JP2000231089A - 信号増幅回路、及び、これを用いた液晶表示装置 - Google Patents

信号増幅回路、及び、これを用いた液晶表示装置

Info

Publication number
JP2000231089A
JP2000231089A JP11031795A JP3179599A JP2000231089A JP 2000231089 A JP2000231089 A JP 2000231089A JP 11031795 A JP11031795 A JP 11031795A JP 3179599 A JP3179599 A JP 3179599A JP 2000231089 A JP2000231089 A JP 2000231089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
time
voltage
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11031795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Aoki
木 良 朗 青
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11031795A priority Critical patent/JP2000231089A/ja
Priority to US09/433,212 priority patent/US6603456B1/en
Priority to TW88119492A priority patent/TW476854B/zh
Priority to KR1019990049367A priority patent/KR100349276B1/ko
Publication of JP2000231089A publication Critical patent/JP2000231089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号増幅回路内の振幅増幅用論理回路のしき
い値電圧にばらつきがある場合でも、信号増幅回路が正
常に動作するようにする。 【解決手段】 振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧
と基準電圧V1の差分電圧をキャパシタC1に蓄積させ
る。入力信号ISをこの振幅増幅用論理回路20に入力
する際には、この入力信号ISの電圧にキャパシタC1
に蓄積された電圧を加えた上で入力する。これにより、
振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧V1と基準電圧
との差を、吸収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号増幅回路及びこ
れを用いた液晶表示装置に関し、特に、デジタル入力信
号の振幅を増幅させてデジタル出力信号として出力する
信号増幅回路及びこれを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置は、信号線および
走査線がマトリクス状に配設された画素アレイ部と、信
号線および走査線を駆動する駆動回路とを、備えて構成
されている。従来は、画素アレイ部と駆動回路とを別個
の基板に形成していたため、液晶表示装置のコストダウ
ンを図ることが困難で、また、液晶表示装置の外形寸法
に対する実画面サイズの比率を高めることも難しかっ
た。
【0003】しかし、近年においては、ガラス基板上に
ポリシリコンを材料としてTFT(Thin Film Transisto
r)を形成する製造技術が進歩してきたため、この技術を
利用することにより、画素アレイ部と駆動回路とを同一
のガラス基板上に形成することが可能となった。
【0004】ところで、特に最近の駆動回路一体型液晶
表示装置の技術傾向として、デジタル信号をアナログの
映像信号に変換する機能を、液晶表示装置内の駆動回路
に持たせることで、デジタル信号をガラス基板上の駆動
回路に直接入力できる液晶表示装置の開発が盛んになっ
てきている。
【0005】しかしながら、特に直視型の液晶表示装置
では、外部から入力されるデジタル入力信号が、抵抗負
荷および容量負荷の大きいガラス上の配線を通って信号
線用の駆動回路に供給される。このため、デジタル入力
信号を外部からガラス基板上の駆動回路へ直接供給する
ためには、駆動能力の大きい信号供給回路でデジタル入
力信号を供給する必要があった。したがって、この駆動
能力が大きいデジタル入力信号用の信号駆動回路が別途
必要であった。
【0006】また、ガラス基板上に均一で特性の良好な
ポリシリコンTFTを形成することは現状では困難であ
るため、外部回路で使用されるデジタル入力信号の振幅
のままではガラス基板上の駆動回路を直接動作させるこ
とができず、デジタル入力信号の振幅を増幅させる信号
増幅回路が別途必要であった。
【0007】すなわち、信号増幅回路をガラス基板上の
駆動回路に内蔵させる必要があった。そして、この信号
増幅回路にデジタル入力信号を入力して、その振幅を増
大させた上で、デジタル出力信号として出力し、このデ
ジタル出力信号を用いて駆動回路を動作させる必要があ
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラス基板上
に均一な特性のポリシリコンTFTを形成することは困
難であることから、信号増幅回路内に設けられている振
幅増幅用論理回路の特性をそろえることも困難であっ
た。このため、振幅増幅用論理回路のしきい値電圧が、
ブロック毎や製品毎に異なる場合があった。
【0009】例えば、デジタル入力信号が4V〜6Vで
振幅する信号であり、これを信号増幅回路で0V〜10
Vで振幅する信号に増幅するような場合、この信号増幅
回路内の振幅増幅用論理回路のしきい値電圧は5Vに設
定するべきである。しかし、振幅増幅用論理回路を構成
するポリシリコンTFTの特性がばらついて、しきい値
電圧が4.5Vや5.5Vになる場合があった。この場
合、デジタル入力信号が4Vから6Vに変化するタイミ
ングと、デジタル出力信号が0Vから10Vに変化する
タイミングとの間に、ずれが生じることとなった。
【0010】また、振幅増幅用論理回路のしきい値電圧
が大きくずれて6.5Vとなってしまった場合、4V〜
6Vで振幅するデジタル入力信号を入力したとしても、
デジタル出力信号は10Vに切り替わらないことなり、
不良品が発生してしまうという問題があった。
【0011】そこで本発明は、このような点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、信号増幅回路内の振幅
増幅用論理回路のしきい値電圧がばらついた場合でも、
正常に動作し得る信号増幅回路を提供することにある。
すなわち、本発明の目的は、振幅増幅用論理回路を構成
するポリシリコンTFTの特性が必ずしも均一でなくと
も、正常に動作し得る信号増幅回路を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る信号増幅回路は、絶縁基板上に形成され、
時系列に入力される入力信号を所定の制御信号に同期し
てサンプリングするサンプリングスイッチと、前記サン
プリングスイッチに接続され、前記サンプリングスイッ
チから供給される前記入力信号を保持するキャパシタ
と、前記キャパシタにゲートが接続され、しきい値電圧
に対し正極性の電源電圧と負極性の電源電圧のうちの一
方を、キャパシタに保持された入力信号レベルに応じて
選択し出力する絶縁ゲート型論理回路と、前記キャパシ
タに前記入力信号が供給される前に該キャパシタを前記
論理回路のしきい値電圧近傍の基準電圧にバイアスする
基準電圧供給スイッチと、を備えることを特徴とする。
【0013】前記絶縁ゲート型論理回路は薄膜トランジ
スタにより構成することもでき、この薄膜トランジスタ
は多結晶シリコン型薄膜トランジスタにすることもでき
る。また、前記絶縁ゲート型論理回路はインバータ回路
にすることもできる。
【0014】さらに、本発明に係る液晶表示装置は、デ
ジタル映像信号をアナログ映像信号に変換する機能を有
する駆動回路を備えた液晶表示装置であって、前記駆動
回路は、前記信号増幅回路のうちのいずれかを、前記デ
ジタル映像信号の増幅用に備えていることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態は、信号増幅回路内の振幅増幅用論理回路のしき
い値電圧のばらつきをキャパシタで吸収することによ
り、振幅増幅用論理回路のしきい値電圧がばらついた場
合でも信号増幅回路を正常に動作させることができるよ
うにしたものである。以下、図面に基づいて詳細に説明
する。
【0016】まず、図4に基づいて、本実施形態に係る
駆動回路一体型の液晶表示装置の全体的回路構成を説明
する。この図4に示すように、液晶表示装置は、画素ア
レイ部2と信号線駆動回路3と走査線駆動回路4とを備
えて構成されている。画素アレイ2には、信号線S1〜
Snと走査線G1〜Gmとが縦横に形成され、これらの
交点付近に画素表示用のTFT1が設けられている。信
号線駆動回路3は、各信号線S1〜Snを駆動する回路
である。本実施形態においては、この信号線駆動回路3
に、直接的にデジタル信号のまま映像信号が入力され
る。走査線駆動回路4は、各走査線G1〜Gmを駆動す
る回路である。
【0017】次に、図2及び図3に基づいて、本実施形
態に係る信号線駆動回路3の構成を説明する。図3は本
実施形態に係るN段の信号線駆動回路3の全体的構成を
示す概略ブロック図であり、図2は各段の回路内部の概
略ブロック図である。
【0018】図3に示すように、信号線駆動回路3は、
タイミング制御回路10とデジタルデータサンプリング
部12とデジタルデータロード部14とデジタルアナロ
グ変換部16とを備えて構成されている。これらタイミ
ング制御回路10とデジタルデータサンプリング部12
とデジタルデータロード部14とデジタルアナログ変換
