JP2000228816A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JP2000228816A
JP2000228816A JP11027676A JP2767699A JP2000228816A JP 2000228816 A JP2000228816 A JP 2000228816A JP 11027676 A JP11027676 A JP 11027676A JP 2767699 A JP2767699 A JP 2767699A JP 2000228816 A JP2000228816 A JP 2000228816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
current detector
mounting plate
independent
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11027676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3414302B2 (ja
Inventor
Akihiro Oda
昭博 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP02767699A priority Critical patent/JP3414302B2/ja
Publication of JP2000228816A publication Critical patent/JP2000228816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3414302B2 publication Critical patent/JP3414302B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流検出器を装着しないとき、電流検出器の
誤組み付けを防止することができる電気接続箱を提供す
る。 【解決手段】 ケース本体2には収納凹部2bが形成さ
れている。また、ケース本体2の底面2aには第1,第
2及び第3凸部2c,2d,2eが収納凹部2bの長手
方向に沿って形成されている。第1凸部2cと第2凸部
2dの間にて、ケース本体2の底面2aの一側には貫通
穴2fが形成されている。収納凹部2b内には取付プレ
ート12が装着された電流検出器11が収納されてい
る。取付プレート12の回路側部12bの先端部が第1
凸部2cと第2凸部2dの間の空間B内に通されてから
前記貫通穴2fに挿入されて、電流検出器11は前記収
納凹部2b内に収納される。回路側部12bの先端部は
ケース本体2の外側にて、第1下側バスバー4の第2連
結部4bに螺着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱に係
り、詳しくは電流検出器を取り付けるプレートを備えた
電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用電装部品のワイヤーハ
ーネスの電気接続部を集約し、ヒューズ等を一箇所にま
とめるために、電気接続箱が用いられている。そして、
この電気接続箱内には電流を流すために、鉄等の導電性
の金属板からなるバスバーが配設されている。また、車
種ごとに異なる形状のバスバーが同電気接続箱内に配設
される。
【0003】次に、一車種における電気接続箱を説明す
る。図8に示すように、電気接続箱31はケース本体3
2を備えている。図11に示すように、そのケース本体
32の底面32aの中央部には収納凹部32bが凹設さ
れている。収納凹部32bの前側(図11において下
側)に位置するケース本体32の底面32aには第1,
第2及び第3凸部32c,32d,32eが収納凹部3
2bの長手方向に沿って凸設されている。また、収納凹
部32bを挟んで第1,第2及び第3凸部32c,32
d,32eの反対側のケース本体32の底面32aには
第1,第2及び第3凸部32c,32d,32eに対向
して第4,第5及び第6凸部32f,32g,32hが
凸設されている。第1〜第6凸部32c〜32hの上面
にはナット33がそれぞれ固着されている。更に、収納
凹部32bの前側(図11において下側)に位置するケ
ース本体32の底面32aの左端には貫通穴32iが形
成され、この貫通穴32iは、収納凹部32bの内側面
の一部を切り欠くとともに、ケース本体32の外側に連
通している。更にまた、収納凹部32bの右側は底面3
2aよりせり上がった載置部32jが凸設されている。
尚、載置部32jの上面は、第1〜第6凸部32c〜3
2hの上面より低く形成されている。
【0004】第1凸部32cの上部には、図13に示す
ように第1下側バスバー34が載置されている。第1下
側バスバー34は、図9に示すように折曲した形状の金
属板であり、第1連結部34a,中間部34b及び第2
連結部34cからなっている。図12及び図13に示す
ように、第1連結部34aは第1凸部32cの上部に載
