JP2000221744A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000221744A
JP2000221744A JP11022269A JP2226999A JP2000221744A JP 2000221744 A JP2000221744 A JP 2000221744A JP 11022269 A JP11022269 A JP 11022269A JP 2226999 A JP2226999 A JP 2226999A JP 2000221744 A JP2000221744 A JP 2000221744A
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guide
image forming
sheet
forming apparatus
reversing
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JP11022269A
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English (en)
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Kayoko Onishi
香代子 大西
Teruki Komura
輝基 小村
Seietsu Miura
誠悦 三浦
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反転ガイドが一体成形された外装部材全体を
樹脂で形成して定着部近傍に配置すると、外装部材の熱
変形が生じる。 【解決手段】 トナーをシートPに加熱定着させる定着
部7を有するとともに、この定着部の近傍に配置される
外装部材80,81に、装置内で搬送されるシートをガ
イドする複数のリブ形状のガイド部80a,81aを一
体に設けた画像形成装置において、上記外装部材に、中
空断面を有し上記複数のガイド部を連結するように延び
る補強用突起80b,81bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート上に画像を
形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
例えば、複写機、プリンタ、あるいはファクシミリ装置
がある。
【0003】複写機は、一般的に、原稿等の画像を読み
取る機能を備え、読み取った画像情報に基づいてシート
に画像を形成するものであるが、近年では、通信機能等
を備えて外部から送られる画像情報を入力する機能を備
えたものもある。
【0004】また、プリンタは、一般的に、外部の装
置、例えば、コンピュータ等の装置から送られる画像情
報に基づいてシートに画像を形成するものである。さら
に、ファクシミリ装置は、一般的に、原稿等の画像を読
み取る機能および通信機能を備え、読み取った画像を外
部へ送り、また、外部から送られた情報に基づいてシー
トに画像を形成するものである。
【0005】このように、いずれの装置も得られた画像
情報に基づいて、シートに画像を形成するものである。
【0006】そして、これらの装置では、画像が形成さ
れたシートを積載部に導くために、シートの先端をガイ
ドし、シートの進行方向を変える反転ガイドが備えられ
ている。
【0007】以下、図8から図11を参照して、従来の
画像形成装置に備えられている反転ガイドについて説明
する。
【0008】図8には、従来の画像形成装置(レーザー
プリンタ)のうち、定着装置、外装カバーおよび積載ト
レイが備えられた付近の概略構成を示している。図9
は、図8のに示した定着装置、外装カバー、積載トレイ
が備えられた付近の一部の破断斜視図である。
【0009】また、図10には、別の従来の画像形成装
置のうち、定着装置、外装カバーおよび積載トレイが備
えられた付近の概略構成を示している。図11は、図1
0に示した定着装置、外装カバーおよび積載トレイが備
えられた付近の一部の破断斜視図である。
【0010】これらの図に示したように、不図示の画像
形成手段によって表面上に未定着のトナー像Tが形成さ
れたシートPは、図中右側から搬送されて、定着ローラ
ー109および加圧ローラ111により形成されるニッ
プ部Nへと送られる。
【0011】フィルムガイド兼用のヒーター支持体11
