JP2000222336A - データ転送装置、データ転送方法及びデータ処理装置 - Google Patents

データ転送装置、データ転送方法及びデータ処理装置

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JP2000222336A
JP2000222336A JP11024412A JP2441299A JP2000222336A JP 2000222336 A JP2000222336 A JP 2000222336A JP 11024412 A JP11024412 A JP 11024412A JP 2441299 A JP2441299 A JP 2441299A JP 2000222336 A JP2000222336 A JP 2000222336A
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Koji Kobayashi
宏次 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よくデータ転送が可能な複数のI/Fを
有するデータ転送装置を提供すること 【解決手段】 ユーザーが選択していないI/Fを転送
先の装置が使用可能であるか否かをチェックし(S
2)、使用可能かつ接続されている場合には転送速度を
測定して(S4)、現在使用中のI/Fにおける転送速
度と比較する(S9)。比較の結果、現在使用していな
いI/Fの方が実転送速度が速い場合には、ユーザーに
I/Fを切り替えた方がデータ転送速度が速くなる旨を
通知する(S10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送装置に
関し、特に複数のデータ転送用インタフェース(I/
F)を有するデータ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ転送装置を利用し
たデータ処理装置、例えば画像読取装置においては、少
なくとも2つ以上インタフェース(以下I/F)を有し
ており、また接続する外部装置も複数のI/Fを有して
いる場合であっても、ユーザーがどちらか一方のI/F
を最初に選択すれば、後は動作環境による転送速度のば
らつきに関わらず一方のI/Fを使用し続けるのが一般
的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昨今で
はUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等
の一つのI/Fを多数の周辺機器で共有することが可能
なI/Fが登場し、接続されている周辺機器が1台のみ
の場合と、127台の場合(USBの最大接続可能台
数)では1台あたりのデータ転送速度が大きく異なって
くる。このような状況の中で上述のような手法では、ユ
ーザーがI/Fの仕様から転送速度が速い方を選択した
つもりが、実際には仕様的に劣る他のI/Fを使用した
方が圧倒的に転送速度が速いということが起こり得る。
【0004】本発明の目的は、上述のような点に鑑み
て、動作環境に影響を受けることがなくユーザーが快適
に使用できるデータ転送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、外部装置を接続可能な複数のインタフェース手段を
有し、外部装置に所定のデータを転送するデータ転送装
置であって、複数のインタフェース手段の少なくとも2
つを使用可能な構成を有する外部装置へ所定のデータを
転送する際、複数のインタフェース手段のうち、実際の
転送速度がより高速となると思われるインタフェース手
段を推定する推定手段を有することを特徴とするデータ
転送装置に存する。
【0006】また、本発明の別の要旨は、本発明のデー
タ転送装置を有するデータ処理装置に存する。
【0007】また、本発明の別の要旨は、外部装置を接
続可能な複数のインタフェース手段を有し、外部装置に
所定のデータを転送するデータ転送方法であって、複数
のインタフェース手段の少なくとも2つを使用可能な構
成を有する外部装置へ所定のデータを転送する際、複数
のインタフェース手段のうち、実際の転送速度がより高
速となると思われるインタフェース手段を推定する推定
ステップを有することを特徴とするデータ転送方法に存
する。
【0008】また、本発明の別の要旨は、装置が実行可
能なプログラムを格納する記憶媒体であって、プログラ
ムを実行した装置を、外部装置を接続可能な複数のイン
タフェース手段を有し、外部装置に所定のデータを転送
するデータ転送装置であって、複数のインタフェース手
段の少なくとも2つを使用可能な構成を有する外部装置
へ所定のデータを転送する際、複数のインタフェース手
段のうち、実際の転送速度がより高速となると思われる
インタフェース手段を推定する推定手段を有するデータ
転送装置として動作させることを特徴とする記憶媒体に
存する。
【0009】
【発明の実施形態】以下に図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。以下の実施形態においては、本
発明のデータ転送装置を用いたデータ処理装置として、
画像読取装置を例として説明を行う。
