JP2000228073A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2000228073A
JP2000228073A JP11026990A JP2699099A JP2000228073A JP 2000228073 A JP2000228073 A JP 2000228073A JP 11026990 A JP11026990 A JP 11026990A JP 2699099 A JP2699099 A JP 2699099A JP 2000228073 A JP2000228073 A JP 2000228073A
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】DVD(Digital Video Disk)等の記録媒体に記録
されたデータを読み取り、正しくエラー訂正をした後に
再生することができるデータ処理装置を提供する。 【解決手段】フレーム同期検出保護回路22は、フレー
ム番号のMSBの立ち下がりを検出し、検出された時刻
でセクタ同期信号を出力する。このため、先頭のフレー
ムが検出されなかった場合でも、長期間セクタ同期信号
が出力されないことを抑止できる。従って、セクタ同期
信号をほぼ一定間隔で正しく出力することができ、かか
るセクタ同期信号に同期して、読み取ったデータを、1
セクタずつRAMの所定のメモリ領域に書き込むことが
できるので、読み取ったデータのエラー訂正を正しく行
なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD(Compact
Disk)やDVD(Digital Video Disk)の光ディスク等よう
な円盤状の記録媒体を一定の速度で回転させながら、記
録媒体に記録されたデータを処理するデータ処理装置の
技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVD等の円盤状の記録媒体(以下でデ
ィスクと称する)には、ディジタルデータがEFM変調され
た所定ビット数の変調データの他、この変調データの記
録位置(アドレス)を特定するための同期パターンが記録
されている。このようなディスクに記録された変調デー
タを再生する方式には数種類の方式があるが、その方式
の一つに、ディスクを一定の速度で回転させながら、光
ピックアップから成るセンサをディスクの読み出し位置
に移動させ、ディスク上の変調データと同期パターンと
を読み出すCAV方式がある。
【0003】図5は、その方式を用いた従来のデータ処
理装置の一例を示すブロック図である。図5で符号10
1は、データ処理装置を示している。このデータ処理装
置は、図5に示すように、モータ103、光ピックアッ
プ104、RF(Radio frequency)アンプ105、サー
ボコントローラ106、同期信号検出保護回路107、
クロック再生回路108、EFM(Eight to fourteenmo
dulation)復調回路109、バスコントローラ110、
RAM111、ホストIF回路113及びエラー訂正回
路112を有している。
【0004】上記のデータ処理装置で、ディスクの内容
を再生するには、まずモータ103が回転してディスク
102を回転させる。光ピックアップ104は、ディス
ク102に光(レーザー光)を照射し、ディスク102で
反射された光を検出して、ディスク102の記憶内容を
示すアナログのRF信号を生成し、RFアンプ105に
出力する。
【0005】RFアンプ105は、入力されたRF信号
を増幅した後にAD変換してディジタルのRFデータを
生成し、サーボコントローラ106や同期検出保護回路
107に出力する。サーボコントローラ106は、RF
データに基づいて、モータ103の回転速度や光ピック
アップ104の位置などを制御する。
【0006】RFデータは、図6の符号201に示すよ
うな構成を有するシリアルデータであって、変調データ
列であるフレームDm(m=0,1,…)と、その前後に配置さ
れた同期パターンSYm(m=0,1,…)とを複数有してい
る。同期パターンSYmは、フレームDmの前後に配置さ
れ、フレームDmの区切りをつけることができるように
されている。
【0007】同期検出保護回路107は、入力されたR
Fデータから同期パターンを検出し、同期パターンが検
出された時点で、フレームの切り替わりに同期して出力
されるフレーム同期信号を生成する。
【0008】また、同期検出保護回路107は、入力さ
れたフレームDmの前後の同期パターンSYm、SYnの
組み合わせから、順次入力されるフレームDmのフレー
ム番号を算出する。フレーム番号とは、それぞれのフレ
ームが、そのフレームが属するセクタにおいて何番目に
あるかを示す値であり、また、セクタとは、複数のフレ
ームからなるデータの構成単位である。
【0009】同期検出保護回路107は、フレームが入
力されるごとにフレーム番号を算出し、特定のフレーム
番号が検出された時点で、セクタ同期信号を生成する。
セクタ同期信号が生成されたら、同期検出保護回路10
7はセクタ同期信号をバスコントローラ110に出力す
る。
【0010】さらに同期検出保護回路107は、復調前
のフレームをEFM復調回路109に出力している。フ
レームが1セクタ分EFM復調回路109に入力された
ら、EFM復調回路109はセクタ同期信号に同期して
セクタを復調し、同期検出保護回路107とバスコント
ローラ110に出力する。
【0011】復調されたセクタには、それぞれにセクタ
番号が記載されており、同期検出保護回路107は、各
セクタからセクタ番号を検出する。ここでセクタ番号と
は、入力されたセクタが、そのセクタが属するECCブ
ロック中で何番目にあるかを示す値であり、またECC
ブロックとは、複数のセクタからなるデータの構成単位
である。
【0012】同期検出保護回路107は、復調されたセ
クタが入力されるごとにセクタ番号を検出し、特定のセ
クタ番号が読み出された時点で、ECCブロックの切り
替わりに同期するECC同期信号を生成してバスコント
ローラ110に出力する。