部16とには、これらの間でデータを転送するタイミン
グを制御するための外部入力制御信号ECSが入力され
ている。
【0019】タイミング制御回路10は、N段のブロッ
クのうちのどのブロックが外部入力デジタルデータバス
ライン18からデジタルデータをサンプリングするか
を、制御するための回路である。タイミング制御回路1
0からは、このタイミングを制御するための制御信号C
Sが、デジタルデータサンプリング部12に出力されて
いる。デジタルデータサンプリング部12は、この制御
信号CSに基づいて、外部入力デジタルデータバスライ
ン18から、デジタル信号をサンプリングする。すなわ
ち、N段あるデジタルデータサンプリング部12の各段
が、制御信号CSに基づいて、順次、外部入力デジタル
データバスライン18から、映像信号であるデジタル信
号をデジタルデータとしてサンプリングする。
【0020】デジタルデータロード部14は、デジタル
データサンプリング部12からデジタルデータを取り込
んで、一時的に格納しておく機能を有する。すなわち、
各段毎に順次デジタルデータサンプリング部12に取り
込まれた映像信号であるデジタルデータは、所定のタイ
ミングで一斉にデジタルデータロード部14に転送さ
れ、格納される。このデジタルデータロード部14に格
納されたデジタルデータは、所定のタイミングで一斉に
デジタルアナログ変換部16に転送される。デジタルア
ナログ変換部16は、デジタルデータロード部14から
取り込んだデジタルデータを、アナログデータに変換す
る。
【0021】すなわち、図3に示す信号線駆動回路3に
おいては、外部から入力された映像信号としてのデジタ
ル信号は、データサンプリング部12において増幅され
た上で、デジタルデータとして一時保存される。その
後、所定のタイミング毎にこのデジタルデータはデータ
ロード部14に移動する。そして、デジタルアナログ変
換部16で所定のタイミング毎にデジタルデータをアナ
ログデータの映像信号に変換して、信号線S1〜Snへ
出力する。
【0022】図2に示すように、この液晶表示装置にお
ける1信号線に対しては、外部入力デジタルデータバス
ライン18において1対のデジタル信号線が設けられて
いる。これらのデジタル信号線はデジタルデータサンプ
リング部12に接続されている。デジタルデータサンプ
リング部12は、各信号線毎に信号増幅回路12aとサ
ンプリングラッチ回路12bとを備えている。これら信
号増幅回路12aとサンプリングラッチ回路12bとに
は、タイミング制御回路10から制御信号CSが入力さ
れている。また、デジタルデータロード部14は各信号
線毎にロードラッチ回路14aを備えており、デジタル
アナログ変換部16は各信号線毎にデジタルアナログ変
換回路16aを備えている。
【0023】図2及び図3に示す各部は、図4に示す液
晶表示装置の同一のガラス基板上に形成される。また、
図4に示す信号線駆動回路3や走査線駆動回路4を構成
するトランジスタは、画素駆動用のTFT1と同じ製造
プロセスにより形成される。
【0024】次に、図1に基づいて、本実施形態に係る
信号増幅回路12aの構成を説明する。この図1は、本
発明の基本的概念を説明するために、信号増幅回路12
aの主要部の構成を示す回路図である。
【0025】図1に示すように、本実施形態に係る信号
増幅回路12aは、スイッチSW1と、スイッチSW2
と、キャパシタC1と、振幅増幅用論理回路20とを、
備えて構成されている。振幅増幅用論理回路20は、イ
ンバータ20a、20bを直列的に接続することにより
構成されている。信号増幅回路12aは、振幅の小さい
デジタル信号である入力信号ISの振幅を増大させて、
デジタル信号である出力信号OSとして、出力する回路
である。
【0026】より詳しくは、スイッチSW1の一端側は
入力端子に接続されており、入力信号ISが入力され
る。この入力信号ISは、外部入力デジタルデータバス
ライン18からの振幅の小さいデジタル信号である。本
実施形態では、入力信号ISは4V〜6Vの幅で振幅す
るデジタル信号である。スイッチSW1の他端側は、ス
イッチSW2の一端側に接続されている。このスイッチ
SW2の他端側には基準電圧V1が入力されている。本
実施形態では、この基準電圧V1を5Vと設定してい
る。すなわち、入力信号ISの振幅が4V〜6Vである
ので、その中間の電圧である5Vを、ハイとロウの切り
替えの基準となる電圧としている。
【0027】スイッチSW2とスイッチSW1の間に
は、キャパシタC1の一端側が接続されている。このキ
ャパシタC1は、ノードaとノードbとの間に、振幅増
幅用論理回路20のしきい値電圧と基準電圧V1との差
分電圧を、保持するための素子である。つまり、キャパ
シタC1により、本実施形態に係る基準電圧保持回路が
構成されている。キャパシタC1の他端側はインバータ
20aの入力側に接続されている。このインバータ20
aの出力側はインバータ20bの入力側に接続されてい
る。このインバータ20bの出力側は出力端子に接続さ
れており、この出力端子から出力信号OSが出力され
る。出力信号OSは入力信号ISの振幅を増大させたデ
ジタル信号である。本実施形態では、この出力信号OS
は0V〜10Vの幅で振幅するデジタル信号である。
【0028】本実施形態では、振幅増幅用論理回路20
は、絶縁ゲート型論理回路であり、多結晶シリコン型の
薄膜トランジスタにより構成されている。
【0029】次に、図5に基づいて図1に示す信号増幅
回路12aの動作を説明する。図5は、図1に示す信号
増幅回路12aの動作を示したタイミングチャートを示
す図である。
【0030】図5に示すように、時刻T1〜時刻T2の
間がリセット期間となる。すなわち、この時刻T1〜時
刻T2の期間に、図3の信号線駆動回路3内のある一段
のブロックに対し、タイミング制御回路10から制御信
号CSが送られる。これにより、図1に示す信号増幅回
路12aのスイッチSW1がオン状態となり、スイッチ
SW2がオフ状態となる。この時刻T1〜T2の間、ノ
ードaには基準電圧V1として、5Vが入力される。ま
た、これと同時に、何らかの手段により、ノードbを振
幅増幅用論理回路20のしきい値電圧に設定する。例え
ば、振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧が4.5V
であった場合には、ノードbを4.5Vに設定する。し
たがって、キャパシタC1には−0.5Vの電圧が蓄え
られる。この振幅増幅回路用論理回路20のしきい値電
圧は、ブロック毎にばらつきが生じており、また製品毎
にもばらつきが生じている。このように個々に異なるし
きい値電圧にノードbを設定する手段は、後述する。
【0031】次の時刻T2〜時刻T4の間がデータサン
プリング期間となる。すなわち、時刻T2〜時刻T4の
期間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1をオ
フ状態にして、スイッチSW2をオン状態とする。この
ため、入力信号ISがノードaに入力される。例えば、
入力信号ISが4Vから6Vに変化すると、ノードaは
5Vから6Vに変化する。このとき、キャパシタC1に
−0.5が蓄えられているので、ノードbは4.5Vか
ら5.5Vに変化する。ここで、振幅増幅用論理回路2
0のしきい値電圧は、4.5Vであるので、振幅増幅用
論理回路20の出力信号OSは、時刻T3で、0Vから
10Vに変化する。つまり、入力信号ISが基準電圧V
1として設定した5Vを超えた時刻T3の時点で、振幅
増幅用論理回路20の出力信号OSが0Vから10Vへ
変化する。
【0032】次の時刻T4〜時刻T5の間がデータホー
ルド期間となる。すなわち、この時刻T4〜時刻T5の
期間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1とス
イッチSW2の両方のスイッチをオフ状態にする。これ
により、先のデータサンプリング期間(時刻T2〜時刻
T4)の間に入力された振幅2Vのデジタル信号である
入力信号ISを、振幅10Vのデジタル信号である出力
信号OSとして保持して、出力する。
【0033】なお、通常は一時的なデータ保持の方法と
して、図2に示すようなサンプリングラッチ回路12b
を併用する。この場合のサンプリングラッチ回路12b
には、例えばフリップフロップ回路、もしくはデータホ
ールド用の容量素子が用いられる。
【0034】上記の動作をくり返すことにより、入力信
号ISのデジタル信号は図3に示した各ブロックの1段
ごとにN段のブロックまでサンプリングされる。その後
の所定期間に、これらサンプリングされたデジタル信号
はデジタルデータロード部14に一斉に移動され、再
度、タイミング制御回路10の制御信号CSに従いデジ
タルデータサンプリング部12で順次デジタルデータの
サンプリングが行われる。
【0035】デジタルデータロード部14に移動された
デジタルデータは、上記データサンプリング期間(時刻
T2〜時刻T4の期間)に平行して、デジタルアナログ
変換部16でアナログの映像信号に一斉に変換され、信
号線S1〜信号線Snの各列に出力される。以上の動作
を信号線駆動回路3内の1段からN段までの各ブロック
でくり返し、さらに走査線G1〜走査線Gm行分繰り返
すことで映像が表示される。
【0036】以上のように、本実施形態に係る液晶表示
装置によれば、信号増幅回路12aをデジタルデータサ
ンプリング12に設けたので、わずかなデジタルデータ
の変化しかない入力信号ISであっても、サンプリング
することが可能となる。このため、特に大形の液晶表示
装置や、表示色数が多くデジタル信号の規模の大きい液
晶表示装置であっても、外部回路の回路規模を抑えて低
消費電力化を図ることができる。すなわち、外部回路の
規模および消費電力を増大させることなく、デジタル信
号で動作する信号線駆動回路3を液晶表示装置に内蔵す
ることができる。
【0037】しかも、振幅増幅用論理回路20のしきい
値電圧のばらつきを、キャパシタC1で吸収するように
したので、入力信号ISの基準電圧V1(5V)を境
に、出力信号OSを0Vと10Vに切り替えることがで
