JP2000228311A - ブッシング - Google Patents
ブッシングInfo
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- JP2000228311A JP2000228311A JP11030976A JP3097699A JP2000228311A JP 2000228311 A JP2000228311 A JP 2000228311A JP 11030976 A JP11030976 A JP 11030976A JP 3097699 A JP3097699 A JP 3097699A JP 2000228311 A JP2000228311 A JP 2000228311A
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- bushing
- transformer case
- integrated
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- Pending
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims abstract description 14
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 11
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 11
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 7
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Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ブッシングに電流が流れ磁束が発生することに
より、うず電流損が生じ、それによる変圧器ケースの加
熱を防止し、且つ部品点数の低減および変圧器ケースの
加工費を削減することができるブッシングを提供する。 【解決手段】変圧器ケース1に取付けられ、外部のリー
ド線と内部のリード線を接続する端子3を有するブッシ
ングにおいて、複数個の孔のあいた一体形ブッシング2
に各端子3を挿入し、変圧器ケース1に取付け、ケース
内側より、一体形の押え碍子4、または複数個の押え碍
子5で各端子3を固定する。これにより、磁束による変
圧器ケ−ス加熱防止用のステンレス板が必要となくな
り、材料費および加工時間の短縮が図れる。また、ブッ
シングを一体化することで部品点数の低減が図れる。
より、うず電流損が生じ、それによる変圧器ケースの加
熱を防止し、且つ部品点数の低減および変圧器ケースの
加工費を削減することができるブッシングを提供する。 【解決手段】変圧器ケース1に取付けられ、外部のリー
ド線と内部のリード線を接続する端子3を有するブッシ
ングにおいて、複数個の孔のあいた一体形ブッシング2
に各端子3を挿入し、変圧器ケース1に取付け、ケース
内側より、一体形の押え碍子4、または複数個の押え碍
子5で各端子3を固定する。これにより、磁束による変
圧器ケ−ス加熱防止用のステンレス板が必要となくな
り、材料費および加工時間の短縮が図れる。また、ブッ
シングを一体化することで部品点数の低減が図れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変圧器の大電流用の
ブッシングに関する。
ブッシングに関する。
【0002】
【従来の技術】大電流用(500アンペア以上)のブッ
シングを変圧器ケースに取付けるには、複数個のブッシ
ングを変圧器ケースに直接取付けると、ブッシングに大
電流が流れるために発生するブッシング間の磁束によ
り、ブッシングが取付けられている近傍の鉄板の変圧器
ケース内にうず電流損が生じて鉄板が加熱してしまう。
加熱を防ぐためにブッシングと鉄板の間にステンレス材
などの非磁性材を介して取付けられている。従来の構造
を図3に示す。鉄板の変圧器ケース1に切り欠き9を設
け、ブッシング取付孔10のあいたステンレス板7を変
圧器ケース1に溶接する。溶接されたステンレス板7に
端子3が挿入されたブッシング8を取付けて、変圧器ケ
ース内側より押え碍子5、およびナット6により固定さ
れている。
シングを変圧器ケースに取付けるには、複数個のブッシ
ングを変圧器ケースに直接取付けると、ブッシングに大
電流が流れるために発生するブッシング間の磁束によ
り、ブッシングが取付けられている近傍の鉄板の変圧器
ケース内にうず電流損が生じて鉄板が加熱してしまう。
加熱を防ぐためにブッシングと鉄板の間にステンレス材
などの非磁性材を介して取付けられている。従来の構造
を図3に示す。鉄板の変圧器ケース1に切り欠き9を設
け、ブッシング取付孔10のあいたステンレス板7を変
圧器ケース1に溶接する。溶接されたステンレス板7に
端子3が挿入されたブッシング8を取付けて、変圧器ケ
ース内側より押え碍子5、およびナット6により固定さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、鉄板の変圧器ケースとは別にステンレス板を
