JP2000223872A - 電子機器装置、その冷却構造及び配置方法 - Google Patents

電子機器装置、その冷却構造及び配置方法

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JP2000223872A
JP2000223872A JP10182023A JP18202398A JP2000223872A JP 2000223872 A JP2000223872 A JP 2000223872A JP 10182023 A JP10182023 A JP 10182023A JP 18202398 A JP18202398 A JP 18202398A JP 2000223872 A JP2000223872 A JP 2000223872A
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board
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substrate
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JP10182023A
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Yukihiro Seki
行宏 関
Yoshiaki Hotta
美明 堀田
Junichi Takuri
順一 田栗
Masayoshi Miyazaki
正好 宮崎
Yasuhiro Hida
庸博 飛田
Hideyuki Kosakata
秀之 小坂田
Yoshihiro Kondo
義広 近藤
Shigeo Ohashi
繁男 大橋
Tadakatsu Nakajima
忠克 中島
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子機器装置において、プロセッサボード搭載
用熱交換器を送風機とのマッチングを考慮して実装し、
熱交換器の伝熱性能の向上させる。また、高速バスの配
線に適した基板及び部品の配置方法を提供する。 【解決手段】熱交換器の一枚のフィンベースに複数個の
放熱フィンを配列する際に、冷却風の上流側から下流側
に向かって、この放熱フィンの密度を粗くしたり、フィ
ン列間に設けられた間隔を短くしたり、フィン列の間隔
を長くしたり、フィンに設けられた突起物の割合を少な
くする。また、主となる基板(プラッタ)に対して垂直
に実装されるプロセッサボード群とメモリボード群とを
互いが垂直の方向になるように実装することで、プロセ
ッサボードからメモリ制御LSIへ接続されるバスと、
メモリ制御LSIからメモリボード群へ配線させるバス
とを、互いに最短とする構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュ−タなど
の電子機器装置に関し、特に電子機器装置の冷却及びそ
の基板や構成部品の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュ−タ等の電子機器装置
は、高性能化が要求され、半導体素子の集積度の向上や
素子数の増加による発熱量の増大が進んでいる。これら
の傾向に対して発熱源となる半導体素子を冷却するため
に熱交換器を搭載して放熱するものがある。この熱交換
器の熱交換性能を向上するために多くの従来技術があ
る。
【0003】例えば、プレートフィン型放熱器として特
開平6−177289号公報(従来技術1)に記載のよ
うに、ベースとなる棒状部の上面に長手方向に沿って一
体に立上がったフィンを複数個取付けて一対の放熱器と
したものがある。この放熱器のフィンは、冷却風の進行
方向と平行に、且つ上流側から下流側まで連続したもの
となっている。これにより、フィンによって放熱面積が
拡大して放熱性能が向上する。
【0004】また、冷却風の流れ方向に対するフィンの
配列に関するものとしては、特開平6−104583号
公報(従来技術2)に記載のように、ベースとなる基台
に冷却風の進行方向と平行にフィンを複数枚設け、更に
冷却風の進行と同一方向にフィンを複数段に分割して複
数のフィン群を作り、フィン群間に間隔を設けたものが
ある。これにより、フィンの切れ目の間隔によって各フ
ィンに発生する伝熱境界層の発生が中断され、伝熱境界
層の発達による熱伝達の減少の防止を図っている。
【0005】また、近年の中央処理装置(CPU)等の
高速化により、冷却方法だけではなく部品や基板の配置
が大きな課題となっている。とくに信号を伝達するバス
を高い周波数(数十MHzから数百MHz )で動作さ
せようとした場合、部品配置や基板構成を工夫するなど
して基板上の配線を短くするなどの配慮が必要となって
いる。このような課題に関し、本出願と同じ出願人によ
る国際出願PCT/JP96/00285号「マルチC
PU対応レイアウト方式」などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータの高性能
化で、半導体素子を取付けた各種基板(以下、ボードと
言う)はその数が増えており、ボードの種類或いは取付
け位置によってはボードを水平に取付けたり垂直に取付
けられている。このため、送風機からの一方向の冷却風
で全てのボードを冷却することは困難であった。そこで
近年では、筐体の一部にチャンバを設け、送風機からの
冷却風をチャンバに一旦溜めておき、高圧化した冷却風
をチャンバの一部に設けられたスリットから冷却風を各
種ボードに導入し、各ボードに均一な風量の冷却風を導
入している。
【0007】また、高性能化で最も要求が高い処理スピ
