JP2000219992A - 電鋳加工による成形型の製造方法 - Google Patents

電鋳加工による成形型の製造方法

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JP2000219992A JP11023892A JP2389299A JP2000219992A JP 2000219992 A JP2000219992 A JP 2000219992A JP 11023892 A JP11023892 A JP 11023892A JP 2389299 A JP2389299 A JP 2389299A JP 2000219992 A JP2000219992 A JP 2000219992A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電着金属層とインサート板との間の接合強度
を高める。 【解決手段】 電着金属層18に細溝部形成用のインサ
ート板19を一体的に設けて上型16を構成する。イン
サート板19のうち電着金属層18内に埋込まれる部分
に、透孔19aを形成する。上型16を製造するにあた
っては、成形品と同一外形を有する母型20を製作し
(a)、母型20の細溝部20aにインサート板19の
先端部を嵌込んでセットする(b)。電鋳加工により、
母型20及びインサート板19の表面に、電着金属層1
8を得る(c)。電着金属は透孔19a内にも充填さ
れ、電着金属層18はインサート板19の両面側部分が
透孔19aを通してつながった状態となる。この後、電
着金属層18をインサート板19ごと母型20から離型
する(d)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細溝部を有する成
形品を成形するための成形型を、電鋳加工により製造す
るための電鋳加工による成形型の製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばプラスチック成
形品を成形するための成形型を製造する方法として、転
写性に優れた電鋳加工を用いることが行われている。と
ころで、前記成形品が、表面部に例えば幅1mm以下の細
幅で且つ比較的深い細溝部を有するものである場合、成
形型には前記細溝部に対応した厚みの薄い突片部を形成
する必要があるが、電鋳加工により、そのような厚み寸
法が1mm以下の突片部を形成することは困難な事情があ
る。
【0003】そこで、そのような成形型を製造する方法
として、図8に示すように、前記細溝部を形成するため
の薄い金属板(インサート板)を、電着金属層内に埋込
んだ形態とすることが行われている。即ち、電鋳加工に
より成形型を製造するにあたっては、まず、図8(a)
に示すように、成形品の外面形状と同一外形を有する母
型(マスター電鋳型)1を例えばエポキシ樹脂等から製
作する。この母型1には、細溝部1aが設けられる。ま
た、この母型1の表面は導電処理がなされるようになっ
ている。
【0004】次いで、図8(b)に示すように、前記母
型1の細溝部1a内に、例えばニッケルの薄板からなる
インサート板2を、その基端部が突出するように嵌込ん
でセットする。そして、この母型1に対して、例えばニ
ッケル浴にて電鋳加工を行うことにより、図8(c)に
示すように、母型1の表面に、ニッケルからなる電着金
属層3が形成され、この電着金属層3により前記インサ
ート板2の基端部が埋込まれた形態とされる。この後、
電着金属層3を、インサート板2ごと母型1から離型す
ることにより、図8(d)に示すように、インサート板
2の先端部が、成形品の細溝部形成用の突片部となった
成形型4が得られるのである。
【0005】しかしながら、上記インサート板2と電着
金属層3との界面は、完全密着はしないので、上記従来
の方法では、インサート板2と電着金属層3との間にお
ける接合強度が十分でない欠点があった。この場合、イ
ンサート板2と電着金属層3とは、同一種類の金属(ニ
ッケル)ではあるものの、圧延板と電着層とでは線膨張
率が異なってくるので、使用時に加熱,冷却の熱サイク
ルを繰返し受けることによって、それらの接着部分が開
いてきたり、ひどい場合には、インサート板2が抜け出
してしまう虞もあり、型としての耐久性に劣るものとな
っていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、細溝部形成用のインサート板を設ける
ものにあって、電着金属層とインサート板との間の接合
強度を高めることができる電鋳加工による成形型の製造
方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の電鋳
加工による成形型の製造方法は、成形品の外面形状と同
一外形を有する母型に、細溝部形成用のインサート板
を、その基端部が該母型の表面から突出するようにセッ
トする工程と、前記インサート板の基端部が電着金属層
に埋込まれるようにさせながら、前記母型の表面に金属
を電着させる工程と、前記母型から電着金属層を前記イ
ンサート板ごと離型する工程とを含み、前記インサート