置され、中間部34bは第1凸部32cと第2凸部32
dの間及び第2凸部32dとケース本体32の内側面の
間に配設されている。また、第2連結部34cは前記貫
通穴32i内に挿入され、その先端部はケース本体32
の外側に突出している。第4凸部32fの上部には、図
12に示すように第2下側バスバー35が載置されてい
る。
【0005】第1下側バスバー34及び第2下側バスバ
ー35の上部には絶縁板36が配設されている。図9に
示すように、絶縁板36は平板であって、電気的な絶縁
材料からなる樹脂で形成されている。絶縁板36は、図
8及び図12に示すように第1〜第6凸部32c〜32
hの上部、第1凸部32cと第2凸部32dの間の空間
A及び前記収納凹部32bの上部を除いてケース本体3
2内に覆設されている。
【0006】図13に示すように、第1凸部32c上に
載置された第1下側バスバー34の上部には第1上側バ
スバー37が載置されている。第1上側バスバー37の
一部は前記絶縁板36の上部に載置されている。また、
第2凸部32d及び第3凸部32eの上部には第2上側
バスバー38が載置されている。更に、図12に示すよ
うに第5及び第6凸部32g,32hの上部には第3上
側バスバー39が載置されている。第3上側バスバー3
9は、第6凸部32h上の第3上側バスバー39の上部
に載置された第1接続端子40とともに、第6凸部32
hの前記ナット33に螺着されている。この第1接続端
子40には図示しない発電機が接続され、電流が供給さ
れるようになっている。
【0007】ケース本体32の収納凹部32b内には、
図13に示すように電流検出器41が収納されている。
電流検出器41は、図10に示すようにその前面の左側
及び右側には取付貫通穴41aが1個ずつ形成されてい
る。この取付貫通穴41aには取付プレート42が装着
される。
【0008】取付プレート42は、例えば鉄など導電性
の金属板から形成され、電源側部42a,回路側部42
b及び連結部42cを備えている。電源側部42aと回
路側部42bの間には連結部42cが形成されている。
電源側部42aは平板であって、その先端部には取付穴
42dが形成されている。連結部42cは平板であっ
て、矩形状をしている。回路側部42bは平板であっ
て、その先端部には取付穴42eが形成されている。そ
して、回路側部42bは、図10において右側の取付貫
通穴41aに挿入され、その先端部は電流検出器41の
外側に突出する。そして、電流検出器41を収容凹部3
2b内に収容したとき、図8,図12及び図13に示す
ように取付プレート42の電源側部42aの先端部は、
第3凸部32e上に載置された第2上側バスバー38の
上部に載置されている。更に、電源側部42aの先端部
の上部には第2接続端子43が配設され、電源側部42
aは第2上側バスバー38及び第2接続端子43ととも
に、ボルトで第3凸部32eの前記ナット33に螺着さ
れている。この第2接続端子43は、図示しないバッテ
リーに接続され、電流が供給されるようになっている。
また、図13に示すように取付プレート42の回路側部
42bは、前記収納凹部32bの貫通穴32iに挿入さ
れ、その先端部はケース本体32の外側に突出してい
る。そして、回路側部42bはボルト44及びナット4
5で第1下側バスバー34の第2連結部34cに螺着さ
れている。そして、取付プレート42を流れる電流の値
は、電流検出器41によって検出され、電流検出器41
はその電流値に相対する信号を図示しない制御回路に伝
達するようになっている。
【0009】従って、第2接続端子43は取付プレート
42を介して第1下側バスバー34及び第1上側バスバ
ー37と接続されている。図12に示すように、第2凸
部32dの上の第2上側バスバー38の上部と、第5凸
部32g上の第3上側バスバー39の上部には第1ヒュ
ーズリンク46が載置されている。第1ヒューズリンク
46の両端には第1端子板46aが設けられている。そ
して、一方の第1端子板46aは、第2上側バスバー3
8とともに、ボルトで第2凸部32dの前記ナット33
に螺着されている。また、他方の第1端子板46aは、
第3上側バスバー39とともに、ボルトで第5凸部32
gの前記ナット33に螺着されている。
【0010】従って、前記第1接続端子40は第3上側
バスバー39,第1ヒューズリンク46,第2上側バス
バー38及び取付プレート42を介して第1下側バスバ
ー34及び第1上側バスバー37と接続されている。
【0011】また、第1凸部32c上の第1上側バスバ
ー37の上部と、第4凸部32f上の第2下側バスバー
35の上部には第2ヒューズリンク47が載置されてい
る。第2ヒューズリンク47の両端には第2端子板47
aが設けられている。そして、一方の第2端子板47a
は、第1下側バスバー34及び第1上側バスバー37と
ともに、ボルトで第1凸部32cの前記ナット33に螺
着されている。また、他方の第2端子板47aは、第2
下側バスバー35とともに、ボルトで第4凸部32fの
前記ナット33に螺着されている。
【0012】従って、図12及び図13に示すように第
