JP2000219515A - 二酸化チタン前駆体組成物および二酸化チタン - Google Patents

二酸化チタン前駆体組成物および二酸化チタン

Info

Publication number
JP2000219515A
JP2000219515A JP11019181A JP1918199A JP2000219515A JP 2000219515 A JP2000219515 A JP 2000219515A JP 11019181 A JP11019181 A JP 11019181A JP 1918199 A JP1918199 A JP 1918199A JP 2000219515 A JP2000219515 A JP 2000219515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
titanium dioxide
titanium
group
dioxide precursor
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11019181A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ono
寿男 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP11019181A priority Critical patent/JP2000219515A/ja
Publication of JP2000219515A publication Critical patent/JP2000219515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた親水性を有し、かつ高い光触媒能を保
持し、平滑で綺麗な酸化チタン膜および該チタン膜を形
成するための組成物を得る。 【解決手段】 (A)二酸化チタン前駆体、(B)界面活
性剤、増粘剤および消泡剤から選ばれる少なくとも1種
ならびに(C)溶媒を含んでなることを特徴とする二酸
化チタン前駆体組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱により光触媒
性能を示す二酸化チタンを生成する二酸化チタン前駆体
を含む組成物および該組成物から得られる二酸化チタン
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルム状の二酸化チタンは、効
率的な光触媒や半導体電極として、しばしば用いられて
いる(T Sakata,in Photocatalysis,ed.N Serepone and
E Pelizzetti,Wiley,NewYork,1989,p311;andDEScaife,
Sol.Energy,1980,25,41 )。また、二酸化チタンは、活
性試薬や不活性坦体としても用いられており、このよう
な用途の二酸化チタンの製造方法として、不活性坦体上
に触媒としてTiO2 およびV2 O3 の混合物を用い、
o−キシレンを無水フタル酸に触媒酸化する方法が、商
業的なプロセスとしてよく知られている(M S Wainwrig
ht and N R Foster,Catal.Rev.Sci.Eng.(1917),19(2),2
11)。また、二酸化チタンを使用して水を光触媒的に分
解し、水素を発生させて、燃料に用いる研究もなされて
いる(A.J. Bard,Sciennce,(1980),207,139;E Borgar
ello et al,J Am.Chem.Soc.(1982),104(11),2996)。こ
のように二酸化チタンを膜として利用するには膜の性能
を有するとともに膜として均質であり機械的に優れたも
のである必要がある。しかし、これまでの膜には膜性
能、膜の均質性、機械的強度の点で問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、加熱
によって優れた光触媒能と強度の優れた均質な二酸化チ
タン膜を製造することのできる二酸化チタン前駆体組成
物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱により二
酸化チタンを生成する二酸化チタン前駆体(以下、単に
「二酸化チタン前駆体」という)界面活性剤、増粘剤、
消泡剤および溶媒からなることを特徴とする二酸化チタ