きる。すなわち、リセット期間(時刻T1〜時刻T2)
において、基準電圧V1と振幅増幅用論理回路20のし
きい値電圧との差分電圧を、キャパシタC1に蓄えるこ
とにより、ノードbを振幅増幅用論理回路20のしきい
値電圧に設定する。
【0038】このようにノードbの電圧を設定すること
により、入力信号ISがロウからハイに切り替わる場
合、入力信号ISが基準電圧V1を超えた時点で、出力
信号OSを0Vから10Vへ切り替えることができる。
つまり、入力信号ISが基準電圧V1を超えた時点で、
出力信号OSを0Vから10Vへ切り替えることができ
る。また、これとは逆に、入力信号がハイからロウに切
り替わる場合、入力信号ISが基準電圧V1を下回った
時点で、出力信号OSを10Vから0Vへ切り替えるこ
とができる。つまり、入力信号ISが基準電圧V1を下
回った時点で、出力信号OSを10Vから0Vへ切り替
えることができる。
【0039】また、振幅増幅用論理回路20のしきい値
電圧が大きくばらついた場合でも、この振幅増幅用論理
回路20を正常に動作させることができる。すなわち、
振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧のずれが1Vを
超える場合もある。例えば、振幅増幅用論理回路20の
しきい値電圧が6.5Vとなってしまった場合、従来の
信号増幅回路では、4V〜6Vの幅で振幅する入力信号
ISを用いて出力信号OSをハイ(10V)に切り替え
ることはできなかった。これに対して、本実施形態に係
る信号増幅回路12aでは、リセット期間でキャパシタ
C1に1.5Vが蓄えられ、ノードbの電圧が6.5V
に設定されるので、データサンプリング期間で入力信号
ISが5Vを超えた時点でノードbの電圧が6.5Vを
超える。したがって、このような場合でも出力信号OS
をハイ(10V)に切り替えることができる。
【0040】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態
は、上述した第1実施形態におけるキャパシタC1に、
振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧と、基準電圧V
1の差分電圧を蓄える具体的回路を備えた信号増幅回路
12aを示すものである。
【0041】図6は、本発明の第2実施形態に係る信号
増幅回路の主要部の構成を示す回路図であり、図7は、
図6に示す信号増幅回路の動作を示したタイミングチャ
ートを示す図である。
【0042】図6に示すように、第2実施形態に係る信
号増幅回路30は、上述した第1実施形態に係る信号増
幅回路12aに加えて、スイッチSW3、SW4と、p
型のMOSトランジスタであるトランジスタQ1とを、
備えて構成されている。
【0043】上述した第1実施形態と異なる回路構成部
分を説明すると、ノードbはスイッチSW3の一端側に
接続されている。スイッチSW3の他端側は0V端子に
接続されており、この0V端子は0Vの電圧源に接続さ
れている。また、ノードbは、トランジスタQ1の出力
端子に接続されている。このトランジスタQ1の入力端
子はキャンセル端子CNに接続されている。このキャン
セル端子CNには、1サイクル毎に0Vから10Vに直
線的に変化するキャンセル電圧が印加されている。トラ
ンジスタQ1の制御端子は、スイッチSW4の一端側に
接続されている。このスイッチSW4の他端側はインバ
ータ20bの出力側に接続されている。
【0044】本実施形態においては、スイッチSW1と
基準電圧V1の電圧源とにより、キャパシタC1に差分
電圧を保持させる際にノードaを基準電圧に維持する基
準電圧保持回路が構成されている。また、スイッチSW
4とトランジスタQ1と0Vの電圧源とキャンセル電圧
の電圧源とにより、キャパシタC1に差分電圧を保持さ
せる際にノードbを信号増幅用論理回路20のしきい値
電圧に設定するしきい値電圧検出回路が構成されてい
る。
【0045】次に、図7に基づいて、図6に示す信号増
幅回路30の動作を説明する。まず、時刻T11〜時刻
T12の間がリセット期間となる。すなわち、時刻T1
1〜時刻T12の期間にタイミング制御回路10から制
御信号CSが送られ、信号増幅回路30のスイッチSW
1とスイッチSW3とがオン状態となり、スイッチSW
2とスイッチSW4とがオフ状態となる。この時刻T1
1〜時刻T12の期間、ノードaには基準電圧V1とし
て例えば5Vが入力される。また、これと同時にノード
bは0Vが入力される。
【0046】次の時刻T12〜時刻T14の間がしきい
値キャンセル期間となる。時刻T12〜時刻T14の期
間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1とスイ
ッチSW4とをオン状態にし、スイッチSW2とスイッ
チSW3とをオフ状態にする。その結果、トランジスタ
Q1がオン状態となる。この時刻T12〜時刻T14の
1サイクルの期間において、キャンセル端子CNは0V
から10Vに変化する。その結果、スイッチS1がオン
状態であるのでノードaの基準電圧V1(5V)が保持
されたまま、ノードbの電圧が0Vから10Vに変化し
ていく。そして、ノードbが振幅増幅用論理回路20の
しきい値電圧である例えば4.5Vを超えた時点である
時刻T13で振幅増幅用論理回路20の出力が反転す
る。その結果、振幅増幅用論理回路20の出力信号OS
が10Vになり、トランジスタQ1はオフ状態となる。
これにより、ノードbが、振幅増幅用論理回路20の出
力論理である出力信号OSが反転する電圧である、4.
5Vに設定される。つまり、ノードbが振幅増幅用論理
回路20のしきい値電圧に設定される。このため、キャ
パシタC1に−0.5Vが蓄えられる。
【0047】次の時刻T14〜時刻T16の間がデータ
サンプリング期間となる。すなわち、時刻T14〜時刻
T16において、タイミング制御回路10はスイッチS
W2をオン状態とし、スイッチSW1とスイッチSW3
とスイッチSW4をオフ状態とする。このため、ノード
aに入力信号ISが入力される。例えば、入力信号IS
が4Vから6Vに変化する際に、基準電圧V1として設
定した5Vを境に、出力信号OSが0Vから10Vに変
化する。なぜなら、キャパシタC1に−0.5Vが蓄え
られているため、入力信号ISが5Vになった時刻T1
5の時点で、ノードbの電圧は5V+(−0.5V)=
4.5Vとなり、振幅増幅用論理回路20のしきい値電
圧である4.5Vを超えるからである。このため、振幅
増幅用論理回路20の出力信号OSが0Vから10Vへ
変化する。
【0048】次の時刻T16〜時刻T17の間がデータ
ホールド期間となる。すなわち、時刻T16〜時刻T1
7の期間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1
〜SW4をオフ状態にする。この時刻T16〜時刻T1
7の期間に、データサンプリング期間(時刻T14〜時
刻T16)の間に入力された振幅2Vのデジタル信号で
ある入力信号ISを、振幅10Vのデジタル信号である
出力信号OSとして一時的に保持する。なお、この信号
増幅回路30以外の動作は、上述した第1実施形態と同
様である。
【0049】以上のように、本実施形態に係る信号増幅
回路30を信号線駆動回路3に用いても、外部回路の規
模および消費電力を増大させることなく、デジタル信号
で動作する信号線駆動回路3とすることができる。
【0050】さらに、本実施形態に係る液晶表示装置の
信号増幅回路30によれば、この信号線駆動回路内の素
子特性がばらつき、振幅増幅用論理回路20のしきい値
電圧がブロック毎に又は製品毎に異なる場合であって
も、振幅の小さい入力信号ISのデジタル信号のサンプ
リングが可能となる。つまり、信号増幅用論理回路20
のしきい値電圧がばらついた場合でも、この信号増幅回
路30を正常に動作させることができる。
【0051】〔第3実施形態〕本発明の第3実施形態
は、上述した第2実施形態におけるノードaのしきい値
キャンセル期間における基準電圧の保持の手法を変形し
たものである。以下、図面に基づいて詳細に説明する。
【0052】図8は、本発明の第3実施形態に係る信号
増幅回路の主要部の構成を示す回路図であり、図9は、
図8に示す信号増幅回路の動作を示したタイミングチャ
ートを示す図である。
【0053】図8に示すように、第3実施形態に係る信
号増幅回路32は、上述した第2実施形態に係る信号増
幅回路30に加えて、スイッチSW5と、キャパシタC
2と、p型のMOSトランジスタであるトランジスタQ
2を、備えて構成されている。
【0054】上述した第2実施形態と異なる回路構成部
分を説明すると、スイッチSW2とスイッチSW1の間
のノードaには、キャパシタC2の一端側が接続されて
いる。キャパシタC2の他端側は、スイッチSW5の一
端側に接続されている。このスイッチSW5の他端側は
10V端子に接続されており、この10V端子には10
Vの電圧源が接続されている。また、キャパシタC2の
他端側は、トランジスタQ2の出力端子に接続されてい
る。このトランジスタQ2の入力端子は反転キャンセル
端子CNRに接続されている。この反転キャンセル端子
CNRには、1サイクル毎に10Vから0Vに直線的に
変化するキャンセル電圧が印加されている。
【0055】トランジスタQ2の制御端子は、スイッチ
SW4の一端側に接続されている。このスイッチSW4
の他端側はインバータ20bの出力側に接続されてい
る。
【0056】本実施形態においては、スイッチSW4、
SW5とトランジスタQ2とキャパシタC2と10Vの
電圧源と反転キャンセル電圧の電圧源とにより、キャパ
シタC1に差分電圧を保持させる際にノードaを基準電
圧に維持する基準電圧保持回路が構成されている。ま
た、スイッチSW4とトランジスタQ1と0Vの電圧源
とキャンセル電圧の電圧源とにより、キャパシタC1に
差分電圧を保持させる際にノードbを信号増幅用論理回
路20のしきい値電圧に設定するしきい値電圧検出回路
が構成されている。
【0057】次に、図9に基づいて、図8に示す信号増
幅回路32の動作を説明する。まず、時刻T21〜時刻
