JP2000229232A - 無機粉末用分散剤 - Google Patents

無機粉末用分散剤

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JP2000229232A
JP2000229232A JP11031539A JP3153999A JP2000229232A JP 2000229232 A JP2000229232 A JP 2000229232A JP 11031539 A JP11031539 A JP 11031539A JP 3153999 A JP3153999 A JP 3153999A JP 2000229232 A JP2000229232 A JP 2000229232A
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JP
Japan
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dispersant
copolymer
inorganic powder
vinyl ether
carbon atoms
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JP11031539A
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English (en)
Inventor
Akira Kobayashi
亮 小林
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】分散性と長期の分散安定性を同時に兼ね備えた
無機粉末用分散剤を提供する。 【解決手段】側鎖のポリアルキレンオキサイド基付加モ
ル数と共重合体主鎖の分子量が特定の範囲のポリアルキ
レングリコールビニルエーテルと無水マレイン酸の共重
合体は、無機粉末の分散効果と、スラリー静置時の固い
沈降層形成を抑制する効果を有しており、各種無機粉末
用の分散に適した分散剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無機粉末用分散剤に
関する。更に詳しくは、塗料、インキ等に使用される無
機顔料、研磨材、セラミックス等に使用される無機粉末
の分散剤に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料、インキにおいて、無機顔料による
隠蔽力、着色力等の特性を最大限に発揮する為に無機顔
料を媒体中で高度に分散させる必要がある。研磨材にお
いても、より高精度の研磨性を実現する為、砥粒粉体を
固い凝集構造を形成しないよう、高度に分散させる必要
がある。また、セラミックス成形においては、より品質
が安定した成形体を得る為には、原料となるセラミック
ス粉体と各種配合物が常に均一な混合物となるよう、原
料粉体を高度に分散させる必要がある。これら無機粉末
分散のため、リグニン系、ナフタレン系等のスルホン酸
塩系分散剤、アクリル酸系、マレイン酸系等のポリカル
ボン酸塩系分散剤等が使用されている。しかし、これら
の分散剤を添加した無機粉末スラリーでも長期的な分散
安定性が必ずしも十分でない。
【0003】そこで、分散性と長期的な分散安定性を同
時に兼ね備えた分散剤として、側鎖にポリアルキレング
リコール構造を有するカルボン酸系重合体が効果が高い
事が認められている(特開平9−52921号、特開平
10−219180号)。しかし、これら実施例に記載
された重合体を用いても、スラリーを静置保管中に粒子
の凝集が進行し、ハードケーキを形成し再分散が困難に
なる等の問題があり、このハードケーキの生成を抑制す
る耐ハードケーキ性に優れる分散剤が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの問題を解
決するもので、無機粉末の分散性と長期的な分散安定性
に優れ、特に耐ハードケーキ性に優れ、ハードケーキを
形成しにくい分散剤を提供するものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】前記目的を達成する分散剤
として、ポリアルキレングリコールビニルエーテルと無
水マレイン酸の共重合体及び/又はその加水分解物にお
いて、側鎖のアルキレンオキサイド基付加モル数と共重
合体の重量平均分子量又は重合度が特定の範囲のものが
見出され、該分散剤は無機粉末に対して優れた分散性
と、長期の分散安定性及び耐ハードケーキ性を有する。
側鎖のアルキレンオキサイド基付加モル数と共重合体の
重量平均分子量又は重合度が特定の範囲を外れると、そ
れ以外の構造が同じものであっても長期の分散安定性及
び耐ハードケーキ性で劣ることとなる。両物性に与える
側鎖のアルキレンオキサイド基付加モル数と共重合体の
重量平均分子量又は重合度の影響は極めて顕著である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】ポリアルキレングリコールビニルエーテル
と無水マレイン酸の共重合体とは、一般式(1)で示さ
れるポリアルキレングリコールビニルエーテルと無水マ
レイン酸を共重合してなる共重合体である。
【0008】
【化4】
【0009】(Aは炭素数2〜4のアルキレン基、アル
キレンオキサイド基付加モル数nは30〜150の整数
であり、好ましくは30〜100、R1は水素または炭
素数1〜20の有機残基)
【0010】ポリアルキレングリコールビニルエーテル
と無水マレイン酸の共重合体のカルボキシル基の一部ま
たは全部を加水分解した加水分解物も好適に使用するこ
とができる。加水分解物にはその塩も含まれる。塩とし
ては例えばリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカ
リ金属イオン、カルシウム、マグネシウム等のようなア
ルカリ土類金属イオン、アルミニウム、鉄などのような
3価金属イオン、アンモニウム、エタノールアミン、ジ
メチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミ
ンなどの有機アミン等が挙げられる。
【0011】無水マレイン酸には、無水マレイン酸の他
に、無水マレイン酸誘導体や他のα,β−不飽和カルボ
ン酸が含まれていても良い。
【0012】得られる共重合体の特性を変えない範囲
で、スチレン、αオレフィン等のオレフィン、メチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビ
ニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチ
ルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル等の低級
アルキルビニルエーテルなどの単量体を共重合すること
ができる。
【0013】ポリアルキレングリコールビニルエーテル
と無水マレイン酸の共重合体、その加水分解物(以下
「ポリカルボン酸系共重合体」という)はそれぞれ単独
で、或いは併用して無機粉末用分散剤に用いることがで
きる。
【0014】ポリカルボン酸系共重合体の分子量は、G
PCで測定した重量平均分子量が、ポリエチレングリコ
ール換算で30,000〜150,000であり、好ま
しくは50,000〜100,000である。また、重
合度mに換算した場合、mが10〜70が好ましい範囲
である。ここで重合度mとは、重量平均分子量をポリア
ルキレングリコールビニルエーテルと無水マレイン酸の
分子量の合計で除した数値である。重量平均分子量およ
び重合度がその範囲を外れても、短期的には無機粉末に
対して優れた分散性を示すが、長期的に無機粉末が沈降
し、ケーキ状となるなど分散安定性で劣る。
【0015】ポリアルキレングリコールビニルエーテル
のアルキレンオキサイド基付加モル数nは30〜150
の範囲でなければならず、好ましくは30〜100の範
囲である。アルキレンオキサイド基付加モル数がその範
囲にあると無機粉末を長期的に良好に分散し、ケーキの
発生を防止することが可能となる。
【0016】ポリカルボン酸系共重合体の製造方法に
は、公知の重合手段、高分子反応手段を任意に適用しう
る(例えば特開平9−52921号、特開平10−21
9180号)。本発明の共重合体は、溶媒中での重合及
び無溶媒での重合にて得られる。本発明で使用される溶
媒としては、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン等の
ベンゼン誘導体、酢酸エチルや酢酸イソプロピル等の有
機酸エステル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン等のケトン類、四塩化炭素、クロロホルム等の
有機ハロゲン化物などがあげられるが、溶媒の除去、重
合速度等を考慮するとベンゼン誘導体が好ましい。製造
方法としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ア
ゾビスイソブチロニトリル等のラジカル触媒を使用し、
溶媒中で、5〜150℃でラジカル共重合を行う溶液重
合、また、溶媒を使用せずにポリアルキレングリコール
ビニルエーテルに無水マレイン酸をよく溶解させた後、
上述のラジカル触媒により5〜150℃でバルク重合す
る製法である。
【0017】本発明の無機粉末用分散剤はポリカルボン
酸系共重合体以外に、湿潤剤、消泡剤、PH調整剤、凍
結安定剤、増粘剤、流動性改良剤、防腐剤、防黴剤、バ
インダー樹脂、他の分散剤等を併用することができる。
【0018】本発明の無機粉末用分散剤は、無機粉末の
分散に好適に使用する事ができ、長期的な分散安定性に
優れ、無機粉末の沈降によるケーキの発生を防止するこ
とができる。無機粉末としては無機顔料、研磨材、セラ
ミックス粉等がある。無機顔料としては例えば、二酸化
チタン、亜鉛華、塩基性硫酸鉛、鉛白、リトポン等の白
顔料、カーボンブラック、松煙(ランプブラック)、ボ
ーンブラック、黒鉛、酸化鉄、鉄黒等の黒色顔料、クロ
ームバーミリオン・モリブデン赤、べんがら(酸化鉄)
等の赤顔料、黄鉛、黄色酸化鉄、チタン黄、黄土(オー
カー)等の黄色顔料、クロン緑、コバルト緑、酸化クロ
ム等の緑顔料、群青、紺青等の青顔料、アルミニウム
粉、ブロンズ粉、銅粉、ステンレススチール粉等の金属
粉顔料、アスベスチン、炭酸カルシウム、クレー、ケイ
ソウ土、ホワイトカーボン、ベントナイト、タルク、沈
降性硫酸マグネシウム、バライト、沈降性硫酸バリウ
ム、マイカ、セッコウ等の体質顔料、カオリン、サチン
ホワイト、水酸化アルミニウム、チタンホワイト等の塗
工紙用顔料等が挙げられるが、特にこれらに限定はされ
ない。
【0019】本発明の無機粉末用分散剤はこの他に、研
磨材用の砥粒分散やセラミックス成形時の分散に使用す
る事ができる。対象となる無機粉末としては例えば、酸
化アルミ、ジルコニア、酸化セリウム、炭化珪素、炭化
ホウ素、窒化ホウ素、炭化チタン、炭化タングステン、
窒化チタン、サイアロン、窒化珪素等の砥粒及びセラミ
ックス原料、コロイダルシリカ、ヒュームドシリカ、ダ
イヤモンド、コランダム、ベーマイト、ガーネット、エ
メリー、ケイ砂、軽石、ケイソウ土、ドロマイト等の砥
粒が挙げられるが、特にこれらに限定はされない。
【0020】無機粉末用分散剤の使用量は、無機粉末に
対して、0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜
10重量%である。使用形態は水に溶解し水溶液として
