JP2000224121A - 情報信号送信装置及び情報信号受信処理装置 - Google Patents

情報信号送信装置及び情報信号受信処理装置

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JP2000224121A
JP2000224121A JP11025814A JP2581499A JP2000224121A JP 2000224121 A JP2000224121 A JP 2000224121A JP 11025814 A JP11025814 A JP 11025814A JP 2581499 A JP2581499 A JP 2581499A JP 2000224121 A JP2000224121 A JP 2000224121A
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JP11025814A
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Moriyuki Kawaguchi
守幸 川口
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プログラム情報データを含んだ伝送データに基
づく変調が行われた情報信号を送出するにあたり、受信
側において得られるプログラム情報データにおける所定
の区分についての記録保存が、その情報内容が確認され
たもとで欠落部分を伴うことなく行われ得るようにでき
るものとする。 【解決手段】各々が、符号化されたプログラム情報デー
タとそれにおける曲をあらわす区分の始端部及び終端部
に夫々挿入された始端識別データを含む付加データ及び
終端識別データを含む付加データとが合成されて成る伝
送データを得るものとされる、複数の伝送データ形成部
11−1〜11−Mと、複数の伝送データ形成部11−
1〜11−Mから夫々得られる複数の伝送データについ
ての多重化を行って多重伝送データを得る多重化処理部
20と、多重化処理部20から得られる多重伝送データ
に基づく変調が行われた情報信号を送出する信号送出部
21,22,23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、符号化されたプログラム情報データを含
んだ伝送データを得、その伝送データに基づく変調が行
われた情報信号を送出する情報信号送信装置、及び、情
報信号を受信し、受信された情報信号が復調されて得ら
れる伝送データ中の符号化されたプログラム情報データ
に復号化処理を施して、再生プログラム情報データを得
る情報信号受信処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、“ラジオ放送”と呼ばれることが
多い音声放送は、長年の間、音声情報信号を振幅変調
(AM)音声信号として送信するAM音声放送,音声情
報信号を周波数変調(FM)音声信号として送信するF
M音声放送等のアナログ音声放送とされていたが、近年
において、音声放送を、そのもとで送受信される音声情
報の品質を向上させるべく、音声情報信号をディジタル
音声信号として送信するディジタル音声放送となすこと
が提案されている。特に、ヨーロッパ地域にあっては、
その一部において、ディジタル音声放送が、DAB(Di
gital Audio Broad-casting)と称されるシステムとし
て、既に実用化されている。
【0003】ディジタル音声放送信号は、ディジタル音
声信号を形成する音声情報データのみならず、それに加
えて、例えば、天気予報,交通情報等を内容とするサー
ビス情報データをも伝送し、さらに、受信側において音
声情報データに基づくディジタル音声信号あるいはサー
ビス情報データに基づくサービス情報を得るに際して必
要とされる制御用情報データを伝送する。そして、音声
情報データ及びサービス情報データの各々は、通常、複
数の符号化されたプログラム情報データ、即ち、複数の
符号化された音声データ及び複数の符号化されたサービ
スデータを含むものとされる。
【0004】このようなディジタル音声放送において送
信されるディジタル音声放送信号の受信は、ディジタル
音声放送信号受信処理装置を用いて行われる。ディジタ
ル音声放送信号受信処理装置にあっては、ディジタル音
声放送を行う各放送局により送信されるディジタル音声
放送信号が、選局動作によって選択受信されるととも
に、受信されたディジタル音声放送信号に対するチャン
ネルデコーダ部による復調及び復号化処理等が行われ
て、チャンネルデコーダ部の出力から音声情報データ及
びサービス情報データが得られ、さらに、音声情報デー
タに含まれる符号化された音声データについてのソース
デコーダ部による復号化処理が行われて、ディジタル音
声信号を形成する音声データが再生され、また、サービ
ス情報データについてのデコーダ部による復号化処理が
行われて、再生サービスデータが得られる。そして、ソ
ースデコーダ部から得られるディジタル音声信号を形成
する音声データに基づいて、再生音声信号が得られる。
【0005】このようにして、ディジタル音声放送信号
受信処理装置により得られる再生音声信号は、一般に、
高品質を具えたものとされ、直接スピーカに供給されて
音声再生に供されるのみならず、適切な記録媒体に記録
されて保存されることも多い。ディジタル音声放送信号
受信処理装置において得られる情報の記録保存にあって
は、上述の如くに、再生音声信号が記録媒体に記録され
て保存されるだけでなく、チャンネルデコーダ部から得
られる音声情報データに含まれる符号化された音声デー
タ、あるいは、ソースデコーダ部から得られるディジタ
ル音声信号を形成する音声データが、直接にもしくは所
定の処理が施されて、適切な記録媒体に記録されて保存
される場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル音声放送信
号受信処理装置により得られる音声データもしくは再生
音声信号の記録保存は、通常、装置の使用者の意向に応
じて行われる。即ち、装置の使用者が、再生音声信号に
基づく再生音を聴取して再生音の形成に供されている音
声データもしくは再生音声信号における所定の区分の情
報内容を把握し、それが記録を望むものであるとき、装
置に記録動作を行わせるための操作部である記録操作部
に対する操作を行うことによって、当該音声データもし
くは再生音声信号における所定の区分の記録媒体への記
録が開始される。例えば、音声データもしくは再生音声
信号が音楽の曲を情報内容とするものであるときには、
装置の使用者が、曲の始端部分を聞き取ってその曲が如
何なるものであるかを認識し、認識された曲が記録保存
しておくべき特定のものであることが確認されると、装
置の使用者による記録操作が行われて、そのときの音声
データもしくは再生音声信号における曲をあらわす区分
が記録媒体に記録されることになる。
【0007】斯かる際、上述の如くにして、記録媒体に
記録される、選択された特定の曲等の情報内容をあらわ
す音声データもしくは再生音声信号における区分は、そ
の情報内容の始端部分に該当する部分が記録されず、一
部が欠落したものとなってしまうという問題がある。こ
のような不都合は、情報内容の始端部分が聞き取られて
記録保存されるべきことが確認された後、当該情報内容
をあらわす音声データもしくは再生音声信号における区
分の記録媒体への記録が開始される手順に伴って、不可
避的に生じることになる。
【0008】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、符号化されたプログラム情報データ
を含んだ伝送データを得、その伝送データに基づく変調
が行われた情報信号を送出するにあたり、情報信号を受
信する受信側において得られる再生プログラム信号ある
いはプログラム情報データにおける所定の区分について
の記録保存が、その情報内容が確認されたもとで欠落部
分を伴うことなく行われ得るようになすことができる情
報信号送信装置、及び、符号化されたプログラム情報デ
ータを含んだ伝送データに基づく変調が行われた情報信
号を受信して、受信された情報信号に基づくプログラム
情報データさらには再生プログラム信号を得るにあた
り、再生プログラム信号あるいはプログラム情報データ
における所定の区分についての記録保存を、その情報内
