JP2000230196A - 中性防滑洗浄剤 - Google Patents
中性防滑洗浄剤Info
- Publication number
- JP2000230196A JP2000230196A JP11072458A JP7245899A JP2000230196A JP 2000230196 A JP2000230196 A JP 2000230196A JP 11072458 A JP11072458 A JP 11072458A JP 7245899 A JP7245899 A JP 7245899A JP 2000230196 A JP2000230196 A JP 2000230196A
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- Japan
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- surfactant
- detergent
- neutral
- slip
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Abstract
(57)【要約】
［課題］ 生分解性にすぐれた界面活性剤で且つ防錆効
果を有した中性タイプの防滑洗浄剤を提供する。 ［解決手段］ 界面活性剤と安定化剤と中性フッ化アン
モニウムと無機酸との混合水溶液からなるもので、ＰＨ
６．０以上ＰＨ８．０以下に調整してなる。
果を有した中性タイプの防滑洗浄剤を提供する。 ［解決手段］ 界面活性剤と安定化剤と中性フッ化アン
モニウムと無機酸との混合水溶液からなるもので、ＰＨ
６．０以上ＰＨ８．０以下に調整してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶・磁器タイル、
ホーロー、御影石等の天然石（大理石、テラゾーを除
く）を形成した床等の中性防滑洗浄剤に関するものであ
る。
ホーロー、御影石等の天然石（大理石、テラゾーを除
く）を形成した床等の中性防滑洗浄剤に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術としては、浴室、厨房、プー
ルサイド、トイレ廻り、ビルエントランス等の床面に
は、表面に釉薬を塗布して焼成した陶器タイルや表面が
ガラス質（雲母）の御影石等が採用されている。これら
の床剤は表面が滑らかであるため、水膜が存在すると非
常に滑り易く危険である。
ルサイド、トイレ廻り、ビルエントランス等の床面に
は、表面に釉薬を塗布して焼成した陶器タイルや表面が
ガラス質（雲母）の御影石等が採用されている。これら
の床剤は表面が滑らかであるため、水膜が存在すると非
常に滑り易く危険である。
【０００３】そこで従来より光沢の低下を抑えて防滑効
果を発揮させるために、タイルの表面に細かい凹凸面
（ミクロ単位の小穴）を形成することが提案されてい
る。例えば、実用新案登録第３００４９１５号公報に
は、エチレングリコール、モノブチルエーテル、フッ素
イオン、アンモニウムイオン、硫酸イオンを成分とする
液剤を、タイル床面に塗布し、ブラシで強く擦った後、
重曹等の中和剤で中和処理した後、更に水洗乾燥して、
タイル床面にミクロ単位の小孔による粗面を形成する手
段が示されている。
果を発揮させるために、タイルの表面に細かい凹凸面
（ミクロ単位の小穴）を形成することが提案されてい
る。例えば、実用新案登録第３００４９１５号公報に
は、エチレングリコール、モノブチルエーテル、フッ素
イオン、アンモニウムイオン、硫酸イオンを成分とする
液剤を、タイル床面に塗布し、ブラシで強く擦った後、
重曹等の中和剤で中和処理した後、更に水洗乾燥して、
タイル床面にミクロ単位の小孔による粗面を形成する手
段が示されている。
【０００４】また、特開平９−５９６７８号公報にはノ
ニルフェノールのようなアルキルフェノールである界面
活性剤を使用することが開示されている。
ニルフェノールのようなアルキルフェノールである界面
活性剤を使用することが開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記前者のタイル床面
の各防滑処理は、新設の建築物のタイルを対象としてい
るが、経年変化によってタイル面の粗面が摩耗すると滑
り易くなるので、再度の粗面形成を必要としてくる。し
かし、タイル表面には、汚れが強く付着している場合が
多く、前記の防滑処理手段をそのまま採用したとして
も、タイル床表面の汚れを溶解せずにそのまま残存して
しまう。即ち、タイル床面の防滑再処理には不適当であ
る。
の各防滑処理は、新設の建築物のタイルを対象としてい