T22の間がリセット期間となる。すなわち、時刻T2
1〜時刻T22の期間にタイミング制御回路10から制
御信号CSが送られ、信号増幅回路30のスイッチSW
1とスイッチSW3とスイッチSW5がオン状態とな
り、スイッチSW2とスイッチSW4とがオフ状態とな
る。この時刻T21〜時刻T22の期間、ノードaには
基準電圧V1として例えば5Vが入力される。また、こ
れと同時にノードbには0Vが入力され、ノードcには
10Vが入力される。
【0058】次の時刻T22〜時刻T24の間がしきい
値キャンセル期間となる。時刻T22〜時刻T24の期
間に、タイミング制御回路10はスイッチSW4をオン
状態にし、それ以外のスイッチであるスイッチSW1〜
スイッチSW3とスイッチSW5とをオフ状態にする。
その結果、トランジスタQ1とトランジスタQ2とがオ
ン状態となる。この時刻T22〜時刻T24の期間にお
いて、キャンセル端子CNは0Vから10Vに変化す
る。このため、ノードbは0Vから10Vに向かって変
化する。また、反転キャンセル端子CNRは10Vから
0Vに変化する。このため、ノードcは10Vから0V
に向かって変化する。その結果、ノードaの電圧は、基
準電圧V1(5V)に保持される。そして、ノードbが
振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧である例えば
4.5Vを超えた時点である時刻T23で振幅増幅用論
理回路20の出力が反転する。その結果、振幅増幅用論
理回路20の出力信号OSが10Vになり、トランジス
タQ1とトランジスタQ2とはオフ状態となる。これに
より、ノードbが、振幅増幅用論理回路20の出力論理
である出力信号OSが反転する電圧である、4.5Vに
設定される。つまり、ノードbが振幅増幅用論理回路2
0のしきい値電圧に設定される。一方、ノードcは、1
0V−4.5V(ノードbの電圧)=5.5Vに設定さ
れる。
【0059】次の時刻T24〜時刻T26の間がデータ
サンプリング期間となる。すなわち、時刻T24〜時刻
T26において、タイミング制御回路10はスイッチS
W2をオン状態とし、スイッチSW1とスイッチSW3
〜SW5をオフ状態とする。このため、ノードaに入力
信号ISが入力される。例えば、入力信号ISが4Vか
ら6Vに変化する際に、基準電圧V1として設定した5
Vを境に、出力信号OSが0Vから10Vに変化する。
すなわち、入力信号ISが5Vになった時刻T25の時
点で、ノードbの電圧が振幅増幅用論理回路20のしき
い値電圧である4.5Vを超えるので、振幅増幅用論理
回路20の出力信号OSが0Vから10Vへ変化する。
【0060】次の時刻T26〜時刻T27の間がデータ
ホールド期間となる。すなわち、時刻T26〜時刻T2
7の期間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1
〜SW5をオフ状態にする。この時刻T26〜時刻T2
7の期間に、データサンプリング期間(時刻T24〜時
刻T26)の間に入力された振幅2Vのデジタル信号で
ある入力信号ISを、振幅10Vのデジタル信号である
出力信号OSとして一時的に保持する。なお、この信号
増幅回路30以外の動作は、上述した第1実施形態と同
様である。
【0061】以上のように、本実施形態に係る信号増幅
回路32を信号線駆動回路3に用いても、外部回路の規
模および消費電力を増大させることなく、デジタル信号
で動作する信号線駆動回路3とすることができる。
【0062】さらに、本実施形態に係る液晶表示装置の
信号増幅回路32よれば、この信号線駆動回路内の素子
特性がばらつき、振幅増幅用論理回路20のしきい値電
圧がブロック毎に又は製品毎に異なる場合であっても、
振幅の小さい入力信号ISのデジタル信号のサンプリン
グが可能となる。つまり、信号増幅用論理回路20のし
きい値電圧がばらついた場合でも、この信号増幅回路3
2を正常に動作させることができる。
【0063】〔第4実施形態〕本発明の第4実施形態
は、上述した第3実施形態におけるノードaのしきい値
キャンセル期間における基準電圧の保持の手法を変形し
たものである。以下、図面に基づいて詳細に説明する。
【0064】図10は、本発明の第4実施形態に係る信
号増幅回路の主要部の構成を示す回路図である。
【0065】この図10に示すように、第4実施形態に
係る信号増幅回路34は、上述した第3実施形態に係る
信号増幅回路32に加えて、キャパシタC3を備えて構
成されている。上述した第3実施形態と異なる回路構成
部分を説明すると、ノードaにキャパシタC3の一端側
が接続され、このキャパシタC3の他端側が保持電圧V
2に接続されている。この実施形態では、保持電圧とし
て0Vを印加しているが、固定電圧であれば何Vであっ
てもかまわない。
【0066】本実施形態においては、スイッチSW4、
SW5とトランジスタQ2とキャパシタC2、C3と1
0Vの電圧源と反転キャンセル電圧の電圧源と保持電圧
V2の電圧源とにより、キャパシタC1に差分電圧を保
持させる際にノードaを基準電圧に維持する基準電圧保
持回路が構成されている。
【0067】なお、本実施形態に係る信号増幅回路34
の動作は、上述した第3実施形態に係る信号増幅回路3
2と同様のものであるので、その説明は省略する。
【0068】このようにノードaにキャパシタC3を付
加することにより、図9に示したしきい値キャンセル期
間(時刻T22〜時刻T24)において、ノードaの電
圧を5Vに保持しやすくなる。すなわち、リセット期間
(時刻T21〜時刻T22)の間に、この例ではキャパ
シタC3に5Vの電圧が蓄積されるので、しきい値キャ
ンセル期間の間、ノードaを5Vに保持することが容易
になる。
【0069】〔第5実施形態〕本発明の第5実施形態
は、上述した第4実施形態における信号増幅回路34の
トランジスタ切替手法を変形したものである。以下、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0070】図11は、本発明の第5実施形態に係る信
号増幅回路36の主要部の構成を示す回路図であり、図
12は、図11に示す信号増幅回路36の動作を示した
タイミングチャートを示す図である。
【0071】この図11に示すように、第5実施形態に
係る信号増幅回路36は、上述した第4実施形態に係る
信号増幅回路34において、p型のMOSトランジスタ
であるトランジスタQ1の代わりに、n型のMOSトラ
ンジスタであるトランジスタQ3を設けるとともに、ス
イッチSW6を備えて構成されている。
【0072】上述した第4実施形態と異なる回路構成部
分を説明すると、トランジスタQ3の制御端子はスイッ
チSW6の一端側に接続されている。スイッチSW6の
他端側は、振幅増幅用論理回路20におけるインバータ
20aの出力側に接続されている。
【0073】本実施形態においては、スイッチSW6と
トランジスタQ3と0Vの電圧源とキャンセル電圧の電
圧源とにより、キャパシタC1に差分電圧を保持させる
際にノードbを信号増幅用論理回路20のしきい値電圧
に設定するしきい値電圧検出回路が構成されている。
【0074】次に、図12に基づいて、図11に示す信
号増幅回路36の動作を説明する。まず、時刻T31〜
時刻T32の間がリセット期間となる。すなわち、時刻
T31〜時刻T32の期間にタイミング制御回路10か
ら制御信号CSが送られ、信号増幅回路30のスイッチ
SW1とスイッチSW3とスイッチSW5がオン状態と
なり、スイッチSW2とスイッチSW4とスイッチSW
6とがオフ状態となる。この時刻T31〜時刻T32の
期間、ノードaには基準電圧V1として例えば5Vが入
力される。このため、キャパシタC3には5Vの電圧が
蓄積される。また、これと同時にノードbには0Vが入
力され、ノードcには10Vが入力される。
【0075】次の時刻T32〜時刻T34の間がしきい
値キャンセル期間となる。時刻T32〜時刻T34の期
間に、タイミング制御回路10はスイッチSW4とスイ
ッチSW6とをオン状態にし、それ以外のスイッチであ
るスイッチSW1〜スイッチSW3とスイッチSW5と
をオフ状態にする。その結果、トランジスタQ1とトラ
ンジスタQ3とがオン状態となる。この時刻T32〜時
刻T34の期間において、キャンセル端子CNは0Vか
ら10Vに変化する。このため、ノードbは0Vから1
0Vに向かって変化する。また、反転キャンセル端子C
NRは10Vから0Vに変化する。このため、ノードc
は10Vから0Vに向かって変化する。さらに、キャパ
シタC3には5Vの電圧が蓄積されている。その結果、
ノードaの電圧は、基準電圧V1(5V)に保持され
る。そして、ノードbが振幅増幅用論理回路20のしき
い値電圧である例えば4.5Vを超えた時点である時刻
T33で振幅増幅用論理回路20の出力が反転する。
【0076】その結果、インバータ20bから出力され
た振幅増幅用論理回路20の出力信号OSが10Vにな
り、トランジスタQ1はオフ状態となる。また、インバ
ータ20aから出力された信号が0Vになり、トランジ
スタQ3もオフ状態となる。これにより、ノードbが、
振幅増幅用論理回路20の出力論理である出力信号OS
が反転する電圧である、4.5Vに設定される。つま
り、ノードbが振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧
に設定される。このため、キャパシタC1に差分電圧で
ある−0.5Vが蓄えられる。一方、ノードcは、10
V−4.5V(ノードbの電圧)=5.5Vに設定され
る。
【0077】次の時刻T34〜時刻T36の間がデータ
サンプリング期間となる。すなわち、時刻T34〜時刻
T36において、タイミング制御回路10はスイッチS
W2をオン状態とし、スイッチSW1とスイッチSW3
〜SW6をオフ状態とする。このため、ノードaに入力
信号ISが入力される。例えば、入力信号ISが4Vか
ら6Vに変化する際に、基準電圧V1として設定した5
Vを境に、出力信号OSが0Vから10Vに変化する。
すなわち、入力信号ISが5Vになった時刻T35の時
点で、ノードbの電圧が振幅増幅用論理回路20のしき