容を確認したもとで欠落部分を伴うことなく行うことが
できる情報信号受信処理装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項3までのいずれかに記載され
た発明に係る情報信号送信装置は、符号化されたプログ
ラム情報データとそのプログラム情報データにおける所
定の区分の始端部及び終端部に夫々挿入された始端識別
データを含む付加データ及び終端識別データを含む付加
データとが合成されて成る伝送データを得る伝送データ
形成部と、伝送データ形成部から得られる伝送データに
基づく変調が行われた情報信号を送出する信号送出部と
を、備えて構成される。
【0010】本願の特許請求の範囲における請求項4か
ら請求項6までのいずれかに記載された発明に係る情報
信号送信装置は、各々が、符号化されたプログラム情報
データとそのプログラム情報データにおける所定の区分
の始端部及び終端部に夫々挿入された始端識別データを
含む付加データ及び終端識別データを含む付加データと
が合成されて成る伝送データを得るものとされる複数の
伝送データ形成部と、複数の伝送データ形成部から夫々
得られる複数の伝送データについての多重化を行って多
重伝送データを得る多重化処理部と、多重化処理部から
得られる多重伝送データに基づく変調が行われた情報信
号を送出する信号送出部とを、備えて構成される。
【0011】本願の特許請求の範囲における請求項7か
ら請求項9までのいずれかに記載された発明に係る情報
信号受信処理装置は、情報信号を選択受信する受信部
と、受信部により受信された情報信号が復調されて得ら
れる伝送データを導出する第1のデコータ部と、第1の
デコーダ部からの伝送データに含まれる符号化されたプ
ログラム情報データに復号化処理を施して再生プログラ
ム情報を得る第2のデコーダ部と、第1のデコーダ部か
らの伝送データに含まれる付加データ中の始端識別デー
タ及び終端識別データを検出する識別データ検出部と、
第1のデコーダ部からの伝送データに含まれる符号化さ
れたプログラム情報データの格納が選択的に行われる一
時保持部と、一時保持部から読み出された符号化された
プログラム情報データについての記録媒体への記録を行
う記録動作部と、少なくとも一時保持部及び記録動作部
についての動作制御を行う動作制御部と、動作制御部に
動作指令を与える動作指令部とを備え、動作制御部が、
識別データ検出部により始端識別データが検出されたと
き、一時保持部に符号化されたプログラム情報データが
格納される状態を開始させ、その後識別データ検出部に
より終端識別データが検出される前に、動作指令部から
記録動作指令が与えられたとき、一時保持部に符号化さ
れたプログラム情報データが継続的に格納されつつ一時
保持部から符号化されたプログラム情報データが格納順
に読み出される状態を開始させるとともに、一時保持部
からの符号化されたプログラム情報データについての記
録媒体への記録が行われる状態を開始させ、その後識別
データ検出部により終端識別データが検出されたとき、
所定の遅延時間をもって一時保持部に符号化されたプロ
グラム情報データが格納される状態を終了させるととも
に、一時保持部から符号化されたプログラム情報データ
の全部が読み出されるまで、一時保持部から符号化され
たプログラム情報データが読み出される状態及び記録動
作部により一時保持部からの符号化されたプログラム情
報データについての記録媒体への記録が行われる状態を
継続させる動作制御を行うものとされて、構成される。
【0012】本願の特許請求の範囲における請求項10
または請求項11に記載された発明に係る情報信号受信
処理装置は、情報信号を選択受信する受信部と、受信部
により受信された情報信号が復調されて得られる伝送デ
ータを導出する第1のデコータ部と、第1のデコーダ部
からの伝送データに含まれる符号化されたプログラム情
報データに復号化処理を施して再生プログラム情報を得
る第2のデコーダ部と、第1のデコーダ部からの伝送デ
ータに含まれる付加データ中の始端識別データ及び終端
識別データを検出する識別データ検出部と、第1のデコ
ーダ部から得られる伝送データに含まれる符号化された
プログラム情報データの格納が選択的に行われる一時保
持部と、一時保持部から読み出された符号化されたプロ
グラム情報データに記録用処理を施す記録用データ処理
部と、記録用データ処理部から得られる記録用処理が施
されたプログラム情報データについての記録媒体への記
録を行う記録動作部と、少なくとも一時保持部及び記録
動作部についての動作制御を行う動作制御部と、動作制
御部に動作指令を与える動作指令部とを備え、動作制御
部が、識別データ検出部により始端識別データが検出さ
れたとき、一時保持部に符号化されたプログラム情報デ
ータが格納される状態を開始させ、その後識別データ検
出部により終端識別データが検出される前に、動作指令
部から記録動作指令が与えられたとき、一時保持部に符
号化されたプログラム情報データが格納される状態を継
続させ、その後識別データ検出部により終端識別データ
が検出されたとき、所定の遅延時間をもって一時保持部
に符号化されたプログラム情報データが格納される状態
を終了させて、一時保持部から符号化されたプログラム
情報データが読み出される状態を開始させるとともに、
記録動作部により記録用データ処理部から得られる記録
用処理が施されたプログラム情報データについての記録
媒体への記録が行われる状態を開始させ、一時保持部か
ら符号化されたプログラム情報データの全部が読み出さ
れるまで、一時保持部から符号化されたプログラム情報
データが読み出される状態及び記録動作部により記録用
データ処理部から得られる記録用処理が施されたプログ
ラム情報データについての記録媒体への記録が行われる
状態を継続させる動作制御を行うものとされて、構成さ
れる。
【0013】本願の特許請求の範囲における請求項12
から請求項14までのいずれかに記載された発明に係る
情報信号受信処理装置は、情報信号を選択受信する受信
部と、受信部により受信された情報信号が復調されて得
られる多重伝送データを導出する第1のデコータ部と、
第1のデコーダ部からの多重伝送データから分離された
特定の伝送データに含まれる符号化されたプログラム情
報データと付加データとを得るデータ分離部と、データ
分離部から得られる符号化されたプログラム情報データ
に復号化処理を施して再生プログラム情報を得る第2の
デコーダ部と、データ分離部から得られる付加データ中
の始端識別データ及び終端識別データを検出する識別デ
ータ検出部と、データ分離部から得られる符号化された
プログラム情報データの格納が選択的に行われる一時保
持部と、一時保持部からの符号化されたプログラム情報
データについての記録媒体への記録を行う記録動作部
と、少なくとも一時保持部及び記録動作部についての動
作制御を行う動作制御部と、動作制御部に動作指令を与
える動作指令部とを備え、動作制御部が、識別データ検
出部により始端識別データが検出されたとき、一時保持
部に符号化されたプログラム情報データが格納される状
態を開始させ、その後識別データ検出部により終端識別
データが検出される前に、動作指令部から記録動作指令
が与えられたとき、一時保持部に符号化されたプログラ
ム情報データが継続的に格納されつつ一時保持部から符
号化されたプログラム情報データが格納順に読み出され
る状態を開始させるとともに、記録動作部により一時保
持部からの符号化されたプログラム情報データについて
の記録媒体への記録が行われる状態を開始させ、その後
識別データ検出部により終端識別データが検出されたと
き、所定の遅延時間をもって一時保持部に符号化された
プログラム情報データが格納される状態を終了させると
ともに、一時保持部から符号化されたプログラム情報デ
ータの全部が読み出されるまで、一時保持部から符号化
されたプログラム情報データが読み出される状態及び記
録動作部により一時保持部からの符号化されたプログラ
ム情報データについての記録媒体への記録が行われる状
態を継続させる動作制御を行うものとされて、構成され
る。
【0014】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項15または請求項16に記載された発明に係る情報
信号受信処理装置は、情報信号を選択受信する受信部
と、受信部により受信された情報信号が復調されて得ら
れる多重伝送データを導出する第1のデコータ部と、第