準備する必要があった。また、ブッシングを取付けるた
め、鉄板の変圧器ケースに切り欠き9、ステンレス板に
もブッシング取付孔10をあける必要があり、ステンレ
ス板を変圧器ケースに取付るのに溶接する必要があっ
た。その他にも溶接による歪みが発生する恐れがあっ
た。また、ブッシングは1本ずつの取付けであるため、
ブッシングの取付工数が多くなってしまう構造であっ
た。そこで、本発明の目的は、上記した問題点を解決
し、ブッシングに流れる電流により発生する磁束による
うず電流損により変圧器ケースが加熱するのを防止し、
且つ部品点数の低減および変圧器ケースの加工費を削減
することを目的とする。
構造では、鉄板の変圧器ケースとは別にステンレス板を
準備する必要があった。また、ブッシングを取付けるた
め、鉄板の変圧器ケースに切り欠き9、ステンレス板に
もブッシング取付孔10をあける必要があり、ステンレ
ス板を変圧器ケースに取付るのに溶接する必要があっ
た。その他にも溶接による歪みが発生する恐れがあっ
た。また、ブッシングは1本ずつの取付けであるため、
ブッシングの取付工数が多くなってしまう構造であっ
た。そこで、本発明の目的は、上記した問題点を解決
し、ブッシングに流れる電流により発生する磁束による
うず電流損により変圧器ケースが加熱するのを防止し、
且つ部品点数の低減および変圧器ケースの加工費を削減
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1では、大電流用の変圧器の場
合、複数個の孔のあいた一体形ブッシングに、各端子を
挿入し、変圧器ケース取付孔に取付け、ケース内側よ
り、一体形の押え碍子で各端子を固定することを特徴と
している。
ために、本発明の請求項1では、大電流用の変圧器の場
合、複数個の孔のあいた一体形ブッシングに、各端子を
挿入し、変圧器ケース取付孔に取付け、ケース内側よ
り、一体形の押え碍子で各端子を固定することを特徴と
している。
【0005】また、請求項2では、ケース内側より、複
数個の押え碍子で各端子を固定することを特徴としてい
る。
数個の押え碍子で各端子を固定することを特徴としてい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の請求項1に係わる
一体形ブッシングの一実施形態を示す図である。ブッシ
ング取付けに係わる複数個の端子3を、端子数分の孔1
0のあいた一体形ブッシング2に挿入し、この一体形ブ
ッシングが取付けられるように加工が施された変圧器ケ
−ス1の取付孔9に挿入する。次に変圧器ケ−ス1の取
付孔9の内側において、一体形ブッシングを固定するた
めに凹形をした押え碍子4を配設する。この押え碍子4
には端子3を通すための複数個の取付孔10があいてお
り、この取付孔10に、一体形ブッシング2に挿入され
た端子3を挿入し、端子3の端部をナット6で固定する
構造である。
一体形ブッシングの一実施形態を示す図である。ブッシ
ング取付けに係わる複数個の端子3を、端子数分の孔1
0のあいた一体形ブッシング2に挿入し、この一体形ブ
ッシングが取付けられるように加工が施された変圧器ケ
−ス1の取付孔9に挿入する。次に変圧器ケ−ス1の取
付孔9の内側において、一体形ブッシングを固定するた
めに凹形をした押え碍子4を配設する。この押え碍子4
には端子3を通すための複数個の取付孔10があいてお
り、この取付孔10に、一体形ブッシング2に挿入され
た端子3を挿入し、端子3の端部をナット6で固定する
構造である。
【0007】図2は本発明の請求項2に係る一体形ブッ
シングの一実施形態を示す図である。ブッシング取付け
に係わる複数個の端子3を、端子数分の孔10のあいた
一体形ブッシング2に挿入し、この一体形ブッシングが
取付けられるように加工が施された変圧器ケ−ス1の取
付孔9に挿入する。次に変圧器ケ−ス1の取付孔9の内
側において、一体形ブッシングを固定するために凹形を
した押え碍子4を配設する。この押え碍子4には端子3
を通すための複数個の取付孔10があいており、この取
付孔10に、一体形ブッシング2に挿入された端子3を
挿入し、端子3の端部をナット6で固定する構造であ
り、端子数分取付け作業を繰り返す。
シングの一実施形態を示す図である。ブッシング取付け
に係わる複数個の端子3を、端子数分の孔10のあいた
一体形ブッシング2に挿入し、この一体形ブッシングが
取付けられるように加工が施された変圧器ケ−ス1の取
付孔9に挿入する。次に変圧器ケ−ス1の取付孔9の内
側において、一体形ブッシングを固定するために凹形を
した押え碍子4を配設する。この押え碍子4には端子3
を通すための複数個の取付孔10があいており、この取
付孔10に、一体形ブッシング2に挿入された端子3を
挿入し、端子3の端部をナット6で固定する構造であ
り、端子数分取付け作業を繰り返す。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1では、次
のような効果がある。 (1)鉄板製の変圧器ケースに、磁束による加熱防止の
ためのステンレス板などの非磁性材を用意する必要がな
くなり、材料費の低減が図れる。 (2)鉄板製の変圧器ケースに、磁束による加熱防止の
ためのステンレス板を溶接により取付ける手間が省け