い値電圧である4.5Vを超えるので、振幅増幅用論理
回路20の出力信号OSが0Vから10Vへ変化する。
【0078】次の時刻T36〜時刻T37の間がデータ
ホールド期間となる。すなわち、時刻T36〜時刻T3
7の期間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1
〜SW6をオフ状態にする。この時刻T36〜時刻T3
7の期間に、データサンプリング期間(時刻T34〜時
刻T36)の間に入力された振幅2Vのデジタル信号で
ある入力信号ISを、振幅10Vのデジタル信号である
出力信号OSとして一時的に保持する。なお、この信号
増幅回路30以外の動作は、上述した第1実施形態と同
様である。
【0079】以上のように、本実施形態に係る信号増幅
回路36を信号線駆動回路3に用いても、外部回路の規
模および消費電力を増大させることなく、デジタル信号
で動作する信号線駆動回路3とすることができる。
【0080】さらに、本実施形態に係る液晶表示装置の
信号増幅回路36よれば、この信号線駆動回路内の素子
特性がばらつき、振幅増幅用論理回路20のしきい値電
圧がブロック毎に又は製品毎に異なる場合であっても、
振幅の小さい入力信号ISのデジタル信号のサンプリン
グが可能となる。つまり、信号増幅用論理回路20のし
きい値電圧がばらついた場合でも、この信号増幅回路3
6を正常に動作させることができる。
【0081】また、ノードaにキャパシタC3を付加す
ることにより、図12に示したしきい値キャンセル期間
(時刻T32〜時刻T34)において、ノードaの電圧
を5Vに保持しやすくなる。すなわち、リセット期間
(時刻T31〜時刻T32)の間に、この例ではキャパ
シタC3に5Vの電圧が蓄積されるので、しきい値キャ
ンセル期間の間、ノードaを5Vに保持することが容易
になる。
【0082】〔第6実施形態〕本発明の第6実施形態
は、上述した第5実施形態におけるトランジスタQ2、
Q3に代えて、トランスファーゲートを設けたものであ
る。以下、図面に基づいて詳細に説明する。
【0083】図13は、本発明の第6実施形態に係る信
号増幅回路の主要部の構成を示す回路図である。
【0084】この図13に示すように、第6実施形態に
係る信号増幅回路38は、上述した第5実施形態に係る
信号増幅回路36のトランジスタQ2、Q3の代わり
に、トランスファーゲートTG1、TG2を備えて構成
されている。上述した第5実施形態と異なる回路構成部
分を説明すると、ノードbにはトランスファーゲートT
G1が接続されている。このトランスファーゲートTG
1は、n型のMOSトランジスタであるトランジスタQ
4と、p型のトランジスタであるトランジスタQ7とか
ら、構成されている。ノードcにはトランスファーゲー
トTG2が接続されている。このトランスファーゲート
TG2は、n型のMOSトランジスタであるトランジス
タQ5と、p型のトランジスタであるトランジスタQ6
とから、構成されている。
【0085】本実施形態においては、スイッチSW4、
SW5、SW6とトランスファーゲートTG2とキャパ
シタC2と10Vの電圧源と反転キャンセル電圧の電圧
源とにより、キャパシタC1に差分電圧を保持させる際
にノードaを基準電圧に維持する基準電圧保持回路が構
成されている。また、スイッチSW4、SW6とトラン
スファーゲートTG1と0Vの電圧源とキャンセル電圧
の電圧源とにより、キャパシタC1に差分電圧を保持さ
せる際にノードbを信号増幅用論理回路20のしきい値
電圧に設定するしきい値電圧検出回路が構成されてい
る。
【0086】なお、本実施形態に係る信号増幅回路38
の動作は、上述した第5実施形態に係る信号増幅回路3
6と同様のものであるので、その説明は省略する。
【0087】〔第7実施形態〕本発明の第7実施形態
は、上述した第2乃至第6実施形態におけるキャパシタ
C1の差分電圧設定のための手法を変形したものであ
る。以下、図面に基づいて詳細に説明する。
【0088】図14は、本発明の第7実施形態に係る信
号増幅回路の主要部の構成を示す回路図であり、図15
は、図14に示す信号増幅回路の動作を示したタイミン
グチャートを示す図である。
【0089】図14に示すように、第7実施形態に係る
信号増幅回路40は、上述した第3実施形態と比べる
と、p型のMOSトランジスタであるトランジスタQ8
が、別途設けられて、構成されている。
【0090】上述した第3実施形態と異なる回路構成部
分を説明すると、キャパシタC1の一端側とキャパシタ
C2の一端側の間に、トランジスタQ8が接続されてい
る。このトランジスタQ8の制御端子は、スイッチSW
4の一端側に接続されている。このスイッチSW4の他
端側はインバータ20bの出力側に接続されている。
【0091】本実施形態においては、スイッチSW4、
SW5とトランジスタQ8とキャパシタC2と10Vの
電圧源とにより、キャパシタC1に差分電圧を保持させ
る際にノードaを基準電圧に維持する基準電圧保持回路
が構成されている。また、スイッチSW3〜SW5とト
ランジスタQ8と0Vの電圧源と10Vの電圧源とによ
り、キャパシタC1に差分電圧を保持させる際にノード
bを信号増幅用論理回路20のしきい値電圧に設定する
しきい値電圧検出回路が構成されている。
【0092】次に、図15に基づいて、図14に示す信
号増幅回路40の動作を説明する。まず、時刻T41〜
時刻T42の間がリセット期間となる。すなわち、時刻
T41〜時刻T42の期間に、タイミング制御回路10
から制御信号CSが送られ、信号増幅回路40のスイッ
チSW1とスイッチSW3とスイッチSW5がオン状態
となり、スイッチSW2とスイッチSW4とがオフ状態
となる。この時刻T41〜時刻T42の期間、ノードa
には基準電圧V1として例えば5Vが入力される。ま
た、これと同時にノードbには0Vが入力され、ノード
cには10Vが入力される。
【0093】次の時刻T42〜時刻T44の間がしきい
値キャンセル期間となる。すなわち、時刻T42〜時刻
T44の期間に、タイミング制御回路10はスイッチS
W1〜SW3とスイッチSW5とをオフ状態にし、スイ
ッチSW4をオン状態にする。その結果、トランジスタ
Q8がオン状態となる。この時刻T42〜時刻T44の
期間において、キャパシタC1とキャパシタC2は、こ
のトランジスタQ8を通して短絡する。このため、ノー
ドaは基準電圧V1である5Vを保持したままノードb
の電圧が0Vから10Vに向かって変化していく。そし
て、ノードbが振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧
である例えば4.5Vを超えた時点である時刻T43で
振幅増幅用論理回路20の出力が反転して、出力信号O
Sが10Vになる。このため、トランジスタQ8はオフ
状態となる。その結果、ノードbは、振幅増幅用論理回
路20の出力論理が反転する電圧である、しきい値電圧
に設定される。すなわち、キャパシタC1に振幅増幅用
論理回路20のしきい値電圧と、基準電圧V1である5
Vとの差分電圧が、蓄積される。つまり、本実施形態で
は、キャパシタC1に−0.5Vの電圧が蓄積される。
【0094】次の時刻T44〜時刻T46の間がデータ
サンプリング期間となる。すなわち、時刻T44〜時刻
T46において、タイミング制御回路10はスイッチS
W2をオン状態とし、それ以外のスイッチであるスイッ
チSW1とスイッチSW3〜SW5をオフ状態とする。
この時刻T44〜時刻T46の期間に、例えば、入力信
号ISが4Vから6Vに変化したとする。この場合、基
準電圧V1として設定した5Vを境に時刻T45の時点
で振幅増幅用論理回路20の出力信号OSが0Vから1
0Vへ変化する。すなわち、入力信号ISの電圧が5V
を超えた時刻T45で、ノードbの電圧は振幅増幅用論
理回路20のしきい値電圧である4.5Vを超える。こ
のため、振幅増幅用論理回路20の出力信号OSはロウ
からハイに切り替わる。
【0095】次の時刻T46〜時刻T47の間がデータ
ホールド期間となる。すなわち、時刻T46〜時刻T4
7の期間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1
〜SW5をオフ状態にする。この時刻T46〜時刻T4
7の期間に、データサンプリング期間(時刻T44〜時
刻T46)の間に入力された振幅2Vのデジタル信号で
ある入力信号ISを、振幅10Vのデジタル信号である
出力信号OSとして一時的に保持する。なお、この信号
増幅回路40以外の動作は、上述した第1実施形態と同
様である。
【0096】以上のように、本実施形態に係る信号増幅
回路40を信号線駆動回路3に用いても、外部回路の規
模および消費電力を増大させることなく、デジタル信号
で動作する信号線駆動回路3とすることができる。
【0097】さらに、本実施形態に係る液晶表示装置の
信号増幅回路40によれば、この信号線駆動回路内の素
子特性がばらつき、振幅増幅用論理回路20の回路しき
い値電圧がブロック毎に又は製品毎に異なる場合であっ
ても、振幅の小さい入力信号ISのデジタル信号のサン
プリングが可能となる。つまり、信号増幅用論理回路2
0のしきい値電圧がばらついた場合でも、この信号増幅
回路40を正常に動作させることができる。
【0098】〔第8実施形態〕本発明の第8実施形態
は、上述した第7施形態におけるキャパシタC1の差分
電圧設定のための手法を変形したものである。以下、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0099】図16は、本発明の第8実施形態に係る信
号増幅回路の主要部の構成を示す回路図であり、図17
は、図16に示す信号増幅回路の動作を示したタイミン
グチャートを示す図である。
【0100】本実施形態においては、スイッチSW1と
基準電圧V1の電圧源とにより、キャパシタC1に差分
電圧を保持させる際にノードaを基準電圧に維持する基
準電圧保持回路が構成されている。また、スイッチSW
3〜SW5とトランジスタQ8と0Vの電圧源と10V
の電圧源とにより、キャパシタC1に差分電圧を保持さ