1のデコーダ部からの多重伝送データから分離された特
定の伝送データに含まれる符号化されたプログラム情報
データと付加データとを得るデータ分離部と、データ分
離部から得られる符号化されたプログラム情報データに
復号化処理を施して再生プログラム情報を得る第2のデ
コーダ部と、データ分離部から得られる付加データ中の
始端識別データ及び終端識別データを検出する識別デー
タ検出部と、データ分離部から得られる符号化されたプ
ログラム情報データの格納が選択的に行われる一時保持
部と、一時保持部からの符号化されたプログラム情報デ
ータに記録用処理を施す記録用データ処理部と、記録用
データ処理部から得られる記録用処理が施されたプログ
ラム情報データについての記録媒体への記録を行う記録
動作部と、少なくとも一時保持部及び記録動作部につい
ての動作制御を行う動作制御部と、動作制御部に動作指
令を与える動作指令部とを備え、動作制御部が、識別デ
ータ検出部により始端識別データが検出されたとき、一
時保持部に符号化されたプログラム情報データが格納さ
れる状態を開始させ、その後識別データ検出部により終
端識別データが検出される前に、動作指令部から記録動
作指令が与えられたとき、一時保持部に符号化されたプ
ログラム情報データが格納される状態を継続させ、その
後識別データ検出部により終端識別データが検出された
とき、所定の遅延時間をもって一時保持部に符号化され
たプログラム情報データが格納される状態を終了させ
て、一時保持部から符号化されたプログラム情報データ
が読み出される状態を開始させるとともに、記録動作部
により記録用データ処理部から得られる記録用処理が施
されたプログラム情報データについての記録媒体への記
録が行われる状態を開始させ、一時保持部から符号化さ
れたプログラム情報データの全部が読み出されるまで、
一時保持部から符号化されたプログラム情報データが読
み出される状態及び記録動作部により記録用データ処理
部から得られる記録用処理が施されたプログラム情報デ
ータについての記録媒体への記録が行われる状態を継続
させる動作制御を行うものとされれて、構成される。
【0015】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項1から請求項6までのいずれかに記
載された発明に係る情報信号送信装置にあっては、送出
される情報信号を形成する伝送データが、符号化された
プログラム情報データを、それにおける所定の区分の始
端部に始端識別データを含む付加データが付加されると
ともにその所定の区分の終端部に終端識別データを含む
付加データが付加されたものとして含むようにされる。
それにより、送出された情報信号を受信する受信側にお
いて、符号化されたプログラム情報データ及びそれに基
づく再生プログラム情報を得るとともに始端識別データ
と終端識別データとを検出し、検出された始端識別デー
タと終端識別データとを利用して、必要に応じた符号化
されたプログラム情報データにおける所定の区分につい
ての記録保存を行うことにより、必要に応じた符号化さ
れたプログラム情報データにおける所定の区分の記録媒
体への記録を、その符号化されたプログラム情報データ
から得られる再生プログラム情報に基づいて情報内容を
確認したもとで、例えば、その始端部における欠落部分
を伴うことなく行うことができる。
【0016】また、上述の如くに構成される本願の特許
請求の範囲における請求項7から請求項16までのいず
れかに記載された発明に係る情報信号受信処理装置にあ
っては、情報信号を選択受信し、受信された情報信号に
基づいて、それを形成する伝送データに含まれる、符号
化されたプログラム情報データ及びそれに基づく再生プ
ログラム情報が得られるとともに、符号化されたプログ
ラム情報データにおける所定の区分の始端部に付加され
た付加データ中の始端識別データと符号化されたプログ
ラム情報データにおける所定の区分の終端部に付加され
た付加データ中の終端識別データとが検出され、必要に
応じた符号化されたプログラム情報データについての記
録保存が、検出された始端識別データと終端識別データ
とが利用されて行われる。それにより、必要に応じた符
号化されたプログラム情報データにおける所定の区分の
記録媒体への記録を、そのプログラム情報データから得
られる再生プログラム情報に基づいて情報内容を確認し
たもとで、例えば、その始端部における欠落部分を伴う
ことなく行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項6までのいずれかに記載され
た発明に係る情報信号送信装置の一例を示す。
【0018】図1に示される例にあっては、複数(M
(正整数)個)の伝送データ形成部11−1,・・・,
11−Mが備えられている。伝送データ形成部11−1
には、プログラム情報データとして、例えば、音楽の曲
をあらわす区分を含んだ音声データDAが供給される。
伝送データ形成部11−1においては、音声データDA
がソースエンコーダ部12と始端/終端検出部13とに
供給される。
【0019】ソースエンコーダ部12においては、音声
データDAについての圧縮符号化が行われ、符号化され
たプログラム情報データである符号化された音声データ
DADが形成される。音声データDADは、それにおけ
る曲(音楽の曲)をあらわす区分、即ち、1曲分のデー
タが、各々がデータ単位区分を形成する複数のデータパ
ケットの連なりを形成するものとされる。各データパケ
ットは、例えば、188バイト(Byte) のデータ長を有
し、その冒頭部分に、例えば、4バイトのヘッダー(He
ader) 部が配される、TSパケットと称されるものとさ
れる。そして、ソースエンコーダ部12から得られる符
号化された音声データDADが、データ挿入部14に供
給される。
【0020】一方、始端/終端検出部13においては、
音声データDAにおける曲をあらわす区分の始端部及び
終端部、即ち、音声データDAがあらわす曲の始端部及
び終端部についての検出が行われ、始端/終端検出部1
3から、始端部が検出されたとき始端検出出力信号SS
が送出されるとともに、終端部が検出されたとき終端検
出出力信号SEが送出される。そして、始端/終端検出
部13から得られる始端検出出力信号SS及び終端検出
出力信号SEが、付加データ送出部15に供給される。
【0021】付加データ送出部15は、始端/終端検出
部13からの始端検出出力信号SSに応じて、始端識別
データIDSを含んだ付加データDXSを送出するとと
もに、始端/終端検出部13からの終端検出出力信号S
Eに応じて、終端識別データIDEを含んだ付加データ
DXEを送出する。付加データ送出部15から送出され
る始端識別データIDSを含んだ付加データDXS及び
終端識別データIDEを含んだ付加データDXEは、デ
ータ挿入部14に供給される。
【0022】データ挿入部14においては、ソースエン
コーダ部12からの符号化された音声データDADにお
ける曲をあらわす区分、即ち、1曲分のデータにおける
先頭のTSパケットに、付加データ送出部15からの始
端識別データIDSを含んだ付加データDXSが挿入さ
れるとともに、ソースエンコーダ部12からの符号化さ
れた音声データDADの1曲分のデータにおける末尾の
TSパケットに、付加データ送出部15からの終端識別
データIDEを含んだ付加データDXEが挿入される。
先頭のTSパケットにおける付加データDXSの挿入位
置は、ヘッダー部に続くアダプテイション・フィールド
(Adaptation Field) 部とされ、また、末尾のTSパケ
ットにおける付加データDXEの挿入位置も、ヘッダー
部に続くアダプテイション・フィールド部とされる。
【0023】このような符号化された音声データDAD
への付加データDXS及びDXEの挿入の結果、データ
挿入部14からは、符号化された音声データDADとそ
の始端部及び終端部に夫々挿入された始端識別データI
DSを含む付加データDXS及び終端識別データIDE
を含む付加データDXEとが合成されて成る伝送データ
DT1が得られる。斯かる伝送データDT1の1曲分の
データは、例えば、図2に示される如くのデータフォー
マットを有するものとされる。
【0024】図2に示されるデータフォーマットにあっ
ては、1曲分のデータが、N(正整数)個のTSパケッ
トTSP−1,TSP−2,・・・・・,TSP−Nの
