JP2000221499A - 画像表示装置用光源および画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置用光源および画像表示装置

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JP2000221499A
JP2000221499A JP11019329A JP1932999A JP2000221499A JP 2000221499 A JP2000221499 A JP 2000221499A JP 11019329 A JP11019329 A JP 11019329A JP 1932999 A JP1932999 A JP 1932999A JP 2000221499 A JP2000221499 A JP 2000221499A
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Japan
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light
image display
polarization
emitted
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JP11019329A
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English (en)
Inventor
Minako Sugiura
美奈子 杉浦
Tomoya Yano
友哉 谷野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大出力化や大型化を招くことなく、光変調手
段ヘの照射光量を向上させ、明るくコントラストの高い
画像表示を行うことを可能にする。 【解決手段】 液晶パネル60に照射される光を供給す
る光源部50として、発光ダイオード部51から発せら
れた光の多くを所定の方向に偏光(例えば、S偏光)し
て出射するよう光の偏光方向の変換を行う偏光変換素子
53を設け、光源の大出力化や装置の大型化を招くこと
なく、液晶パネル60ヘの照射光量を向上させる。偏光
変換素子53の作用により、発光ダイオード部51から
発せられた光の全光量のうち、7割程度をS偏光に変換
することが可能であり、液晶パネル60ヘの照射光量を
60%以上向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光変調素子に照射
される光を供給する画像表示装置用光源およびこの光源
を用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光変調素子として液晶表示素
子(以下、液晶パネルという。)を用いて画像を表示す
る画像表示装置がある。このような画像表示装置におい
て、カラー表示を行うものには、液晶パネルを1枚用い
る単板方式と、赤(Red =R),緑(Green =G),青
(Blue=B)の3つの色光に対応した3枚の液晶パネル
を用いる3板方式とがある。これらの液晶パネルを用い
た画像表示装置では、例えば、光源から出射された光
が、液晶パネルによって空間的に変調されると共に、そ
の変調さた光がスクリーン等に投射されることにより画
像が表示される。ここで、画像の投射方式としては、ス
クリーン等の前面側より画像を投射する前面投射式(フ
ロント式)と、スクリーン等の背面側より画像を投射す
る背面投射式(リア式)とがある。また、液晶パネルの
種類としては、照射された光を透過する透過型のパネル
と照射された光を反射する反射型のパネルとがある。
【0003】図9は、従来の画像表示装置の一例を示す
概略構成図である。この図に示した画像表示装置は、3
枚の反射型の液晶パネル109R,109G,109B
を用いた3板方式の反射型液晶プロジェクタとして構成
されたものである。この画像表示装置は、R色用の液晶
パネル109R、G色用の液晶パネル109GおよびB
色用の液晶パネル109Bの各々に照射する各色光を含
んだ白色光を発する光源としてのランプ101と、この
ランプ101から発せられた光を略平行光にして出射す
るレンズ102と、このレンズ102から出射された光
の照度分布を均一化して出射するフライアイレンズ10
3およびフライアイレンズ104と、フライアイレンズ
104を出射した光が各液晶パネル109R,109
G,109Bにおいて適当な大きさに集光されるように
光を集光する集光レンズ105および集光レンズ106
とを備えている。ランプ101、レンズ102、フライ
アイレンズ103,104および集光レンズ105,1
06は、光軸O11上に配置されている。
【0004】この画像表示装置は、更に、光軸O11に直
交する光軸O12との交点付近に配置された偏光ビームス
プリッタ(Polarization Beam Splitter)107と、光
軸O12上に配置されたダイクロイックミラー108R,
108B、投射レンズ111およびスクリーン112と
を備えている。
【0005】偏光ビームスプリッタ107は、集光レン
ズ106からの出射光が入射する面107Aと、液晶パ
ネル109R,109G,109Bのそれぞれにおいて
反射されると共に、画像信号に応じて変調された各色の
合成光110が入射する面107Bとを有している。偏
光ビームスプリッタ107は、また、光軸O11に対して
ほぼ45度の角度をなす偏光分離面107Cを有してい
る。この偏光分離面107Cは、例えば、集光レンズ1
06から出射され、面107A側に入射した光束のうち
のS偏光成分のみを、反射光107Sとして光軸O11と
ほぼ直交する直角方向(光軸O12とほぼ平行な方向)に
反射して面107Bから出射すると共に、P偏光成分を
透過光107Pとしてそのまま透過させるようになって
いる。偏光分離面107Cは、また、面107B側に入
射した合成光110のうちのP偏光成分のみを、透過光
110Pとして面107Dから出射させるようになって
いる。この偏光ビームスプリッタ107の面107Dか
ら出射した透過光110Pは、投射レンズ111によっ
て、スクリーン112上に投射される。
【0006】なお、P偏光成分とは、偏光ビームスプリ
ッタ107の偏光分離面107Cに入射する光の電気ベ
クトルの振動方向が入射面(偏光分離面107Cの法線
と波面法線(光の進行方向)とを含む面)内に含まれる
直線偏光をいい、S偏光成分とは、偏光ビームスプリッ
タ107の偏光分離面107Cに入射する光の電気ベク
トルの振動方向が入射面と直交する直線偏光をいう。
【0007】ダイクロイックミラー108Rは、偏光ビ
ームスプリッタ107からの反射光107Sに含まれる
R色光を選択的に反射して液晶パネル109Rに入射さ
せると共に、液晶パネル109Rにおいて反射されたR
色光を反射して偏光ビームスプリッタ107側に入射さ
せるようになっている。ダイクロイックミラー108B
は、ダイクロイックミラー108Rを透過した光に含ま
れるB色光を選択的に反射して液晶パネル109Bに入
射させると共に、液晶パネル109Bにおいて反射され
たB色光を反射して偏光ビームスプリッタ107側に入