る。また、ステンレス板にブッシング取付けのための孔
加工を行う手間が省けるため、加工時間の短縮が図れ
る。 (3)変圧器ケースにステンレス板を溶接しないため、
溶接による歪みが生じない。 (4)ブッシングを一体形にすることで、個々にブッシ
ングを取付けずに済むため、部品点数の低減が図れる。
のような効果がある。 (1)鉄板製の変圧器ケースに、磁束による加熱防止の
ためのステンレス板などの非磁性材を用意する必要がな
くなり、材料費の低減が図れる。 (2)鉄板製の変圧器ケースに、磁束による加熱防止の
ためのステンレス板を溶接により取付ける手間が省け
る。また、ステンレス板にブッシング取付けのための孔
加工を行う手間が省けるため、加工時間の短縮が図れ
る。 (3)変圧器ケースにステンレス板を溶接しないため、
溶接による歪みが生じない。 (4)ブッシングを一体形にすることで、個々にブッシ
ングを取付けずに済むため、部品点数の低減が図れる。
【0009】請求項2では、請求項1の効果に加えて、
ブッシングやブッシング取付面の加工精度が若干悪くて
も、押え碍子の締付力を調整することで補うことができ
る。
ブッシングやブッシング取付面の加工精度が若干悪くて
も、押え碍子の締付力を調整することで補うことができ
る。
【図1】図1(a)は本発明の請求項1の一実施の形態例
を示すブッシング取付けの構成図であり、(b)は組立
締付後の完成状態図である。
を示すブッシング取付けの構成図であり、(b)は組立
締付後の完成状態図である。
【図2】図2(a)は本発明の請求項2の一実施の形態例
を示すブッシング取付けの構成図であり、(b)は組立
締付後の完成状態図である。
を示すブッシング取付けの構成図であり、(b)は組立
締付後の完成状態図である。
【図3】図3(a)は従来のブッシング取付けの構成図で
あり、(b)は組立締付後の完成状態図である。
あり、(b)は組立締付後の完成状態図である。
1 変圧器ケース 2 一体形ブッシング 3 端子 4 一体形の押え碍子 5 押え碍子 6 ナット 7 ステンレス板 8 ブッシング 9 切り欠き 10 取付孔
Claims (2)
- 【請求項1】 変圧器ケースに取付けられ、外部のリー
ド線と内部のリード線を接続する端子を有するブッシン
グにおいて、複数個の孔のあいたブッシングに各端子を
挿入し、変圧器ケース取付孔に取付け、ケース内側より
一体形の押え碍子を備えて固定することを特徴とするブ
ッシング。 - 【請求項2】 ケース内側より複数個の押え碍子を備え
て固定することを特徴とする請求項1に記載のブッシン
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11030976A JP2000228311A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | ブッシング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11030976A JP2000228311A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | ブッシング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000228311A true JP2000228311A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12318702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11030976A Pending JP2000228311A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | ブッシング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000228311A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020068859A (ko) * | 2001-02-23 | 2002-08-28 | 창명중전기 주식회사 | 변압기용 저압붓싱 |
JP2021197545A (ja) * | 2020-06-09 | 2021-12-27 | サニル エレクトリック カンパニー リミテッドSANIL ELECTRIC Co., LTD. | 変圧器 |
-
1999
- 1999-02-09 JP JP11030976A patent/JP2000228311A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020068859A (ko) * | 2001-02-23 | 2002-08-28 | 창명중전기 주식회사 | 변압기용 저압붓싱 |
JP2021197545A (ja) * | 2020-06-09 | 2021-12-27 | サニル エレクトリック カンパニー リミテッドSANIL ELECTRIC Co., LTD. | 変圧器 |
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