連なりによって構成されており、N個のTSパケットT
SP−1〜TSP−Nの夫々は、データ長を188バイ
トとし、4バイトのヘッダー部HDを有している。そし
て、先頭のTSパケットTSP−1及び末尾のTSパケ
ットTSP−Nの夫々には、ヘッダー部HDに続くアダ
プテイション・フィールド部AFが設けられている。N
個のTSパケットTSP−1〜TSP−Nの夫々におけ
るヘッダー部HDあるいはヘッダー部HDとアダプテイ
ション・フィールド部AF以外の部分は情報データ部D
ATAとされている。
【0025】先頭のTSパケットTSP−1に設けられ
たアダプテイション・フィールド部AFには、付加デー
タDXSが挿入されており、付加データDXSは、始端
識別データIDSを、プライベート・データ・バイト
(PD Byte)として含んでいる。始端識別データIDS
は、それを構成する8ビット(bit)のうちの1番目のビ
ットが、“1”をあらわすものとされている。また、末
尾のTSパケットTSP−Nに設けられたアダプテイシ
ョン・フィールド部AFには、付加データDXEが挿入
されており、付加データDXEは、終端識別データID
Eを、プライベート・データ・バイト(PD Byte)とし
て含んでいる。終端識別データIDEは、それを構成す
る8ビット(bit)のうちの2番目のビットが、“1”を
あらわすものとされている。
【0026】上述の如くにして、伝送データ形成部11
−1からは伝送データDT1が送出され、その伝送デー
タDT1は多重化処理部20に供給される。M個の伝送
データ形成部11−1,・・・, 11−Mのうちの伝送
データ形成部11−1以外のM−1個の夫々からも、伝
送データ形成部11−1の場合と同様にして、伝送デー
タが送出され、例えば、伝送データ形成部11−Mから
は、伝送データDT1と同様な伝送データDTMが送出
される。そして、伝送データDTMを含むM−1個の伝
送データも、多重化処理部20に供給される。
【0027】多重化処理部20においては、M個の伝送
データDT1〜DTMについてのデータ多重化が行わ
れ、多重化処理部20からは多重伝送データDMXが得
られて、その多重伝送データDMXがチャンネルエンコ
ーダ部21に供給される。チャンネルエンコーダ部21
においては、多重伝送データDMXに所定のデータ処理
が施されるとともに、多重伝送データDMXに基づく変
調が行われた情報信号SXが形成される。
【0028】そして、チャンネルエンコーダ部21から
得られる情報信号SXが、送信部22において増幅等の
処理がなされた後、送信アンテナ23を通じて無線送出
される。斯かるもとで、チャンネルエンコーダ部21,
送信部22及び送信アンテナ23は、伝送データ形成部
11−1〜11−Mから得られる伝送データDT1〜D
TMが多重化されて得られる多重伝送データDMXに基
づく変調が行われた情報信号SXを送出する信号送出部
を構成している。
【0029】このようにして、送信アンテナ23を通じ
て送出される情報信号SXは、それを形成する多重伝送
データDMXが、符号化されたプログラム情報データで
ある符号化された音声データDADを、それにおける曲
をあらわす区分の始端部に始端識別データIDSを含む
付加データDXSが付加されるとともに、その曲をあら
わす区分の終端部に終端識別データIDEを含む付加デ
ータDXEが付加された状態で含むものとされる。
【0030】図3は、本願の特許請求の範囲における請
求項7から請求項9までのいずれか、もしくは、請求項
12から請求項14までのいずれかに記載された発明に
係る情報信号受信処理装置の一例を示す。
【0031】図3に示される例にあっては、送信局から
送出されて受信アンテナ31により捉えられた情報信号
SXが、選局受信部32における選局動作によって選択
受信される。選局受信部32において選択受信される情
報信号SXは、前述の図1に示される情報信号送信装置
の例から送出される情報信号SXもしくはそれと同等の
ものとされる。従って、選局受信部32において選択受
信される情報信号SXは、それを形成する多重伝送デー
タDMXが、符号化されたプログラム情報データである
符号化された音声データDADを、それにおける曲をあ
らわす区分の始端部に始端識別データIDSを含む付加
データDXSが付加されるとともに、その曲をあらわす
区分の終端部に終端識別データIDEを含む付加データ
DXEが付加された状態で含むものとされる。
【0032】選局受信部32における選局動作は、動作
制御部を形成する制御ユニット40から供給される選局
制御信号CTに応じて行われる。そして、選局受信部3
2においては、選択受信された情報信号SXに対する増
幅処理,周波数変換処理等が行われて、選択受信された
情報信号SXについての中間周波数(IF)信号SXI
が形成され、そのIF信号SXIがチャンネルデコーダ
部33に供給される。
【0033】チャンネルデコーダ部33においては、I
F信号SXIに対するアナログ/ディジタル変換処理,
復調処理等の各種の処理が行われて、多重伝送データD
MXが得られる。そして、チャンネルデコーダ部33か
ら送出される多重伝送データDMXが、データ分離部3
4に供給される。
【0034】データ分離部34には、制御ユニット40
からの制御信号CDDも供給される。そして、データ分
離部34においては、制御信号CDDに応じて、多重伝
送データDMXからそれを形成するM個の伝送データの
うちの特定のもの、例えば、伝送データDT1が分離さ
れるとともに、分離された伝送データDT1に含まれる
符号化されたプログラム情報データである符号化された
音声データDADと、その音声データDADにおける曲
をあらわす区分の始端部及び終端部に夫々挿入された始
端識別データIDSを含んだ付加データDXS及び終端
識別データIDEを含んだ付加データDXEとが得られ
る。
【0035】データ分離部34から得られる符号化され
た音声データDADは、ソースデコーダ部35と半導体
メモリ手段であるDRAM36に供給される。DRAM
36は、音声データDADを選択的に格納して一時的に
保持する一時保持部を形成している。
【0036】ソースデコーダ部35においては、符号化
された音声データDADに対しての、データ伸長処理を
伴う復号化処理が行われて、符号化された音声データD
ADに基づく再生プログラム情報である、再生音声デー
タDAが得られる。そして、ソースデコーダ部35から
得られる再生音声データDAは、ディジタル/アナログ
(D/A)変換部37に供給されてアナログ化され、D
/A変換部37において再生音声データDAに対応する
再生音声信号SAが形成される。そして、D/A変換部
37において得られた再生音声信号SAは、音声信号出
力部38によって増幅され、音声出力信号SAOとされ
てスピーカ39に供給される。それにより、スピーカ3
9から、ソースデコーダ部35から得られる再生音声デ
ータDAがあらわす音声情報に基づく音声が発せられ
る。
【0037】一方、データ分離部34から得られる始端
識別データIDSを含んだ付加データDXS及び終端識
別データIDEを含んだ付加データDXEは、識別デー
タ検出部41に供給される。識別データ検出部41は、
付加データDXSに含まれる始端識別データIDSの検
出及び付加データDXEに含まれる終端識別データID
Eの検出を行い、始端識別データIDSが検出されたと
き、検出出力信号SXSを制御ユニット40へと送出す
るとともに、終端識別データIDEが検出されたとき、
検出出力信号SXEを制御ユニット40へと送出する。
【0038】制御ユニット40には、記録操作部を含む
複数の操作部が設けられた動作指令部42が連結されて
おり、動作指令部42は、それに設けられた操作部が操
作されるとき指令信号CCを発して、その指令信号CC
を制御ユニット40に供給する。制御ユニット40は、
動作指令部42からの指令信号CCに応じて、指令信号
CCにより指令される制御動作を行う。斯かる制御動作
には、選局受信部32に選局制御信号CTを送出して行
う選局受信部32についての動作制御,データ分離部3
4に制御信号CDDを送出して行うデータ分離部34に
ついての動作制御に加えて、DRAM36についての動
作制御及び後述される記録動作部44についての動作制
御等が含まれる。
【0039】動作指令部42に設けられた記録操作部
は、制御ユニット40に、記録動作部44においてデー
タ分離部34から得られる符号化された音声データDA
