JP2000228413A - 半導体パッケージの製造方法 - Google Patents

半導体パッケージの製造方法

Info

Publication number
JP2000228413A
JP2000228413A JP11028675A JP2867599A JP2000228413A JP 2000228413 A JP2000228413 A JP 2000228413A JP 11028675 A JP11028675 A JP 11028675A JP 2867599 A JP2867599 A JP 2867599A JP 2000228413 A JP2000228413 A JP 2000228413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor chip
lead frame
chip
resin
semiconductor package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11028675A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Kobayashi
俊彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP11028675A priority Critical patent/JP2000228413A/ja
Publication of JP2000228413A publication Critical patent/JP2000228413A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップとモールド樹脂との間にデラミ
ネーションが発生するのを抑制できる半導体パッケージ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る半導体パッケージの製造方
法は、ウエハーからICチップを分離するダイシング工
程と、ICチップを接着剤を介してリードフレームにマ
ウントするダイボンディング工程と、該接着剤を硬化す
るダイボンドキュア工程と、ICチップとリードフレー
ムとをボンディングワイヤにより電気的に接続するワイ
ヤボンディング工程と、ICチップを搭載したリードフ
レームをリードフレームマガジン13に収納し、このマ
ガジン13をオーブン11に挿入して加熱処理を施す工
程と、該ICチップ及び該ボンディングワイヤを樹脂封
止するモールド工程と、を具備するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体パッケージ
の製造方法に係わり、特に、半導体チップとモールド樹
脂との間にデラミネーションが発生するのを抑制できる
半導体パッケージの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の半導体パッケージの製造方
法について説明する。
【0003】まず、ウエハーにダイシング工程を施すこ
とにより、ウエハーをスクライブラインに沿って切断す
る。このようにしてウエハーからICチップ(半導体チ
ップ)を分離する。この後、ダイボンディング工程を行
う。即ち、リードフレームのダイパット上に接着剤を塗
布し、この接着剤上にICチップ(ダイ)をのせる。
【0004】次に、ダイボンドキュア工程を行うことに
より、接着剤を硬化させ、リードフレームのダイパット
上にICチップを貼り付ける。この後、ワイヤボンディ
ング工程を行うことにより、ICチップ上のパッドとリ
ードフレームに形成された各々のリード(外部端子)と
を金ワイヤーで結び、ICチップの各々のパッドを各リ
ードと電気的に接続する。この後、モールド工程を行
う。すなわち、上金型を上げ、ICチップを搭載したリ
ードフレームを下金型に設置し、上金型を下げてリード
フレームを固定する。次に、樹脂タブレットをポットに
入れ、この樹脂タブレットを各キャビティに注入する。
このようにしてICチップ、金ワイヤー及びリードフレ
ームがモールド樹脂により封止され、その後にリードフ
レームから個片に切り離されて半導体パッケージが製造
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
半導体パッケージの製造方法では、ICチップとモール
ド樹脂との間(即ちICチップ表面のパッシベーション
膜とモールド樹脂との間)にデラミネーションが発生す
ることがある。これは、パッシベーション膜に含まれる
僅かな水分がモールド樹脂との密着性を悪くしているか
らであると考えられる。
【0006】一方、パッシベーション膜と密着性の良い
モールド樹脂を用いることにより、デラミネーションの
発生を抑制することも考えられる。しかし、パッシベー
ション膜との密着性が良いと、モールド工程における金
型との密着性も良くなるので、モールド樹脂と金型との
離型性が悪くなる。モールド工程では、金型との離型性
がある程度良い樹脂を用いることが前提条件となる。
【0007】具体的には、オルソクレゾールノボラック
100%でフィラー少な目の樹脂を用いると、密着性が
あまり良くないため金型との離型性は良いが、その反
面、デラミネーションが発生しやすい。これとは逆に、
オルソクレゾールノボラック50%、ビフェニール系樹
脂50%でフィラー多目の樹脂を用いると、密着性が良
いためデラミネーションが発生しにくいが、その反面、
金型との離型性が悪い。このような事から密着性の良い
モールド樹脂を用いるにも限界があるので、半導体パッ