ン前駆体組成物および該組成物を加熱して得られる二酸
化チタンを提供するものである。
【0005】(A)成分 本発明で使用することのできる二酸化チタン前駆体は、
加熱により二酸化チタンを生成する化合物であり、水ま
たは有機溶媒に溶解するものが好ましい。二酸化チタン
前駆体は具体的には、テトラメトキシチタン、テトラエ
トキシチアン、テトライソプロポキチタン、テトラブト
キシチタンなどのアルコキシチタン、チタン酸、四塩化
チタン、チタン酸硫酸などの無機チタン化合物およびこ
れらのチタン化合物とアルカノールアミン類、アセチル
アセトン錯体等のβジケトン類、乳酸、クエン酸などの
ヒドロキシカルボン酸塩、シュウ酸、酢酸、無水フタル
酸などのカルボン酸類から選ばれる化合物との反応生成
物などが挙げられる。
【0006】二酸化チタン前駆体としては、チタンアル
コキシドとアルコールアミンを反応させてなるチタン化
合物と水とを混合してなり、アルコール含有量が10重
量%以下であるチタン化合物水溶液が好ましい。本発明
で使用されるチタンアルコキシドは下記一般式(1)で
表される化合物である。なお、かかるチタンアルコキシ
ドは、アルコキシル基以外の加水分解性基を含む場合が
あるが、このような場合であっても、本発明において
は、チタンアルコキシドと称する場合がある。
【0007】一般式(1) Ti(OR14 ここで、一般式(1)中におけるR1としてのアルキル
基、アリール基またはアシル基の種類としては、特に制
限されるものではないが、具体的に、好ましいアルキル
基の種類としては、特に制限されるものではないが、例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル
基、n−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基等が
挙げられる。また同様に、好ましいアリール基として、
フェニル基、ベンジル基、ナフチル基等が挙げられる。
さらに好ましいアシル基として、ホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基等が挙げられる。また、より安定し
たチタン化合物、例えば保存安定性に優れたチタンアミ
ノアルコール錯体が得られることより、R1は直鎖また
は分岐を有するアルキル基であることがより好ましく、
特に、分岐を有するアルキル基、例えばi−プロピル基
であることがさらに好ましい。
【0008】好ましいチタンアルコキシドとしては、高
いアナターゼ型結晶構造を有する二酸化チタンが得られ
ることから、テトラエトキシチタン、テトラプロポキシ
チタン、テトライソプロポキチタン、テトラブトキシチ
タン等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げら
れ、特に、テトライソプロポキシチタンが好ましい。
【0009】本発明で使用されるアミノアルコールは、
下記一般式(2)で表される化合物である。 一般式(2) (HOR2sN(R3t [一般式(2)中、R2は、アルキレン基またはアリー
レン基であり、sは、1,2または3であり、R3は、
水素、アルキル基またはアリール基であり、tは(3−
s)である。] ここで、一般式(2)におけるR2のアルキレン基また
はアリーレン基の種類としては、特に制限されるもので
はないが、より保存安定性に優れたチタン化合物が得ら
れることから、好ましいアルキレン基としては、メチレ
ン基、エチレン基、i−プロピレン基、n−プロピレン
基、i−ブチレン基、n−ブチレン基等が好ましい。ま
た好ましいアリーレン基としては、フェニレン基、ベン
ジレン基、ナフチレン基が挙げられる。また、さらに安
定したチタン化合物が得られることより、一般式(2)
におけるR2は直鎖または分岐を有するアルキレン基で
あることがより好ましく、特に、分岐を有するアルキレ
ン基であることが好ましい。
【0010】したがって、好ましいアミノアルコールの
具体例として、トリエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリイソプロパノールアミン、ジイソプロパノー
ルアミン、メチルジエタノールアミン、エチルジエタノ
ールアミン等の一種単独または二種以上の組合わせが挙
げられる。これらのアミノアルコールのうち、特にトリ
エタノールアミン、ジエタノールアミンおよびこれらの
混合物が好ましい。この理由は、これらの混合物からな
