JP2000232069A - 薄膜製造装置および薄膜製造方法 - Google Patents

薄膜製造装置および薄膜製造方法

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JP2000232069A
JP2000232069A JP11031134A JP3113499A JP2000232069A JP 2000232069 A JP2000232069 A JP 2000232069A JP 11031134 A JP11031134 A JP 11031134A JP 3113499 A JP3113499 A JP 3113499A JP 2000232069 A JP2000232069 A JP 2000232069A
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chamber
film
film forming
forming chamber
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Katsuya Tabuchi
勝也 田淵
Hitoshi Shimizu
均 清水
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特性が均一で高品質な薄膜が製造可能であり、
かつ、価格の低い薄膜製造装置および薄膜製造方法を提
供する。 【解決手段】1つの共通真空室の中に、可撓性の基板を
搬送する搬送系と、この基板上に薄膜を成膜する手段を
備えた成膜室を1ないし複数有し、各成膜室は成膜室を
真空引きするための真空排気系を備え、また、成膜室は
基板を境界とする開口部を有する2つの成膜部室からな
り、これらの開口部22、27には成膜室と共通真空室
との間を基板1を挟んで気密とするシールが設けられて
いる薄膜製造装置において、前記シールを成膜室側の内
側シール173と共通真空室側の外側シール174から
なる2重構造とし、両シールおよび前記基板のなすシー
ル空間を前記成膜室を真空引きするための真空排気系に
配管により接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜光電変換素子
のような可撓性基板上に複数層を有する薄膜素子の製造
方法に用い、構成層毎にそれぞれ独立に成膜する成膜室
を複数有するステッピングロール方式の薄膜製造装置、
およびこの装置を用いた薄膜製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアモルファスシリコン(以下a-Si
と記す)を主材料とした光電変換層を含む多層薄膜から
なる薄膜光電変換素子などを長尺の高分子材料あるいは
ステンレス鋼などの金属からなる可撓性基板上に形成し
ておき、後で基板を裁断して個別の太陽電池を得る製造
方式は、量産性に優れている。
【0003】長尺の可撓性基板上への複数層の成膜方式
として、基板をロールから巻き出し、各成膜室内を連続
移動させながら成膜するロールツーロール方式と、成膜
室毎に停止させて成膜した後、成膜の終わった基板部分
を成膜室外へ送り出すステッピングロール方式とがあ
る。いずれの方式でも基板はロールに巻き取る。
【0004】例えば、プラズマ化学気相成長(以下CV
Dと記す)により成膜するステッピングロール方式で
は、成膜室開放−基板1フレーム移動−成膜室密閉−原
料ガス導入−圧力制御−放電開始−放電終了−原料ガス
停止−ガス引き−成膜室開放からなる操作が繰り返され
る。
【0005】図7は共通真空室内に成膜室を複数有する
ステッピングロール方式の薄膜製造装置の側面断面図で
ある。基板1はコア82から捲き出されコア83にまき
とられる間に、いくつかの成膜室80で成膜される。共
通室81は複数の成膜室80を内部に収めている。この
装置は例えば薄膜光電変換素子製造に用いることがで
き、成膜室ではスパッタ成膜またはプラズマCVD成膜
が行われる。このステッピングロール方式を採用した薄
膜製造装置は、通常のロールツーロール方式に比べ以下
の点が優れている。 (1)隣接する成膜室とのガス相互拡散がない。 (2)装置がコンパクトである。
【0006】ステッピングロール方式薄膜製造装置に関
する従来技術は、特開平6−291349号公報、特開
平7−6953号公報、特開平7−221025号公
報、特開平8−250431号公報、特開平8−293
491号公報、特開平9−63970号公報に開示され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8は従来の成膜室壁