【0013】予めRAM111には各セクタごとにメモ
リ領域が割り当てられており、復調されたセクタはRA
M111の所定のアドレスに書き込まれる。バスコント
ローラ110はセクタ同期信号に同期して、復調された
セクタを順次RAM111に書き込む。そして、ECC
ブロック分のセクタがRAM111に記憶されたら、バ
スコントローラ110は、エラー訂正回路112にその
ECCブロックを出力する。
【0014】図12の符号160にECCブロックの一
例を示す。図12に示すように、ECCブロック160
は複数のセクタ161と、エラー訂正のためのパリティ
データ162とで構成されている。
【0015】エラー訂正回路112は、パリティデータ
162を用いて、最初に横方向のエラー訂正(PI訂正)
を行なった後に、縦方向のエラー訂正(PO訂正)を行な
う。バスコントローラ110は、エラー訂正結果に基づ
いてRAM111に書き込まれたデータを書き換える。
【0016】このようにして、ECCブロックのエラー
訂正をした後に、バスコントローラ110は訂正された
データをRAM111から読み出し、ホストIF回路1
13を介してホストPC(パーソナルコンピュータ等のデ
ータ処理装置)や、専用の再生装置に出力する。
【0017】上述した同期検出保護回路107は、上述
したようにフレーム同期信号とセクタ同期信号を生成し
ているが、その詳細について以下で説明する。従来の同
期検出保護回路107は、図7に示すようにフレーム同
期検出保護回路121と、フレーム番号検出保護回路1
22と、IDアドレス検出保護回路123とを有してい
る。
【0018】フレーム同期検出保護回路121には、R
Fデータが入力されており、入力されたRFデータから
同期パターンを読み出す。図9に同期パターンSY0
SY7の一例を示す。
【0019】フレーム同期検出保護回路121は、この
ような同期パターンSY0〜SY7を検出し、検出された
時点で1個のパルスクロックをフレーム同期信号とし
て、EFM復調回路109やフレーム番号検出保護回路
122に出力する。
【0020】フレーム番号検出保護回路122には、フ
レーム同期信号とRFデータとが入力されており、フレ
ーム番号検出保護回路122は、RFデータから同期パ
ターンSY0〜SY7を検出し、各フレームにフレーム番
号を割り付ける。ここでは1セクタが26個のフレーム
から構成され、フレーム番号が“0”〜“25”のいず
れかの値を取り得るものとし、1セクタ中の先頭のフレ
ームのフレーム番号を“0”、最後尾のフレームのフレ
ーム番号を“25”とするものとする。
【0021】復調前のセクタの物理的フォーマットを、
図10の符号150に示す。セクタ150は、同期パタ
ーンSY0〜SY7とフレームD0〜D25とを有してお
り、フレームD0〜D25の前後の同期パターンSY0〜S
7の組み合わせにより、そのフレームがセクタ中で何
番目にあるかが特定できるようにされている。
【0022】図8に示すように、従来のフレーム番号検
出保護回路122は、シリアル/パラレル変換器131
と、ラッチ回路132と、フレーム番号検出回路133
と、内挿カウンタ134と、同期検出回路135と、セ
クタ同期検出回路136とを有している。
【0023】フレーム番号検出保護回路122は、フレ
ームD0〜D25の前後の同期パターンSY0〜SY7の組
み合わせから、フレーム番号を算出する。例えば、ラッ
チ回路132から出力された1フレーム前の同期パター
ンがSY 0であって、シリアル/パラレル変換器131
から出力された同期パターンがSY5であった場合に
は、シリアル/パラレル変換器131から入力されてい
るフレームは、図10より2番目のフレームであること
がわかるので、2番目のフレームに相当するフレーム番
号“1”が算出される。
【0024】フレーム番号検出保護回路122は、1セ
クタ中の先頭フレームのフレーム番号“0”が算出され
た時点で、1個のクロックパルスをセクタ同期信号とし
てバスコントローラ110やIDアドレス検出保護回路
123に出力する。
【0025】IDアドレス検出保護回路123には、セ
クタ同期信号の他に、EFM復調回路109からEFM
復調されたデータが入力されている。EFM復調された
1セクタのデータは、それぞれがデータ再生に関係する
実データと、後述するエラー訂正に用いるパリティデー
タとを含んでいるが、このうち実データのフォーマット
を、図11に示す。実データ170の先頭の4バイトに
は、セクタを特定するIDアドレスが記載されている。
【0026】IDアドレスは、上述したセクタ番号であ
る。ここでは、セクタ番号は“0”〜“15”の値をと
り、1ECCブロックについて先頭のセクタのセクタ番
号を“0”とし、最後尾のセクタのセクタ番号を“1
5”とするものとする。
【0027】IDアドレス検出保護回路123は、EF
M復調されたデータからセクタ番号を検出しており、
“0”なるセクタ番号が検出され、先頭のセクタが検出
された時点で、1個のクロックパルスをECC同期信号
としてバスコントローラ110に出力する。以上のよう
にして、同期検出保護回路107で、フレーム同期信
号、セクタ同期信号、ECC同期信号が生成される。
【0028】以下で、セクタ同期信号を生成するフレー
ム番号検出保護回路122について詳細に説明する。R
Fデータが入力されると、シリアル/パラレル変換器1
31は、RFデータをシリアル/パラレル変換してフレ
ーム番号検出回路133とラッチ回路132とに出力す
る。
【0029】ラッチ回路132にはフレーム同期検出保
護回路121からフレーム同期信号が入力されており、
フレーム同期信号に基づいて、入力されたRFデータを
1フレームの期間だけ遅延させてフレーム番号検出回路
133に出力している。
【0030】フレーム番号検出回路133には、シリア
ル/パラレル変換器131から出力されたRFデータ
と、ラッチ回路132で1フレームの期間だけ遅延され
たRFデータとの両方が入力される。
【0031】フレーム番号検出回路133は、これらの
RFデータから同期パターンSY0〜SY7を検出し、同
期パターンSY0〜SY7が両方とも検出できた場合に