射させるようになっている。ダイクロイックミラー10
8Bは、また、G色光を透過して液晶パネル109Gに
入射させると共に、液晶パネル109Gにおいて反射さ
れたG色光を透過して偏光ビームスプリッタ107側に
入射させるようになっている。
【0008】このような構成の画像表示装置では、ラン
プ101から出射された白色光は、レンズ102を透過
することにより、略平行光にして出射され、フライアイ
レンズ103に入射する。フライアイレンズ103に入
射した光は、フライアイレンズ103,104によって
照度分布が均一化され、フライアイレンズ104から出
射する。フライアイレンズ104からの出射光は、集光
レンズ105,106を経て、面107Aから偏光ビー
ムスプリッタ107に入射し、偏光分離面107Cにお
いて、P偏光とS偏光に分離される。ここで、P偏光
は、透過光107Pとなって偏光ビームスプリッタ10
7をそのまま透過する。S偏光は、偏光分離面107C
において反射されて反射光107Sとなり、面107B
から出射する。
【0009】面107Bから出射した反射光107S
は、ダイクロイックミラー108R、108Bによっ
て、R,G,Bの各色光に分離される。分離された光の
うち、R色光は、液晶パネル109Rに入射し、印加さ
れた画像信号に応じて光変調を受けると共に、元の光路
側に反射される。同様に、分離された光のうち、G色光
およびB色光は、それぞれ液晶パネル109Gおよび液
晶パネル109Bに入射し、印加された画像信号に応じ
て光変調を受けると共に、それぞれ元の光路側に反射さ
れる。液晶パネル109R,109G,109Bのそれ
ぞれにおいて反射されると共に、画像信号に応じて変調
された各色光は、合成されて面107Bから偏光ビーム
スプリッタ107に入射する。偏光ビームスプリッタ1
07に入射した合成光110は、偏光分離面107Cの
作用により、P偏光成分のみが、透過光110Pとして
面107Dから出射する。この偏光ビームスプリッタ1
07の面107Dから出射した透過光110Pは、投射
レンズ111によって、スクリーン112上に投射さ
れ、画像を形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の画
像表示装置では、光源(ランプ101)からの光を液晶
パネルに照射するのに適した適正な集光条件にした後、
偏光分離素子(偏光ビームスプリッタ107)を用いて
偏光方向に応じて透過光(例えば、P偏光)と反射光
(例えば、S偏光)とに分離し、例えば、反射光のみを
液晶パネルに照射する。ここで、偏光分離素子で分離さ
れて液晶パネルに照射される一方の偏光成分(例えば、
S偏光)の光量は、偏光分離素子に入射した全光量の5
0%以下である。このため、偏光分離素子として、例え
ば、S偏光成分をほぽ100%反射する性能を有した偏
光ビームスプリッタを用いたとしても、光源からの光
は、液晶パネルに照射するまでに少なくとも50%は光
量損失が生じることになる。従って、従来では、光源か
らの光の光量損失が大きく、液晶パネルへの照射光量が
非常に低くなるという問題点があった。このように液晶
パネルへの照射光量が低くなると、表示される画像の輝
度やコントラストの低下を招くという問題点がある。
【0011】このような問題点を解決するために、従来
では、例えば、液晶パネルへの照射光量を上げるよう大
出力の光源を使用するという手法が採られている。しか
しながら、光源の大出力化は、電力の消費が大きくなる
という問題や発熱が大きくなるという問題がある。ま
た、従来では、光量を上げるための光学素子を新たに偏
光ビームスプリッタの前に挿入するという手法も採られ
ている。しかしながら、この手法は、装置の大型化を招
くという問題点がある。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、大出力化や大型化を招くことなく、
光変調手段ヘの照射光量を向上させ、明るくコントラス
トの高い画像表示を行うことを可能とする画像表示装置
用光源および画像表示装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による画像表示装
置用光源は、照射された光を反射すると共に、画像信号
に応じた光変調を行う光変調手段と、この光変調手段か
らの反射光を投射する投射手段とを備えた画像表示装置
に用いられる光源であって、光変調手段に照射される光
を発する発光手段と、この発光手段の直後に設けられる
と共に、発光手段から発せられた光のうち、少なくとも
5割よりも多い光が所定の方向に偏光して出射されるよ
う光の偏光方向の変換を行う偏光変換手段とを備えたも
のである。
【0014】また、本発明による画像表示装置は、照射
された光を反射すると共に、画像信号に応じた光変調を
行う光変調手段と、この光変調手段に照射される光を発
する発光手段と、この発光手段の直後に設けられると共
に、発光手段から発せられた光のうち、少なくとも5割
よりも多い光が所定の方向に偏光して出射されるよう光
の偏光方向の変換を行う偏光変換手段と、光変調手段か
らの反射光を投射する投射手段とを備えたものである。
【0015】本発明による画像表示装置用光源および画
像表示装置では、発光手段から光変調手段に照射される
光が発せられる。また、この発光手段の直後に設けられ
た偏光変換手段によって、発光手段から発せられた光の
うち、少なくとも5割よりも多い光が所定の方向に偏光
して出射されるよう光の偏光方向の変換が行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る画像表示装置用光源の一例を示す
構成図である。なお、この図では、本実施の形態に係る
画像表示装置用光源の構成と共に、内部における光の偏
光の動きの様子を模式的に示している。この図に示した
画像表示装置用光源は、例えば、反射型の液晶パネルを
用いた画像表示装置において、液晶パネルに照射する偏
光光(例えば、S偏光)を供給するためのものである。
この画像表示装置用光源は、液晶パネルに照射される光
を発する発光部21と、この発光部21の直後(光の照
射側)に設けられると共に、発光部21から発せられた
光のうち、少なくとも5割よりも多い光が液晶パネルで
必要とされる所定の偏光光(例えば、S偏光)として出
射されるよう光の偏光方向の変換を行う偏光変換素子2
0と、この偏光変換素子20の光の出射側に設けられる
と共に、偏光変換素子20からの出射光の出射効率を高
めるための集光レンズ24とを備えている。
【0018】ここで、発光部21が、本発明における
「発光手段」に対応する。また、偏光変換素子20が、
本発明における「偏光変換手段」に対応する。
【0019】発光部21は、複数の発光ダイオードまた
は白色ランプ等によって構成されるものである。発光部
21を発光ダイオードで構成する場合には、画像表示装
置の形態に応じて、単色光を発するような単色構成また
は多色光を発するような多色構成にすることができる。
ここで、多色構成の場合には、例えば、R,G,Bの各
色の発光ダイオードをそれぞれ同一面上に複数個配置し
て構成される。なお、本実施の形態の画像表示装置用光
源は、発光ダイオードの個数や配列方法については特に