【0010】図1は、本実施形態における画像読取装置
の制御回路構成を示すブロック図である。以下に図1を
用いて、本件の回路動作を説明する。図1において、2
01は例えばContact Image Sensor(以下CIS)であ
り、光源であるLED202も一体化されており、CI
Sを図示しない原稿ガラス上でスキャン方向に搬送させ
ながら、LED制御回路203にて1ライン毎に各色の
LED202を切り換えて点灯させることにより、RG
B線順次のカラー画像を読み取ることが可能である。
【0011】AMP204はCIS201より出力され
た信号を増幅させる増幅器であり、205はAMP20
4の出力をA/D変換して例えば8ビットのデジタル出
力を得るA/D変換回路である。シェーディングRAM
206は、キャリブレーション処理のための黒領域及び
白領域を読み取り、そのデータを演算処理することによ
り得られたシェーディング補正用のデータが記憶されて
おり、シェーディング補正回路207はシェーディング
RAM206のデータに基づいて、読み取られた画像信
号のシェーディング補正を行う。
【0012】ガンマ変換回路209は、外部装置である
ホストコンピュータよりあらかじめ設定されたガンマカ
ーブに従って読み取られた画像データのガンマ変換を行
う。
【0013】バッファRAM210は、実際の読み取り
動作とホストコンピュータとの通信におけるタイミング
を合わせるために、画像データを1次的に記憶させるた
めのRAMであり、パッキング/バッファRAM制御回
路211は、ホストコンピュータよりあらかじめ設定さ
れた画像出力モード(2値、4ビット多値、8ビット多
値、24ビット多値等)に従ったパッキング処理を行っ
た後にそのデータをバッファRAM210に書き込む処
理と、I/F回路212にバッファRAM210から画
像データを読み込んで出力させる処理を行う。
【0014】I/F回路212は、本実施形態に係る画
像読取装置のホスト装置となる、パーソナルコンピュー
タなどの外部装置213との間でコントロール信号の受
容や画像信号の出力を行う。I/F制御切換え回路21
2Aは、例えばUSB I/F回路212BとIEEE
1284I/F回路212Cの通信制御の切換えを行
う。
【0015】215は例えばマイクロコンピュータ形態
のCPUであり、処理手順を格納したROM215A及
び作業用のRAM215Bを有し、ROM215Aに格
納された手順に従って各部の制御を行う。
【0016】216は例えば水晶発振器、214はCP
U215の設定に応じて発振器216の出力を分周して
動作の基準となる各種タイミング信号を発生するタイミ
ング信号発生回路である。
【0017】次に、図2に示すフローチャートを用い
て、本実施形態に係る画像読取装置のI/F制御動作を
説明する。なお、以下の説明において、制御の実体は外
部装置にインストールされたドライバーソフトウェア及
びそれを利用したアプリケーションプログラムであるの
が一般的である。まず、図2のステップS1においてユ
ーザーが予め選択したI/F、または基本設定のI/
F、例えばUSB(以下I/Fとする)を用いて画像
読取装置と外部装置であるホスト装置間の制御信号の通
信を開始する。
【0018】ステップS2では現在使用していない(画
像読取装置と物理的に接続していない)I/F、例えば
IEEE1284準拠のI/F(以下I/Fとする)
をホスト装置が物理的に搭載(サポート)しているかを
検出し、ホスト装置がI/Fをサポートしていない場
合は、I/Fでの通信制御をそのまま継続する。
【0019】現在使用していないI/Fをホスト装置が
物理的に搭載しているかどうかの検出方法としては例え
ば、以下のいずれかの方法を用いることができる。 ホスト装置で稼働するOS、BIOSの関数(コマン
ド)を使用して、OSやBIOSが記憶しているI/F
に関するハードウェア情報を取得する。 I/Fのハードウェアにドライパソフトから直接アク
セスしDeviceID等を取得することでI/Fを検
出する。Plug&Play規格で各ハードウェア毎に
定められた方式で通信を行いDeviceIDを取得す
る。この規格では例えばPCIパス、ISAパス等、I
/Fの種類毎にDeviceIDを取得する通信方法が
定められている。
【0020】ホスト装置がI/Fをサポートしている
場合は、ステップS3においてI/Fを用いて画像読
取装置とホスト装置が例えばI/Fケーブル等によって
物理的に接続されているかを検出し、接続されていない
場合は、ステップS5にてI/Fの比較用転送速度
(推定値)をI/Fの転送速度Sp2として保存す
る。
【0021】推定値の設定方法としては、 I/Fの理論値をある程度落とした値、例えば理論
値の80%程度の転送速度を用いる。 画像読取装置と接続されていない未使用のI/Fに接
続されている他の周辺機器の個数、種類、転送方式等の
情報をOSから取得して、I/Fの混雑具合を推定し
て、転送速度を算出する。例えばUSBのアイソクロナ
ス転送を使用する周辺機器(スピーカーやテレビカメラ
等常に画像データや音声データを送信しているもの)が
多く接続されていれば、転送速度は遅くなる可能性が高
いと判断する。 未使用のI/Fのハートウェアをドライバソフト(或
いはハードウェア)等で直接監視し、現在どの程度のデ
