JP2000224028A - Pll回路、及びその制御方法 - Google Patents

Pll回路、及びその制御方法

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JP2000224028A
JP2000224028A JP11023094A JP2309499A JP2000224028A JP 2000224028 A JP2000224028 A JP 2000224028A JP 11023094 A JP11023094 A JP 11023094A JP 2309499 A JP2309499 A JP 2309499A JP 2000224028 A JP2000224028 A JP 2000224028A
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frequency
circuit
signal
oscillation
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JP11023094A
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English (en)
Inventor
Saneyoshi Furuta
実香 古田
Minoru Maeda
実 前田
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、スプリアスの発生周波数を
ループフィルタ17の通過帯域外に移動させることによ
り、スプリアスの少ない発振信号を出力することができ
るPLL回路を提供することである。 【解決手段】 VCO11からの出力信号を可変分周器
22によって分周する際、分周比Kを変化させると、可
変分周器22から出力される信号は変化する。すなわ
ち、DDS13に入力される信号の周波数が変化する。
DDS13に入力される信号が変化するとDDS13の
分周比N/Mが変化するため、スプリアスの発生周波数
が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路に係
り、詳細には、VCOの出力を分周した信号の周波数と
位相とが基準入力信号に一致するように制御されるPL
L回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PLL(Phase Lock Loop)回路
は、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制
御発振器)の出力信号を固定分周し、分周された信号の
周波数と位相とがともに基準入力信号に一致するように
制御することにより、VCOから目標周波数の発振信号
を出力させるものとして知られている。
【0003】図5は、従来のPLL回路10の構成を示
すブロック図である。この図5に示すように、従来のP
LL回路10は、VCO11、固定分周器12、DDS
13、DAコンバータ14、LPF15、PD16、ル
ープフィルタ17から構成されている。
【0004】VCO11は、ループフィルタ17から入
力される電圧により発振周波数を変化させ、目標出力周
波数の信号を出力する。固定分周器12は、VCO11
の出力信号の周波数を固定分周し、DDS13に出力す
る。
【0005】DDS(Direct Digital Synthesizer)1
3は、固定分周器12から入力される信号に同期して、
設定された任意の位相角を累積加算することにより基準
入力信号の周波数と等しい周波数の離散波形を発生させ
る。DA(Digital-Analog)コンバータ14は、DDS
13から入力された離散波形をアナログ波形に変換し、
LPF(Low Pass Filter:低域通過フィルタ)15
は、DAコンバータ14によりアナログ波形に変換され
た信号から不要な高調波信号成分を除去する。
【0006】PD(Phase Detector:位相検出器)16
は、LPF15から入力される信号と基準入力信号との
位相比較を行ない、その位相差に応じた電圧を出力し、
ループフィルタ17は、PD16による入力を積分して
VCO11の制御端子に電圧帰還する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のPLL回路10では、DAコンバータ14の歪み、
DAコンバータ14の量子化誤差、DDS13のsin
テーブルの丸め込み誤差等により、ループフィルタ17
の通過周波数帯域内にスプリアスが発生していた。スプ
リアスとは、希望する周波数以外の不要な周波数成分の
ことを指している。
【0008】本発明の課題は、スプリアスの発生周波数
をループフィルタ17の通過周波数帯域外に移動させる
ことにより、スプリアスの少ない発振信号を出力するこ
とができるPLL回路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、電圧制御発振器から出力さ
れた発振信号を所定の分周比で分周して分周信号を出力
する分周回路と、この分周回路から出力された分周信号
から前記発振信号の発振周波数に対応した離散波形信号
を生成して出力する離散波形生成回路と、この離散波形