0には、ヒーター114や耐熱性のフィルム109が取
り付けられており、加圧ローラー111はシートPをフ
ィルム109およびヒーター114に対して加圧する構
成となっている。
【0012】このような構成によって、ニップ部Nを搬
送されるシートPに対して、加圧および加熱がなされて
未定着のトナー像Tを融解し、定着させる。
【0013】そして、加圧ローラ111は図中矢印方向
に回転して、シートPを下流へと搬送する。なお、フィ
ルム109は加圧ローラ111の回転により従動する。
【0014】搬送されたシートPは、搬送上ガイド15
0と搬送下ガイド140にガイドされて、コロ151と
搬送ローラ141との挟持部へと導かれて、さらに下流
へと搬送される。
【0015】そして、搬送されるシートPは、第1の反
転ガイド180aによって先端をガイドされ、その進行
方向が反転される。
【0016】ここで、図8および図9に示す画像形成装
置では、第1の反転ガイド180aは、第1の外装カバ
ー本体180に一体に形成されており、カバー本体18
0と反転ガイド180aの全体で第1の外装カバーを構
成している。そして、この第1の外装カバーは、画像定
着後のシート詰まりの際、詰まったシートを取り除ける
ように、装置本体に対し開閉可能に取り付けられてお
り、閉じ状態にあるときは、第2の反転ガイド181a
が一体成形されている第2の外装カバー本体181に突
き当てられて係止されている。なお、外装カバー本体1
80,181および反転ガイド180a、181aは、
これらと一体に成形された補強リブ180b、181b
によって補強されている。
【0017】一方、図10および図11に示す画像形成
装置では、第1の反転ガイド180aは断熱・耐熱材に
より形成されて、別部材である第1の外装カバー本体1
80に取り付けられている。そして、この第1の外装カ
バーは、画像定着後のシート詰まりの際、詰まったシー
トを取り除けるように、装置本体に対し開閉可能に取り
付けられており、閉じ状態にあるときは、耐熱材により
形成された第2の反転ガイド181aが取り付けられた
第2の外装カバー本体181に突き当てられて係止され
ている。なお、外装カバー本体180,181は、これ
と一体に成形された補強リブ180b、181bによっ
て補強されている。
【0018】これらの画像形成装置において、第1の反
転ガイド181a、182によって反転されたシートP
は、第2の反転ガイド181aによって進行方向をさら
に反転され、排出ローラ191と排出コロ192との挟
持搬送部へと導かれ、装置外部へ排出され、積載トレイ
193に積み重ねられていく。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
および図11に示すように、反転ガイド182,183
を断熱・耐熱材により形成し、外装カバー本体とは別部
材とすると、部品点数の増加によりコストが増加すると
いう問題がある。
【0020】このため、図8および図9に示すように、
反転ガイド180a、181aを外装カバー本体18
0,181に一体成形することが望ましいが、外装部品
として耐熱材を使用することはできないため、外装カバ
ー本体180,181とともに反転ガイド180a、1
81aの材質は樹脂になってしまう。そして、この場
合、反転ガイド180a、181aや外装カバー本体1
80,181の補強が、補強リブ180b、181bの
みで行われていると、高温になる定着装置から発生する
熱の影響で変形するおそれがある。
【0021】ここで、第2の反転ガイド181a,18
3と第1の反転ガイド180a、182のガイド面の相
対位置は、両ガイド面におけるシートの受け渡し時にシ
ート先端が引っかかるのを防ぐため、第1の反転ガイド
180a、182のガイド面より、第2の反転ガイド1
81a、183のガイド面が図中Gのように、一段低く
なっている。
【0022】第1の外装カバーが閉状態にあるときの第
1の反転ガイド180aの位置精度は、第2の外装カバ
ーとの突き当て面の位置に依存しており、各外装カバー
が変形してしまうと、第1の反転ガイド180aのガイ
ド面と第2の反転ガイド181aのガイド面との高低関
係が逆転することになりかねず、シート先端が引っかか
ってシート詰まりが発生するおそれが生ずる。このた
め、ガイド面の段差Gを予め大きくとっておく必要があ
る。
【0023】ところが、両ガイド面の段差を大きくする
