復元のシステムおよび方法を提供する。
【0011】別途に、本発明は、非連続トーン・データ
を用いて表現される画像の外観を向上させるために、非
連続トーン・データの高空間解像度の方向で、余分の解
像度を記憶させる圧縮と復元のシステムおよび方法を提
供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の圧縮と復元のシ
ステムおよび処理により、バイトマップは、非対称に圧
縮され、復元される。圧縮の間、低空間解像度のバイト
マップか、高空間解像度のバイトマップのいずれかを、
データブロックに分けて、連続トーンアート・データ領
域を非連続トーンアート・データ領域から分離すよう
に、区分する。区分されたバイトマップ・データを処理
して、低空間解像度の連続トーン・データと、高空間解
像度の非連続トーン・データを両方とも提供する。
【0013】具体的に言えば、高空間解像度の非連続ト
ーン・データは、エッジを横切る方向(すなわち、表現
されるマークのエッジに直角な方向)での高解像度ピク
セルを量子化し、パックし、またエッジに沿った(すな
わち、エッジに平行な)高解像度ピクセルを廃棄するこ
とで、圧縮される。これらのエッジの方向(例えば垂直
方向または水平方向)を示す追加情報(タグ・ビットと
呼ばれる)と、画像データの型(例えば、連続データま
たは非連続データ)も、復元できるように蓄積される。
【0014】その後、復元中に、非連続トーン・データ
は、エッジを横切る高解像度ピクセルをアンパックし、
エッジに沿った高解像度ピクセルを推定することで、高
空間解像度のバイトマップに復元される。低空間解像度
の連続トーン・データを処理して、低空間解像度の連続
トーン・バイトマップを提供し、後で、そのバイトマッ
プにハーフトーン処理が施される。
【0015】本発明による圧縮と復元のシステムおよび
方法の結果、非連続トーン・データを記憶させるのに必
要なメモリ容量が、従来の高空間解像度のバイトマップ
を記憶させるのに必要なメモリの4分の1まで減らされ
る。このようにメモリの要求値が減らされると同時に、
それに対応して、帯域幅の利用が改善される。その結
果、従来の画像表現に存在する解像度の不一致が排除さ
れる。なぜなら、非連続トーン領域に対して、高空間解
像度のバイトマップ・データが提供されるが、一方、連
続トーン領域に対しては、低空間解像度のバイトマップ
・データが提供され、プリンタ資源の無駄がまったくな
いからである。
【0016】それゆえに、本発明の圧縮と復元のシステ
ムおよび処理は、1バイトが、連続トーン・データを表
しているか、非連続トーン・データを表しているかどう
か考慮に入れている。非連続トーンの圧縮の間、高空間
解像度の4つのアンチ・エイリアシング非連続トーン・
ピクセルのうちの2つが廃棄され、また他の2つが1バ
イトに圧縮される。
【0017】高品質の連続トーン・データを有する40
0バイト/インチ(bpi)の圧縮データ・バイトマッ
プは、例えば800×800bpiの空間解像度にて非
連続トーン・データを生成できるので、非連続トーン・
データの空間解像度の増大は利益をもたらす。これが行
われるのは、バイトマップが使用されるときに、ハーフ
トーン処理が行われて、ハーフトーン・ドットの品質が
プリンタに記憶されるからである。
【0018】本発明のシステムと方法による圧縮データ
においては、圧縮された連続トーン・データに対して1
28のグレイレベルが利用できるのと異なり、非連続ト
ーン・データに対しては、8つのグレイレベルしか利用
できない。256のグレイレベルではなくて8つのグレ
イレベルを用いて、非連続トーン領域を表現すると、い
くらか精度が失われるが、メモリとプリンタ資源の利用
の向上と比較すれば、精度の低下は無視できる。このよ
うな場合、それぞれの方向に、2分の1の圧縮があり、
すなわち、これは、全体的には4分の1の二次元圧縮と
なる。
【0019】本発明は、代りの量子化・パッキングのフ
ォーマッティングを用いて、例えば、非連続トーンレベ
ルに対して、4ないし2(二値)つのグレイレベルに量
子化して、実施できる。このような場合、さらに多くの
圧縮も可能になる。例えば、2ビットを用いて、4つの
グレイレベルが実現され、これらの2ビット値のうちの
3つがパックされて、2つの3ビット値が格納されてい
るのと同じ6ビットに形成できる。こうすれば、一つの
方向に、3分の1の圧縮、すなわち9分の1の二次元圧
縮が与えられることになる。同様に、二値を使用すれ
ば、一つの方向に6分の1の圧縮が与えられることにな
り、すなわち、これは36分の1の二次元圧縮となる。
【0020】さらに、6ビット(および、2つのタグ・
ビット)のほかに、多くの可能なピクセル・ワード長が
あり、これにより、可能な圧縮フォーマッティングの置
き換えが増大する。
【0021】圧縮と復元のシステムおよび方法の一例示
的な実施例において、画像の諸領域は、これらの領域の
構成に基づいて、例えば、これらの領域が、連続トーン
領域であるか、非連続トーン領域であるかどうかに基づ
いて、最適に圧縮され、復元される。
【0022】本発明の圧縮と復元のシステムおよび方法
の第1の例示的な実施例において、圧縮の間に、画像ソ
ースからの高空間解像度のバイトマップ出力を処理し
て、高空間解像度の連続トーン・データと、高空間解像
度の非連続トーン・データを提供する。圧縮の間、連続
トーン・データとして識別されるピクセルの4分の3
は、廃棄されて、低空間解像度の連続トーン・データを
生成する。さらに、非連続トーン・データとして識別さ
れるピクセルの半分は、廃棄されるが、ただし、エッジ
に沿った方向のものだけが廃棄される。具体的に言え
ば、非連続のトーン・ピクセルの半分は、高空間解像度
を、画像内のマークのエッジを横切る方向で維持し、低
空間解像度を、これらのエッジに平行な方向に設けるよ
うなやり方で、廃棄される。それゆえ、低空間解像度の
連続トーン・データと、高空間解像度の一次元非連続ト
ーン・データが生成される。
【0023】さらに、非連続トーン・データの2つのピ
クセルに関する情報が、1データワード(例えば、1バ
イト)に圧縮される。しかしながら、連続トーン・デー
タのただ1つのピクセルに関する情報が、圧縮画像デー
タのそれぞれのバイトに含まれる。非連続トーン・デー
タを記憶させるのに必要なメモリは、オリジナル・メモ
リの4分の1まで減らされる。なぜなら、非連続トーン
・データのピクセルの半分が、エッジに平行な方向で廃
棄され、2つの非連続トーン・データ・ピクセルのデー
タが1バイトの画像データに圧縮されるからである。こ
のように、所要のメモリが減らされると同時に、それに
対応して、帯域幅の利用が改善される。
【0024】これら2つの非連続トーン・ピクセルのそ
れぞれに対応するデータは、圧縮データ・バイト内の3
データ・ビットに納められる。それゆえ、1圧縮データ
・バイトのうちの6ビットには、2つの非連続トーン・
ピクセルに対応するデータが入っている。各圧縮データ
・バイトの残りの2ビットは、このバイトが連続トーン
・データであるか、非連続トーン・データであるかどう
か示すセグメンテーション・ビットと、このデータが非
連続トーン・データである場合に、このデータ・バイト
に対応するピクセルの間にあるエッジの方向を示す方向
ビットである。さらに、この方向ビットは、圧縮データ
・バイトを復元するときに行われる組立て方向も示す。
したがって、圧縮画像データの各バイトには、そのバイ
トに格納されたデータが非連続トーン・データか、連続
トーン・データであるかどうか示すセグメンテーション
・ビットが含まれる。圧縮画像データの当該バイトに、
非連続トーン・データが入っている場合には、このバイ
トにも、このバイトの2つのピクセルの間にあるエッジ
の方向を類別する方向ビットが含まれる。
【0025】圧縮の間、高空間解像度の非連続トーン・
データは、これらのエッジに沿った余分の解像度を持つ
高空間解像度バイトマップに圧縮される。低解像度の連
続トーン・データは、低空間解像度の連続トーン・バイ
トマップを提供するように処理される。復元の間、非連
続トーン・データの廃棄ピクセルと関係のある画像値
は、隣接した圧縮データ・バイト内の情報から合成され
る。具体的に言えば、廃棄ピクセルは、2つの隣接する
非連続トーン・ピクセルの間のエッジに沿った方向に補
間することで、推定できる。
【0026】本発明の圧縮と復元のシステムおよび方法
の第2の例示的な実施例において、画像ソースは、低空
間解像度の連続トーン・データと高空間解像度の非連続
トーン・データを生成する。高空間解像度の非連続トー
ン・データは、第1の例示的な実施例と同じやり方で圧
縮される。低空間解像度の連続トーン・データは圧縮す
る必要はない。その結果得られた圧縮非連続トーン・デ
ータは、第1の実施例と同じやり方で復元されて、高空
間解像度の非連続トーン・データを提供する。第1の例
示的な実施例と同様に、復元中、低空間解像度の連続ト
ーン・データは、低空間解像度のデータを提供するよう
に処理される。
【0027】本発明の圧縮と復元のシステムおよび方法
の第3の例示的な実施例において、画像ソースは、低空
間解像度の連続トーン・データを生成する。この画像ソ
ースは、エッジを横切る方向にのみ高空間解像度を持つ
非連続トーン・データも生成する。その結果、2倍の解
像度を提供するために、バイトマップのサイズを4倍拡
大する必要はない。それゆえ、この処理は、普通なら、
高空間解像度の非連続トーン・データを提供するのに必
要なはずのバイトマップのサイズの4分の1のバイトマ
ップを使用する。本発明のシステムおよび方法のこの第
3の例示的な実施例による圧縮の間、非連続トーン・デ
ータまたは連続トーン・データからは、いかなるピクセ
ルも廃棄されない。
【0028】
【発明の実施の形態】上に簡単に考察した通り、非連続
トーン・データは、従来、連続トーン・データと同じや
り方で表現される。具体的に言えば、非連続トーン・デ
ータは、連続トーン・データを表現するのと同じやり方
で、8データ・ビットで表現される256のグレイレベ
ルを用いて、表現される。非連続トーン・データを適切
に表現するのに、256のグレイレベルが必要でなくて
も、非連続トーン・データが、同一の識別機能を用い
て、プリンタ全体にわたって送られる。
【0029】しかしながら、上で考察した通り、連続ト
ーン・データも、非連続トーン・データも送るこのよう
な一様な処理は、非能率的にメモリを使用するか、ある
いはまた、不十分な画質を発生させる。バイトマップを
使用して、非連続トーン・データを表現するには、連続
トーン・データを表現するよりも高い空間解像度が必要
である。とはいえ、空間解像度を高めると、データ記憶
の要求値が増大する。例えば、空間解像度を400pp
iから800ppiまで高めると、800ppiでバイ
トマップを記憶させるのに必要なメモリは、400pp
iでバイトマップを記憶させるのに必要なメモリの22
倍すなわち4倍である。
【0030】それゆえ、本発明の圧縮と復元のシステム
および方法は、連続トーン・データと非連続トーン・デ
ータとを区別している。これらのデータ型を区別すれ
ば、圧縮と復元は、特定のデータ型を印刷するのに必要
なデータ内の情報に特に適合したものとすることができ
る。
【0031】本発明のシステムと方法は、好ましくは、
ダグラス エヌ.カリーに付与された米国特許第5,4
85,289号(参照によって、そっくりそのまま、こ
こに組み入れられた)に記述された処理およびシステム
などのハイパーアキュイティー印刷の処理およびシステ
ムと連係して、実施される。ハイパーアキュイティー印
刷は、非連続トーン・データとは違ったやり方で、連続
トーン・データを表現する。ハイパーアキュイティー印
刷は、一次元オブジェクトであるエッジを表現する。こ
れらのオブジェクトは、エッジに平行な方向よりも、エ
ッジに直角な方向のほうが、より高い局所空間解像度を
必要とし、いくつかの平行なエッジが、互いに小間隔を
置けるようにしている。これらの一次元オブジェクト
は、エッジに平行な方向では、より低い局所空間解像度
のみを必要とする。なぜなら、この方向においては、画
像がゆっくりと変化するからである。
【0032】ハイパーアキュイティー型プリンタは、非
連続トーン・データ用に、アンチ・エイリアシング・デ
ータを使用できる。アンチ・エイリアシング・データの
グラジエントを調べれば、ピクセルの間にエッジを正確
に位置付けでき、またステアステッピングまたはジャギ
ーを排除できる。実験データにより、非連続トーン・デ
ータに適したアンチ・エイリアシング品質を達成するの
に、1ピクセル当り3データ・ビットまたは4データ・
ビットしか必要としないことが示されている。それゆ
え、非連続トーン・ピクセルは、8ビットを用いる25
6のグレイレベルを使用せずに、3ビット、例えば「0
00」〜「111」で識別される8つのグレイレベルを
用いて、表現される。その結果、非連続トーン・ピクセ
ルを表現するデータは、1ニブル(nibble)(例えば、
3ビット)に含まれ、このニブルは、同様に3ビットを
含み別のピクセルに対応する別のニブルといっしょにパ
ックされて、1バイトとなる。2つの800ppi非連
続トーン・ピクセルを定義するのに必要な情報を、それ
ぞれのバイトに納めることで、このバイトマップで提供
される空間解像度は、余分のメモリをまったく使用せず
に、2倍になる。非連続トーン・バイトでは、残りの2
ビットは、方向ビットとセグメンテーション・ビットを
含む。
【0033】セグメンテーション・ビットは、当該バイ
トが、連続トーン・データであるか、非連続トーン・デ
ータであるかどうかを示す。このセグメンテーション・
ビットは、画像データを、異なるデータ型の諸領域に区
分または分割する任意の公知の技法または後に開発され
た技法の結果として提供される。
【0034】方向ビットは、非連続トーン・データ内の
エッジ、例えばデータ・ニブルで定義されピクセルの間
に位置するエッジの方向を示す。したがって、方向ビッ
トは、圧縮された非連続トーン・バイト内の情報を用い
て、データ合成が行われる方向を示す。
【0035】非連続トーン・バイト内の画像データの2
つのニブルは、データ四分区間(quadrant)内で、互い
にエッジを横切る位置にある2つの800ppiピクセ
ルの画像値を定義する。これは、非連続トーン・データ
の任意の二次元画像内の空間解像度が、本質的に一次元
でしかないからである。ある一つの方向(すなわち、エ
ッジを横切る方向)にのみ、高い空間解像度が現れる。
これと対照的に、他の方向(すなわち、エッジに沿った
方向)の空間解像度は著しく低い。なぜなら、エッジの
両側の画像値が、一般に、このエッジに沿っては変化し
ないからである。したがって、エッジに沿った非連続ト
ーンの800ppiピクセルの未定義の値は、エッジに
沿って該未定義800ppiピクセルに隣接する明示的
に定義された800ppiピクセルの値から合成でき
る。それゆえ、低空間解像度の方向で(すなわち、エッ
ジに沿った方向で)、定義された800ppiピクセル
に隣接する未定義800ppiピクセルの値は、これら
2つの隣接ピクセルの平均となる可能性が高い。
【0036】その結果、本発明の圧縮と復元のシステム
および方法の例示的な実施例において、アンチ・エイリ
アシング・バイトマップが圧縮されるとき、非連続トー
ン・データの各圧縮バイトは、明示的に定義された(す
なわち、高空間解像度の)800ppiピクセル間のエ
ッジ・ラインの方向を示す方向ビットを含む。この方向
は、90°から+/−45°以内の範囲で垂直である
か、あるいは0°から+/−45°以内の範囲で水平で
ある。方向ビットを、水平方向または垂直方向の指標と
して与えると、復元の間、どの800ppiピクセル位
置が合成されるべきか決定するのに充分な情報が、プリ
ント・エンジンに提供される。エッジに直角な方向(す
なわち、エッジを横切る方向)に、800ppiピクセ
ルに関する2倍の明示的なデータを提供することで、従
来のやり方であれば求められるはずの4倍の数の800
ppiピクセルとデータ・バイトを使わずに、2倍の数
の800ppiピクセルだけを用いて(余分のデータ・
バイトなしに)、空間解像度を2倍にすることができ
る。これは、エッジに平行な方向(すなわち、エッジに
沿った方向)の未定義800ppiピクセルは、明示的
に定義された800ppiピクセルに関する情報と、追
加情報(例えば、方向ビット、セグメンテーション・ビ
ット、および、合成されるべき800ppiピクセルを
取巻く他の明示的に定義され、合成された800ppi
ピクセルと関係のある値)を用いて、合成できるからで
ある。
【0037】例えば、垂直エッジが入っている画像デー
タの一つの四分区間を表現しようとするとき、水平方向
にだけ高い空間解像度が必要である。それゆえ、1バイ
トのうちの2つの3ビット・ニブル(すなわち、6ビッ
ト)を使用して、水平に隣接する2つの800ppiピ
クセルを定義し、また、水平に隣接する2つの800p
piピクセルの成す勾配を水平方向に決定するのに必要
なデータを提供して、垂直エッジを表現する。この勾配