1下側バスバー34は第1上側バスバー37及び第2ヒ
ューズリンク47を介して第2下側バスバー35と接続
されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記電流検
出器41を装着しない他車種では、前記電気接続箱31
の第1上側バスバー37及び第2上側バスバー38に代
えて、図14に示すように第4上側バスバー48が使用
される。第4上側バスバー48は、第1上側バスバー3
7と第2上側バスバー38を第1凸部32cと第2凸部
32dの間で結合させた形状をなしている。即ち、第4
上側バスバー48は外形は第1上側バスバー37と第2
上側バスバー38の外形を合わせた外形であるので、こ
の第4上側バスバー48を装着したケース本体32の収
納凹部32bにも前記取付プレート42を介して電流検
出器41を装着することができる。
【0014】通常、一つの製造工程で複数の車種の電気
接続箱31を製造するので、電流検出器41を搭載する
車種の電気接続箱31の製造中に、その電気接続箱31
に電流検出器41を装着しない車種のバスバーである前
記第4上側バスバー48が装着されるおそれがある。そ
して、その電気接続箱31に第4上側バスバー48が装
着されたときにも、電流検出器41が装着されてしまう
おそれがある。
【0015】従って、電流検出器41を装着しない車種
の電気接続箱31には前記電流検出器41を装着できな
いようにする必要がある。本発明の目的は、電流検出器
を装着しないとき、電流検出器の誤組み付けを防止する
ことができる電気接続箱を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、底面を凹設して電流検
出器を収納する収納凹部が形成され、その収納凹部の一
方の底面に電流検出器を収納凹部に収納するときには、
それぞれ独立した異なるバスバーをそれぞれ載置し、電
流検出器を収納凹部に収納しないときには1つのバスバ
ーを互いに協働して載置することができる隣接する2個
の凸部が形成されたケース本体と、前記収納凹部内に電
流検出器が収納されるとき、その電流検出器内を貫通し
て電流検出器内に電流を通過させるとともに、その電流
検出器を固定支持する取付プレートとを備えた電気接続
箱において、前記取付プレートは、その一端が前記独立
した異なるバスバーの一方と接続され、他端が隣接する
2個の凸部との間に形成される空間を通り、前記独立し
た異なるバスバーの他方と接続されるように形成された
ことを要旨とする。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電気接続箱において、前記隣接する2個の凸部の間の
底面には前記収納凹部の内側面の一部を切り欠くととも
に、ケース本体の外側に連通した貫通穴が形成され、そ
の貫通穴には前記取付プレートの前記他端と、前記独立
した異なるバスバーの前記他方のバスバーの一端が挿入
されてケースの外側で接続されていることを要旨とす
る。
【0018】請求項1に記載の発明によれば、前記隣接
する2個の凸部の上部に前記1つのバスバーが装着され
ていれば、その隣接する2個の凸部の間の空間は、その
バスバーによって覆設されている。このとき、前記収納
凹部に取付プレートを備えた電流検出器を収納しようと
すると、その空間内を通過しようとする取付プレートの
他端が隣接する2個の凸部の間に位置するそのバスバー
に当たる。
【0019】従って、それ以上電流検出器を前記収納凹
部内に挿入することができない。請求項2に記載の発明
によれば、取付プレートの他端と、独立した異なるバス
バーの他方のバスバーの一端は、前記隣接する2個の凸
部の間の前記貫通穴に挿入され、ケース本体の外側で接
続される。
【0020】従って、取付プレートと、独立した異なる
バスバーの他方のバスバーの接続をケースの外側から容
易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した電気接
続箱の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
【0022】先ず、一車種に装備される電気接続箱を説
明する。図1に示すように、電気接続箱1はケース本体
2を備えている。図4に示すように、ケース本体2の底
面2aの中央部には収納凹部2bが凹設されている。図
4において、収納凹部2bの下部に位置するケース本体
2の底面2aには隣接する2個の凸部としての第1及び
第2凸部2c,2dと、第3凸部2eが収納凹部2bの
長手方向に沿って凸設されている。第1及び第2凸部2
c,2dの間の底面2aには貫通穴2fが形成されてい
る。この貫通穴2fは、収納凹部2bの内側面の一部を
切り欠くとともに、ケース本体2の外側に連通してい
る。また、収納凹部2bを挟んで第1,第2及び第3凸
部2c,2d,2eの反対側のケース本体2の底面2a
には第1,第2及び第3凸部2c,2d,2eに対向し
て第4,第5及び第6凸部2g,2h,2iが凸設され
ている。第1〜第6凸部2c〜2iの上面にはナット3
がそれぞれ固着されている。更にまた、収納凹部2bの