るアミノアルコールを使用することにより、チタン化合
物の保存安定性をより高めることができるためである。
なお、トリエタノールアミンとジエタノールアミンと混
合比率につき、当該トリエタノールアミン1モルに対し
て、ジエタノールアミンの混合量を0.2〜1.5モル
の範囲内の値とすることが好ましい。
【0011】チタンアルコキシドとアミノアルコールと
の反応割合は、特に制限されるものではないが、チタン
アルコキシド1モルに対して、アミノアルコールの反応
割合を0.5モル以上、好ましくは1〜4モルの範囲
内、特に好ましくは1〜3モルの範囲内の値とすること
である。この理由は、アミノアルコールの反応割合が
0.5モル未満となると、加水分解後の安定性に劣る場
合があるためであり、逆に、反応割合が4モルを超える
と、酸化後の金属酸化物の平滑性や透明性が低下する場
合があるためである。
【0012】チタンアルコキシドとアミノアルコールと
の反応温度についても、特に制限されるものではない
が、具体的に、当該反応温度を室温(20℃)〜170
℃の範囲内とするのが好ましく、室温〜150℃の範囲
内の値とするのがより好ましい。この理由は、反応温度
が室温未満となると、チタンアルコキシドとアミノアル
コールとの反応性が著しく低下する場合があり、一方、
反応温度が170℃を超えると、反応を制御することが
困難となる場合があるためである。
【0013】チタンアルコキシドとアミノアルコールと
を反応させる際に有機溶媒を使用し、有機溶媒の沸点も
しくはその近傍温度で加熱することが好ましい。このよ
うに有機溶媒の沸点付近で加熱することにより、有機溶
媒を還流させることができ、反応温度を一定に調整する
ことが容易となる。ここで、有機溶媒を使用した場合、
反応温度を50〜160℃の範囲内の値とすることが好
ましく、70〜100℃の範囲内の値とすることがより
好ましい。また、反応時間については、反応温度との関
係があるが、当該反応時間を好ましくは1〜10時間の
範囲内の値、より好ましくは、2〜9時間の範囲内の値
とすることである。この理由は、反応時間が1時間未満
となると、チタンアルコキシドとアミノアルコールとの
反応が不均一となる場合があり、一方、反応時間が10
時間を超えると、チタン化合物の生産性が著しく低下す
る傾向があるためである。
【0014】チタンアルコキシドとアミノアルコールと
の反応における圧力についても、特に制限されるもので
はないが、当該反応圧力を好ましくは0〜1.0気圧
(760Torr)の範囲内の値、より好ましくは0〜
0.2気圧の範囲内の値とすることである。反応圧力が
1気圧を超えると、副成するアルコールの沸点が上昇
し、除去することが困難となる場合があるためである。
【0015】本発明においては、さらに反応を制御し、
チタンアルコキシドより生じるアルコールを除去して、
反応をスムーズに進めるために、反応器の圧力を下げる
とともに、温度を徐々に上昇させることが好ましい。こ
の場合、通常開始温度は室温から50℃の範囲内であ
り、その後80℃程度まで、1〜2時間かけて上昇させ
ることが好ましい。そのほか、チタンアルコキシドとア
ミノアルコールとを反応させるに際して、不活性ガス、
例えば、アルゴンガスや窒素ガスを反応容器中で使用す
ることが好ましい。このように反応させることにより、
チタンアルコキシドと、空気中の水分との反応により生
成する沈殿物の発生を有効に防止することができる。
【0016】チタンアルコキシドとアミノアルコールと
の反応は、無溶媒下に行うこともできるが、反応生成物
の粘度を低下させたり、チタンアルコキシドとアミノア
ルコールとの反応を均一に生じさせるために有機溶媒の
存在下に行うことが好ましい。このような有機溶媒とし
ては、例えばモノアルコール、ジオールまたはトリオー
ルのアルコール化合物が挙げられる。また、有機溶媒と
して、過剰のアミノアルコールを使用することも、ゲル
化防止の観点から好ましい。
【0017】具体的に、好ましいモノアルコールとして
は、R5OHで示されるアルコール化合物が挙げられ、
式中のR5は炭素数6〜10の直鎖状または分岐状のア
ルキル基、もしくは炭素数5〜10の直鎖状または分岐
状の酸素結合を有するアルキル基である。したがって、
好ましいモノアルコールとして、2−エチルヘキサノー
ル、3、3、5−トリメチル−1−ヘキサノール、オク
タノール、メトキシエトキシエタノール等が挙げられ
る。また、ジオールとしては、HO(R6)OHで示さ