は、米国特許第5,485,289号の特許で考察され
る通り、副走査の精度の範囲内でエッジの位置を決定す
るために、使用される。水平(例えば、高速走査)方向
の800ppiピクセルは、明示的に定義されるが、そ
れに反して、垂直(例えば、低速走査)方向の800p
piピクセルは、水平に隣接する800ppiピクセル
用の明示的に定義された画像データと、上述の追加情報
を用いて、合成される。
【0038】水平エッジを表現しようとするときには、
垂直方向にのみ、高い空間解像度が必要である。それゆ
え、このバイト内の2つの3ビット・ニブルを使用し
て、垂直に隣接する2つの800ppiピクセルを定義
し、かつ、これらの垂直に隣接する2つの800ppi
ピクセルの成す勾配を垂直方向に決定するのに必要なビ
ットを提供して、水平エッジを表現し、また副走査精度
にて、この水平エッジを位置付ける。
【0039】連続トーン・データは、非連続トーン・デ
ータよりも粗い解像度であると見なされる。なぜなら、
非連続トーン・データは、印刷用にエッジを正確に位置
付けるのに、さらに高い空間解像度を必要とするからで
ある。とはいえ、連続トーン・データは、従来通り使え
る256のグレイレベルでもたらされる最大ダイナミッ
ク・レンジから利益を得る。それゆえに、圧縮の間、こ
のように粗い連続トーン・データは、事実上、変わらぬ
ままである。すなわち、各連続トーン・データ・バイト
は、7ビットを使用して、最大ダイナミック・レンジを
コード化する。次に、8番目のビットを使用して、この
バイトが連続トーン・データであることを示す。その
後、連続トーン・データの全バイトを使用して、画像を
正確に表現するのに足る異なるグレイレベル(この場合
は、128のグレイレベル)にて、プリンタを駆動す
る。
【0040】圧縮後、圧縮画像データは、最後にプリン
ト・エンジンに送られて、そこで、圧縮された非連続ト
ーン画像データは復元され、高空間解像度に必要な80
0ppiピクセルの半分を形成する。本発明の復元のシ
ステムおよび方法は、セグメンテーション・ビットを使
用して、圧縮画像バイトに、連続トーン・データが入っ
ているか、或いは非連続トーン・データが入っているか
を決定する。圧縮画像バイトが非連続トーン・バイトで
ある場合には、復元のシステムおよび方法は、方向ビッ
トを使用して、高空間解像度の方向を決定し、低空間解
像度の方向で800ppiピクセルを合成する。3ビッ
トのニブル(明示的に定義された2つの800ppiピ
クセル)とともに、余分の800ppiピクセルが、復
元の間、それぞれの非連続トーン・データ・バイトから
合成されて、ピクセルを低空間解像度の方向で、400
ppiの解像度から800ppiの解像度に提供する。
同時に、圧縮画像バイトが連続トーン・データであれ
ば、この復元のシステムおよび方法は、この400pp
iの連続トーン画像データ・バイトを複製して、隣接す
る800ppiピクセルにするか、あるいは、800p
piのグリッドを埋めるのに足る画像データを提供する
だけの隣接する400ppi連続トーン画像データを用
いて、この400ppi連続トーン画像データ・バイト
を平均化する。
【0041】連続トーン・バイトは、例えば1の値を有
するセグメンテーション・ビットによって示すことがで
きる。添付の付録Aに記述される本発明の圧縮法の例示
的な実施例は、1の値を有するセグメンテーション・ビ
ットを用いて、連続トーン・データ・バイトを特定す
る。しかしながら、付録Bに示される例示的な復元処理
は、0の値を有するセグメンテーション・ビットを用い
て、連続トーン・データ・バイトを示す。この差異は、
従来の装置(例えば、従来の画像データ・ソース)との
互換性の考慮と業界の規約の結果である。とはいえ、本
発明のシステムおよび方法の例示的な実施例の以下の説
明において、連続トーン・データ・バイトは、終始一貫
して、0の値を有するセグメンテーション・ビットを用
いて示される。
【0042】図1は、本発明の復元と圧縮のシステムお
よび方法に基づいて圧縮され、復元される画像領域の図
解例である。図1に示される通り、圧縮前に、この画像
領域は400ppiピクセルE、F、G、Hを含む。と
はいえ、この画像領域はまた、4つの四分区間I〜IVに
も分けられる。以下で明らかになるように、それぞれの
四分区間は、復元の間に生成される800ppiピクセ
ルA、B、C、Dに対応する。圧縮の結果、圧縮データ
・バイトP’、Q’、R’、S’は、それぞれの四分区
間I〜IVに対して画像値を定義する。ここで、それぞれ
の四分区間に、800ppi非連続トーン・ピクセル
A、B、C、Dが入っている。非連続トーン・データが
入っている四分区間に納められたエッジを横切る800
ppi解像度を維持しながら、それぞれの四分区間I〜I
V内の800ppiピクセルA〜Dと関係のあるデータ
を圧縮して、400ppiの解像度に対応する1データ
・バイトにするために、800ppiピクセルAと、8
00ppiピクセルBまたはCの1つを、それぞれ3ビ
ット・ニブルにする。すなわち、2つの800ppi非
連続トーン・ピクセルと関係のあるバイト画像値を圧縮
して、1圧縮データ・バイトにする。例えば、圧縮後、
非連続トーン・バイトP’、Q’、R’、またはS’
は、第1の明示的に定義された800ppiピクセルの
画像値を示す3ビット・ニブルα(ビットB7〜B5から
成る)、第2の明示的に定義された800ppiピクセ
ルの画像値を示す3ビット・ニブルγ(ビットB4〜B2
から成る)、これらの明示的に定義された800ppi
ピクセルの間にあるエッジの方向を示す方向ビット
1、このバイトに、非連続トーン・データが入ってい
るか、連続トーン・データが入っているかどうか示すセ
グメンテーション・ビットB0を含む。それゆえ、ニブ
ルαとニブルγは、表現されるマークのエッジを横切る
位置にある非圧縮800ppiピクセルと関係がある。
例えば、四分区間Iの圧縮の間、800ppiピクセル
Aと、800ppiピクセルBまたはCの1つに関係の
ある値(例えば、データ・バイト)をそれぞれ、3ビッ
ト値にする。次に、800ppiピクセルAに対する3
ビット値を使用して、αニブルを形成するが、一方、8
00ppiピクセルBまたはCの1つに対する3ビット
値を使用して、γニブルを形成する。次に、αニブルと
γニブルを、圧縮データ・バイトP’に格納する。
【0043】四分区間Iに、垂直エッジが入っている場
合には、圧縮処理は、800ppiピクセルAおよびB
の画像値を圧縮して、1データ・バイトにする。なぜな
ら、800ppiピクセルBが、800ppiピクセル
Aから垂直エッジを横切るからである。あるいは、四分
区間Iに、水平エッジが入っている場合には、圧縮処理
は、800ppiピクセルAおよびCの画像値を圧縮し
て、1データ・バイトにする。なぜなら、800ppi
ピクセルCが、800ppiピクセルAから水平エッジ
を横切るからである。
【0044】この例において、800ppiピクセルB
またはCの他の1つと、800ppiピクセルDの画像
値は、バイトP’のαニブルとγニブルを形成する目的
では用いられない。もっと適切に言えば、これらの80
0ppiピクセル用の画像値は、廃棄され、バイトP’
のビットB1で示される四分区間I内にあるエッジの方向
により、四分区間IIに対応するデータ・バイト(すなわ
ち、バイトQ’)、および/または、四分区間IIIに対
応するデータ・バイト(すなわち、バイトR’)内の情
報だけでなく、対応するデータ・バイトP’のαニブル
とγニブルからも、復元の間に合成される。例えば、復
元の間、エッジが、四分区間I内で、垂直に800pp
iピクセルAとBの間に延びている場合には、データ・
バイトP’を使用して、四分区間Iの800ppiピク
セルAとBを形成する。特に、αニブルを用いて800
ppiピクセルAを形成し、またγニブルを用いて80
0ppiピクセルBを形成する。復元の間に、800p
piピクセルCとDは廃棄されたので、四分区間Iの8
00ppiピクセルCとDの画像値は、データ・バイト
P’とR’から合成される。
【0045】図2は、四分区間Iに垂直エッジが入って
いることをデータ・バイトP’の方向ビットB1が示す
とき、400ppiピクセルE、F、G、Hで占有され
る領域(例示的な800ppiピクセルの画像値を含む
領域)の一部を示している。図2は、四分区間Iの80
0ppiピクセルA〜D、四分区間IIの800ppiピ
クセルAおよびC、四分区間IIIの800ppiピクセ
ルAおよびB、四分区間IVの800ppiピクセルAを
示す。四分区間Iの800ppiピクセルAの画像値
は、αPである。同様に、四分区間II〜IVの800pp
iピクセルAの画像値は、それぞれαQ、αR、αSで
ある。四分区間Iの800ppiピクセルBは、四分区
間Iの800ppiピクセルAと、四分区間IIの800
ppiピクセルAとの間で、等距離の位置にある。方向
ビットB1は垂直エッジを示すから、四分区間Iの800
ppiピクセルBの画像値は、データ・バイトP’のγ
ニブル(すなわち、γP)である。
【0046】四分区間Iの800ppiピクセルCは、
四分区間Iの800ppiピクセルAと、四分区間IIIの
800ppiピクセルAとの間で、等距離の位置にあ
る。方向ビットB1は垂直エッジを示すから、四分区間I
の800ppiピクセルCの画像値は、(αP+αR)
/2として合成される。
【0047】四分区間IIIの800ppiピクセルB
は、四分区間IIIの800ppiピクセルAと、四分区
間IVの800ppiピクセルAとの間で、等距離の位置
にある。四分区間IIIの800ppiピクセルBの画像
値はRSである。ここで、RSは、R’のバイトのγニ
ブル(すなわち、γR)であるか、あるいは、データ・
バイトR’(四分区間III)とデータバイトS’(四分
区間IV)の2つのαニブルから合成される(すなわち、
(αR+αS)/2である)。画像値RSを決定する特
定の方法は、少なくとも、四分区間IIIに垂直エッジま
たは水平エッジが入っていることを、四分区間IIIと関
係のあるデータ・バイトR’の方向ビットB1が示すか
どうか、またデータ・バイトR’とS’のセグメンテー
ション・ビットB0が、連続トーン・データを示すかど
うかによって決まる。
【0048】同様に、四分区間IIの800ppiピクセ
ルCは、四分区間IIの800ppiピクセルAと、四分
区間IVの800ppiピクセルAとの間で、等距離の位
置にある。800ppiピクセルCの画像値はQSであ
る。ここで、QSは、バイトQ’のγニブル(すなわ
ち、γQ)であるか、あるいは、データ・バイトQ’と
S’から合成される(すなわち、(αQ+αS)/2で
ある)。ピクセルの画像値QSを決定する特定の方法
は、少なくとも、四分区間IIと関係のあるバイトQ’用
の方向ビットB1が、垂直エッジを示すか、水平エッジ
を示すかどうか、また四分区間IIおよびIVと関係のある
データ・バイトQ’およびS’用のセグメンテーション
・ビットB0が、連続トーン・データを示すかどうかに
よって決まる。
【0049】四分区間Iの800ppiピクセルDは、
四分区間I〜IVの800ppiピクセルAとの間で、等
距離の位置にある。四分区間Iの800ppiピクセル
Dの画像値は、(γP+RS)/2として、あるいは
(γP+QS)/2として合成される。800ppiピ
クセルDと関係のある画像値を決定する特定の方法は、
QSまたはRSと関係のある値があるかどうかによって
決まる。例えば、図2に示される通り、四分区間IIと四
分区間IVにそれぞれ対応するデータ・バイトQ’とS’
の両方に連続トーン・データが入っている場合には、Q
Sに対して利用できる値はない。それゆえ、四分区間I
の800ppiピクセルDを(γP+RS)/2として
計算することが適切である。あるいは、四分区間IIIと
四分区間IVにそれぞれ対応するデータ・バイトR’と
S’の両方に連続トーン・データが入っている場合に
は、RSに対して利用できる値はなく、四分区間Iの8
00ppiピクセルDを(γP+QS)/2として計算
することが適切である。
【0050】図3は、四分区間Iに水平エッジが入って
いることをデータ・バイトP’の方向ビットB1が示す
とき、例示的な800ppiピクセル画像値を含む40
0ppiピクセルE、F、G、Hで占有される領域の一
部を図解している。図3は、四分区間Iの800ppi
ピクセルA〜D、四分区間IIの800ppiピクセルA
およびC、四分区間IIIの800ppiピクセルAおよ
びB、四分区間IVの800ppiピクセルAを示す。図
2に示される通り、四分区間I〜IVの800ppiピク
セルAの画像値は、それぞれαP、αQ、αR、αSで
ある。四分区間Iの800ppiピクセルBは、四分区
間Iの800ppiピクセルAと、四分区間IIの800
ppiピクセルAとの間で、等距離の位置にある。方向
ビットB1は水平エッジを示すから、四分区間Iの800
ppiピクセルBの画像値は、(αP+αQ)/2であ
る。四分区間Iの800ppiピクセルCは、四分区間I
の800ppiピクセルAと、四分区間IIIの800p
piピクセルAとの間で、等距離の位置にある。B1
方向ビットは水平エッジを示すから、四分区間Iの80
0ppiピクセルCの画像値は、バイトP’のγニブル
(すなわち、γP)である。
【0051】四分区間IIIの800ppiピクセルB
は、四分区間IIIの800ppiピクセルAと、四分区
間IVの800ppiピクセルAとの間で、等距離の位置
にある。四分区間IIIの800ppiピクセルBの画像
値はRSである。ここで、RSは、バイトR’のγニブ
ル(すなわち、γR)であるか、あるいは、(αR+α
S)/2として、データ・バイトR’(四分区間III)
とデータ・バイトS’(四分区間IV)の2つのαニブル
から合成される。画像値RSを決定する特定の方法は、
少なくとも、四分区間IIIに、垂直エッジまたは水平エ
ッジが入っていることを、データ・バイトR’用の方向
ビットB1が示すかどうか、またデータ・バイトR’お
よびS’用のセグメンテーション・ビットB0が、連続
トーン・データを示すかどうかによって決まる。四分区
間Iの800ppiピクセルDは、四分区間I〜IVの80
0ppiピクセルAから等距離の位置にある。四分区間
Iの800ppiピクセルDと関係のある画像値は、
(γP+QS)/2として、あるいは(γP+RS)/
2として合成される。上で考察された通り、図2に関し
て、四分区間Iの800ppiピクセルDの画像値を決
定する特定の方法は、少なくとも、QSおよびRSに対
する値を利用できるかどうかによって決まる。
【0052】四分区間IIの800ppiピクセルCは、
四分区間IIと四分区間IVの800ppiピクセルAから
等距離の位置にある。800ppiピクセルCの画像値
は、一時的ピクセルQSとして合成される。ここで、一
時的ピクセルQSの画像値は、γQか、(αQ+αS)
/2のいずれかとして合成される。一時的ピクセルQS
の画像値を決定する特定の方法は、少なくとも、四分区
間IIと関係するバイトQ’に対する方向ビットB1が、
垂直エッジを示すか、水平エッジを示すかどうか、また
四分区間IIおよびIVとそれぞれ関係のあるデータ・バイ
トQ’およびS’用のセグメンテーション・ビットB0
が、連続トーン・データを示すかどうかによって決ま
る。
【0053】図4は、本発明の復元のシステムおよび方
法を用いて復元されるバイトP’〜S’に対応する四分
区間I〜IVが入っている400ppiピクセルE、F、
G、Hで占有される領域を示している。図4において、
最後のポインタLSTPTRは、最後の400ppiラ
スタ線の位置を示す。ソース・ポインタSRCPTR
は、現在の400ppiラスタ線の位置を示し、また次
のポインタNXTPTRは、次の400ppiラスタ線
の位置を示す。図4はまた、図1に示されるものと同じ
領域を含む領域も示している。
【0054】図5は、圧縮と復元の間に使用される様々
なポインタに関して、図2と図3に示されるものと同じ
領域を示している。オフセット・ポインタOFSETP
TRは、画像データの1ファイン(すなわち、800p
pi)ラスタ線の長さだけ、ソース・プリンタSRCP
TRの前にあり、圧縮と復元の間、800ppiピクセ
ルA、B、C、Dを位置付ける目的で使用される。
【0055】図6は、本発明による圧縮と復元のシステ
ム100の一般化された機能ブロック図の一例示的な実
施例を示している。この圧縮と復元のシステム100に
は、電子画像データを生成するのにふさわしいいくつか
の異なる装置(例えば、スキャナ、ディジタル複写機、
またはファクシミリ装置)のどれか1つ、あるいは、ネ
ットワークのクライアントまたはサーバのように、電子
画像データを記憶および/または伝送するのにふさわし
い装置である画像ソース110が含まれる。画像ソース
110からの電子画像データは、圧縮と復元のシステム
100のエンコーダ400に提供される。
【0056】特に、エンコーダ400は、圧縮処理にお
いて不必要なデータを廃棄するデータ・ディスカーダ4
10、残りの画像データを複数のM×Mブロックに分け