生成回路から出力された離散波形信号と基準波形信号と
の位相を比較して位相差信号を出力する位相検出回路
と、この位相検出回路から出力された位相差信号に基づ
いて発振周波数を制御する電圧制御信号を生成して前記
電圧制御発振器に出力して発振信号の発振周波数を制御
する制御回路と、を備えたPLL回路において、前記分
周回路における分周比を任意に設定する分周比設定手段
を備え、該分周比設定手段により該分周回路から出力さ
れる分周信号の周波数帯域を任意に設定するようにした
ことを特徴としている。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、電圧制
御発振器から出力された発振信号を所定の分周比で分周
して分周信号を出力する分周回路と、この分周回路から
出力された分周信号から前記発振信号の発振周波数に対
応した離散波形信号を生成して出力する離散波形生成回
路と、この離散波形生成回路から出力された離散波形信
号と基準波形信号との位相を比較して位相差信号を出力
する位相検出回路と、この位相検出回路から出力された
位相差信号に基づいて発振周波数を制御する電圧制御信
号を生成して前記電圧制御発振器に出力して発振信号の
発振周波数を制御する制御回路と、を備えたPLL回路
において、分周比設定手段は、分周回路における分周比
を任意に設定することにより分周回路から出力される分
周信号の周波数帯域を任意に設定する。
【0011】請求項4記載の発明は、電圧制御発振器か
ら出力された発振信号を所定の分周比で分周して分周信
号を出力する分周回路と、この分周回路から出力された
分周信号から前記発振信号の発振周波数に対応した離散
波形信号を生成して出力する離散波形生成回路と、この
離散波形生成回路から出力された離散波形信号と基準波
形信号との位相を比較して位相差信号を出力する位相検
出回路と、この位相検出回路から出力された位相差信号
に基づいて発振周波数を制御する電圧制御信号を生成し
て前記電圧制御発振器に出力して発振信号の発振周波数
を制御する制御回路と、を備えたPLL回路における発
振信号の発振周波数を制御する制御方法において、前記
分周回路における分周比を任意に設定して、該分周回路
から出力される分周信号の周波数帯域が任意になるよう
に制御することを特徴としている。
【0012】この請求項4記載の発明によれば、電圧制
御発振器から出力された発振信号を所定の分周比で分周
して分周信号を出力する分周回路と、この分周回路から
出力された分周信号から前記発振信号の発振周波数に対
応した離散波形信号を生成して出力する離散波形生成回
路と、この離散波形生成回路から出力された離散波形信
号と基準波形信号との位相を比較して位相差信号を出力
する位相検出回路と、この位相検出回路から出力された
位相差信号に基づいて発振周波数を制御する電圧制御信
号を生成して前記電圧制御発振器に出力して発振信号の
発振周波数を制御する制御回路と、を備えたPLL回路
における発振信号の発振周波数を制御する制御方法にお
いて、前記分周回路における分周比を任意に設定して、
該分周回路から出力される分周信号の周波数帯域が任意
になるように制御する。
【0013】したがって、分周回路における分周比を任
意に設定することにより、分周回路から出力される分周
信号に含まれるスプリアス成分をループフィルタの通過
周波数帯域外にすることができるため、スプリアス成分
をループフィルタにより除去することができるので、ス
プリアス成分のない発振信号の出力を得ることができ
る。
【0014】この場合、上記目的は、例えば、請求項2
記載の発明のように、請求項1記載のPLL回路におい
て、前記離散波形生成回路は、前記分周回路から出力さ
れた分周信号に同期して、任意に設定された位相角を累
積加算して前記発振信号の発振周波数に対応した離散波
形信号を生成するダイレクトデジタルシンセサイザ回路
により構成され、前記分周比設定手段は、前記分周回路
に設定した分周比に基づいて前記ダイレクトデジタルシ
ンセサイザ回路における分周比を設定するようにしても
よい。
【0015】また、上記目的は、例えば、請求項3記載
の発明のように、請求項1記載のPLL回路において、
前記制御回路は、前記位相検出回路から出力された位相
差信号を所定の周波数帯域で通過させ、該帯域信号を積
分して前記電圧制御信号を生成するループフィルタ回路
により構成され、前記分周比設定手段は、前記分周回路
から出力される分周信号に含まれるスプリアス成分が前
記ループフィルタ回路の通過周波数帯域外になるように
前記分周比を設定するようにしてもよい。
【0016】また、上記目的は、例えば、請求項5記載
の発明のように、請求項4記載のPLL回路の制御方法
において、前記離散波形生成回路は、前記分周回路から
出力された分周信号に同期して、任意に設定された位相
角を累積加算して前記発振信号の発振周波数に対応した
離散波形信号を生成するダイレクトデジタルシンセサイ
ザ回路により構成され、前記分周回路に設定した分周比
に基づいて前記ダイレクトデジタルシンセサイザ回路に
おける分周比を設定するようにしてもよい。
【0017】また、上記目的は、例えば、請求項6記載
の発明のように、請求項4記載のPLL回路の制御方法
において、前記制御回路は、前記位相検出回路から出力
