JP2000231334A - 加熱接着用図柄シート - Google Patents

加熱接着用図柄シート

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JP2000231334A
JP2000231334A JP11031205A JP3120599A JP2000231334A JP 2000231334 A JP2000231334 A JP 2000231334A JP 11031205 A JP11031205 A JP 11031205A JP 3120599 A JP3120599 A JP 3120599A JP 2000231334 A JP2000231334 A JP 2000231334A
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JP
Japan
Prior art keywords
fusible resin
melt adhesive
heat
hot melt
nonwoven fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP11031205A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Wakayama
一雄 若山
Kaizo Komatsu
快造 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKOO RAMI KOGYO KK
Original Assignee
SHINKOO RAMI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布上に載せてその上から直接アイロン等で加
熱することにより、衣類の任意の部位に任意の図柄を強
固に接着することができ、使用するホットメルト接着剤
の量を少量にしながら、図柄を施された織布或いは不織
布と一体にホットメルト接着剤が積層されている加熱接
着用図柄シートを提供する。 【解決手段】 織布或いは不織布の一方の面から低密度
ポリオレフィン等の熱融着性樹脂を20〜40g/m2
の割合で含浸させ、次いで熱融着性樹脂層に該熱融着性
樹脂に親和性を有するホットメルト接着剤層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は布上に載せてその上
から直接アイロン等で加熱することにより、衣類の任意
の部位に任意の図柄を強固に接着することができる加熱
接着用図柄シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワッペン、エンブレム等の図柄を
衣類、布製品等に融着する場合には、図1に示すよう
に、図柄付の布1を所定の形状に切取り、別にホットメ
ルト接着剤シート2をこの図柄付の布1の外形より1〜
2mm小さく切り取って、被接着布3、ホットメルト接
着剤シート2、図柄付の布1の順に重ねてアイロン等の
ヒーター4で140〜160℃に加熱押圧していた。こ
の方法によると、ホットメルト接着剤シート2と図柄1
との位置合わせが困難で、位置がずれると図柄付の布1
からはみ出した接着剤がヒーター面に付着したり、接着
剤シートの破片がワッペンからはみ出すなどのトラブル
があった。
【0003】元来、図柄付の布1自体に直接ホットメル
ト接着剤層を設けることが好ましいが、布とホットメル
ト接着剤との親和性が悪く、布とホットメルト接着剤と
の積層体を製造することができなかった。たとえ、でき
たとしてもその場合には図柄付の布と接着剤シートとが
剥がれ易く工業的実施は不可能であった。更にホットメ
ルト接着剤は高価であり、大量のホットメルト接着剤を
織布或いは不織布に含浸させることに経済的困難があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は織布或いは不
織布に直接ホットメルト接着剤層を強固に積層し、必要
な図柄を切り取ってそのままアイロン等のヒーターによ
り図柄面から加熱することにより図柄を衣類や布製品等
に一挙に強固に接着できる加熱接着用図柄シートを、安
価に供給することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、接着さ
れる図柄とホットメルト接着剤との間にホットメルト接
着剤と親和性を有する熱融着性樹脂層を設けたり、含浸
させたりすることによりホットメルト接着剤を図柄用の
織布或いは不織布に強固に積層し、図柄を切り取って衣
類や織布或いは不織布からなる製品に載せ、図柄シート
の図柄面から加熱押圧することにより、一挙に図柄シー
トを布製品に融着することができるものである。
【0006】すなわち、ホットメルト接着剤は一般に繊
維製品との接着性が悪いが、低密度ポリオレフィン等と
の親和性は高い。この性質を利用し、図柄を施した織布
或いは不織布の裏面に熱融着性樹脂を含浸させる。好ま
しくは熱融着性樹脂の一部が織布或いは不織布に含浸
し、一部が薄い熱融着性樹脂層を形成している状態に
し、この熱融着性層に衣類その他の繊維製品と接着する
に足りるだけの薄いホットメルト接着剤層を設けること
により、少量のホットメルト接着剤を使用して位置合わ
せの手間を省略し、一挙に接着できるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に使用する図柄シートの基
材は織布であっても不織布であってもよく、また素材繊
維の種類を問わない。鮮明な図柄を印刷することがで
き、容易に切り抜くことができる素材であればよい。一
般には厚すぎない、きめの細かい生地が使用される。
【0008】熱融着性樹脂としては、低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリプロピレン、線状低密度ポリエチレン等
のポリオレフィン系樹脂が好ましく使用される。その使
用量は10〜40g/m2 、好ましくは20〜40g/
2 であり、図柄を設けた織布或いは不織布に含浸さ
せ、しかも薄い層を裏面に残す程度がよい。その結果、
次に積層するホットメルト接着剤層と熱融着性樹脂の薄