るが、経年変化によってタイル面の粗面が摩耗すると滑
り易くなるので、再度の粗面形成を必要としてくる。し
かし、タイル表面には、汚れが強く付着している場合が
多く、前記の防滑処理手段をそのまま採用したとして
も、タイル床表面の汚れを溶解せずにそのまま残存して
しまう。即ち、タイル床面の防滑再処理には不適当であ
る。
【０００６】また上記後者のタイル面の粗面形成による
防滑処理は、必ずしも環境に対してやさしいとは言えな
い。例えばノニルフェノールのようなアルキルフェノー
ルである界面活性剤は生分解性が悪く、環境ホメルモン
の問題が知られており、また、殆どの防滑洗浄剤が酸性
や弱酸性のものが多く、中和処理が必要とされているた
め非常に取り扱いにくい。本発明は、上記の問題点に鑑
みなされたもので、生分解性に優れた界面活性剤で且つ
防錆効果を有した中性タイプの防滑洗浄剤を提供するも
のである。
防滑処理は、必ずしも環境に対してやさしいとは言えな
い。例えばノニルフェノールのようなアルキルフェノー
ルである界面活性剤は生分解性が悪く、環境ホメルモン
の問題が知られており、また、殆どの防滑洗浄剤が酸性
や弱酸性のものが多く、中和処理が必要とされているた
め非常に取り扱いにくい。本発明は、上記の問題点に鑑
みなされたもので、生分解性に優れた界面活性剤で且つ
防錆効果を有した中性タイプの防滑洗浄剤を提供するも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、界面活性剤と安定化剤と中性フッ化アン
モニウムと無機酸との混合水溶液からなるもので、ＰＨ
６．０以上ＰＨ８．０以下に調整してなる。また、界面
活性剤が、親水基（ポリオキシエチレン）、親油基（椰
子脂肪酸）、硫酸化ナトリウム塩より構成してなる。さ
らに、安定化剤が、エチレングリコールジエチルエーテ
ルである。
の手段として、界面活性剤と安定化剤と中性フッ化アン
モニウムと無機酸との混合水溶液からなるもので、ＰＨ
６．０以上ＰＨ８．０以下に調整してなる。また、界面
活性剤が、親水基（ポリオキシエチレン）、親油基（椰
子脂肪酸）、硫酸化ナトリウム塩より構成してなる。さ
らに、安定化剤が、エチレングリコールジエチルエーテ
ルである。
【０００８】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の中性防滑洗浄剤は、界面活性剤、
安定化剤、中性フッ化アンモニウム（フッ化物）、無機
酸との混合水溶液からなるもので、界面活性剤は、生分
解性に優れた椰子脂肪酸（植物油脂）を使用し、酸腐食
防止剤により、洗浄の際に金属部分に液剤が飛散しても
錆びにくい効果があり、また界面活性剤の分離防止のた
めの安定化剤を加え、それに中性フッ化アンモニウムに
微量の無機酸を加えてＰＨ６．５前後に調整したもので
ある。
て説明する。本発明の中性防滑洗浄剤は、界面活性剤、
安定化剤、中性フッ化アンモニウム（フッ化物）、無機
酸との混合水溶液からなるもので、界面活性剤は、生分
解性に優れた椰子脂肪酸（植物油脂）を使用し、酸腐食
防止剤により、洗浄の際に金属部分に液剤が飛散しても
錆びにくい効果があり、また界面活性剤の分離防止のた
めの安定化剤を加え、それに中性フッ化アンモニウムに
微量の無機酸を加えてＰＨ６．５前後に調整したもので
ある。
【０００９】詳しくは、タンク内に水５４７Ｋｇを入
れ、これに中性フッ化アンモニウム１５０Ｋｇ、酸腐食
防止剤１Ｋｇ、硫酸（７０％）１０７Ｋｇ、親水基（ポ
リオキンエチレン）・親油基（椰子脂肪酸）・硫酸化ナ
トリウム等からなる界面活性剤７５Ｋｇ、安定化剤（エ
チレングリコールジエチルエーテル）１２０Ｋｇを加え
て混合攪拌処理する。
れ、これに中性フッ化アンモニウム１５０Ｋｇ、酸腐食
防止剤１Ｋｇ、硫酸（７０％）１０７Ｋｇ、親水基（ポ
リオキンエチレン）・親油基（椰子脂肪酸）・硫酸化ナ
トリウム等からなる界面活性剤７５Ｋｇ、安定化剤（エ
チレングリコールジエチルエーテル）１２０Ｋｇを加え
て混合攪拌処理する。
【００１０】而して前記手法で調整した防滑洗浄（水溶
液）は、そのまま若しくは２〜３倍に希釈して使用する
もので現に使用されているタイル床を水で濡らし、本液
剤若しくは希釈液をタイル床に滴下（６０ｍｌ／ｍ２）
し、清掃用パッドでブラッシングを行い、１０〜１５分
間放置し、再度ブラッシングした後に水道水で洗い流し
てタイル床の防滑洗浄処理を終了するものである。即
ち、フッ素イオンと酸によるタイル表面のエッチングが
なされ、酸及び界面活性剤によってタイル床からの汚れ
を分離して洗浄処理がなされるものである。
液）は、そのまま若しくは２〜３倍に希釈して使用する