右側には底面2aからせり上がった載置部2jが凸設さ
れている。尚、載置部2jの上面は、第1〜第6凸部2
c〜2iの上面より低く形成されている。
【0023】第1凸部2cの上部には、図6に示すよう
に独立した異なるバスバーの他方のバスバーを構成する
第1下側バスバー4が載置されている。図2に示すよう
に、第1下側バスバー4は折曲した形状の金属板であ
り、第1連結部4a及び第2連結部4bからなってい
る。図5及び図6に示すように、第1下側バスバー4の
第1連結部4aは、第1凸部2cの上部に載置されてい
る。第2連結部4bは、第1凸部2cと第2凸部2dの
間に位置するとともに、第2連結部4bの先端部はケー
ス本体2の底面2aの貫通穴2fを通ってケース本体2
の外側に突出している。
【0024】また、図5に示すように第4凸部2gの上
部には第2下側バスバー5が載置されている。第1及び
第2下側バスバー4,5の上部には絶縁板6が配設され
ている。図2に示すように、絶縁板6は平板であって、
電気的な絶縁材料からなる樹脂で形成されている。図1
及び図5に示すように、絶縁板6は第1〜第6凸部2c
〜2iの上部、第1凸部2cと第2凸部2dの間の空間
B及び前記収納凹部2bの上部を除いてケース本体2に
覆設されている。
【0025】図6に示すように、第1凸部2c上に載置
された第1下側バスバー4の上部には独立した異なるバ
スバーの他方のバスバーを構成する第1上側バスバー7
が載置されている。この第1上側バスバー7の一部は、
前記絶縁板6の上部に載置されている。また、第2凸部
2d及び第3凸部2eの上部には独立した異なるバスバ
ーの一方のバスバーを構成する第2上側バスバー8が載
置されている。更に、図5に示すように第5及び第6凸
部2h,2iの上部には第3上側バスバー9が載置され
ている。第3上側バスバー9は、第6凸部2i上の第3
上側バスバー9の上部に載置された第1接続端子10と
ともに、第3上側バスバー9に形成した取付穴を介して
第6凸部2iの前記ナット3に螺着されている。この第
1接続端子10には図示しない発電機が接続され、電流
が供給されるようになっている。
【0026】図5及び図6示すように、ケース本体2の
収納凹部2b内には電流検出器11が収納されている。
電流検出器11は、図3に示すようにほぼ直方体に形成
され、その前面の左側及び右側には取付貫通穴11aが
1個ずつ形成されている。この左側の取付貫通穴11a
は、電流検出器11が収納凹部2b内に収容されたと
き、収容凹部2b側の前記貫通穴2fに対向する。電流
検出器11には取付プレート12が装着される。
【0027】取付プレート12は、例えば鉄など導電性
の金属板をプレス成形して形成され、電源側部12a,
回路側部12b及び連結部12cからなっている。電源
側部12aと回路側部12bの間には連結部12cが形
成されている。連結部12cは平板であって、L字状に
形成され、その一端には電源側部12aが延出形成され
ている。電源側部12aは平板であって、その先端部に
は取付穴12dが形成されている。また、連結部12c
の他端には回路側部12bが電源側部12aと平行に延
出形成されている。回路側部12bは平板であって、そ
の先端部には取付穴12eが形成されている。従って、
回路側部12bは、図3において電源側部12aの下
側、且つ左側に位置している。
【0028】そして、回路側部12bは、図3において
電流検出器11の左側の取付貫通穴11aに挿入され、
その先端部は電流検出器11の外側に突出する。このと
き、電源側部12aは電流検出器11の右側の上部に位
置する。取付プレート12を備えた電流検出器11は、
取付プレート12の回路側部12bの先端部を第1凸部
2cと第2凸部2dの間の空間B内に通してから前記貫
通穴2fに挿入して、前記収納凹部2b内に収納され
る。そして、取付プレート12を流れる電流の値は、電
流検出器11によって検出され、電流検出器11はその
電流値に相対する信号を図示しない制御回路に伝達する
ようになっている。
【0029】図5及び図6に示すように、取付プレート
12の電源側部12aの先端部は、第3凸部2e上に載
置された第2上側バスバー8の上部に載置されている。
更に、電源側部12aの先端部の上部には第2接続端子
13が配設され、電源側部12aはその先端部の取付穴
12d、第2上側バスバー8に形成した取付穴を介して
ボルトで第2接続端子13とともに、第3凸部2eの前
記ナット3に螺着されている。この第2接続端子13に
は、図示しないバッテリーが接続され、電流が供給され
るようになっている。また、図6に示すように取付プレ
ート12の回路側部12bは、前記収納凹部2bの側面
の貫通穴2fに挿入され、その先端部はケース本体2の
外側に突出している。そして、回路側部12bは先端部
に形成した取付穴12eと第2連結部4bに形成した取
付穴を介してボルト14及びナット15で第1下側バス
バー4の第2連結部4bに螺着されている。
【0030】従って、第2接続端子13は取付プレート
12を介して第1下側バスバー4及び第1上側バスバー
7と接続されている。図5に示すように、第2凸部2d