制限はない。また、発光部21として、白色ランプを用
いる場合には、例えば、ハロゲンランプ、メタルハライ
ドランプおよびキセノンランプ等のランプを用いること
ができる。
【0020】偏光変換素子20は、発光部21から発せ
られた光のうち、特定の偏光光(例えば、P偏光)以外
の光を反射する反射型偏光部材22と、反射型偏光部材
22と発光部21との間に設けられると共に、入射した
光に対して1/4波長の位相差を生じさせる1/4波長
板(以下、λ/4板という)25と、反射型偏光部材2
2を透過した特定の偏光光の偏光面を90°回転させて
所定の偏光光を出射する位相差板26とを有している。
反射型偏光部材22およびλ/4板25は、例えば、フ
ィルム状の部材で構成されている。反射型偏光部材22
としては、例えば、住友スリーエム(株)製の反射型偏
光フィルム(商品名:DBEF)を使用することができ
る。
【0021】次に、偏光変換素子20による偏光変換作
用を中心に、本実施の形態に係る画像表示装置用光源の
作用について説明する。発光部21からは、液晶パネル
に照射される光が発せられるが、この発光部21から発
せられる光の偏光はランダムである。この発光部21か
ら発せられた光は、λ/4板25を透過して、反射型偏
光部材22に達する。反射型偏光部材22に達した光の
うち、例えば、P偏光のみが反射型偏光部材22を透過
し、更に、位相差板26によって偏光面が90°回転さ
れ、集光レンズ24を介して出射光23Sとして出射さ
れる。このとき、反射型偏光部材22に達した光のう
ち、P偏光以外の偏光光は、反射型偏光部材22の発光
部21側の面22Aにおいて反射し、反射光22Sとな
って発光部21側に戻る。
【0022】発光部21側に戻された反射光22Sは、
λ/4板25を介して発光部21の発光側の面21A上
にて反射し、再びランダムな偏光となり、λ/4板25
を介して反射型偏光部材22に達する。このとき、反射
型偏光部材22に達する反射光22Sは、λ/4板25
を透過することによって位相差が生じ、その光にはP偏
光成分が多く含まれるようになる。反射型偏光部材22
では、反射型偏光部材22に達した反射光22Sのう
ち、P偏光のみを透過し、P偏光以外の光を反射する。
反射型偏光部材22を透過したP偏光は、位相差板26
によって偏光面が90°回転させられ、S偏光の出射光
23Sが出射する。発光部21から発せられた光は、以
上のような偏光変換素子20による作用を繰り返し受け
ることにより、出射光23SとなるS偏光の割合が増大
する。このS偏光の光量は、反射型偏光部材22を設け
ない従来の光源と比較して輝度にして、例えば、全体で
約60%程度増大させることが可能である。なお、以上
の説明では、反射型偏光部材22を透過する光をP偏光
としたが、透過する光をS偏光とすることも可能であ
る。
【0023】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像表示装置用光源の他の構成例を示す図である。この
図では、画像表示装置用光源の構成と共に、内部におけ
る光の偏光の動きの様子を模式的に示している。なお、
以下の説明では、図1に示した画像表示装置用光源にお
ける構成要素と同一の部分には同一の符号を付し、適宜
説明を省略する。
【0024】この図に示した画像表示装置用光源は、発
光部21から発せられた光の特定方向の輝度を上昇させ
る輝度上昇部材32を有した偏光変換素子30を備えて
いる。輝度上昇部材32は、発光部21と反射型偏光部
材22との間に設けられるものである。より詳しくは、
輝度上昇部材32は、発光部21とλ/4板25との間
に設けられている。この輝度上昇部材32は、例えば、
フィルム状の部材で構成されている。輝度上昇部材32
としては、例えば、住友スリーエム(株)製の輝度上昇
フィルム(商品名:BEF)を使用することができる。
【0025】この図に示した画像表示装置用光源におい
て、発光部21から発せられた光が、偏光変換素子30
によって受ける偏光作用は図1の画像表示装置用光源と
同様である。しかしながら、この図に示した画像表示装
置用光源では、反射型偏光部材22の面22Aにおいて
反射し、発光部21側に戻された反射光22Sは、輝度
上昇部材32の面32で反射することにより、光の出射
角度が狭まり指向性が強くなる。これにより、この画像
表示装置用光源では、発光部21から発せられた光のう
ち、出射光23SとなるS偏光の割合を増大させること
ができると共に、例えば、中心部の輝度を上昇させるこ
とができる。このため、この光源から出射されるS偏光
の光量は、反射型偏光部材22および輝度上昇部材32
を設けない従来の光源と比較して輝度にして、例えば、
中心部で約2.7倍程度上昇させることが可能である。
なお、輝度上昇部材32の枚数は液晶表示装置に設けら
れた液晶パネルを高輝度で均一に照射可能であれば1枚
でも特性の異なるものを複数枚重ねて設置してもよい。
【0026】図3および図4は、本実施の形態に係る画
像表示装置用光源による輝度分布をその比較例と共に示
す説明図である。これらの図において、縦軸は、輝度
(cd/sqm)を示し、横軸は、光源の中心部からの
観測角度を示している。また、これらの図において、図
3は、垂直方向の輝度分布を示し、図4は、水平方向の
輝度分布を示している。なお、垂直方向とは、P偏光側
の方向であり、水平方向とは、S偏光側の方向である。
【0027】これらの図から、図中実線で示した偏光変
換素子が無い光源の輝度分布に比べて、偏光変換素子を
用いた光源の輝度分布の方が高い輝度を有していること
が分かる。特に、偏光変換素子として反射型偏光フィル
ムのみを用いた光源の輝度分布(図中「△」印付きの実
線で示す。)は、偏光変換素子が無い光源に比べて、全
体で約60%程度増大している。また、偏光変換素子と
して反射型偏光フィルムに加えて輝度上昇フィルムを用
いた光源の輝度分布は、偏光変換素子が無い光源に比べ
て、中心部の輝度が最大で約2.7倍程度増大してい
る。なお、図中、黒塗りの「△」印付きの実線で示した
輝度分布は、輝度上昇フィルムとして、種類の異なる2
つのフィルムX,Yを用いた光源に関するものであり、
図中「○」印付きの実線で示した輝度分布は、輝度上昇
フィルムとして、種類の異なる2つのフィルムZ,Yを
用いた光源に関するものである。
【0028】次に、上述の画像表示装置用光源を使用し
た画像表示装置の構成例について説明する。
【0029】図5は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像表示装置の概略を示す構成図である。この図に示し
た画像表示装置は、1板の反射型の液晶パネル60を用
いた単板方式のヘッドマウントディスプレイとして構成
されたものである。この画像表示装置は、液晶パネル6
0に照射する各色光を含んだ光を発する光源部50と、
この光源部50から発せられた光を略平行光にして出射
するレンズ54と、このレンズ54から出射された光の
照度分布を均一化して出射するフライアイレンズ55お
よびフライアイレンズ56と、フライアイレンズ56を
出射した光が液晶パネル60において適正な光学条件で