も使用できるし、溶融温度が室温以上の場合は粉砕して
粉体としても使用できる。
【0021】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
【0022】表1記載のポリカルボン酸系共重合体を水
に溶解し、アンモニア中和しpH7のポリマー水溶液と
した。得られたポリマー水溶液を使用し、ボールミルを
用いてポリカルボン酸系共重合体を純分として0.98
重量部、ポリエーテル系消泡剤0.02重量部、酸化チ
タン/CR−550(石原産業製)20重量部、純水8
0重量部よりなる酸化チタンスラリーを製造した。再分
散性評価の為、得られた酸化チタンスラリー500cc
を直径75mm密閉容器に移し20℃にて静置した。1
週静置後及び4週静置後スラリーに、重量25g、直径
6mmガラス棒を静かに落下させた時の感触によりスラ
リー固さを評価した。次に、スラリー中に、直径50m
m撹拌翼が100cc位置になるように静かに設置し、
回転数400rpmにて60分撹拌後、スラリー上層部
の濃度を固形分により測定し再分散性(%)=(撹拌後
スラリー濃度)/(調整時スラリー濃度)×100を算
出した。更に、再分散したスラリーの分散性を確認する
為、塗工紙試験として、基紙として中性紙を用い、再分
散スラリーを基紙の片面に50μmの厚さに塗布し、ぶ
つ、むら等がないものを○、ぶつ、むら等のあるものを
×とした。比較ポリマーとしてポリアクリル酸について
も同様に評価した。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】(注1)ケーキ固さ判定基準 ○:ガラス棒が抵抗なく自重で底部に達する。 △:ガラス棒が自重では底部に達するが、若干抵抗感が
ある。 ×:ガラス棒がハードケーキを形成しており力を加えて
も底部に達しない又は、プリン状の凝集層を形成してい
る。
【0025】表1から明らかなように、本発明の無機粉
末用分散剤により分散した無機粉末スラリーは、ハード
ケーキ及び凝集層の形成が抑制され、4週静置後も再分
散性に優れており、紙塗工試験においてもぶつ、むら等
が無いことから、分散性及び分散安定化性に優れてお
り、取扱い易い事が判る。一方比較例に明らかなように
本発明の重量平均分子量、アルキレンオキサイド基付加
モル数、重合度を外れるものは再分散性、耐ハードケー
キ性が著しく劣ることが明らかである。それらの物性に
与える重量平均分子量、アルキレンオキサイド基付加モ
ル数、重合度の影響が顕著であることがわかる。
【0026】
【発明の効果】本発明の無機粉末用分散剤は、分散効果
と分散安定効果を同時に兼ね備えており、各種無機粉末
用スラリーの分散剤に適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D077 AA03 AA08 AB02 AB04 AB05 AB06 AB20 AC05 BA02 BA03 CA03 CA15 DC26Z DD03X DD12X DD29Z DE07X DE10X DE12X 4J027 AA08 AC02 AC07 AJ01 BA04 CA14 CA15 CA18 CB04 CB09 4J100 AE09P AK32Q BA03P BA04P BA05P BA06P BA08P CA04 CA31 DA01 HA08 JA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で示されるポリアルキレン
    グリコールビニルエーテルと無水マレイン酸の共重合体
    及び/又はその加水分解物からなり、それらの重量平均
    分子量が30,000〜150,000である、耐ハー
    ドケーキ性に優れることを特徴とする無機粉末用分散
    剤。 【化1】 (Aは炭素数2〜4のアルキレン基、アルキレンオキサ
    イド基付加モル数nは30〜150、R1は水素または
    炭素数1〜20の有機残基)
  2. 【請求項2】 一般式(1)で示されるポリアルキレン
    グリコールビニルエーテルと無水マレイン酸の共重合体
    及び/又はその加水分解物からなり、それらの重量平均
    分子量が50,000〜100,000である、耐ハー
    ドケーキ性に優れることを特徴とする無機粉末用分散
    剤。 【化2】 (Aは炭素数2〜4のアルキレン基、アルキレンオキサ
    イド基付加モル数nは30〜100、R1は水素または
    炭素数1〜20の有機残基)
  3. 【請求項3】 一般式(1)で示されるポリアルキレン
    グリコールビニルエーテルと無水マレイン酸の共重合体
    及び/又はその加水分解物からなり、それらの重合度m
    が10〜70である、耐ハードケーキ性に優れることを
    特徴とする無機粉末用分散剤。 【化3】 (Aは炭素数2〜4のアルキレン基、アルキレンオキサ
    イド基付加モル数nは30〜100、R1は水素または
    炭素数1〜20の有機残基)
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一の請
    求項に記載の無機粉末用分散剤と無機粉末を含有してな
    る無機粉末スラリー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002037937A (ja) * 2000-07-19 2002-02-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 樹脂組成物およびそれを用いた絶縁電線

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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