上の第2上側バスバー8の上部と、第5凸部2h上の第
3上側バスバー9の上部には第1ヒューズリンク16が
載置されている。第1ヒューズリンク16の両端には取
付穴を形成した第1端子板16aが設けられている。そ
して、一方の第1端子板16aは、第1端子板16aの
取付穴及び第2上側バスバー8に形成した取付穴を介し
てボルトで第2凸部2dの前記ナット3に螺着されてい
る。また、他方の第1端子板16aは、第1端子板16
aの取付穴及び第3上側バスバー9に形成した取付穴を
介してボルトで第5凸部2hの前記ナット3に螺着され
る。
【0031】従って、第1接続端子10は第3上側バス
バー9,第1ヒューズリンク16及び取付プレート12
を介して第1下側バスバー4及び第1上側バスバー7と
接続されている。
【0032】また、第1凸部2c上の第1上側バスバー
7の上部と、第4凸部2g上の第2下側バスバー5の上
部には第2ヒューズリンク17が載置されている。第2
ヒューズリンク17の両端には、取付穴が形成された第
2端子板17aが設けられている。そして、一方の第2
端子板17aは、第2端子板17aの取付穴、第1上側
バスバー7及び第1下側バスバー4に形成した取付穴を
介してボルトで第1凸部2cの前記ナット3に螺着され
ている。また、他方の第2端子板17aは、第2端子板
17aの取付穴、第2下側バスバー5に形成した取付穴
を介してボルトで第4凸部2gの前記ナット3に螺着さ
れている。
【0033】従って、図6に示すように第1下側バスバ
ー4は,第1上側バスバー7及び第2ヒューズリンク1
7を介して第2下側バスバー5及び第1上側バスバー7
と接続されている。そして、発電機側から電流が供給さ
れているときは、第1接続端子10,第3上側バスバー
9,第2上側バスバー8及び第1ヒューズリンク16を
介して取付プレート12に電流が流れ、電流検出器11
によってその電流値が検出されるとともに、第1下側バ
スバー4を通って第1上側バスバー7及び第2ヒューズ
リンク17を介して第2下側バスバー5に流れる。ま
た、バッテリー側から電流が供給されているときは、第
2接続端子13から取付プレート12に電流が流れ、電
流検出器11によってその電流値が検出されるととも
に、第1下側バスバー4を通って第1上側バスバー7及
び第2ヒューズリンク17を介して第2下側バスバー5
に流れる。
【0034】今、第1及び第2上側バスバー7,8に代
えて、図7に示すように第2,第3凸部2d,2eの上
部には1つのバスバーとしての第4上側バスバー18が
載置されている。第4上側バスバー18は、電流検出器
11を装着しない電気接続箱用のバスバーであって、第
1上側バスバー7と第2上側バスバー8を第1凸部2c
と第2凸部2dの間で結合させた形状をなしている。従
って、第1凸部2cと第2凸部2dの間の空間Bは、こ
の第4上側バスバー18によって覆われている。
【0035】このとき、ケース本体2の収納凹部2b内
に電流検出器11を装着しようとしても、取付プレート
12の回路側部12bの先端部が第4上側バスバー18
に当たって第1凸部2cと第2凸部2dの間の空間B内
に挿入できないので、電流検出器11をケース本体2の
収納凹部2b内に収納することができない。
【0036】上記実施形態の電気接続箱1によれば、以
下のような特徴を得ることができる。 (1)上記実施形態では、取付プレート12には、その
電源側部12aと回路側部12bの間にL字状の連結部
12cが形成され、回路側部12bを電流検出器11の
取付貫通穴11aに挿入されている。
【0037】従って、第4上側バスバー18が装着され
た電気接続箱1のケース本体2の収納凹部2b内に電流
検出器11を収納しようとすると、回路側部12bの先
端部が第1凸部2cと第2凸部2dの間に位置する第4
上側バスバー18に当たってそれ以上、電流検出器11
を前記収納凹部2b内に挿入することができない。その
結果、電流検出装置の誤組み付けを防止することができ
る。
【0038】(2)上記実施形態では、第1凸部2cと
第2凸部2dの間の底面2aには、前記収納凹部2bの
一部を切り欠くとともに、ケース本体2の外側に連通す
る貫通穴2fを形成した。第1下側バスバー4の第2連
結部4b及び取付プレート12の回路側部12bの先端
部は、第1凸部2cと第2凸部2dの間の空間B内を通
してから前記貫通穴2fに挿入されている。そして、取
付プレート12はケース本体2の外側にてボルト14及
びナット15で第1下側バスバー4の第2連結部4bに
螺着されている。
【0039】従って、取付プレート12と第1下側バス
バー4をケース本体2の外側から螺着することができる
ので、ボルト14の締め付けを容易に行うことができ
る。その結果、電気接続箱の組立作業の効率が向上す
る。
【0040】(3)上記実施形態では、第1下側バスバ
ー4は、従来の第1下側バスバー34の中間部34bを
省いて、第1連結部4a及び第2連結部4bからなって
いる。
【0041】その結果、第1下側バスバー4の構造が簡
単になり、第1下側バスバー4を安価に製造することが
できる。 (4)上記実施形態では、取付プレート12は鉄板をプ