照射されるように光を集光するコンデンサレンズ57お
よびコンデンサレンズ58とを備えている。光源部5
0、レンズ54、フライアイレンズ55,56およびコ
ンデンサレンズ57,58は、光軸O1上に配置されて
いる。
【0030】この画像表示装置は、更に、光軸O1に直
交する光軸O2との交点付近に配置された立方体形状の
偏光ビームスプリッタ59と、光軸O2上に配置された
投射レンズ61、スクリーン62および接眼レンズ63
とを備えている。
【0031】光源部50は、図1および図2に示した光
源を本装置に適用したものであり、液晶パネルに照射さ
れる光を発する発光部としての発光ダイオード部51
と、この発光ダイオード部51の直後(光の照射側)に
設けられると共に、発光ダイオード部51から発せられ
た光のうち、少なくとも5割よりも多い光が液晶パネル
で必要とされる所定の偏光光(例えば、S偏光)として
出射されるよう光の偏光方向の変換を行う偏光変換素子
52と、この偏光変換素子52の光の出射側に設けられ
ると共に、偏光変換素子52からの出射光の出射効率を
高めるための集光レンズ53とを有している。発光ダイ
オード部51は、R,G,Bの各色の発光ダイオードが
それぞれ同一面上に複数個配置されたものである。R,
G,Bの各色の発光ダイオードは、それぞれ独立に輝度
の調整が可能となっている。偏光変換素子52は、位相
差板26を含むと共に、反射型偏光部材22および輝度
上昇部材32の両方を用いた構成(図2)であってもよ
いし、輝度上昇部材32を用いない構成(図1)であっ
てもよい。なお、本実施の形態において、発光ダイオー
ド部51から発せられるR,G,Bの各色光は、それぞ
れ、単一の波長の光ではなく、ある程度の波長分布を有
する光を言う。
【0032】フライアイレンズ55およびフライアイレ
ンズ56は、互いに共役な位置関係に対向配置され、テ
レセントリック光学系を構成している。これらのフライ
アイレンズ55,56は、光源部50から発生した軸外
光が光軸O1となす角の角度分布を一様にする。コンデ
ンサレンズ57およびコンデンサレンズ58も、互いに
共役な位置関係に対向配置され、テレセントリック光学
系を構成している。
【0033】偏光ビームスプリッタ59は、コンデンサ
レンズ58からの出射光が入射する面59Aと、液晶パ
ネル60において反射されると共に、画像信号に応じて
変調された各色光が入射する面59Bとを有している。
偏光ビームスプリッタ59は、また、光軸O1に対して
ほぼ45度の角度をなす偏光分離面59Cを有してい
る。この偏光分離面59Cは、例えば、コンデンサレン
ズ58から出射され、面59A側に入射した光束のうち
のS偏光成分のみを、反射光59Sとして光軸O1とほ
ぼ直交する直角方向(光軸O2とほぼ平行な方向)に反
射して面59Bから出射すると共に、P偏光成分を透過
光59Pとしてそのまま透過させるようになっている。
偏光分離面59Cは、また、面59B側に入射した液晶
パネル60からの反射光のうちのP偏光成分のみを、透
過光60Pとして面59Dから出射させるようになって
いる。この偏光ビームスプリッタ59の面59Dから出
射した透過光60Pは、投射レンズ61によって、スク
リーン62上に投射され、画像が形成される。スクリー
ン62上に投射された画像は、接眼レンズ63を介して
使用者の眼64において観測可能となっている。
【0034】なお、P偏光成分とは、偏光ビームスプリ
ッタ59の偏光分離面59Cに入射する光の電気ベクト
ルの振動方向が入射面(偏光分離面59Cの法線と波面
法線(光の進行方向)とを含む面)内に含まれる直線偏
光をいい、S偏光成分とは、偏光ビームスプリッタ59
の偏光分離面59Cに入射する光の電気ベクトルの振動
方向が入射面と直交する直線偏光をいう。
【0035】液晶パネル60は、光の透過率を制御可能
な各色用の多数の画素を有している。この液晶パネル6
0としては、例えば、ガラス基板上やシリコン基板上に
駆動電極または駆動用アクティブ素子を設けて、TN
(Twisted Nematic ;ツイストネマティック)モードの
液晶、強誘電性液晶または高分子分散型液晶等を駆動す
る反射型液晶表示素子を使用することができる。また、
液晶パネル60として、光電導膜を介して光を照射する
ことで液晶の電圧を印加する反射型液晶表示素子を使用
してもよい。更に、液晶パネル60として、電界によっ
て形状や状態が変化する構造を設けたグレーティングラ
イトバルブ等の反射型表示素子を用いてもよい。
【0036】図6は、図5に示した画像表示装置の回路
構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る画像
表示装置は、映像信号VSを入力し、それぞれR色画
像,G色画像,B色画像に対応するR用画像信号,G用
画像信号,B用画像信号を生成し、これらを順次切り換
えて出力する映像信号処理回路13と、この映像信号処
理回路13によって生成されたR用画像信号,G用画像
信号,B用画像信号を一時的に記録するための画像メモ
リ14と、映像信号処理回路13および画像メモリ14
に接続され、液晶パネル60を駆動する液晶パネル駆動
回路15とを備えている。
【0037】画像表示装置は、更に、それぞれ発光ダイ
オード部51の赤色発光ダイオード51R,緑色発光ダ
イオード51G,青色発光ダイオード51B(図では発
光ダイオードをLEDと記す。)を駆動する赤色発光ダ
イオード駆動回路12R,緑色発光ダイオード駆動回路
12G,青色発光ダイオード駆動回路12Bと、映像信
号処理回路13、液晶パネル駆動回路15および各発光
ダイオード駆動回路12R,12G,12Bを制御する
コントローラ11とを備えている。コントローラ11
は、例えばマイクロコンピュータによって構成される。
【0038】各発光ダイオード駆動回路12R,12
G,12Bには、図示しないが、可変抵抗によって各発
光ダイオード51R,51G,51Bに対する印加電圧
を変える等により、各発光ダイオード51R,51G,
51Bより出射される光の輝度を独立に調節可能とする
手段が設けられている。
【0039】次に、上記のような構成の画像表示装置の
作用について説明する。
【0040】光源部50の発光ダイオード部51から出
射された各色光は、位相差板26を含む偏光変換素子2
0による偏光変換作用を受けて、例えばS偏光の割合が
増大させられ、例えば全光量の7割程度がS偏光とな
る。このS偏光は、偏光変換素子20の直後の集光レン
ズ53によって効率よく前方に出射される。光源部50
からの出射光は、レンズ54を透過することにより、略
平行光にして出射され、フライアイレンズ55に入射す
る。フライアイレンズ55に入射した光は、フライアイ
レンズ55,56によって照度分布が均一化され、フラ
イアイレンズ56から出射する。フライアイレンズ56
からの出射光は、コンデンサレンズ57,58を経て、
面59Aから偏光ビームスプリッタ59に入射し、偏光
分離面59Cにおいて、P偏光とS偏光に分離される。
ここで、P偏光は、透過光59Pとなって偏光ビームス
プリッタ59をそのまま透過する。S偏光は、偏光分離
面59Cにおいて反射されて反射光59Sとなり、面5
9Bから出射する。