ードの高速化は、特に各種ボードの中で発熱温度が最も
高いプロセッサボードを効率良く冷却すれば良い。更に
プロセッサボードに取付けられたメモリ(記憶部)とC
PU(演算部)のうち、高温となるCPUをプラッタ
(ボード側のコネクタが挿入されることによってボード
上の素子と電気的に接続する部分)との接続部となるコ
ネクタに近接させて取付けた方がより高速になることが
知られている。しかしながら、CPUをコネクタに近接
させると電子機器の構造上の関係から、CPUは冷却風
の下流側に位置する。しかもプラッタが冷却風を遮蔽し
てしまうことになるのでプロセッサボードの下流側は通
風抵抗が大きくなり、冷却風量が極端に低下してしま
う。しかも、チャンバー方式の冷却風供給方法を取って
いるこの種の冷却方法ではプロセッサボードのみに大量
の冷却風を供給することはできない。
【0008】そこで、放熱効果を促進させるために、例
えば上記従来技術1の特開平6−177289号公報の
放熱器を取付けたとしても、発熱部分が一方向に偏った
発熱部材に付いての放熱については考慮されていないの
で、単に従来技術1を用いたとしても本発明の課題を解
決できるものではない。また、上記従来技術2の特開平
6−104583号公報の放熱装置を取付けたとして
も、従来技術2は風と直交する方向のフィン間隔が全て
同じである為、下流側では通風抵抗が増大してしまい発
熱部が風の下流方向に偏った発熱部材の放熱については
冷却効果の向上は期待できない。
【0009】以上の如く、従来技術1乃至2は、冷却の
対象物に対して発熱部分が下流側に偏って取付けられた
ものに対する放熱についてはいずれも配慮されていない
ので、処理スピードの高速化を要求される近年のコンピ
ュータ冷却にはいずれの従来技術も不向きと言える。
【0010】また、上述のとおり、信号を伝達するバス
を高い周波数で動作させるために、部品配置、基板構成
や冷却構造による制限を充足した上で基板上の配線を短
くする必要がある。
【0011】本発明の目的は、発熱部分が冷却風の下流
側に偏った電子部品の冷却に好適な電子機器装置を提供
することにある。
【0012】本発明の他の目的は、高速バスの配線に適
した基板および部品の配置方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基板上に搭載された第一の素子と、この
第一の素子より発熱量が大きい第二の素子と、この基板
のこれら第一及び第二の素子の搭載面にフィンを有する
金属板を備えた電子機器装置であって、前記第一の素子
を冷却風の下流側に配置したものである。
【0014】また、本発明は、基板上に搭載された第一
の素子と、この第一の素子より発熱量が大きい第二の素
子と、この基板の一辺に取付けられたコネクタとを備え
た電子機器装置であって、前記第一の素子を前記第二の
素子よりもコネクタ側に配置したものである。
【0015】また、複数の発熱素子を搭載した基板と、
この基板の裏面に設けられたフィンとを備えた電子機器
装置であって、前記フィンを冷却風の上流側よりも下流
側の通風抵抗を小さくしたものである。
【0016】また、前記フィンを冷却風の流れ方向に複
数に分割して複数のフィン群を形成し、前記フィン群間
に空間を設けたものである。
【0017】また、前記フィン群は、冷却風の上流側の
フィン間隔を小さくし、下流側を大きくしたものであ
る。
【0018】また、筐体内部の板部材に設けられた基板
側のコネクタを挿入することによって基板上に搭載され
た素子と電気的に接続されるネクタと、前記基板の前記
素子搭載面の裏面に設けられたフィンとを備えた電子機
器装置であって、前記板部材に設けられたコネクタが前
記フィンを通過する冷却風の下流側となるような前記筐
体内に流す冷却風の流路構造としたものである。
【0019】また、主となる基板(プラッタ)に対して
垂直に実装されるプロセッサボード群とメモリボード群
とを互いが垂直の方向になるように実装することで、プ
ロセッサボードからメモリ制御LSIへ接続されるバス
と、メモリ制御LSIからメモリボード群へ配線させる
バスとを、互いに最短とする構造としたものである。
【0020】また、主となる基板(プラッタ)に対して
垂直に実装されるメモリボード上のメモリモジュール
を、プラッタに対して鉛直となる方向に実装すること
で、プラッタからからメモリバッファLSIへ接続され
るバスと、メモリバッファLSIからメモリモジュール
群へ配線させるバスとを、互いに最短とする構造とした
ものである。
【0021】冷却風の下流側に発熱部分が偏ったプロセ
ッサボードに金属板(以下、ベースと言う)を介して熱
交換器を取付けると、上流側からの冷却風は、上流側の
フィンと熱交換するが、下流側に行くに従って通風抵抗
が増大し、風速が減速してしまうので下流側のフィンは
下流側の発熱部の放熱にはほとんど寄与しなくなる。し
かしながら、逆に発熱部からの熱は、上流側が冷却され
ているのでベースを介して上流側のベースおよびフィン
方向に熱移動して放熱されることになる。
【0022】また、フィン群間に空間を設けておくこと
によって上流側の一段目のフィン群を冷却した冷却風
は、二段目のフィン群と熱交換する前に一段目と二段目
との間に設けられた空間から冷却風の一部は放出され
る。更に三段め四段目と順に熱交換と放出を繰り返すこ
とになるが、最終段では通風抵抗が最大となり、最終段
での熱交換は期待出来ない。しかしながら、冷却された
上流側のベースおよびフィンが冷却されているので、下
流側の熱は、ベースを介して上流側に熱移動による熱の
分散が発生して放熱されることになる。
【0023】一方、上流側から下流側に向かって、フィ