は、OK信号を同期検出回路135に出力し、同期パタ
ーンSY0〜SY7の組み合わせからフレーム番号を算出
する。同期パターンSY0〜SY7のいずれか一方又は両
方を検出できなかった場合には、OK信号が出力されな
いが、この場合の動作については、後述する。
【0032】同期検出回路135は、OK信号が所定の
フレーム数連続して入力されたら、ロード信号を内挿カ
ウンタ134に出力する。ここでは3フレーム連続した
ときにロード信号が出力されるものとする。内挿カウン
タ134はロード信号が入力されると、フレーム番号検
出回路133で算出されたフレーム番号を、そのままセ
クタ同期検出回路136へと出力する。
【0033】セクタ同期検出回路136は、入力された
フレーム番号をデコードして、“0”のフレーム番号が
入力された時点で、1個のパルスクロックをセクタ同期
信号としてバスコントローラ110等に出力する。この
ようにしてフレーム番号検出保護回路122は、セクタ
同期信号を生成している。
【0034】以上までは、フレーム番号検出回路133
で、正常に同期パターンSY0〜SY7が検出され、それ
によってフレーム番号が正しく検出された場合について
説明したが、実際には何らかの原因により、フレーム番
号検出回路133において、入力されているフレームの
同期パターンと、1フレーム前のフレームの同期パター
ンとの両方が検出されない場合がある。
【0035】この場合には、フレーム番号検出回路13
3からOK信号が出力されず、ロード信号が内挿カウン
タ134に出力されなくなる。すると、内挿カウンタ1
34は、フレーム同期信号に基づいて、同期パターンが
直前に検出された時点から1フレーム分の期間が経過し
た時点で、直前に入力されたフレーム番号検出回路13
3の出力値を1だけカウントアップし、フレーム番号と
してセクタ同期検出回路136に出力する。セクタ同期
検出回路136は、入力されたフレーム番号をデコード
して、“0”なるフレーム番号が検出されたときに、ク
ロックパルスをセクタ同期信号として出力する。
【0036】このように、フレーム番号検出保護回路1
22では、同期パターンSY0〜SY7が検出されなかっ
た場合でも、内挿カウンタ134がフレーム番号検出回
路133の出力値を1ずつカウントアップすることで、
連続してフレーム番号を生成し続けて、セクタ同期信号
を生成することができ、このセクタ同期信号に基づい
て、1セクタごとにRAM111にデータを書き込むこ
とができ、データのエラー訂正をすることができる。
【0037】しかしながら、上記従来のフレーム番号検
出保護回路122では、以下に示すような問題が生じ
る。図13(a)〜(c)は、フレーム番号検出保護回路1
22に入力されたRFデータのセクタ番号、フレーム番
号と、フレーム番号検出保護回路122で検出されたフ
レーム番号、セクタ同期信号等の関係を示すタイミング
チャートである。
【0038】図13(a)〜(c)で入力FNoとは、実際
にフレーム番号検出保護回路122に入力されたフレー
ムに付されたフレーム番号のことであり、入力IDと
は、入力FNoに対応するセクタのセクタ番号を示して
いる。また、検出FNoとは、フレーム番号検出保護回
路122で検出されたフレーム番号を示しており、セク
タ同期信号とは、フレーム番号検出保護回路122で生
成されたセクタ同期信号を示している。さらに、検出I
Dとは、IDアドレス検出保護回路123で検出された
セクタ番号を示している。
【0039】フレーム番号検出保護回路122で、RF
データの同期パターンSY0〜SY7の検出が正常になさ
れていれば、図13(a)に示すように入力FNoと検出
FNoとは常に一致するので、セクタ同期信号は入力I
Dの切り替わり時に同期して正しく出力され、バスコン
トローラ110は正しいセクタ同期信号に同期して動作
し、RAM111の所定のメモリ領域に、正しくセクタ
を書き込むことができる。
【0040】しかしながら、図13(b)に示すように、
何らかの原因で入力FNoの周期が検出FNoの周期に
比して長くなってしまい、入力FNoと検出FNoとが
同期しない期間(図13(b)中の「非同期」)が生じた場
合には、ごく短期間に連続してセクタ同期信号が出力さ
れてしまう。
【0041】例えば図13(b)に示すように、入力FN
oが“4”以降“24”までの期間で非同期となり、入
力FNoが“25”の時点で再び同期したような場合に
は、検出FNoは“24”、“25”とカウントアップ
され、時刻T0で更に1だけカウントアップされて
“0”となり、その後入力FNoが“25”の時点で再
び“25”となり、時刻T2で再び1だけカウントアッ
プされて“0”となる。
【0042】上述したようにフレーム番号検出保護回路
122は、検出FNoが“0”であるときにセクタ同期
信号を出力するので、セクタ同期信号は図13(b)の時
刻T0、T2のそれぞれにつき1回ずつ出力され、検出
IDは時刻T0で“2”から“3”へと切り替わった直
後に、入力IDが“3”である時刻T2で“3”から
“4”へと切り替わる。
【0043】バスコントローラ110は、セクタ同期信
号に同期して動作し、RAM111内の所定のメモリ領
域にセクタを書き込むので、新たなセクタ同期信号が出
力されると、RAM111内の所定のメモリ領域の書込
み先を、新たなメモリ領域へと切り替えてしまう。
【0044】例えば図13(b)の場合には、“3”なる
検出IDに対応付けられたデータ、即ち本来“3”なる
セクタ番号に該当するRAM111のメモリ領域に書き
込まれるべきデータの大部分は、時刻T2以降に、
“4”なるセクタ番号に該当するRAM111のメモリ
領域に書き込まれてしまう。このように、セクタ同期信
号が、ごく短期間に連続して出力されることで、RAM
111の所定のメモリ領域に正しくセクタを書き込むこ
とができなくなってしまうので、ECCブロックごとの
エラー訂正が正しくできなくなってしまう。
【0045】以上は入力FNoの周期が検出FNoの周
期に比して長くなった場合について説明したが、これと
は逆に入力FNoの周期が検出FNoの周期に比して短
くなった場合にも問題が生じる。例えば図13(c)に示