と、シート後端が段差部を通過する際にガイド面を叩
き、騒音が発生するという新たな問題が生ずる。
【0024】そこで本発明では、外装部材に一体成形さ
れたガイド部の強度を向上させて熱変形を防止でき、し
かも、シートガイド方向に別れて形成されたガイド部の
ガイド面間の段差をできるだけ小さく設定できるように
した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、トナーをシートに加熱定着させる定
着部を有するとともに、この定着部の近傍に配置される
外装部材に、装置内で搬送されるシートをガイドする複
数のリブ形状のガイド部を一体に設けた画像形成装置に
おいて、上記外装部材に、中空断面を有し上記複数のガ
イド部を連結するように延びる補強用突起を形成してい
る。
【0026】より具体的には、シート上に画像形成され
たトナーを加熱加圧し、融解することによってシート上
に定着する定着手段と、画像形成されたシートを積載す
る積載手段と、搬送されるシート先端をガイドする複数
のリブ形状からなる反転ガイド(ガイド部)と、定着手
段と反転ガイドを覆う外装カバーを備える画像形成装置
において、外装カバーに反転ガイドを一体に形成し、反
転ガイドをなす複数のリブ形状を外装カバーと一体に形
成される箱状の補強用突起により連結している。
【0027】これにより、従来のような単なるリブ状の
補強用突起を設ける場合に比べて外装部材全体の強度を
増加させることができ、外装部材(特に、ガイド部)の
定着部の熱による変形を確実に防止することが可能とな
る。しかも、補強用突起を中空形状とすることにより、
中空部内での外気の流通により外装部材の冷却効果を得
ることが可能となる。
【0028】そして、このように外装部材の熱変形が防
止されることにより、ガイド方向上流側に設けられた上
流側ガイド部のガイド面と、ガイド方向下流側に設けら
れた下流側ガイド部のガイド面との高さ関係が逆転して
しまうことも防止することが可能となる。したがって、
上流側ガイド部と下流側ガイド部との段差を予め大きく
しておく必要がなくなり、騒音の発生等を抑えることが
可能となる。
【0029】また、上記補強用突起に、この突起の中空
部に連通して装置内方に向かって開口する穴部を形成し
てもよい。これにより、例えば送風手段によって中空部
に外気を送り込めば、外装部材を効果的に冷却すること
が可能となるだけでなく、定着部の周囲をも冷却するこ
とが可能となる。
【0030】また、外装部材に、補強用突起の中空部に
連通して装置外方に向かって開口する穴部を形成しても
よい。これにより、特に冷却手段を設けなくても、外気
によって効果的に補強用突起の周囲を冷却でき、外装部
材の熱変形をより確実に防止することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1から図3に
は、本発明の第1実施形態である画像形成装置を示して
いる。なお、図1には、画像形成装置の概略構成を示し
ており、図2には画像形成装置の要部(定着装置、外装
カバー)の概略構成を示している。また、図3は画像形
成装置の要部(定着装置、外装カバー)の一部の破断斜
視図である。
【0032】この画像形成装置は、電子写真プロセスを
利用したレーザービームプリンタである。
【0033】図1において、1は画像担持体としての回
転ドラム型電気写真感光体(以下、回転ドラムと記す)
である。この回転ドラム1は、まず、回転過程でその表
面が一次帯電器2により一様に帯電処理される。次い
で、回転ドラム1の帯電処理面に、目的の画像情報の時
系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ
ービームLによる走査露光がレーザースキャナー3から
出力されて、目的の画像情報に対応した静電潜像が形成
される。
【0034】次いで、その静電潜像が現像器4によりネ
ガトナーTで反転現像(レーザー露光部にトナーが付
着)されて顕像化される。
【0035】一方、給紙カセット20内から給紙ローラ
ー21によりシート(例えば、記録紙)Pが一枚分離給
送され、レジストローラー対22を経由して回転ドラム
1と転写ローラー5との圧接ニップ部である転写部に所
定のタイミングで搬送導入される。これにより、シート
Pの面に対して回転ドラム1上のトナー像が順次転写さ
れる。