ンの間隔を徐々に大きくしたり、フィン列の長さを短く
したり、フィン群間に設けられた空間を冷却風の進行方
向に長くしたり、フィンに設けられたスリットの割合を
徐々に少なくすること等により、上流側のフィンに浸入
した冷却風は通風抵抗の少ない方向へ進むことができる
ので、冷却風の流れ方向に対する圧力損失を減少させる
ことができる。したがって、単位風量当たりの熱交換器
自体の圧力損失を低減できる。送風機の風量と通風抵抗
による圧力損失との関係を考慮すると、送風機の持つ特
性のなかで圧力損失が減少すれば冷却風量は増加するこ
とになる。供給する冷却風量が増加すると、上流側の熱
交換器への風量が増すことになり熱交換器の中で伝熱が
最も良好である上流側での熱交換量が著しく増すので熱
交換器自体の伝熱性能を最大に向上できるばかりでな
く、風量が増加した分、冷却風は下流側まで到達し、発
熱部を効率良く冷却することができる。
【0024】また、プロセッサボード群に対してメモリ
ボード群を垂直の関係に配置することで高速バスの配線
を最適化し、かつプラッタに対する吹きつけ方向の風流
で冷却を実現することができる。同様に、メモリボード
上でメモリモジュールをプラッタに対して鉛直に配置す
ることで、モジュールバスの配線を最適化し、かつ吹き
つけにより冷却を実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0026】最初に、図1乃至図8を参照して本発明の
一実施例を説明する。図1は、プロセッサボードに熱交
換器を取付けた状態を示す斜視図である。図2は、プロ
セッサボードに取付けられた電子部品の配置を示す正面
図である。図3は本発明の熱交換器を取付けたプロセッ
サボードが電子機器に実装された電子機器装置の斜視図
である。図4は、冷却風の進行方向と平行し、上流側か
ら下流側まで連続したフィンを取付けた熱交換器の斜視
図である。図5は冷却風の進行方向と平行に複数個設け
られたフィンを進行方向に複数段に分離した熱交換器の
斜視図である。図6は、図4と図5に示した熱交換器の
特性を説明するフィンの側面図である。図7は、冷却風
の流れ方向長さと圧力損失の関係を説明するグラフであ
る。図7は、冷却風の風量と圧力損失の関係を説明する
グラフである。
【0027】図に従い説明すると、1はプロセッサボー
ドである。このプロセッサボード1は後で詳述するが、
電子機器装置に水平に実装される。2は熱交換器であ
り、ベース3の表面に複数のフィン4を取付けたもので
ある(尚、図1は、本発明の説明の便宜上、熱交換器2
がプロセッサボード1の上面に位置するように記載した
が、実際の製品に実装する場合には、熱交換器2は、プ
ロセッサボード1の下面に位置するように実装され
る)。プロセッサボード1と熱交換器2のベース3との
間には、熱伝導性の良好なグリースやシート(図示せ
ず)などが介在されている。
【0028】プロセッサボード1にはコネクタ5が設け
られており、このコネクタ5を介して、後で詳述するプ
ラッタ11に接続される。熱交換器3は複数の波状フィ
ン4をろう剤等で、ベース3に固着させたものである。
波状フィン4には複数の切り起こし4bが設けられてい
る。6は冷却風であり、この冷却風6は熱交換器2の上
流側である1段目の波状フィン4に流入して熱交換さ
れ、1段目の波状フィン4と2段目の波状フィン4との
間に設けられた空間4aより冷却風6の一部は熱交換器
2の外部に放出される。次に、2段目の波状フィン4に
流入し、熱交換がなされ、上記の場合と同様に2段目の
波状フィン4と3段目の波状フィン4との間に設けられ
た空間4aより、冷却風6の一部は熱交換器2の外部に
放出される。このように、冷却風6との熱交換と放出が
繰り返される。ところが、冷却風6と直交する最終段の
波状フィン4の幅は、上流側の波状フィン4の幅の約1
/3程度に短くしてある。この最終段の波状フィン4を
通過してから冷却風6は熱交換器2の外部に放出され
る。
【0029】次に、プロセッサボード1に取付けられた
電子部品の配置について図2を用いて説明する。1はプ
ロセッサボードであり、一端にコネクタ5が取付けられ
ている。6は冷却風である。点線で示したのは、プロセ
ッサボード1に取付けられた電子部品であり、7は演算
部となるCPUであり、高温を発する。このCPUの周
囲には抵抗、コンデンサ等の電機部品が取付けられてい
る。8は、記憶部となるキャッシュメモリー(以下、メ
モリと言う)であり、反コネクタ側に4個取付けられて
いる。このメモリ8はCPUからのデータを交換し合っ
ている。また、メモリ8は高温となるCPU7より比較
的低温である。このように、CPU7をコネクタ5側に
近接させるのは、コネクタ5とCPU7との距離を出来
るだけ近づけて処理スピードを上げることにある。
【0030】この様なプロセッサボード1が実装される
電子機器について図3を用いて説明する。図3におい
て、9は電子機器装置であり、電子機器装置9内にはそ
の心臓部であるCPUが実装されている。1はプロッセ
サボードであり、前記CPUを実装するものである。2
はプロッセサボード1の上面に取付けられた熱交換器で
ある。このプロセッサボード1は複数枚実装されてい
る。10はデータを随時蓄えるメモリーボード群であ
り、11はデータを外部とやりとりするI/Oパッケー
ジ群である。12はデータとオペレーチィングシステム
を記録しているハードディスクドライブ群である。ま
た、オペレータの操作用のフロントパネル13部にはフ
ロッピーディスクドライブなどがある。さらに、これら
の実装物から出る熱を外気に放出するための冷却風6を
送風する送風機14群が搭載されている。15はこれら
ボード或いは送風機に電気を供給するための電源部であ