Dもしくはそれに基づく記録用データの記録媒体への記
録が行われる状態の設定を行わせるための記録動作指令
を与えるべく操作され、その操作に応じた指令信号CC
を制御ユニット40に供給する。
【0040】このようなもとで、制御ユニット40は、
例えば、データ分離部34から符号化された音声データ
DADが得られており、データ分離部34からの符号化
された音声データDADに基づいてソースデコーダ部3
5から得られる、再生音声データDAがあらわす音声情
報に基づく音声がスピーカ39から発せられていると
き、識別データ検出部41により始端識別データIDS
が検出されて、識別データ検出部41からの検出出力信
号SXSが供給されると、一時保持部を形成するDRA
M36への書込制御信号QWの供給を開始して、そのと
きデータ分離部34から得られる符号化された音声デー
タDADがDRAM36に格納される状態を開始させ
る。識別データ検出部41による始端識別データIDS
の検出は、データ分離部34からの符号化された音声デ
ータDADにおける曲をあらわす区分の始端部に対応し
て行われるので、このとき、DRAM36には、データ
分離部34からの符号化された音声データDADにおけ
る曲をあらわす区分が、その始端部から順次格納されて
いく。
【0041】このとき、スピーカ39からは、DRAM
36に格納されていく符号化された音声データDADに
おける曲をあらわす区分に基づいてソースデコーダ部3
5から得られる、再生音声データDAがあらわす曲が発
せられる。従って、装置の使用者が、スピーカ39から
発せられる曲を聴取して、記録保存すべき曲であると判
断した場合には、動作指令部42に設けられた記録操作
部が使用者によって操作され、動作指令部42から記録
操作部の操作に応じた指令信号CCが制御ユニット40
に供給されて、動作指令部42から制御ユニット40に
記録動作指令が与えられる。それに対して、スピーカ3
9から発せられる曲を聴取した使用者が、記録保存すべ
き曲ではないと判断した場合には、動作指令部42に設
けられた記録操作部は操作されず、動作指令部42から
制御ユニット40に記録動作指令が与えられる状態はと
られない。
【0042】そして、制御ユニット40は、DRAM3
6への書込制御信号QWの供給を開始して、そのときデ
ータ分離部34から得られる符号化された音声データD
ADにおける曲をあらわす区分がDRAM36に格納さ
れる状態を開始させた後、識別データ検出部41により
終端識別データIDEが検出されて、検出出力信号SX
Eの供給がなされる前に、動作指令部42に設けられた
記録操作部が操作され、動作指令部42から記録操作部
の操作に応じた指令信号CCが制御ユニット40に供給
されて、動作指令部42から制御ユニット40に記録動
作指令が与えられたときには、DRAM36への書込制
御信号QWの供給を継続しつつ、DRAM36への読出
制御信号QRの供給を開始して、DRAM36から符号
化された音声データDADにおける曲をあらわす区分が
その始端部より格納順に読み出されるようになす。斯か
る際には、DRAM36にデータ分離部34からの符号
化された音楽データDADにおける曲をあらわす区分が
継続的に格納されつつ、DRAM36から符号化された
プログラム情報データDADにおける曲をあらわす区分
がその始端部より格納順に読み出される状態が開始され
ることになる。
【0043】DRAM36から読み出されて得られる符
号化されたプログラム情報データDADにおける曲をあ
らわす区分は、記録用データ処理部43により、誤り符
号訂正等を含む記録のための処理が施され、記録用音声
データDAD’とされて記録動作部44に供給される。
【0044】また、このとき制御ユニット40は、記録
動作部44に制御信号CRCを送出して、記録動作部4
4に記録用データ処理部43からの記録用音声データD
AD’を、例えば、磁気テープあるいは磁気シート等と
される記録媒体に記録する動作を開始させる。それによ
り、記録動作部44において、データ分離部34から得
られる符号化された音声データDADにおける曲をあら
わす区分が、記録用音声データDAD’として、その始
端部から順次記録媒体に記録されていくことになる。
【0045】さらに、制御ユニット40は、その後、識
別データ検出部41により終端識別データIDEが検出
されて、識別データ検出部41からの検出出力信号SX
Eが供給されると、所定の遅延時間をもって、DRAM
36への書込制御信号QWの供給を停止し、データ分離
部34から得られる符号化された音声データDADがD
RAM36に格納される状態を終了させる。識別データ
検出部41による終端識別データIDEの検出は、デー
タ分離部34からの符号化された音声データDADにお
ける曲をあらわす区分の終端部に対応して行われるの
で、識別データ検出部41による終端識別データIDE
の検出より僅かに遅れて、DRAM36にデータ分離部
34からの符号化された音声データDADにおける曲を
あらわす区分がその終端部まで格納される。
【0046】その後、制御ユニット40は、DRAM3
6から符号化された音声データDADにおける曲をあら
わす区分がその終端部まで全部読み出されるまで、DR
AM36への読出制御信号QRの供給を続け、DRAM
36からの音声データDADにおける曲をあらわす区分
の読出しを継続させるとともに、記録動作部44におい
て記録用データ処理部43からの記録用音声データDA
D’がその終端部まで全部記録媒体に記録されるまで、
記録動作部44への制御信号CRCの供給を続け、記録
動作部44における記録用音声データDAD’の記録媒
体への記録を継続させる。
【0047】そして、制御ユニット40は、DRAM3
6から符号化された音声データDADにおける曲をあら
わす区分がその終端部まで全部読み出された後、DRA
M36への読出制御信号QRの供給を停止して、DRA
M36における読出動作を終了させ、また、記録動作部
44において記録用データ処理部43からの記録用音声
データDAD’がその終端部まで全部記録媒体に記録さ
れた後、記録動作部44への制御信号CRCの供給を停
止して、記録動作部44における記録動作を終了させ
る。
【0048】その結果、記録動作部44において、デー
タ分離部34からの符号化された音声データDADにお
ける記録保存すべきものと判断された曲をあらわす区分
が、その始端部から終端部まで全部、欠落部分を伴うこ
となく、記録用音声データDAD’として記録された記
録媒体45が得られる。
【0049】これに対して、制御ユニット40により、
DRAM36への書込制御信号QWの供給が開始され
て、そのときデータ分離部34から得られる符号化され
た音声データDADにおける曲をあらわす区分がDRA
M36に格納される状態が開始された後、動作指令部4
2に設けられた記録操作部が操作されず、動作指令部4
2から制御ユニット40に記録動作指令が与えられるこ
となく、識別データ検出部41により終端識別データI
DEが検出されて、検出出力信号SXEの制御ユニット
40への供給がなされたときには、制御ユニット40
は、DRAM36への読出制御信号QRの供給、及び、
記録動作部44への制御信号CRCの供給を行うことな
く、DRAM36への書込制御信号QWの供給を停止し
て、DRAM36における書込動作を終了させるととも
に、DRAM36に格納データ消去用信号CCLを供給
して、そのときDRAM36に格納されている符号化さ
れた音声データDADにおける曲をあらわす区分を全て
消去する。
【0050】それにより、次に識別データ検出部41に
より始端識別データIDSが検出されて、識別データ検
出部41からの検出出力信号SXSが制御ユニット40
に供給され、DRAM36における符号化された音声デ
ータDADにおける曲をあらわす区分の格納が開始され
るまで、DRAM36は残留データが無いクリアーな状
態におかれる。
【0051】上述の図3に示される例にあっては、制御
ユニット40により、DRAM36への書込制御信号Q
Wの供給が開始されて、そのときデータ分離部34から
得られる符号化された音声データDADにおける曲をあ
らわす区分がDRAM36に格納される状態が開始され
た後、識別データ検出部41により終端識別データID
Eが検出されて、検出出力信号SXEの供給がなされる
前に、動作指令部42に設けられた記録操作部が操作さ