板のうち前記電着金属層に埋込まれる部分には、予め透
孔が形成されているところに特徴を有する。
【0008】これによれば、インサート板は、その基端
部が埋込まれるようにして電着金属層に一体化され、以
て細溝部形成用の突片部を有した成形型が製造される。
このとき、インサート板のうち電着金属層に埋込まれる
部分に透孔が形成されているので、電着の工程におい
て、電着金属は透孔内にも充填され、電着金属層は、イ
ンサート板の両面側部分がその透孔を通してつながった
状態に形成される。従って、インサート板と電着金属層
との間の接合強度を向上させ、インサート板を抜けにく
くすることができる。
【0009】本発明の請求項2の電鋳加工による成形型
の製造方法は、成形品の外面形状と同一外形を有する母
型に、細溝部形成用のインサート板を、その基端部が該
母型の表面から突出するようにセットする工程と、前記
インサート板の基端部が電着金属層に埋込まれるように
させながら、前記母型の表面に金属を電着させる工程
と、前記母型から電着金属層を前記インサート板ごと離
型する工程とを含み、前記インサート板のうち前記電着
金属層に埋込まれる部分には、予め凹凸部が形成されて
いるところに特徴を有する。
【0010】これによれば、インサート板は、その基端
部が埋込まれるようにして電着金属層に一体化され、以
て細溝部形成用の突片部を有した成形型が製造される。
このとき、インサート板のうち電着金属層に埋込まれる
部分に凹凸部が形成されているので、電着の工程におい
て、電着金属層は、凹凸部の凹となる部分にくい込んだ
形態で形成される。この結果、インサート板と電着金属
層との間の接合強度を向上させ、インサート板を抜けに
くくすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
について、図1ないし図7を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、図1ないし図4を参照して、本発明の第1の実施
例(請求項1に対応)について述べる。尚、この第1の
実施例は、例えばCDラジカセ等のオーディオ機器の操
作パネルに設けられる操作ボタンを、インジェクション
(射出)成形法により成形するための成形型の製造に、
本発明を適用したものである。
【0012】図4は、成形品である操作ボタン連結体1
1を部分的に示しており、この操作ボタン連結体11
は、複数個の操作ボタン12(3個のみ図示)を、その
後端上部にて、細い接続部13を介して横長に設けられ
たフレーム部14に接続した形態をなしている。詳しく
図示はしないが、前記各操作ボタン12の裏面側は、中
空状に構成され、スイッチを作動させるための棒状の突
起部を有している。この場合、隣合う操作ボタン12同
士間は、幅寸法が1mm以下の細溝部(スリット)15に
よって分離されている。
【0013】この操作ボタン連結体11は、図1(d)
と図3とに一部ずつを示すように、共に電鋳加工により
製造される上型16と下型17とからなる成形型を用い
たインジェクション成形法により成形されるようになっ
ている。詳しく図示はしないが、そのうち上型16は、
各操作ボタン12の前面側に対応する(前面側形状を反
転した)成形型面を有して構成され、また、前記下型1
7は、図3に示すように、各操作ボタン12の背面(裏
面)側に対応する(裏面側形状を反転した)成形型面を
有して構成されている。
【0014】そして、図3に示すように、前記下型17
には、前記操作ボタン12同士間の細溝部15に対応し
た位置に、スリット17aが奥部まで延びて形成されて
いる。一方、前記上型16には、前記細溝部15を形成
するための突片部が設けられ、成形時(型合せ時)に、
その突片部の一部が前記下型17のスリット17a内に
進入し、そのスリット17aからはみ出た部分によって
前記細溝部15が成形されるようになっている。
【0015】このとき、前記細溝部15は、例えば幅寸
法が1mm以下の細幅で且つ比較的深いがものとなってお
り、上型16に電鋳加工によってそのような細溝部15
に対応した厚みの薄い突片部を形成することは困難な事
情がある。そこで、この上型17には、例えばニッケル
からなる電着金属層18に対し、前記細溝部15を形成
するための薄いニッケル板からなるインサート板19
が、その基端部を埋込んだ形態に一体的に設けられるよ
うになっている。
【0016】さて、本実施例においては、上述のよう
に、前記上型16を製造するにあたって、インサート板
19が用いられるのであるが、図2に示すように、この
インサート板19は、例えば厚みが0.6mmのニッケル
圧延板からなり、図1(d)にも示すように、先端側
(図2で上側)のほぼ半部が電着金属層18から突出す
る突片部となり、基端側(図2で下側)のほぼ半部が電
着金属層18内に埋込まれるようになっている。
【0017】そして、このインサート板19のうち、基
端側の電着金属層18内に埋込まれる部分には、複数個
の透孔19aが形成されている。本実施例では、その透
孔19aは、例えば直径が2mmφで、例えば5〜15mm
ピッチでインサート板19の横方向(長手方向)に連続
的に並ぶように形成されている。