レス成形して形成されている。従って、取付プレート1
2の製造が容易であり、製造コストを安価にすることが
できる。
【0042】(5)上記実施形態では、ケース本体2は
樹脂材料から形成されている。従って、第1凸部2cと
第2凸部2dの間にて、ケース本体2の底面2a及び前
記収納凹部2bの内側面に貫通穴2fを容易に形成し、
製造コストを安価にすることができる。
【0043】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ○取付プレート12の電源側部12aと回路側部12b
の間に形成した連結部12cはL字状に形成したが、電
源側部12aと回路側部12bの相対位置を保つことが
できれば、連結部12cは矩形等どのような形状に形成
してもよい。
【0044】○ケース本体2の底面2aには第1〜第3
凸部2c〜2eの3個の凸部が形成されたが、これは任
意の数だけ形成してもよい。このようにした場合にも、
上記実施形態に記載の特徴に同様な特徴を得ることがで
きる。
【0045】次に、上記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した発明以外の技術的思想について、そ
れらの効果と共に以下に記載する。 (1)請求項1又は2に記載の電気接続箱において、前
記取付プレートは鉄板をプレス成形して形成されたこと
を特徴とする電気接続箱。
【0046】従って、この(1)に記載の電気接続箱に
よれば、取付プレートの製造コストを安価にすることが
できる。 (2)請求項1又は2に記載の電気接続箱において、前
記ケース本体は樹脂材料から形成されていることを特徴
とする電気接続箱。
【0047】従って、この(2)に記載の電気接続箱に
よれば、ケース本体の製造コストを安価にすることがで
きる。 (3)請求項2に記載の電気接続箱において、前記独立
した異なるバスバーの一方と接続したバスバーは、第1
連結部及び第2連結部からなっていることを特徴とする
電気接続箱。
【0048】従って、この(3)に記載の電気接続箱に
よれば、独立した異なるバスバーの一方と接続したバス
バーを安価に製造することができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、電流検出装置の誤組み付けを防止するこ
とができる。請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、電気接続箱の組立作業の
効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の電気接続箱の斜視図。
【図2】 同じく各バスバー及び絶縁板の分解斜視図。
【図3】 同じく電流検出器及び取付プレートの斜視
図。
【図4】 同じくケース本体の要部平面図。
【図5】 同じく電気接続箱の要部平面図。
【図6】 図5のA−A線における同じく電気接続箱の
縦断面図。
【図7】 同じく第4上側バスバーを装着した電気接続
箱の斜視図。
【図8】 従来の電気接続箱の斜視図。
【図9】 同じく各バスバー及び絶縁板の分解斜視図。
【図10】 同じく電流検出器及び取付プレートの斜視
図。
【図11】 同じくケース本体の要部平面図。
【図12】 同じく電気接続箱の要部平面図。
【図13】 図12のA−A線における同じく電気接続
箱の縦断面図。
【図14】 同じく第4上側バスバーを装着した電気接
続箱の斜視図。
【符号の説明】
B…空間、1…電気接続箱、2…ケース本体、2a…底
面、2b…収納凹部、2f…貫通穴、2c,2d…隣接
する2個の凸部としての第1及び第2凸部、4…独立し
た異なるバスバーの一方と接続したバスバー、11…電
流検出器、12…取付プレート、7,8…独立した異な
るバスバーとしての第1上側バスバー及び第2上側バス
バー、18…1つのバスバーとしての第4上側バスバ
ー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面を凹設して電流検出器を収納する収
    納凹部が形成され、その収納凹部の一方の底面に電流検
    出器を収納凹部に収納するときには、それぞれ独立した
    異なるバスバーをそれぞれ載置し、電流検出器を収納凹
    部に収納しないときには1つのバスバーを互いに協働し
    て載置することができる隣接する2個の凸部が形成され
    たケース本体と、 前記収納凹部内に電流検出器が収納されるとき、その電
    流検出器内を貫通して電流検出器内に電流を通過させる
    とともに、その電流検出器を固定支持する取付プレート
    とを備えた電気接続箱において、 前記取付プレートは、その一端が前記独立した異なるバ
    スバーの一方と接続され、他端が隣接する2個の凸部と
    の間に形成される空間を通り、前記独立した異なるバス
    バーの他方と接続されるように形成されたことを特徴と
    する電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱において、 前記隣接する2個の凸部の間の底面には前記収納凹部の