【0036】転写部を通過したシートPは回転ドラム1
の面から分離され、加熱手段を有した画像定着搬送装置
7へ搬送導入される。ここでシートPは転写トナー画像
の定着処理を受け、搬送機構でプリントとして搬送され
る。
【0037】シート分離後の回転ドラム1の面はクリー
ニング器23により転写残りトナー等の付着残留汚染物
の除去を受けて清掃され、繰り返して作業に供される。
【0038】なお、本実施形態で示したプリンタでは、
ドラム1、一次帯電器2、現像器4、クリーニング器1
2の4つのプロセス機器が、一括してプリンタ本体内に
脱着・交換自在となるようにプロセスカートリッジ24
として構成されている。
【0039】7は画像定着搬送装置(以下、定着装置と
記す)はテンションフリータイプのフィルム加熱方式の
加熱部と搬送部とを有している。図2および図3中、1
4は紙面に垂直な方向を長手方向とする横長の細板状の
発熱体(以下、ヒーターと記す)である。
【0040】10は横断面が半円形状の横長桶型のフィ
ルムガイド兼用のヒーター支持体であり、このヒーター
支持体10の下面中央部には、支持体長手方向に添って
ヒータ14が耐熱接着剤等で固定支持されている。
【0041】9は円筒状の薄膜の耐熱性フィルム(以
下、定着フィルムと記す)であり、ヒーター14を支持
させたヒーター支持体10の外側にルーズに取り付けら
れている。
【0042】15はヒーター支持体10の両端部にそれ
ぞれ配設され、定着フィルム9の端部を受け止めて定着
フィルム9の寄り移動を規制するフランジ部材である。
【0043】11は加圧部材としての弾性加圧ローラで
あり、自身の弾性力によりヒーター支持体10に支持さ
れたヒーター14の下面との間で定着フィルム9を挟み
付ける。これにより、定着フィルム9と弾性加圧ローラ
11とは所定の当接圧で互いに接圧し、所要幅の加熱部
としての加熱ニップ部Nを形成する。また、定着フィル
ム9を挟んでヒーター14と加圧ローラー11とが所定
の加圧力をもって圧接状態にある。
【0044】加圧ローラ11は不図示の駆動機構により
矢視の反時計回り方向に回転駆動される。加圧ローラー
11が回転すると、加圧ローラー11の外面とフィルム
9との摩擦力によってフィルム9に回転力が作用し、フ
ィルム9はその内面がヒーター14の下面に接触摺動し
つつ、ヒーター支持体10の外側にて矢視の時計回り方
向に従動回転する。ヒーター支持体10はこの回転する
フィルム9のガイドを兼ねている。
【0045】この画像形成装置では、加圧ローラー11
の回転によりフィルム9が回転され、またヒーター14
が所定の温度に昇温した状態において、フィルム9と加
圧ローラー11との間の加熱ニップ部Nに、未定着トナ
ー画像Tを形成担持させたシートPを搬送する。
【0046】この際、シートPを、搬送ガイドを通じて
トナー画像面がフィルム9側になるように搬送し、フィ
ルム9と一緒に加熱ニップ部Nを通過させる。これによ
り、加熱ニップ部NにおいてシートPがフィルム9を介
してヒーター14で加圧および加熱されて未定着トナー
Tの軟化・溶解定着がなされる。
【0047】50はフレーム30に取り付けられた搬送
上ガイドであり、加熱ニップ部Nを通過したシートPの
上方をガイドする。なお、フレーム30には、フランジ
部材15、加圧ローラー11、搬送上ガイド50および
搬送下ガイド40が取り付けられている。
【0048】51は搬送上ガイド50により保持された
コロであり、搬送ローラー41とともに加熱ニップ部N
を通過したシートPを挟持搬送する。なお、搬送ローラ
ー41は、シートPの下方をガイドする搬送下ガイド4
0に軸受け42を介して保持されている。なお、コロ5
1と搬送ローラー41の挟持部よりも上流側における搬
送うえガイド50と搬送下ガイド40の間隔は、シート
Pを挟持部へ導きやすいように徐々に狭くなる形状とな
っている。
【0049】加熱ニップ部Nを通ったシートPはフィル
ム9の面から分離されて、搬送上ガイド50と搬送下ガ
イド40を通じて、一対の回転部材を構成するコロ51
および搬送ローラー41によって挟持搬送され、搬送上
ガイド50と搬送下ガイド40を通じてさらに下流へと
搬送される。そして、反転ガイド80a,81aによっ
て上下反転するようガイドされながら積載トレイ101
へと搬送・積載される。
【0050】積載トレイ101の上流側はコロ92と排
出ローラー91の挟持部よりも下方に設置されており、