る画像ブロッキング部420、圧縮部430を含む。画
像ブロッキング部420で行われるブロッキング処理
は、ウィンドウ処理またはクロッピングにより達成さ
れ、それにより、1つ、または複数のM×Mデータ・ブ
ロックを含むデータを、入力文書から、エンコーダ40
0に格納されるブロック・メモリに転送することができ
る。例えば、M×Mブロックの画像データには、1つ、
または複数の四分区間に対応するデータが含まれる。画
像データは、記憶されると、圧縮部430に入力され
る。圧縮部430において、M×Mブロックの画像デー
タは、以下で詳しく考察される通りに、圧縮されて、圧
縮画像データを形成する。
【0057】圧縮画像データは、圧縮されると、チャネ
ル装置または記憶装置300に転送される。チャネル装
置または記憶装置300は、圧縮画像データをデコーダ
500に送るチャネル装置と、圧縮画像データを復号す
る必要が生じるまで、圧縮画像データを不定に記憶させ
る記憶装置のいずれかであるか、あるいはその両方であ
る。チャネル装置は、圧縮画像データを、本発明による
エンコーダ400から、本発明による物理的に直近の、
または遠方のデコーダ500に送る任意の公知の構造体
または装置である。したがって、チャネル装置は、公衆
交換電話網、LANまたはWAN、イントラネット、イ
ンターネット、無線伝送路、他の任意の分散型ネットワ
ーク、もしくは、それらに類するものであり得る。同様
に、記憶装置は、RAM、フロッピーディスク装置とフ
ロッピーディスク、ハードディスク装置とハードディス
ク、フラッシュメモリ、もしくは、それらに類するもの
などのように、圧縮画像データを不定に記憶させる任意
の公知の構造体または装置であり得る。
【0058】次に、圧縮画像データは、下記の通り、デ
コーダ500で復元される。特に、デコーダ500は、
チャネル装置または記憶装置300から圧縮画像データ
を受取る復元部530と、復元部530からの復元画像
データのブロックを、復元画像内の対応する位置に貼り
付ける出力コントローラ510を含む。
【0059】デコーダ500は、エンコーダ400から
物理的に切り離されたものとして、図6に示されている
が、デコーダ500とエンコーダ400は、単一の物理
装置の異なる態様であってもよいものと了解されるべき
である。
【0060】図6に示される通り、出力コントローラ5
10は、復元された画像を出力装置200に送る。出力
装置200は、本発明により生成された復元画像データ
を処理できる任意の装置である。例えば、出力装置20
0は、プリンタ(例えば、レーザ・プリンタ、インクジ
ェット・プリンタ、感熱式プリンタ、ドット・マトリク
ス・プリンタ、ディジタル写真複写機、もしくは、それ
らに類するもの)、表示装置(例えば、CRT、LCD
またはLEDのフラットパネル・ディスプレイ、もしく
は、それらに類するもの)である。さらに、復元部50
0(*「530」の誤り)は、プリンタまたは表示装置
に物理的に組込むことができる。
【0061】図7は、圧縮部430の一例示的な実施例
をさらに詳しく示している。図7に示される通り、圧縮
部430は、入出力インタフェース431、ブロック・
アナライザ432、ケース・セレクタ433、コントロ
ーラ434、および、入出力インタフェース431、ブ
ロック・アナライザ432、ケース・セレクタ433、
コントローラ434を接続するバス435を含む。画像
データのブロックは、入出力インタフェース431を通
じて、圧縮部430に入力される。ブロック・アナライ
ザ432は、コントローラ434の制御のもとに、デー
タ・ブロックの構成を解析して、圧縮を実行する方法を
決定する。ブロックの構成、例えば、画像データのブロ
ック内の非連続トーン・データの量と位置に基づいて、
ケース・セレクタ433は、コントローラ434の制御
のもとに、画像データのブロックの異なる構成を示すい
くつかのケースに基づいて、圧縮を行う。コントローラ
434の制御のもとに、圧縮部430は、選択されたケ
ース(1つ、または複数)に基づいて、以下で考察され
る通りに画像データのブロックを圧縮する。圧縮の間、
画像データのブロックM×Mは、わずか1バイトの画像
データ(このバイトに連続トーン・データが入っている
とき)、あるいは、わずか2バイトの画像データ(これ
らのバイトに、非連続トーン・データが入っていると
き)を含む。
【0062】図8は、復元部530の一例示的な実施例
をさらに詳しく示している。図8に示される通り、復元
部530は、入出力インタフェース531、ブロック・
アナライザ532、ブロック・シンセサイザ533、コ
ントローラ534、データ・エクストラクタ535、お
よびそれらの装置を互いに接続するバス536を含む。
圧縮画像データのブロックは、入出力インタフェース5
31を経て、圧縮部530に入力される。ブロック・ア
ナライザ532は、コントローラ534の制御のもと
に、圧縮画像データの各バイトのセグメンテーション・
ビットと方向ビットを解析して、圧縮画像データの各バ
イトを復元する方法を決定する。圧縮画像データ・バイ
トのセグメンテーション・ビットと方向ビットに基づい
て、データ・エクストラクタ535は、コントローラ5
34の制御のもとに、明示的に定義されたピクセルに対
して(すなわち、単一の連続トーン800ppiピクセ
ルか、1対の非連続トーン800ppiピクセルのいず
れかに対して)、画像値を抜き出す。コントローラ53
4はまた、データ・シンセサイザ533を制御して、非
連続トーン800ppiピクセルに対して、追加値を合
成する。さらに、コントローラ534は、連続トーン・
データの処理も制御して、データ・バイトに格納された
単一の連続トーン・ピクセル値を3つ複製し、800p
piグリッドのピクセルに対して、これらの画像値を適
切に定義するのに必要な値を提供する。具体的に言え
ば、単一の明示的に定義された連続トーン・ピクセルの
画像値を3つ複製することで、復元部530は、4つの
800ppiピクセル向けの画像値を生成する。
【0063】図6〜図8に示される圧縮と復元のシステ
ム100の例示的な実施例の動作の際に、画像ソース1
00は、エンコーダ400に入力される高空間解像度の
画像データを供給する。データ・ディスカーダ410
は、画像データのうち、圧縮と復元の処理に不必要な部
分を廃棄する。例えば、圧縮と復元のシステム100の
第1の例示的な実施例において、画像データ・ソース1
10は、エンコーダ400に入力される高空間解像度の
バイトマップ(例えば、800ppi)の中にある連続
トーン・データと非連続トーン・データを含む画像デー
タを生成する。連続トーン・データの4バイトごとに、
データ・ディスカーダ410は、これらのバイトのうち
の3つを廃棄して、低空間解像度(例えば、400pp
i)の連続トーン・データを画像ブロッキング部420
に出力する。非連続トーン・データの4バイトごとに、
データ・ディスカーダ410は、これらの非連続トーン
・データ・バイトのうちの2つを廃棄して、残りのデー
タの2つの非連続トーン・バイトを画像ブロッキング部
420に出力する。具体的に言えば、データ・ディスカ
ーダ410は、画像データのそれぞれの四分区間内のマ
ークのエッジに平行な方向にあるピクセルに対応する非
連続トーン・データを廃棄する。データ・ディスカーダ
410は、それぞれの画像データ四分区間内のエッジに
直角な方向にあるピクセルに対応する非連続トーン・デ
ータは廃棄しない。それゆえ、4つの非連続トーン・ピ
クセルのデータがデータ・ディスカーダ410に入力さ
れる場合には、このディスカーダは、互いにエッジを横
切る2つのピクセルを出力し、これらのピクセルに隣接
する他の2つのピクセルを廃棄する。
【0064】このような廃棄が行われるのは、デコーダ
500が、廃棄されないピクセルから、低空間解像度の
方向にある非連続トーン・データの廃棄されるピクセル
を合成できるからである。非連続トーン・データの半分
を廃棄して、解像度を、エッジに平行な方向に下げるよ
うにするが、ただし、非連続トーン・データ・バイトの
半分は、空間解像度をエッジに直角な方向に維持するよ
うに保たれる。それゆえ、圧縮と復元のシステム100
のこの第1の例示的な実施例において、データ・ディス
カーダ410は、低空間解像度の連続トーン・データ
と、この画像内のマークのエッジに直角な方向に高空間
解像度を持つ非連続トーン・データを生成する。
【0065】データ・ディスカーダ410による廃棄の
後で、画像ブロッキング部420は、残りの画像データ
を、複数のM×Mブロックに分けて、これらのブロック
を圧縮部430に出力する。次に、圧縮部430は、残
りの画像データのブロックを圧縮する。特に、画像デー
タの現在のブロックが連続トーン画像データである場合
には、圧縮部430は、M×Mブロックの各800pp
iピクセルを順番に入力する。各連続トーン・データ・
バイトのビットB0は、ビットB0の元の値にかかわら
ず、値を0にセットすることで、セグメンテーション・
ビットに変換されて、このバイトに、連続トーン・デー
タが入っていることを示す。
【0066】これと対照的に、画像データの現在のブロ
ックが非連続トーン・データである場合には、圧縮部4
30は、エッジを横切って互いに隣接する2つの非連続
トーン・ピクセルに対応する次の2バイトの非連続トー
ン画像データを入力する。さらに、圧縮部430は、隣
接する2つの非連続トーン・ピクセルの間のエッジが垂
直であるか、水平であるかどうかも決定する。次に、圧
縮部430は、非連続トーン画像データの第1の非圧縮
バイトの3つの最上位ビットB7〜B5を選択し、また非
連続トーン画像データの第2の非圧縮バイトの次の3つ
の最上位ビットB7〜B5を選択し、第1および第2の非
圧縮データ・バイトの選択されたビットB7〜B5とB7
〜B5を、対応する圧縮データ・バイトのビットB7〜B
2として格納する。次に、圧縮部430は、エッジが垂
直であるか、水平であるかどうかにより、方向ビットB
1を、それぞれ0または1にセットする。次に、圧縮部
430は、セグメンテーション・ビットB0を1にセッ
トして、圧縮データ・バイトに非連続トーン・データが
入っていることを示す。
【0067】非連続トーン・ピクセルの半分に相当する
データが、エッジに平行な方向で廃棄されるので、圧縮
された非連続トーン・データを記憶するのに必要なメモ
リは、オリジナルの非連続トーン・データを記憶させる
のに必要なメモリの4分の1に減らされる。廃棄された
非連続トーン・データと関係のある値は、非連続トーン
・データの取巻きバイト内の方向ビットB1、セグメン
テーション・ビットB0、および他の明示的に定義され
たデータを用いて、合成されて、非連続トーン・データ
の空間解像度を向上させる。この廃棄された連続トーン
・データ・バイトは、デコーダ500により推定され
て、800ppiグリッドを用いて印刷される画像に対
して、画像値を提供するための十分なデータを生成す
る。とはいえ、この連続トーン・データは、低空間解像
度(例えば、400ppi)のままである。なぜなら、
上で考察された通り、複製は、連続トーン・データの空
間解像度を向上させないからである。具体的に言えば、
デコーダは、4つの800ppiピクセルを生成するた
めに、明示的に定義されたピクセルの画像値を単に複製
するだけである。しかしながら、4つの800ppiピ
クセルを生成するために使用される情報が同一であるか
ら、その結果、得られた4つの800ppiピクセル
は、単一の400ppiピクセル値と等価である。
【0068】本発明による圧縮と復元のシステム100
の第2の例示的な実施例の動作の際に、画像ソース11
0は、例えば400ppi解像度にて低空間解像度の連
続トーン・データと、例えば800ppi解像度にて高
空間解像度の非連続トーン・データを供給する。それゆ
え、高空間解像度の非連続トーン・データは、圧縮と復
元のシステム100の第1の例示的な実施例の場合と同
じやり方で圧縮される。とはいえ、データ・ディスカー
ダ410は、いかなる連続トーン・データも廃棄する必
要はない。なぜなら、このデータは、すでに低空間解像
度を持っているからである。それゆえ、圧縮と復元のシ
ステム100の第1の例示的な実施例と同様に、データ
・ディスカーダ410は、低空間解像度の連続トーン・
データと、この画像内のマークのエッジに直角な方向に
高空間解像度を持つ非連続トーン・データを生成する。
【0069】その後、画像ブロッキング部420は、残
りの画像データを、複数のM×Mブロックに分けて、こ
れらのブロックを圧縮部430に出力する。次に、圧縮
部430は、残りの画像データのブロックに圧縮を行
う。特に、画像データの現在のブロックに、連続トーン
画像データが入っている場合には、圧縮部430は、こ
のブロックの各ピクセルを順番に入力する。各連続トー
ン・バイトのビットB0は、ビットB0の元の値にかかわ
らず、値を0にセットすることで、セグメンテーション
・ビットに変換されて、連続トーン・データを示す。
【0070】これと対照的に、画像データの現在のブロ
ックが非連続トーン・データである場合には、圧縮部4
30は、エッジを横切って互いに隣接する2つの非連続
トーン・ピクセルに対応する次の2バイトの非連続トー
ン画像データを入力する。さらに、圧縮部430は、隣
接する2つの非連続トーン・ピクセルの間のエッジが垂
直であるか、水平であるかどうかも決定する。次に、圧
縮部430は、2つの非連続トーン画像データ・バイト
のそれぞれの3つの最上位ビットB7〜B5を抜き出し
て、これらの6ビットを、対応する圧縮データ・バイト
のビットB7〜B2として格納する。次に、圧縮部430
は、エッジが垂直であるか、水平であるかどうかによ
り、方向ビットB1を、それぞれ0または1にセットす
る。次に、圧縮部430は、セグメンテーション・ビッ
トB0を1にセットする。
【0071】本発明による圧縮と復元のシステム100
の第3の例示的な実施例の動作の際に、画像ソース11
0は、低空間解像度の連続トーン・データを供給する。
さらに、画像ソース110は、画像データ内のエッジに
直角な方向にのみ、高空間解像度を持つ非連続トーン・
データも供給する。それゆえに、画像ソース110が供
給する画像データは、データ・ディスカーダ410で、
不変のまま通過される。したがって、圧縮と復元のシス
テム100のこの第3の例示的な実施例において、デー
タ・ディスカーダ410は、省略されて、画像データ
を、画像ブロッキング部420に直接に提供することが
できる。それゆえに、画像ソース110で供給される記
憶画像データを送り、かつ/または、記憶させるには、
従来必要であるものよりも著しく少ないメモリだけが要
求される。
【0072】画像ブロッキング部420は、この供給さ
れた画像データを、複数のM×Mブロックに分けて、こ
れらのブロックを圧縮部430に出力する。次に、圧縮
部430は、供給された画像データのブロックを圧縮す
る。特に、画像データの現在のブロックに、連続トーン
画像データが入っている場合には、圧縮部430は、こ
のブロックの各ピクセルを順番に入力する。各連続トー
ン・バイトのビットB 0は、その画像データ・バイトの
ビットB0の元の値にかかわらず、値を0にセットする
ことで、セグメンテーション・ビットに変換される。
【0073】これと対照的に、画像データの現在のブロ
ックが非連続トーン・データである場合には、圧縮部4
30は、エッジを横切って互いに隣接する2つの非連続
トーン・ピクセルに対応する次の2バイトの非連続トー
ン画像データを入力する。さらに、圧縮部430は、隣
接する2つの非連続トーン・ピクセルの間のエッジが垂
直であるか、水平であるかどうかも決定する。次に、圧
縮部430は、2つの非連続トーン画像データ・バイト
のそれぞれの3つの最上位ビットB7〜B5を抜き出し
て、これらの6ビットを、対応する圧縮データ・バイト
のビットB7〜B2として格納する。次に、圧縮部430
は、エッジが垂直であるか、水平であるかどうかによ
り、方向ビットB1を、それぞれ0または1にセットす
る。次に、圧縮部430は、セグメンテーション・ビッ
トB0を1にセットする。
【0074】その結果得られた圧縮された非連続トーン
・データは、圧縮と復元のシステム100の第1の例示
的な実施例と同じやり方で復元されて、高空間解像度の
非連続トーン・データを提供する。低空間解像度の連続
トーン・データは、第1の実施例と同じやり方で、低空
間解像度のデータを提供するように処理される。
【0075】圧縮処理のうち、圧縮部430で行われる
部分は、上記で考察された圧縮と復元のシステム100
の3つの例示的な実施例に対して、同じである。同様
に、復元処理のうち、復元部530で行われる部分は、
上記で考察された圧縮と復元のシステム100の3つの
例示的な実施例と同じである。
【0076】図9〜図12は、本発明により、連続トー
ン画像データと非連続トーン画像データを圧縮する方法
の一例示的な実施例を略述したものである。予備的なこ
ととして、800ppiピクセルA、B、C、Dの以下
の考察は、データ・バイトA’、B’、C’、D’も参