【0041】面59Bから出射した反射光59Sは、液
晶パネル60に入射し、印加された画像信号に応じて光
変調を受けると共に、元の光路側に反射され、面59B
から偏光ビームスプリッタ59に入射する。偏光ビーム
スプリッタ59に入射した光は、偏光分離面59Cの作
用により、P偏光成分のみが、透過光60Pとして面5
9Dから出射する。この偏光ビームスプリッタ59の面
59Dから出射した透過光60Pは、投射レンズ61に
よって、スクリーン62上に投射され、画像が形成され
る。スクリーン62上に投射された画像は、接眼レンズ
63を介して使用者の眼64において観測される。
【0042】次に、画像表示装置の回路系の動作につい
て説明する。図6に示したように、映像信号VSは、映
像信号処理回路13に入力され、この映像信号処理回路
13によって、R用画像信号,G用画像信号,B用画像
信号が生成され、画像メモリ14に一旦記録される。液
晶パネル駆動回路15は、一定の周期で、画像メモリ1
4より各色用の画像信号を読み出し、この画像信号に基
づいて、液晶パネル60を駆動する。一方、各発光ダイ
オード駆動回路12R,12G,12Bは、コントロー
ラ11からの制御信号に基づいて、各発光ダイオード5
1R,51G,51Bが適切に点灯するように、各発光
ダイオード51R,51G,51Bを駆動する。
【0043】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、液晶パネル60に照射される光を供給する光源に、
発光部から発せられた光の多くを所定の方向に偏光(例
えば、S偏光)して出射するよう光の偏光方向の変換を
行う偏光変換素子を設けるようにしたので、光源の大出
力化や装置の大型化を招くことなく、液晶パネル60ヘ
の照射光量を向上させることができる。このとき、例え
ば、発光部から発せられた光の全光量のうち、7割程度
をS偏光に変換することが可能であり、液晶パネル60
ヘの照射光量を60%以上向上させることができる。こ
れにより、スクリーン62上での画像の輝度およびコン
トラストが向上し、明るくコントラストの高い画像表示
を行うことが可能となる。
【0044】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。本実施の形態では、図
1および図2に示した画像表示装置用光源を使用した画
像表示装置の他の構成例について説明する。
【0045】図7は、本実施の形態に係る画像表示装置
の概略を示す構成図である。この図に示した画像表示装
置は、1板の反射型の液晶パネル75を用いた単板方式
の反射型液晶プロジェクタとして構成されたものであ
る。この画像表示装置は、液晶パネル75に照射する各
色光を発する3つの光源部100R,100G,100
Bと、各光源部100R,100G,100Bから発せ
られた各色光を合成するダイクロイックプリズム69
と、ダイクロイックプリズム69から出射された光の照
度分布を均一化して出射するフライアイレンズ70およ
びフライアイレンズ71と、フライアイレンズ71を出
射した光が液晶パネル75において適正な光学条件で照
射されるように光を集光するコンデンサレンズ72およ
びコンデンサレンズ73とを備えている。各光源部10
0R,100G,100Bと、ダイクロイックプリズム
69との間には、それぞれ各光源部100R,100
G,100Bから発せられた光を略平行光にして出射す
るレンズ68R,68G,68Bが設けられている。ダ
イクロイックプリズム69、フライアイレンズ70,7
1およびコンデンサレンズ72,73は、光軸O1A上に
配置されている。
【0046】この画像表示装置は、更に、光軸O1Aに直
交する光軸O2Aとの交点付近に配置された偏光ビームス
プリッタ74と、光軸O2A上に配置された投射レンズ7
6およびスクリーン77とを備えている。なお、本実施
の形態に係る画像表示装置における光学系は、光学系の
横倍率と角倍率との関係を示すラグランジュヘルムホル
ツの法則に従った構成となっており、各光源部100
R,100G,100Bから発せられた各色光を液晶パ
ネル75に高効率で照射可能となっている。
【0047】ダイクロイックプリズム69は、立方体形
状となっている。緑用光源部100Gは、ダイクロイッ
クプリズム69の一つの面69Gに対向するように配設
されている。赤用光源部100Rは、ダイクロイックプ
リズム69における面69Gと直交する他の面69Rに
対向するように配設されている。青用光源部100B
は、ダイクロイックプリズム69における面69Rと平
行な他の面69Bに対向するように配設されている。各
光源部100R,100G,100Bから発せられた各
色光は、ダイクロイックプリズム69によって合成さ
れ、面69Gに平行な他の面69Aから出射される。
【0048】各光源部100R,100G,100B
は、図1および図2に示した光源を本装置に適用したも
のであり、それぞれ液晶パネル75に照射されるR,
G,B色光を発する発光部としての赤色発光ダイオード
65R,緑色発光ダイオード65G,青色発光ダイオー
ド65Bと、各発光ダイオード65R,65G,65B
の直後(光の照射側)に設けられると共に、各発光ダイ
オード65R,65G,65Bから発せられた光のう
ち、少なくとも5割よりも多い光が液晶パネル75で必
要とされる所定の偏光光(例えば、S偏光)として出射
されるよう光の偏光方向の変換を行う偏光変換素子66
R,66G,66Bと、各偏光変換素子66R,66
G,66Bの光の出射側に設けられると共に、各偏光変
換素子66R,66G,66Bからの出射光の出射効率
を高めるための集光レンズ67R,67G,67Bとを
有している。各発光ダイオード65R,65G,65B
は、それぞれ各色の発光ダイオードを同一面上に複数個
配置している。各発光ダイオード65R,65G,65
Bは、それぞれ独立に輝度の調整が可能となっている。
偏光変換素子66R,66G,66Bは、位相差板26
を含むと共に、反射型偏光部材22および輝度上昇部材
32の両方を用いた構成(図2)であってもよいし、輝
度上昇部材32を用いない構成(図1)であってもよ
い。
【0049】フライアイレンズ70およびフライアイレ
ンズ71は、互いに共役な位置関係に対向配置され、テ
レセントリック光学系を構成している。また、コンデン
サレンズ72およびコンデンサレンズ73も、互いに共
役な位置関係に対向配置され、テレセントリック光学系
を構成している。
【0050】偏光ビームスプリッタ74は、コンデンサ
レンズ73からの出射光が入射する面74Aと、液晶パ
ネル75において反射されると共に、画像信号に応じて
変調された各色光が入射する面74Bとを有している。
偏光ビームスプリッタ74は、また、光軸O1Aに対して
ほぼ45度の角度をなす偏光分離面74Cを有してい
る。この偏光分離面74Cは、例えば、コンデンサレン
ズ73から出射され、面74A側に入射した光束のうち
のS偏光成分のみを、反射光74Sとして光軸O1Aとほ
ぼ直交する直角方向(光軸O2Aとほぼ平行な方向)に反
射して面74Bから出射すると共に、P偏光成分を透過
光74Pとしてそのまま透過させるようになっている。
偏光分離面74Cは、また、面74B側に入射した液晶