とヒータとが分離している成膜室の開口部の拡大断面図
であり、(a)は開放時、(b)は密閉時である。図9
は従来の成膜室壁とヒータとが分離している成膜室の開
口部の拡大断面図であり、(a)は開放時、(b)は密
閉時である。
【0008】図8、9は殆ど同じなので、同時に説明す
る。上部成膜室壁体22の開口端部にはシール171お
よびリップ7が取り付けられている。下部成膜室壁体2
7の開口端部にはシール123が取り付けられている。
上部成膜室壁体22および接地電極32を降下させて、
基板1をヒータ33を内蔵する接地電極32に押しつ
け、同時にシール171、123は基板1を挟み密着し
て、成膜室は、密閉される。
【0009】成膜室と共通室の気密を取る方法として
は、シール171、123にフッ素ゴムを用いる方法が
ある。しかしながら、この場合、シールからの脱ガスに
より形成された膜に不純物が混入し膜質が低下する。こ
の問題を解決するために、例えば、薄膜製造装置の成膜
室の開口部シールを、脱ガスのない金属またはセラミッ
ク等の無機材料で形成し、シールと成膜部室壁体は、互
いに金属またはセラミック等の無機材料の面接触とする
構成が考えられる。しかし係る構成では、シールとシー
ルが取り付けられている成膜部室壁体端部の境界から共
通室へのガスの漏れが大きく、共通室の圧力が上昇し、
成膜室での放電を安定して得ることが難しかった。その
結果、成膜した膜の特性が均一でなくなることがあっ
た。
【0010】また、共通室の圧力上昇を抑えるため共通
室の排気ポンプの容量を大きくする必要が有り、装置の
価格上昇の原因となっていた。本発明の目的は、上記の
問題を解決し、特性が均一で高品質な薄膜が製造可能で
あり、かつ、価格の低い薄膜製造装置および薄膜製造方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、1つの共通真空室の中に、可撓性の基板を搬送す
る搬送系と、この基板上に薄膜を成膜する手段を備えた
成膜室を1ないし複数有し、各成膜室は成膜室を真空引
きするための真空排気および成膜時にガスの圧力を制御
するための真空排気を同一の系で行う1系の真空排気系
または個別に行う2系の真空排気系を備え、また、成膜
室は基板を境界とする開口部を有する2つの成膜部室か
らなり、これらの開口部には成膜室と共通真空室との間
を基板を挟んで気密とするシールが設けられている薄膜
製造装置において、前記シールは成膜室側シール(内側
シール)と共通真空室側シール(外側シール)からなる
2重構造であり、両シールおよび前記基板のなす空間
(シール空間)は前記成膜室を真空引きするための真空
排気系に配管(シール配管)により接続されていること
とする。
【0012】前記成膜室壁内には前記両シール空間およ
び成膜室外に開口する排気孔が穿たれていると良い。前
記内側シールは金属またはセラミック等の無機材料から
なり、外側シールはフッ素ゴムからなると良い。
【0013】前記フッ素ゴムの表面にAg、Al、Ti、Cu、
Cr等の金属、あるいはZnO 、ITO 、SnO2等の金属酸化
物、あるいは、四フッ化エチレン等のフッ素樹脂、ある
いは、シリコン系化合物、窒化ホウ素がコーティングさ
れていると良い。前記シール配管の少なくとも一部には
フレキシブル配管が用いられていると良い。
【0014】前記2系の真空排気系の前記成膜室を真空
引きする真空排気系には前記成膜室と前記成膜室を真空
引きする真空排気系とを遮断するバルブが設けられてお
り、前記シール配管はこのバルブより排気側に接続され
ていると良い。
【0015】前記1系の真空排気系は、前記成膜室から
順に、前記成膜室の成膜時にガスの圧力を制御するコン
トロールバルブおよび成膜室と真空排気系を遮断するバ
ルブが設けられており、前記シール配管の接続はこれら
のバルブの間でなされていると良い。
【0016】上記の薄膜製造装置を用い、前記シール空
間を真空引きしながら薄膜を製造すると良い。前記シー
ル空間の圧力は2 ×10-2Pa以下であり、かつ、共通室の
圧力は3 ×10 -2Pa、好ましくは、3 ×10-3Pa以下である
と良い。
【0017】
【発明の実施の形態】図6は本発明に係るステッピング
ロール方式の薄膜製造装置の側面断面図である。この薄
膜製造装置はa-Siを形成するプラズマCVD室84と透
明電極や金属電極を形成するスパッタ室85とからな
る。プラズマCVD室84は、成膜時に原料ガスの圧力
制御を行う真空排気系がメカニカルブースターポンプ9
1とドライポンプ92の組み合わせで構成され、成膜室
との間に圧力コントールバルブ103、バルブ101を
介して接続されている。また、成膜の前後に成膜室を高