照することが認識されるべきである。これらのデータ・
バイトA’、B’、C’、D’は、ブロッキングの後で
圧縮される。それゆえ、バイトA’には、800ppi
ピクセルAに対応する非圧縮データが入っている。同様
に、バイトB’、C’、D’には、それぞれ800pp
iピクセルB、C、Dに対応する非圧縮データが入って
いる。以下で考察される本発明による圧縮の方法および
システムは、データ・バイトA’、B’、C’、D’
に、非可逆圧縮(lossy decompressi
on)を行って、データを、1情報バイト(例えば、図
1に示されるバイトP’)に圧縮する。
【0077】図9に示される通り、圧縮処理は、ステッ
プS100で開始し、ステップS110に進み、ここ
で、圧縮処理の間、使用されるポインタが設定され、増
分される。例えば、付録Aに略述される方法の例示的な
実施例に示される通り、ポインタと変数i、j、pxe
lPtr、scnPtr、bA、bB、bC、bDが、
圧縮処理の間、使用される。ステップS110におい
て、これらのポインタが設定されて、各画像領域が圧縮
された後で増分される。これらのポインタは、増分され
て、圧縮されるM×Mのデータ・ブロックに対応する次
の画像領域(例えば、画像データの次の四分区間など)
に移る。それゆえ、以下で明らかになるように、制御
は、ステップS110に移って、各画像領域の圧縮後
に、次の画像領域を解析する。次に、制御は、ステップ
S120に移る。
【0078】ステップS120において、データ・バイ
トA’内のセグメンテーション・ビットB0を参照する
ことで、800ppiピクセルAが連続トーン・データ
であるか、非連続トーン・データであるかどうか決定す
る。ステップS120において、800ppiピクセル
Aが、非連続トーン・データであると決定される場合に
は、制御は、ステップS130に移る。そうでなけれ
ば、制御は、図12に示されるステップS280にジャ
ンプする。ステップS130において、データ・バイト
B’内のセグメンテーション・ビットB0を参照するこ
とで、800ppiピクセルBが連続トーン・データ
か、非連続トーン・データであるかどうか決定する。ス
テップS130において、800ppiピクセルBが、
非連続トーン・データであると決定される場合には、制
御は、ステップS140に移る。そうでなければ、制御
は、図11に示されるステップS210にジャンプす
る。
【0079】ステップS140において、データ・バイ
トC’内のセグメンテーション・ビットB0を参照する
ことで、800ppiピクセルCが連続トーン・データ
であるか、非連続トーン・データであるかどうか決定す
る。ステップS140において、800ppiピクセル
Cが、非連続トーン・データであると決定される場合に
は、制御は、ステップS150に移る。そうでなけれ
ば、制御は、図10に示されるステップS180にジャ
ンプする。
【0080】ステップS150において、データ・バイ
トD’内のセグメンテーション・ビットB0を参照する
ことで、800ppiピクセルDが連続トーン・データ
であるか、非連続トーン・データであるかどうか決定す
る。ステップS150において、800ppiピクセル
Dが、非連続トーン・データであると決定される場合に
は、制御は、ステップS160に継続する。ステップS
160において、データ・バイトA’〜D’が、ケース
0に基づいて圧縮されて、ピクセルA、B、C、Dが入
っている四分区間に納められた非連続トーン・データを
圧縮する。次に、制御は、ジャンプして、ステップS1
10に戻る。
【0081】ステップS150において、800ppi
ピクセルDが連続トーン・データである場合には、制御
はステップS170に移り、ここで、ケース1を用い
て、圧縮を行う。次に、制御は、ジャンプして、ステッ
プS110に戻る。
【0082】図10に示されるステップS180におい
て、バイトD’に、非連続トーン・データが入っている
か、連続トーン・データが入っているかどうか決定す
る。ステップS180において、バイトD’が、非連続
トーンであると決定される場合には、制御は、ステップ
S190に移る。そうでなければ、制御は、図10に示
されるステップS200にジャンプする。ステップS1
90において、バイトA’〜D’は、ケース2を用いて
圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップS
110に戻る。これと対照的に、ステップS200にお
いて、バイトA’〜D’は、ケース3を用いて圧縮され
る。次に、制御は、ジャンプして、ステップS110に
戻る。
【0083】ステップS210において、800ppi
ピクセルCが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルCが、非連続トーン・データであると決定される場
合には、制御は、ステップS220に移る。そうでなけ
れば、制御は、ステップS250にジャンプする。ステ
ップS220において、バイトA’〜D’は、ケース4
を用いて圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ス
テップS110に戻る。これと対照的に、ステップS2
50において、バイトA’〜D’は、ケース5を用いて
圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップS
110に戻る。
【0084】ステップS250において、800ppi
ピクセルDが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルDが、非連続トーン・データであると決定される場
合には、制御は、ステップS260に移る。そうでなけ
れば、制御は、ステップS270にジャンプする。ステ
ップS260において、バイトA’〜D’は、ケース6
を用いて圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ス
テップS110に戻る。これと対照的に、ステップS2
70において、これらのデータ・バイトは、ケース7を
用いて圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステ
ップS110に戻る。
【0085】ステップS280において、800ppi
ピクセルBが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルBが、非連続トーン・データであると決定される場
合には、制御は、ステップS290に移る。そうでなけ
れば、制御は、ステップS360にジャンプする。
【0086】ステップS290において、800ppi
ピクセルCが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルCが、非連続トーン・データであると決定される場
合には、制御は、ステップS300に移る。そうでなけ
れば、制御は、ステップS330にジャンプする。
【0087】ステップS300において、800ppi
ピクセルDが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルDが、非連続トーン・データである場合には、制御
は、ステップS310に移る。そうでなければ、制御
は、ステップS320にジャンプする。ステップS30
0において、バイトA’〜D’は、ケース8を用いて圧
縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップS1
10に戻る。これと対照的に、ステップS320におい
て、これらのバイトA’〜D’は、ケース9を用いて圧
縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップS1
10に戻る。
【0088】ステップS330において、800ppi
ピクセルDが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルDが、非連続トーン・データである場合には、制御
は、ステップS340に移る。そうでなければ、制御
は、ステップS350にジャンプする。ステップS34
0において、バイトA’〜D’は、ケース10を用いて
圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップS
110に戻る。これと対照的に、ステップS350にお
いて、これらのバイトA’〜D’は、ケース11を用い
て圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップ
S110に戻る。
【0089】ステップS360において、800ppi
ピクセルCが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルCが、非連続トーン・データであると決定される場
合には、制御は、ステップS370に移る。そうでなけ
れば、制御は、ステップS400にジャンプする。
【0090】ステップS370において、800ppi
ピクセルDが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルDが、非連続トーン・データである場合には、制御
は、ステップS380に移る。そうでなければ、制御
は、ステップS390にジャンプする。ステップS38
0において、バイトA’〜D’は、ケース12を用いて
圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップS
110に戻る。これと対照的に、ステップS390にお
いて、これらのバイトA’〜D’は、ケース13を用い
て圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップ
S110に戻る。
【0091】ステップS400において、800ppi
ピクセルDが連続トーン・データであるか、非連続トー
ン・データであるかどうか決定する。800ppiピク
セルDが、非連続トーン・データである場合には、制御
は、ステップS410に移る。そうでなければ、制御
は、ステップS420にジャンプする。ステップS41
0において、バイトA’〜D’は、ケース14を用いて
圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップS
110に戻る。これと対照的に、ステップS420にお
いて、これらのバイトA’〜D’は、ケース15を用い
て圧縮される。次に、制御は、ジャンプして、ステップ
S110に戻る。
【0092】図29は、バイトA’〜D’に納められて
いる800ppiピクセルA〜Dのそれぞれについて、
個々の状態(連続トーンまたは非連続トーン)を示し、
それらの状態をそれぞれ、16のケース0〜15のそれ
ぞれに対応させている。
【0093】図29に示される通り、ケース0は、すべ
て非連続トーン・データである800ppiピクセル
A、B、C、Dを含む画像領域に該当する。ケース1
は、800ppiピクセルA、B、Cに非連続トーン・
データ、800ppiピクセルDに連続トーン・データ
が入っている画像領域に該当する。ケース2は、800
ppiピクセルA、B、Dが連続トーン・データであ
り、また800ppiピクセルCが非連続トーン・デー
タである画像領域に該当する。ケース3は、800pp
iピクセルAとBに対して非連続トーン・データ、80
0ppiピクセルCとDに対して連続トーン・データが
入っている画像領域に該当する。ケース4は、800p
piピクセルA、C、Dが非連続トーン・データであ
り、また800ppiピクセルBが連続トーン・データ
である画像領域に該当する。ケース5は、非連続トーン
・データである800ppiピクセルAとC、および、
連続トーン・データである800ppiピクセルBとD
を含む。ケース6は、連続トーンの800ppiピクセ
ルBとC、および、非連続トーンの800ppiピクセ
ルAとDを含む画像に該当する。ケース7は、800p
piピクセルB、C、Dが連続トーン・データであり、
また800ppiピクセルAが非連続トーン・データで
ある画像領域に該当する。
【0094】ケース8は、800ppiピクセルB、
C、Dが非連続トーン・データであり、また800pp
iピクセルAが連続トーン・データである画像領域に該
当する。ケース9は、非連続トーンの800ppiピク
セルBとC、および、連続トーンの800ppiピクセ
ルAとDを含む画像領域に該当する。ケース10は、8
00ppiピクセルAとCが連続トーン・データであ
り、また800ppiピクセルBとDが非連続トーン・
データである画像領域に該当する。ケース11は、連続
トーンの800ppiピクセルA、C、D、および、非
連続トーンの800ppiピクセルBを含む画像領域に
該当する。ケース12は、800ppiピクセルAとB
が連続トーン・データであり、また800ppiピクセ
ルCとDが非連続トーン・データである画像領域に該当
する。ケース13は、連続トーンの800ppiピクセ
ルA、B、D、および、非連続トーンの800ppiピ
クセルCを含む画像領域に該当する。ケース14は、8
00ppiピクセルA、B、Cが連続トーン・データで
あり、また800ppiピクセルDが非連続トーン・デ
ータである画像領域に該当する。ケース15は、800
ppiピクセルA〜Dがすべて、連続トーン・データで
ある画像領域に該当する。
【0095】図13は、圧縮ステップS160の一例示
的な実施例をさらに詳しく略述したものである。図13
に示される通り、ケース0を用いる圧縮では、800p
piピクセルA、B、C、Dが入っている四分区間内に
あるエッジが垂直であるか、水平であるかどうか決定し
なければならない。それゆえ、ステップS160で開始
して、制御がステップS162に継続し、そこで、80
0ppiピクセルAを表すデータを使用して、この四分
区間内にあるエッジが垂直であるか、水平であるかどう
か決定する。これは、バイトA’の方向ビットB1が、
水平エッジを表すか、垂直エッジを表すかどうか決定す
るために、バイトA’を解析することで、実行される。
【0096】この四分区間内に納められたエッジの向き
を決定するために、バイトA’、B’、C’、または
D’の任意のものについて、解析が行われる。例えば、
下記のケースでは、図21に関して以下で考察されるケ
ース8のように、800ppiピクセルAが連続トーン
・データであるときに、バイトA’は、方向ビットを有
さない。なぜなら、ビットB1は、連続トーン・ピクセ
ルAに適切なグレイレベルを定義する画像データの一部
であるからである。それゆえに、ケース8では、この処
理は、代りのデータ・バイトを参照して、この四分区間
内のエッジの向きを決定しなければならない。
【0097】ケース0を用いる圧縮に戻って、ステップ
S162において、バイトA’の方向ビットB1が、水
平エッジを示すと決定が下される場合には、制御は、ス
テップS164に移る。そうでなければ、制御は、ステ
ップS166にジャンプする。ステップS164におい
て、800ppiピクセルAの画像値を表す3ビット値
が、α用にバイトA’から抜き出され、また800pp
iピクセルBの画像値を表す3ビット値が、γ用にバイ
トB’から抜き出される。これらの3ビット値は、バイ
トA’およびB’のそれぞれに対して、8つの可能な画
像値の1つを定義する。その結果得られた圧縮データの
バイトは、800ppiピクセルAの画像値を表すビッ
トB7〜B5、800ppiピクセルBの画像値を表すビ
ットB4〜B2、この四分区間に垂直エッジが入っている
ことを示す方向ビットB1、圧縮データのこのバイト
が、非連続トーン・データが入っている四分区間に対応
していることを示すセグメンテーション・ビットB0
含む。この結果得られた圧縮データ・バイトは、上に挙
げたバイトP’、Q’、R’、またはS’の1つを提供
し、これは、以下で詳しく説明される復元処理との関連
で考察される。次に、制御は、ステップS168にジャ
ンプする。
【0098】別法として、ステップS166において、
800ppiピクセルAの画像値を表す3ビット値が、
α用にバイトA’から抜き出され、また800ppiピ
クセルCの画像値を表す3ビット値が、γ用にバイト
C’から抜き出される。その結果得られた圧縮データの
バイトは、バイトA’の画像値を表すビットB7〜B5
バイトC’の画像値を表すビットB4〜B2、この四分区
間に水平エッジが入っていることを示す方向ビット
1、圧縮データ・バイトに非連続トーン・データが入
っていることを示すセグメンテーション・ビットB0
含む。次に、制御がステップS168に継続し、そこ
で、制御が、ジャンプして、ステップS110に戻る。
【0099】図14は、ステップS170の一例示的な
実施例をさらに詳しく略述したものである。図14に示
される通り、ケース1を用いる圧縮では、画像データの
四分区間に、垂直エッジが入っているか、水平エッジが
入っているかどうか決定しなければならない。それゆ
え、ステップS170で開始して、制御がステップS1
72に継続し、そこで、バイトA’の方向ビットB1