パネル75からの反射光のうちのP偏光成分のみを、透
過光75Pとして面74Dから出射させるようになって
いる。この偏光ビームスプリッタ74の面74Dから出
射した透過光75Pは、投射レンズ76によって、スク
リーン77上に投射され、画像が形成される。
【0051】液晶パネル75の構成は、図5に示した液
晶パネル60と同様である。また、本実施の形態におけ
る画像表示装置の回路の主要部は、図6に示した回路構
成と同様である。
【0052】次に、上記のような構成の画像表示装置の
作用について説明する。
【0053】各光源部100R,100G,100Bの
各発光ダイオード65R,65G,65Bから出射され
た各色光は、各偏光変換素子66R,66G,66Bに
よる偏光変換作用を受けて、例えばS偏光の割合が増大
させられ、例えば全光量の7割程度がS偏光となる。こ
のS偏光は、各偏光変換素子66R,66G,66Bの
直後の集光レンズ67R,67G,67Bによって効率
よく前方に出射される。各光源部100R,100G,
100Bからの出射光は、それぞれ68R,68G,6
8Bを透過することにより、略平行光にして出射され、
ダイクロイックプリズム69に入射する。ダイクロイッ
クプリズム69に入射した各色光は、ダイクロイックプ
リズム69の作用により合成されて面69Aから出射
し、フライアイレンズ70に入射する。フライアイレン
ズ70に入射した光は、フライアイレンズ70,71に
よって照度分布が均一化され、フライアイレンズ71か
ら出射する。フライアイレンズ71からの出射光は、コ
ンデンサレンズ72,73を経て、面74Aから偏光ビ
ームスプリッタ74に入射し、偏光分離面74Cにおい
て、P偏光とS偏光に分離される。ここで、P偏光は、
透過光74Pとなって偏光ビームスプリッタ74をその
まま透過する。S偏光は、偏光分離面74Cにおいて反
射されて反射光74Sとなり、面74Bから出射する。
【0054】面74Bから出射した反射光74Sは、液
晶パネル75に入射し、印加された画像信号に応じて光
変調を受けると共に、元の光路側に反射され、面74B
から偏光ビームスプリッタ74に入射する。偏光ビーム
スプリッタ74に入射した光は、偏光分離面74Cの作
用により、P偏光成分のみが、透過光75Pとして面7
4Dから出射する。この偏光ビームスプリッタ74の面
74Dから出射した透過光75Pは、投射レンズ76に
よって、スクリーン77上に投射され、画像が形成され
る。
【0055】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、液晶パネル75に照射される光を供給する光源に、
発光部から発せられた光の多くを所定の方向に偏光(例
えば、S偏光)して出射するよう光の偏光方向の変換を
行う偏光変換素子を設けるようにしたので、光源の大出
力化や装置の大型化を招くことなく、液晶パネル75ヘ
の照射光量を向上させることができる。これにより、ス
クリーン77上での画像の輝度およびコントラストが向
上し、明るくコントラストの高い画像表示を行うことが
可能となる。
【0056】なお、本実施の形態におけるその他の構
成、作用および効果は、上記第1の実施の形態と同様で
ある。
【0057】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。本実施の形態では、図
1および図2に示した画像表示装置用光源を使用した画
像表示装置の更に他の構成例について説明する。
【0058】図8は、本実施の形態に係る画像表示装置
の概略を示す構成図である。この図に示した画像表示装
置は、3枚の反射型の液晶パネル89R,89G,89
Bを用いた3板方式の反射型液晶プロジェクタとして構
成されたものである。この画像表示装置は、R色用の液
晶パネル89R、G色用の液晶パネル89GおよびB色
用の液晶パネル89Bの各々に照射する各色光を含んだ
白色光を発する発光部としてのランプ80と、ランプ8
0から発せられた光のうち、少なくとも5割よりも多い
光が各液晶パネル89R,89G,89Bで必要とされ
る所定の偏光光(例えば、S偏光)として出射されるよ
う光の偏光方向の変換を行う偏光変換素子81とを有し
た光源部79を備えている。ランプ80は、例えば、ハ
ロゲンランプ、メタルハライドランプおよびキセノンラ
ンプ等によって構成されるものである。このランプ80
は、発光体80aと、回転対称な凹面鏡80bとを含ん
でいる。凹面鏡80bとしてはできるだけ集光効率のよ
い形状のものがよく、例えば回転楕円面鏡や回転放物面
鏡等が用いられる。
【0059】この画像表示装置は、また、光源部79か
ら出射された光を略平行光にして出射するレンズ82
と、このレンズ82から出射された光の照度分布を均一
化して出射するフライアイレンズ83およびフライアイ
レンズ84と、フライアイレンズ84を出射した光が各
液晶パネル89R,89G,89Bにおいて適当な大き
さに集光されるように光を集光する集光レンズ85およ
び集光レンズ86とを備えている。光源部79、レンズ
82、フライアイレンズ83,84および集光レンズ8
5,86は、光軸O1B上に配置されている。
【0060】この画像表示装置は、更に、光軸O1Bに直
交する光軸O2Bとの交点付近に配置された偏光ビームス
プリッタ87と、光軸O2B上に配置されたダイクロイッ
クミラー88R,88B、投射レンズ91およびスクリ
ーン92とを備えている。
【0061】光源部79は、図1および図2に示した光
源を本装置に適用したものである。光源部79の偏光変
換素子81は、位相差板26を含むと共に、反射型偏光
部材22および輝度上昇部材32の両方を用いた構成
(図2)であってもよいし、輝度上昇部材32を用いな
い構成(図1)であってもよい。なお、この光源部79
では、偏光変換素子81の反射型偏光部材において反射
した光は、ランプ80の凹面鏡80bで反射することに
より、偏光変換素子81側に戻される。偏光変換素子8
1の作用については、図1および図2に示した偏光変換
素子と同様である。
【0062】フライアイレンズ83およびフライアイレ
ンズ84は、互いに共役な位置関係に対向配置され、テ
レセントリック光学系を構成している。また、コンデン
サレンズ85およびコンデンサレンズ86も、互いに共
役な位置関係に対向配置され、テレセントリック光学系
を構成している。
【0063】偏光ビームスプリッタ87は、集光レンズ
86からの出射光が入射する面87Aと、液晶パネル8
9R,89G,89Bのそれぞれにおいて反射されると
共に、画像信号に応じて変調された各色の合成光90が
入射する面87Bとを有している。偏光ビームスプリッ
タ87は、また、光軸O1Bに対してほぼ45度の角度を
なす偏光分離面87Cを有している。この偏光分離面8
7Cは、例えば、集光レンズ86から出射され、面87
A側に入射した光束のうちのS偏光成分のみを、反射光
87Sとして光軸O1Bとほぼ直交する直角方向(光軸O
2Bとほぼ平行な方向)に反射して面87Bから出射する
と共に、P偏光成分を透過光87Pとしてそのまま透過
させるようになっている。偏光分離面87Cは、また、
面87B側に入射した合成光90のうちのP偏光成分の