れるアルコール化合物が挙げられ、式中のR6は炭素数
2〜12の、直鎖状または分岐状のアルキレン基であ
る。したがって、好ましいジオールとして、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1、2−ブタンジオ
ール、1、3−ブタンジオール、ヘキサメチレンジオー
ルなどの1種、または2種以上の組み合わせを挙げるこ
とができる。さらに、好ましいトリオールとしては、グ
リセリン、1,2,6−ヘキサントリオールなどを挙げ
ることができる。これらのジオール、トリオールのなか
でエチレングリコールおよびグリセリンが最も好まし
い。
【0018】なお、本発明においては、チタンアルコキ
シドとアミノアルコールとを反応させてチタン化合物を
形成した後に、またはチタン化合物の形成中において副
成するアルコールを除去する。ここで副成するアルコー
ルとは下記一般式(3)で表される化合物である。 一般式(3) R1(OH) [一般式(3)中、R11は、アルキル基、アリール基
またはアシル基である。] なお、副成アルコールの除去方法としては、特に制限さ
れるものではないが、例えば、一般式(3)で表わされ
る副成アルコールの沸点以上の温度、または沸点の近傍
温度で加熱することが好ましい。したがって、チタンア
ルコキシドとアミノアルコールとの反応温度T1(℃)
とし、一般式(3)で表わされる副成アルコールの沸点
をT2(℃)としたときに、T1≧T2の関係を満足す
るのが好ましく、より好ましくは、T1≧T2+10℃
の関係を満足することである。
【0019】上記の方法で得られるチタン化合物の金属
(Ti)とチッソ元素(N)とのモル比(Ti:N)に
おいて、2:1〜1:4の範囲内の値であることが好ま
しい。この理由は、金属(Ti)とチッソ元素(N)と
のモル比が2:1よりも大きくなると、反応生成物の保
存安定性が低下する場合があるためであり、一方、かか
るモル比が1:4よりも小さくなると、酸化時に不要な
ガスが多量に発生するとともに、生成した酸化チタンの
透明性や平滑性を損なう場合があるためである。
【0020】本発明において、チタン化合物水溶液中
の、チタン化合物の濃度は、チタン化合物を二酸化チタ
ンに換算して通常、0.05〜5モル/リットル、好ま
しくは0.12〜2モル/リットルである。本発明にお
いて、二酸化チタン前駆体組成物中のアルコール濃度
は、通常50重量%以下、好ましくは20重量%以下、
さらに好ましくは10重量%以下である。二酸化チタン
前駆体水組成物中のアルコール濃度が50重量%を超え
ると、引火性が高くなり焼成時に溶媒が残っていると爆
発などの危険性があり取り扱いに注意を要するとともに
環境に対して好ましくなく、時には製膜した酸化チタン
膜の品質が劣るからである。
【0021】また、二酸化チタン前駆体としては、チタ
ン酸とアルコールアミンとを反応させることにより得ら
れる下記一般式(4)で表される化合物も挙げられる。 一般式(4) Ti[(OR7)nNR8m]x(OR7)y (4) [一般式(1)中、R7 はアルキレン基またはアリーレ
ン基を示し、R8は水素、アルキル基またはアリール基
をしめす。xは1〜4の数を、yは4−xの数を、nは
1〜3の数をmは3−xの数を示す。]
【0022】一般式(4)中においてR7 で表されるア
ルキレン基が、エチレン基、プロピレン基およびブチレ
ン基からなる群から選択される少なくとも一つの基であ
ることが好ましい。なお、これらのアルキレン基は、直
鎖状でも、分岐状でもよい。一般式(1)で表される構
造を有する化合物の製造に用いられるチタン酸は、通
常、TiO(OH)2 ・pH2 OまたはTi(OH)4
・pH2 O(pは水の数を表し、1以上の数である。)
で表される化合物である。また、アルコールアミンとし
ては、前記一般式(2)で表される化合物を挙げること
ができる。
【0023】(B)成分 本発明で使用することのできる界面活性剤はコーティン
グする基材の種類や溶媒の成分などによって変わる。界
面活性剤としては陰イオン性界面活性剤、非イオン性界
面活性剤、陽イオン界面活性剤両性界面活性剤などいず
れも使用することができるが特に分子中にポリオキシア
ルキレン基を有する界面活性剤やフッ素を有する界面活
性剤が好ましい。陰イオン界面活性剤としては、高級ア
ルコール硫酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸、