い層とがよく接着し、熱融着性樹脂の薄い層は織布或い
は不織布に含浸した樹脂と一体になって図柄シートに強
固に接着する。
【0009】ホットメルト接着剤としては、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリアミド、ポリエス
テル、アタクチックポリプロピレン等がある。EVAは
酢酸の重合度により物性が異なるが、酢酸重合度5〜2
0%、好ましくは8〜12%のものが好ましい。更に、
近時広く使用されているメタロセン(商標名:東ソー社
製)は優れたホットメルト接着剤である。これらのホッ
トメルト接着剤を混合してより優れた接着剤として用い
ことができる。例えば、メタロセンと酢酸重合度10%
のEVAとの混合物が好ましく使用され、その配合比は
メタロセン100重量部に対しEVA70〜130重量
部、好ましくは80〜120重量部である。ホットメル
ト接着剤層は10〜20μm程度の厚さに積層する。
【0010】ホットメルト接着剤は70〜90℃、好ま
しくは70〜85℃程度で液状化するものを使用する。
熱融着性樹脂はホットメルト接着剤より高温(90〜1
20℃程度)で軟化する。特に重要なことはホットメル
ト接着剤と熱融着性樹脂との親和性が高いことである。
オレフィン系熱融着性樹脂とEVA、メタロセン、アタ
クチックポリプロピレン等は好ましい組合わせである。
【0011】製造するにあたっては、図2に示すよう
に、織布或いは不織布5の一方の面に図柄6を印刷し、
織布或いは不織布5の図柄6が印刷されていない面か
ら、熱融着性樹脂7を溶融して含浸させる。熱融着性樹
脂7の一部は織布或いは不織布に浸透していくが、一部
は極く薄い層として織布或いは不織布5の表面に残る。
図2においてはこの層をやや誇張して表現した。或い
は、熱融着性樹脂の全てが浸透しても、織布或いは不織
布5を構成する繊維はその周囲が熱融着性樹脂で被覆さ
れている。しかる後、熱融着性樹脂7の層の表面に溶融
して液状化したホットメルト接着剤8を10〜20μm
厚に積層して冷却すればよい。
【0012】このようにして製造した加熱接着用図柄シ
ートは各層が強固に一体化し、使用の途中で剥がれるお
それは全くない。使用にあたっては所定の形状に切り抜
いてホットメルト接着剤層を施すべき布地に接触させ
て、140〜160℃に加熱したヒーターで20〜30
秒間押圧すればよい。
【0013】
【実施例】実施例1 目付70g/m2 の不織布の表面に縦横約6cmのウサ
ギの顔の図柄を多色刷りで多数鮮明に印刷した。裏面に
メルトインデックス8、軟化温度約110℃の低密度ポ
リエチレンを溶融し、30g/m2 の割合で含浸させて
放冷した。裏面は指で触れると樹脂のすべすべ感があっ
たが、表面から見ただけでは樹脂の浸透が感じられなか
った。この不織布の裏面に更に溶融したメタロセン(東
ソー社製ホットメルト接着剤)を15μm厚に積層して
本発明加熱接着用図柄シートを製造した。
【0014】得られた加熱接着用図柄シートをウサギの
図柄の輪郭のやや外側を切り抜き、子供用の白地Tシャ
ツの左胸にホットメルト接着剤層を布地側にして載せ、
加熱したアイロンで30秒間押圧した。図柄シートはT
シャツに強固に接着し、洗濯機による選択を10回繰返
したが、剥げることはなかった。実施例2 加熱接着用図柄シートの基材として織布を用い、ホット
メルト接着剤としてメタロセン50%と酢酸重合度10
%のEVA50%との混合物を用いた以外は実施例1と
同様して図柄シートを製造した。得られた図柄シートは
実施例1と同様に優れた性能を有した。
【0015】
【発明の効果】本発明により、使用するホットメルト接
着剤の量を少量にしながら、図柄を施された織布或いは
不織布と一体にホットメルト接着剤が積層されている加
熱接着用図柄シートを容易に製造することができる。し
かも得られた図柄シートは剥がれることなく、被接着布
3及び織布或いは不織布5と一体に、強固に接着され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来技術の断面説明図である。
【図2】図2は本発明加熱接着用図柄シートの構成を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 図柄付の布 2 ホットメルト接着剤シート 3 被接着布 4 ヒーター 5 織布或いは不織布 6 図柄 7 熱融着性樹脂 8 ホットメルト接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織布或いは不織布の一方の面から熱融着
    性樹脂を含浸させ、次いで熱融着性樹脂層に該熱融着性
    樹脂に親和性を有するホットメルト接着剤層を設けたこ
    とを特徴とする加熱接着用図柄シート。
  2. 【請求項2】 熱融着性樹脂が低密度ポリエチレンであ
    ることを特徴とする請求項1記載の加熱接着用図柄シー
    ト。
  3. 【請求項3】 熱融着性樹脂を20〜40g/m2 の割
    合で含浸させたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    加熱接着用図柄シート。
JP11031205A 1999-02-09 1999-02-09 加熱接着用図柄シート Pending JP2000231334A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113208199A (zh) * 2021-06-08 2021-08-06 雅蒂诗(广州)时装有限公司 褶皱亮片连衣裙的制备方法及其制成的连衣裙

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113208199A (zh) * 2021-06-08 2021-08-06 雅蒂诗(广州)时装有限公司 褶皱亮片连衣裙的制备方法及其制成的连衣裙
CN113208199B (zh) * 2021-06-08 2022-11-18 雅蒂诗(广州)时装有限公司 褶皱亮片连衣裙的制备方法及其制成的连衣裙

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