真空に排気するために高真空排気系がターボ分子ポンプ
93、ドライポンプ94の組み合わせで構成され、バル
ブ102を介して成膜室に接続されている。スパッタ室
85は圧力コントロールバルブ106、バルブ104を
介してクライオポンプ95に接続されている。共通室8
1はバルブ105を介してターボ分子ポンプ96、ドラ
イポンプ97の組み合わせで高真空に排気されており、
成膜室にガスが流れていない場合の圧力は1 ×10-3Paで
ある。プラズマCVD室84ならびに共通室81のポン
プの後ろは図示されていない配管により除害装置に接続
されている。プラズマCVD室84では、以下の実施例
で示す外側シールと内側シールの間を排気するためのフ
レキシブル配管98がバルブ107を介してターボ分子
ポンプ93とバルブ102の間に接続されている。スパ
ッタ室85ではフレキシブル配管98は圧力コントロー
ルバルブ106とバルブ104の間に接続されている。
【0018】実施例1 図1は本発明に係る実施例の薄膜製造装置の成膜室のシ
ール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、(b)
は密閉時である。上部成膜室壁体22に備えられたシー
ルを兼ねる内側帯状シール173、外側帯状シール17
4およびリップ押さえ172と下部成膜室壁体27に備
えられた帯状シール123にはAl材を用いている。本
実施例では、内側帯状シール173、外側帯状シール1
74およびリップ押さえ172と帯状シール123には
Alを用いたが、その他、脱ガスの少ない金属、セラミ
ックなどの無機物であれば何でも良い。リップ7はフッ
素ゴムまたは金属からなる箔または板である。可撓性基
板には厚さ50μm のポリイミド基板の両面に金属または
金属酸化物を含む多層膜の電極層が形成されたものを用
いた。上部成膜部室壁の内部には内側帯状シール173
と外側帯状シール174の間に開口する排気孔181が
穿たれており、この排気孔181は少なくとも一部はフ
レキシブル配管98である配管を通して成膜室の高真空
排気系に接続されている。フレキシブル配管98は上部
成膜部室壁の移動を可能にし、また振動を成膜室に及ぼ
さないようにする。
【0019】また、可撓性基板を挟んで成膜室空間を形
成する際に、可動な一方の側の成膜室壁が撓んで的確に
シール面と接触できるようにした。これにより成膜室と
共通室の気密性はさらに良くなる。
【0020】ガスを成膜室に導入しない場合、上部成膜
室の内側帯状シール173、外側帯状シール174と下
部成膜室の帯状シール123が合致して形成される内側
シールと外側シールの間のシール空間の真空度は6 ×10
-4Paであった。
【0021】本構造により、ガスを成膜室に導入した際
に、内側シールから漏れたガスは、内側シールと外側シ
ールの間から排気孔181、フレキシブル配管98を介
して高真空排気系により排気される。このため、成膜室
の外側シールから共通室へのガスの漏れはほとんどなく
共通室の圧力上昇は少なくなる。原料ガスを流して成膜
室の圧力を3 ×10-1〜5 ×102Pa の範囲に維持したと
き、シール空間の圧力は1 ×10-3〜2 ×10-2Pa、共通室
の圧力は1 ×10-3〜3 ×10-3Paで、成膜室で安定して放
電させることができる3 ×10-2Paよりも約一桁低い圧力
に保つことができた。
【0022】実施例2 図2は本発明に係る他の実施例の薄膜製造装置の成膜室
のシール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。上部成膜室壁体22に備えられ
たシールを兼ねる帯状シール171とリップ押さえ17
2、下部成膜室壁体27に備えられた内側帯状シール1
24、外側帯状シール125にはAl材を用いている。
本実施例では、帯状シール171、内側帯状シール12
4、外側帯状シール175およびリップ押さえ172と
にはAlを用いたが、その他、脱ガスの少ない金属、セ
ラミックなどの無機物であれば何でも良い。リップ7は
フッ素ゴム、あるいは、金属からなる箔または板であ
る。可撓性基板には厚さ50μmのポリイミド基板の両面
に金属、あるいは金属酸化物を含む多層膜の電極層が形
成されたものを用いた。下部成膜部室壁には内側帯状シ
ール124と外側帯状シール125の間に開口する排気
孔181が穿たれており、この排気孔181はフレキシ
ブル配管98を通して成膜室の高真空排気系に接続され
ている。
【0023】また、可撓性基板を挟んで成膜室空間を形
成する際に、可動な一方の側の成膜室壁が撓んで的確に
シール面と接触できるようにした。これにより成膜室と
共通室のシールが更に良くなる。ガスを成膜室に導入し