ータがI/F上に流れているかを実測する。等の方法が
考えられる。
【0022】一方、I/Fが接続されている場合は、
ステップS4にて例えばダミーデータ等を転送すること
によってI/Fを用いた画像読取装置と外部装置間の
転送速度を実際に測定し、I/Fの転送速度Sp2と
して保存する。
【0023】ステップS6では画像読み取り時のI/F
の転送速度を監視するための諸設定、例えば、画像読
取装置から(画像データではなく)ダミーデータを出力
させるためのコマンドの発行や、転送速度を計算するた
めのタイマーの設定、ダミーデータ、画像データの量を
行う。ステップS7において、I/Fを用いて所定量
のデータX(Byte)をホスト装置に転送し、ステッ
プS8にて所定量のデータX(Byte)を転送するた
めに要した転送時間T(Sec)から、I/Fの転送
速度Sp1を算出し保存する。
【0024】ステップS9において、予め保存しておい
たI/Fの転送速度Sp2とI/Fの転送速度Sp
1を比較することで、I/FとI/Fのどちらの転
送効率が良いかを判断し、I/Fの転送効率の方が良
いと判断された場合はステップS10において、画像デ
ータ転送終了後の現在の動作環境下ではI/Fの方が
転送効率が良いことを外部装置の表示装置及び/又は画
像読取装置の表示部を利用してユーザーに通知して通信
の接続を切り換えるように促す。I/Fの転送効率の
方が良いと判断された場合は、そのままI/Fでの通
信制御を継続する。
【0025】[第2の実施形態]上述した第1の実施形
態においては、転送効率がよいと思われるI/Fをユー
ザーに通知するのみで、実際にI/Fを切り替えはしな
い。本実施形態においては、自動で効率がよいと思われ
るI/Fを使用するように切り替えることを特徴とす
る。
【0026】以下、本実施形態におけるI/F自動切換
え動作を図3に示すフローチャート及びI/F自動切替
操作に関わる要素を示す図4を用いて説明する。図4に
おいて、1〜5は例えば外部装置に設けられ、またI/
F6及び7は外部装置及び画像読取装置の双方に設けら
れたI/Fをまとめて表している。なお、画像読取装置
制御ドライパとI/F監視、切替ドライバは必ずしも別
モジュールである必要はないが、説明の理解を容易にす
るため別モジュールとして記載してある。
【0027】まず、画像読取装置制御ドライパ1では上
位アプリケーション2から要求された命令に従つて、対
応する制御コマンドに画像モード(カラー、グレースケ
ール、2値等)、画像サイズ等を設定しユーザーが予め
選択したI/F、または基本設定のI/F、例えばUS
B(以下I/Fとする)を制御するI/Fドライパ
を介して画像読取装置に送信する。画像読取装置はその
命令に従って、画像の読み込みを開始し、I/Fを使
用して画像データをホスト装置に転送する(図3、ステ
ップS11)。
【0028】ステップS12では上述の方法を用いて現
在使用していないI/F、例えばIEEE1284準拠
のI/F(以下I/Fとする)をホスト装置が物理的
に搭載(サポート)しているかを検出し、ホスト装置が
I/Fをサポートしていない場合は、I/Fでの通
信制御をそのまま継続する。
【0029】ホスト装置がI/Fをサポートしている
場合は、ステップS13においてI/Fを用いて画像
読み取り装置とホスト装置が例えばI/Fケーブル等に
よって物理的に接続されているかを検出し、接続されて
いない場合はI/Fでの通信制御をそのまま継続す
る。I/Fが接続されている場合は、ステップS14
にて例えばダミー等を転送することによってI/Fを
用いた画像読取装置とホスト装置間の転送速度を実際に
測定し、I/Fの転送速度Sp2として保存する。
【0030】I/Fの転送速度の計測処理としては、
I/Fにて画像読み込み途中にI/Fを介してダミ
ーデータ等をホスト装置に転送するコマンドを同じくI
/Fを介して画像読取装置に発行し、それに応じて画
像読取装置はI/Fを通じてダミーデータをホスト装
置に送信する(現在の画像データ送受信方式としてはD
MA転送(画像読取装置のハードウェアが自動的に所定
量のデータをホストに送信する機能)が一般的であり、
試行回数が少なければ画像読取装置のI/Fでのダミ
ーデータの転送処理がI/Fでの画像読み込み、転送
処理に実質的な影響を与えることはない)。I/F監
視、切替ドライバ3はI/Fを通じて受信したダミー
データから実転送速度を計算し、保存する。
【0031】ステップS15では例えば、画像読取装置
からダミーデータを(画像データではなく)出力させる
ためのコマンドの発行や、転送速度を計算するためのタ
イマーの設定、ダミーデータ、画像データの量の設定
等、画像読み取り時のI/Fの転送速度を監視するた
めの諸設定を行う。設定時に注意が必要なのは転送速度
計算用データ量の決定方法で、大きいデータ量を転送速
度監視用として設定すると、画像読取装置のモーター制
御やバッファ制御によって転送が中断してしまう場合が
あり、純粋な意味での画像データの実転送速度が計れな
くなってしまう。従って監視用のデータ量としては例え
ば1ライン分の画像データ程度の画像読取装置に搭載さ
れているパッファRAMの容量以内に収め、データ転送
が途切れないようにすることが望ましい。