垂直エッジを示すか、水平エッジを示すかどうか決定が
下される。ステップS172において、この方向ビット
が、水平エッジを示すと決定が下される場合には、制御
は、ステップS174に移る。そうでなければ、制御
は、ステップS176にジャンプする。ステップS17
4において、800ppiピクセルAの画像値を表す3
ビット値が、α用にバイトA’から抜き出され、また8
00ppiピクセルBの画像値を表す3ビット値が、γ
用にバイトB’から抜き出される。その結果得られた圧
縮データのバイトは、800ppiピクセルAの画像値
を表すビットB7〜B5、800ppiピクセルBの画像
値を表すビットB4〜B2、この四分区間に垂直エッジが
入っていることを示す方向ビットB1、画像データの圧
縮四分区間内で非連続トーン・データを表すセグメンテ
ーション・ビットB0を含む。次に、制御は、ステップ
S178にジャンプする。
【0100】或いは、ステップS176において、80
0ppiピクセルAの画像値を表す3ビット値が、α用
にバイトA’から抜き出され、また800ppiピクセ
ルCの画像値を表す3ビット値が、γ用にバイトC’か
ら抜き出される。その結果得られた圧縮データのバイト
は、800ppiピクセルAの画像値を表すビットB 7
〜B5、800ppiピクセルCの画像値を表すビット
4〜B2、この四分区間に水平エッジが入っていること
を示す方向ビットB1、画像データの圧縮四分区間内で
非連続トーン・データを表すセグメンテーション・ビッ
トB0を含む。次に、制御がステップS178に継続
し、そこで、制御は、ジャンプして、図9に示されるス
テップS110に戻る。
【0101】図15は、圧縮ステップS180(すなわ
ち、ケース2を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさら
に詳しく略述したものである。図15に示される通り、
ケース2を用いる圧縮では、この四分区間に、垂直エッ
ジが入っているか、水平エッジが入っているかどうか決
定しなければならない。それゆえ、ステップS180で
開始して、制御がステップS182に継続し、そこで、
この方向ビットが垂直エッジを示すか、水平エッジを示
すかどうか決定が下される。ステップS182におい
て、このエッジが垂直であると決定が下される場合に
は、制御は、ステップS184に移る。そうでなけれ
ば、制御は、ステップS186に移る。ステップS18
4において、800ppiピクセルAの画像値を表す3
ビット値が、α用にバイトA’から抜き出され、また8
00ppiピクセルBの画像値を表す3ビット値が、γ
用にバイトB’から抜き出される。その結果得られた圧
縮データのバイトは、800ppiピクセルAの画像値
を表すビットB7〜B5、800ppiピクセルBの画像
値を表すビットB4〜B2、この四分区間に垂直エッジが
入っていることを示す方向ビットB1、画像データの圧
縮四分区間内で非連続トーン・データを表すセグメンテ
ーション・ビットB0を含む。次に、制御は、ステップ
S188にジャンプする。別法として、ステップS18
6において、800ppiピクセルAの画像値を表す3
ビット値が、α用にバイトA’から抜き出される。しか
しながら、800ppiピクセルCは、非連続トーン・
データでなくて、連続トーン・データであるから、80
0ppiピクセルCの画像値に基づいて、γの画像値を
提供することはできない。それゆえに、γ用の画像値
は、この四分区間内の他のデータから合成されなければ
ならない。とはいえ、γ用の画像値を組み立てている
間、画像データの勾配に関して、特別な事情を考慮に入
れなければならない。
【0102】この合成されたγ値は、画像領域内のピク
セルの相対的な値と特性に基づいて、飽和レベル(すな
わち、完全に露出される)か、無効化値(すなわち、ま
ったく露出されない)のいずれかにセットされなければ
ならない。例えば、800ppiピクセルAが、印刷し
きいレベル値(例えば、利用できる256のレベルのう
ちのレベル128の画像値)を超える画像値を持ち、し
かも800ppiピクセルCが連続トーン・データであ
る場合には、露出された非連続トーン・ピクセルAに隣
接し、かつ連続トーン・ピクセルCに隣接する800p
piピクセルの画像値を表すγは、露出されたピクセル
Aから、連続トーン・ピクセルCに向けて、減少してい
く勾配に一致する強度を持たなければならない。別法と
して、800ppiピクセルAが、このしきい値よりも
低い画像値を持ち、しかも800ppiピクセルCが連
続トーン・データである場合には、γは、露出された非
連続トーン・ピクセルAから、連続トーン・ピクセルC
に向けて増大していく勾配に一致する画像値を持たなけ
ればならない。それゆえ、正確な画像を生成するため
に、本発明による圧縮法は、オリジナル画像データの勾
配を変えてはならない。それゆえ、取決め事として、γ
用の合成値が、上昇方向か、下降方向のいずれかから、
勾配の変化が起こることが確実にないように、演算を行
わなければならない。
【0103】付録Aに示される通り、演算M28は、こ
のような合成を行うための上記演算の一例である。解析
される1データ・バイトが、印刷しきいレベル値よりも
高いピクセル値を示す場合には、演算M28は、飽和し
た画像値を戻す。別法として、解析される当該データ・
バイトが、印刷しきいレベル値よりも低いピクセル値を
示す場合には、演算M28は、無効化される画像値を戻
す。
【0104】それゆえ、ステップS186に記述される
通り、バイトC’に演算M28を実行すると、圧縮デー
タの1バイトは、ピクセルAの画像値を表すビットB7
〜B5、演算M28を800ppiピクセルCに施して
得られるビットB4〜B2、この四分区間に水平エッジが
入っていることを示す方向ビットB1、画像データの圧
縮四分区間内で非連続トーン・データを表すセグメンテ
ーション・ビットB0を含む。次に、制御がステップS
188に継続し、そこで、制御は、ジャンプして、図9
に示されるステップS110に戻る。
【0105】図16は、圧縮ステップS190(すなわ
ち、ケース3を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさら
に詳しく略述したものである。図16に示される通り、
ケース3を用いる圧縮では、この四分区間に、垂直エッ
ジが入っているか、水平エッジが入っているかどうか決
定しなければならない。それゆえ、ステップS190で
開始して、制御がステップS192に継続し、そこで、
この方向ビットが垂直エッジを示すか、水平エッジを示
すかどうか決定が下される。ステップS192におい
て、このエッジが垂直であると決定が下される場合に
は、制御は、ステップS194に移る。ステップS19
4において、800ppiピクセルAの画像値を表す3
ビット値が、α用にバイトA’から抜き出され、また8
00ppiピクセルBの画像値を表す3ビット値が、γ
用にバイトB’から抜き出される。その結果得られた圧
縮データのバイトは、800ppiピクセルAの画像値
を表すビットB7〜B5、800ppiピクセルBの画像
値を表すビットB4〜B2、この四分区間に垂直エッジが
入っていることを示す方向ビットB1、画像データの圧
縮四分区間内で非連続トーン・データを表すセグメンテ
ーション・ビットB0を含む。次に、制御は、ステップ
S198にジャンプする。
【0106】或いは、ステップS196において、80
0ppiピクセルAの画像値を表す3ビット値が、α用
にバイトA’から抜き出され、またバイトA’に演算M
28を実行して、γ用の3ビット値を提供する。ステッ
プS196により、圧縮データの1バイトは、ピクセル
Aの画像値を表すビットB7〜B5、演算M28を800
ppiピクセルAに施して得られるビットB4〜B2、こ
の四分区間に水平エッジが入っていることを示す方向ビ
ットB1、画像データの圧縮四分区間内で非連続トーン
・データを表すセグメンテーション・ビットB0を含
む。次に、制御がステップS198に継続し、そこで、
制御は、ジャンプして、図9に示されるステップS11
0に戻る。
【0107】図17は、圧縮ステップS200(すなわ
ち、ケース4を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさら
に詳しく略述したものである。図17に示される通り、
ケース4を用いる圧縮では、この四分区間に、垂直エッ
ジが入っているか、水平エッジが入っているかどうか決
定しなければならない。それゆえ、ステップS200で
開始して、制御がステップS202に継続し、そこで、
この方向ビットが垂直エッジを示すか、水平エッジを示
すかどうか決定が下される。ステップS202におい
て、このエッジが垂直であると決定が下される場合に
は、制御は、ステップS204に移る。そうでなけれ
ば、制御は、ステップS206に移る。ステップS20
4において、800ppiピクセルAの画像値を表す3
ビットが、α用にバイトA’から抜き出されるが、一
方、このバイトA’にM28の演算を行って、γ用の量
を提供する。その結果、ステップS204において、8
00ppiピクセルAの画像値を表すビットB7〜B5
演算M28を800ppiピクセルAに施して得られる
ビットB4〜B2、この四分区間に垂直エッジが入ってい
ることを示す方向ビットB1、この圧縮データ・バイト
に非連続トーン・データが入っていることを示すセグメ
ンテーション・ビットB0を含む圧縮データ・バイトが
提供される。次に、制御は、ステップS208にジャン
プする。
【0108】それと対照的に、ステップS206におい
て、800ppiピクセルAの画像値を表す3ビット値
が、α用にバイトA’から抜き出され、また、800p
piピクセルCの画像値を表す3ビット値が、γ用にバ
イトC’から抜き出される。ステップS206により、
圧縮データの1バイトは、800ppiピクセルAの画
像値を表すビットB7〜B5、800ppiピクセルCの
画像値を表すビットB 4〜B2、この四分区間に水平エッ
ジが入っていることを示す方向ビットB1、画像データ
の圧縮四分区間内で非連続トーン・データを表すセグメ
ンテーション・ビットB0を含む。次に、制御がステッ
プS208に継続し、そこで、制御は、ジャンプして、
図9に示されるステップS110に戻る。
【0109】図18は、圧縮ステップS210(すなわ
ち、ケース5を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさら
に詳しく略述したものである。図18に示される通り、
ケース5を用いる圧縮では、この四分区間に、垂直エッ
ジが入っているか、水平エッジが入っているかどうか決
定しなければならない。それゆえ、ステップS210で
開始して、制御がステップS212に継続し、そこで、
この方向ビットが垂直エッジを示すか、水平エッジを示
すかどうか決定が下される。ステップS212におい
て、このエッジが垂直であると決定が下される場合に
は、制御は、ステップS214に移る。そうでなけれ
ば、制御は、ステップS216に移る。ステップS21
4において、800ppiピクセルAの画像値を表す3
ビットが、α用にバイトA’から抜き出され、また、こ
のバイトA’に演算M28を行って、γ用の3ビット値
を提供する。その結果、得られた圧縮データのバイト
は、800ppiピクセルAを表すビットB7〜B5、演
算M28を800ppiピクセルAに施して得られるビ
ットB4〜B2、この四分区間に垂直エッジが入っている
ことを示す方向ビットB1、この四分区間に非連続トー
ン・データが入っていることを示すセグメンテーション
・ビットB0を含む。次に、制御は、ステップS218
にジャンプする。
【0110】それと対照的に、ステップS216におい
て、800ppiピクセルAの画像値を表す3ビット値
が、α用にバイトA’から抜き出されるが、一方、この
バイトA’にM28の演算を行って、γ用の3ビットの
量を提供する。その結果、得られた圧縮データのバイト
は、ピクセルAの画像値を表すビットB7〜B5、演算M
28をピクセルAに施して得られるビットB4〜B2、こ
の四分区間に水平エッジが入っていることを示す方向ビ
ットB1、この四分区間に非連続トーン・データが入っ
ていることを示すセグメンテーション・ビットB0を含
む。次に、制御がステップS218に移り、そこで、制
御は、ジャンプして、図9に示されるステップS110
に戻る。
【0111】図19は、圧縮ステップS220(すなわ
ち、ケース6を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさら
に詳しく略述したものである。図19に示される通り、
ケース6を用いる圧縮では、この四分区間に、垂直エッ
ジが入っているか、水平エッジが入っているかどうか決
定しなければならないが、αおよびγ用の画像値の決定
は、この四分区間内のエッジの方向に基づいて変わるこ
とはない。とはいえ、圧縮によって生成される圧縮デー
タ・バイトは、データの四分区間に、垂直エッジが入っ
ているか、水平エッジが入っているかどうかを示す。そ
れゆえ、ステップS220で開始して、制御がステップ
S222に継続し、そこで、この方向ビットが垂直エッ
ジを示すか、水平エッジを示すかどうか決定が下され
る。ステップS222において、このエッジが垂直であ
ると決定が下される場合には、制御は、ステップS22
4に移る。そうでなければ、制御は、ステップS226
に移る。
【0112】ステップS224において、800ppi
ピクセルAの画像値を表す3ビット値が、α用にバイト
A’から抜き出され、また、このバイトA’に演算M2
8を行って、γ用の3ビット値を提供する。その結果、
得られた圧縮データのバイトは、800ppiピクセル
Aを表すビットB7〜B5、バイトA’に行われた演算M
28を表すビットB4〜B2、この四分区間に垂直エッジ
が入っていることを示す方向ビットB1、この四分区間
に非連続トーン・データが入っていることを示すセグメ
ンテーション・ビットB0を含む。次に、制御は、ステ
ップS228に移る。
【0113】ステップS226において、800ppi
ピクセルBとCが両方とも連続トーン・データであるか
ら、結果として得られた圧縮データ・バイトは、大きく
変化しない。その結果、圧縮の間、バイトB’および
C’と関係のある量が、M28の演算を用いて、合成さ
れなければならない。それゆえに、ステップS226に
おいて、800ppiピクセルAの画像値を表す3ビッ
ト値が、α用にバイトA’から抜き出され、また、この
バイトA’に演算M28を行って、γ用の3ビット値を
提供する。その結果、得られた圧縮データのバイトは、
800ppiピクセルAを表すビットB7〜B5、演算M
28を800ppiピクセルAに行って得られたビット
4〜B2、この四分区間に水平エッジが入っていること
を示す方向ビットB1、この四分区間に非連続トーン・
データが入っていることを示すセグメンテーション・ビ
ットB0を含む。次に、制御がステップS228に移
り、そこで、制御は、ジャンプして、図9に示されるス
テップS110に戻る。
【0114】図20は、圧縮ステップS230(すなわ
ち、ケース7を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさら
に詳しく略述したものである。図20に示される通り、
ケース7を用いる圧縮では、αニブルとγニブル用の画
像値の決定は、この四分区間に垂直エッジが入っている
か、水平エッジが入っているかどうかに基づいて、変わ
ることはない。本発明による圧縮法のこの例示的な実施
例において、ケース6とケース7を用いる圧縮は、同一
の圧縮データ・バイトを提供する。なぜなら、ケース6
とケース7との唯一の差は、ピクセルDが連続トーン・
データであるか、非連続トーン・データであるかどうか
であるからである。この例示的な圧縮処理のうち、ケー
ス6とケース7を用いる部分は、データ四分区間内に納
められたデータを圧縮するときに、バイトD’に納めら
れている800ppiピクセルDの性質を参照しない。
それゆえに、バイトD’に納められているデータの性質
がどんなに変わっても、この圧縮処理により生成される
結果値には影響はない。しかしながら、以下で考察され
る通り、他のケースを用いる圧縮は、圧縮の間、バイト
D’の内容を参照する。
【0115】それゆえに、制御は、ステップS230で
開始して、ステップS232に継続し、そこで、この方
向ビットが垂直エッジを示すか、水平エッジを示すかど
うか決定が下される。ステップS232において、この
エッジが垂直であると決定が下される場合には、制御
は、ステップS234に移る。そうでなければ、制御
は、ステップS236に移る。ステップS234におい
て、800ppiピクセルAの画像値を表す3ビット値
が、α用にバイトA’から抜き出され、また、このバイ
トA’に演算M28を行って、γ用の3ビット値を提供
する。その結果、得られた圧縮データのバイトは、80
0ppiピクセルAを表すビットB7〜B5、バイトA’
に行われた演算M28を表すビットB4〜B2、この四分