ない場合、下部成膜室の内側帯状シール124、外側帯
状シール125と上部成膜室の帯状シール171が合致
して形成される内側シールと外側シールの間の真空度は
6 ×10-4Paであった。
【0024】本構造により、ガスを成膜室に導入した際
に、内側シールから漏れたガスは、内側シールと外側シ
ールの間から排気孔181、フレキシブル配管98を介
して高真空排気系により排気される。このため、成膜室
の外側シールから共通室へのガスの漏れはほとんどなく
共通室の圧力上昇は少なくなる。原料ガスを流して成膜
室の圧力を3 ×10-1〜5 ×102Pa の範囲に維持したと
き、シール空間の圧力は1 ×10-3〜2 ×10-2Pa、共通室
の圧力は1 ×10-3〜3 ×10-3Paで、成膜室で安定して放
電させることができる3 ×10-2Paよりも約一桁低い圧力
に保つことができた。
【0025】実施例3 図3は本発明に係る別の実施例の薄膜製造装置の成膜室
のシール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。上部成膜室壁体22に備えられ
たシールを兼ねる内側帯状シール173、外側帯状シー
ル174およびリップ押さえ172、下部成膜室壁体2
7に備えられた内側帯状シール124、外側帯状シール
125にはAl材を用いている。本実施例では、内側帯
状シール173、外側帯状シール174、およびリップ
押さえ172、内側帯状シール124、外側帯状シール
125にはAl材を用いたが、その他、脱ガスの少ない
金属、セラミックなどの無機物であれば何でも良い。リ
ップ7はフッ素系ゴム、あるいは、金属からなる箔また
は板である。可撓性基板には厚さ50μm のポリイミド基
板の両面に金属、あるいは金属酸化物を含む多層膜の電
極層が形成されたものを用いた。上部成膜部室壁には内
側帯状シール173と外側シール174の間に開口する
排気孔181が穿たれており、この排気孔181はフレ
キシブル配管98を通して成膜室の高真空排気系に接続
されている。さらに、下部成膜部室壁にも内側帯状シー
ル124と外側帯状シール125の間に開口する排気孔
181が穿たれており、この排気孔181はフレキシブ
ル配管98を通して成膜室の高真空排気系に接続されて
いる。
【0026】また、可撓性基板を挟んで成膜室空間を形
成する際に、可動な一方の側の成膜室壁が撓んで的確に
シール面と接触できるようにした。これにより成膜室と
共通室の気密性はさらに良くなる。ガスを成膜室に導入
しない場合、上部成膜室の内側帯状シール173、外側
帯状シール174と、下部成膜室の内側帯状シール12
4、外側帯状シール125とが基板を挟んで合致して形
成される内側シールと外側シールの間の真空度は6×10
-4Paであった。
【0027】本構造により、ガスを成膜室に導入した際
に、内側シールから漏れたガスは、内側シールと外側シ
ールの間から排気孔181、フレキシブル配管98を介
して高真空排気系により排気される。このため、成膜室
の外側シールから共通室へのガスの漏れはほとんどなく
共通室の圧力上昇は少なくなる。原料ガスを流して成膜
室の圧力を3 ×10-1〜5 ×102Pa の範囲に維持したと
き、各シール空間の圧力は1 ×10-3〜2 ×10-2Pa、共通
室の圧力は1 ×10-3〜1.5 ×10-3Paで、成膜室で安定し
て放電させることができる3 ×10-2Paよりも約1桁低い
圧力に保つことができた。
【0028】実施例4 図4は本発明に係る別の実施例の薄膜製造装置の成膜室
のシール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。上部成膜室壁体22と下部成膜
室壁体27のそれぞれに備えられたシールを兼ねる内側
帯状シール173、内側帯状シール124、外側帯状シ
ール125にはAl材、外側シールのL 型パッキン17
5、シール材5にフッ素ゴムを用い、フッ素ゴムには粘
着性を低減するためにスパッタによりAgを約50nmコーテ
ィングした。本実施例では、内側シールを兼ねる内側帯
状シール173、124、外側帯状シール125にはA
l材を用いたが、その他、脱ガスの少ない金属、セラミ
ックなどの無機物であれば何でも良い。また、外側シー
ルのフッ素ゴムの表面をコーティングする材料として
は、その他、Al、Ti、Cu、Cr、等の金属、あるいは、Zn
O 、ITO 、SnO2等の金属酸化物、あるいは、四フッ化エ
チレン等のフッ素樹脂、あるいは、シリコン系化合物、
窒化ホウ素を用いても良い。リップ7はフッ素系ゴム、
あるいは、金属からなる箔または板である。可撓性基板
には厚さ50μm のポリイミド基板の両面に金属、あるい