みを、透過光90Pとして面87Dから出射させるよう
になっている。この偏光ビームスプリッタ87の面87
Dから出射した透過光90Pは、投射レンズ91によっ
て、スクリーン92上に投射され、画像が形成される。
【0064】ダイクロイックミラー88Rは、偏光ビー
ムスプリッタ87からの反射光87Sに含まれるR色光
を選択的に反射して液晶パネル89Rに入射させると共
に、液晶パネル89Rにおいて反射されたR色光を反射
して偏光ビームスプリッタ87側に入射させるようにな
っている。ダイクロイックミラー88Bは、ダイクロイ
ックミラー88Rを透過した光に含まれるB色光を選択
的に反射して液晶パネル89Bに入射させると共に、液
晶パネル89Bにおいて反射されたB色光を反射して偏
光ビームスプリッタ87側に入射させるようになってい
る。ダイクロイックミラー88Bは、また、G色光を透
過して液晶パネル89Gに入射させると共に、液晶パネ
ル89Gにおいて反射されたG色光を透過して偏光ビー
ムスプリッタ8側に入射させるようになっている。
【0065】各液晶パネル89R,89G,89Bは、
光の透過率を制御可能な多数の画素を有している。液晶
パネル89R,89G,89Bとしては、例えば、ガラ
ス基板上やシリコン基板上に駆動電極または駆動用アク
ティブ素子を設けて、TNモードの液晶、強誘電性液晶
または高分子分散型液晶等を駆動する反射型液晶表示素
子を使用することができる。また、液晶パネル89R,
89G,89Bとして、光電導膜を介して光を照射する
ことで液晶の電圧を印加する反射型液晶表示素子を使用
してもよい。更に、液晶パネル89R,89G,89B
として、電界によって形状や状態が変化する構造を設け
たグレーティングライトバルブ等の反射型表示素子を用
いてもよい。
【0066】また、図示しないが、本実施の形態におけ
る画像表示装置は、信号処理回路として、映像信号を入
力し、それぞれR色画像,G色画像,B色画像に対応す
るR用画像信号,G用画像信号,B用画像信号を生成す
る映像信号処理回路と、この映像信号処理回路によって
生成されたR用画像信号,G用画像信号,B用画像信号
を一時的に記録するための赤用画像メモリ、緑用画像メ
モリおよび青用画像メモリと、映像信号処理回路および
赤用画像メモリに接続され、赤用の液晶パネル89Rを
駆動する赤用液晶パネル駆動回路と、映像信号処理回路
および緑用画像メモリに接続され、緑用の液晶パネル8
9Gを駆動する緑用液晶パネル駆動回路と、映像信号処
理回路および青用画像メモリに接続され、青用の液晶パ
ネル89Bを駆動する青用液晶パネル駆動回路とを備え
ている。
【0067】次に、上記のような構成の画像表示装置の
作用について説明する。
【0068】光源部79のランプ80から出射された白
色光は、偏光変換素子81による偏光変換作用を受け
て、例えばS偏光の割合が増大させられ、例えば全光量
の7割程度がS偏光となる。光源部79からの出射光
は、レンズ82を透過することにより、略平行光にして
出射され、フライアイレンズ83に入射する。フライア
イレンズ83に入射した光は、フライアイレンズ83,
84によって照度分布が均一化され、フライアイレンズ
84から出射する。フライアイレンズ84からの出射光
は、集光レンズ85,86を経て、面87Aから偏光ビ
ームスプリッタ87に入射し、偏光分離面87Cにおい
て、P偏光とS偏光に分離される。ここで、P偏光は、
透過光87Pとなって偏光ビームスプリッタ87をその
まま透過する。S偏光は、偏光分離面87Cにおいて反
射されて反射光87Sとなり、面87Bから出射する。
【0069】面87Bから出射した反射光87Sは、ダ
イクロイックミラー88R、88Bによって、R,G,
Bの各色光に分離される。分離された光のうち、R色光
は、液晶パネル89Rに入射し、印加された画像信号に
応じて光変調を受けると共に、元の光路側に反射され
る。同様に、分離された光のうち、G色光およびB色光
は、それぞれ液晶パネル89Gおよび液晶パネル89B
に入射し、印加された画像信号に応じて光変調を受ける
と共に、それぞれ元の光路側に反射される。液晶パネル
89R,89G,89Bのそれぞれにおいて反射される
と共に、画像信号に応じて変調された各色光は、合成さ
れて面87Bから偏光ビームスプリッタ87に入射す
る。偏光ビームスプリッタ87に入射した合成光90
は、偏光分離面87Cの作用により、P偏光成分のみ
が、透過光90Pとして面87Dから出射する。この偏
光ビームスプリッタ87の面87Dから出射した透過光
90Pは、投射レンズ91によって、スクリーン92上
に投射され、画像を形成する。
【0070】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、各液晶パネル89R,89G,89Bに照射される
光を供給する光源に、発光部から発せられた光の多くを
所定の方向に偏光(例えば、S偏光)して出射するよう
光の偏光方向の変換を行う偏光変換素子を設けるように
したので、光源の大出力化や装置の大型化を招くことな
く、各液晶パネル89R,89G,89Bヘの照射光量
を向上させることができる。このとき、例えば、発光部
から発せられた光の全光量のうち、7割程度をS偏光に
変換することが可能であり、各液晶パネル89R,89
G,89Bヘの照射光量を60%以上向上させることが
できる。これにより、スクリーン92上での画像の輝度
およびコントラストが向上し、明るくコントラストの高
い画像表示を行うことが可能となる。
【0071】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されず種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実
施の形態における偏光ビームスプリッタは、偏光分離面
への入射角度がブリュースター角となる菱形キューブ形
状のものでもよいし、薄型化されたフィルム状のもので
も構わない。また、上記各実施の形態において、光路中
にミラー等を配設し、光学系を適宜折り曲げて装置を小
型化するようにしてもよい。更に、上記各実施の形態に
おいて、光源部からの光の照度を均一化する手段として
フライアイレンズではなくロット型インテグレータやバ
ンドルされたファイバ等を用いてもよい。
【0072】また、例えば、図5に示したヘッドマウン
トディスプレイとして構成された画像表示装置を、投射
レンズ61の後に配置されたスクリーン62を用いるこ
となく、空間中に像を形成するようにした空間像型の装
置として構成するようにしてもよい。
【0073】また、図7に示した画像表示装置におい
て、例えば、各光源部100R,100G,100Bか
らの色光を合成する手段としては、ダイクロイックプリ
ズム69に限らず、特定の波長成分の光を透過または反
射させるタイクロイックミラーやカラーフィルタ等を用
いてもよい。更に、図7に示した画像表示装置におい
て、各光源部100R,100G,100Bの配置位置
は、図示した形態に限らず、色光の合成手段により各色
光が適切に合成され、且つ、液晶パネルに対してラグラ
ンジュヘルムホルツの法則が保たれてるような位置であ
れば、他の形態であってもよい。また更に、各光源部1
