JP2000228631A - 電流モードd/a変換器 - Google Patents

電流モードd/a変換器

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JP2000228631A
JP2000228631A JP11346176A JP34617699A JP2000228631A JP 2000228631 A JP2000228631 A JP 2000228631A JP 11346176 A JP11346176 A JP 11346176A JP 34617699 A JP34617699 A JP 34617699A JP 2000228631 A JP2000228631 A JP 2000228631A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度で高速の電流モードD/A変換器を
提供する。 【目的】 本発明は、(1)デジタルデコーダ回路3
と、複数の抵抗5と、該デジタルデコーダ回路3により
オンオフされる複数のスイッチを含んでなる抵抗型D/
A変換回路2と、この抵抗型D/A変換回路2からの電
圧出力を受けて電流出力を与える線形性の高いトランス
コンダクタ4とを含んでなる電流モードD/A変換器
と、(2)逆極性に接続されたトランスコンダクタンス
の異なる第1トランジスタ差動ペアと第2トランジスタ
差動ペアと第1と第2それぞれのトランジスタ差動ペア
に結合した電流源とを含み、入力信号電圧に比例するが
異なる信号電圧を第2トランジスタ差動ペアに第1トラ
ンジスタ差動ペアに加えることを特徴とするトランスコ
ンダクタとを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号をア
ナログ信号に変換する高解像度で高速の電流モードD/
A変換器(DAC)に関する。
【0002】
【従来の技術】現存する電流モード高速D/A変換器
(DAC)は、バイナリスイッチ型、セグメント型、バ
イナリスイッチ型とセグメント型を組み合わせたものが
知られている。バイナリスイッチ型のDACは、単位電
流セルを数多く含んでいる。それぞれ個々の電流源とし
て機能するこれらの単位電流セルは、nビットのデジタ
ル信号を処理するものでは、1,2,4,8,...2
n-1個のグループに分けられており、各グループごとに
同時にオン、オフされる。出力電流は、通常50または
75オームの小さな抵抗器に供給されて、対応する出力
電圧が生成される。図6はこのようなデジタルアナログ
変換器を単純化して示したダイアグラムである。
【0003】図6において、第1グループ101は1個
の電流セルからなり、第2グループ102は2個、第3
グループ103は4個というふうに、各グループの電流
セルの数は、2の累乗に増えて行く。スイッチS1,S
2,S3,...は、対応する電流セルのグループからの
電流を出力へと流す。スイッチS1’,S2’,S
3’,...は、それぞれ同じグループをグランドに接
続し、通常の稼働状態に戻るのに時間のかかるような状
態に陥らないようにしている。スイッチも、電流セルの
グループに対応して、スイッチペアを含むグループ11
1,112,113などに分けられている。S1がオン
であれば、LSB(最小有意ビット)は1であり、S2
がオンであれば2番目のLSBが1であり、S3がオン
であれば3番目のLSBが1である。同様にして、Sn
がオンであればMSB(最大有意ビット)は1であり、
Sn-1がオンであれば、2番目のMSBが1となる。
【0004】このような電流モードDACは、マッチン
グが難しいという欠点がある。10ビットのDACを考
えると、1023個の単位電流セルが必要となる。実際
上、それぞれのグループは、電流「ステアリング(steer
ing)」セルと呼ばれる差動ペアとして見ることができ
る。
【0005】このようなDACの利点は、論理回路の構
成が非常に単純であることである。しかし、欠点とし
て、スイッチングの際の雑音信号であるグリッチが大き
くなり、電流セルのミスマッチによる非線形性が大きい
ことがある。このような方式は、「バイナリスイッチ型
(binary switched)」電流モードDACと呼ばれる。
【0006】その他、「セグメント型(segmented)」電
流モードDACと呼ばれる回路が知られている。この方
式の利点はグリッチ出力が相当程度低くなり、線形性が
かなり改善されることにある。この回路も多くの単位電
流セルからなっているが、これらの単位電流セル121