れ、動作指令部42から記録操作部の操作に応じた指令
信号CCが制御ユニット40に供給されて、動作指令部
42から制御ユニット40に記録動作指令が与えられた
ときには、データ分離部34から得られる符号化された
音声データDADにおける曲をあらわす区分のDRAM
36への格納が継続されつつ、DRAM36から符号化
された音声データDADにおける曲をあらわす区分がそ
の始端部より格納順に読み出されるようにされている
が、これとは異なり、本願の特許請求の範囲における請
求項10,請求項11,請求項15及び請求項16のい
ずれかに記載された発明に係る情報信号受信処理装置の
如くに、制御ユニット40により、DRAM36への書
込制御信号QWの供給が開始されて、そのときデータ分
離部34から得られる符号化された音声データDADに
おける曲をあらわす区分がDRAM36に格納される状
態が開始された後、識別データ検出部41により終端識
別データIDEが検出されて、検出出力信号SXEの供
給がなされる前に、動作指令部42に設けられた記録操
作部が操作され、動作指令部42から記録操作部の操作
に応じた指令信号CCが制御ユニット40に供給され
て、動作指令部42から制御ユニット40に記録動作指
令が与えられたとき、データ分離部34から得られる符
号化された音声データDADにおける曲をあらわす区分
のDRAM36への格納をその終端部まで継続させ、D
RAM36にデータ分離部34からの符号化された音声
データDADにおける曲をあらわす区分がその終端部ま
で格納された後、DRAM36から符号化された音声デ
ータDADにおける曲をあらわす区分がその始端部より
格納順に読み出されるとともに、そのとき、記録用デー
タ処理部43から得られる記録用音声データDAD’が
記録動作部44により記録媒体に記録されるようになす
こともできる。
【0052】さらに、上述の図3に示される例にあって
は、DRAM36からの符号化された音声データDAD
における曲をあらわす区分が、記録用データ処理部43
によって記録用音声データDAD’とされて、記録動作
部44により記録媒体に記録されるようになされている
が、これとは異なり、DRAM36からの符号化された
音声データDADにおける曲をあらわす区分が、そのま
ま、記録動作部44により記録媒体に記録されるように
なされてもよい。
【0053】さらに、上述の図3に示される例にあって
は、チャンネルデコーダ部33から多重伝送データDM
Xが得られ、その多重伝送データDMXがデータ分離部
34に供給されて、多重伝送データDMXから分離され
た伝送データDT1からの符号化された音声データDA
Dと始端識別データIDSを含んだ付加データDXS及
び終端識別データIDEを含んだ付加データDXEとが
得られるようにされているが、チャンネルデコーダ部3
3から直接に、一つの伝送データDT1からの符号化さ
れた音声データDADと始端識別データIDSを含んだ
付加データDXS及び終端識別データIDEを含んだ付
加データDXEとが得られるようにされてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項6までのいず
れかに記載された発明に係る情報信号送信装置によれ
ば、送出される情報信号を形成する伝送データが、符号
化されたプログラム情報データを、それにおける所定の
区分の始端部に始端識別データを含む付加データが付加
されるとともにその所定の区分の終端部に終端識別デー
タを含む付加データが付加されたものとして含むように
されるので、送出された情報信号を受信する受信側にお
いて、符号化されたプログラム情報データ及びそれに基
づく再生プログラム情報を得るとともに始端識別データ
と終端識別データとを検出し、検出された始端識別デー
タと終端識別データとを利用して、必要に応じた符号化
されたプログラム情報データにおける所定の区分につい
ての記録保存を行うことにより、必要に応じた符号化さ
れたプログラム情報データにおける所定の区分の記録媒
体への記録を、その符号化されたプログラム情報データ
から得られる再生プログラム情報に基づいて情報内容を
確認したもとで、例えば、その始端部における欠落部分
を伴うことなく行うことができる。
【0055】また、上述の如くに構成される本願の特許
請求の範囲における請求項7から請求項16までのいず
れかに記載された発明に係る情報信号受信処理装置によ
れば、情報信号を選択受信し、受信された情報信号に基
づいて、それを形成する伝送データに含まれる、符号化
されたプログラム情報データ及びそれに基づく再生プロ
グラム情報が得られるとともに、符号化されたプログラ
ム情報データにおける所定の区分の始端部に付加された
付加データ中の始端識別データと符号化されたプログラ
ム情報データにおける所定の区分の終端部に付加された
付加データ中の終端識別データとが検出され、必要に応
じた符号化されたプログラム情報データについての記録
保存が、検出された始端識別データと終端識別データと
が利用されて行われるので、必要に応じた符号化された
プログラム情報データにおける所定の区分の記録媒体へ
の記録を、そのプログラム情報データから得られる再生
プログラム情報に基づいて情報内容を確認したもとで、
例えば、その始端部における欠落部分を伴うことなく行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6までのいずれかに記載された発明に係る情報信
号送信装置の一例を示すブロック接続図である。
【図2】 図1に示される例により送出される情報信号
を形成する伝送データの説明に供されるデータフォーマ
ットである。
【図3】 本願の特許請求の範囲における請求項7から
請求項9まで及び請求項12から請求項14までのいず
れかに記載された発明に係る情報信号受信処理装置の一
例を示すブロック接続図である。
【符号の説明】
11−1〜11−M・・・伝送データ形成部, 12・
・・ソースエンコーダ部, 13・・・始端/終端検出
部, 14・・・データ挿入部, 15・・・付加デー
タ送出部, 20・・・多重化処理部, 21・・・チ
ャンネルエンコーダ部, 22・・・送信部, 23・
・・送信アンテナ, 31・・・受信アンテナ, 32
・・・選局受信部, 33・・・チャンネルデコーダ
部, 34・・・データ分離部, 35・・・ソースデ
コーダ部, 36・・・DRAM,37・・・D/A変
換部, 38・・・音声信号出力部, 39・・・スピ
ーカ, 40・・・制御ユニット, 41・・・識別デ
ータ検出部, 42・・・動作指令部, 43・・・記
録用データ処理部, 44・・・記録動作部, 45・
・・記録媒体

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化されたプログラム情報データと該プ
    ログラム情報データにおける所定の区分の始端部及び終
    端部に夫々挿入された始端識別データを含む付加データ
    及び終端識別データを含む付加データとが合成されて成
    る伝送データを得る伝送データ形成部と、 該伝送データ形成部から得られる伝送データに基づく変
    調が行われた情報信号を送出する信号送出部と、を備え
    て構成される情報信号送信装置。
  2. 【請求項2】伝送データ形成部が、符号化されたプログ
    ラム情報データを得るソースエンコーダ部と、始端識別
    データを含む付加データ及び終端識別データを含む付加
    データを送出する付加データ送出部と、上記ソースエン
    コーダ部から得られる符号化されたプログラム情報デー
    タにおける所定の区分に上記付加データ送出部から送出
    される始端識別データを含む付加データ及び終端識別デ
    ータを含む付加データを挿入するデータ挿入部とを、含
    んで構成されることを特徴とする請求項1記載の情報信
    号送信装置。
  3. 【請求項3】信号送出部が、伝送データ形成部から得ら
    れる伝送データに基づく変調が行われた情報信号を得る
    チャンネルエンコーダ部と、該チャンネルエンコーダ部
    から得られる情報信号を送出する送信部とを、含んで構
    成されることを特徴とする請求項1記載の情報信号送信
    装置。
  4. 【請求項4】各々が、符号化されたプログラム情報デー
    タと該プログラム情報データにおける所定の区分の始端
    部及び終端部に夫々挿入された始端識別データを含む付