    内側面の一部を切り欠くとともに、ケース本体の外側に
    連通した貫通穴が形成され、その貫通穴には前記取付プ
    レートの前記他端と、前記独立した異なるバスバーの前
    記他方のバスバーの一端が挿入されてケースの外側で接
    続されていることを特徴とする電気接続箱。
JP02767699A 1999-02-04 1999-02-04 電気接続箱 Expired - Fee Related JP3414302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02767699A JP3414302B2 (ja) 1999-02-04 1999-02-04 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02767699A JP3414302B2 (ja) 1999-02-04 1999-02-04 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000228816A true JP2000228816A (ja) 2000-08-15
JP3414302B2 JP3414302B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=12227574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02767699A Expired - Fee Related JP3414302B2 (ja) 1999-02-04 1999-02-04 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3414302B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037375A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Suzuki Motor Corp 電源ボックスのバスバー構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037375A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Suzuki Motor Corp 電源ボックスのバスバー構造
JP4690139B2 (ja) * 2005-07-29 2011-06-01 スズキ株式会社 電源ボックスのバスバー構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3414302B2 (ja) 2003-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7670184B2 (en) Electrical junction box
US20050153583A1 (en) Electric connection box
JP4096431B2 (ja) 多連ヒューズ素子および該多連ヒューズ素子を用いた多連ヒューズ
US6456188B1 (en) Connecting structure of a fuse link and external terminals
US20020064976A1 (en) Electrical junction box for a vehicle
JP2012028191A (ja) ヒューズブロック装置
JP6653295B2 (ja) バスバモジュールの電極接触構造
JP4181662B2 (ja) 多極形ヒューズ素子
US6811412B2 (en) Separable structured electric connection box
JP2000228816A (ja) 電気接続箱
US20220320602A1 (en) Battery connection module
JP4385976B2 (ja) 分電盤
JP2001145231A (ja) 縦型バスバーを有する電気接続箱
CN112103452B (zh) 汇流条模块
JP2000245033A (ja) 電気接続箱
JP4699629B2 (ja) 車両用多極形ヒューズ素子
JP3783449B2 (ja) 電装品ブロック
WO2023032697A1 (ja) 電気機器
JP2000209742A (ja) 電気回路材および該電気回路材を備えた電気接続箱
JP2004186005A (ja) ヒュージブルリンクユニット
JP4674930B2 (ja) 電気接続箱
CN213337763U (zh) 端子座总成及电能表
JP2005185036A (ja) バスバー構造とそれを備えた電気接続箱及びバスバーの形成方法
JP2000030599A (ja) 多極形ヒューズ素子
JP2004213906A (ja) ヒュージブルリンクユニット

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees