JP2000230439A - 予混合圧縮自着火機関及びその運転方法 - Google Patents

予混合圧縮自着火機関及びその運転方法

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JP2000230439A
JP2000230439A JP11031166A JP3116699A JP2000230439A JP 2000230439 A JP2000230439 A JP 2000230439A JP 11031166 A JP11031166 A JP 11031166A JP 3116699 A JP3116699 A JP 3116699A JP 2000230439 A JP2000230439 A JP 2000230439A
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pressure
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Tomohito Morimoto
本 智 史 森
Fujio Shoji
司 不二雄 庄
Yasuharu Kawabata
端 康 晴 川
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Tokyo Gas Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/12Engines characterised by fuel-air mixture compression with compression ignition

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過大燃焼圧の抑制および着火タイミングの適
正選定による機関損傷保護及び熱効率の向上。 【構成】 燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予混合
気(G)を高圧縮比のピストン(3)で自着火させて運
転する予混合圧縮自着火機関(1)において、機関
(1)の燃焼室(V0)に圧力調整弁(5)を介して通
じる副室(4)を設け、圧力調整弁(5)の端部に軸直
角に形成されたばね台座(5B)に軸方向に予圧された
ばね(8)を装着させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ガスと吸入空
気を予め混合させた予混合気を高圧縮比のピストンで自
着火させて運転する予混合圧縮自着火機関と、その運転
方法(より具体的には予混合気の圧縮着火燃焼方法)に
関する。
【0002】
【従来の技術】燃料ガスと吸入空気を混合させた予混合
気を吸入し、自着火させて運転する予混合圧縮自着火機
関では、着火(自着火)タイミングが吸気温度、予混合
気の加熱温度、圧縮比、機関温度等によって決定され
る。ここで、特に予混合気温度、機関温度等は制御の追
随性が悪いので、自着火タイミングを適当な時期に判断
することが難しく、従って、失火、過早着火防止の制御
が出来難い。このため、特に上死点前早期で自着火する
過早着火では、燃焼時間が短く、燃焼ピークが高くな
り、その燃焼圧が許容圧力を越えて機関破損や耐久性低
下を招いてしまう、という問題が存在する。そのため、
出力を安全サイド、すなわち低出力に抑えざるを得な
い。また、着火タイミングの不適正は、燃費、熱効率を
悪化させている。これに対して、例えば特開平10ー1
96424号公報において燃焼タイミングの制御の提案
がなされている。その内容は、燃焼室を自着火する圧縮
比以下に設定しておき、ピストン移動が上死点近くにな
ったときに副室内の補助ピストンを駆動し、付加的に圧
縮比を上げ、筒内温度を高める事によって着火をさせる
ようにしている。そして、この副室の付加的圧縮のタイ
ミングによって着火タイミングを制御する。しかし、特
開平10−196424号公報の技術では、燃焼圧が許
容圧を超えてしまうような場合に、機関の破損や耐久性
の低下を防止する事が出来ない。また、副室からの付加
的圧縮は、高圧副ピストンの作動制御を必要とし、装置
及び制御が極めて複雑で精密である。さらに、自着火タ
イミングが早過ぎる場合に対処することが困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、過大な燃
焼圧による機関の破損を防止すると共に、自着火タイミ
ングが早過ぎる場合にも対処することが出来て、予混合
圧縮自着火機関の保護及び熱効率の向上をはかることが