【0032】ステップS16において、I/Fを用い
て所定量のデータX(Byte)をホスト装置に転送
し、ステップS17においてI/F監視、切替ドライパ
3は所定量の画像データの受信を開始してから終了する
までの時間を計測し、I/Fの実転送速度を算出す
る。所定量のデータX(Byte)を転送するために要
した転送時間T(Sec)から、I/Fの転送速度S
p1を算出し保存する。上述の理由により1ライン分の
画像データが計算用として設定されている場合、画像デ
ータの1ラインの転送速度を計測するだけでは実速度に
信頼性がもてない場合は、何回か上述の1ラインの監視
計測処理を繰り返し、各回の平均を取ってもよい。
【0033】ステップS18において、I/F監視、切
替ドライバ3は、予め保存しておいたI/Fの転送速
度Sp2とI/Fの転送速度Sp1を比較すること
で、I/FとI/Fのどちらの転送効率が良いかを
判断し、I/Fの転送効率の方が良いと判断された場
合はステップS19において、例えば画像データのプロ
ックの切れ目(コマンドの合間)にI/Fを通じて、
画像データの転送をI/Fに変更するよう命令するコ
マンドを画像読取装置に発行し、自動的にI/Fを使
用した画像データ転送に切り替え、制御コマンド、及び
画像データの受容を行う。
【0034】通常、画像データの転送は1コマンドあた
りの画像データの転送量や上限が決まっており、このコ
マンドを何度も発行することによって画像データを画像
読取装置から受信しているのでコマンド発行の合間にI
/Fを切り替えることは容易である。また、パーソナル
コンピュータに代表される外部装置と画像読取装置のよ
うに一対一で接続され、制御するものとされるものとい
う役割が明確な場合は特にI/F切り替えコマンドのよ
うなものは使用しないで、今までI/Fを通じて発行
していた画像データ転送コマンド等をI/Fを通じて
送信しても良い。I/Fの方が実転送速度が速い場合
はそのままI/Fでの画像データ転送を継続する。
【0035】[第3の実施形態]図5を参照して、本発
明の別の実施形態を説明する。本実施形態では、読み取
り画像データの転送前にI/Fの転送速度を測定して、
測定結果に基づいてデータ転送を開始し、転送を開始し
てからはI/Fの変更は行わない。特に、転送データの
容量が小さい場合や、I/Fの動的な切替が困難な場合
に適用することができる。まず、ステップS41におい
て、外部装置が有するI/F及びドライバソフトウェア
などのハードウェア環境に関する情報を取得する。この
情報は予め外部装置に接続された機器から読み取り可能
なメモリ等に記憶しておいても、外部装置が特定のコマ
ンドに応答して情報を収集し、結果を返送するように構
成しても良い。次に、ステップS42において、画像読
み取り装置のI/F回路、が、外部装置と接続され
ているか否かを検出する。この検出は例えばコンピュー
タネットワークで使用されるping命令のような単純な命
令を各I/F回路から送信し、所定時間内に応答がある
か否かを検出することで行うことができる。接続されて
いるI/Fの情報は、たとえばRAM215Bの所定領
域に保存される。
【0036】次に、ステップS43において、ステップ
S42で検出された、接続されているI/Fを用いて、
転送速度の測定を行う。この速度測定は、例えば所定量
のダミーデータを送信し、送信終了までにかかる時間を
測定することによって行う。ステップS43で速度計測
のために送信するダミーデータの量は少なすぎると信頼
性のある速度計測結果が得られず、また多すぎるとデー
タ転送全体の処理時間が長くなるので、I/Fの種類な
どに応じて適宜定める。ステップS42において、実際
に接続されているI/Fが1つしかない場合、未使用の
I/FについてはI/F仕様上の最大転送速度を元に、
仮の転送速度を求めておく。実使用時に仕様上の最大転
送速度が得られる可能性は低いので、たとえばその80
%程度の転送速度を仮の転送速度とする。ダミーデータ
による実測値と、仮の転送速度はいずれもRAM215
Bの所定領域に保存しておく。
【0037】ステップS44では、ステップS43で測
定した転送速度(仮の転送速度を含む)を比較し、例え
ばRAM215Bの所定領域に保存された、現在データ
転送用として設定されているI/Fが、転送速度の一番
早いI/Fであるか否かを調べる。もし現在設定されて
いるI/Fが最も早いものでない場合には、画像読み取
り装置の表示部(図示せず)或いは外部装置に接続され
ている表示装置(図示せず)に、現在設定されているI
/Fよりも早く転送ができると思われるI/Fが他にあ
ることを通知し、ユーザーの応答を待つ(ステップS4
5〜S46)。
【0038】ユーザーの応答があると、ステップS47
で応答内容をチェックする。ユーザーが画像読取装置の
所定のボタンを押下する等して、現状の設定のまま転送
を行う旨の応答した場合及び、ステップS44において
現在の設定が最速のI/Fである場合には、ステップS
49に移行し、画像データの読み取り及び転送処理を開
始する。一方、ユーザーが画像読み取り装置の所定ボタ
ンを押下する等して使用するI/Fの設定を変更した場
合には、RAM215Bの設定中のI/F情報を変更
(ステップS48)した後、データ転送処理を開始する
(S49)。
【0039】
