JP2000225559A - 基板把持装置及び研磨装置 - Google Patents

基板把持装置及び研磨装置

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JP2000225559A JP3117999A JP3117999A JP2000225559A JP 2000225559 A JP2000225559 A JP 2000225559A JP 3117999 A JP3117999 A JP 3117999A JP 3117999 A JP3117999 A JP 3117999A JP 2000225559 A JP2000225559 A JP 2000225559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の背圧や研磨境界面の温度の制御を、比
較的簡単な構成でより厳密に行うことができるような基
板把持装置を提供する。 【解決手段】 基板Wの把持面を有する把持板12を備
え、該基板把持面に弾性マット18を介して基板を保持
し、該基板の被研磨面を研磨テーブルの研磨面に押し付
ける基板把持装置において、該把持板の前記基板把持面
には流体流通溝が設けられ、前記把持板には前記流体流
通溝に連通する流体流路が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板把持装置に関
し、特に半導体ウエハなどの基板の表面を平坦かつ鏡面
に研磨するポリッシング装置に用いて好適な基板把持装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化が進む
につれて回路の配線が微細化し、配線間距離もより狭く
なりつつある。特に線幅が0.5μm以下の光リソグラ
フィの場合、許容される焦点深度が浅くなるためステッ
パーの結像面の平坦度を必要とする。そこで、半導体ウ
エハの表面を平坦化することが必要となるが、この平坦
化法の1手段としてポリッシング装置により研磨するこ
とが行われている。
【0003】従来、この種のポリッシング装置は、上面
に研磨布を貼付して研磨面を構成するターンテーブル
と、基板の被研磨面をターンテーブルに向けて基板を保
持するトップリングとを有し、これらをそれぞれ自転さ
せながらトップリングにより基板を一定の圧力でターン
テーブルに押しつけ、砥液を供給しつつ基板の被研磨面
を平坦且つ鏡面に研磨している。
【0004】図9は、従来のポリッシング装置の一例の
主要部を示す図である。ポリッシング装置は、上面に研
磨布100を貼った回転するターンテーブル102と、
回転および押圧可能にポリッシング対象物である半導体
ウエハ(基板)Wを保持するトップリング104と、研
磨布100に砥液Qを供給する砥液供給ノズル106を
備えている。トップリング104はトップリングシャフ
ト108に連結され、このトップリングシャフト108
は図示しないトップリングヘッドにエアシリンダを介し
て上下動可能に支持されている。
【0005】トップリング104はその下面にポリウレ
タン等の弾性マット110を備えており、この弾性マッ
ト110に接触させて半導体ウエハWを保持するように
なっている。さらにトップリング104は、研磨中に半
導体ウエハWがトップリング104の下面から外れない
ようにするため、円筒状のガイドリング112を外周縁
部に備えている。ガイドリング112はトップリング1
04に対して固定され、その下端面はトップリング10
4の把持面から突出しており、その内側に凹所を形成し
ている。これにより、ポリッシング対象物である半導体
ウエハWが凹所内に保持され、研磨中にトップリング1
04外へ飛び出さないようになっている。
【0006】このような構成の研磨装置において、半導
体ウエハWをトップリング104の下面の弾性マット1
10の下部に保持し、ターンテーブル102上の研磨布
100に半導体ウエハWをトップリング104によって
押圧するとともに、ターンテーブル102およびトップ
リング104を回転させて研磨布100と半導体ウエハ
Wを相対運動させて研磨する。このとき、砥液供給ノズ
ル106から研磨布100上に砥液Qを供給する。砥液
は、例えばアルカリ溶液に微粒子からなる砥粒を懸濁し
たものを用い、アルカリによる化学的研磨作用と、砥粒
による機械的研磨作用との複合作用によって半導体ウエ
ハWを研磨する。
【0007】上述したポリッシング装置により半導体ウ
エハWの全面に渡ってこれを高い精度で平坦化するため
には、研磨量に影響する種々の複雑な要因を制御する必
要が有る。これらの要因としては、半導体ウエハWとタ