コハク酸ジアルキルエステルスルホン酸、アルキルジフ
ェニルエーテルジスルホン酸のアルカリ金属塩、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルもしくはポリオキシエチ
レンフェニルエーテルの硫酸エステル塩などが挙げられ
る。非イオン界面活性剤としてはポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンフェニルエーテル
などが挙げられる。特にシグマアルドリッチジャパン株
式会社の20セチルエーテル、20オレイルエーテルな
どが好ましい。フッ素を有する界面活性剤としてはパー
フルオロアルキルスルホン酸のアンモニウム塩やアルカ
リ金属塩、パーフルオロアルキルカルボン酸のアンモニ
ウム塩やアルカリ金属塩、パーフルオロアルキルオキシ
エチレンエタノール、パーフルオロアルキルアルコキシ
レート、フッ素化アルキルエステルなどを挙げることが
できる。これらの中で特にパーフルオロアルキルカルボ
ン酸のカリウム塩「住友スリーエム製FC129」、パ
ーフルオロアルキルオキシエチレンエタノール「住友ス
リーエム製FC170C」が特に好ましい。
【0024】増粘剤としては有機の増粘剤としてはカル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチル
セルロースなどのセルロース化合物やカルボキシメチル
スターチ、ヒドロキシエチルスターチなどのスターチ類
やアルギン酸のアルカリ金属塩などが挙げられる。ま
た、無機増粘剤としてはアタタパルジャイト、スメクタ
イト、モンモリロライトなどを挙げることができる。
【0025】消泡剤としてはシリカシ系、金属石鹸系、
アマイド系、シリコーンコンパウンド系、ポリエーテル
系、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコー
ルのブロックポリマー系やエマルション系の消泡剤など
が挙げられる。具体的にはサンノプコ株式会社製のSN
デフォーマー、ノプコ、フォーマスターや旭電化工業株
式会社のプルロニックシリーズ、アデカノールシリー
ズ、アデカネートシリーズなどである。
【0026】(C)成分 本発明では、上記(A)成分および(B)成分以外に、
通常溶媒を含有してなる。本発明で使用できる溶媒とし
ては、水、ヘキサエチレングリコール、イソプロピレン
グリコール、メタノール、エタノール、ブタノール、エ
チレングリコール、グリセリンなどの炭素数1〜10の
アルコール性溶媒、酢酸、を挙げることができる。これ
らのアルコールは、トルエン、クロロホルムなどの非ア
ルコール性溶媒との混合物であってもよい。これらの中
で水は環境に対する影響が少なく引火などの危険性もな
いために溶媒として最も好ましい。
【0027】組成 本発明の組成物は、二酸化チタン前駆体の濃度が、TiO2
に換算して、通常、0.1〜2.0モル/リットル、好
ましくは0.12〜2.0モル/リットルである。ま
た、水を溶媒として使用する場合には、TiO2 濃度換
算で0.06〜1.6モル/リットルまで希釈すること
が好ましい。本発明の組成物は、界面活性剤の濃度が、
通常0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5
重量%である。また、増粘剤の濃度は通常0.001〜
10重量%、好ましくは0.01〜5重量%である。ま
た、消泡剤の濃度は通常0.0001〜10重量%、好
ましくは0.001〜1重量%である。さらに、本発明
の組成物の粘度についても、特に制限されるものではな
く、用途に応じて、適宜変更することができる。
【0028】その他の成分 本発明において、チタン化合物水溶液には500℃で9
9重量%以上分解する高分子化合物、有機または無機粒
子、ドーパント、オリゴマーまたはポリマー、たとえば
ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、グリ
セリン、シリコンオイル、シリカゾルなどを添加するこ
ともできる。500℃で99重量%以上分解する高分子
化合物としてはアクリル系ポリマー、スチレン系ポリマ
ー、ポリエチレングリコール、ポリピニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ワックスエマルジョン、パラフ
ィン、リグニンスルホン酸、デンプン、カルボキシメチ
ルセルロースなどが挙げられる。アクリル系ポリマーと