    加データ及び終端識別データを含む付加データとが合成
    されて成る伝送データを得るものとされる複数の伝送デ
    ータ形成部と、 該複数の伝送データ形成部から夫々得られる複数の伝送
    データについての多重化を行って多重伝送データを得る
    多重化処理部と、 該多重化処理部から得られる多重伝送データに基づく変
    調が行われた情報信号を送出する信号送出部と、 を備えて構成される情報信号送信装置。
  5. 【請求項5】複数の伝送データ形成部の各々が、符号化
    されたプログラム情報データを得るソースエンコーダ部
    と、始端識別データを含む付加データ及び終端識別デー
    タを含む付加データを送出する付加データ送出部と、上
    記ソースエンコーダ部から得られる符号化されたプログ
    ラム情報データにおける所定の区分に上記付加データ送
    出部から送出される始端識別データを含む付加データ及
    び終端識別データを含む付加データを挿入するデータ挿
    入部とを、含んで構成されることを特徴とする請求項4
    記載の情報信号送信装置。
  6. 【請求項6】信号送出部が、多重化処理部から得られる
    多重伝送データに基づく変調が行われた情報信号を得る
    チャンネルエンコーダ部と、該チャンネルエンコーダ部
    から得られる情報信号を送出する送信部とを、含んで構
    成されることを特徴とする請求項4記載の情報信号送信
    装置。
  7. 【請求項7】情報信号を選択受信する受信部と、 該受信部により受信された情報信号が復調されて得られ
    る伝送データを導出する第1のデコータ部と、 該第1のデコーダ部からの伝送データに含まれる符号化
    されたプログラム情報データに復号化処理を施して再生
    プログラム情報を得る第2のデコーダ部と、 上記第1のデコーダ部からの伝送データに含まれる付加
    データ中の始端識別データ及び終端識別データを検出す
    る識別データ検出部と、 上記第1のデコーダ部からの伝送データに含まれる上記
    符号化されたプログラム情報データの格納が選択的に行
    われる一時保持部と、 該一時保持部から読み出された上記符号化されたプログ
    ラム情報データについての記録媒体への記録を行う記録
    動作部と、 少なくとも上記一時保持部及び記録動作部についての動
    作制御を行う動作制御部と、 該動作制御部に動作指令を与える動作指令部と、を備
    え、 上記動作制御部が、上記識別データ検出部により上記始
    端識別データが検出されたとき、上記一時保持部に上記
    符号化されたプログラム情報データが格納される状態を
    開始させ、その後上記識別データ検出部により上記終端
    識別データが検出される前に、上記動作指令部から記録
    動作指令が与えられたとき、上記一時保持部に上記符号
    化されたプログラム情報データが継続的に格納されつつ
    上記一時保持部から上記符号化されたプログラム情報デ
    ータが格納順に読み出される状態を開始させるととも
    に、上記記録動作部により上記一時保持部から読み出さ
    れた上記符号化されたプログラム情報データについての
    記録媒体への記録が行われる状態を開始させ、その後上
    記識別データ検出部により上記終端識別データが検出さ
    れたとき、所定の遅延時間をもって上記一時保持部に上
    記符号化されたプログラム情報データが格納される状態
    を終了させるとともに、上記一時保持部に格納された上
    記符号化されたプログラム情報データの全部が読み出さ
    れるまで、上記一時保持部から格納された上記符号化さ
    れたプログラム情報データが読み出される状態及び上記
    記録動作部により上記一時保持部から読み出された上記
    符号化されたプログラム情報データについての記録媒体
    への記録が行われる状態を継続させる動作制御を行うこ
    とを特徴とする情報信号受信処理装置。
  8. 【請求項8】一時保持部から読み出された符号化された
    プログラム情報データに記録用処理を施す記録用データ
    処理部を備え、記録動作部による一時保持部から読み出
    された上記符号化されたプログラム情報データについて
    の記録媒体への記録が、上記記録動作部により上記記録
    用データ処理部から得られる記録用処理が施されたプロ
    グラム情報データが上記記録媒体に記録されることによ
    り行われることを特徴とする請求項7記載の情報信号受
    信処理装置。
  9. 【請求項9】動作制御部が、識別データ検出部による始
    端識別データの検出に伴って一時保持部に符号化された
    プログラム情報データが格納される状態を開始させた
    後、動作指令部から記録動作指令が与えられることな
    く、上記識別データ検出部により終端識別データが検出
    されたときには、上記一時保持部に上記符号化されたプ
    ログラム情報データが格納される状態を終了させるとと
    もに、上記一時保持部に格納された上記符号化されたプ
    ログラム情報データを消去する動作制御を行うことを特
    徴とする請求項7または8記載の情報信号受信処理装
    置。
  10. 【請求項10】情報信号を選択受信する受信部と、 該受信部により受信された情報信号が復調されて得られ
    る伝送データを導出する第1のデコータ部と、 該第1のデコーダ部からの伝送データに含まれる符号化
    されたプログラム情報データに復号化処理を施して再生
    プログラム情報を得る第2のデコーダ部と、 上記第1のデコーダ部からの伝送データに含まれる付加
    データ中の始端識別データ及び終端識別データを検出す
    る識別データ検出部と、 上記第1のデコーダ部から得られる伝送データに含まれ
    る上記符号化されたプログラム情報データの格納が選択
    的に行われる一時保持部と、 該一時保持部から読み出された上記符号化されたプログ
    ラム情報データに記録用処理を施す記録用データ処理部
    と、 該記録用データ処理部から得られる記録用処理が施され
    たプログラム情報データについての記録媒体への記録を
    行う記録動作部と、 少なくとも上記一時保持部及び記録動作部についての動
    作制御を行う動作制御部と、 該動作制御部に動作指令を与える動作指令部と、を備
    え、 上記動作制御部が、上記識別データ検出部により上記始
    端識別データが検出されたとき、上記一時保持部に上記
    符号化されたプログラム情報データが格納される状態を
    開始させ、その後上記識別データ検出部により上記終端
    識別データが検出される前に、上記動作指令部から記録
    動作指令が与えられたとき、上記一時保持部に上記符号
    化されたプログラム情報データが格納される状態を継続
    させ、その後上記識別データ検出部により上記終端識別
    データが検出されたとき、所定の遅延時間をもって上記
    一時保持部に上記符号化されたプログラム情報データが
    格納される状態を終了させて、上記一時保持部から格納
    された上記符号化されたプログラム情報データが読み出
    される状態を開始させるとともに、上記記録動作部によ
    り上記記録用データ処理部から得られる上記記録用処理
    が施されたプログラム情報データについての記録媒体へ
    の記録が行われる状態を開始させ、上記一時保持部に格
    納された上記符号化されたプログラム情報データの全部
    が読み出されるまで、上記一時保持部から格納された上
    記符号化されたプログラム情報データが読み出される状
    態及び上記記録動作部により上記記録用データ処理部か
    ら得られる上記記録用処理が施されたプログラム情報デ
    ータについての記録媒体への記録が行われる状態を継続
    させる動作制御を行うことを特徴とする情報信号受信処
    理装置。
  11. 【請求項11】動作制御部が、識別データ検出部による
    始端識別データの検出に伴って一時保持部に符号化され
    たプログラム情報データが格納される状態を開始させた
    後、動作指令部から記録動作指令が与えられることな