ケージの製造方法を改善することによりデラミネーショ
ンの発生を抑制することが必要となる。
【0008】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、半導体チップとモールド
樹脂との間にデラミネーションが発生するのを抑制でき
る半導体パッケージの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る半導体パッケージの製造方法は、半導
体チップと外部端子とを電気的に接続する工程の後に、
該半導体チップに加熱処理を施す工程と、該半導体チッ
プを金型を用いて樹脂封止する工程と、を具備すること
を特徴とする。また、上記半導体チップと外部端子とを
電気的に接続する工程が、半導体チップとリードフレー
ムとをワイヤボンディングする工程であることが好まし
い。
【0010】上記半導体パッケージの製造方法では、金
型を用いて半導体チップを樹脂封止する工程の前に半導
体チップに加熱処理を施している。これにより、半導体
チップ表面に残された僅かな水分を十分に除去すること
ができる。従って、半導体チップ表面と樹脂との密着性
が良い状態で樹脂封止する工程を行うことができる。こ
のため、半導体チップと樹脂との間にデラミネーション
が発生することを抑制できる。
【0011】本発明に係る半導体パッケージの製造方法
は、ウエハーから半導体チップを分離するダイシング工
程と、該半導体チップを接着剤を介してリードフレーム
にマウントするダイボンディング工程と、該接着剤を硬
化するダイボンドキュア工程と、該半導体チップと該リ
ードフレームとをボンディングワイヤにより電気的に接
続するワイヤボンディング工程と、該半導体チップに加
熱処理を施す工程と、該半導体チップ及び該ボンディン
グワイヤを樹脂封止するモールド工程と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0012】また、上記半導体パッケージの製造方法に
おいて、上記半導体チップに加熱処理を施す工程は、加
熱温度が150〜280℃、時間が10〜120分、加
熱雰囲気が不活性ガス雰囲気又は大気雰囲気で行うこと
が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。
【0014】図1〜図5は、本発明の実施の形態による
半導体パッケージの製造方法を説明するための図であ
る。
【0015】まず、図1に示すように、半導体素子等を
形成したウエハー1を準備し、このウエハー1にダイシ
ング工程を施す。すなわち、回転したダイシングブレー
ド(刃物)3を用いてウエハー1をスクライブラインに
沿って切断する。このようにしてウエハー1からICチ
ップ5を分離する。なお、このダイシング工程では純水
を用いるため、ICチップ5表面のパッシベーション膜
に水分が入る。
【0016】この後、図2(a),(b)に示すダイボ
ンディング工程を行う。すなわち、リードフレーム4の
ダイパット9上に接着剤7を塗布し、この接着剤7上に
ICチップ(ダイ)5をのせる。
【0017】次に、図3に示すダイボンドキュア工程を
行う。すなわち、排気口15を備えたオーブン(キュア
装置)11及びリードフレームマガジン13を準備す
る。このリードフレームマガジン13内に複数の上記リ
ードフレーム4を収納する。この後、このリードフレー
ムマガジン13をオーブン11に挿入し、所定の温度に
加熱し、この温度で所定時間リードフレーム4を保持す
る。これにより、接着剤7が硬化され、リードフレーム
4のダイパット9上にICチップ5が貼り付けられる。
なお、このダイボンドキュア工程では、ICチップ表面
のパッシベーション膜中の水分の大部分が除去される。
但し、パッシベーション膜中に僅かな水分が残ることが
ある。
【0018】この後、上記リードフレーム4をリードフ
レームマガジン13から取り出し、図4(a),(b)
に示すようにワイヤボンディング工程を行う。すなわ
ち、ICチップ5上のパッドとリードフレーム4を金ワ
イヤー17で結ぶことにより、ICチップ5をリードフ
レーム4に電気的に接続する。なお、このワイヤボンデ
ィング工程でICチップ5のパッシベーション膜中に僅
かな水分が入ることがある。
【0019】次に、このICチップ5に加熱処理を施
す。この際の条件は、温度が例えば180〜200℃、
加熱時間が例えば30〜60分、雰囲気が例えば不活性
ガスである。ここでは、図3に示すオーブン11を用い
て加熱処理を行うことも可能である。なお、この加熱処
理工程はモールド工程の直前に行うことが望ましい。
【0020】いいかえると、加熱処理工程を行ったら連
続してモールド工程を行ってしまうのがよい。加熱処理
工程とモールド工程との間の時間をできるだけあけない
方が、水分が含まれていないいわゆる乾燥した状態でモ
ールド工程に移行できるので、より好ましい。
【0021】この後、図5に示すように、モールド工程
を行う。すなわち、上金型(図示せず)を上げ、ICチ
ップを搭載したリードフレーム4を下金型に設置し、上
金型を下げてリードフレーム4を固定する。次に、樹脂
タブレット22をポット21に入れ、この樹脂タブレッ
ト(図示せず)をプランジャ22によりモールド樹脂流路
23を通して各キャビティ(図示せず)に注入する。こ
のようにしてICチップ、金ワイヤー及びリードフレー
ム4がモールドされた半導体パッケージ25が製造され
る。
【0022】上記実施の形態によれば、モールド工程の
前にICチップ5に加熱処理を施している。これによ
り、ダイボンドキュア工程でICチップ5表面のパッシ