すように、入力FNoが“4”以降“24”までの期間
で非同期となり、入力FNoが2の時点で再び同期した
ような場合には、検出FNoは“22”、“23”、
“24”とカウントアップされた後に、入力FNoが
“2”の時点で再び“2”となるので、“0”の検出F
Noは検出されない。
【0046】このため、本来セクタ同期信号が出力され
るべき時刻T3でセクタ同期信号が出力されなくなり、
長期間にわたって一度もセクタ同期信号が出力されなく
なってしまう。
【0047】従って、入力IDが“2”から“3”に切
り替わっても検出IDは“2”のままになり、RAM1
11のメモリ領域のうち、本来“2”のセクタ番号に割
り当てられたメモリ領域には、最初“2”の入力IDに
対応するデータが書き込まれた後、同じメモリ領域に
“3”の入力IDに対応するデータが上書きされてしま
う。このため、“2”の入力IDに対応するデータはR
AM111に保存されずに失われてしまう。
【0048】以上説明したように、短期間にセクタ同期
信号が2回出力されたり、逆に長期間セクタ同期信号が
出力されないことにより、RAM111へのデータの書
込みが正しくなされずに、ECCブロックごとに行なう
エラー訂正が正しくできなくなってしまうという問題が
生じていた。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の不都合を解決するために創作されたものであり、そ
の目的は、短期間にセクタ同期信号が2回出力された
り、逆に長期間セクタ同期信号が出力されないようにす
ることで、セクタ同期信号を誤差なく出力し、データの
エラー訂正を正しく行なうことができるデータ処理装置
を提供することにある。
【0050】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、所定数の同期信号とフレー
ムデータとを含む複数のセクタデータからなるシリアル
データを処理するデータ処理装置であって、上記同期信
号のパターンを基に上記フレームデータの上記セクタデ
ータ中における順位を示すフレーム番号を検出するフレ
ーム番号検出回路と、上記フレーム番号が所定数連続し
て検出されると当該フレーム番号を取り込み、フレーム
同期信号に応じて取り込んだフレーム番号をカウントす
るカウンタと、上記カウンタの出力信号から、当該出力
信号に対応するフレームデータが上記セクタデータの後
半部に位置するものから前半部に位置するものに変化す
る時点を検出してセクタ同期信号を出力するセクタ同期
信号出力回路とを有する。
【0051】請求項2に記載のデータ処理装置は、請求
項1に記載のデータ処理装置であって、上記セクタ同期
信号出力回路は、上記カウンタの出力信号の所定のビッ
トを監視し、当該ビットの変化により上記出力信号に対
応するフレームデータが上記セクタデータの後半部に位
置するものから前半部に位置するものに変化する時点を
検出する。
【0052】請求項3に記載のデータ処理装置は、請求
項1又は2に記載のデータ処理装置であって、上記セク
タ同期信号出力回路は、上記セクタ同期信号を出力して
から所定数のフレーム同期信号が入力されるまでの期
間、新たなセクタ同期信号の出力を禁止する出力禁止回
路を含む。
【0053】本発明のデータ処理装置では、入力される
フレームデータが、セクタデータ中で後方に配置される
べきフレームデータから、セクタデータ中の前方に配置
されるべきフレームデータへと遷移したことをセクタ同
期信号出力回路により検出して、セクタ同期信号を出力
している。
【0054】例えば、あるセクタデータの最後のフレー
ムデータ(セクタデータ中で後方に配置されるべきフレ
ームデータ)が検出され、次に2番目のフレームデータ
(セクタデータ中で前方に配置されるべきフレームデー
タ)が検出された場合には、従来では先頭のフレームデ
ータが検出されないため、セクタ同期信号を出力するこ
とができなかったが、この場合でも、フレームデータ
は、セクタデータ中で後方に配置されるフレームデータ
から、セクタデータ中の前方に配置されるフレームデー
タへと遷移しているので、本発明のデータ処理装置で
は、セクタ同期信号を出力することができる。
【0055】このように、セクタデータ中で後方に配置
されるべきフレームデータから、セクタデータ中の前方
に配置されるべきフレームデータへと遷移したことを検
出して、セクタ同期信号を出力することにより、先頭の
フレームを検出できなかった場合でも、セクタ同期信号
を出力することができ、ほぼ一定間隔でセクタ同期信号
を生成して出力することができる。
【0056】また、本発明のデータ処理装置において
は、そのセクタ同期信号出力回路が、一度セクタ同期信
号を出力すると、所定期間の間、新たなセクタ同期信号
の出力を禁止する出力禁止回路を有しているので、セク
タデータの後半に配置されるフレームデータからセクタ
データの前半に配置されるフレームデータへの遷移が誤
って短期間に2回検出されたとしても、上記出力禁止回
路により短期間に2回セクタ同期信号が出力されること
が防止される。従って、ほぼ一定の間隔を保ってセクタ
同期信号が出力されるので、セクタ同期信号に同期して
なされるエラー訂正を正しく行なうことができる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。本発明のデータ処理装置は、図5で
説明した従来のデータ処理装置と同一構成の、モータ
3、光ピックアップ4、RFアンプ5、サーボコントロ
ーラ6、同期検出保護回路7、クロック再生回路8、E
FM復調回路9、バスコントローラ10、RAM11、
エラー訂正回路12、ホストIF回路13を有してい
る。
【0058】同期検出保護回路7以外の回路は、上記従
来のデータ処理装置101に設けられたモータ103、
光ピックアップ104、RFアンプ105、サーボコン
トローラ106、クロック再生回路108、EFM復調
回路109、バスコントローラ110、RAM111、
エラー訂正回路112、ホストIF回路113とそれぞ
れ同じ構成を有し、機能も同じであるため、詳細な説明
は省略する。