区間に垂直エッジが入っていることを示す方向ビットB
1、この四分区間に非連続トーン・データが入っている
ことを示すセグメンテーション・ビットB0を含む。次
に、制御は、ステップS238に移る。
【0116】ステップS236において、800ppi
ピクセルBとCが両方とも連続トーン・データであるか
ら、結果として得られた圧縮データ・バイトは、大きく
変化しない。その結果、圧縮の間、バイトB’および
C’と関係のある量が、M28の演算を用いて、合成さ
れなければならない。それゆえに、ステップS236に
おいて、800ppiピクセルAの画像値を表す3ビッ
ト値が、α用にバイトA’から抜き出され、また、この
バイトA’に演算M28を行って、γ用の3ビット値を
提供する。その結果、得られた圧縮データのバイトは、
800ppiピクセルAを表すビットB7〜B5、演算M
28を800ppiピクセルAに行って得られたビット
4〜B2、この四分区間に水平エッジが入っていること
を示す方向ビットB1、この四分区間に非連続トーン・
データが入っていることを示すセグメンテーション・ビ
ットB0を含む。次に、制御がステップS238に移
り、そこで、制御は、ジャンプして、図9に示されるス
テップS110に戻る。
【0117】図21は、圧縮ステップS240(すなわ
ち、ケース8を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさら
に詳しく略述したものである。図21に示される通り、
ケース8を用いる圧縮では、この四分区間に、垂直エッ
ジが入っているか、水平エッジが入っているかどうか決
定しなければならない。それゆえに、制御は、ステップ
S240で開始して、ステップS242に継続し、そこ
で、この方向ビットが垂直エッジを示すか、水平エッジ
を示すかどうか決定が下される。前に考察されたケース
では、ステップS242は、通常なら、バイトA’の方
向ビットB1が垂直エッジを示すか、水平エッジを示す
かどうか決定することになる。しかしながら、ケース8
では、800ppiピクセルAは、連続トーン・データ
である。それゆえ、バイトA’には、方向ビットは入っ
ていない。なぜなら、バイトA’は、連続トーン・デー
タに使える256のレベルの中から、ハーフトーンのグ
レイレベルを示すからである。その結果、ステップS2
42において、バイトD’の方向ビットを使用して、画
像データの四分区間内に納められたエッジの方向を決定
する。ステップS242において、このエッジが垂直で
あると決定が下される場合には、制御は、ステップS2
44に移る。そうでなければ、制御は、ステップS24
6に移る。
【0118】ステップS244において、800ppi
ピクセルAが連続トーン・データであるから、バイト
A’は、αの計算に用いられる潜在的画像値のソースと
しては利用できない。それゆえに、この状況は、ケース
2を用いる圧縮および演算M28と関連して、前に述べ
られた状況と非常に似ている。しかしながら、αを決定
するのに、別の演算を使用しなければならない。なぜな
ら、圧縮データ・バイト内のαの相対的配置(すなわ
ち、ビットB7〜B5)が、圧縮データ・バイト内のγの
相対的配置(すなわち、ビットB4〜B2)と異なるから
である。それゆえに、ビット演算を行って、演算M28
がγ用の値を合成するのと同じやり方で、αを合成する
のに適正な勾配の向きを提供する。慣例では、この演算
は、演算M224と呼ばれる。演算M224は、非連続
トーン・データ・バイトから画像値を抜き出すことがで
きないときに、α値に適正な勾配の向きを合成するため
に、値224(すなわち、二進法では「1110000
0」)を利用する。
【0119】それゆえに、ステップS244において、
演算M224をバイトC’(非連続トーン・データ・バ
イト)に行って、α用の3ビットの量を合成するが、一
方、800ppiピクセルBの画像値を表す3ビットの
量が、γ用にバイトB’から抜き出される。その結果、
得られた圧縮データ・バイトは、ビットB7〜B5とし
て、800ppiピクセルCに演算M224を施して得
られた3ビット値、ピクセルBを表すビットB4〜B2
この四分区間に垂直エッジが入っていることを示す方向
ビットB1、この圧縮データ・バイトが、非連続トーン
・データが入っている四分区間に一致することを示すセ
グメンテーション・ビットB0を含む。次に、制御は、
ステップS248にジャンプする。
【0120】ステップS246において、演算M224
をバイトB’に行って、α用の3ビットの量を提供する
が、一方、ピクセルCの値を表す3ビット値が、γ用に
バイトC’から抜き出される。その結果、得られた圧縮
データ・バイトは、800ppiピクセルBに演算M2
24を施して得られたビットB7〜B5、800ppiピ
クセルCの画像値を表すビットB4〜B2、この四分区間
に水平エッジが入っていることを示す方向ビットB1
この圧縮データ・バイトに、非連続トーン・データが入
っていることを示すセグメンテーション・ビットB0
含む。次に、制御がステップS248に移り、そこで、
制御は、ジャンプして、図9に示されるステップS11
0に戻る。
【0121】図22は、圧縮ステップS250(すなわ
ち、ケース9を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさら
に詳しく略述したものである。ケース8を用いる圧縮に
関して、上で述べられたように、ピクセルAが連続トー
ン・データであるから、バイトA’内には、方向ビット
はない。さらに、ケース9において、800ppiピク
セルDも連続トーン・データである。それゆえ、制御
は、ステップS250で開始して、ステップS252に
継続し、そこで、バイトB’の方向ビットを参照するこ
とで、この方向ビットが垂直エッジを示すか、水平エッ
ジを示すかどうか決定が下される。ステップS252に
おいて、このエッジが垂直であると決定が下される場合
には、制御は、ステップS254に移る。そうでなけれ
ば、制御は、ステップS256に移る。
【0122】ステップS254において、演算M224
をバイトC’に行って、α用の3ビット値を提供する
が、一方、800ppiピクセルBの画像値を表す3ビ
ット値が、γ用にバイトB’から抜き出される。その結
果、得られた圧縮データ・バイトは、800ppiピク
セルCに演算M224を施して得られた3ビット値、8
00ppiピクセルBの画像値を表すビットB4〜B2
この四分区間に垂直エッジが入っていることを示す方向
ビットB1、この圧縮データ・バイトに、非連続トーン
・データが入っていることを示すセグメンテーション・
ビットB0を含む。次に、制御は、ステップS258に
移る。
【0123】それと対照的に、ステップS256におい
て、演算M224をバイトB’に行って、α用の3ビッ
ト値を提供するが、一方、800ppiピクセルCの画
像値を表す3ビット値が、γ用にバイトC’から抜き出
される。その結果、得られた圧縮データ・バイトは、バ
イトB’に演算M224を施して得られたビットB7
5、800ppiピクセルCの画像値を表すビットB4
〜B2、この四分区間に水平エッジが入っていることを
示す方向ビットB1、この四分区間に、非連続トーン・
データが入っていることを示すセグメンテーション・ビ
ットB0を含む。次に、制御がステップS258に移
り、そこで、制御は、ジャンプして、図9に示されるス
テップS110に戻る。
【0124】図23は、圧縮ステップS260(すなわ
ち、ケース10を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさ
らに詳しく略述したものである。図23に示される通
り、ケース10を用いる圧縮では、この四分区間に、垂
直エッジが入っているか、水平エッジが入っているかど
うか決定する必要はない。すなわち、この圧縮データ・
バイトは、この四分区間内のエッジの方向には左右され
ない。それゆえ、ステップS260で開始して、制御が
ステップS262に継続し、そこで、演算M224をバ
イトB’に行って、α用の3ビットの量を合成するが、
一方、800ppiピクセルBの画像値を表す3ビット
の量が、γ用にバイトB’から抜き出される。この方向
ビットB1は、便宜上、垂直エッジを示すためにセット
される。
【0125】その結果、得られた圧縮データ・バイト
は、800ppiピクセルBに演算M224を施して得
られたビットB7〜B5、800ppiピクセルBの画像
値を表すビットB4〜B2、この四分区間に垂直エッジが
入っていることを示す方向ビットB1、非連続トーン・
データを示すセグメンテーション・ビットを含む。次
に、制御がステップS264に移り、そこで、制御は、
図9に示されるステップS110に戻る。
【0126】図24は、圧縮ステップS270(すなわ
ち、ケース11を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさ
らに詳しく略述したものである。ケース10を用いる圧
縮と同様に、ステップS270により、処理ステップ
が、バイトA’、B’、C’、またはD’内の方向ビッ
トに基づいて、変わることはない。ケース10とケース
11との違いは、800ppiピクセルDが、ケース1
0のように非連続トーン・データであるか、ケース11
のように連続トーン・データであるかどうかである。そ
れゆえに、ケース10を用いる圧縮で生成された圧縮バ
イトと、ケース11を用いる圧縮で生成された圧縮バイ
トには違いはない。なぜなら、これらの個々のケースの
圧縮処理の図解例が、バイトD’の性質を参照しないか
らである。
【0127】それゆえ、制御は、ステップS270で開
始して、ステップS272に移り、そこで、演算M22
4をバイトB’に行って、α用の3ビット値を提供する
が、一方、800ppiピクセルBの画像値を表す3ビ
ットの量が、γ用にバイトB’から抜き出される。ケー
ス10と同様に、この圧縮バイトと関係のある方向ビッ
トは、垂直エッジを示し、またセグメンテーション・ビ
ットは、非連続トーン・データを表す。それゆえに、ケ
ース11から得られる圧縮データ・バイトは、演算M2
24を800ppiピクセルBに施して得られるビット
7〜B5、800ppiピクセルBの画像値を表すビッ
トB4〜B2、この四分区間に垂直エッジが入っているこ
とを示す方向ビットB1、この四分区間に非連続トーン
・データが入っていることを示すセグメンテーション・
ビットB0から成っている。次に、制御がステップS2
74に移り、そこで、制御は、ジャンプして、図9に示
されるステップS110に戻る。
【0128】図25は、圧縮ステップS280(すなわ
ち、ケース12を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさ
らに詳しく略述したものである。図25に示される通
り、ケース12を用いる圧縮では、この四分区間に、垂
直エッジが入っているか、水平エッジが入っているかど
うか決定する必要はない。ケース12を用いる圧縮で
は、方向ビットの解析は行われない。もっと適切に言え
ば、この方向ビットは、便宜上、水平エッジを示すため
にセットされる。
【0129】それゆえ、ステップS280で開始して、
制御がステップS282に継続し、そこで、演算M22
4をバイトC’に行って、α用の3ビットの量を合成す
るが、一方、800ppiピクセルCの画像値を表す3
ビットの量が、γ用にバイトC’から抜き出される。そ
の結果、得られた圧縮データ・バイトは、800ppi
ピクセルCに演算M224を施して得られたビットB7
〜B5、800ppiピクセルCの画像値を表すビット
4〜B2、この四分区間に水平エッジが入っていること
を示す方向ビットB1、非連続トーン・データを示すセ
グメンテーション・ビットを含む。次に、制御がステッ
プS284に移り、そこで、制御は、図9に示されるス
テップS110に戻る。
【0130】図26は、圧縮ステップS290(すなわ
ち、ケース13を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさ
らに詳しく略述したものである。ケース13を用いる圧
縮が、方向ビットの解析を行わないという点で、ケース
13を用いる圧縮は、ケース12を用いる圧縮と同じで
ある。もっと適切に言えば、この方向ビットは、水平エ
ッジを示すためにセットされる。それゆえ、ステップS
290で開始して、制御がステップS292に継続し、
そこで、演算M224をバイトC’に行って、α用の3
ビットの量を合成するが、一方、800ppiピクセル
Cの画像値を表す3ビットの量が、γ用にバイトC’か
ら抜き出される。その結果、得られた圧縮データ・バイ
トは、800ppiピクセルCに演算M224を施して
得られたビットB7〜B5、800ppiピクセルCの画
像値を表すビットB4〜B2、この四分区間に水平エッジ
が入っていることを示す方向ビットB1、非連続トーン
・データを示すセグメンテーション・ビットを含む。次
に、制御がステップS294に移り、そこで、制御は、
図9に示されるステップS110に戻る。
【0131】図27は、圧縮ステップS300(すなわ
ち、ケース14を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさ
らに詳しく略述したものである。ケース14を用いる圧
縮が、方向ビットの解析を行わないという点で、ケース
14を用いる圧縮は、ケース10〜13を用いる圧縮と
同じである。もっと適切に言えば、この方向ビットは、
水平エッジを示すためにセットされる。それゆえ、ステ
ップS300で開始して、制御がステップS302に継
続し、そこで、800ppiピクセルDの画像値を表す
3ビット値が、αおよびγ用にバイトD’(画像四分区
間内の唯一の非連続トーン・データ・バイト)から抜き
出される。その結果、得られた圧縮データ・バイトは、
800ppiピクセルDの画像値を表すビットB7
5、同様に800ppiピクセルDの画像値を表すビ
ットB4〜B2、この四分区間に水平エッジが入っている
ことを示す方向ビットB1、非連続トーン・データを示
すセグメンテーション・ビットを含む。次に、制御がス
テップS294に移り、そこで、制御は、図9に示され
るステップS110に戻る。
【0132】図28は、圧縮ステップS310(すなわ
ち、ケース15を用いる圧縮)の一例示的な実施例をさ
らに詳しく略述したものである。特に、画像データのブ
ロックの800ppiピクセルA〜Dのすべてが連続ト
ーン・ピクセルであるときだけ、ステップS310に到
達する。したがって、制御は、ステップS310で開始
して、ステップS312に移る。ケース10〜14を用
いる圧縮の場合のように、ケース15を用いる圧縮は、
方向ビットの解析を実行しない。もっと適切に言えば、
ステップS312において、結果として得られた圧縮デ
ータ・バイトの7つの最上位ビットに、このバイトA’
の7つの最上位ビットの画像値が割り当てられる。この
四分区間には、全部の連続トーン・データが入っている
から、当該バイトに方向ビットを含めるような圧縮を行
わない。もっと適切に言えば、その結果、得られた圧縮
データのバイトは、バイトA’のグレイスケール値を表
すビットB7〜B1と、0(連続トーン・データを表す)
にセットされたセグメンテーション・ビットB0を含
む。次に、ステップS424において、制御は、ジャン
プして図9に示されるステップS110に戻る。
【0133】本発明の圧縮法の上述の例示的な実施例を
用いてバイトマップを圧縮すると、圧縮画像データのバ
イトマップが生成され、そのバイトマップにおいては、
各バイトが、1ピクセルでなく、1画像領域の1つの四
分区間を示す。この圧縮データ・バイトはそれぞれ、ケ
ース0〜14を用いる圧縮の場合のように非連続トーン
・データが当該バイトに入っているか、ケース15を用
いる圧縮の場合のように連続トーン・データのみが当該
バイトに入っているかどうか示すセグメンテーション・
ビットを有する。とはいえ、非連続トーンの圧縮データ
・バイトは、ケース0〜14を互いに区別しない。その
ため、この圧縮法は、非連続トーン・データと連続トー
ン・データの様々な組合せが入っている四分区間の間の
区別を、非連続トーン・データが入っている四分区間
と、連続トーン・データが入っている四分区間との区別
に代える。それゆえ、非連続トーン・データと連続トー
ン・データの様々な組合せの間の区別が排除される。セ
グメンテーション・ビットB 0は、この圧縮データ・バ
イトに、連続トーン・データが入っているか、非連続ト
ーン・データが入っているかどうか示すだけであるか
ら、前記のような結果が得られる。
【0134】以上で略述された考察から明らかなよう
に、この圧縮バイトマップの生成に用いられる画像デー
タは、非圧縮バイトマップで使える画像データに対して
著しく減らされる。この圧縮処理は、非連続トーン・デ
ータ用の二次元画像データの特定の方向で高空間解像度
のバイトマップを提供しながら、メモリに記憶させるの
に必要な情報量を減らす点で、利益をもたらす。しかし
ながら、この圧縮処理と、それに対応する復元処理は、