は、アクリレート化合物およびメタクリレート化合物か
ら選ばれるアクリル系モノマーが主成分、好ましくは5
0重量%以上であるモノマーを重合して得られるポリマ
ーてある。ここでアクリレート系化合物としてはメチル
アクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2
ーエチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリ
レート、フェノキシエチルアクリレートなどが、メタク
リレート化合物としては、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルメ
タクリレート、ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシ
ルクリレート、2ーエチルヘキシルメタクリレートなど
を上げることが出来る。これらのアクリル系モノマーは
他のモノマーと共重合することが出来る。
【0029】他のモノマーとしては、スチレン、αーメ
チルスチレン、ジビニルベンゼンなどの芳香族ビニル化
合物、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸などの不
飽和カルボン酸、アクリルアミド、メタクリルアミドな
どのアミド化合物、アクリロニトリル、メタクリロニト
リルなどを挙げることが出来る。アクリル系ポリマー
は、通常、溶液重合、乳化重合、懸濁重合などのいずれ
の方法でも重合することが出来るが、二酸化チタン前駆
体を水系溶媒に溶解する場合は、アクリル系ポリマーは
水性分散体であることが好ましく、粒子系は1ミクロン
以下、好ましくは0.3ミクロン以下、さらに好ましく
は0.1ミクロン以下である。またこれらアクリル系ポ
リマーを、他種のポリマーと混合して用いてもよい。
【0030】有機粒子としては、芳香族ビニルモノマ
ー、不飽和カルボン酸、フッ素モノマー、フェノール、
メラミン、ベンゾクアナミンなどを主としたモノマーを
乳化重合、懸濁重合により製造する方法、前記モノマー
を溶液重合法で重合したポリマーを水に再分散する方法
などにより製造することが出来る。これらの有機粒子は
ホモポリマーでもコポリマーでもよいが、特に好ましく
はガラス転移温度(Tg)が50℃以上のポリマーから
なることが望ましい。また無機粒子としてはシリカ、酸
化チタン、ジルコニア、アルミナ、セリア、酸化亜鉛、
酸化錫、炭酸カルシウムなどを挙げることが出来る。こ
れら粒子の平均粒子系は400nm以下が好ましい。ま
たこれらの有機粒子または無機粒子はチタン化合物水溶
液に0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜2重量%添
加することが望ましい。ドーパントとしては、カルシウ
ム、パリウム、鉛、ストロンチウム、アルミニウム、
鉄、クロム、ホウ素、リン、バナジウム、ニオブ、イオ
ウ、フッ素、からなる郡から選択される少なくとも1つ
の原子を有する化合物を添加することが出来る。
【0031】二酸化チタン 本発明の組成物は、加熱することにより二酸化チタンを
生成することができる。二酸化チタンを生成する際、二
酸化チタン前駆体を、膜化した後、加熱し、二酸化チタ
ンとすることが好ましい。
【0032】本発明の組成物の加熱温度は、通常、50
0℃〜1000℃、好ましくは600℃〜800℃、特
に好ましくは550〜650℃程度である。具体的に
は、本発明の組成物およびこれから得られるゾルまたは
ゲルを基体(ガラス等)上に塗布して層を形成し、次い
で、この層を加熱することにより、光触媒活性が高く親
水性の高い二酸化チタン膜を、基体上に形成することが
できる。
【0033】用途 本発明の組成物は、ソーダガラスおよび石英ガラスなど
のガラス、ジルコニアおよびチタンなどのセラミック
ス、鉄およびステンレススチールなどの金属等の基体上
に塗布し、加熱することによりこれらの基体上に二酸化
チタン層を形成することができる。本発明の組成物の基
体上への形成方法は特に制限されるものではないが、例
えば、ディップ法、キャスト法、ロールコート法、スピ
ンコート法、スプレーコート法などの公知の方法で形成
被覆することができる。本発明の二酸化チタン(膜)を
表面に被覆形成した基体は、基体としてガラスを用いた
場合、自動車などの車輌用ガラス、住宅用ガラス、ビル
用ガラスなどの建築物用ガラス、蛍光灯、白熱球などの