    く、上記識別データ検出部により終端識別データが検出
    されたときには、上記一時保持部に上記符号化されたプ
    ログラム情報データが格納される状態を終了させるとと
    もに、上記一時保持部に格納された上記符号化されたプ
    ログラム情報データを消去する動作制御を行うことを特
    徴とする請求項10記載の情報信号受信処理装置。
  12. 【請求項12】情報信号を選択受信する受信部と、 該受信部により受信された情報信号が復調されて得られ
    る多重伝送データを導出する第1のデコータ部と、 該第1のデコーダ部からの多重伝送データから分離され
    た特定の伝送データに含まれる符号化されたプログラム
    情報データと付加データとを得るデータ分離部と、 該データ分離部から得られる符号化されたプログラム情
    報データに復号化処理を施して再生プログラム情報を得
    る第2のデコーダ部と、 上記データ分離部から得られる付加データ中の始端識別
    データ及び終端識別データを検出する識別データ検出部
    と、 上記データ分離部から得られる符号化されたプログラム
    情報データの格納が選択的に行われる一時保持部と、 該一時保持部から読み出された上記符号化されたプログ
    ラム情報データについての記録媒体への記録を行う記録
    動作部と、 少なくとも上記一時保持部及び記録動作部についての動
    作制御を行う動作制御部と、 該動作制御部に動作指令を与える動作指令部と、を備
    え、 上記動作制御部が、上記識別データ検出部により上記始
    端識別データが検出されたとき、上記一時保持部に上記
    符号化されたプログラム情報データが格納される状態を
    開始させ、その後上記識別データ検出部により上記終端
    識別データが検出される前に、上記動作指令部から記録
    動作指令が与えられたとき、上記一時保持部に上記符号
    化されたプログラム情報データが継続的に格納されつつ
    上記一時保持部から上記符号化されたプログラム情報デ
    ータが格納順に読み出される状態を開始させるととも
    に、上記記録動作部により上記一時保持部から読み出さ
    れた上記符号化されたプログラム情報データについての
    記録媒体への記録が行われる状態を開始させ、その後上
    記識別データ検出部により上記終端識別データが検出さ
    れたとき、所定の遅延時間をもって上記一時保持部に上
    記符号化されたプログラム情報データが格納される状態
    を終了させるとともに、上記一時保持部に格納された上
    記符号化されたプログラム情報データの全部が読み出さ
    れるまで、上記一時保持部から格納された上記符号化さ
    れたプログラム情報データが読み出される状態及び上記
    記録動作部により上記一時保持部から読み出された上記
    符号化されたプログラム情報データについての記録媒体
    への記録が行われる状態を継続させる動作制御を行うこ
    とを特徴とする情報信号受信処理装置。
  13. 【請求項13】一時保持部から読み出された符号化され
    たプログラム情報データに記録用処理を施す記録用デー
    タ処理部を備え、記録動作部による一時保持部から読み
    出された上記符号化されたプログラム情報データについ
    ての記録媒体への記録が、上記記録動作部により上記記
    録用データ処理部から得られる記録用処理が施されたプ
    ログラム情報データが記録媒体に記録されることにより
    行われることを特徴とする請求項12記載の情報信号受
    信処理装置。
  14. 【請求項14】動作制御部が、識別データ検出部による
    始端識別データの検出に伴って一時保持部に符号化され
    たプログラム情報データが格納される状態を開始させた
    後、動作指令部から記録動作指令が与えられることな
    く、上記識別データ検出部により終端識別データが検出
    されたときには、上記一時保持部に上記符号化されたプ
    ログラム情報データが格納される状態を終了させるとと
    もに、上記一時保持部に格納された上記符号化されたプ
    ログラム情報データを消去する動作制御を行うことを特
    徴とする請求項12または13記載の情報信号受信処理
    装置。
  15. 【請求項15】情報信号を選択受信する受信部と、 該受信部により受信された情報信号が復調されて得られ
    る多重伝送データを導出する第1のデコータ部と、 該第1のデコーダ部からの多重伝送データから分離され
    た特定の伝送データに含まれる符号化されたプログラム
    情報データと付加データとを得るデータ分離部と、 該データ分離部から得られる符号化されたプログラム情
    報データに復号化処理を施して再生プログラム情報を得
    る第2のデコーダ部と、 上記データ分離部から得られる付加データ中の始端識別
    データ及び終端識別データを検出する識別データ検出部
    と、 上記データ分離部から得られる符号化されたプログラム
    情報データの格納が選択的に行われる一時保持部と、 該一時保持部から読み出された上記符号化されたプログ
    ラム情報データに記録用処理を施す記録用データ処理部
    と、 該記録用データ処理部から得られる記録用処理が施され
    たプログラム情報データについての記録媒体への記録を
    行う記録動作部と、 少なくとも上記一時保持部及び記録動作部についての動
    作制御を行う動作制御部と、 該動作制御部に動作指令を与える動作指令部と、を備
    え、 上記動作制御部が、上記識別データ検出部により上記始
    端識別データが検出されたとき、上記一時保持部に上記
    符号化されたプログラム情報データが格納される状態を
    開始させ、その後上記識別データ検出部により上記終端
    識別データが検出される前に、上記動作指令部から記録
    動作指令が与えられたとき、上記一時保持部に上記符号
    化されたプログラム情報データが格納される状態を継続
    させ、その後上記識別データ検出部により上記終端識別
    データが検出されたとき、所定の遅延時間をもって上記
    一時保持部に上記符号化されたプログラム情報データが
    格納される状態を終了させて、上記一時保持部から格納
    された上記符号化されたプログラム情報データが読み出
    される状態を開始させるとともに、上記記録動作部によ
    り上記記録用データ処理部から得られる上記記録用処理
    が施されたプログラム情報データについての記録媒体へ
    の記録が行われる状態を開始させ、上記一時保持部に格
    納された上記符号化されたプログラム情報データの全部
    が読み出されるまで、上記一時保持部から格納された上
    記符号化されたプログラム情報データが読み出される状
    態及び上記記録動作部により上記記録用データ処理部か
    ら得られる上記記録用処理が施されたプログラム情報デ
    ータについての記録媒体への記録が行われる状態を継続
    させる動作制御を行うことを特徴とする情報信号受信処
    理装置。
  16. 【請求項16】動作制御部が、識別データ検出部による
    始端識別データの検出に伴って一時保持部に符号化され
    たプログラム情報データが格納される状態を開始させた
    後、動作指令部から記録動作指令が与えられることな
    く、上記識別データ検出部により終端識別データが検出
    されたときには、上記一時保持部に上記符号化されたプ
    ログラム情報データが格納される状態を終了させるとと
    もに、上記一時保持部に格納された上記符号化されたプ
    ログラム情報データを消去する動作制御を行うことを特
    徴とする請求項15記載の情報信号受信処理装置。
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JP2009524946A (ja) * 2005-10-21 2009-07-02 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド デジタル放送受信システム及びその信号処理方法
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