は金属酸化物を含む多層膜の電極層が形成されたものを
用いた。上部成膜部室の内側帯状シール173と外側シ
ールのL型パッキン175の間には排気孔181が開け
られており、この排気孔181はフレキシブル配管98
を通して成膜室の高真空排気系に接続されている。
【0029】また、可撓性基板を挟んで成膜室空間を形
成する際に、可動な一方の側の成膜室壁が撓んで的確に
シール面と接触できるようにした。これにより成膜室と
共通室の気密性はさらに良くなる。ガスを成膜室に導入
しない場合、上部成膜室の内側帯状シール173、外側
シールのL型パッキン175と下部成膜室の内側帯状シ
ール124が合致して形成される内側シールと外側シー
ルの間の真空度は6 ×10-4Paであった。
【0030】本構造により、ガスを成膜室に導入した際
に、内側シールから漏れたガスは、内側シールと外側シ
ールの間から排気孔181、フレキシブル配管98を介
して高真空排気系により排気される。このため、成膜室
の外側シールから共通室へのガスの漏れはほとんどなく
共通室の圧力上昇は少なくなる。成膜室の圧力を3 ×10
-1〜5 ×102Pa の範囲に維持したとき、内側シールと外
側シールの間の圧力は1 ×10-3〜2 ×10-2Pa、共通室の
圧力は1 ×10-3Paで、共通室の圧力上昇はなかった。
【0031】実施例5 図5は本発明に係る別の実施例の薄膜製造装置の成膜室
のシール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。下部成膜室壁体27に備えられ
た内側シールを兼ねる内側帯状シール124、外側帯状
シール125、中間帯状シール126にはAl材、上部
成膜室壁体22に備えられたシールのL 型パッキン17
5、下部成膜室壁体27に備えられたシール材5にはフ
ッ素ゴムを用い、フッ素ゴムには粘着性を低減するため
にスパッタによりAgを約50nmコーティングした。本実施
例では、内側シールを兼ねる内側帯状シール124、外
側帯状シール125、中間帯状シール126にはAl材
を用いたが、その他、脱ガスの少ない金属、セラミック
などの無機物であれば何でも良い。また、外側シールの
フッ素ゴムの表面をコーティングする材料としては、そ
の他、Al、Ti、Cu、Cr、等の金属、あるいは、ZnO 、IT
O 、SnO2等の金属酸化物、あるいは、四フッ化エチレン
等のフッ素樹脂、あるいは、シリコン系化合物、窒化ホ
ウ素を用いても良い。リップ7はフッ素系ゴム、あるい
は、金属からなる箔または板である。可撓性基板には厚
さ50μm のポリイミド基板の両面に金属、あるいは金属
酸化物を含む多層膜の電極層が形成されたものを用い
た。下部成膜部室の内側帯状シール124と中間帯状シ
ール126の間には排気孔181が開けられており、こ
の排気孔181はフレキシブル配管98を通して成膜室
の高真空排気系に接続されている。また、可撓性基板を
挟んで成膜室空間を形成する際に、可動な一方の側の成
膜室壁が撓んで的確にシール面と接触できるようにし
た。これにより成膜室と共通室の気密性はさらに良くな
る。
【0032】ガスを成膜室に導入しない場合、下部成膜
室の内側帯状シール124、中間帯状シール126と上
部成膜室のL 型パッキン175が合致して形成される内
側シールと外側シールの間の真空度は6 ×10-4Paであっ
た。本構造により、ガスを成膜室に導入した際に、内側
シールから漏れたガスは、内側シールと外側シールの間
から排気孔181、フレキシブル配管98を介して高真
空排気系により排気される。このため、成膜室の外側シ
ールから共通室へのガスの漏れはほとんどなく共通室の
圧力上昇は少なくなる。成膜室の圧力を3 ×10-1〜5 ×
102Pa の範囲に維持したとき、内側シールと外側シール
の間の圧力は1 ×10-3〜2 ×10-2Pa、共通室の圧力は1
×10-3Paで、共通室の圧力上昇はなかった。
【0033】実施例6 実施例1〜5の成膜室シールをもつ薄膜製造装置でa-S
i、透明導電膜としてITO の膜形成を行った。実施例1
(図1)を例にして本発明の薄膜製造方法を述べる。こ
の薄膜製造装置は図6に示すステッピングロール方式の
薄膜製造装置であり、プラズマCVD室84を6室、ス
パッタ室85を2室有する。まず最初に、成膜室開放の
状態で成膜する可撓性基板1を成膜位置に移動する。こ
の状態では、成膜する圧力に制御する排気系と成膜室を
接続するバルブ101は閉じており、成膜する圧力に制
御する圧力コントロールバルブ103、106は開いて
いる。その他の排気系と共通室を接続するバルブ10
2、104、105は開いた状態で共通室81の高真空