は、電流源と2個のスイッチとを組み合わせてなる。図
7に示された回路一つが、一つのデジタル信号に対応し
ており、図示の回路は一つのデジタル信号に直接対応す
ることとなるLSBのための回路であると考えることが
できる。このようなセグメント化された電流モードDA
Cにおいては、グループとしてではなく、ひとつずつの
単位電流セル121がオンオフされる。入力されたnビ
ットのデータ信号を、論理回路により2n−1個のデジ
タル信号に変換する。この変換の結果生成された個々の
デジタル信号により、単位電流セルがオンオフされる。
このnビットの信号を2n−1個の信号に変換するデコ
ーダ論理回路は、非常に大きなハードウエア面積を占め
ざるを得ず、電力消費量も大きなものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、nの値が
大きい高解像度のDACにおいては、通常、上記のバイ
ナリスイッチ型タイプとセグメント型の回路を組み合わ
せて使用して、必要とされるハードウエアを小さくして
いる。しかし、その結果、特に高速高解像度のDACに
おいては、信号のグリッチと非線形性が大きくなってし
まう。さらに、単位電流セルの数が大きいので、回路の
レイアウトは複雑になり、大きな面積が必要とされる問
題があった。
【0008】このような従来技術の問題点の原因は、主
に、電流セルを非連続的にオンオフすることにあったと
いえる。換言すれば、従来の電流モードDACにおいて
は、電流セルの電流が、100%出力か、あるいは10
0%グランドに流される点に問題があった。そのため、
電流セルあるいは電流セル中の差動ペアは、非常に大き
な信号をその入力において受け、差動ペアの「共通ソー
ス」点において、大きな電流変動にさらされることとな
り、これが非線形性とグリッチが大きくなる理由となっ
ていた。
【0009】本発明は、上記のような問題を解決するた
めの新たな回路構成を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、デジタルデコ
ーダ回路を含む抵抗型DAC回路と非常に線形性の高い
トランスコンダクタとを組み合わせて構成された高速電
流モードDACを提供する。
【0011】本発明の電流モードDACにおいては、差
動ペアあるいはトランスコンダクタを完全にオンまたは
オフにしない。すなわち、本発明は、トランスコンダク
タにおけるオンとオフの中間的な状態を積極的に利用す
るものである。個々の差動ペアは、全入力範囲にわたっ
て、最もオンな状態から、最もオフな状態へと、段階的
に移行してゆく。この意味で、本発明の電流モードDA
Cは、アナログ的なアプローチを採用するものである。
また、各スイッチに入力される電圧の変動が比較的低
い。したがって、問題となるグリッチを減らすことが出
来る。また、本発明は、線形性のきわめて高いトランス
コンダクタを提供する。このトランスコンダクタは、必
ずしも線形性が高くない差動ペアを2つ使用して、高い
線形性を得るものである。
【0012】より具体的に、本発明は、(1)デジタル
入力信号を受けるデジタルデコーダ回路と、該デジタル
デコーダ回路からの出力に応じてオンまたはオフされる
複数のスイッチと、複数の直列に接続された抵抗であっ
て、そのそれぞれのノードが該抵抗型D/A変換回路の
出力に該スイッチを介して接続されている抵抗とを含む
抵抗型D/A変換回路と、該抵抗型D/A変換回路から
の電圧出力を受けて電流出力を与える線形性の高いトラ
ンスコンダクタとを含んでなる電流モードD/A変換器
と、(2)出力ノードで結合され、入力電圧の極性が下
記ペアの相互間で反転しており、異なるトランスコンダ
クタンス値を有する第1のMOSトランジスタ作動ペア
と第2のMOSトランジスタ作動ペアと、第1と第2の
トランジスタ作動ペアのそれぞれに接続している異なる
電流源とを含んでなり、第1と第2の上記ペアに印加さ
れる信号電圧がトランスコンダクタへの信号電圧入力に
比例しているが異なる値を有する結合型MOSトランス
コンダクタと、(3)そのようなトランスコンダクタを
利用した(1)の電流モードD/A変換器を提供する。
【0013】このようなトランスコンダクタは、バイポ
ーラまたはCMOSの技術を用いて作製することができ
るが、実際的には、MOSトランジスタを好適に使用す
ることができる。第1の作動トランジスタペアは、第2
の作動ペアと同じ特性値を有する作動ペアを複数組み合
わせて形成することができる。第1の作動ペアを第2の
作動ペアと同じ特性値を有する作動ペアを複数用いて形
成し、それらのペアを並列に接続するとき、回路のマッ