る。16はプロセッサボード1郡、メモリーボード10
群とI/Oパッケージ11群を二分するプラッタであ
り、このプラッタ16からこれらボード群に電気が供給
される。プロッセサボード1群、メモリーボード10
群、I/Oパッケージ11を実装する場合、それぞれの
実装物への冷却風6の方向は全て同じ方向にはならな
い。例えば、プロセッサボード1群は水平に実装され、
メモリーボード10群は垂直に実装されている。このた
め、実装物と電子機器装置9の側面板の間には冷却風6
を充満させるためのチャンバ17がガイド板18により
形成されている。このガイド板18には各実装物の形状
および発熱量に見合ったスリット孔19が開けられてい
る。チャンバ17内で冷却風8は圧力が高くなり、各ス
リット孔19の開口面積だけの冷却風6が各実装物に供
給される。
【0031】冷却風6の通風経路を説明する。プロセッ
サボード1群、メモリーボード10群側では、送風機1
4により吸い込まれた冷却風6がチャンバ17内で高圧
となり、ガイド板18に設けられたスリット孔19から
その開口面積の割合で冷却風6が各実装物に供給され
る。特に、実装物の中でも特に高温となるプロセッサボ
ード1には熱交換器2が搭載される。プロセッサボード
1に供給される冷却風6はプラッタ16により直角に曲
げられ、吐き出し用の送風機14から外気に放出され
る。また、高電力となるプロセッサボード1には電気ロ
スを最小限にするために、DC/DCコンバータがプラ
ッタ16に実装されている。プロセッサボード1内の実
装の特徴は演算部と記録部があり、演算部は他のプロセ
ッサ間の演算を高速で処理するためにプラッタ16に近
接させて実装された方が高速に処理される。ところが、
この演算部は記録部よりはるかに高温になる。次に、I
/Oパッケージ11、ハードディスクドライブ12側の
冷却風6の経路について説明する。ハードディスクドラ
イブ12の上流側にある送風機14により、実装された
ハードディスクドライブ12間に冷却風6を通過させ、
ガイド板18により構成されたチャンバ17により、冷
却風6がチャンバ17内で高圧となり、ガイド板18に
設けられたスリット孔14(図示せず)からI/Oパッ
ケージ11群に冷却風6を均一に送風させ、吐き出し用
の送風機14(図示せず)により外気に放出する。
【0032】次に、図4に示した熱交換器をプロセッサ
ボードに搭載した場合を説明する。尚、プロセッサボー
ド、プラッタ等は図1と全く同一なので説明は省略す
る。ベース3の表面には冷却風6の進行方向と平行にフ
ィン4が複数枚取付けられたいる。このフィン4は、冷
却風6の上流側から下流側まで連続した一枚のフィンと
なっている。図2で説明したように、プロセッサボード
1内で最も高温となるCPU(図示せず)は、冷却風6
の下流側で、且つコネクタ5と近接する位置に取付けら
れている。上流側からフィン4間に侵入した冷却風6は
フィン4の上流側と熱交換してフィン4は勿論、ベース
3をも冷却される。しかしながら、冷却風6は、フィン
4間への進行とともに下流側で通風抵抗が大きくなり、
冷却風7は、下流側へ進行しなくなってしまう。しかし
ながら、下流側の熱は、新鮮な冷却風6で充分に冷却さ
れた上流側のフィン4やベース3方向に熱移動し、下流
側は放熱されることになる。
【0033】次に、図5に示した熱交換器をプロセッサ
ボードに搭載した場合について説明する。尚、プロセッ
サボード、プラッタ等は図1で説明したものと全く同一
であるので、その説明は省略する。図において、ベース
3の表面には、冷却風6の進行方向と平行に複数枚のフ
ィン4が取付けられている。このフィン4は、冷却風7
の進行方向と同一方向に複数にわたって分離されている
ので、冷却風7と直交するフィン群が複数段形成され
る。それぞれのフィン群間に空間4aが形成されてい
る。図2で説明したように、プロセッサボード1の内部
には、高熱となるCPU(図示せず)が冷却風6の下流
側で、且つコネクタ5に近接して取付けられている。従
って、冷却風6は一段目のフィン群に流入して熱交換す
る。一段目のフィン群を通過した冷却風6は、一段目と
二段目との間に設けられた空間4aから一部が流出す
る。次に、二段目のフィン群に流入した冷却風6は、熱
交換し、また二段目と三段目とのフィン群間の空間4a
から一部の冷却風6が流出し、三段目のフィン群に流入
するが、冷却風が下流側に徐々に近づくにつれて下流側
の通風抵抗は高くなり、冷却風6は、下流側のフィン群
に流入ができなくなる。しかしながら、図4でも説明し
たように、一段目のフィン群は新鮮な冷却風7と熱交換
しているので、上流側のフィン4とベース3は充分に冷
却され、下流側の熱は上流側へと熱移動して冷却される
ことになる。
【0034】続いて、図6に図4と図5に示した熱交換
器のフィンの特性を図6、図7、図8にて説明する。
【0035】空間4aを設けていない単なる平板のフィ
ン4は、冷却風7の流れ方向に対して抵抗となる部分が
ないので流体抵抗が均一であるのに対し、空間4aを設
けたフィン4は、冷却風6の流れ方向に対して抵抗があ
る反面、空間4aからの冷却風6の放出があるので、冷
却風6の量が減少した分、流体抵抗が減少する。その詳
細を図7で説明すると、横軸にフィン流れ方向長さを示
し、縦軸に圧力損失を示す(尚、空間4aを有しないフ
ィン4と空間4aを有するフィン4に流入する冷却風は
同じ条件からのものとする)。両フィン4ともフィン4
に対する冷却風7の流れが下流側になるほど、圧力損失
は大きくなるが、特に、空間4を設けていないフィン4
に対する圧力は、点線で示すようにフィン16に対する
冷却風8の流れが長くなるほど圧力損失は増加する。こ