された位相差信号を所定の周波数帯域で通過させ、該帯
域信号を積分して前記電圧制御信号を生成するループフ
ィルタ回路により構成され、前記分周回路から出力され
る分周信号に含まれるスプリアス成分が前記ループフィ
ルタ回路の通過周波数帯域外になるように前記分周比を
設定するようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明に係るPLL回路の実施の形態を詳細に説明する。ま
ず構成を説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態のPLL回路
1の構成を示すブロック図である。この図1に示すよう
にPLL回路1は、VCO11、可変分周器22、DD
S13、DAコンバータ14、LPF15、PD16、
ループフィルタ17により構成されている。なお、図1
において上記従来の図5に示したPLL回路10内と同
一構成部分には同一符号を付している。
【0020】VCO11は、ループフィルタ17から入
力される電圧信号によって発振周波数を変化させ目標出
力周波数Fの発振信号を外部に出力する。
【0021】可変分周器22は、外部から任意に設定す
ることが可能な分周比KによりVCO11から入力され
る周波数Fの発振信号を分周し、その分周信号をDDS
13に出力する。
【0022】DDS13は、可変分周器22から入力さ
れる分周信号に同期して、任意に設定された位相角を累
積加算することにより基準入力信号の周波数foと等し
い周波数の離散波形信号をDAコンバータ14に出力す
る。この時のDDS13内の分周比は、N/Mに設定さ
れている。
【0023】図2はPLL回路1のDDS13から出力
される離散波形信号の位相出力とサイン出力との関係を
示した図である。この図2において、位相出力はDDS
13に設定された位相角に応じた出力を示しており、サ
イン出力は可変分周器22から入力される分周信号に同
期して、DDS13に設定された位相角を累積加算して
得られる正弦波形を示している。
【0024】DAコンバータ14は、DDS13から入
力される離散波形をアナログ波形に変換し、そのアナロ
グ信号をLPF15に出力する。
【0025】LPF15は、DAコンバータ14から入
力される信号から不要な高調波信号成分を除去した信号
をPD16に出力する。
【0026】PD16は、LPF15から入力される信
号と外部から入力される基準入力信号との位相比較を行
ない、その位相差に応じた電圧信号をループフィルタ1
7に出力する。
【0027】ループフィルタ17は、LPF等により構
成され、PD16から入力される電圧を所定の時間間隔
で積分し、その積分した電圧信号をVCO11の制御端
子に出力する。また、ループフィルタ17は、PD16
から入力される信号のスプリアスを除去し、VCO11
に出力する。
【0028】次に動作を説明する。PLL回路1では、
VCO11の出力信号を可変分周器22によって分周比
Kで分周し、さらに分周比がN/Mに設定されたDDS
13によって分周し、その分周信号の周波数を基準入力
信号の周波数foと一致させることによって目標出力周
波数Fの発振信号をVCO11から外部に出力するの
で、目標出力周波数Fは、 F=fo×K×(N/M) となる。ここで、foは基準入力信号、Kは可変分周器
22による分周比、(N/M)はDDS13による分周
比であり、K、M、Nは正の整数である。
【0029】VCO11からの出力信号を可変分周器2
2によって分周する際、分周比Kを変化させると、可変
分周器22から出力される信号は変化する。すなわち、
DDS13に入力される信号の周波数が変化する。DD
S13に入力される信号が変化するとDDS13の分周
比N/Mが変化するため、スプリアスの発生周波数が変
化する。
【0030】図3は、可変分周器22の分周比の変化に
よるDDS13の出力とVCO11の出力とにおけるス
プリアスの発生周波数の変化を示した図である。図3
(a)は、可変分周器22の分周比がK1であるときの
DDS13の出力信号に含まれた信号の周波数分布を示
す図である。DDS13からの出力周波数は、基準入力
信号の周波数foと一致するように設定されているの
で、図3(a)に示すようにfoの周波数が出力され
る。しかしながら、周波数fo近傍のループフィルタ1
7の通過周波数帯域内にスプリアスが発生している。
【0031】図3(b)は、図3(a)に示す信号がD
DS13から出力された場合に、VCO11の出力信号
に含まれた信号の周波数分布を示す図である。ここで、
可変分周器22の分周比はK1であるので、DDS13
の分周比を(N/M)1とし、VCO11の出力信号の
周波数をf1とすると、f1=fo×K1×(N/M)
1となる。図3(a)に示すようなループフィルタ17
の通過周波数帯域内に発生したスプリアスはループフィ
ルタ17を通過するので、図3(b)に示すようにVC
O11の出力信号にもスプリアスが発生する。
【0032】図3(c)は、可変分周器22の分周比が
K2であるときのDDS13の出力信号に含まれた信号
の周波数分布を示す図である。図3(a)と同様にfo
の周波数が出力される。しかしながら、可変分周器22
の分周比がK2であるため、DDS13に入力される周
波数は、可変分周器22の分周比がK1である場合とは