チングが向上し、誤差が小さいものとなる。
【0014】また、本発明の電流モードD/A変換器に
は、1個の抵抗型D/A変換回路と複数のトランスコン
ダクタが含まれていてよい。好ましくは、実際の入力デ
ジタルビット数より小さい単一の抵抗型D/A変換回路
を用いることができる。このことは、例えば12ビット
のデジタル信号に対し、単一の7ビットの抵抗型D/A
変換回路の異なる部分を用いることにより可能となる。
【0015】さらに、本発明の電流モードD/A変換器
には、複数の抵抗型D/A変換回路と複数のトランスコ
ンダクタを含めることができる。これらの抵抗型D/A
変換回路とトランスコンダクタは複数の対を形成し、こ
れらの対のそれぞれがnビットのデジタル信号入力に含
まれる複数のビットについてD/A変換を実施する。例
えば、10ビット入力は二つに分割して、5ビットが各
対により処理されるようにすることができ、12ビット
入力は三分割して、4ビットが各対により処理されるよ
うにすることができ、15ビット入力を三分割して、5
ビットを各対により処理するようにすることができるな
ど、色々な組み合わせが考えられる。
【0016】上記のトランスコンダクタにおいては、第
1トランジスタ差動ペアのコンダクタンスと第2トラン
ジスタ差動ペアのコンダクタンスの比を実質的に8:1
とし、第1トランジスタ差動ペアと第2トランジスタ差
動ペアに入力される信号電圧の比を実質的に1:2とす
ることができる。このとき、第1差動ペアに接続する電
流源を第2差動ペアに接続する電流源の8倍のものにす
ることができる。好ましくは、上記トランスコンダクタ
において第1作動ペアを第二作動ペアにおいて用いたト
ランジスタと同じ特性を有するトランジスタを用いて構
成することができるのと同じように、第1ペアの電流源
は、第2トランジスタ作動ペアの電流源とそれぞれ同じ
特性を有し、互いに並列に接続された電流源を8個用い
ることができる。ここでも、このように同一の単位トラ
ンジスタを用いて異なる容量の電流源を形成することに
より、マッチングが容易となる。
【0017】
【発明を実施するための形態】図1に示すように、本発
明の電流モードDAC1の基本的な実施形態は、デジタ
ルデコーダ回路3を含む抵抗型DAC回路2と、非常に
線形性の高いトランスコンダクタ4とを含んでなるもの
である。nビットのデジタル信号が左から入力される
と、nビットデジタルデコーダ回路3は、2n個のスイ
ッチのいずれか一つを入力信号に対応して選択する。こ
こで用いられるデジタルデコーダ回路3は、一般によく
知られているものであるので、ここでは説明を省略す
る。2n個のスイッチのどれかがはいると、2n個の直列
に接続された同一の抵抗値の抵抗5により、Vref +−V
ref -からVref -−Vref +の範囲の2n個の電圧値のいず
れかに応じた出力電圧が抵抗型DAC回路2から出力さ
れる。これを、後述する非常に線形性の高いトランスコ
ンダクタ4により電流出力に変換する。図1において
は、省略して、スイッチを4個と抵抗を4個のみ示した
が、本来は、上述の個数のスイッチと抵抗が含まれてい
ることはいうまでもない。
【0018】図2に、入力ビット数が比較的に大きい高
精度DACの場合に好ましい本発明の実施形態を示す。
このDACは、線形性が非常に高いトランスコンダクタ
11をk個有している。このトランスコンダクタ11の
構成については後に詳述する。各トランスコンダクタ1
1は、アナログの入力電圧を差分電流へと、高い線形性
を持って変換することができるものである。この差分電
流(Im+−Im-)(m=1,・・・,k)は、対応する
入力ビットの値に比例している。そして、このトランス
コンダクタの入力には、デジタル信号が入力されるデジ
タルデコーダ回路12を含む抵抗器DAC回路13の出
力がスイッチを介して接続される。
【0019】もしトランスコンダクタが一つだけ使用さ
れたとすると、nビットのDACにおいて、デジタルデ
コーダは2×2n個のスイッチを制御するために2n個の
出力が必要となる。nが10であるとすると、1024
個の信号と2048個のスイッチが必要となる。これ
は、ハードウエア量の点から現実的ではない。さらに大
きな問題は抵抗アレイの大きさである。例えば、n=1
0の場合、1024個の抵抗が必要となる。このように
抵抗アレイ中の抵抗の数が大きくなると、ハードウエア
量の問題を別にしても、線形性が決定的に悪化してしま
う。
【0020】そこで、nビットを複数のグループに適当
に分割して、各グループ毎に適当なトランスコンダクタ