出来る様な予混合圧縮着火機関とその運転方法を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の予混合圧縮自着
火機関は、燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予混合
気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予混合
圧縮自着火機関において、燃焼室に圧力調整弁を介して
通じる副室を設け、前記圧力調整弁は、副室の端部に形
成された台座に座着可能な弁体と、該弁体に接続されて
燃焼室側へ付勢された弁棒とを有していることを特徴と
している。
【0005】上記発明の実施に際しては、過早着火等に
よる異常燃焼で燃焼圧が所定の許容圧値を越えた場合
に、弾性体の予圧力に抗して圧力調整弁を押し上げ副室
に燃焼圧を逃がす。
【0006】また本発明の予混合圧縮自着火機関は、燃
料ガスと吸入空気を予め混合させた予混合気を高圧縮比
のピストンで自着火させて運転する予混合圧縮自着火機
関において、該機関の燃焼室に通じる副室を設け、該副
室内に副ピストンヘッドを有する副ピストンを配置し、
該副ピストンは副室内を摺動可能で且つシール可能に構
成されていると共に、燃焼室側へ付勢される様に構成さ
れていることを特徴としている。
【0007】この発明の実施に際しては、過早着火等に
起因して異常燃焼その他が生じ、燃焼圧が所定の許容圧
値を越えた場合に、弾性体の付勢力或いは予圧力に抗し
て副ピストンを燃焼圧に比例して押し上げ燃焼圧を抑制
する。
【0008】さらに本発明の予混合圧縮自着火機関は、
燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予混合気を高圧縮
比のピストンで自着火させて運転する予混合圧縮自着火
機関において、該機関の燃焼室に通じる副室を設け、該
副室内に副ピストンヘッドを有する副ピストンを配置
し、該副ピストンは燃焼室の反対側に配置されたアクチ
ュエータに接続されており、前記予混合気の温度或いは
燃焼圧力に応答して該アクチュエータを制御する制御装
置を有していることを特徴としている。
【0009】かかる発明によれば、異常燃焼で燃焼圧が
所定の許容圧を越えた場合に、副ピストンを後退させて
減圧させることにより、自着火タイミングが早過ぎた場
合に対処する事が出来る。その際に、副ピストンの移動
は制御装置の指示によってアクチュエータが作動して行
う。ここで、予め自着火の起きない位置に副ピストンを
後退させて燃焼室を大きくしておき、圧縮工程の所定の
タイミングで副ピストンを燃焼室側に前進させて燃焼室
の圧力、温度をたかめて自着火をさせることにより、自
着火タイミングを一定させることも可能である。
【0010】ここで前記アクチュエータは、油圧作動装
置または電磁作動装置により構成する事が出来る。アク
チュエータが油圧作動装置であれば、油圧源を別位置に
設けることができるので、アクチュエータの小型化が可
能となり、その配置も容易である。一方、アクチュエー
タを電磁作動装置にすれば、動力源を容易に設置するこ
とができる。
【0011】上述した様な予混合圧縮自着火機関、すな
わち燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予混合気を高
圧縮比のピストンで自着火させて運転する予混合圧縮自
着火機関を運転するため、本発明の運転方法によれば、
前記機関の燃焼室と副室との連通箇所に設けた開閉機構
を開放して、燃焼室内の圧力上昇を一時的に緩和して自
着火タイミングを遅らせる工程、を有している。
【0012】本発明の運転方法によれば、燃焼室内の圧
力上昇を一時的に緩和して自着火タイミングを送らせる
工程を有しているので、燃焼室内の圧力の上昇により機
関が破損されることが防止されると共に、自着火タイミ
ングが早過ぎるという事態に対処することが可能とな
る。
【0013】ここで、燃料ガスと吸入空気を予め混合さ
せた予混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転
する予混合圧縮自着火機関の予混合気の圧縮着火燃焼方
法において、前記機関の燃焼室に通じて設けた副室に嵌
装した副ピストンを自着火しない位置に後退させる副ピ
ストン後退工程と、自着火燃焼した燃焼圧力が所定の圧
力値以上の場合に前記副ピストンを後退させて燃焼圧を
低減させる燃焼圧低減工程、とを有するのが好ましい。
【0014】また、予混合気を圧縮する圧縮工程で所定
のクランク角で前記副ピストンを前進させて自着火をさ