該段差の分だけシートPを積み重ねて置くことが可能に
なっている。
【0051】なお、8は高温になる定着装置7の構成部
品にユーザーが触れるのを防止するための装置上カバー
である。
【0052】次に反転ガイドについて説明する。第1の
反転ガイド80aは搬送されてきたシートPの先端をガ
イドし、その進行方向を上方に反転させる。第1の反転
ガイド80aは、第1の外装カバー本体80の内側に一
体成形されたリブ形状を有しており、図2の紙面に垂直
な方向に複数並ぶように形成されている。第1の外装カ
バー本体80と第1の反転ガイド80aとによって構成
される第1の外装カバー80は、定着後のシート詰まり
が発生した際に、詰まったシートを取り除けるように、
装置本体に対して開閉可能に取り付けられている。第1
の外装カバーは、閉状態のときは、その上部内側の面
が、第2の外装カバー(第2の外装カバー本体81)の
下部外側の面に突き当たって係止されている。
【0053】リブ状の第2の反転ガイド81aは第2の
外装カバー本体81に一体に、図2に垂直な方向に並ぶ
よう複数形成されており、第1の反転ガイド80aによ
って上方に反転されたシートPの進行方向を図中右方に
反転し、排出ローラ91と排出コロ92との挟持搬送部
へとシートPを導く。
【0054】第1反転ガイド80aのガイド面は、第2
の反転ガイド81aのガイド面に対し、両ガイド面の受
け渡し部にてシート先端が引っかからないように一段低
くなっている。
【0055】複数の第1の反転ガイド80aの間および
複数の第2の反転ガイド81aの間にはそれぞれ、外装
カバー本体80,81に一体成形された補強用突起80
b、81bが突出しており、これら補強用突起80b、
81bはそれぞれ第1の反転ガイド80a同士および第
2の反転ガイド81a同士を連結するようにこれら反転
ガイドとも一体に成形されている。
【0056】補強用突起80b、81bはそれぞれ、横
U字型ないし矩形状の中空断面を有し、図2の紙面に垂
直な方向に延びる箱状の形状に形成されている。なお、
補強用突起80b、81bの中空部は、反転ガイド80
a、81aを貫通するように延びているとともに、長手
方向両端も開口して中空部内を外気が流通できるように
形成されている。
【0057】このような補強用突起80b、81bを設
けて外装カバー(反転ガイド80a、80bおよびカバ
ー本体80,81)を補強することにより、定着装置7
の近傍に位置し、定着装置7からの熱を受ける外装カバ
ーの強度を高めることができ、これらの熱変形を防止す
ることができる。しかも、補強用突起80b、81bの
中空部内を外気が流通できるので、外装カバーの冷却効
果も得られ、熱変形を効果的に防止することができる。
【0058】このため、各外装カバーの熱変形により、
第1の外装カバーの位置精度(ひいては第1の反転ガイ
ド80の位置精度)が悪化することを防ぐことができる
とともに、両反転ガイド80a,81aのシートPの受
け渡し部の高低関係の逆転を防ぐことができ、シートP
の引っかかり防止に有効である。
【0059】さらに、両反転ガイド80a,81aのシ
ートPの受け渡し部の高低関係の逆転を防ぐことができ
るので、高低関係の逆転のおそれを考慮して予め段差を
大きくしておく必要がなくなり、シートPの後端の叩き
による騒音の発生を抑えることができる。
【0060】また、反転ガイドを断熱・耐熱材により形
成して外装カバーと別部材とする必要がないので、コス
ト削減に有効である。
【0061】(第2実施形態)図4および図5には、本
発明の第2実施形態である画像形成装置を示している。
本実施形態では、第1実施形態にて説明した補強用突起
80b、81bに、その中空部と連通して定着装置7側
(ないし反転ガイド80a、81a側)に向かって開口
する穴部80c、81cを形成している。
【0062】なお、本実施形態におけるその他の構成及
び作用については第1実施形態と同じなので、共通する
構成部分については同一の符号を付して説明に代える。
【0063】図4には、本実施形態の画像形成装置の要
部(定着装置、外装カバー)の概略構成を示しており、
図5は上記画像形成装置の要部(定着装置、外装カバ
ー)の一部の破断斜視図である。
【0064】本実施形態では、不図示の送風手段(ファ
ン等)により、補強用突起80b、81bの中空部内に
外気を送り込み、補強用突起80b、81bの周囲を冷