【0018】次に、上記上型16を電鋳加工によって製
造するための、本実施例に係る製造方法について図1も
参照して述べる。上型16を製造するにあたっては、ま
ず、図1(a)に示すように、成形品(操作ボタン連結
体11の表面部)の外面形状と同一外形を有する例えば
エポキシ樹脂製の母型(マスター電鋳型)20を製作す
る。従って、この母型20には、前記細溝部15に対応
した細溝部20aが形成されることになる。尚、図示は
しないが、この母型20の表面には、例えば導電性塗料
からなる導電層が形成されている。
【0019】図示はしないが、この母型20の製造にあ
たっては、まず、成形品と同一外形を備えた木型等から
なる原型を製作する。この後、この原型の表面部に例え
ばシリコン樹脂を注型し、硬化後離型することにより、
成形品とは逆の凹凸形状を有する反転型を製作する。そ
して、この反転型に対して、その表面に例えば導電性塗
料の吹付けにより導電層を形成した上でエポキシ樹脂を
積層し、エポキシ樹脂層を導電層と共に反転型から離型
することにより、母型20が得られる。これにより、母
型20(導電層)の表面は、成形品表面の凹凸がそのま
ま転写された状態とされるのである。
【0020】次いで、図1(b)に示すように、上記母
型20に対して、その細溝部20aに前記インサート板
19の先端部を嵌込んでセットする工程が実行される。
このとき、インサート板19のうち、先端部つまり上型
16の突片部となる部分が細溝部20a内に位置され、
基端部つまり透孔19aが形成された部分が、母型20
の表面から突出した形態とされる。このとき、母型20
の表面の導電層と、インサート板19とは電気的に接続
された状態とされる。
【0021】そして、この母型20を用いた電鋳加工の
工程が実行される。この電鋳加工の工程では、図示はし
ないが、前記母型20及び陽極(ニッケル電極)を、例
えばスルファミン酸ニッケル浴内に配置し、母型20の
導電層を陰極として前記陽極との間に直流電流を流すこ
とが行われ、これにより、母型20の表面及びインサー
ト板19の露出部分(基端部)の表面に、ニッケルが電
着するようになるのである。
【0022】この電鋳加工は、ニッケルが所定厚み(例
えば5mm程度)に電着されるまで行われ、これにて、図
1(c)に示すように、母型20の表面に、電着金属層
18が形成されるのである。このとき、インサート板1
9の基端部は、電着金属層18内に埋込まれるようにな
るのであるが、このとき、インサート板19には、透孔
19aが形成されているので、この電着の工程におい
て、電着金属(ニッケル)は透孔19a内にも充填さ
れ、電着金属層18は、インサート板19の両面側部分
がそれら透孔19aを通してつながった状態に形成され
るのである。
【0023】この後、電着金属層18をインサート板1
9ごと母型20から離型する工程が実行され、これに
て、図1(d)に示すように、インサート板19の基端
部が電着金属層18内に埋込まれ、先端部が電着金属層
19から突出した上型16が製造されるのである。尚、
しかる後、上型16の不要部の切削等の仕上げ工程が行
われ、更に、補強用の裏打ち、加熱・冷却用のパイプ等
の取付け、型枠への取付け等が行われて完成するのであ
る。
【0024】このようにして製造された上型16は、イ
ンサート板19の基端部の両面側部分にて、電着金属層
18が透孔19aを通してつながった状態とされるの
で、インサート板19と電着金属層18との間の高い接
合強度を得ることができる。この結果、本実施例によれ
ば、従来のものと異なり、インサート板19と電着金属
層18と線膨張率が異なる事情の下、使用時に加熱,冷
却の熱サイクルを繰返し受ける事情があっても、インサ
ート板19と電着金属層18との接着部分が開いてきた
り、インサート板19が抜け出してしまうことを防止で
き、ひいては型としての耐久性を大幅に向上することが
できるという実用上優れた効果を得ることができるもの
である。
【0025】(2)第2〜第4の実施例 図5は本発明の第2の実施例を示し、また、図6は本発
明の第3の実施例(いずれも請求項2に対応)を示して
いる。これらの実施例が、上記第1の実施例と異なると
ころは、細溝部形成用のインサート板のうち電着金属層
に埋込まれる部分に、透孔を形成することに代えて、凹
凸部を形成するようにした点にある。
【0026】即ち、図5に示す本発明の第2の実施例に
係るインサート板31には、その電着金属層に埋込まれ
る部分に、例えばエッチング加工により、微小な多数個
の凹部31aが形成されている。これによれば、電着の
工程において、電着金属層は、インサート板31の凹部
31a内にくい込んだ形態で形成されるので、インサー
ト板31と電着金属層との間の接合強度を高めることが
でき、インサート板31を抜けにくくして耐久性を高め
ることができるものである。
【0027】また、図6に示す本発明の第3の実施例に
係るインサート板32には、その電着金属層に埋込まれ
る部分に、複数本の凹溝部32aが形成されている。こ
の凹溝部32aは、横方向つまりインサート板32が抜
け出る方向に対して直交する方向に延びて形成されてい