【0059】また、本実施形態の同期検出保護回路7
は、フレーム同期検出保護回路21、フレーム番号検出
保護回路22、IDアドレス検出保護回路23を有して
いる。これらの回路のうち、フレーム同期検出保護回路
21、IDアドレス検出保護回路23は、図7で説明し
たフレーム同期検出保護回路121、IDアドレス検出
保護回路123にそれぞれ対応しており、構成や機能が
共通しているので、詳細な説明は省略する。
【0060】以下では、図1を参照し、本発明のデータ
処理装置に用いられるフレーム番号検出保護回路22に
ついて説明する。フレーム番号検出保護回路22は、図
1に示すように、シリアル/パラレル変換器31と、ラ
ッチ回路32と、フレーム番号検出回路33と、内挿カ
ウンタ34と、同期検出回路35とを有している。これ
らの回路は、図8で説明したシリアル/パラレル変換器
131と、ラッチ回路132と、フレーム番号検出回路
133と、内挿カウンタ134と、同期検出回路135
とにそれぞれ対応しており、構成や動作も共通している
ので、詳細な説明を省略する。
【0061】このフレーム番号検出保護回路22は、上
記した回路の他に、立下がり検出回路37と、出力禁止
回路38と、インヒビット信号発生カウンタ39と、A
ND回路40とを有している。
【0062】立下がり検出回路37は、入力が内挿カウ
ンタ34に接続され、出力が出力禁止回路38に接続さ
れている。この立下がり検出回路37は、MSB検出回
路41と、ラッチ回路42と、AND回路43とを有し
ており、MSB検出回路41の入力は内挿カウンタ34
の出力に接続され、MSB検出回路41の出力はラッチ
回路42の入力と、AND回路43の一方の入力に接続
されており、所定ビット数のフレーム番号の最上位ビッ
トを検出してAND回路43の一方の入力に出力できる
ようにされている。
【0063】ラッチ回路42は、その出力がAND回路
43の他方の入力に接続されており、フレーム同期信号
に同期して、MSB検出回路41の出力を1フレーム分
だけ遅延してAND回路43の他方の入力に出力できる
ようにされている。
【0064】AND回路43は、MSB検出回路41の
出力信号を反転した信号と、ラッチ回路42の出力信号
とのANDをとって、出力禁止回路38に出力できるよ
うにされている。
【0065】出力禁止回路38は、その出力がバスコン
トローラ10に接続されており、フレーム同期検出保護
回路21から出力されるフレーム同期信号に同期して動
作するようにされている。この出力禁止回路38は、イ
ンヒビット信号発生カウンタ44とAND回路45とを
有しており、インヒヒビット信号発生カウンタ44の入
力は立下がり検出回路37の出力に接続され、出力はA
ND回路45の一方の入力に接続されている。
【0066】AND回路45の他方の入力は、立下がり
検出回路37の出力に接続されており、立下がり検出回
路37の出力信号と、インヒビット信号発生カウンタ4
4の出力信号とのANDをとることができるようにされ
ている。
【0067】インヒビット信号発生カウンタ39は、入
力がクロック再生回路8の出力に接続され、出力が後述
するAND回路40の一方の入力に接続されており、ク
ロック再生回路8から出力されるクロック信号をカウン
トし、そのカウント数に基づいて動作するようにされて
いる。
【0068】AND回路40は、他方の入力がフレーム
同期検出保護回路21に接続され、出力が内挿カウンタ
34に接続されており、インヒビット信号発生カウンタ
39の出力信号とフレーム同期信号とのANDをとって
内挿カウンタ34に出力できるようにされている。
【0069】上述の構成を有するフレーム番号検出保護
回路22でセクタ同期信号を生成するには、まずディス
ク2から読み出されたRF信号を、RFアンプ5が増幅
した後にAD変換してディジタルのRFデータを生成
し、シリアル/パラレル変換器31に出力する。シリア
ル/パラレル変換器31は、RFデータをシリアル/パ
ラレル変換してフレーム番号検出回路33とラッチ回路
32とに出力する。
【0070】ラッチ回路32にはフレーム同期検出保護
回路21からフレーム同期信号が入力されており、フレ
ーム同期信号に応じてRFデータが1フレームの期間だ
け遅延されてフレーム番号検出回路33に出力されてい
る。
【0071】フレーム番号検出回路33には、シリアル
/パラレル変換器31から直接出力されたRFデータ
と、ラッチ回路32で1フレームの期間だけ遅延された
RFデータとの両方が入力される。フレーム番号検出回
路33は、入力された2つのRFデータから各々の同期
パターンとフレームとの組を検出し、同期パターンSY
0〜SY7の組み合わせから、フレーム番号を算出する。
【0072】フレーム番号検出回路33は、RFアンプ
5から出力される同期パターンと、ラッチ回路32から
出力される1フレーム前の同期パターンとを両方検出で
きたら、OK信号を同期検出回路35に出力する。OK
信号が出力されなかった場合の動作については後述す
る。
【0073】同期検出回路35は、OK信号が所定のフ
レーム数連続して入力されたら、“H”のロード信号を
内挿カウンタ34に出力する。ここでは3フレーム連続
したときにロード信号が出力されるものとする。
【0074】このとき、インヒビット信号発生カウンタ
39からは“H”の信号が出力されており、この“H”
の信号がAND回路40の他方の入力に入力されるの
で、AND回路40は、入力された“H”と“H”との
ANDをとり、“H”を内挿カウンタ34に出力する。
【0075】内挿カウンタ34は同期検出回路35の出
力に応じて、フレーム番号検出回路33の出力値を取り
込み、その取り込んだ出力値をAND回路40の出力に
応じてカウントアップし、そのカウント値をフレーム番
号として立下がり検出回路37に出力する。
【0076】MSB検出回路41は、立下がり検出回路
37に入力されたフレーム番号の最上位ビット(以下で
MSBと称する。)を検出し、フレーム番号のMSBを
ラッチ回路42とAND回路43の両方に出力する。
【0077】ラッチ回路42は、フレーム番号のMSB
を1フレーム分遅延してAND回路43の入力に出力す