【他の実施形態】上述の実施形態においては、異なる規
格のI/Fを有する場合を説明したが、必ずしもI/F
の規格が異なる必要はない。同じ規格のI/Fを2系統
有している場合であっても、I/Fに接続される機器の
数が異なるなどの理由により転送速度が変化し得るた
め、本発明の効果を得ることができる。
【0040】また、I/Fの種類も限定されるものでは
なく、任意の規格のI/Fに対して本発明を適用するこ
とができる。もちろん、IrDA/ASK方式の赤外線
I/Fなど、無線I/Fに対しても適用できることは言
うまでもない。
【0041】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムの機器に適用しても、
一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミ
リ装置など)内部に適用してもよい。
【0042】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0043】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0044】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0045】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0046】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データを外部装置に転送する手段として少なくとも2以
上のI/Fを有する画像読取装置において、実際の転送
速度が高速なI/Fをユーザーが、或いは自動的に選択
することができ、ユーザーが動作環境に影響を受けるこ
とがなく快適にデータ転送を行うことが可能となる。特
に、静止画、動画、高品位音声など容量の大きいデータ
を転送する際に、本発明の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読取装置の電気的
構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の実施形態の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の実施形態の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の実施形態の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】 201 CIS 202 LED 203 LED制御回路 204 AMP 205 A/D変換回路 206 シェーディングRAM 207 シェーディング補正回路 208 ピーク検出回路 209 ガンマ変換回路 210 バッファRAM 211 パッキング/バッファRAM制御回路 212 インターフェース回路 212A I/F制御切換え回路 212B I/F回路1 212C I/F回路2 213 外部装置 214 タイミング信号発生回路 215 CPU 215A ROM 215B RAM 216 水晶発振器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置を接続可能な複数のインタフェ
    ース手段を有し、前記外部装置に所定のデータを転送す
    るデータ転送装置であって、 前記複数のインタフェース手段の少なくとも2つを使用
    可能な構成を有する前記外部装置へ前記所定のデータを
    転送する際、前記複数のインタフェース手段のうち、実
    際の転送速度がより高速となると思われるインタフェー
    ス手段を推定する推定手段を有することを特徴とするデ
    ータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記外部装置又は前記データ転送装置の
    いずれかが表示手段を有し、前記推定手段の推定結果を
    前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載
    のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記推定手段が、前記複数のインタフェ
    ース手段における実転送速度を計測する転送速度検出手
    段を有し、この転送速度検出手段の計測結果を基に前記
    推定を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ転送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記推定手段が、前記複数のインタフェ
    ース手段における実転送速度を計測する転送速度検出手
    段を有し、この転送速度検出手段の計測結果と、前記複
    数のインタフェース手段のうち、前記外部装置が使用可
    能でかつ通信不可能な状態のインタフェース手段の見込
    み転送速度情報とを比較して前記推定を行うことを特徴
    とする請求項1記載のデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記推定手段の推定の結果、現