れはフィン間の摩擦損失が冷却風8の流れるフィンの長
さに比例して増加するからである。一方、空間4aを有
するフィン4の圧力損失特性は、実線で示すように、冷
却風7が空間4aから抜け出て、下流側のフィン4へ行
くに従い、圧力損失が低くなり、その特性曲線が傾いて
くる。言換えると、空間4aのないフィン4の場合、フ
ィン4間に流入した冷却風が下流側で充満して圧力損出
が高くなるのに対し、空間4aを設けたフィン4の場合
は、空間から冷却風6の一部が押出されるので、下流側
のフィン4間には冷却風6は充満せず、圧力損失は低下
する。次に、冷却風の量と圧力損失との関係を図8にて
説明する。横軸に冷却風の量を示し、縦軸に圧力損失を
示す。空間4aを設けたフィン4は、図7で説明したよ
うに圧力損失が低減する分空間4aがないフィン4に比
べ、冷却風を大量に導入することができる。つまり、送
風機の特性20と、空間4aを設けないフィン4の流路
特性(点線で示す)と空間4aを有するフィン4の流路
特性(実線で示す)が送風機の特性20と交差する点が
動作点となり、この動作点が冷却風の風量となる。従っ
て、空間4aを有するフィン4を用いた場合の風量は、
空間4aがないフィン4を用いた場合の風量に比べて増
大する。一方、空間4aのないフィン4の場合、圧力損
失を起こした分、フィン4との熱交換を繰り返し冷却風
7が温度上昇を起こすことになってしまうが、高熱とな
るCPUが位置する下流側の熱は、新鮮な冷却風6で充
分に冷却された上流側のフィン4とベース3側に熱移動
して冷却されることになる。しかしながら、空間4aを
設けて下流側での圧力損失を少なくし、大量の風量を上
流側のフィンに流した方がCPUの放熱効果は高い。
【0036】次に、本発明の他の実施例を図9から図1
8を用いて説明する。図9は、図1の変形例である。切
り起こし4bを有する波状フィン4群を冷却風6の進行
方向と直交するように複数列設け、このフィン4群間に
は空間4aを設け、その波の間隔を上流側から下流側に
かけて次第に小から大に変化させたものである。図10
も図1の変形例であり、フィン4群間の空間4aを一部
他の空間4aよりも大幅に空けたものである。図11も
図1の変形例であり、冷却風6と直交する下流側の波条
フィン4の長さを大幅に短くするとともに、切り起こし
4bの数を冷却風6の進行方向に向かって徐々に少なく
し、下流側のフィン4には切り起こし4bが設けられて
いない。
【0037】図12は図5の変形例である。冷却風6の
進行方向と平行に平板状のフィン4を複数枚設け、冷却
風7と同方向に空間4aを複数個所設けて冷却風7と直
交するフィン群を設け、更に冷却風6と直交する方向の
フィン4の間隔を冷却風6の進行方向に行くに従って徐
々に小から大にしたものである。図13も図5の変形例
であり、フィン群間の空間4aの幅を他の空間4aより
も大幅に広くするとともに、下流側にはフィン4を設け
ていない。図14も図5の変形例であり、上流側で、且
つ熱交換器のほぼ半分まで延びるフィン4を設けたもの
であり、下流側にはフィン4を設けていない。図15
は、支柱4cに切り起こし4bを有する平板状フィン4
を冷却風6と直交するように挿入させて積上げて形成し
たフィン群を冷却風6と直交するように複数段設けたも
のである。このフィン群間には、空間4aが設けられて
いる。図16は図15の変形例であり、上流側から下流
側にかけて積上げられたフィン16の枚数を徐々に少な
くしたものである。図17も図15の変形例であり、フ
ィン4群間の空間4aの幅を他の空間4aの幅より大幅
に大きくしたものである。また、下流側には、フィン群
を設けていない。図18も図15の変形例であり、下流
側のフィン4の長さを他のフィン4の長さよりも大幅に
短くし、更に切り起こし4cの量を上流側から下流側に
かけて徐々に少なくし、最下流側のフィン4には切り起
こし4cは全く設けられていない。
【0038】このような各種形状のフィン4を有する熱
交換器は図1で説明した同じ作用と効果を有するもので
ある。
【0039】次に、本発明の他の実施例を図19乃至図
21を参照して説明する。図19は、プラッタに搭載さ
れるプロセッサボードとメモリボードとの位置関係、お
よびバス配線の流れを示した図である。図20は、プラ
ッタに搭載されるプロセッサボードとメモリボードとの
位置をプラッタの横方向から見た図であり、併せて図3
に示した電子機器装置におけるプロセッサボードとメモ
リボードの冷却の概念を示したものである。図21は、
メモリボード10での配置の概要を示した図である。
【0040】図19は、図3における電子機器装置9に
おいて、プラッタ16とプロセッサボード1群、メモリ
ボード10群とを抜き出して、プラッタ16に鉛直の方
向から見た一例である。また図20は、図19における
A−A’から見た断面を示している。ここでは理解を助
けるために、図3で開示されている送風機14やガイド
板18についても併記している。
【0041】図20に示す通り、プロセッサボード1群
は、コネクタ5を介してプラッタ16に対して鉛直に実
装される。同様に、メモリボード10群は、コネクタ5
aを介してプラッタ16に対して鉛直方向に実装され
る。このとき、図19に示すように、プロセッサボード
1の長手方向と、メモリボード10の長手方向とを、垂
直の関係に配置したことが本発明の特徴である。
【0042】なお、ここでは便宜上、図19における上
側のプロセッサボード群1を記号1a、下側のプロセッ
サボード1群を記号1bとする。同図中、22はメモリ
制御LSIであり、プロセッサボード群1a、1bから
メモリボード10群へのアクセスなどを制御する。
【0043】図21はメモリボード10を正面から見た