せる際にノードbを信号増幅用論理回路20のしきい値
電圧に設定するしきい値電圧検出回路が構成されてい
る。
【0101】図16に示すように、第8実施形態に係る
信号増幅回路42は、上述した第7実施形態と比べる
と、キャパシタC2が省かれて構成されている。
【0102】次に、図17に基づいて、図16に示す信
号増幅回路42の動作を説明する。まず、時刻T51〜
時刻T52の間がリセット期間となる。すなわち、時刻
T51〜時刻T52の期間に、タイミング制御回路10
から制御信号CSが送られ、信号増幅回路40のスイッ
チSW1とスイッチSW3とスイッチSW5がオン状態
となり、スイッチSW2とスイッチSW4とがオフ状態
となる。この時刻T51〜時刻T52の期間、ノードa
には基準電圧V1として例えば5Vが入力される。ま
た、これと同時にノードbには0Vが入力され、ノード
cには10Vが入力される。
【0103】次の時刻T52〜時刻T54の間がしきい
値キャンセル期間となる。すなわち、時刻T52〜時刻
T54の期間に、タイミング制御回路10はスイッチS
W2とスイッチSW3とスイッチSW5とをオフ状態に
し、スイッチSW1とスイッチSW4をオン状態にす
る。その結果、トランジスタQ8がオン状態となる。こ
の時刻T52〜時刻T54の期間において、キャパシタ
C1とキャパシタC2は、このトランジスタQ8を通し
て短絡する。また、スイッチSW1がオン状態であるの
でノードaの電圧は基準電圧V1である5Vに維持され
る。このため、ノードaの電圧が5Vに保持されたま
ま、ノードbの電圧が0Vから10Vに向かって変化し
ていく。そして、ノードbが振幅増幅用論理回路20の
しきい値電圧である例えば4.5Vを超えた時点である
時刻T53で振幅増幅用論理回路20の出力が反転し
て、出力信号OSが10Vになる。このため、トランジ
スタQ8はオフ状態となる。その結果、ノードbは、振
幅増幅用論理回路20の出力論理が反転する電圧であ
る、しきい値電圧に設定される。すなわち、キャパシタ
C1に振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧と、基準
電圧V1である5Vとの差分電圧が、蓄積される。つま
り、本実施形態では、キャパシタC1に−0.5Vの電
圧が蓄積される。
【0104】次の時刻T54〜時刻T56の間がデータ
サンプリング期間となる。すなわち、時刻T54〜時刻
T56において、タイミング制御回路10はスイッチS
W2をオン状態とし、それ以外のスイッチであるスイッ
チSW1とスイッチSW3〜SW5をオフ状態とする。
この時刻T54〜時刻T56の期間に、例えば、入力信
号ISが4Vから6Vに変化したとする。この場合、基
準電圧V1として設定した5Vを境に時刻T55の時点
で振幅増幅用論理回路20の出力信号OSが0Vから1
0Vへ変化する。すなわち、入力信号ISの電圧が5V
を超えた時刻T55で、ノードbの電圧は振幅増幅用論
理回路20のしきい値電圧である4.5Vを超える。こ
のため、振幅増幅用論理回路20の出力信号OSはロウ
からハイに切り替わる。
【0105】次の時刻T56〜時刻T57の間がデータ
ホールド期間となる。すなわち、時刻T56〜時刻T5
7の期間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1
〜SW5をオフ状態にする。この時刻T56〜時刻T5
7の期間に、データサンプリング期間(時刻T54〜時
刻T56)の間に入力された振幅2Vのデジタル信号で
ある入力信号ISを、振幅10Vのデジタル信号である
出力信号OSとして一時的に保持する。なお、この信号
増幅回路42以外の動作は、上述した第1実施形態と同
様である。
【0106】以上のように、本実施形態に係る信号増幅
回路42を信号線駆動回路3に用いても、外部回路の規
模および消費電力を増大させることなく、デジタル信号
で動作する信号線駆動回路3とすることができる。
【0107】さらに、本実施形態に係る液晶表示装置の
信号増幅回路42によれば、この信号線駆動回路内の素
子特性がばらつき、振幅増幅用論理回路20の回路しき
い値電圧がブロック毎で多少異なる場合であっても、振
幅の小さい入力信号ISのデジタル信号のサンプリング
が可能となる。つまり、信号増幅用論理回路20のしき
い値電圧がばらついた場合でも、この信号増幅回路42
を正常に動作させることができる。
【0108】そのうえ、本実施形態に係る信号増幅回路
42によれば、上述した第7実施形態と比べて、キャパ
シタC2を省略した構成とすることができるので、回路
構成の簡略化を図ることができる。
【0109】〔第9実施形態〕本発明の第9実施形態
は、上述した第7実施形態におけるノードaのしきい値
キャンセル期間における基準電圧の保持の手法を変形し
たものである。以下、図面に基づいて詳細に説明する。
【0110】図18は、本発明の第9実施形態に係る信
号増幅回路の主要部の構成を示す回路図である。
【0111】この図18に示すように、第9実施形態に
係る信号増幅回路44は、上述した第7実施形態に係る
信号増幅回路40に加えて、キャパシタC3を備えて構
成されている。上述した第7実施形態と異なる回路構成
部分を説明すると、ノードaにキャパシタC3の一端側
が接続され、このキャパシタC3の他端側が保持電圧V
2に接続されている。この実施形態では、保持電圧とし
て0Vを印加しているが、固定電圧であれば何Vであっ
てもかまわない。
【0112】本実施形態においては、スイッチSW4、
SW5とトランジスタQ8とキャパシタC2、C3と1
0Vの電圧源とにより、キャパシタC1に差分電圧を保
持させる際にノードaを基準電圧に維持する基準電圧保
持回路が構成されている。また、スイッチSW3〜SW
5とトランジスタQ8と0Vの電圧源と10Vの電圧源
とにより、キャパシタC1に差分電圧を保持させる際に
ノードbを信号増幅用論理回路20のしきい値電圧に設
定するしきい値電圧検出回路が構成されている。
【0113】なお、本実施形態に係る信号増幅回路44
の動作は、上述した第7実施形態に係る信号増幅回路4
0と同様のものであるので、その説明は省略する。
【0114】このようにノードaにキャパシタC3を付
加することにより、図15に示したしきい値キャンセル
期間(時刻T42〜時刻T44)において、ノードaの
電圧を5Vに保持しやすくなる。すなわち、リセット期
間(時刻T41〜時刻T42)の間に、この例ではキャ
パシタC3に5Vの電圧が蓄積されるので、しきい値キ
ャンセル期間の間、ノードaを5Vに保持することが容
易になる。
【0115】〔第10実施形態〕本発明の第10実施形
態は、上述した第9施形態におけるトランジスタQ8の
代わりに、トランスファーゲートTG3を設けたもので
ある。以下、図面に基づいて詳細に説明する。
【0116】図19は、本発明の第10実施形態に係る
信号増幅回路の主要部の構成を示す回路図であり、図2
0は、図19に示す信号増幅回路の動作を示したタイミ
ングチャートを示す図である。
【0117】図19に示すように、第10実施形態に係
る信号増幅回路46は、上述した第9実施形態と比べる
と、トランジスタQ8の代わりにトランスファーゲート
TG3が設けられて、構成されている。このトランスフ
ァーゲートTG3は、n型MOSトランジスタであるト
ランジスタQ9と、p型MOSトランジスタであるトラ
ンジスタQ10とから、構成されている。トランジスタ
Q9の制御端子は、スイッチSW6の一端側に接続され
ている。スイッチSW6の他端側は、振幅増幅用論理回
路20のインバータ20aの出力側に接続されている。
トランジスタQ10の制御端子はスイッチSW4の一端
側に接続されている。スイッチSW4の他端側は、振幅
増幅用論理回路20のインバータ20bの出力側に接続
されている。
【0118】本実施形態においては、スイッチSW4〜
SW6とトランスファーゲートTG3とキャパシタC
2、C3と10Vの電圧源とにより、キャパシタC1に
差分電圧を保持させる際にノードaを基準電圧に維持す
る基準電圧保持回路が構成されている。また、スイッチ
SW3〜SW6とトランスファーゲートTG3と0Vの
電圧源と10Vの電圧源とにより、キャパシタC1に差
分電圧を保持させる際にノードbを信号増幅用論理回路
20のしきい値電圧に設定するしきい値電圧検出回路が
構成されている。
【0119】次に、図20に基づいて、図19に示す信
号増幅回路46の動作を説明する。まず、時刻T61〜
時刻T62の間がリセット期間となる。すなわち、時刻
T61〜時刻T62の期間に、タイミング制御回路10
から制御信号CSが送られ、信号増幅回路40のスイッ
チSW1とスイッチSW3とスイッチSW5がオン状態
となり、スイッチSW2とスイッチSW4とスイッチS
W6とがオフ状態となる。この時刻T61〜時刻T62
の期間、ノードaには基準電圧V1として例えば5Vが
入力される。また、これと同時にノードbには0Vが入
力され、ノードcには10Vが入力される。
【0120】次の時刻T62〜時刻T64の間がしきい
値キャンセル期間となる。すなわち、時刻T62〜時刻
T64の期間に、タイミング制御回路10はスイッチS
W1〜SW3とスイッチSW5とをオフ状態にし、スイ
ッチSW4とスイッチSW6とをオン状態にする。その
結果、トランジスタQ9とトランジスタQ10がオン状
態となる。つまり、トランスファーゲートTG3がオン
状態となる。
【0121】この時刻T62〜時刻T64の期間におい
て、キャパシタC1とキャパシタC2は、このトランジ
スタQ9とトランジスタQ10とを通して短絡する。こ
のため、ノードaの電圧が5Vに保持されたまま、ノー
ドbの電圧が0Vから10Vに向かって変化していく。
そして、ノードbが振幅増幅用論理回路20のしきい値
電圧である例えば4.5Vを超えた時点である時刻T6
3で振幅増幅用論理回路20の出力が反転して、出力信
号OSが10Vになる。このため、トランジスタQ9と
トランジスタQ10とはオフ状態となる。つまり、トラ
ンスファーゲートTG3はオフ状態となる。その結果、
ノードbは、振幅増幅用論理回路20の出力論理が反転
する電圧である、しきい値電圧に設定される。すなわ