る。AND回路43の一方の入力には、ラッチ回路42
の出力が入力され、他方の入力にはフレーム番号のMS
Bが反転されて入力される。ここでは、フレーム番号が
5ビットであるものとし、フレーム番号のMSBは、図
2に示すように、フレーム番号が“0”〜“15”のと
きに“0”となり、“16”〜“25”で“1”とな
る。
【0078】フレーム番号のMSBが“1”から“0”
へと立ち下がる時点では、1フレーム分遅延された
“1”なるMSBがAND回路43の一方の入力に入力
され、他方の入力には、“0”なるMSBが反転された
“1”が入力されるので、AND回路43からは“H”
が出力される。AND回路43はそれ以外の期間はロー
レベル(以下で“L”と称する。)を出力する。
【0079】以上のようにして、立下がり検出回路37
は、フレーム番号のMSBが“1”から“0”へと立ち
下がる時点を検出し、MSBの立ち下がりが検出された
時点で“H”の信号を生成し、それ以外の期間は“L”
の信号を生成して出力禁止回路38に出力している。
【0080】フレーム番号のMSBが“1”から“0”
へと立ち下がる時点では、AND回路43から“H”の
信号が、出力禁止回路38に出力される。AND回路4
3から出力された“H”の信号は、インヒビット信号発
生カウンタ44とAND回路45の両方に入力される。
【0081】インヒビット信号発生カウンタ44は、後
述する禁止期間以外は“H”をAND回路45に出力し
ており、AND回路43から“H”の信号が出力された
時点では“H”を出力している。従ってこの時点では、
AND回路45の両方の入力に“H”が入力されるので
AND回路45は“H”のクロックパルスをセクタ同期
信号としてバスコントローラ10へと出力する。
【0082】通常、フレーム番号のMSBは、フレーム
番号が“25”から“0”へと変化する際に立ち下がる
ので、“0”を検出してクロックパルスを出力していた
従来と同様、フレーム番号検出保護回路22は、1セク
タの先頭のフレームが検出される時刻とほぼ同じ時刻に
セクタ同期信号を出力することができる。
【0083】上述したインヒビット信号発生カウンタ4
4には、AND回路43の出力信号の他に、フレーム同
期信号も入力されており、インヒビット信号発生カウン
タ44は、入力されたフレーム同期信号を常時カウント
している。
【0084】そして、AND回路43から“H”の信号
が出力された時点では“H”の信号をAND回路45に
出力し、“H”の信号が出力された時点から、所定の数
だけフレーム同期信号がカウントされるまでの期間(以
下で禁止期間と称する)は、立下がり検出回路37の検
出結果によらず、常に“L”の信号をAND回路45に
出力する。ここでは、所定の数を10とし、10個フレ
ーム同期信号がカウントされるまでは、“L”の信号を
出力するものとする。
【0085】すると、禁止期間が経過するまでは、イン
ヒビット信号発生カウンタ44から“L”が出力される
ので、AND回路45の出力は、AND回路43の出力
によらず、“L”になる。
【0086】禁止期間が経過した後は、インヒビット信
号発生カウンタ44の出力信号は再び“H”になり、A
ND回路43の出力信号は“L”になるので、AND回
路45の出力は“L”になり、次にAND回路43から
“H”の信号が出力されるまでは“L”のままである。
従って、出力禁止回路38は、フレーム番号のMSBが
立下がる時点で“H”のクロックパルスをセクタ同期信
号として出力し、それ以外の期間は“L”の信号を出力
している。
【0087】以上説明したように、本実施形態のフレー
ム番号検出保護回路22は、フレーム番号のMSBの立
ち下がる時点を検出し、検出された時点で、1個のクロ
ックパルスをセクタ同期信号として出力している。
【0088】以上までは、フレーム番号検出回路33が
同期パターンSY0〜SY7を正常に検出できた状態の動
作について説明したが、同期パターンSY0〜SY7を正
常に検出できなかった場合には、フレーム番号検出回路
33がOK信号を出力しないので、同期検出回路35か
らロード信号が内挿カウンタ34に出力されなくなる。
【0089】このときには、内挿カウンタ34はフレー
ム同期信号に基づいて、同期パターンが直前に検出され
た時点から1フレーム分の期間が経過した時点で、直前
に入力されたフレーム番号検出回路33の出力値を、1
だけカウントアップして立下がり検出回路37に出力す
る。
【0090】このようにして、内挿カウンタ34がフレ
ーム番号検出回路33の出力値を1ずつカウントアップ
することで、連続してフレーム番号を生成し続けること
ができるので、このような場合でもセクタ同期信号を生
成することができる。
【0091】図3、図4は、上述のデータ処理装置にお
いて、実際に入力されたRFデータのセクタ番号及びフ
レーム番号と、フレーム番号検出保護回路22で算出さ
れたフレーム番号やセクタ同期信号等の関係を示すタイ
ミングチャートである。
【0092】図3、図4で入力FNoとは、実際にフレ
ーム番号検出保護回路22に入力されたフレームに付さ
れたフレーム番号のことであり、入力IDとは、入力F
Noに対応するセクタのセクタ番号のことである。ま
た、検出FNoとは、フレーム番号検出保護回路22で
算出されたフレーム番号であり、セクタ同期信号とは、
フレーム番号検出保護回路22で生成されたセクタ同期
信号である。さらに、検出IDとは、IDアドレス検出
保護回路123で検出されたセクタ番号を示している。
【0093】図3に示すように、何らかの原因で入力F
Noの周期が検出FNoの周期に比して長くなってしま
い、入力FNoと検出FNoとの間で同期しない期間
(図3中の「非同期」)が生じた場合には、検出FNoは
“24”、“25”とカウントアップされ、時刻T1で
更に1だけカウントアップされて“0”となり、その後
入力FNoが“25”の時点で再び“25”となり、時
刻T2で再び1だけカウントアップされて“0”とな
り、その後は“1”、“2”、…と1ずつ増加する。
【0094】立下がり検出回路37はフレーム番号のM
SBの立ち下がり時点を検出し、フレーム番号が“2