図である。メモリボード10は、コネクタ5aを介して
プラッタ16に実装される。メモリボード10の左右に
はメモリモジュール24を実装するソケット25を配置
する。ほぼ中央にあるのはメモリバッファLSI23
で、メモリ制御LSI22と、ソケット(スロット)2
5に実装されるメモリモジュール24との間をインター
フェースする。
【0044】本発明の特徴のさらにもう一つは、メモリ
モジュール24を、メモリボード10が実装されるプラ
ッタ16に対して鉛直方向に実装した点である。
【0045】続いてそれらの特徴がもたらす効果につい
て説明する。図19において、31a、31bは、プロ
セッサボード群1a、1bとメモリ制御LSI22間と
を接続するプロセッサバスである。この例では、一つの
プロセッサバス31に、最大四つのプロセッサボード1
が接続できるとする。
【0046】32a、32bはメモリバスで、メモリ制
御LSI22とメモリボード10群とを接続する。ここ
ではメモリ制御LSI22は、メモリアクセス性能を向
上させるために二つのメモリ入出力ポートを有すると仮
定する。
【0047】近年では、プロセッサバス31のバス幅
は、アドレスバスは32ビット以上、データバスは64
ビットにパリティビット8ビットを加えた72ビット幅
が採用されることが多い。そのほかの制御信号を加味す
れば、プロセッサバス31は120本程度の信号線で構
成されている。将来、プロセッサのデータバス幅が12
8ビット等に拡張されれば、総信号線数はさらに増加す
ることになる。なお図19では一本の線でプロセッサバ
ス31を記載しているが、実際は120本程度の信号線
が束状(帯状)に配線される。
【0048】一方のメモリバス32は、プロセッサバス
31と同じバス幅(すなわち前記例においてはデータ6
4ビット+パリティ8ビット)で構成されることが多
い。あるいはメモリアクセス性能を向上させるために、
図19のように複数のメモリ入出力ポートを設けたり、
データバス幅をプロセッサのデータバス幅以上に拡げる
例もある。
【0049】ここでプロセッサバス31の動作周波数
(基本クロック)は、近年では66MHz〜100MH
zであるが、将来は200MHzを越えると予想されて
いる。またメモリバス32もプロセッサバス31と同じ
周波数で動作させることが一般的である(メモリ制御L
SI22内部が単一クロックで同期動作する)。したが
って、メモリバス32も、66MHz〜100MHz、
あるいは200MHzといった高速クロックに同期して
動作する。
【0050】このような高速バスにおいて正しく信号を
伝達するためには、バス配線のインピーダンス整合など
の配慮だけでなく、バス配線長を短くする必要がある。
【0051】本実施例によれば、まずプロセッサバス3
1については、各プロセッサ群1a、1bからメモリ制
御LSI22に対し、バス配線を平行(帯状)に走らせ
ることが可能となり、配線長を短くできる。またメモリ
バス32については、やはり同様にメモリ制御LSI2
2から各メモリボード10に対してバス配線を平行(帯
状)に走らせることが可能となる。平行状の配線は、多
層基板によるプラッタ16において、層間の信号渡りを
低減できるという効果もあり、総合的に信号の伝送品質
を向上し得る。
【0052】同様に、メモリボード10におけるバス配
線の様子を図21を用いて説明する。プラッタ16から
コネクタ5aを介してメモリバス32がメモリバッファ
LSI23へ接続される。メモリバッファLSI23
は、メモリバス32を、メモリモジュール24に適した
インターフェース(電圧値、タイミング等)に変換し、
モジュールバス33a、33bとして、スロット25を
介してメモリモジュール24へ伝える。
【0053】ここで、プラッタ16に対してメモリモジ
ュール24が鉛直方向となる実装形態をとることによっ
て、メモリバッファLSI23とメモリバス32を最適
に接続でき、さらにモジュールバス33もメモリバッフ
ァLSI23とメモリモジュール24間で平行帯状に最
適に配線できる。
【0054】ところで図19では、図の左右方向(A−
A’の方向)に対して冷却用の風路を確保することが困
難となり、最も発熱が大きいプロセッサモジュール1群
の冷却ができない。そこで本発明では、第3図に示した
ように、送風機14からの風流をガイド板18で構成さ
れるチャンバ17で圧力を高め、スリット19からプロ
セッサボード1群とメモリボード10群へ高速に吹きつ
けることで解決することができる。この様子を再度図2
0を用いて模擬的に示す。
【0055】送風機14から入力された冷却風6は、ガ
イド板18で導かれたのち、まずメモリボード10群の
上部にあるスリット19からメモリモジュール24を冷
却すべく図下側へと一部が分流する。
【0056】また分流しなかった冷却風6は、その後右
に進みチャンバー17で圧力が高まったのち、プロセッ
サボード1群の上部にあるスリット19からプロセッサ
ボード1へと吹きつけられる。このとき、熱交換器2
(図20には図示せず)によって効率よくプロセッサボ
ード1の発熱が冷却風6へと伝えられる。最後に、後部
にある送風機14で、冷却風6は外部へと送出される。
【0057】このときメモリボード10上で分流した冷
却風6を背面に導くために、図21に示すようなボード
下端に隙間26を設けておく。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、発熱部がボードの下流
側に偏って取付けられた場合でも、冷却風の流れ方向に
対する圧力損失を減少させる熱交換器によって、単位風
量当たりの熱交換器自体の圧力損失を低減でき、送風機
の持つ性能のなかで、供給する冷却風量を最大限に増加