と抵抗器DAC回路の組み合わせを使用する。図2にお
いて、入力されるnビットの信号に対して、n=n1
2+...+nkである。
【0021】本発明によれば、例えば12ビットのDA
Cについて、複数のトランスコンダクタを使用すること
ができる。図3に示す例では3個(k=3)のトランス
コンダクタ21、22、23を用いる。この場合、個々
のトランスコンダクタは、4ビットのデータ信号を一つ
の差動信号へと変換することとなる。図3に示すよう
に、12ビットの入力データ信号を4ビットの最大有意
ビット(MSB)信号と、同じく4ビットの中間有意ビ
ット(MidB)信号と、4ビットの最小有意ビット
(LSB)信号とに分け、4ビットの信号をそれぞれ一
つのトランスコンダクタにより変換する。そのため、3
個の抵抗型DAC回路24,25,26のそれぞれにあ
る抵抗アレイの中の抵抗の数は16に過ぎず、スイッチ
の数は16に減少させることができる。
【0022】したがって、上述の出力差動電流△I1
1 +−I1 -は、ここで、4つの最大有意ビットの値に比
例するものであり、次の4ビットの差動出力電圧は△I
2=I2 +−I2 -となる。第3の4ビットについても同様
である。そして、以下に説明するように、このトランス
コンダクタは線形性が高いので、同じトランスコンダク
タを用いる4ビットごとのマッチングが保証される。実
際上、抵抗のマッチンクが線形性の限界となる。したが
って、上位のトランスコンダクタのビット数を増大させ
ることにより線形性が向上する。
【0023】ここで、もしすべてのトランスコンダクタ
が同じトランスコンダクタンスを有していると(Gm1
m2=Gm3)、212個の抵抗型DAC回路(デジタルデ
コーダ回路)が必要となるか、あるいは、各抵抗型DA
C回路の基準電圧であるVre f +とVref -が異なることと
なり、必要な精度でもってVref +とVref -を生成するこ
とが出来なくなる。
【0024】例えば24=16個の抵抗からなる比較的
大きな抵抗型DAC回路をいくつか使用した場合でも、
12=4096個の抵抗からなる抵抗型DAC回路を用
いることに比べれば、各回路中の抵抗数は極めて小さい
ものである。そこで、異なるGm値を用いることとす
る。ここでは、例えば、Gm1=4Gm2=32Gm3とす
る。もとより、トランスコンダクタの数、トランスコン
ダクタンスの比、デジタルデコーダ回路のサイズなど
は、すべて設計者が必要に応じて選択することができる
ものであるが、以下のような考察により、上記のGm値
の選定が好ましいことが看取できる。全差動出力電流を
△Iとすると、△Iは次のように表される。
【数1】 この式は、Gm1=4Gm2=32Gm3という関係により、
【数2】 という形に簡略化することが出来る。これは、12ビッ
トの電流モードDACについての厳密な式である。
【0025】このような関係についてさらに考えると、
3個の4ビットの抵抗型DAC回路は、入力の組み替え
が可能であるので、7ビットの抵抗型DAC回路の異な
る部分を利用しているのと同じことになる。すなわち、
上記のようにGm1=32Gm3で、最大最小のトランスコ
ンダクタンスの比が、32(=25)対1であるので、
抵抗型DAC回路の抵抗アレイの大きさは、4096個
から128(=27)個までに減らすことができる。こ
れは、7ビット抵抗型DAC回路の128個の出力う
ち、抵抗列の中の中央の16の隣り合う出力(タップ5
6〜72)をGm3のために用い、Gm2のために第64番
目までの4個毎の抵抗列の中央部分の出力(タップ32
〜96)を用い、補助的ペアであるGm1のためには16
個の8個毎の出力(タップ1〜128)を用いることに
より実現することができる。このようにして抵抗型DA
Cをスケールして接続することができる。図3に示した
3個の抵抗型DAC24,25,26は、図4に示すよ
うに1個の抵抗型DAC回路27により置き換えること
ができる。
【0026】この4096個の抵抗アレイというのは、
実際に用いられる回路としては、ほとんど実現不可能な
大きさであるが、このような大きな抵抗アレイに比べ
て、128個の抵抗アレイで済むのであれば、線形性と
マッチングも相当に改善される。スイッチやその他の論
理回路についても同様なことがいえる。
【0027】より正確に言うと、以下に説明するように
二つの電圧(以下に説明する実施形態においては電圧比
が2であるもの)がトランスコンダクタにおいて使用さ
れるので、上記の7ビットは、トランスコンダクタにあ
る補助ペアが必要とするより大きな電圧(図5のVB +