ち、キャパシタC1に振幅増幅用論理回路20のしきい
値電圧と、基準電圧V1である5Vとの差分電圧が、蓄
積される。つまり、本実施形態では、キャパシタC1に
−0.5Vの電圧が蓄積される。
【0122】次の時刻T64〜時刻T66の間がデータ
サンプリング期間となる。すなわち、時刻T64〜時刻
T66において、タイミング制御回路10はスイッチS
W2をオン状態とし、それ以外のスイッチであるスイッ
チSW1とスイッチSW3〜SW6をオフ状態とする。
この時刻T64〜時刻T66の期間に、例えば、入力信
号ISが4Vから6Vに変化したとする。この場合、基
準電圧V1として設定した5Vを境に時刻T65の時点
で振幅増幅用論理回路20の出力信号OSが0Vから1
0Vへ変化する。すなわち、入力信号ISの電圧が5V
を超えた時刻T65で、ノードbの電圧は振幅増幅用論
理回路20のしきい値電圧である4.5Vを超える。こ
のため、振幅増幅用論理回路20の出力信号OSはロウ
からハイに切り替わる。
【0123】次の時刻T66〜時刻T67の間がデータ
ホールド期間となる。すなわち、時刻T66〜時刻T6
7の期間に、タイミング制御回路10はスイッチSW1
〜SW6をオフ状態にする。この時刻T66〜時刻T6
7の期間に、データサンプリング期間(時刻T64〜時
刻T66)の間に入力された振幅2Vのデジタル信号で
ある入力信号ISを、振幅10Vのデジタル信号である
出力信号OSとして一時的に保持する。なお、この信号
増幅回路46以外の動作は、上述した第1実施形態と同
様である。
【0124】以上のように、本実施形態に係る信号増幅
回路46を信号線駆動回路3に用いても、外部回路の規
模および消費電力を増大させることなく、デジタル信号
で動作する信号線駆動回路3とすることができる。
【0125】さらに、本実施形態に係る液晶表示装置の
信号増幅回路46によれば、この信号線駆動回路内の素
子特性がばらつき、振幅増幅用論理回路20の回路しき
い値電圧がブロック毎で多少異なる場合であっても、振
幅の小さい入力信号ISのデジタル信号のサンプリング
が可能となる。つまり、信号増幅用論理回路20のしき
い値電圧がばらついた場合でも、この信号増幅回路46
を正常に動作させることができる。
【0126】〔第11実施形態〕第11実施形態は、上
述した各実施形態で用いられている振幅増幅用論理回路
20の回路構成の一例を示すものである。
【0127】図21は、振幅増幅用論理回路20の回路
構成の一例を示す図である。この図21からわかるよう
に、振幅増幅用論理回路20は、p型MOSトランジス
タからなるトランジスタQ20〜Q26と、n型MOS
トランジスタからなるトランジスタQ30〜Q36と
を、備えて構成されている。この振幅増幅用論理回路2
0は、一般的に用いられているレベルシフタ回路である
ので、ここでは、これ以上の説明は省略する。
【0128】なお、本発明は上記実施形態に限定されず
種々に変形可能である。例えば、しきい値キャンセル期
間の動作タイミングについても、振幅増幅用論理回路2
0のしきい値電圧がキャパシタC1に十分保持されてい
る間であれば、各データサンプリング毎にしきい値キャ
ンセルの動作を行う必要はない。
【0129】また、上述した各実施形態では、ノードb
の電圧を上げていく過程により振幅増幅用論理回路20
のしきい値電圧を検出したが、ノードbの電圧を下げて
いく過程により振幅増幅用論理回路20のしきい値電圧
を検出してもよい。すなわち、上述した各実施形態で
は、振幅増幅用論理回路の出力信号がロウからハイに切
り替わるタイミングでしきい値電圧を検出したが、これ
とは逆にハイからロウに切り替わるタイミングでしきい
値電圧を検出してもよい。
【0130】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、振幅増
幅用論理回路のしきい値電圧と基準電圧との差分電圧を
差分電圧保持回路で吸収するようにしたので、振幅増幅
用論理回路を構成する素子特性にばらつきが生じ、振幅
増幅用論理回路のしきい値電圧がばらついたとしても、
この振幅増幅用論理回路を有する信号増幅回路を正常に
動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る信号増幅回路の回
路構成を示す図。
【図2】図3における各段の回路内部の概略ブロック
図。
【図3】本発明が適用される液晶表示装置の信号線駆動
回路の内部構成を示す図。
【図4】本発明が適用される液晶表示装置の全体構成を
示す図。
【図5】図1に示した第1実施形態に係る信号増幅回路
の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図。
【図6】本発明の第2実施形態に係る信号増幅回路の回
路構成を示す図。
【図7】図6に示した第2実施形態に係る信号増幅回路
の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図。
【図8】本発明の第3実施形態に係る信号増幅回路の回
路構成を示す図。
【図9】図8に示した第3実施形態に係る信号増幅回路
の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図。
【図10】本発明の第4実施形態に係る信号増幅回路の
回路構成を示す図。
【図11】本発明の第5実施形態に係る信号増幅回路の
回路構成を示す図。
【図12】図11に示した第5実施形態に係る信号増幅
回路の動作を説明するためのタイミングチャートを示す
図。
【図13】本発明の第6実施形態に係る信号増幅回路の
回路構成を示す図。
【図14】本発明の第7実施形態に係る信号増幅回路の
回路構成を示す図。
【図15】図14に示した第7実施形態に係る信号増幅
回路の動作を説明するためのタイミングチャートを示す
図。
【図16】本発明の第8実施形態に係る信号増幅回路の
回路構成を示す図。
【図17】図16に示した第8実施形態に係る信号増幅
回路の動作を説明するためのタイミングチャートを示す
図。
【図18】本発明の第9実施形態に係る信号増幅回路の
回路構成を示す図。
【図19】本発明の第10実施形態に係る信号増幅回路
の回路構成を示す図。
【図20】図19に示した第10実施形態に係る信号増
幅回路の動作を説明するためのタイミングチャートを示
す図。
【図21】本発明で用いられる振幅増幅用論理回路の回
路構成の一例を示す図。
【符号の説明】
1 TFT 2 画素アレイ部 3 信号線駆動回路 4 走査線駆動回路 10 タイミング制御回路 12 デジタルデータサンプリング部 12a 信号増幅回路 12b サンプリングラッチ回路 14 デジタルデータロード部 14a ロードラッチ回路 16 デジタルアナログ変換部 16a デジタルアナログ変換回路 20 振幅増幅用論理回路(絶縁ゲート型論理回路) 20a、20b インバータ C1〜C3 キャパシタ SW1 スイッチ(基準電圧供給スイッチ) SW2 スイッチ(サンプリングスイッチ) SW3〜SW6 スイッチ Q1〜Q10 トランジスタ TG1〜TG3 トランスファーゲート IS 入力信号 OS 出力信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上に形成され、時系列に入力され
    る入力信号を所定の制御信号に同期してサンプリングす
    るサンプリングスイッチと、 前記サンプリングスイッチに接続され、前記サンプリン
    グスイッチから供給される前記入力信号を保持するキャ
    パシタと、 前記キャパシタにゲートが接続され、しきい値電圧に対
    し正極性の電源電圧と負極性の電源電圧のうちの一方
    を、キャパシタに保持された入力信号レベルに応じて選
    択し出力する絶縁ゲート型論理回路と、 前記キャパシタに前記入力信号が供給される前に該キャ
    パシタを前記論理回路のしきい値電圧近傍の基準電圧に
    バイアスする基準電圧供給スイッチと、 を備えることを特徴とする信号増幅回路。
  2. 【請求項2】前記絶縁ゲート型論理回路は薄膜トランジ
    スタにより構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の信号増幅回路。
  3. 【請求項3】前記薄膜トランジスタは多結晶シリコン型
    薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項2に記
    載の信号増幅回路。
  4. 【請求項4】前記絶縁ゲート型論理回路はインバータ回
    路であることを特徴とする請求項2に記載の信号増幅回
    路。
  5. 【請求項5】デジタル映像信号をアナログ映像信号に変
    換する機能を有する駆動回路を備えた液晶表示装置であ
    って、前記駆動回路は、前記請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の信号増幅回路を、前記デジタル映像信号
    の増幅用に備えていることを特徴とする液晶表示装置。
JP11031795A 1998-05-11 1999-02-09 信号増幅回路、及び、これを用いた液晶表示装置 Pending JP2000231089A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11031795A JP2000231089A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 信号増幅回路、及び、これを用いた液晶表示装置
US09/433,212 US6603456B1 (en) 1999-02-09 1999-11-04 Signal amplifier circuit load drive circuit and liquid crystal display device
TW88119492A TW476854B (en) 1998-05-11 1999-11-08 Circuit for increasing signal amplitude, circuit for driving load and liquid crystal display apparatus