電球やカバーガラスとして広く使用することができる。
【0034】
【実施例】以下実施例を基に、さらに本発明を詳細に説
明するが、言うまでもなく、本発明の範囲は実施例の記
載に制限されるものではない。 [参考例1] (金属酸化物の作成)500mlの丸底フラスコ内に、
アミノアルコールとしてのトリエタノールアミン(20
0mmol、29.8g)を収容した。次いで、金属ア
ルコキシドとしてのテトライソプロポキシドチタン(1
00mmol、28.4g)を収容して、温度50℃、
1時間、圧力760Torrの条件で、攪拌機を用いて
均一に攪拌しながら反応させて、金属酸化物前駆体を含
む反応液とした。この反応液をエバポレーターが連結さ
れた真空槽に収容し、室温(25℃)、圧力20〜40
Torr、時間30分の条件で、揮発成分(副成アルコ
ールであるイソプロパノール)を吸引除去した。次い
で、ヒーターを用いて、丸底フラスコの周囲温度を50
℃に昇温させた状態で1時間放置した後、さらなる泡立
ちがなくなるまで温度を80℃に昇温させるとともに、
圧力を10Torrとして黄色のシロップ状物を得た。
なお、この時点で、シロップ状物(金属酸化物前駆体)
中のイソプロパノールの含有量を測定したところ、7重
量%であった。次いで、得られたシロップ状物に対して
15mlの水を添加した後、溶液が均一となるまで攪拌
し、さらに合計量が50mlになるまで水を添加して、
約16%酸化チタン換算濃度のチタンアミノアルコール
錯体溶液を得た。
【0035】実施例1 参考例1で調製したトリエタノールアミン−チタン錯体
水溶液に、界面活性剤としてスリーエム製フッ素系界面
活性剤FC170Cを0.005%、信越化学製メチル
セルロースを0.1%添加し、さらに酸化チタンに換算
した溶液中の酸化チタン換算含量が5重量%になるよう
蒸留水で希釈し、二酸化チタン前駆体組成物を調製し
た。次いで該溶液をガラス基体表面上に広げ、その後基
体を30秒間100rpm、次いで1分間1000rp
mの回転速度で回転させた。これにより基体上に薄い二
酸化チタン前駆体組成物層を形成した。次に、二酸化チ
タン前駆体組成物層を形成した基体を120℃の温度で
60分間乾燥し、さらに650℃の温度で空気中5分間
加熱し、二酸化チタン前駆体組成物層を二酸化チタン層
とした。表面状態が良好で均一な膜厚の二酸化チタン層
を形成し、厚さは、4000Åであった。
【0036】実施例2〜6 各成分の種類および使用量を表1および2に記載のとお
りとした以外は、実施例1と同様にして二酸化チタン前
駆体組成物を調整し、実施例1と同様にして乾燥し、加
熱焼成し、二酸化チタン層を形成した。
【0037】実施例7 実施例1の酸化チタン前駆体の代わりにジイソプロポキ
シジトリエタノールチタン(TiDIDTと略す)を使
用した以外は、実施例1と同様にして二酸化チタン前駆
体組成物を調整し、実施例1と同様にして乾燥し、加熱
焼成し、二酸化チタン層を形成した。
【0038】実施例8 実施例1の酸化チタン前駆体の代わりに乳酸チタン(T
iLACと略す)を使用した以外は、実施例1と同様に
して二酸化チタン前駆体組成物を調整し、実施例1と同
様にして乾燥し、加熱焼成し、二酸化チタン層を形成し
た。
【0039】実施例9 実施例1の酸化チタン前駆体の代わりにテトライソプロ
ポキシチタン(TTIPと略す)とトリエタノールアミ
ンを2倍モル量予め室温で反応させたものを用い、溶媒
として水1に対してイソプロピルアルコールを0.5の
割合で含む混合溶媒を用いた以外は、実施例1と同様に
して二酸化チタン前駆体組成物を調整し、実施例1と同
様にして乾燥し、加熱焼成し、二酸化チタン層を形成し
た。
【0040】比較例1 トリエタノールアミン−チタン錯体水溶液に界面活性
剤、増粘剤、消泡剤を添加すること無く実施例1と同様
に二酸化チタン前駆体膜を調整し、650度で加熱し
た。加熱後の表面状態は膜にむらがあり、厚さは500
−3000Aとばらついていた。
【0041】比較例2 トリエタノールアミン−チタン錯体水溶液の代わりにテ
トライソプロポキシチタネート(日本曹達製 )を用い
て、イソプルピルアルコールを溶媒として実施例1と同
様に酸化チタン前駆体膜を作成し、加熱焼成した。加熱
後の膜は白濁し、表面が荒れた状態であった。
【0042】光触媒活性の評価 実施例1〜9および比較例1〜2で調製したガラス基体
上の二酸化チタン層について、光触媒活性の評価を行っ
た。市販のメチレンブルー2水和物を水に溶解し、0.