B -)のための1ビットを加えて8ビットであるべきで
あるが、トランスコンダクタンスがもっとも小さいトラ
ンスコンダクタについては、入力電圧を差動的に行うこ
とを省略しても(作動ペアの一方のみの電圧をすべての
ステップにおいて変動させても)支障がないことが分か
っているので、1ビットを省略して7ビット、128個
の抵抗を用いることができる。
【0028】図4の実施例においては、128個の抵抗
器と(2×2×16)×3=192個のスイッチとを含
む単一の抵抗型DAC回路27と、3個のトランスコン
ダクタ21,22,23とがある。
【0029】スイッチの数は、次のようにして計算する
ことができる。以下に述べる本発明のトランスコンダク
タにおいて、2個のトランスコンダクタ回路(線形性の
余り高くないものでよい)を組み合わせて高い線形性を
得ている。この2個のトランスコンダクタ回路は、主ト
ランスコンダクタ回路と補助トランスコンダクタ回路と
呼ばれる。差動的構成故にそれぞれのトランスコンダク
タ回路用に2個のスイッチが必要であり、結合した線形
トランスコンダクタ回路の一つ一つに2個のトランスコ
ンダクタがあり、各トランスコンダクタの片側毎に16
個の状態がある(各トランスコンダクタへと抵抗型DA
Cから16(24)個の電圧端末が接続している)。し
たがって、各トランスコンダクタに64個のスイッチが
必要であり、これが3個のトランスコンダクタのそれぞ
れについて必要であるので、3倍して、192個のスイ
ッチとなる。
【0030】したがって、本発明のDACによれば、ハ
ードウエアの量を劇的に減少させることが出来、線形性
が高められ、必要とされる電力は小さくなり、応答速度
も向上する。トランスコンダクタが完全にオフになるこ
とは決してないので、信号に対して迅速に応答すること
が出来る。
【0031】上述のGmの比や、抵抗の数、スイッチの
数などは、色々な条件のもと当業者が自由に選択でき、
またするべきものであり、上記の例示に限定されるもの
では全くない。ある入力ビット数が与えられたとき、そ
れに対応するトランスコンダクタの数、トランスコンダ
クタ比、その他の回路のパラメータは、種々の要素を考
慮に入れて設計者が回路の目的に合わせて任意に選択す
べきものである。
【0032】次に、本発明による線形性の高いトランス
コンダクタについて説明する。従来の方法により線形の
CMOSトランスコンダクタを作り出すことは困難であ
り、複雑である。また、そのようなトランスコンダクタ
はフィードバックを用いるので、応答が遅くなりがちで
ある。
【0033】これに対し、本発明のトランスコンダクタ
は線形の動作をするべく単純な数学的概念に基づいて設
計されている。これは、抵抗器回路を用いて実施するこ
とが出来る。例えば、第1のペア(主ペアあるいは主ト
ランスコンダクタ回路)に△Vinが入力されるとき、第
2のペア(補助ペアあるいは補助トランスコンダクタ回
路)には2△Vinの差動電圧が入力されるようにするこ
とができる。この丁度2という比は、上述の抵抗型DA
C回路に僅かな改変を加えて公知の方式で簡単に生み出
すことが出来る。すなわち、これは、デジタルデコーダ
からの出力を二組の異なるスイッチに、つまり一つのス
イッチの組は抵抗型DAC回路の隣り合う抵抗のタップ
に接続されており、別の組は抵抗型DAC回路の一つお
きのタップに接続されているようにし、それらの二組に
デジタルデコーダからの出力を加えることにより容易に
達成することができる。このような抵抗型DAC回路
は、2×2n個の抵抗を必要とする点に留意されたい。
この比率は任意であり、3,4などの整数値を採用する
こともできるが、もっとも単純な2という数は、入力電
圧を分割する抵抗回路の回路構成を単純化する上で効果
があり、好ましい。
【0034】本発明のトランスコンダクタの構成例を図
5に示す。この図においては、上述のように2つのトラ
ンスコンダクタ回路に加えられる電圧の比は2になって
おり、常に2(VA +−VA -)=VB +−VB -である(ここ
で、VA +とVA -は主トランスコンダクタ回路用であり、
B +とVB -は補助トランスコンダクタ回路用である)。
図5においてまず注目すべきであるのは、2個の差動ペ
ア31、32が逆極性に接続されていることである。例
えば、第1の差動ペア31において、VA -が入力してい
る側のトランジスタ35のドレインは、VB +という極性
が反対の電圧が加えられているトランジスタ36のドレ
インに接続されている。トランジスタ37と38の間で
も同様である。
【0035】また、トランスコンダクタ回路31と32