却すると共に、上記穴部80c、81cを通じて外気を
噴出させ、定着装置7の周囲を直接冷却する。
【0065】このような構成により、第1実施形態にて
説明した効果が得られることはもちろん、外装カバーを
効果的に冷却することができるとともに定着装置7の周
辺の冷却を通じて外装カバーの加熱を抑えることができ
るので、第1実施形態のものに比べて外装カバーの熱変
形をより確実に防ぐことができる。
【0066】(第3実施形態)図6および図7には、本
発明の第3実施形態である画像形成装置を示している。
本実施形態では、外装カバー本体80、81のうち補強
用突起80b、81bに対向する部分に、補強用突起8
0b、81bの中空部と連通して装置外方に向かって開
口する穴部80d、81dを形成している。
【0067】なお、本実施形態におけるその他の構成及
び作用については第1実施形態と同じなので、共通する
構成部分については同一の符号を付して説明に代える。
【0068】図6には、本実施形態の画像形成装置の要
部(定着装置、外装カバー)の概略構成を示しており、
図7は上記画像形成装置の要部(定着装置、外装カバ
ー)の一部の破断斜視図である。
【0069】本実施形態では、特別に送風手段を設けな
くても、穴部80d、81dを通じて補強用突起80
b、81bの中空部に外気が入り込み、補強部用突起8
0b、80bの周囲が冷却される。
【0070】このような構成により、第1実施形態にて
説明した効果が得られることはもちろん、外装カバーを
効果的に冷却することができるので、第1実施形態のも
のに比べて外装カバーの熱変形をより確実に防ぐことが
できる。
【0071】以上説明した各実施形態では、補強用突起
を、横U字断面を有する形状とし、全体として箱状に形
成した場合について説明したが、これ以外の形状として
もよい。例えば、半円形断面を有する形状としたり、横
V字断面を有する形状としてもよい。また、上記各実施
形態に記載されている各構成部品のサイズ、材質、形
状、その相対配置等は、本発明をそれらのみに限定する
主旨のものではない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のような単なるリブ状の補強用突起を設ける場合に
比べて外装部材全体の強度を増加させることができ、外
装部材(特に、ガイド部)の定着部の熱による変形を確
実に防止することができる。しかも、補強用突起を中空
形状とすることにより、中空部内での外気の流通により
外装部材の冷却効果を得ることができる。
【0073】そして、外装部材の熱変形が防止されるこ
とにより、ガイド方向上流側に設けられた上流側ガイド
部のガイド面と、ガイド方向下流側に設けられた下流側
ガイド部のガイド面との高さ関係が逆転してしまうこと
も防止することが可能となる。したがって、上流側ガイ
ド部と下流側ガイド部との段差を予め大きくしておく必
要がなくなり、騒音の発生等を抑えることが可能とな
る。
【0074】また、上記補強用突起に、この突起の中空
部に連通して装置内方に向かって開口する穴部を形成し
てもよい。これにより、例えば送風手段によって中空部
に外気を送り込めば、外装部材を効果的に冷却すること
ができるだけでなく、定着部の周囲をも冷却することが
できる。
【0075】また、外装部材に、補強用突起の中空部に
連通して装置外方に向かって開口する穴部を形成すれ
ば、特に送風手段を設けなくても、外気によって効果的
に補強用突起の周囲を冷却でき、外装部材の熱変形をよ
り確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概
略構成図。
【図2】上記画像形成装置の要部の概略構成図。
【図3】上記画像形成装置の要部の一部破断斜視図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の要
部の概略構成図。
【図5】上記第2実施形態に係る画像形成装置の要部の
一部破断斜視図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の要
部の概略構成図。
【図7】上記第3実施形態に係る画像形成装置の要部の
一部破断斜視図。
【図8】第1の従来技術に係る画像形成装置の要部の概
略図。
【図9】上記第1の従来技術に係る画像形成装置の要部
の一部破断斜視図。
【図10】第2の従来技術に係る画像形成装置の要部の
概略図。