る。これによっても、電着の工程において、電着金属層
は、インサート板32の凹溝部32a内にくい込んだ形
態で形成されるので、インサート板32と電着金属層と
の間の接合強度を高めることができ、インサート板32
を抜けにくくして耐久性を高めることができるものであ
る。
【0028】図7は、本発明の第4の実施例を示すもの
で、成形品としての比較的軟質な薄肉状のシート41を
成形するための成形型の製造に、本発明を適用したもの
である。このとき、前記シート41には、いわば深絞り
形状の細溝部42が形成されており、細溝部42の両側
部分が一見別体をなすが如き外観を呈するようになって
いる。
【0029】図示や詳しい説明は省略するが、このシー
ト41は、電鋳加工により製造された成形型を用いて、
例えばパウダースラッシュ成形法により成形されるよう
になっている。このとき、成形型は、上記第1の実施例
と同様の工程を経て製造され、電着金属層に細溝部42
形成用のインサート板が埋込み固定される。この場合
も、インサート板の電着金属層に埋込まれる部分に予め
透孔あるいは凹凸部を形成しておくことにより、インサ
ート板と電着金属層との間の接合強度を向上させること
ができ、インサート板を抜けにくくして耐久性を高める
ことができるものである。
【0030】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えばオーディオ機器の操作ボタンな
どに限らず、細溝部を有する各種の成形品を成形するた
めの成形型全般について本発明を適用することができ、
また、インサート板に形成される透孔や凹凸部の形状や
パターン等についても種々の変形が可能である等、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【0031】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の電鋳加工による成形型の製造方法によれば、細溝部形
成用のインサート板を、電着金属層にその一部を埋込ん
だ状態で一体的に設けるものにあって、インサート板の
うち電着金属層に埋こめられる部分に予め透孔あるいは
凹凸部を形成するようにしたので、電着金属層とインサ
ート板との間の接合強度を高めることができ、それらの
接着部が開いてくることや、インサート板が抜けること
を防止することができ、ひいては耐久性を高めることが
できるという優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、成形型の
製造工程を説明するための概略的な縦断面図
【図2】インサート板の部分的な斜視図
【図3】成形型の一部を示す斜視図
【図4】成形品の部分的な斜視図
【図5】本発明の第2の実施例を示すもので、インサー
ト板の部分的な斜視図(a)及び縦断面図(b)
【図6】本発明の第3の実施例を示すインサート板の部
分的な斜視図
【図7】本発明の第4の実施例を示すもので、成形品の
部分的な断面図
【図8】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、12は操作ボタン連結体(成形品)、15,4
2は細溝部、16は上型(成形型)、18は電着金属
層、19,31,32はインサート板、19aは透孔、
20は母型、31aは凹部(凹凸部)、32aは凹溝部
(凹凸部)、41はシート(成形品)を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細溝部を有する成形品を成形するための
    成形型を、電鋳加工により製造する方法であって、 成形品の外面形状と同一外形を有する母型に、前記細溝
    部形成用のインサート板を、その基端部が該母型の表面
    から突出するようにセットする工程と、 前記インサート板の基端部が電着金属層に埋込まれるよ
    うにさせながら、前記母型の表面に金属を電着させる工
    程と、 前記母型から電着金属層を前記インサート板ごと離型す
    る工程とを含み、 前記インサート板のうち前記電着金属層に埋込まれる部
    分には、予め透孔が形成されていることを特徴とする電
    鋳加工による成形型の製造方法。
  2. 【請求項2】 細溝部を有する成形品を成形するための
    成形型を、電鋳加工により製造する方法であって、 成形品の外面形状と同一外形を有する母型に、前記細溝
    部形成用のインサート板を、その基端部が該母型の表面
    から突出するようにセットする工程と、 前記インサート板の基端部が電着金属層に埋込まれるよ
    うにさせながら、前記母型の表面に金属を電着させる工
    程と、 前記母型から電着金属層を前記インサート板ごと離型す
    る工程とを含み、 前記インサート板のうち前記電着金属層に埋込まれる部
    分には、予め凹凸部が形成されていることを特徴とする
    電鋳加工による成形型の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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