との間でのトランスコンダクタンスの比は、8(W/
L)とW/Lまたは8:1である。ここで、Wはトラン
ジスターのチャンネル幅、Lはチャンネル長であり、し
きい電圧Vtとゲート面積あたりのキャパシタンス
ox、荷電移動度uが一定であるとき、Gm=(1/
2)uCox(W/L)となるものである。これに対応し
て、第1差動ペアに接続されている電流源の大きさは第
2作動ペアに接続されている電流源の大きさに対する比
で、トランスコンダクタンスの比と同様に、8:1にな
っている。MOS回路技術を用いて実際の回路を作成す
る際には、主トランスコンダクタ回路31は、W/Lの
大きさの8個のトランスコンダクタ回路を並列に接続し
て実現することが好ましい。このトランスコンダクタン
ス比の選定は、次のようにすることができる。
【0036】一般に、大信号用の差動トランスコンダク
タンスを△Vについて多項式展開すると、本発明のトラ
ンスコンダクタ回路は△Vについて差動的に作動するの
で、△Vの奇数乗の項は必要がない。
【0037】したがって、 Gm=gm0(1+a3△V2+a5△V4+・・・) となる。gm0は定数であり小信号時のトランスコンダク
タンスを示す。ここで、あるトランスコンダクタについ
て、 △Iout total=Gm p△V−2Gm n△V である。これは、上述のように第1の差動ペアに△Vin
の入力があったとき第2の差動ペアには2△Vinの電圧
がかかるように抵抗器DACが構成されており、図5に
示すように、第1の差動ペアと第2の差動ペアは逆極性
に接続されているので、各ペアを流れる電流の差が合計
の電圧となる。
【0038】したがって、Gm totalは、 Gm total=Gm p−2Gm n となる。ここで第1の差動ペアのトランスコンダクタン
スをGm pで表し、第2の差動ペアのトランスコンダクタ
ンスをGm nで表した。言い換えれば、上付のpは第1差
動ペア、上付のnは第2差動ペアを表す。
【0039】ここで、さらに、 gm0 p=8gm0 n あるいは、 gm0 n=gm0 p/8 とすると、
【数3】 および
【数4】 となる。ΔVから独立しており定数である項に到達し
た。a3を含む項は互いにキャンセルし、a5は通常非常
に小さいので、a5,a7などを含む項は無視することが
できる。したがって、上式における近似はよいものであ
る。全体としてのGmはgm0 pの3/4に減っているが、
これは線形性を得るために効率が若干犠牲にされたこと
を意味する。ここで分かるのは、3次調波の影響は完全
に打ち消されることである。そして、3次調波よりはる
かに小さい5次調波は実用的に無視することができる。
したがって、Gm p/Gm n=8という単純な比から、入力
信号が大きいときであっても非常に線形性の高いトラン
スコンダクタとして働く回路を作ることができる。も
し、5次調波についても打ち消し合うようにする必要が
あるときには、ここでは2に固定した第1差動ペアの入
力電圧と第2差動ペアの入力電圧の比と、8に設定した
m pとgm nの比とを、それぞれ変数として5次調波の項
がうち消されるような条件の下で方程式を解くと、これ
らの変数の値が求まる。そのような値を用いれば、5次
調波も消すことができ、さらに線形性が高まるが、回路
構成はより複雑になる。
【0040】本発明の一つの実施形態においては、これ
らのトランスコンダクタを差動ペアのユニット回路を用
いて構成することができる。これは、回路設計をより容
易にし、Gmの比のマッチングを正確にするための工夫
である。第2のトランスコンダクタ(Gm2)のために8
個(主トランスコンダクタ回路用)と1個(補助トラン
スコンダクタ回路用)のユニット回路を用い、第1のト
ランスコンダクタ(G m1)のために、32個(主トラン
スコンダクタ回路用)と8個(補助トランスコンダクタ
回路用)のユニット回路を用い、そして、最も小さく、
LSB(ここでは4ビット)に対応する第3のトランス
コンダクタ(Gm3)については、1個(主トランスコン
ダクタ回路用)と1/8個(補助トランスコンダクタ回
路用)のユニット回路を用いる。むろん、1/8個のユ
ニット回路は製造が単位ユニット回路より困難で、精度
が低くなりがちであるが、LSBに対応するものである
ので、実際上は特に問題とならない。しかし、これは、
単に回路の設計・製造上の工夫であるので、より高い精
度を求める場合や、その他の条件が整えば、どのような
数のユニット回路を用いても、またユニット回路を用い
なくても、所定のトランスコンダクタンス比さえ達成で
きればよいことはいうまでもない。
【0041】