    在データ転送中のインタフェース以外のインタフェース
    手段を用いた方が高速であるとの結果が得られた場合、
    この高速と思われるインタフェース手段が前記外部装置
    と通信可能な状態か否かを検出するとともに、通信可能
    な場合にはデータ転送に用いるインタフェース手段を切
    り替える切替手段を有することを特徴とする請求項1記
    載のデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のインタフェース手段が有線及
    び無線のインタフェース手段を含むことを特徴とする請
    求項1記載のデータ転送装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のインタフェース手段が、Smal
    l Computer SystemInterface(SCSI。ANSI規格
    番号:X3.131−1986)、Universal Serial B
    us(USB)インタフェース、IEEE1394準拠イ
    ンタフェース、IEEE1284準拠インタフェース及
    びIrDA/ASK方式赤外線インタフェースのいずれ
    かを含むことを特徴とする請求項1記載のデータ転送装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    のデータ転送装置を有するデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 外部装置を接続可能な複数のインタフェ
    ース手段を有し、前記外部装置に所定のデータを転送す
    るデータ転送方法であって、 前記複数のインタフェース手段の少なくとも2つを使用
    可能な構成を有する前記外部装置へ前記所定のデータを
    転送する際、前記複数のインタフェース手段のうち、実
    際の転送速度がより高速となると思われるインタフェー
    ス手段を推定する推定ステップを有することを特徴とす
    るデータ転送方法。
  10. 【請求項10】 前記外部装置又は前記データ転送方法
    のいずれかが表示ステップを有し、前記推定ステップの
    推定結果を前記表示方法に表示することを特徴とする請
    求項9記載のデータ転送方法。
  11. 【請求項11】 前記推定ステップが、前記複数のイン
    タフェース手段における実転送速度を計測する転送速度
    検出ステップを有し、この転送速度検出ステップの計測
    結果を基に前記推定を行うことを特徴とする請求項9記
    載のデータ転送方法。
  12. 【請求項12】 前記推定ステップが、前記複数のイン
    タフェース手段における実転送速度を計測する転送速度
    検出ステップを有し、この転送速度検出ステップの計測
    結果と、前記複数のインタフェース手段のうち、前記外
    部装置が使用可能でかつ通信不可能な状態のインタフェ
    ース手段の見込み転送速度情報とを比較して前記推定を
    行うことを特徴とする請求項9記載のデータ転送方法。
  13. 【請求項13】 さらに、前記推定ステップの推定の結
    果、現在データ転送中のインタフェース以外のインタフ
    ェース手段を用いた方が高速であるとの結果が得られた
    場合、この高速と思われるインタフェース手段が前記外
    部装置と通信可能な状態か否かを検出するとともに、通
    信可能な場合にはデータ転送に用いるインタフェース手
    段を切り替える切替ステップを有することを特徴とする
    請求項9記載のデータ転送方法。
  14. 【請求項14】 前記複数のインタフェース手段が有線
    及び無線のインタフェース手段を含むことを特徴とする
    請求項9記載のデータ転送方法。
  15. 【請求項15】 前記複数のインタフェース手段が、Sm
    all Computer System Interface(SCSI。ANSI
    規格番号:X3.131−1986)、Universal Seri
    al Bus(USB)インタフェース、IEEE1394準
    拠インタフェース、IEEE1284準拠インタフェー
    ス及びIrDA/ASK方式赤外線インタフェースのい
    ずれかを含むことを特徴とする請求項9記載のデータ転
    送方法。
  16. 【請求項16】 装置が実行可能なプログラムを格納す
    る記憶媒体であって、前記プログラムを実行した装置
    を、 外部装置を接続可能な複数のインタフェース手段を有
    し、前記外部装置に所定のデータを転送するデータ転送
    装置であって、 前記複数のインタフェース手段の少なくとも2つを使用
    可能な構成を有する前記外部装置へ前記所定のデータを
    転送する際、前記複数のインタフェース手段のうち、実
    際の転送速度がより高速となると思われるインタフェー
    ス手段を推定する推定手段を有するデータ転送装置とし
    て動作させることを特徴とする記憶媒体。
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