ベーション膜中に残された僅かな水分、及び、ワイヤボ
ンディング工程でパッシベーション膜に混入した僅かな
水分を十分に除去することができる。従って、パッシベ
ーション膜中の水分をほぼ完全に除去し、ICチップ表
面のパッシベーション膜とモールド樹脂との密着性が良
い状態でモールド工程を行うことができる。このため、
ICチップとモールド樹脂との間(即ちICチップ表面
のパッシベーション膜とモールド樹脂との間)にデラミ
ネーションが発生することを抑制できる。
【0023】また、デラミネーションの発生原因として
は、パッシベーション膜表面に存在する有機物も考えら
れる。しかし、モールド工程の前にリードフレーム4に
加熱処理を施すことにより、この有機物を除去すること
ができる。従って、有機物汚染の観点からもICチップ
とモールド樹脂との間にデラミネーションが発生するこ
とを抑制できると考えられる。
【0024】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々変更して実施することが可能である。例えば、
本実施の形態では、加熱処理の際の温度、時間及び雰囲
気の条件は単なる一例であり、他の条件に適宜変更する
ことも可能であり、例えば、大気雰囲気中で加熱処理を
行うことも可能である。
【0025】また、本実施の形態では、ICチップ5を
金ワイヤー17によりリードフレーム4に電気的に接続
しているが、ICチップを他の方法により外部端子に電
気的に接続することも可能である。
【0026】また、本実施の形態はQFP(Quad Flat P
ackage)の製造に適用することが好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
型を用いて半導体チップを樹脂封止する工程の前に半導
体チップに加熱処理を施している。したがって、半導体
チップとモールド樹脂との間にデラミネーションが発生
するのを抑制できる半導体パッケージの製造方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による半導体パッケージの
製造方法を説明するものであり、ダイシング工程を示す
概略図である。
【図2】本発明の実施の形態による半導体パッケージの
製造方法を説明するものであり、図2(a)はダイボン
ディングしたリードフレームを示す平面図であり、図2
(b)図2(a)に示す2b−2b線に沿った断面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態による半導体パッケージの
製造方法を説明するものであり、ダイボンドキュア工程
を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態による半導体パッケージの
製造方法を説明するものであり、図4(a)はワイヤボ
ンディングを施した半導体装置を示す平面図であり、図
4(b)は図4(a)に示す4b−4b線に沿った断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態による半導体パッケージの
製造方法を説明するものであり、モールド工程を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 ウエハー 3 ブレード
(刃物) 5 ICチップ 7 接着剤 9 ダイパット 11 オーブン 13 リードフレームマガジン 15 排気口 17 金ワイヤー 21 ポット 22 プランジャ 23 モールド
樹脂流路 25 半導体パッケージ(モールドされたパッケージ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップと外部端子とを電気的に接
    続する工程の後に、該半導体チップに加熱処理を施す工
    程と、 該半導体チップを金型を用いて樹脂封止する工程と、 を具備することを特徴とする半導体パッケージの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上記半導体チップと外部端子とを電気的
    に接続する工程が、半導体チップとリードフレームとを
    ワイヤボンディングする工程であることを特徴とする請
    求項1記載の半導体パッケージの製造方法。
  3. 【請求項3】 ウエハーから半導体チップを分離するダ
    イシング工程と、 該半導体チップを接着剤を介してリードフレームにマウ
    ントするダイボンディング工程と、 該接着剤を硬化するダイボンドキュア工程と、 該半導体チップと該リードフレームとをボンディングワ
    イヤにより電気的に接続するワイヤボンディング工程
    と、 該半導体チップに加熱処理を施す工程と、 該半導体チップ及び該ボンディングワイヤを樹脂封止す
    るモールド工程と、 を具備することを特徴とする半導体パッケージの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記半導体チップに加熱処理を施す工程
    は、加熱温度が150〜280℃、時間が10〜120
    分、加熱雰囲気が不活性ガス雰囲気又は大気雰囲気で行
    うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の
    半導体パッケージの製造方法。