異なる。そのため、スプリアスの発生周波数が異なる。
したがって、K2の値により、図3(c)に示すように
スプリアスの発生周波数をループフィルタ17の通過周
波数帯域外にすることができる。
【0033】図3(d)は、図3(c)に示す信号がD
DS13から出力された場合に、VCO11の出力信号
に含まれた信号の周波数分布を示す図である。可変分周
器22の分周比がK2であるので、DDS13の分周比
を(N/M)2とし、VCO11の出力周波数をf2と
すると、f2=fo×K2×(N/M)2となる。図3
(c)に示すようなループフィルタ17の通過周波数帯
域外に発生したスプリアスは、ループフィルタ17によ
って除去されるため、図3(d)に示すようにVCO1
1の出力信号には、スプリアスは発生していない。
【0034】図4は可変分周器22の分周比による周波
数の変化の具体例を示す図である。例えば、図4に示す
ように、VCO11の出力周波数FがF=1000MH
z、DDS13の出力周波数fDDSがfDDS=20MH
z、DDS13の分解能が1/232(32bit)であ
る場合に、可変分周器22の分周比がK1=8の時と、
K2=9の時とを実際に数値を入れて計算する。DDS
13からの出力fDDSと、CLKINと、∠位相との関係は、 fDDS=(∠位相×CLKIN)/232 より、 CLKIN/fDDS=232/∠位相 となる。ここで、CLKINとは、可変分周器22により分
周され、DDS13にクロック信号として入力される信
号の周波数であり、∠位相とは、DDS13に設定され
た位相角である。
【0035】図4(a)は、可変分周器22の分周比が
K1=8である時の周波数の変化を示す図である。この
図4(a)に示すように、可変分周器22の分周比がK
1=8である場合には、DDS13にクロック信号とし
て入力される周波数CLKINは、 CLKIN =F/K1 =1000×1/8 =125MHz となり、DDS13の出力周波数は、fDDS=20MH
zであるので、DDS13の分周比(N/M)1は (N/M)1=CLKIN/fDDS =232/∠位相 =F/(K1×fDDS) =1000×106/(8×20×106) =6.25 となる。
【0036】図4(b)は、可変分周器22の分周比が
K2=9である時の周波数の変化を示す図である。この
図4(b)に示すように、可変分周器22の分周比がK
2=9である場合には、DDS13にクロック信号とし
て入力される周波数CLKINは、 CLKIN =F/K2 =1000×1/9 ≒111MHz となり、DDS13の出力周波数は、fDDS=20MH
zであるので、DDS13の分周比(N/M)2は、 (N/M)2=CLKIN/fDDS =232/∠位相 =F/(K2×fDDS) =1000×106/(9×20×106) ≒5.56 となる。
【0037】可変分周器22の分周比をK1=8からK
2=9に変化させると、DDS13の分周比(N/M)
は、(N/M)1=6.25から(N/M)2≒5.5
6に変化し、(N/M)1≠(N/M)2であるので、
可変分周器22の分周比がK1=8の時と、K2=9の
時とではスプリアスの発生周波数が異なる。そのため、
スプリアスの発生周波数をループフィルタ17の通過周
波数帯域外にすることができる。
【0038】以上のように、本実施の形態におけるPL
L回路1によれば、可変分周器22の分周比をK1から
K2へと変化させることにより、DDS13の分周比が
(N/M)1から(N/M)2へと変化し、DDS13
の分周比が変化することにより、スプリアスの発生周波
数が変化する。
【0039】したがって、可変分周器22の分周比を任
意に設定することによりスプリアスの発生周波数をルー
プフィルタ17の通過周波数帯域外にすることができ
る。ループフィルタ17の通過周波数帯域外の発生周波
数のスプリアスはループフィルタにより除去されるの
で、VCO11からスプリアスの少ない発振信号を出力
することができる。
【0040】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。
【0041】
【発明の効果】請求項1〜6記載の発明によれば、分周
回路における分周比を任意に設定することにより、分周
回路から出力される分周信号に含まれるスプリアス成分
をループフィルタの通過周波数帯域外にすることができ
るため、スプリアス成分をループフィルタにより除去す
ることができるので、スプリアス成分の少ない発振信号
の出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のPLL回路1の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示すDDS13から出力される離散波形
信号の位相出力とサイン出力との関係を示した図であ
る。
【図3】図1に示す可変分周器22の分周比の変化によ
るDDS13の出力とVCO11の出力とにおけるスプ
リアスの発生周波数の変化を示した図である。
【図4】図1に示す可変分周器22の分周比による周波
数の変化の具体例を示す図である。
【図5】従来のPLL回路10の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 PLL回路 10 従来のPLL回路 11 VCO 12 固定分周器 13 DDS 14 DAコンバータ 15 LPF 16 PD 17 ループフィルタ 22 可変分周器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA04 CC01 CC21 CC38 CC41 CC53 DD01 DD35 KK26 5K047 AA05 GG11 MM33 MM35 MM50 MM55 MM60 MM63

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧制御発振器から出力された発振信号を
    所定の分周比で分周して分周信号を出力する分周回路
    と、 この分周回路から出力された分周信号から前記発振信号
    の発振周波数に対応した離散波形信号を生成して出力す
    る離散波形生成回路と、 この離散波形生成回路から出力された離散波形信号と基
    準波形信号との位相を比較して位相差信号を出力する位
    相検出回路と、 この位相検出回路から出力された位相差信号に基づいて
    発振周波数を制御する電圧制御信号を生成して前記電圧
    制御発振器に出力して発振信号の発振周波数を制御する
    制御回路と、 を備えたPLL回路において、 前記分周回路における分周比を任意に設定する分周比設
    定手段を備え、該分周比設定手段により該分周回路から
    出力される分周信号の周波数帯域を任意に設定するよう
    にしたことを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】前記離散波形生成回路は、前記分周回路か
    ら出力された分周信号に同期して、任意に設定された位
    相角を累積加算して前記発振信号の発振周波数に対応し
    た離散波形信号を生成するダイレクトデジタルシンセサ
    イザ回路により構成され、 前記分周比設定手段は、前記分周回路に設定した分周比
    に基づいて前記ダイレクトデジタルシンセサイザ回路に
    おける分周比を設定するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】前記制御回路は、前記位相検出回路から出
    力された位相差信号を所定の周波数帯域で通過させ、該
    帯域信号を積分して前記電圧制御信号を生成するループ
    フィルタ回路により構成され、 前記分周比設定手段は、前記分周回路から出力される分
    周信号に含まれるスプリアス成分が前記ループフィルタ
    回路の通過周波数帯域外になるように前記分周比を設定
    することを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】電圧制御発振器から出力された発振信号を
    所定の分周比で分周して分周信号を出力する分周回路
    と、 この分周回路から出力された分周信号から前記発振信号
    の発振周波数に対応した離散波形信号を生成して出力す
    る離散波形生成回路と、 この離散波形生成回路から出力された離散波形信号と基
    準波形信号との位相を比較して位相差信号を出力する位
    相検出回路と、 この位相検出回路から出力された位相差信号に基づいて
    発振周波数を制御する電圧制御信号を生成して前記電圧
    制御発振器に出力して発振信号の発振周波数を制御する
    制御回路と、 を備えたPLL回路における発振信号の発振周波数を制
    御する制御方法において、 前記分周回路における分周比を任意に設定して、該分周
    回路から出力される分周信号の周波数帯域が任意になる
    ように制御することを特徴とするPLL回路の制御方
    法。
  5. 【請求項5】前記離散波形生成回路は、前記分周回路か
    ら出力された分周信号に同期して、任意に設定された位
    相角を累積加算して前記発振信号の発振周波数に対応し
    た離散波形信号を生成するダイレクトデジタルシンセサ
    イザ回路により構成され、 前記分周回路に設定した分周比に基づいて前記ダイレク
    トデジタルシンセサイザ回路における分周比を設定する
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載のPLL回路
    の制御方法。
  6. 【請求項6】前記制御回路は、前記位相検出回路から出
    力された位相差信号を所定の周波数帯域で通過させ、該
    帯域信号を積分して前記電圧制御信号を生成するループ
    フィルタ回路により構成され、 前記分周回路から出力される分周信号に含まれるスプリ
    アス成分が前記ループフィルタ回路の通過周波数帯域外
    になるように前記分周比を設定することを特徴とする請
    求項4記載のPLL回路の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105515575A (zh) * 2015-12-05 2016-04-20 青岛盛嘉信息科技有限公司 一种正弦信号频率发生器

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