【図11】上記第2の従来技術に係る画像形成装置の要
部の一部破断斜視図。
【符号の説明】
7・・・画像定着搬送装置 8・・・定着フィルム 11・・・加圧ローラー 14・・・ヒーター 40・・・搬送下ガイド 41・・・搬送ローラー 50・・・搬送上ローラー 51・・・搬送コロ 80,81・・・外装カバー本体 80a,81a・・・反転ガイド 80b,81b・・・補強用突起 80c,80d,81c,81d・・・穴部 91・・・排出ローラー 92・・・排出コロ 101・・・積載トレイ
フロントページの続き (72)発明者 三浦 誠悦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 BA10 BA29 BE03 CA53 2H071 AA06 AA38 DA12 DA22 DA23 DA24 EA04 3F101 FB08 FC03 FC16 FD02 LA02 LB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーをシートに加熱定着させる定着部
    を有するとともに、この定着部の近傍に配置される外装
    部材に、装置内で搬送されるシートをガイドする複数の
    リブ形状のガイド部を一体に設けた画像形成装置におい
    て、 前記外装部材に、中空断面を有し前記複数のガイド部を
    連結するように延びる補強用突起を形成したことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記補強用突起が、略矩形状断面を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部が、前記定着部の近傍に配
    置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部として、ガイド方向上流側
    に設けられたガイド部と、ガイド方向下流側に設けられ
    た下流側ガイド部とを有しており、 前記下流側ガイド部におけるガイド面が、前記上流側ガ
    イド部のガイド面よりも低くなっていることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 シート上に画像形成されたトナーを加熱
    加圧し、融解することによってシート上に定着する定着
    手段と、画像形成されたシートを積載する積載手段と、
    搬送されるシート先端をガイドする複数のリブ形状から
    なる反転ガイドと、前記定着手段と前記反転ガイドを覆
    う外装カバーを備える画像形成装置において、 前記外装カバーは、前記反転ガイドが一体に形成され、
    前記反転ガイドをなす複数のリブ形状を前記外装カバー
    と一体に形成される箱状の補強用突起により連結したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記補強用突起に、この突起の中空部に
    連通して前記定着部側に向かって開口する穴部を形成し
    たことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中空部から前記穴部を通じて前記定
    着部側に送風する送風手段を有することを特徴とする請
    求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記外装部材に、前記補強用突起の中空
    部に連通して装置外方に向かって開口する穴部を形成し
    たことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138877A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Ricoh Co Ltd 外装部材、電子機器及び画像形成装置
JP2011237640A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Sharp Corp 画像形成装置
JP2012185462A (ja) * 2010-12-24 2012-09-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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