非可逆圧縮方式の一部である。
【0135】図30〜図35は、本発明の復元のシステ
ムおよび方法の一例示的な実施例を示している。図30
に示される通り、制御は、ステップS1000で開始し
て、ステップS1010に移る。ステップS1010に
おいて、圧縮データの第1のバイトを復元するポインタ
が設定される。これらのポインタは、図4と図5に示さ
れる通り、ソース・ポインタ「SRCPTR」、オフセ
ット・ポインタ「OFSETPTR」、次のポインタ
「NXTPTR」、最終ポインタ「LSTPTR」を含
む。
【0136】図4に示される通り、最終ポインタ「LS
TPTR」は、ソース・ポインタ「SRCPTR」で特
定された圧縮データ・バイトP’に対応する四分区間に
隣接した位置にある。図4に示される通り、圧縮データ
・バイトP’は、復元されるターゲット四分区間であ
る。それゆえに、圧縮データ・バイトP’は、復元され
る800ppiピクセルA、B、C、Dが非連続トーン
・データであるか、連続トーン・データであるかどうか
にかかわらず、これらのピクセルを形成するのに必要な
データを有する。バイトQ’、R’、S’も同様に、圧
縮データを有し、これらのバイトは、バイトP’のデー
タの復元後、上記のポインタが増分されて、ソース・ポ
インタ「SRCPTR」の現在位置から右および下に移
ると、復元される。バイトR’に対応する画像データの
四分区間は、次のポインタ「NXTPTR」の位置で特
定される。バイトUに対応する画像データの四分区間
は、最終ポインタ「LSTPTR」で特定される位置に
ある。
【0137】図5は、図4の一部の拡大図である。図5
は、オフセット・ポインタ「OFSETPTR」も示し
ており、このポインタを使用して、800ppiピクセ
ルA、B、C、Dを、以下で考察される通りに、画像デ
ータの四分区間内に位置付ける。図5において、バイト
P’、Q’、R’、S’は、四分区間I〜IVに対応する
圧縮画像データのバイトである。圧縮データのバイト
P’、Q’、R’、S’はそれぞれ、上述の圧縮法で生
成された圧縮データのバイトに一致するものと了解する
ことが重要である。それゆえに、これらのデータ・バイ
トP’、Q’、R’、S’に、非連続トーン・データが
入っている場合には、それぞれのバイトは、2つのデー
タ・ニブルを有し、しかもそれぞれのニブルは、800
ppiピクセル用のグレイ値を明示的に定義している。
【0138】しかしながら、圧縮データ・バイトの方向
ビットと、取巻き圧縮データ・バイトに納められた情報
に基づいて、この復元処理は、「合成ピクセル」と呼ば
れる四分区間内の追加800ppiピクセルの値を合成
する。これらの合成ピクセルは、低空間解像度の方向
で、このバイトマップ内の非連続トーン・データの空間
解像度を向上させる。この復元処理は、好ましくは、図
9〜28に示された上述の圧縮処理を用いて圧縮された
データに対して行う。
【0139】上述の通り、ステップS1010は、バイ
トP’、Q’、R’、S’、U’、V’、一時的ピクセ
ルP、Q、R、S、図4と図5に示されるポインタLS
TPTR、SRCPTR、NXTPTR、OFSETP
TRの間の空間関係を定義する。次に、ステップS10
20において、バイトP’に、連続トーン・データが入
っているかどうか決定が下される。上述の圧縮処理を参
照して、バイトP’は、例えば、それが、ケース15を
用いる圧縮の結果である場合には、連続トーン・データ
である。或いは、他のケース0〜14のいずれかを用い
る圧縮により、非連続トーン・データである画像データ
の圧縮バイトが生成される。上述の通り、ケース15を
用いる圧縮(図28に示される)により、連続トーン・
データを示すセグメンテーション・ビットB0を有する
圧縮画像データの1バイトが提供される。復元の間、こ
のセグメンテーション・ビットをチェックして、復元さ
れるバイトに、連続トーン・データが入っているか、非
連続トーン・データが入っているかどうか決定する。
【0140】ステップS1020の間、バイトP’に連
続トーン・データが入っていると決定される場合には、
制御は、ステップS1030に移る。そうでなければ、
制御は、ステップS1040にジャンプする。
【0141】ステップS1030において、連続トーン
800ppiピクセルA、B、C、D用の値は、バイト
P’、Q’、R’、S’に納められた画像値から決定さ
れる。連続トーンの圧縮データ・バイトを復元すると、
800ppiピクセルA、B、C、Dが生成されるが、
これらの800ppiピクセルの画像値は、バイト
P’、Q’、R’、またはS’の1つに納められた単一
グレイレベル値に基づく。例えば、圧縮バイトP’に連
続トーン・データが入っている場合には、四分区間Iに
は連続トーン・データが入っている。その結果、四分区
間Iの800ppiピクセルA、B、C、Dと関係のあ
る画像値は、圧縮データ・バイトP’から複製される。
例えば、ステップS1030において、800ppiピ
クセルA、B、C、Dの画像値は、バイトP’に納めら
れた画像値に等しくセットされる。
【0142】別法として、ステップS1030は、この
圧縮データ・バイトに納められた値を平均化すること
で、800ppiピクセル用の画像値を複製してもよ
い。例えば、図31に示される通り、制御は、ステップ
S1030で開始し、ステップS1032に移る。ステ
ップ1032において、800ppiピクセルA用の画
像値は、バイトP’に納められた画像値に等しくセット
される。次に、ステップS1034において、800p
piピクセルB用の画像値は、バイトP’とバイトR’
に納められた画像値の平均に等しくセットされる。次
に、ステップS1036において、800ppiピクセ
ルC用の画像値は、バイトP’とバイトQ’に納められ
た画像値の平均に等しくセットされる。ステップS10
38において、800ppiピクセルD用の画像値は、
バイトP’、Q’、R’、S’の画像値の平均に等しく
セットされる。その後、制御はステップS1039に移
り、そこで、制御が、ステップS1390にジャンプす
る。
【0143】それと対照的に、図32に示されるステッ
プS1040において、一時的ピクセルP用の画像値
は、バイトB’のαに等しくセットされ、また800p
piピクセルAの画像値は、一時的ピクセルPの画像値
に等しくセットされる。次に、制御がステップS105
0に移る。一時的ピクセルP、Q、R、S、RS、QS
は、800ppiピクセルA、B、C、D用の画像値を
計算するために、復元の間に使用される一時的ピクセル
である。一時的ピクセルP、Q、R、Sは、図2と図3
に示される画像領域のコーナの位置にあって、図2と図
3のαP、αQ、αR、αSに一致する。
【0144】ステップS1050において、バイトQ’
とR’が、異なる方向を示す方向ビットを有するかどう
か、バイトQ’、R’、U’、V’がすべて、非連続ト
ーン・データを示すセグメンテーション・ビットを有す
るかどうか、また対角線P’S’とQ’R’のうちの1
つが、非連続トーン・データを有するかどうか、決定が
下される。ステップS1050において、バイトQ’と
R’が、異なる方向のエッジを示し、バイトQ’、
R’、U’、V’が非連続トーン・データを有し、しか
も、対角線P’S’か、対角線Q’R’のいずれかが非
連続トーン・データであると決定が下される場合には、
制御がステップS1060に移る。そうでなく、これら
の決定のどれか1つが偽であれば、制御がステップS1
130にジャンプする。
【0145】ステップS1060において、バイトP’
とS’の両方に納められたデータ、またはバイトQ’と
R’の両方に納められたデータ(すなわち、対角線P’
S’と対角線Q’R’)が非連続トーン・データである
かどうか決定が下される。これらの対角線の両方に沿っ
たバイトに、非連続トーン・データが入っている場合に
は、制御がステップS1070に移る。そうでなけれ
ば、制御が、ステップS1330にジャンプする。
【0146】ステップS1070において、バイトP’
のαニブルが、バイトP’のγニブルよりも小さいかど
うか決定が下される。αニブルがγニブルよりも小さい
場合には、制御がステップS1080に移る。そうでな
ければ、制御が、ステップS1090にジャンプする。
【0147】ステップS1080において、800pp
iピクセルBの画像値は、バイトP’のγニブルの値に
等しくセットされ、800ppiピクセルCの画像値
は、バイトP’のγニブルの値に等しくセットされ、8
00ppiピクセルDの画像値は、バイトQ’とバイト
R’のαニブルの値に基づいてセットされる(例えば、
これらのαニブルの値が平均化される)。次に、制御
は、図30に示されるステップS1390に移る。
【0148】ステップS1090において、800pp
iピクセルDの画像値は、800ppiピクセルAの画
像値に等しくセットされる。次に、ステップS1100
において、四分区間Iに、垂直エッジまたは水平エッジ
が入っていることをバイトP’の方向ビットB1が示す
かどうか決定が下される。方向ビットB1が水平エッジ
を示す場合には、制御がステップS1110に移る。そ
うでなければ、制御が、ステップS1120にジャンプ
する。
【0149】ステップS1110において、800pp
iピクセルCの画像値は、バイトP’のγニブルに等し
くセットされ、また800ppiピクセルBの画像値
は、バイトP’のαニブルとバイトQ’のαニブルに基
づいてセットされる(例えば、これらのαニブルの値が
平均化される)。次に、制御は、図30に示されるステ
ップS1390に移る。
【0150】ステップS1100とステップS1110
の双方と対照的に、ステップS1120では、800p
piピクセルBの画像値は、一時的ピクセルPのγニブ
ルに等しくセットされ、また800ppiピクセルCの
画像値は、バイトP’のαニブルとバイトR’のαニブ
ルに基づいてセットされる(例えば、バイトP’とバイ
トR’のαニブルの値が平均化される)。次に、制御
は、図30に示されるステップS1390に移る。
【0151】図33に示されるステップS1130にお
いて、四分区間Iに、垂直エッジまたは水平エッジが入
っていることをバイトP’の方向ビットB1が示すかど
うか決定が下される。ステップS1130において、方
向ビットB1が水平エッジを示す場合には、制御がステ
ップS1140に移る。そうでなければ、制御が、ステ
ップS1230にジャンプする。
【0152】ステップS1140において、800pp
iピクセルCの画像値は、バイトP’のγニブルの値に
等しくセットされる。次に、ステップS1150におい
て、バイトQ’に非連続トーン・データまたは連続トー
ン・データが入っているかどうか決定が下される。ステ
ップS1150において、バイトQ’に、非連続トーン
・データが入っていると決定される場合には、制御がス
テップS1170に移る。そうでなければ、制御が、ス
テップS1160にジャンプする。
【0153】ステップS1160において、800pp
iピクセルBの画像値は、800ppiピクセルAの画
像値に等しくセットされ、また800ppiピクセルD
の画像値は、800ppiピクセルCの画像値に等しく
セットされる。次に、制御がステップS1390に移
る。
【0154】ステップS1170において、四分区間I
に、垂直エッジまたは水平エッジが入っていることを方
向ビットB1が示すかどうか決定が下される。ステップ
S1170において、バイトQ’の方向ビットB1が水
平エッジを示す場合には、制御がステップS1180に
移る。そうでなければ、制御が、ステップS1190に
ジャンプする。
【0155】ステップS1180において、一時的ピク
セルQSの画像値は、バイトQ’のγニブルの値に等し
くセットされる。次に、制御がステップS12200に
ジャンプする。ステップS1220において、800p
piピクセルBの画像値は、バイトP’とバイトQ’の
αニブルの値に基づいてセットされ(例えば、これらの
αニブルの値が平均化される)、また800ppiピク
セルDの画像値は、また800ppiピクセルCと一時
的ピクセルQSの画像値に基づいて合成される(例え
ば、800ppiピクセルCと一時的ピクセルQSの画
像値が平均化される)。次に、制御がステップS139
0にジャンプする。
【0156】それと対照的に、 S1190において、
バイトS’に、非連続トーン・データが入っているか、
連続データが入っているかどうか決定が下される。ステ
ップS1190により、バイトS’に、非連続トーン・
データが入っていると決定される場合には、制御が、ス
テップS1200に移る。そうでなければ、制御が、ス
テップS1210にジャンプする。
【0157】ステップS1200において、一時的ピク
セルQSの画像値は、バイトS’のαニブルの値と、バ
イトQ’のαニブルの値に基づいてセットされる(例え
ば、これらのαニブルの値が平均化される)。次に、制
御がステップS1220に移る。上記で考察された通
り、ステップS1220において、800ppiピクセ
ルBの画像値は、バイトP’とバイトQ’のαニブルの
値に基づいてセットされ、また800ppiピクセルD
の画像値は、800ppiピクセルCの画像値と、一時
的ピクセルQSに基づいてセットされる。次に、制御
が、ステップS1390に移る。
【0158】ステップS1210において、一時的ピク
セルQSの画像値は、バイトQ’のαニブルの値に等し
くセットされる。次に、制御がステップS1220に移
る。ステップS1220において、上述の通り、800
ppiピクセルBの画像値は、バイトP’とバイトQ’
のαニブルの値に基づいてセットされ、また、800p
piピクセルDの画像値は、800ppiピクセルCと
一時的ピクセルQSの画像値に基づいてセットされる。
次に、制御が、ステップS1390に移る。
【0159】図34に示されるステップS1230にお
いて、800ppiピクセルBの画像値は、バイトP’
のγニブルの値に等しくセットされる。次に、制御がス
テップS1240に移る。ステップS1240におい
て、バイトR’に非連続トーン・データが入っている
か、連続トーン・データが入っているかどうか決定が下
される。バイトR’に、非連続トーン・データが入って
いる場合には、制御がステップS1260に移る。そう
でなければ、制御が、ステップS1250に移る。
【0160】ステップS1250において、800pp
iピクセルCの画像値は、800ppiピクセルAの画
像値に等しくセットされ、また800ppiピクセルD
の画像値は、800ppiピクセルBの画像値に等しく
セットされる。次に、制御は、図30に示されるステッ
プS1390に移る。
【0161】ステップS1260において、一時的ピク
セルRの画像値は、バイトR’のαニブルの値に等しく
セットされる。次に、制御がステップS1270に移
る。ステップS1270において、復元される四分区間
に水平エッジまたは垂直エッジが入っていることをバイ
トR’の方向ビットB1が示すかどうか、決定が下され
る。ステップS1270において、この四分区間に水平
エッジが入っていると決定が下される場合には、制御が
ステップS1290に移る。そうでなければ、制御が、
ステップS1280に移る。
【0162】ステップS1290において、バイトS’
に非連続トーン・データが入っているか、連続トーン・
データが入っているかどうか決定が下される。バイト
S’に、非連続トーン・データが入っていると決定され
る場合には、制御が、ステップS1300に移る。そう
でなければ、制御が、ステップS1310に移る。
【0163】ステップS1300において、一時的ピク
セルSの画像値は、バイトS’のαニブルの値に等しく
セットされるが、一方、一時的ピクセルRSの画像値
は、一時的ピクセルRと一時的ピクセルSの画像値に基
づいてセットされる(例えば、一時的ピクセルRと一時
的ピクセルSの画像値が平均化される)。次に、制御が
ステップS1320に移る。ステップS1320におい
て、800ppiピクセルCの画像値は、一時的ピクセ
ルPと一時的ピクセルRの画像値に基づいてセットされ
るが、一方、800ppiピクセルDの画像値は、80
0ppiピクセルBと、一時的ピクセルRSの画像値に
基づいてセットされる。次に、制御が、ステップS13
90に移る。
【0164】ステップS1310において、一時的ピク
セルRSの画像値は、バイトR’のαニブルの値に等し
くセットされる。次に、制御がステップS13200に
移る。ステップS1320において、上述の通り、80
0ppiピクセルCの画像値は、一時的ピクセルPと一
時的ピクセルRの画像値に基づいてセットされるが、一
方、800ppiピクセルDの画像値は、800ppi
ピクセルBと一時的ピクセルRSの画像値に基づいてセ
ットされる(例えば、800ppiピクセルBと一時的
ピクセルRSの画像値が平均化される)。次に、制御
は、図30に示されるステップS1390に移る。
【0165】ステップS1280において、一時的ピク
セルRSの画像値は、バイトR’のγニブルの値に等し
くセットされる。次に、制御がステップS1320に移
る。ステップS1320において、上述の通り、800