せる副ピストン前進工程を有するように構成すれば、自
着火タイミングが遅い場合にも対応できる。
【0015】さらに、前記開閉機構は圧力調整弁である
のが好ましい。或いは、前記開閉機構は、副ピストンヘ
ッドを有する副ピストンと、該副ピストンを作動するア
クチュエータとを含むのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1−図5を参照して、本
発明の実施形態を説明する。
【0017】第1の実施形態を示す図1において、機関
1に、ピストン3とシリンダ2とシリンダヘッド2Aと
で燃焼室V0が形成され、図の上死点位置にあるピスト
ン3と、シリンダ2と、シリンダヘッド2Aとで上死点
隙間容積V1が形成されている。そして、シリンダヘッ
ド2Aに、上死点隙間容積V1の上部に連結して容積V
2の副室4が吸、排気弁6、7を避けて設けられてい
る。副室4の底部に、円錐穴状の弁座4Aが形成され、
また副室4内に傘状の圧力調整弁5が上下に移動自由に
装着されている。その圧力調整弁5の傘状の弁座5A
は、端部の台座であるばね台座5Bに弾性体であるばね
8によって所定の押圧力Fで前記弁座4Aに押圧されて
いる。ばね8は、ばね箱10内に前記所定の押圧力Fで
圧縮されている。なお、圧力調整弁5の茎部5Cは、ば
ね台座5Bに螺着されていて、圧力調整弁5の移動は摺
動孔2Cによって上下方向のみ自由になるように拘束さ
れている。
【0018】次に上記した構成における作用を説明す
る。
【0019】図1、温度ークランク角を示す図4、圧力
ー容積を模式的に示す図5において、点線で示すよう
に、予混合気Gが圧縮されて上死点TDC前のTiで自
着火する。そして、自着火燃焼の結果生じる燃焼圧が所
定の燃焼圧Pcを越えると、所定の押圧力F下にある圧
力調整弁5を弁座4Aから押しあげて開弁する。この開
弁によって燃焼圧は副室4の容積V2に拡散して減圧す
る。
【0020】図4において、圧力調整弁5が開弁した場
合の特性曲線X−O(実線)と、圧力調整弁5や副室4
を設けなかった場合の特性曲線X−C(点線)とを比較
すれば明らかなように、上述した様な減圧が行われる結
果、圧力調整弁5が開弁することによって、圧力調整弁
5や副室4を設けなかった場合に比較して、自着火によ
る温度上昇のピークを遅らせる事が出来る。
【0021】そして、仮に副室4及び圧力調整弁5がな
ければ、図示の機関の燃焼サイクルは例えば図5におい
て点線で示すようなサイクルとなり、燃焼圧が非常に高
い圧力P3まで上昇してしまうところが、図示の実施形
態のような構成とする事により、図5において実線で示
すような燃焼サイクルとなり、圧力上昇を例えば所定圧
Pcに抑える事が可能となるのである。
【0022】なお、図4及び図5で示す特性及びサイク
ルは、あくまでも例示であり、本発明を実施した自着火
機関が全て図4及び図5で示すような特性或いはサイク
ルを有するのではない旨を付記する。
【0023】図2は、第2の実施形態として燃焼圧に比
例して副室容積を拡げる構成を示している。前記実施形
態では、燃焼圧が所定値Pcを越えると急増した副室容
積V2が燃焼圧を急激に低減させるのに対して、本実施
形態では、所定圧を越えた圧力に比例して副室容積が増
加する構成としている。
【0024】図2において、機関11に、上死点位置に
あるピストン3と、シリンダ2と、シリンダヘッド12
Aとで上死点隙間容積V1Aが形成されている。そし
て、シリンダヘッド12Aに、上死点隙間容積V1Aの
上部に連結して最大容積V2Aの副室14が吸、排気弁
16、17を避けて設けられている。副室14に、上下
に移動自由に副ピストン15が嵌挿されている。副ピス
トン15は、副ピストンヘッド15Aと茎部15Cと、
茎部15Cに螺着された台座であるばね台座15Bとで
構成されている。そして、ばね台座15Bは、弾性体で
あるばね18によって所定の押圧力Fでヘッド面12D
に押圧されている。なお、茎部15Cは、摺動孔12C
によって上下方向のみに自由となるように拘束されてい
る。また、ばね18は、ばね箱20内に前記所定の押圧
力Fで圧縮されている。
【0025】上記構成の作用を説明する。図2、温度ー
クランク角を示す図4、圧力ー容積を模式的に示す図5
において、点線で示すように、予混合気GAが圧縮され
て上死点TDC前のTiで自着火するものとする。そし
て、自着火燃焼の結果生じる燃焼圧が、上死点隙間容積
V1A内で所定の燃焼圧Pcを越えると、所定の押圧力
F下にある副ピストン15を燃焼圧に比例して押しあげ
副室14の容積の1部を上死点隙間容積V1Aに加え
る。この容積増加によって燃焼圧は常に所定の押圧力F