排気を行っている。また、プラズマCVD室84のフレ
キシブル配管98とターボ分子ポンプ93の間にあるバ
ルブ107も開いている。この状態では共通室81の圧
力は8 ×10-4Paである。
【0034】次に、稼動する一方の成膜部室を稼動して
成膜室を密閉する。この時、プラズマCVD室84はタ
ーボ分子ポンプ93でスパッタ室85はクライオポンプ
95で更に高真空に排気され、到達圧力は4 ×10-4Pa以
下になる。この状態では、図1(b)に示す上部成膜室
壁体22に備わる内側帯状シール173と下部成膜室壁
体27に備わる帯状シール123が合致して形成される
内側シールと、上部成膜室壁体22に備わる外側帯状シ
ール174と下部成膜室壁体27に備わる帯状シール1
23が合致して形成される外側シールの間は排気孔18
1、フレキシブル配管98を通してターボ分子ポンプ9
3、あるいはクライオポンプ95により高真空に排気さ
れる。到達圧力は6 ×10-4Paであった。また、共通室8
1を排気する排気系はターボ分子ポンプ96だけとなる
ため、共通室81の圧力は上昇し1 ×10-3Paとなった。
【0035】次に、プラズマCVD室84ではターボ分
子ポンプ102による高真空排気をやめるためにバルブ
102を閉じる。そして、図示されていないガス供給系
より成膜原料ガスを導入し、圧力が2Pa に上昇してから
バルブ101を開け、メカニカルブースターポンプ9
1、ドライポンプ92で真空排気した。さらに30秒経過
後、ガスの流れが安定した段階で圧力コントロールバル
ブ103により成膜する圧力に制御した。真性アモルフ
ァスシリコンを成膜する際には、SiH4を主原料ガスと
し、これにH2、Heあるいは、Ar等の希釈ガスを加えた混
合ガスを用いた。p型およびn型のアモルファスシリコ
ンを形成する際には、これらにそれぞれB2H6、PH3 を加
え、さらに所望の光学的バンドギャップを得るためにCO
2 、あるいは、CH4 を加えた混合ガスを用いた。ガスが
成膜室に流れている状態では、図1(b)に示す上部成
膜室壁体22に備わる内側帯状シール173と下部成膜
室壁体27に備わる帯状シール123が合致して形成さ
れる内側シールから成膜室外へ漏れたガスは、上部成膜
室壁体22に備わる外側帯状シール174と下部成膜室
壁体27に備わる帯状シール123が合致して形成され
る外側シールと前記内側シールの間にある排気孔181
からフレキシブル配管98を通してターボ分子ポンプに
より排気される。成膜室の圧力を5 ×100 〜5 ×102Pa
に制御した場合、内側シールと外側シールの間の圧力は
5 ×10-3〜2 ×10-2Paとなった。一方、スパッタ室では
バルブ104を開けたままでクライオポンプによる排気
を続けながらスパッタガスを流した。30秒後にガスの流
れが安定した段階で、圧力コントロールバルブ106に
より成膜する圧力に制御した。ITO を形成するためにス
パッタガスとしてAr、あるいは、ArにO2を加えたものを
用いた。プラズマCVD室84と同様に内側シールと外
側シールの間は排気孔181からフレキシブル配管98
を通してクライオポンプ95により排気される。成膜室
の圧力を3 ×10-3〜5×100Pa に制御した場合、内側シ
ールと外側シールの間の圧力は1 ×10-3〜5 ×10-3Paと
なった。このようにプラズマCVD室、スパッタ室にガ
スを流して成膜する圧力に制御した場合、共通室の圧力
は1 ×10-3〜3 ×10-3Paとなった。
【0036】次に、図示されていない高周波電源、また
は、直流電源により接地電極と高周波電極の間に電圧を
印加して放電させ、成膜を行った。そして、規定時間の
放電終了後、電圧印加をやめ成膜を終了した。
【0037】次に、成膜原料ガス、スパッタガスの供給
をやめ、圧力コントロールバルブ103、106での圧
力制御をやめガスの真空排気をした。プラズマCVD室
では圧力が2Pa 以下になった段階で、バルブ101を閉
じ、バルブ102を開けてターボ分子ポンプ93により
更に高真空に排気した。一方、スパッタ室ではクライオ
ポンプ95でそのまま高真空に排気を続けた。
【0038】次に、成膜室を開放し、可撓性基板1を次
の成膜位置に送り、以下必要なステップの成膜を続け
た。最後に、形成した膜を取り出すために、成膜室が開
放状態で、バルブ101、102、104、105、1
07を閉じて共通室の真空排気を停止し、真空を破っ
た。
【0039】このようにして形成された膜は、成膜時の
共通室圧力が前述の通り1 ×10-3〜3 ×10-3Paであり、
成膜室で安定して放電可能な3 ×10-2よりも一桁以上、
従来の装置に比べても約一桁低い圧力に維持できるよう