KR1019990049367A KR100349276B1 (ko) 1999-02-09 1999-11-09 신호 진폭 증폭 회로, 부하 구동 회로, 표시 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11031795A JP2000231089A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 信号増幅回路、及び、これを用いた液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000231089A true JP2000231089A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12341015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11031795A Pending JP2000231089A (ja) 1998-05-11 1999-02-09 信号増幅回路、及び、これを用いた液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000231089A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001085989A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 信号レベル変換回路および信号レベル変換回路を備えたアクティブマトリクス型液晶表示装置
JP2010074860A (ja) * 2003-02-12 2010-04-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US8314514B2 (en) 2002-12-25 2012-11-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Digital circuit having correcting circuit and electronic apparatus thereof

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001085989A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 信号レベル変換回路および信号レベル変換回路を備えたアクティブマトリクス型液晶表示装置
US9368526B2 (en) 2002-12-25 2016-06-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Digital circuit having correcting circuit and electronic apparatus thereof
US11139323B2 (en) 2002-12-25 2021-10-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Digital circuit having correcting circuit and electronic apparatus thereof
US10535684B2 (en) 2002-12-25 2020-01-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Digital circuit having correcting circuit and electronic apparatus thereof
US8314514B2 (en) 2002-12-25 2012-11-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Digital circuit having correcting circuit and electronic apparatus thereof
JP2013229929A (ja) * 2002-12-25 2013-11-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及び電子機器
US8698356B2 (en) 2002-12-25 2014-04-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Digital circuit having correcting circuit and electronic apparatus thereof
US9741749B2 (en) 2002-12-25 2017-08-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Digital circuit having correcting circuit and electronic apparatus thereof
US8786349B2 (en) 2003-02-12 2014-07-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, electronic device having the same, and driving method of the same
JP2016178692A (ja) * 2003-02-12 2016-10-06 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置、表示装置、モジュールおよび電子機器
JP2016034150A (ja) * 2003-02-12 2016-03-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置、表示装置、モジュールおよび電子機器
JP2018088702A (ja) * 2003-02-12 2018-06-07 株式会社半導体エネルギー研究所 ヘッドマウントディスプレイ
US8258847B2 (en) 2003-02-12 2012-09-04 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, electronic device having the same, and driving method of the same
JP2021013191A (ja) * 2003-02-12 2021-02-04 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶表示装置
JP2010074860A (ja) * 2003-02-12 2010-04-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3277056B2 (ja) 信号増幅回路及びこれを用いた画像表示装置
US7405720B2 (en) Analog buffer circuit, display device and portable terminal
US8531376B2 (en) Bootstrap circuit, and shift register, scanning circuit, display device using the same
US6232946B1 (en) Active matrix drive circuits
JP4449189B2 (ja) 画像表示装置およびその駆動方法
US6437767B1 (en) Active matrix devices
WO2016086566A1 (zh) 移位寄存器单元及其驱动方法、栅极驱动电路及显示装置
US20070171179A1 (en) Shift register circuit and display drive device
CN110660362B (zh) 移位寄存器及栅极驱动电路
US20060262062A1 (en) Electric circuit, latch circuit, display apparatus and electronic equipment
KR101169052B1 (ko) 액정표시장치의 아날로그 샘플링 장치
JPH1173163A (ja) 液晶表示装置の出力回路
US10650768B2 (en) Shift register unit and driving method thereof, gate driving circuit and display panel
US6275210B1 (en) Liquid crystal display device and driver circuit thereof
JPWO2009084270A1 (ja) 補助容量配線駆動回路および表示装置
KR100349276B1 (ko) 신호 진폭 증폭 회로, 부하 구동 회로, 표시 장치
JP2006279452A (ja) サンプルホールド回路および半導体装置
JP4016163B2 (ja) 液晶表示装置およびそのデータ線駆動回路
JP2000231089A (ja) 信号増幅回路、及び、これを用いた液晶表示装置
JP4147480B2 (ja) データ転送回路及びフラットディスプレイ装置
JP4535537B2 (ja) 負荷駆動回路および液晶表示装置
JP3331617B2 (ja) デコーダ回路及び表示装置
JPH086523A (ja) サンプリング回路および画像表示装置
JP2003347904A (ja) 電気回路、ラッチ回路、電気回路装置、表示装置及び電子機器
JP4962402B2 (ja) 電気光学装置の駆動回路、電気光学装置および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060203

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080905