に相当する燃焼圧Pc以下に抑制される。図4及び図5
の燃焼、膨張の過程は、第1の実施形態と同じである。
ただし、Pcへの減圧は、圧力変動がなく常に一定を保
たれる。このようにして、仮に副室14がなければ、燃
焼圧は高圧P3まで上昇すべきところを所定圧Pcにと
どめる。
【0026】図3は、第3の実施形態として燃焼圧に比
例して副室容積を拡げる別の構成を示している。前記第
2の実施形態では、燃焼圧が所定値を越える圧力に比例
して副室容積が増加する構成として副ピストン15をば
ね18で押圧しているが、本発明では、混合気温度等に
応じて圧縮比を変えて着火タイミングを安全側に移動
し、かつ所定燃焼圧以上では副ピストンを移動させて上
死点容積に加え拡大する構成を示している。第2の実施
形態と同機能、同形状の部材は符号を重複して使用して
第2の実施形態と異なる部分について説明する。
【0027】図3において、副室14に嵌挿された副ピ
ストン15にアクチュエータ28が連結されている。連
結方法は、台座であるばね台座15Bとアクチュエータ
28内を上下に摺動する可動部材28Aとの連結によっ
ている。また、シリンダヘッド12Aに筒内圧を計測す
る圧力計Pgが装着され、混合気管29に温度計Tgが
装着されている。
【0028】アクチュエータ28は、外部をシリンダヘ
ッド12Aに固定され、後記制御装置CUからの指示に
よって油圧作動で可動部材28Aを摺動させる機能を有
し、制御線L3を介して制御装置CUに連結されてい
る。なお、アクチュエータ28は、電磁駆動装置であっ
てもよい。
【0029】制御装置CUは、コンピュータを含んで構
成され、前記アクチュエータ28との連結と共に、信号
線L1を介して圧力計Pgに連結され、信号線L2を介
して温度計Tgに連結されている。そして、圧力信号お
よび温度信号を受信して演算し、その結果を制御信号と
して出力する機能を有している。
【0030】上記構成の作用を説明する。図3、温度ー
クランク角を示す図4、圧力ー容積を模式的に示す図5
において、混合気GAが圧縮されて上死点TDC前の近
傍Tiで自着火する。副ピストン15が図3のように下
端にある場合は、図4及び図5の点線のようになる。こ
れに対してまず、温度計Tgからの混合気温度検出値t
Mによって上死点TDCの所定の近傍Tjで自着火する
よう副ピストン15の後退位置を決定する。この際、機
関の温度その他の条件で自着火位置が所定の位置からず
れていれば、副ピストン15の位置を移動させて上死点
隙間容積V01に副室14の容積の1部αを加えた新た
な上死点隙間容積によって所定の自着火タイミングとな
るよう調整する。これによって、自着火タイミングは所
定位置に一定する。図4における実線の(V1+α)
が、この結果である。この状態で運転して燃焼圧が所定
圧を越えた場合は、圧力計Pgからの信号によって制御
装置CUがアクチュエータ28に副ピストンの後退を指
示して上死点隙間容積V01を増加させる。
【0031】本発明の予混合気の圧縮着火燃焼方法を図
3を主にして説明する。前記第3の実施形態で使用した
部材、呼称は重複して使用する。図3において、予め副
ピストン後退工程で副ピストン15の副室14内におけ
る位置を上方に後退させて圧縮自着火のない上死点容積
V02とする。この状態で4サイクル工程の予混合気圧
縮工程に入る。次いで、副ピストン前進工程では、圧縮
工程における上死点TDC近傍の所定位置たとえば図4
のTkで副ピストン15をピストン3方向に前進させて
燃焼室V1Aの圧力、温度を高めてTjで自着火を起こ
させる。次の燃焼圧低減工程は、自着火による燃焼圧が
異常高圧になった場合の燃焼圧低減手段であって、所定
燃焼圧Pc以上で副ピストン15を上方に後退させて燃
焼圧を低減させる。
【0032】
【発明の効果】本発明の作用効果を、以下に列挙する。 (1) 機関の燃焼室に弾性体で押圧した圧力調整弁を
介した副室を設けたので、許容所定圧を越える燃焼圧で
は圧力調整弁が開弁して燃焼圧を逃がし機関の破損、耐
久性の低減から保護する。 (2) 機関の燃焼室に通じる副室を設け、その副室に
弾性体で押圧した副ピストンを嵌装したので、許容所定
圧を越える燃焼圧では副ピストンが後退して燃焼圧を逃
がし機関の破損、耐久性の低減から保護する。副ピスト
ンの後退量は燃焼圧に比例するので減圧がなめらかで、
異常振動等がない。 (3) 前記同様に副室に副ピストンを設け、さらにア
クチュエータを設けて、上死点近傍の所定タイミングに
副ピストンを後退させて減圧させると共に、自着火タイ
ミングを遅らせる事が出来る。これにより、自着火タイ