になったため、従来の装置で成膜した膜よりも膜質の均
一性が向上した。
【0040】実施例2の構造の薄膜製造装置において
も、成膜室にガスを流して成膜圧力に維持した場合のシ
ール空間の圧力、および、共通室の圧力は上記と同じで
あった。また、成膜された膜も上記と同じように従来構
造の薄膜製造装置で形成された膜に対して膜の均一性が
向上した。実施例3の構造においては、成膜室にガスを
流して成膜圧力に維持した場合の内側シールと外側シー
ルの圧力は1 ×10-3〜2×10-3Pa、共通室の圧力は1 ×1
0-3Paとなり、実施例1および2の構造よりも共通室圧
力は低かった。成膜された膜も実施例1および2の場合
と同じ膜質で、従来のものに比べ膜の均一性が向上し
た。実施例4の構造においては、成膜室にガスを流して
成膜圧力に維持した場合の内側シールと外側シールの圧
力は1 ×10-3〜2 ×10-3Pa、共通室の圧力は1 ×10-3Pa
となり、実施例1、2および3の構造よりも共通室圧力
は低かった。成膜された膜も実施例1、2および3の場
合と同じ膜質で、従来のものに比べ膜の均一性が向上し
た。実施例5の構造では、成膜室にガスを流して成膜圧
力に維持した場合の内側シールと外側シールの圧力、共
通室の圧力は実施例3の場合と同じであった。しかしな
がら、膜質は実施例1から4の場合に比べて悪かった。
この原因は、成膜室にフッ素ゴムが面しているため、フ
ッ素ゴムからの脱ガスにより膜に不純物が混入されたた
めでる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、1つの共通真空室の中
に、可撓性の基板を搬送する搬送系と、この基板上に薄
膜を成膜する手段を備えた成膜室を1ないし複数有し、
各成膜室は成膜室を真空引きするための真空排気および
成膜時にガスの圧力を制御するための真空排気を同一の
系で行う1系の真空排気系または個別に行う2系の真空
排気系を備え、また、成膜室は基板を境界とする開口部
を有する2つの成膜部室からなり、これらの開口部には
成膜室と共通真空室との間を基板を挟んで気密とするシ
ールが設けられている薄膜製造装置において、前記シー
ルを成膜室側の内側シールと共通真空室側の外側シール
からなる2重構造とし、両シールおよび基板のなす空間
(シール空間)を前記成膜室を真空引きするための真空
排気系に接続するようにしたため、共通室へのガスの漏
れを低減することができ、成膜室での放電を安定して得
ることができた。
【0042】また、従来構造の製造装置に比べ、共通室
の圧力上昇を抑えられるため共通室の排気ポンプの容量
を小さくできる。これらの結果、装置の低コスト化が可
能になった。さらに、本発明の薄膜製造装置で作製する
薄膜の製造方法では、従来構造の薄膜製造装置で作製し
たものに比べ、膜の均一性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の薄膜製造装置の成膜室の
シール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。
【図2】本発明に係る他の実施例の薄膜製造装置の成膜
室のシール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。
【図3】本発明に係る別の実施例の薄膜製造装置の成膜
室のシール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。
【図4】本発明に係る別の実施例の薄膜製造装置の成膜
室のシール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。
【図5】本発明に係る別の実施例の薄膜製造装置の成膜
室のシール部分の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。
【図6】本発明に係るステッピングロール方式の薄膜製
造装置の側面断面図である。
【図7】共通真空室内に成膜室を複数有するステッピン
グロール方式の薄膜製造装置の側面断面図である。
【図8】従来の成膜室壁とヒータとが分離している成膜
室の開口部の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。
【図9】従来の成膜室壁とヒータとが分離している成膜
室の開口部の拡大断面図であり、(a)は開放時、
(b)は密閉時である。
【符号の説明】