ーンテーブル102の相対的な摺動速度、半導体ウエハ
Wと研磨布100の間の面(研磨境界面)における砥液
の供給量(分布量)、トップリング104から半導体ウ
エハWに作用する研磨布100に向けた押圧力、研磨境
界面における温度等が挙げられる。
【0008】押圧力を制御するために、例えば、図10
に示すように、トップリング104の把持板114と被
覆板116の間に背圧空間S1,S2を形成し、把持板
114及び弾性マット110にこれを挿通して半導体ウ
エハW裏面と背圧空間S1,S2を連通する貫通孔11
8,120を設ける構成が考えられる。これにより、半
導体ウエハWに対して弾性マット110の裏面側から正
負の流体圧を作用させて押圧力を半導体ウエハWの全面
に渡りあるいは局部的に制御することができる。
【0009】一方、研磨境界面の温度は、特に酸やアル
カリの研磨液を用いていわゆる化学機械研磨を行なう場
合に、研磨速度に大きく影響するだけでなく、トップリ
ング104が昇温して変形すると、押圧力にも影響す
る。従って、研磨境界面の温度を制御することは、研磨
の平坦度に関して二重に意味を持つことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すような背圧空間S1,S2を形成する方法では、
半導体ウエハWの全面に渡って背圧を作用させるために
トップリング104の構成が複雑になってしまうという
課題がある。すなわち、トップリング104において
は、半導体ウエハWと研磨布100の間の摩擦による傾
動への追随性を高めるために、トップリングシャフト1
08からの押圧力をトップリング104に伝達する球面
継手122を低い位置にしており、このため、被覆板1
16には下面側に凸部を形成して把持板114の凹部に
嵌合させている。このため、半導体ウエハW縁部に対応
する位置に背圧を作用させるために、異なる段差面に背
圧空間S1,S2を形成しなくてはならないので、シー
ルや流体圧を作用させるカップリングの構成が複雑にな
っていた。
【0011】また、研磨境界面の温度制御に関しては、
研磨に伴って摩擦熱が発生し、これの一部は砥液により
運ばれ、他は、トップリング104と研磨テーブル10
2に伝達され、これらの冷却機構によって除去される。
しかしながら、境界面における砥液量の制御は難しく、
また、トップリング104や研磨テーブル102の冷却
機構はいずれも機械の内部に設けているので、半導体ウ
エハWと研磨布100の間の境界面の温度を直接的に制
御するのは困難であった。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたもので、基板の背圧や研磨境界面の温度の制
御を、比較的簡単な構成でより厳密に行うことができる
ような基板把持装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板の把持面を有する把持板を備え、該基板把持面
に弾性マットを介して基板を保持し、該基板の被研磨面
を研磨テーブルの研磨面に押し付ける基板把持装置にお
いて、該把持板の前記基板把持面には流体流通溝が設け
られ、前記把持板には前記流体流通溝に連通する流体流
路が形成されていることを特徴とする基板把持装置であ
る。
【0014】これにより、流体流路を複雑な構成とする
ことなく、また、把持板の裏面側に流体用の空間を特に
形成することなく、基板の裏面側の全面に渡って必要な
流体を流通させ、あるいは流体圧力を作用させることが
できる。溝の形状、寸法、数等は状況に適合するように
適宜に設計することができる。また、複数系統の流体流
通溝及びこれに連通する流体流路を形成して、異なる作
用を同時に行うようにしてもよい。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記流体流通溝
は基板の裏面側に背圧を付与する背圧付与溝であること
を特徴とする請求項1に記載の基板把持装置である。こ
れにより、基板の裏面側の背圧を制御して研磨状況に応
じた押圧力を付与でき、また、溝の形状を工夫すること
により、部分的に背圧制御を行なうこともできる。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記流体流通溝
は基板の裏面側に温度調整用流体を供給する背圧を付与
する背圧付与溝であることを特徴とする請求項1に記載
の基板把持装置である。これにより、研磨速度に影響す
る研磨境界面の温度をより近い箇所から温度調整するこ
とができ、温度調整を効率よくかつ応答性良く行なうこ
とができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記流体流通溝
は基板の裏面側を経由して被研磨面に砥液を供給する砥
液流通溝であることを特徴とする請求項1に記載の基板
把持装置である。これにより、基板と研磨テーブルの間
の研磨境界面により近い箇所から砥液を供給することが
でき、砥液供給を効率良く行なうことができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4に記載の基板把持装置と、研磨テーブルとを有する研
磨装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1及び図2は本発明の1
つの実施の形態を示す図であり、トップリング10は、
把持板12とこれの裏面を覆う被覆板14と、ガイドリ
ング16とから構成され、把持板12とガイドリング1
6により形成される凹所に弾性マット18を介して半導
体ウエハWを保持するようになっている。被覆板14は
ボール20を有する自在継手部22を介してトップリン
グシャフト24に接続されており、このトップリングシ
ャフト24はトップリングヘッド26に固定されたトッ
プリング用エアシリンダ(図示略)に連結されて上下動
可能に、かつトップリング10の下端面に保持された半
導体ウエハWをターンテーブル102(図9参照)に押
圧可能になっている。
【0020】トップリングシャフト24内には、後述す
るように、半導体ウエハWを真空吸着しあるいは背圧を
調整するための真空排気源及びウエハWを離脱したり背
圧を調整するための圧縮空気源に接続される圧力調整管
30や、トップリング10の温度・歪みやトップリング
10内の空間の圧力等を検出するセンサあるいはトップ
リング10に設けた弁等を駆動するための信号やケーブ
ルを通すための空間が形成されている。なお、真空排気
源、圧縮空気源を任意に切り換えて所定の圧力の空気・
窒素等の気体を圧力調整管30に供給することができ
る。
【0021】また、トップリングシャフト24はキー
(図示せず)を介して回転筒32に連結されており、こ
の回転筒32は、その外周部のタイミングプーリ34、
タイミングベルト36等を介してトップリングヘッド2
6に固定されたトップリング用モータ(図示略)に接続
されている。したがって、トップリング用モータを回転
駆動することによって回転筒32及びトップリングシャ
フト24が一体に回転し、トップリング10が回転す
る。トップリングヘッド26は、図示しないトップリン
グヘッドシャフトによって揺動可能に支持されている。
【0022】トップリング10の外周を囲むようにかつ
これとは個別に上下動可能に押圧リング38が設けられ
ている。これはトップリングヘッド26より垂下して設
けられた複数の押圧リング用エアシリンダ40に連結さ
れている。これにより、押圧リング38はトップリング
10に対して上下動自在であるが回転は規制されてい
る。押圧リング38は、円周方向に複数個(本実施の形
態では3個)が配設された押圧リング用エアシリンダ4
0を介してトップリングヘッド26に上下動可能に取り
付けられている。
【0023】トップリング用エアシリンダ及び押圧リン
グ用エアシリンダ40は、それぞれレギュレータを介し
て圧縮空気源に接続され、トップリング用エアシリンダ
へ供給する空気圧を調整することによりトップリング1
0が半導体ウエハWを研磨布100に押圧する押圧力を
調整することができ、押圧リング用エアシリンダ40へ
供給する空気圧を調整することにより押圧リング38が
研磨布100を押圧する押圧力を調整することができ
る。
【0024】把持板12の上面の中央には凹部42が形
成されており、被覆板14には凹部42に沿うような形
状の突出部44が下方に突出して形成され、両者はこれ
らを嵌合するように取り付けられている。被覆板14
は、押え板46を把持板12にボルト固定することによ
り把持板12に取り付けられている。把持板12の凹部
42と被覆板14の突出部44の間に背圧空間Sが形成
され、これは把持板12及び押え板46の内部に形成さ
れた流路48を介して、押え板46上部に設けられたカ
プラ50に接続され、さらに、圧力調整管30、レギュ
レータを介して真空排気源及び圧縮気体源に接続されて
いる。
【0025】把持板12の下面(基板保持面)には、図
2に示すように、十文字状に径方向に、及び同心円状に
周方向に延びる複数の背圧付与溝52が形成されてい
る。そして、この背圧付与溝52と背圧空間Sとを連通
する貫通孔(内部流路)54が、図の例では5個形成さ
れている。基板保持面に装着される弾性マット18に
は、背圧付与溝52に沿って所定間隔で貫通孔56が形