00R,100G,100Bにおける発光手段は発光ダ
イオードに限らず、R,G,B3色のレーザを用いても
よい。
【0074】更に、図8に示した画像表示装置におい
て、例えば、白色光を各色光に分離するための手段は、
ダイクロイックミラー88R,88Bに限らず、カラー
フィルタやダイクロイックプリズム等を用いてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし7
のいずれか1に記載の画像表示装置用光源または請求項
8記載の画像表示装置によれば、光変調手段に照射され
る光を発する発光手段の直後に、発光手段から発せられ
た光のうち、少なくとも5割よりも多い光を所定の方向
に偏光して出射するよう光の偏光方向の変換を行う偏光
変換手段を設けるようにしたので、大出力化や大型化を
招くことなく、光変調手段ヘの照射光量を向上させ、明
るくコントラストの高い画像表示を行うことが可能とな
るという効果を奏する。
【0076】特に、請求項4記載の画像表示装置用光源
によれば、請求項2記載の画像表示装置用光源におい
て、反射型偏光部材と発光手段との間に、入射した光に
対して位相差を生じさせる位相差板を設けるようにした
ので、発光手段から発せられた光の偏光方向の変換をよ
り効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0077】特に、請求項5記載の画像表示装置用光源
によれば、請求項1記載の画像表示装置用光源におい
て、偏光変換手段の光出射側に、偏光変換手段からの出
射光の出射効率を高めるための集光レンズを設けるよう
にしたので、光変調手段へ照射する光の出射効率を高め
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置
用光源の一例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置
用光源の他の例を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置
用光源による垂直方向の輝度分布をその比較例と共に示
す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置
用光源による水平方向の輝度分布をその比較例と共に示
す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置
の概略を示す構成図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置
の回路構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置
の概略を示す構成図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置
の概略を示す構成図である。
【図9】従来の画像表示装置の一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
20…偏光変換素子、21…発光部、22…反射型偏光
部材、24…集光レンズ、25…λ/4板、32…輝度
上昇部材、50,79,100R,100G,100B
…光源部、60,75,109R,109G,109B
…液晶パネル。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA10 EA14 EA15 EA16 HA13 HA17 HA18 HA20 HA24 HA25 HA28 JA05 JA17 MA02 MA06 2H091 FA08Z FA10Z FA11Z FA26Z FA29Z FA41Z FA45Z FA50Z LA16 LA17 MA02 MA07 2H099 AA12 BA09 CA01 CA07 CA11 DA09 5G435 BB12 CC01 CC12 DD06 DD07 DD13 EE22 FF05 FF15 GG02 GG04 GG23 GG26 GG27 GG28

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射された光を反射すると共に、画像信
    号に応じた光変調を行う光変調手段と、この光変調手段
    からの反射光を投射する投射手段とを備えた画像表示装
    置に用いられる光源であって、 前記光変調手段に照射される光を発する発光手段と、 この発光手段の直後に設けられると共に、前記発光手段
    から発せられた光のうち、少なくとも5割よりも多い光
    が所定の方向に偏光して出射されるよう光の偏光方向の
    変換を行う偏光変換手段とを備えたことを特徴とする画
    像表示装置用光源。
  2. 【請求項2】 前記偏光変換手段は、前記発光手段から
    発せられた光のうち、特定の偏光光以外の光を反射する
    フィルム状の反射型偏光部材を有することを特徴とする
    請求項1記載の画像表示装置用光源。
  3. 【請求項3】 前記偏光変換手段は、更に、前記反射型
    偏光部材と前記発光手段との間に、前記発光手段から発
    せられた光の特定方向の輝度を上昇させるフィルム状の
    輝度上昇部材を有することを特徴とする請求項2記載の
    画像表示装置用光源。
  4. 【請求項4】 前記偏光変換手段は、更に、前記反射型
    偏光部材と前記発光手段との間に、入射した光に対して
    位相差を生じさせる位相差板を有することを特徴とする
    請求項2記載の画像表示装置用光源。
  5. 【請求項5】 前記偏光変換手段の光出射側に、前記偏
    光変換手段からの出射光の出射効率を高めるための集光
    レンズが設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の画像表示装置用光源。
  6. 【請求項6】 前記光変調手段に照射される光は偏光さ
    れた光であり、 前記偏光変換手段によって変換される光の偏光方向は、
    前記光変調手段に照射される光の偏光方向に一致してい
    ることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置用光
    源。
  7. 【請求項7】 前記発光手段は、それぞれ異なる色光を
    発する複数の色光生成手段を有し、 前記偏光変換手段は、前記複数の色光生成手段のそれぞ
    れに対して設けられることを特徴とする請求項1記載の
    画像表示装置用光源。
  8. 【請求項8】 照射された光を反射すると共に、画像信
    号に応じた光変調を行う光変調手段と、 この光変調手段に照射される光を発する発光手段と、 この発光手段の直後に設けられると共に、前記発光手段
    から発せられた光のうち、少なくとも5割よりも多い光
    が所定の方向に偏光して出射されるよう光の偏光方向の
    変換を行う偏光変換手段と、 前記光変調手段からの反射光を投射する投射手段とを備
    えたことを特徴とする画像表示装置。
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