5”から“0”に切り替わる時刻T1でフレーム番号の
MSBの立ち下がり時点を検出しているので、時刻T1
で出力禁止回路38がクロックパルスをセクタ同期信号
として出力する。
【0095】その後、図3に示すように、2フレーム経
過した時刻T2で再びフレーム番号が“0”になる。従
来回路では、この時刻T2でもセクタ同期信号が出力さ
れていた。
【0096】しかしながら、立ち下がり時点が検出され
た時刻T2から10フレームの期間は、出力禁止回路3
8内のインヒビット信号発生カウンタ44が、AND回
路45に“L”の信号を出力して、AND回路45の出
力を“L”にすることにより、“H”のクロックパルス
が出力されないようにしているので、この期間はセクタ
同期信号が出力されない。時刻T2では、時刻T1にセ
クタ同期信号が一旦出力されてから2フレーム分の期間
しか経過していないので、セクタ同期信号は出力されな
い。
【0097】このように、短期間で2回続けてセクタ同
期信号が出力されるような状態であったとしても、出力
禁止回路38で、セクタ同期信号が出力されることを禁
止しているので、バスコントローラ10が、ごく短期間
にセクタ同期信号が2回出力されることにより、セクタ
の書込み先をごく短期間で切り替えてしまうことを防止
でき、ほぼ等間隔にセクタ同期信号を出力することがで
きる。
【0098】従って、検出IDがごく短期間で切り替わ
ることが禁止されるので、従来のように、“3”なるセ
クタ番号に対応するメモリ領域に書き込まれるべきセク
タの大部分が、“4”なるセクタ番号に該当するメモリ
領域に書き込まれることで、セクタが失われることを防
止することができ、各セクタをRAM111の所定のメ
モリ領域に正しく書き込むことができる。
【0099】以上までは入力FNoの周期が検出FNo
の周期に比して長くなった場合について説明したが、こ
れとは逆に入力FNoの周期が検出FNoの周期に比し
て短くなり、例えば図4に示すように、入力FNoが
“4”以降“24”までの期間で非同期となった場合、
入力FNoが“2”の時点で再び同期したような場合に
は、検出FNoは“22”、“23”、“24”とカウ
ントアップされた後に、入力FNoが“2”の時点で再
び“2”となる。
【0100】本実施形態では、デコーダで“0”のフレ
ーム番号を検出する従来とは異なり、立下がり検出回路
37が、フレーム番号のMSBを検出して、MSBが
“1”から“0”へと立ち下がる時点に、セクタ同期信
号が出力されるようにされるので、従来と異なり、セク
タ中で先頭のフレームが検出されなかった場合でも、セ
クタ同期信号を出力することができる。
【0101】例えば、図4に示すように、検出FNoが
“22”、“23”、“24”、“2”、“3”、…と
カウントアップされ、“0”が検出されなかった場合で
も、フレーム番号が“24”から“2”へと切り替わる
とき(図4の時刻T3)には、フレーム番号のMSBが
“1”から“0”へと立ち下がるので、この時刻T3で
セクタ同期信号を出力することができる。
【0102】セクタ同期信号が出力された時刻T3で
は、検出IDが“2”から“3”へと切り替わって入力
IDの“3”と一致し、RAM11内におけるセクタの
書込み先が“2”から“3”へと切り替わるので、
“3”なる入力IDに対応するセクタはRAM11内に
おいて“3”のセクタ番号に対応するメモリ領域に正し
く書き込まれる。従って、セクタ同期信号が長期間出力
されないために、“3”なる入力IDに対応するセクタ
が、“2”のセクタ番号に対応するメモリ領域に上書き
されてしまい、“2”なる入力IDに対応するセクタが
失われてしまうことを防止することができる。
【0103】以上説明したように、本実施形態のフレー
ム番号検出保護回路22では、短期間にセクタ同期信号
が2回出力されたり、逆に長期間セクタ同期信号が出力
されないことがないため、セクタ同期信号をほぼ一定間
隔で正しく出力することができる。従って、RAM11
へデータを書込む際にも、1セクタずつ所定のメモリ領
域に書き込むことができ、ECCブロックごとに行なう
エラー訂正を正しく行なうことができる。
【0104】更に、本実施形態では、インヒビット信号
発生カウンタ39が設けられている。このインヒビット
信号発生カウンタ39は、通常は“H”を出力している
が、フレーム同期信号が入力された時点から、所定期間
だけ“L”を出力するようにされている。
【0105】この所定期間は、インヒビット信号発生カ
ウンタ39で、クロック再生回路8から出力されるクロ
ック信号が所定の個数カウントされるまでの期間であ
る。ここでは、フレーム同期信号が入力された時点から
クロック信号が744個カウントされるまでの期間
“L”を出力するようにされている。1フレームは14
88ビットであって、クロック信号は1ビットに1個ず
つ出力されているので、1フレームの半分の期間だけ
“L”がAND回路40に出力される。すると、フレー
ム同期検出保護回路21からいかなるフレーム同期信号
が出力されようと、AND回路40の出力は“L”にな
り、内挿カウンタ34には、フレーム同期信号が入力さ
れなくなり、内挿カウンタ34はフレーム番号のカウン
トアップを行なわない。
【0106】このため、1フレームの半分という、極め
て短い期間に連続して内挿カウンタ34に信号が入力さ
れてしまっても、内挿カウンタ34のフレーム番号はカ
ウントアップされないので、実際に入力されているフレ
ームのフレーム番号と、算出されるフレーム番号との間
にずれが生じてしまうことを防止することができる。
【0107】従って、実際のフレーム番号とのずれがな
いフレーム番号に基づいてセクタ同期信号を生成して、
実際のセクタ同期信号とのずれがないセクタ同期信号を
生成することができるので、セクタ同期信号に同期して
RAM11へのデータの書き込みを正しく行なうことが
でき、エラー訂正を正しく行なうことができる。
【0108】なお、本実施形態で説明したホストIF回路
13は、ホストPCに接続するために必要となるものであ
って、CDプレーヤやDVDプレーヤ等の再生機能に特化し
た装置では必ずしも必要なものではない。
【0109】また、本実施形態の出力禁止回路38は、