成されている。背圧付与溝52は、この例では、径方向
溝52a及び周方向溝52bから構成されている。圧力
調整管30は、図示しないロータリーカプラを介して、
制御装置によって制御されるレギュレータ、真空排気源
及び圧縮気体源に接続されている。なお、背圧付与溝5
2の形状は適宜に選択することができ、例えば、スパイ
ラル状でもよい。
【0026】以下、このように構成された研磨装置の作
用を説明する。研磨は、ターンテーブル102を回転さ
せ、砥液供給ノズル106から研磨砥液Qを供給しつ
つ、トップリング10によって把持した半導体ウエハW
をトップリング用エアシリンダによって所定圧力でター
ンテーブル102の研磨布100面に押圧することによ
り行われる。制御装置は、あらかじめ設定された、ある
いは所定のセンサ等により得られたデータに基づいて算
出された圧力目標値となるようにレギュレータを制御
し、背圧空間Sを所定圧力に維持する。
【0027】背圧空間Sの圧力は、把持板12の貫通孔
54及び背圧付与溝52を介し、さらに弾性マットの貫
通孔56を介して半導体ウエハWの裏面に作用する。こ
こにおいて、背圧は背圧付与溝52を介して半導体ウエ
ハWの裏面側の全面に均等に伝達されるので、背圧が半
導体ウエハWに局部的に作用して半導体ウエハWを変形
させるような事態が防止され、平坦度の高い研磨を行な
うことができる。このように半導体ウエハWの全面に渡
って背圧を作用させる場合でも、把持板12や被覆板1
4に複雑な背圧空間Sを形成する必要が無く、簡単な構
成で均一な圧力分布を達成することができる。
【0028】なお、この実施の形態では、把持板12と
被覆板14の間に背圧空間Sを形成したが、背圧付与溝
52に背圧を直接に付与すれば良いので、半導体ウエハ
Wの裏面に平面的に広がる背圧空間Sを設ける必要は無
い。従って、背圧空間Sを形成するために把持板12と
被覆板14を別個に作製して重ね合わせる必要は無く、
両者を一体に構成して構造を簡略化することもできる。
【0029】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態
のトップリングを示すもので、把持板12の溝を2系列
設け、これを別の目的に用いている例である。すなわ
ち、この例では、先の実施の形態と同様の背圧付与溝5
2が内側に形成され、最外側に半導体ウエハWの温度を
調整するための温度制御流体を流すための温度調整流体
溝58を形成している。温度調整流体溝58は円形であ
り、中心を挟んで対向する一方に流入口60が、他方に
流出口62が開口している。これらの開口は、把持板1
2、被覆板14、押え板46の内部流路64を経由し
て、それぞれ温度調整流体供給及び排出用カプラ66に
接続されている。これらのカプラ66は、トップリング
シャフト24内部のチューブ68、二重管継手70及び
図示しないロータリーカプラを介してそれぞれ流体供給
源やドレンに接続されている。
【0030】この実施の形態では、背圧の付与は半導体
ウエハWの中央側のみを行い、半導体ウエハWの縁部で
は裏面に温度制御した温度調整用流体を流通させる。流
体供給源において所定温度に温度調整された流体をカプ
ラ66を介して温度調整流体溝58に流入させ、弾性マ
ット18を介して半導体ウエハWに近い位置から半導体
ウエハWの温度調整を行なうことができる。従って、研
磨境界面の温度調整をより効果的に、また制御応答性良
く行うことができる。
【0031】図5は図4の実施の形態の変形例であり、
内側の背圧付与溝52の代わりに、従来と同様の背圧空
間Sに連通する複数の貫通孔72を形成したものであ
る。また、図6も図4の実施の形態の変形例であり、内
側と外側に背圧付与溝52を形成し、その中間に温度調
整流体溝58を形成している。この例では、内外の背圧
付与溝52を径方向溝で連通させるために、温度調整流
体溝58は一部が切り欠かれた円弧状溝としてある。
【0032】図7及び図8は、第2の実施の形態のさら
に他の変形例を示すもので、ここでは、図4の温度調整
流体溝58の代わりに砥液流通溝74を設け、これに開
口する砥液供給孔76から温度調整した砥液を供給する
ようにしている。砥液流通溝74は、砥液供給孔76と
反対側において砥液排出溝78が径方向外側に延びてお
り、ガイドリング16に向けて開口している。さらにガ
イドリング16には砥液排出溝78の開口位置に凹所8
0が形成されており、この凹所80から砥液が研磨布1
00の面上に供給され、さらに半導体ウエハWの下面に
供給されるようになっている。これにより、研磨境界面
の温度調整と同時に砥液の効率的な供給を行なうことが