ppiピクセルCの画像値は、一時的ピクセルPと一時
的ピクセルRの画像値に基づいてセットされるが、一
方、800ppiピクセルDの画像値は、800ppi
ピクセルBの画像値と一時的ピクセルRSの画像値に基
づいてセットされる。次に、制御は、図30に示される
ステップS1390に移る。
【0166】図35に示されるステップS1330にお
いて、対角線P’S’が非連続トーン・データであるか
どうか決定が下される。対角線P’S’に、非連続トー
ン・データが入っていると決定される場合には、制御
が、ステップS1350に移る。そうでなければ、制御
が、ステップS1340に移る。
【0167】ステップS1340において、800pp
iピクセルBの画像値は、バイトP’のγニブルの値に
等しくセットされ、800ppiピクセルCの画像値
は、バイトP’のγニブルの値に等しくセットされ、8
00ppiピクセルDの画像値は、バイトQ’とバイト
R’のαニブルの値に基づいてセットされる(例えば、
これらのαニブルの値が平均化される)。次に、制御
は、図30に示されるステップS1390に移る。
【0168】ステップS1350において、800pp
iピクセルDの画像値は、以前にバイトP’のαニブル
の値にセットされた800ppiピクセルAの画像値に
等しくセットされる。次に、この処理が、ステップS1
360に移る。ステップS1360において、四分区間
Iに、垂直エッジまたは水平エッジが入っていることを
バイトP’の方向ビットB1が示すかどうか決定が下さ
れる。四分区間Iに水平エッジが入っていると決定され
る場合には、制御がステップS1370に移る。そうで
なければ、制御が、ステップS1380に移る。
【0169】ステップS1370において、800pp
iピクセルCの画像値は、バイトP’のαニブルに等し
くセットされるが、一方、800ppiピクセルBの画
像値は、バイトP’とバイトQ’のαニブルの値に基づ
いてセットされる(例えば、バイトP’とバイトQ’の
αニブルの値を平均化する)。次に、制御は、図30に
示されるステップS1390に移る。
【0170】ステップS1380において、800pp
iピクセルBの画像値は、バイトP’のγニブルの値に
等しくセットされるが、一方、800ppiピクセルC
の画像値は、バイトP’とバイトR’のαニブルの値に
基づいて(例えば、これらのαニブルの値を平均化する
ことにより)セットされる。次に、制御が、ステップS
1390に移る。
【0171】ステップS1390において、復元される
画像データがさらにあるかどうか決定が下される。もし
あれば、制御がステップS1400に継続する。もしな
ければ、制御が、ステップS1410にジャンプする。
ステップS1400では、これらのポインタが増分され
る。次に、制御が、ステップS1020にジャンプす
る。それと対照的に、ステップS1410では、この圧
縮法が終了する。
【0172】図36は、上述の圧縮と復元のシステムお
よび方法の例示的な実施例に従って、圧縮され、復元さ
れる例示的な一組の画像データを示している。図36
は、2組の画像データ、すなわち上側の一組の画像デー
タ3510と、下側の一組の画像データ3520を示し
ている。それぞれの組の画像データは、1バイトマップ
に相当する。画像データの組3510は、上述の圧縮処
理を用いて圧縮された圧縮データの1バイトマップに相
当する。画像データの組3520は、上述の復元処理に
よる復元後に、画像データの組3510の復元から得ら
れた1バイトマップである。
【0173】圧縮画像データの組3510は、複数のブ
ロック3515を含む。各ブロック3515は、1バイ
トの圧縮データに対応する非圧縮画像データを表し、さ
らに、この圧縮データは、四分区間I〜IVとして図2〜
5に示される通り、画像データの1つの四分区間に相当
する。それゆえ、各ブロック3515の最上行3530
は、ビットB7〜B5のαニブル用の画像値、ビットB4
〜B2のγニブル用の画像値、この四分区間内の指示エ
ッジの方向を表す方向ビットB1、このバイトが連続ト
ーン・データであるか、非連続トーン・データであるか
どうか表すセグメンテーション・ビットB0から成る圧
縮画像データのバイトに相当する。中間行3540は、
ビットB7〜B0の8ビット値を16進法で示している。
最下行3550は、ビットB7〜B0の8ビット値を十進
法で示している。
【0174】図36において、セグメンテーション・ビ
ットB0を1にセットするとき、セグメンテーション・
ビットB0は、非連続トーン・データが入っている圧縮
データの1バイトを示す。セグメンテーション・ビット
0を解析することにより、図30〜図34に示される
復元ステップのどれを実行するか決定される。画像デー
タの組3520は、ブロック3525の複数の復元画像
データを含む。1の値を有するセグメンテーション・ビ
ットB0で示される通り、ブロック3525に非連続ト
ーン・データが入っている場合には、ブロック3525
は、2つの部分、3525Aと3525Bを含む。図3
6のCで示される通り、ブロック3525に連続トーン
・データが入っている場合には、ブロック3525は、
1つの部分しか有さない。各ブロック3525内の35
25Aと3525Bの部分の位置は、対応する圧縮デー
タのバイトの方向ビットが水平エッジを示すか、垂直エ
ッジを示すかどうかによって決まる。特定ブロック35
25の方向ビットB1が垂直エッジを示す場合には、2
つの部分3525Aと3525Bが互いに水平に並べら
れる。特定ブロック3525の方向ビットB1が水平エ
ッジを示す場合には、2つの部分3525Aと3525
Bは、互いに上下に並べられる。
【0175】図36において、方向ビットB1を1にセ
ットするとき、方向ビットB1は、垂直方向のエッジを
示す。それゆえ、1にセットされた方向ビットB1が入
っている画像データの組3510のどのブロック351
5でも、復元画像データの組3520の対応するブロッ
ク3525には、垂直エッジが入っている。あるいは、
方向ビットB1を1にセットしない場合、対応するブロ
ック3525には、水平エッジが入っている。
【0176】上記で考察された通り、各ブロック351
5の最上行3530に示されるデータ・バイトには、α
ニブルとγニブル用の値が入っている。復元画像データ
3520に示される通り、これらの値は、部分3525
Aと部分3525Bにそれぞれ対応する画像値に変換さ
れる。例えば、圧縮画像データ3510内のブロック3
515の行3530に、(非連続トーン・データを示
す)1にセットされたセグメンテーション・ビットB0
と、111にセットされたビットB7〜B5が入っている
場合には、αニブル用の画像値は7である。それゆえ、
対応する部分3525A用の画像値は7である。このブ
ロックに、101にセットされたビットB 6〜B4も入っ
ている場合には、γニブル用の画像値は5である。それ
ゆえ、対応する部分3525Bの画像値は5である。方
向ビットB1を(垂直エッジを示す)1にセットする場
合には、部分3525Aと部分3525Bは、それぞれ
ピクセルAとピクセルBの位置にある。
【0177】上記で考察された通り、垂直エッジを表現
するときには、水平方向に、高周波数の空間解像度が必
要である。それゆえ、部分3525Aと部分3525B
に対応する1バイトの2つのニブルを使用し、その傾斜
を高速走査方向に決定して副走査の精度で垂直エッジを
表現するのに必要なデータを提供する。水平エッジを表
現するときには、垂直方向に、高周波数の空間解像度が
必要である。それゆえ、部分3525Aと部分3525
Bに対応する1バイトの2つのニブルを使用し、その傾
斜を低速走査方向に決定して副走査の精度で水平エッジ
を表現するのに必要なビットを提供する。
【0178】上述の圧縮処理と復元処理は、データに依
存している。なぜなら、これらの処理が、データの性質
(例えば、画像データが連続トーン・データであるか、
非連続トーン・データであるかどうか)により、異なる
ステップを実行するからである。これらの圧縮処理と復
元処理は、専用のハードウェアを用いて、リアルタイム
で達成できる。例えば、これらの圧縮処理と復元処理
は、参照によって、そっくりそのまま、ここに組み入れ
られた米国特許第5,485,289号に記述されたプ
ロセッサを用いて実行される。さらに、これらの処理
は、ここに組み入れた米国特許第5,485,289号
の特許に記述されるアーキテクチュアと連係して用いら
れるプロセッサで実行される。さらに、別々のプロセッ
サを使用して、この圧縮処理と復元処理を実行し、ま
た、一方または両方の処理を、互いに別々に、また上記
特許のアーキテクチュアとは別々に位置付けることが考
えられる。
【0179】さらに、図6においてデータを廃棄するの
に用いられるどんな機器も、ディスカーダと圧縮部を切
離さずに、エンコーダの中で使用する圧縮部の一部であ
ることが考えられる。
【0180】さらに、圧縮処理と復元処理は、都合の良
い任意の長さのビット・ワード(例えば、10ビットの
ワード)を使用することが考えられる。本発明の効用
は、データ・バイトを使用する圧縮処理や復元処理には
限定されない。これらのビットを1バイトに圧縮するこ
とは有利である。とはいえ、エッジ配置の精度をさらに
向上させるために、バイトではなくて、10ビットのワ
ードを使用することもある。
【0181】圧縮と復元の処理およびシステムは、好ま
しくは、プログラムを組込んだ汎用コンピュータで実施
される。さらに、図6〜図8に示される構成要素のそれ
ぞれは、適切なプログラムを組込んだ汎用コンピュータ
の一部として実施できる。しかしながら、この圧縮と復
元の処理およびシステムは、専用コンピュータ、プログ
ラムを組込んだマイクロプロセッサまたはマイクロコン
トローラと周辺集積回路論理素子、ASICまたは他の
集積回路、ディジタル信号プロセッサ、ハードワイヤー
ド式の電子回路や論理回路(例えば、ディスクリート素
子回路)、プログラマブル・ロジック装置(例えば、P
LD、PLA、FPGA、またはPAL)、もしくは、
それらに類するものでも実施できる。一般に、図9〜図
35に示される流れ図を実施できる有限状態マシンをさ
らに実施できるどんな装置も、このような圧縮処理と復
元処理を実施する目的で、使用できる。
【0182】本願は、本発明により画像データの圧縮を
行うコンピュータ・コードが記載されている付録A(App
endix A)と、本発明により画像データの復元を行うコン
ピュータ・コードが記載されている付録B(Appendix B)
を含む。
【0183】
【外1】
【0184】
【外2】
【図面の簡単な説明】
【図1】圧縮画像データのバイトと、非圧縮画像データ
の対応する四分区間との関係を示した説明図である。
【図2】四分区間に垂直エッジが入っていることを圧縮
データ・バイトの方向ビットが示すときに、800pp
iのピクセル用の例示的値を含む画像領域の一部を示し
た説明図である。
【図3】四分区間に水平エッジが入っていることを圧縮
データ・バイトの方向ビットが示すときに、800pp
iのピクセル用の例示的値を含む画像領域の一部を示し
た説明図である。
【図4】四分区間と、圧縮および復元の間、使用される
ポインタとの関係を示した説明図である。
【図5】圧縮および復元の間、使用されるポインタに関
して、図2と図3に示された領域を示した説明図であ
る。
【図6】本発明の例示的な表現・復元システムを示した
説明図である。
【図7】本発明に基づいて使用される例示的圧縮部のさ
らに詳細な図を示した説明図である。
【図8】本発明に基づいて使用される例示的復元部のさ
らに詳細な図を示した説明図である。
【図9】圧縮処理の一例示的実施例を略述したフローチ
ャートである。
【図10】圧縮処理の一例示的実施例を略述したフロー
チャートである。
【図11】圧縮処理の一例示的実施例を略述したフロー
チャートである。
【図12】圧縮処理の一例示的実施例を略述したフロー
チャートである。
【図13】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図14】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図15】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図16】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図17】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図18】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図19】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図20】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図21】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図22】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図23】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図24】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図25】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図26】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図27】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図28】本発明により、それぞれケース0〜15を用
いて圧縮する方法の例示的実施例をさらに詳しく略述し
たフローチャートである。
【図29】圧縮の間に起こり得る16の可能なケース0
〜15を示した説明図である。
【図30】圧縮処理の一例示的実施例を示したフローチ
ャートである。
【図31】圧縮処理の一例示的実施例を示したフローチ
ャートである。
【図32】圧縮処理の一例示的実施例を示したフローチ
ャートである。
【図33】圧縮処理の一例示的実施例を示したフローチ
ャートである。
【図34】圧縮処理の一例示的実施例を示したフローチ
ャートである。
【図35】圧縮処理の一例示的実施例を示したフローチ
ャートである。
【図36】本発明のシステムおよび方法の例示的実施例
の処理を説明するために用いられる図解例である。
【符号の説明】
110 画像ソース 200 出力装置 300 チャネル装置または記憶装置 410 データ・ディスカケーダ 420 画像ブロッキング部 430 圧縮部 510 出力コントローラ 530 復元部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを圧縮し、復元する処理であ
    って、前記画像データは、それぞれが別々のビット・ワ
    ードに対応する複数のピクセルを表し、複数のビット・
    ワードで表され、 前記処理が、 エッジの方向に沿ったいくつかのビットワードを廃棄す
    る工程と、 複数の明示ピクセルを表すデータを、単一の圧縮データ
    ・ビットワードに圧縮する工程と、 この圧縮データ・ビットワードからデータを復元して、
    複数の明示ピクセルを表すデータを提供する工程と、 この圧縮データ・ビットワードからデータを合成して、
    合成ピクセルに対応するデータを提供する工程と、を含
    むことを特徴とする処理。
  2. 【請求項2】 画像データを圧縮し、復元する圧縮と復
    元のシステムであって、 ビットワード・マップで表される画像データを、そのビ
    ットワード・マップの諸領域に納めれたデータの型に基
    づいて圧縮して、圧縮データ・ビットワード・マップを
    生成する圧縮部であって、このビットワード・マップを
    処理して、低空間解像度の連続トーン・データを提供す
    るとともに、画像データに対応する画像内のマークのエ
    ッジを横切る余分の解像度を蓄積して高空間解像度の非
    連続トーン・データを提供する圧縮部と、 圧縮データ・ビットワード・マップを復元して、非連続
    トーン・データが入っている高空間解像度のデータを、
    これらのマークのエッジを横切る余分の解像度を用いて
    提供する復元部であって、この圧縮データ・ビットワー
    ド・マップを復元して、低空間解像度の連続トーン・デ
    ータを提供する復元部と、を備えることを特徴とするシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2の圧縮と復元のシステムを含む
    ことを特徴とする画像形成装置。
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