【実施例】0.6μmのデジタルCMOS技術を用い
て、上述の本発明の実施形態にかかる回路を実際に作成
した。入力ビット数は12、この入力ビットを3つに分
けて、それぞれ3個の抵抗型DAC回路とトランスコン
ダクタを用いた。本発明の回路に必要な面積は0.72
mm2であり、駆動電圧は5V、消費電力は350m
W、積分非線形性(INL)は±2LSB、微分非線形
性(DNL)は±1LSBであった。クロックレート4
00MHzでもデータスルーモードで作動した。最高
2.9ナノ秒の立上がり立下がり時間をもつ8チャンネ
ルのテクトロニクス2030パターンジェネレータを使
用し、4ビットのLSBをグランドして測定した結果、
THDは−54dBであり、8ビットのDACとしては
理想に近い結果であった。クロックは2チャンネルのテ
クトロニクス2040パターンジェネレータを使用し
た。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、高解像度で高速の電流
モードD/A変換器が得られる。グリッチが小さく、精
度の高い電流モードD/A変換器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による、電流モードD/A
変換器を模式的に示す。
【図2】本発明の別の実施形態による、k個の抵抗型D
ACとトランスコンダクタを組み合わせた電流モードD
/A変換器の回路構成を示す。
【図3】本発明の一実施形態による、3個の抵抗型DA
C回路とトランスコンダクタを組み合わせた電流モード
D/A変換器のブロックダイヤグラムである。
【図4】本発明の別の実施形態による1個の抵抗型DA
C回路と3個のトランスコンダクタを組み合わせ電流モ
ードD/A変換器のブロックダイヤグラムである。
【図5】本発明のトランスコンダクタの一実施形態を示
す回路図である。
【図6】従来のバイナリ型D/A変換器の原理を示す回
路図である。
【図7】従来のセグメント型D/A変換器の一ユニット
セルを示す回路図である。
【符号の説明】
1 電流モードD/A変換器(電流モードDAC) 2 抵抗型DAC回路 3 デジタルデコーダ 4 トランスコンバータ 5 抵抗 6 nビット入力データ信号

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル入力信号を受けるデジタルデコ
    ーダ回路と、該デジタルデコーダ回路からの出力に応じ
    てオンまたはオフされる複数のスイッチと、複数の直列
    に接続された抵抗であって、そのそれぞれのノードが該
    抵抗型D/A変換回路の出力に該スイッチを介して接続
    されている抵抗とを含む抵抗型D/A変換回路と、 該抵抗型D/A変換回路からの電圧出力を受けて電流出
    力を与える線形性の高いトランスコンダクタとを含んで
    なる電流モードD/A変換器。
  2. 【請求項2】 上記抵抗型D/A変換回路の数が1であ
    り、上記トランスコンダクタの数が2以上である請求項
    1記載の電流モードD/A変換器。
  3. 【請求項3】 上記抵抗型D/A変換回路が上記デジタ
    ル入力に含まれるデジタルビットの一部をそれぞれ表す
    2以上の出力電圧を出力する請求項2記載の電流モード
    D/A変換器。
  4. 【請求項4】 上記抵抗型D/A変換回路が各入力信号
    に対応する二つの異なる値であって、その間の比が一定
    である値からなる組の複数組の出力値を出力する請求項
    2記載の電流モードD/A変換器。
  5. 【請求項5】 抵抗型D/A変換回路の数が2以上であ
    る請求項1記載の電流モードD/A変換器。
  6. 【請求項6】 出力ノードで結合され、入力電圧の極性
    が相互間で反転しており、異なるトランスコンダクタン
    ス値を有する第1のMOSトランジスタ作動ペアと第2
    のMOSトランジスタ作動ペアと、第1と第2のトラン
    ジスタ作動ペアのそれぞれに接続している異なる電流源
    とを含んでなり、第1と第2の上記ペアに印加される信
    号電圧がトランスコンダクタへの信号電圧入力に比例し
    ているが異なる値を有する結合型MOSトランスコンダ
    クタ。
  7. 【請求項7】 第1トランジスタ差動ペアのコンダクタ
    ンスと第2トランジスタ差動ペアのコンダクタンスの比
    が実質的に8:1であり、第1トランジスタ差動ペアと
    第2トランジスタ差動ペアに入力される信号電圧の比が
    実質的に2:1である請求項6記載のトランスコンダク