できるので、上流側の熱交換器への風量が増し、熱交換
器の中で、伝熱が最も良好である。また、風量が増した
分、新鮮な冷却風で上流側を充分に冷却するので、下流
側の通風抵抗が増大し冷却風が下流側まで届かなかった
場合でも、下流側から寿流側への熱移動によって、下流
側も冷却される。
【0059】よって、熱交換器のうちの伝熱性能の最も
良好な上流側での熱交換量を著しく増加でき、熱交換器
自体の伝熱性能を最大に向上できる。
【0060】また、本発明によれば、プロセッサボード
群に対してメモリボード群を垂直の関係に配置すること
で高速バスの配線を最適化し、かつプラッタに対する吹
きつけ方向の風流で冷却を実現することできるる。同様
に、メモリボード上でメモリモジュールをプラッタに対
して鉛直に配置することで、モジュールバスの配線を最
適化し、かつ吹きつけにより冷却を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプロセッサボードと熱交換
器の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のプロセッサボードの内部を
説明する正面図である。
【図3】本発明の一実施例の熱交換器を備えた電子機器
装置の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例のプロセッサボードと熱交換
器の斜視図である。
【図5】本発明の一実施例のプロセッサボードと熱交換
器の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例の熱交換器における空間を設
けていないフィンと空間を設けたフィンとを比較説明す
るためのフィンの側面図である。
【図7】本発明の一実施例のフィンの特性を説明するグ
ラフである。
【図8】本発明にの一実施例のフィンの特性を説明する
グラフである。
【図9】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜視
図である。
【図10】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図11】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図12】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図13】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図14】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図15】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図16】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図17】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図18】本発明の他の実施例を説明する熱交換器の斜
視図である。
【図19】本発明の他の実施例におけるプラッタに搭載
されるプロセッサボードとメモリボードとの位置関係、
およびバス配線の流れを示した図である。
【図20】プ本発明の他の実施例におけるラッタに搭載
されるプロセッサボードとメモリボードとの位置をプラ
ッタの横方向から見た図であり、併せて図3に示した電
子機器装置におけるプロセッサボードとメモリボードの
冷却の概念を示したものである。
【図21】本発明の他の実施例におけるメモリボード1
0での配置の概要を示した図である。
【符号の説明】
1…プロセッサボード、2…熱交換器、3…ベース、4
…フィン、5…コネクタ、6…冷却風、7…CPU、8
…メモリ、9…電子機器装置、10…メモリボード、1
1…I/Oパッケージ、12…ハードディスク装置、1
3…フロントパネル、14…送風機、15…電源部、1
6…プラッタ、17…チャンバ、18…ガイド板、19
…スリット孔、20…送風機の特性、22…メモリ制御
LSI、23…メモリバッファLSI、24…メモリモ
ジュール、25…スロット、31…プロセッサバス、3
2…メモリバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田栗 順一 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所サーバ開発本部内 (72)発明者 宮崎 正好 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所PC事業部内 (72)発明者 飛田 庸博 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所サーバ開発本部内 (72)発明者 小坂田 秀之 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所サーバ開発本部内 (72)発明者 近藤 義広 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大橋 繁男 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 中島 忠克 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 3L044 AA04 BA06 CA13 DA01 FA03 FA04 KA01 KA04 5E322 AA01 AA11 AB11 BA01 BA03 BA05 BB03 FA05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に搭載された第一の素子と、この第