ミングが早過ぎる事態に対処することが出来る。一方、
副ピストンを燃焼室側に前進させて自着火させることも
可能である。これにより、自着火タイミングを調節する
ことができる。そして、安定した機関運転が可能とな
る。また、燃焼圧が許容所定圧を越える場合は、制御装
置が燃焼圧信号を受信して副ピストンを後退させて減圧
させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す装置の構成図。
【図2】別の発明の実施形態を示す装置の構成図。
【図3】別の発明の実施形態を示す装置の構成図。
【図4】吸入、圧縮、燃焼、膨張工程の圧力(P)−容
積(V)曲線を示す説明図。
【図5】圧縮、燃焼、膨張工程における温度−クランク
角曲線を示す説明図。
【符号の説明】
G・・・予混合気 V0・・燃焼室容積 V1・・上死点隙間容積 1・・・機関 2・・・シリンダ 2A・・シリンダヘッド 2C・・摺動孔 3・・・ピストン 4・・・副室 5・・・圧力調整弁 5A・・弁座 5B・・ばね台座 5C・・茎部 6・・・吸気弁 7・・・排気弁 8・・・ばね 10・・ばね箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 23/00 F02B 23/00 P 23/02 23/02 U 75/38 75/38 Fターム(参考) 3G023 AA01 AA17 AB05 AC01 AD03 3G092 AA02 AA12 DD08 DD09 DG02 EA25 FA13 HA04Z HC01X HC01Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予
    混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予
    混合圧縮自着火機関において、燃焼室に圧力調整弁を介
    して通じる副室を設け、前記圧力調整弁は、副室の端部
    に形成された台座に座着可能な弁体と、該弁体に接続さ
    れて燃焼室側へ付勢された弁棒とを有していることを特
    徴とする予混合圧縮自着火機関。
  2. 【請求項2】 燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予
    混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予
    混合圧縮自着火機関において、該機関の燃焼室に通じる
    副室を設け、該副室内に副ピストンヘッドを有する副ピ
    ストンを配置し、該副ピストンは副室内を摺動可能で且
    つシール可能に構成されていると共に、燃焼室側へ付勢
    されるように構成されていることを特徴とする予混合圧
    縮自着火機関。
  3. 【請求項3】 燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予
    混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予
    混合圧縮自着火機関において、該機関の燃焼室に通じる
    副室を設け、該副室内に副ピストンヘッドを有する副ピ
    ストンを配置し、該副ピストンは燃焼室の反対側に配置
    されたアクチュエータに接続されており、前記予混合気
    の温度或いは燃焼圧力に応答して該アクチュエータを制
    御する制御装置を有していることを特徴とする予混合圧
    縮自着火機関。
  4. 【請求項4】 燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予
    混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予
    混合圧縮自着火機関の運転方法において、前記機関の燃
    焼室と副室との連通箇所に設けた開閉機構を開放して、
    燃焼室内の圧力上昇を一時的に緩和して自着火タイミン
    グを遅らせる工程、を有することを特徴とする予混合気
    圧縮自着火機関の運転方法。
  5. 【請求項5】 前記開閉機構は圧力調整弁である請求項
    4の予混合気圧縮自着火機関の運転方法。
  6. 【請求項6】 前記開閉機構は、副ピストンヘッドを有
    する副ピストンと、該副ピストンを作動するアクチュエ
    ータとを含む請求項4の予混合気圧縮自着火機関の運転
    方法。
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