できる。なお、温度調整と兼用することなく、砥液の供
給を行なうことができることは言うまでもない。また、
砥液排出溝78やガイドリング16の凹所80の位置や
形状、寸法等は目的に合わせて適宜に形成すればよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板把持
装置によれば、基板を把持する把持面に背圧付与溝を形
成し、これの一部に圧力調整用の流路を開口させること
により、基板の裏面側の背圧制御を簡単な構成で達成す
ることができ、その結果、装置コストやメンテナンスコ
ストを低減させることができる。さらに、把持面に形成
した溝に温度調整用流体を流すことにより、基板と研磨
テーブルの間の研磨境界面をより近い位置から温度調整
し、効率的で応答性の高い温度制御を行うことができ
る。また、把持面に形成した溝から砥液を供給すること
により、砥液の損失を防止して砥液を節約しながら効率
的に研磨することができる。これらにより、結果として
研磨量の分布を改善して基板の全面を平坦かつ鏡面に研
磨し、半導体製造工程における質の高いポリッシングを
行うとともに、半導体ウエハの周縁部まで製品に供する
ことができるため、半導体ウエハの歩留りの向上に寄与
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態のトップリングの断
面図である。
【図2】図1のトップリングの基板把持面を下から見た
図である。
【図3】本発明の他の実施の形態のトップリングの断面
図である。
【図4】図3のトップリングの基板把持面を下から見た
図である。
【図5】図4のトップリングの変形例の基板把持面を下
から見た図である。
【図6】図4のトップリングの他の変形例の基板把持面
を下から見た図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態のトップリング
の断面図である。
【図8】図7のトップリングの基板把持面を下から見た
図である。
【図9】従来のポリッシング装置の構成を示す断面図で
ある。
【図10】従来のトップリングの概略を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 トップリング 12,114 把持板 14,116 被覆板 16,112 ガイドリング 18,110 弾性マット 20 ボール 22 自在継手部 24,108 トップリングシャフト 26 トップリングヘッド 30 圧力調整管 32 回転筒 34 タイミングプーリ 36 タイミングベルト 38 押圧リング 40 押圧リング用エアシリンダ 42 凹部 44 突出部 46 板 48 流路 50,66 カプラ 52 背圧付与溝 52a 径方向溝 52b 周方向溝 54,56,72,118,120 貫通孔 58 温度調整流体溝 60 流入口 62 流出口 64 内部流路 68 チューブ 70 二重管継手 74 砥液流通溝 76 砥液供給孔 78 砥液排出溝 80 凹所 100 研磨布 102 ターンテーブル 104 トップリング 106 砥液供給ノズル 122 球面継手 Q 砥液 S,S1,S2 背圧空間 W 半導体ウエハ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の把持面を有する把持板を備え、該
    基板把持面に弾性マットを介して基板を保持し、該基板
    の被研磨面を研磨テーブルの研磨面に押し付ける基板把
    持装置において、 該把持板の前記基板把持面には流体流通溝が設けられ、 前記把持板には前記流体流通溝に連通する流体流路が形
    成されていることを特徴とする基板把持装置。
  2. 【請求項2】 前記流体流通溝は基板の裏面側に背圧を
    付与する背圧付与溝であることを特徴とする請求項1に
    記載の基板把持装置。
  3. 【請求項3】 前記流体流通溝は基板の裏面側に温度調
    整用流体を供給する背圧を付与する背圧付与溝であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の基板把持装置。
  4. 【請求項4】 前記流体流通溝は基板の裏面側を経由し
    て被研磨面に砥液を供給する砥液流通溝であることを特
    徴とする請求項1に記載の基板把持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載の基板把持装置
    と、研磨テーブルとを有することを特徴とする研磨装
    置。
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