    一の素子より発熱量が大きい第二の素子と、この基板の
    これら第一及び第二の素子の搭載面にフィンを有する金
    属板とを備えた電子機器装置であって、前記第一の素子
    を冷却風の下流側に配置した電子機器装置。
  2. 【請求項2】基板上に搭載された第一の素子と、この第
    一の素子より発熱量が大きい第二の素子と、この基板の
    一辺に取付けられたコネクタとを備えた電子機器装置で
    あって、前記第一の素子を前記第二の素子よりもコネク
    タ側に配置した電子機器装置。
  3. 【請求項3】複数の発熱素子を搭載した基板と、該基板
    の裏面に設けられたフィンとを備えた電子機器装置であ
    って、前記フィンを冷却風の上流側よりも下流側の通風
    抵抗が小さくなるようにした電子機器装置。
  4. 【請求項4】前記フィンを冷却風の流れ方向に複数に分
    割して複数のフィン群を形成し、前記フィン群間に空間
    を設けた請求項3記載の電子機器装置。
  5. 【請求項5】前記フィン群は、冷却風の上流側のフィン
    間隔を小さくし、下流側を大きくした請求項4記載の電
    子機器装置。
  6. 【請求項6】筐体内部の板部材に設けられた基板側のコ
    ネクタを挿入することによって基板上に搭載された素子
    と電気的に接続されるコネクタと、前記基板の前記素子
    搭載面の裏面に設けられたフィンとを備えた電子機器装
    置であって、前記板部材に設けられたコネクタが前記フ
    ィンを通過する冷却風の下流側となるような前記筐体内
    に流す冷却風の流路構造とした電子機器装置。
  7. 【請求項7】プラッタ基板上に鉛直に実装されるプロセ
    ッサボードと、前記プラッタ上に鉛直に実装されるメモ
    リボードとを備え、前記プロセッサボードの長手方向と
    前記メモリボードの長手方向とが垂直の関係に配置され
    ことを特徴とする電子機器装置。
  8. 【請求項8】前記プラッタの鉛直方向から前記プロセッ
    サボードに対し風流を発生させる手段と、前記風流を前
    記プラッタによって誘導し、周囲に排出する手段とを設
    けた請求項7記載の電子機器装置。
  9. 【請求項9】プラッタ基板上に鉛直に実装されるメモリ
    ボードと、前記メモリボード上に鉛直に実装されるメモ
    リモジュールを備えた電子機器装置において、前記メモ
    リモジュールの長手方向を前記プラッタに対して鉛直の
    関係に配置したことを特徴とする電子機器装置の基板配
    置方法。
  10. 【請求項10】筺体面に装着された送風機と、前記送風
    機によって流入される風流を誘導するダクト構造体を備
    えた電子機器装置の冷却構造であって、前記ダクトと平
    行に配置されたプラッタ基板と、概プラッタ基板上に鉛
    直に配置される電子回路基板を備え、前記ダクトに設け
    たスリット構造によって風流の一部を前記電子回路基板
    に向けて前記ダクト構造から噴出させ、さらに前記プラ
    ッタ基板によって風流の向きを誘導し周囲に排出せしめ
    ることを特徴とする電子機器装置の冷却構造。
  11. 【請求項11】プラッタ基板上に鉛直に実装されるメモ
    リボードと、前記メモリボード上に鉛直に実装されるメ
    モリモジュールを備え、前記メモリモジュールの長手方
    向を前記プラッタに対して鉛直の関係に配置された電子
    機器装置であって、前記プラッタの鉛直方向から前記メ
    モリモジュールに対し略平行の向きに風流を発生させる
    手段と、前記風流を前記プラッタによって誘導し、周囲
    に排出する手段とを有する電子機器装置。
  12. 【請求項12】プラッタ基板上に鉛直に実装されるプロ
    セッサボードと、前記プラッタ上に鉛直に実装されるメ
    モリボードとを備えた電子機器装置において、前記プロ
    セッサボードの長手方向と前記メモリボードの長手方向
    とを垂直の関係に配置し、前記プラッタ上に前記プロセ
    ッサボードの長手方向とは垂直の方向にプロセッサバス
    を配線し、前記プラッタ上に前記メモリボードの長手方
    向とは垂直の方向にメモリバスを配線し、前記プラッタ
    上における前記プロセッサバスと前記メモリバスの略交
    点に、前記両バスを制御する回路を配置したことを特徴
    とする電子機器装置の部品配置方法。
  13. 【請求項13】プラッタ基板上に鉛直に実装されるメモ
    リボードと、前記メモリボード上に鉛直に実装されるメ
    モリモジュールを備えた電子機器装置において、前記メ
    モリモジュールの長手方向を前記プラッタに対して鉛直
    の関係に配置し、前記メモリボード上に前記プラッタと
    鉛直の方向にメモリバスを配線し、前記メモリボード上
    に前記メモリボードの長手方向とは平行の方向にメモリ
    モジュールバスを配線し、前記メモリボード上における
    前記メモリバスと前記メモリモジュールバスの略交点
    に、前記両バスを制御する回路を配置したことを特徴と
    する電子機器装置の部品配置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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