もので現に使用されているタイル床を水で濡らし、本液
剤若しくは希釈液をタイル床に滴下（６０ｍｌ／ｍ２）
し、清掃用パッドでブラッシングを行い、１０〜１５分
間放置し、再度ブラッシングした後に水道水で洗い流し
てタイル床の防滑洗浄処理を終了するものである。即
ち、フッ素イオンと酸によるタイル表面のエッチングが
なされ、酸及び界面活性剤によってタイル床からの汚れ
を分離して洗浄処理がなされるものである。
【００１１】なお、各材料の混合比率は上記数値に限定
せず必要に応じて増減させればよい。
せず必要に応じて増減させればよい。
【００１２】
【発明の効果】（１）、タイル表面へのエッチング処理
によりすぐれた防滑効果を有すると共にＰＨ６．０以上
ＰＨ８．０以内の中性防滑洗浄剤であるため、使用後に
おいて中和処理を行う必要がない。 （２）、生分解性にすぐれた界面活性剤を使用している
ため、環境に対してやさしい。 （３）、安定化剤を使用することにより、液剤の沈殿を
抑制（分離防止）する効果を有し、品質が常に安定して
いる。
によりすぐれた防滑効果を有すると共にＰＨ６．０以上
ＰＨ８．０以内の中性防滑洗浄剤であるため、使用後に
おいて中和処理を行う必要がない。 （２）、生分解性にすぐれた界面活性剤を使用している
ため、環境に対してやさしい。 （３）、安定化剤を使用することにより、液剤の沈殿を
抑制（分離防止）する効果を有し、品質が常に安定して
いる。
Claims (3)
- 【請求項１】 界面活性剤と安定化剤と中性フッ化アン
モニウムと無機酸との混合水溶液からなるもので、ＰＨ
６．０以上ＰＨ８．０以下に調整してなることを特徴と
する中性防滑洗浄剤。 - 【請求項２】 界面活性剤が、親水基（ポリオキシエチ
レン）、親油基（椰子脂肪酸）、硫酸化ナトリウム塩よ
り構成してなることを特徴とする請求項１記載の中性防
滑洗浄剤。 - 【請求項３】 安定化剤が、エチレングリコールジエチ
ルエーテルであることを特徴とする請求項１又は２記載
の中性防滑洗浄剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11072458A JP2000230196A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 中性防滑洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11072458A JP2000230196A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 中性防滑洗浄剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000230196A true JP2000230196A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=13489892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11072458A Pending JP2000230196A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 中性防滑洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000230196A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104312801A (zh) * | 2014-11-04 | 2015-01-28 | 中盐安徽润华盐业发展有限公司 | 一种果蔬洗涤盐及其制备方法 |
| CN110616437A (zh) * | 2019-10-30 | 2019-12-27 | 湖南金裕环保科技有限公司 | 中性除锈剂、制备方法及其使用方法 |
-
1999
- 1999-02-10 JP JP11072458A patent/JP2000230196A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104312801A (zh) * | 2014-11-04 | 2015-01-28 | 中盐安徽润华盐业发展有限公司 | 一种果蔬洗涤盐及其制备方法 |
| CN110616437A (zh) * | 2019-10-30 | 2019-12-27 | 湖南金裕环保科技有限公司 | 中性除锈剂、制备方法及其使用方法 |
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