JP11028675A 1999-02-05 1999-02-05 半導体パッケージの製造方法 Withdrawn JP2000228413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028675A JP2000228413A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 半導体パッケージの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028675A JP2000228413A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 半導体パッケージの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000228413A true JP2000228413A (ja) 2000-08-15

Family

ID=12255085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11028675A Withdrawn JP2000228413A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 半導体パッケージの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000228413A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368160A (ja) * 2001-05-31 2002-12-20 Samsung Electronics Co Ltd ウェーハレベルパッケージ及びその製造方法
JP2013105761A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Fuji Electric Co Ltd パワー半導体装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368160A (ja) * 2001-05-31 2002-12-20 Samsung Electronics Co Ltd ウェーハレベルパッケージ及びその製造方法
JP2013105761A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Fuji Electric Co Ltd パワー半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100220154B1 (ko) 반도체 패키지의 제조방법
US5756380A (en) Method for making a moisture resistant semiconductor device having an organic substrate
US6376277B2 (en) Semiconductor package
USRE42349E1 (en) Wafer treating method for making adhesive dies
JPH09199637A (ja) 樹脂封止型半導体装置及びその製造方法
JPH07321252A (ja) 樹脂封止型半導体装置
US7531383B2 (en) Array quad flat no-lead package and method of forming same
US8642395B2 (en) Method of making chip-on-lead package
WO1998044547A1 (fr) Procede de production d'un dispositif a semiconducteur
JPH08111491A (ja) 半導体装置
JPH0870081A (ja) Icパッケージおよびその製造方法
US20070122943A1 (en) Method of making semiconductor package having exposed heat spreader
US20120326306A1 (en) Pop package and manufacturing method thereof
JP2001298144A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2000228413A (ja) 半導体パッケージの製造方法
WO1999049512A1 (fr) Dispositif a semi-conducteur et procede de fabrication associe
JP2686240B2 (ja) 樹脂封止型半導体装置の製造方法
KR100369391B1 (ko) 반도체패키지제조용와이어본딩장치및그반도체패키지의제조방법
JPH10116953A (ja) リードフレーム及びこれを用いた半導体装置
JP2004015015A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0637221A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JP4206410B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100209682B1 (ko) 반도체 패키지 제조방법
JPH07105408B2 (ja) 樹脂封止型半導体装置の製造方法及び成型金型
JPH02295140A (ja) 半導体装置の樹脂封止方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509