1 基板 22 上部成膜室壁体 27 下部成膜室壁体 32 接地電極 33 ヒーター 45 開口部 5 シール材 7 リップ 80 成膜室 81 共通室 82 コア 83 コア 84 プラズマCVD室 85 スパッタ室 91 メカニカルブースターポンプ 92 ドライポンプ 93 ターボ分子ポンプ 94 ドライポンプ 95 クライオポンプ 96 ターボ分子ポンプ 97 ドライポンプ 98 フレキシブル配管 101 バルブ 102 バルブ 103 圧力コントロールバルブ 104 バルブ 105 バルブ 106 圧力コントロールバルブ 107 バルブ 123 帯状シール 124 内側帯状シール 125 外側帯状シール 126 中間帯状シール 171 帯状シール 172 リップ押さえ 173 内側帯状シール 174 外側帯状シール 175 L型パッキン 181 排気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F045 AA08 AB04 AE11 AE13 AF10 CA13 DP22 DQ15 EB08 EB10 EF20 EG02 EG03 5F051 AA05 BA15 CA15 CA22 CA23 CA24 CA35 CA40 GA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの共通真空室の中に、可撓性の基板を
    搬送する搬送系と、この基板上に薄膜を成膜する手段を
    備えた成膜室を1ないし複数有し、各成膜室は成膜室を
    真空引きするための真空排気および成膜時にガスの圧力
    を制御するための真空排気を同一の系で行う1系の真空
    排気系または個別に行う2系の真空排気系を備え、ま
    た、成膜室は基板を境界とする開口部を有する2つの成
    膜部室からなり、これらの開口部には成膜室と共通真空
    室との間を基板を挟んで気密とするシールが設けられて
    いる薄膜製造装置において、前記シールは成膜室側シー
    ル(内側シールと呼ぶ)と共通真空室側シール(外側シ
    ールと呼ぶ)からなる2重構造であり、両シールおよび
    前記基板のなす空間(シール空間と呼ぶ)は前記成膜室
    を真空引きするための真空排気系に配管(シール配管と
    呼ぶ)により接続されていることを特徴する薄膜製造装
    置。
  2. 【請求項2】前記成膜室壁内には前記両シール空間およ
    び成膜室外に開口する排気孔が穿たれていることを特徴
    とする請求項1に記載の薄膜製造装置。
  3. 【請求項3】前記内側シールは金属またはセラミック等
    の無機材料からなり、外側シールはフッ素ゴムからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜製造装置。
  4. 【請求項4】前記フッ素ゴムの表面にAg、Al、Ti、Cu、
    Cr等の金属、あるいはZnO 、ITO 、SnO2等の金属酸化
    物、あるいは、四フッ化エチレン等のフッ素樹脂、ある
    いは、シリコン系化合物、窒化ホウ素がコーティングさ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の薄膜製造装
    置。
  5. 【請求項5】前記シール配管の少なくとも一部にはフレ
    キシブル配管が用いられていることを特徴とする請求項
    1から4に記載の薄膜製造装置。
  6. 【請求項6】前記2系の真空排気系の前記成膜室を真空
    引きする真空排気系には前記成膜室と前記成膜室を真空
    引きする真空排気系とを遮断するバルブが設けられてお
    り、前記シール配管はこのバルブより排気側に接続され
    ていることを特徴とする請求項1ないし5に記載の薄膜
    製造装置。
  7. 【請求項7】前記1系の真空排気系は、前記成膜室から
    順に、前記成膜室の成膜時にガスの圧力を制御するコン
    トロールバルブおよび成膜室と真空排気系を遮断するバ
    ルブが設けられており、前記シール配管の接続はこれら
    のバルブの間でなされていることを特徴とする請求項1
    ないし4に記載の薄膜製造装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7に記載の薄膜製造装置を
    用い、前記シール空間を真空引きしながら薄膜を製造す
    ることを特徴とする薄膜製造方法。
  9. 【請求項9】前記シール空間の圧力は2 ×10-2Pa以下で
    あり、かつ、共通室の圧力は3 ×10-2Pa、好ましくは、
    3 ×10-3Pa以下であることを特徴とする請求項8に記載
    の薄膜製造方法。
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