    タ。
  8. 【請求項8】 デバイスサイズがW/Lで、電流源の値
    がIであり、ある信号入力電圧をもつ第1のMOSトラ
    ンジスタ作動ペアと、第1のMOSトランジスタ作動ペ
    アと同じ値のデバイスサイズと電流源の値を有し、入力
    信号電圧が第1のMOSトランジスタ作動ペアの入力値
    の半分であって、互いの出力端で並列に接続されている
    第2から第9のMOSトランジスタ作動ペアの組とを含
    み、入力信号電圧の極性が第1のMOSトランジスタ作
    動ペアと第2から第9のペアの組との間で反転してい
    て、第1ペアの電流信号と第2から第9ペアの電流信号
    の組の電流信号が互いに引き算する関係にあることを特
    徴とする結合型MOSトランスコンダクタ。
  9. 【請求項9】 請求項6から8のいずれかに記載の結合
    型MOSトランスコンダクタを含んでなる電流型D/A
    変換器。
  10. 【請求項10】 出力値の間の一定の比を維持しつつデ
    ジタル入力信号にしたがって2以上の出力値を出力する
    抵抗型D/A変換回路。
  11. 【請求項11】 デジタル入力信号を受け入れ、相互間
    で一定比の複数の出力からなる出力の組を2組以上出力
    し、出力電圧の組の各々が上記入力信号に含まれるデジ
    タルビットの一部を反映する値に比例している請求項1
    0に記載の抵抗型D/A変換回路。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の抵抗型
    D/A変換回路を含む電流モードD/A変換器。
  13. 【請求項13】 nビット(nは整数)のデジタル入力
    信号を受けるデジタルデコーダ回路と、該デジタルデコ
    ーダ回路からの出力に応じてオンまたはオフされる複数
    のスイッチと、複数の直列に接続された抵抗であって、
    そのそれぞれのノードが該抵抗型D/A変換回路の出力
    に該スイッチを介して接続されている抵抗とを含む抵抗
    型D/A変換回路と、 該抵抗型D/A変換回路からの電圧出力を受け、電流出
    力を提供する請求項6から8のいずれかに記載のトラン
    スコンダクタを少なくとも一つとを含む電流モードD/
    A変換器。
  14. 【請求項14】 抵抗型D/A変換回路の数が1であ
    り、トランスコンダクタとデジタルデコーダ回路と対応
    するスイッチの組の数がそれぞれ独立して少なくとも2
    である請求項13に記載の電流モードD/A変換器。
  15. 【請求項15】 nが12であり、抵抗型D/A変換回
    路が7ビットタイプのもので、その数が1であり、抵抗
    型D/A変換回路が2以上の出力からなる組であって、
    該出力の各組内の値の比が一定である出力電圧の組を3
    組有しており、トランスコンダクタの数が3である請求
    項13記載の電流モードD/A変換器。
  16. 【請求項16】 各トランスコンダクタがデジタル入力
    信号を分割することによって得られる4ビットデータに
    対応するデータを処理することを特徴とする請求項15
    に記載の電流モードD/A変換器。
  17. 【請求項17】 抵抗型D/A変換回路がデジタル入力
    信号を分割して得られる3組の4ビットデータに対応す
    る3組の出力を有し、3個の結合型MOSトランスコン
    ダクタが有効なトランスコンダクタンス比として32:
    8:1を有して、抵抗型D/A変換回路の3組の出力の
    それぞれの出力にそれぞれ接続しており、抵抗型D/A
    変換回路からの出力の各組における値の比は2である、
    請求項15に記載の電流モードD/A変換器。
  18. 【請求項18】 抵抗型D/A変換回路とトランスコン
    ダクタが対をなし、各抵抗型D/A変換回路がnビット
    (nは整数)のデジタル信号入力に含まれる一部のビッ
    トのD/A変換を行う請求項5に記載の電流モードD/
    A変換器。
  19. 【請求項19】 抵抗型D/A変換回路が2以上のデコ
    ーダ回路を含む、請求項1記載の電流モードD/A変換
    器。
  20. 【請求項20】 抵抗型D/A変換回路が3個のデコー
    ダ回路を含むことを特徴等する請求項1記載の電流モー
    ドD/A変換器。
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