フレーム同期信号が10個カウントされる間、次のフレ
ーム同期信号が出力されることを禁止しているが、本発
明はこれに限らず、例えば5個カウントされる間禁止す
るものとしてもよい。
【0110】さらに、本実施形態では、出力禁止回路3
8を設けているが、これを設けずに立下がり検出回路3
7だけを設けた構成にしてもよい。この場合には、短期
間に連続してセクタ同期信号が出力されることを防止す
ることはできないが、長期間セクタ同期信号が出力され
ないという事態は防止することができる。
【0111】また、本実施形態では、立下がり検出回路
37が、MSB検出回路41と、ラッチ回路42と、A
ND回路43とを有するものとしているが、本発明はこ
れに限らず、フレーム番号のMSBを検出し、その立ち
下がりを検出することができるような構成であればよ
い。
【0112】さらに、本実施形態では、出力禁止回路3
8として、インヒビット信号発生カウンタ44とAND
回路45とを設けているが、本発明はこれに限らず、セ
クタ同期信号が出力されてから、一定期間セクタ同期信
号が出力されることを禁止することができるような構成
にしてもよい。
【0113】また、本実施形態では、フレームデータの
所定位置のビットを、最上位ビットとしているが、本発
明はこれに限らず、セクタの前半に配置されるべきフレ
ームと、後半に配置されるべきフレームとで異なる値を
とるビットであればよく、例えばセクタの前半に奇数の
フレーム番号が、後半に偶数のフレームが配置されるよ
うな構成であれば、フレーム番号の最下位ビットを検出
すればよい。この場合には、フレーム番号の最下位ビッ
トは、セクタの後半、すなわちフレーム番号が偶数のと
きに“0”となり、セクタの前半、すなわちフレーム番
号が奇数のときに“1”となるので、フレーム番号の最
下位ビットが“0”から“1”へと立ち上がる時点を検
出してセクタの区切りを検出し、セクタ同期信号を生成
することができる。
【0114】以上本発明のデータ処理装置について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発
明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更
をしてもよいのはもちろんである。
【0115】
【発明の効果】セクタ同期信号が短時間で連続して出力
されたり、長期間出力されないということがなく、ほぼ
一定間隔でセクタ同期信号を出力することができ、セク
タ同期信号に同期してなされるデータのエラー訂正を正
しく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のデータ処理装置におけるフレー
ム番号検出保護回路を説明する図
【図2】フレーム番号とフレーム番号のMSBとの関係
を説明する図
【図3】本発明のデータ処理装置の動作を説明する第1
のタイミングチャート
【図4】本発明のデータ処理装置の動作を説明する第2
のタイミングチャート
【図5】従来のデータ処理装置を示す構成図
【図6】RFデータを説明する図
【図7】従来の同期検出保護回路を説明する図
【図8】従来のフレーム番号検出保護回路を説明する図
【図9】同期パターンを説明する図
【図10】セクタのフォーマットを示す図
【図11】復調した1セクタのデータの論理的フォーマ
ットを示す図
【図12】ECCブロックのフォーマットを示す図
【図13】(a):従来のフレーム番号検出保護回路の動
作を説明するタイミングチャート (b):従来の問題点を説明する第1のタイミングチャー
ト (c):従来の問題点を説明する第2のタイミングチャー
【符号の説明】
31……シリアル/パラレル変換回路 32……ラッチ回路 33……フレーム番号検出回路 34……内挿カウンタ 35……同期検出回路 37……立下がり検出回路 38……出力禁止回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定数の同期信号とフレームデータとを含
    む複数のセクタデータからなるシリアルデータを処理す
    るデータ処理装置において、 上記同期信号のパターンを基に上記フレームデータの上
    記セクタデータ中における順位を示すフレーム番号を検
    出するフレーム番号検出回路と、 上記フレーム番号が所定数連続して検出されると当該フ
    レーム番号を取り込み、フレーム同期信号に応じて取り
    込んだフレーム番号をカウントするカウンタと、 上記カウンタの出力信号から、当該出力信号に対応する
    フレームデータが上記セクタデータの後半部に位置する
    ものから前半部に位置するものに変化する時点を検出し
    てセクタ同期信号を出力するセクタ同期信号出力回路
    と、 を有するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】上記セクタ同期信号出力回路は、上記カウ
    ンタの出力信号の所定のビットを監視し、当該ビットの
    変化により上記出力信号に対応するフレームデータが上
    記セクタデータの後半部に位置するものから前半部に位
    置するものに変化する時点を検出する請求項1に記載の
    データ処理装置。
  3. 【請求項3】上記セクタ同期信号出力回路は、上記セク
    タ同期信号を出力してから所定数のフレーム同期信号が
    入力されるまでの期間、新たなセクタ同期信号の出力を
    禁止する出力禁止回路を含む請求項1又は2に記載のデ
    ータ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100414631C (zh) * 2003-02-06 2008-08-27 三洋电机株式会社 解码装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100414631C (zh) * 2003-02-06 2008-08-27 三洋电机株式会社 解码装置

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