1重量%のメチレンブルーの水溶液を調製した。このメ
チレンブルーの水溶液中に二酸化チタン薄膜を浸せき
し、室温で乾燥後570nmにおける吸光度Aを測定し
た。次に、ブラックライト(日立製FL20S・BL)
で4mW/cm2の照度で紫外光を所定時間照射したの
ち570nmの吸光度Bを測定し、メチレンブルーの分
解率を測定した。結果を表1〜3に示す。 分解率=(吸光度B/吸光度A)×100%親水性の評価 実施例1〜9で調製したガラス基体上の二酸化チタン薄
膜について、親水性の評価を、焼成終了2時間後の接触
角および室内に10日間放置後の接触角を測定すること
により行った。結果を表1〜2に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【発明の効果】本発明の界面活性剤などを含む組成物を
塗布コーティングし加熱処理することによって平滑で綺
麗な酸化チタン膜が得られる。これらの酸化チタン膜は
優れた親水性を有し、かつ高い光触媒能を保持する。ま
た、本発明の二酸化チタン膜は、親水性と光分解性に優
れるため広い用途に適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G047 CA02 CB06 CC03 CD02 4G069 AA02 AA08 AA09 BA04A BA04B BA22A BA22B BA27A BA27B BA27C BA48A BC50A BC50B BC50C BE06A BE06B BE06C BE08A BE08B BE08C BE11A BE11B BE11C BE14A BE14B BE14C CA10 CB15 CC33 DA05 EA08 FB34 FC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)二酸化チタン前駆体、(B)界面活
    性剤、増粘剤および消泡剤から選ばれる少なくとも1種
    ならびに(C)溶媒を含んでなることを特徴とする二酸
    化チタン前駆体組成物。
  2. 【請求項2】 二酸化チタン前駆体が、アミノアルコー
    ル、アセチルアセトン、アルコキシル基、カルボキシル
    基から選ばれる配位子を有することを特徴とする請求項
    1記載の二酸化チタン前駆体組成物。
  3. 【請求項3】 界面活性剤がアルキレンオキシド基を有
    することを特徴とする請求項1記載の二酸化チタン前駆
    体組成物。
  4. 【請求項4】 溶媒が水系溶媒を含むことを特徴とする
    請求項1記載の二酸化チタン前駆体組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の組成物を加熱して得られ
    る二酸化チタン。
JP11019181A 1999-01-27 1999-01-27 二酸化チタン前駆体組成物および二酸化チタン Pending JP2000219515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11019181A JP2000219515A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 二酸化チタン前駆体組成物および二酸化チタン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11019181A JP2000219515A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 二酸化チタン前駆体組成物および二酸化チタン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000219515A true JP2000219515A (ja) 2000-08-08

Family

ID=11992183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11019181A Pending JP2000219515A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 二酸化チタン前駆体組成物および二酸化チタン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000219515A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006109705A1 (ja) * 2005-04-07 2006-10-19 Kao Corporation 光学器材用コーティング剤
JP2009013044A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Chiba Prefecture 磁性粉体及び磁性粉体の製造方法
JP2009525246A (ja) * 2006-02-01 2009-07-09 コロロッビア イタリア ソシエタ ペル アチオニ ナノ粒子の形態のTiO2の水性分散液の製造方法、及びこの方法で得られる分散体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006109705A1 (ja) * 2005-04-07 2006-10-19 Kao Corporation 光学器材用コーティング剤
AU2006234416B2 (en) * 2005-04-07 2010-01-28 Kao Corporation Coating agent for optical instrument
JP2009525246A (ja) * 2006-02-01 2009-07-09 コロロッビア イタリア ソシエタ ペル アチオニ ナノ粒子の形態のTiO2の水性分散液の製造方法、及びこの方法で得られる分散体
JP2009013044A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Chiba Prefecture 磁性粉体及び磁性粉体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7084179B2 (en) Titanium oxide dispersion, thin film and process for producing these
JP3524342B2 (ja) 薄膜形成用二酸化チタンゾル及び薄膜
KR102094049B1 (ko) 금속 산화물 피막용 도포액의 제조 방법, 금속 산화물 피막용 도포액 및 금속 산화물 피막
CN103589339A (zh) 聚硅氮烷涂覆溶液及制备含金属氧化物-SiO2复合涂层的方法
JP2002128898A (ja) 無機高分子化合物の製造方法、無機高分子化合物、および無機高分子化合物膜
WO2001023483A1 (en) Photocatalytic coating composition and product having thin photocatalytic film
US6387446B1 (en) Method for depositing titanium oxide layers using soluble powders
US20120261625A1 (en) Stabilized monomer dispersion containing inorganic oxide nanoparticles with high refractive index and its preparation
JP5838643B2 (ja) チタン錯体及びそれを含む水系コーティング液
TW575523B (en) Inorganic film-forming coating composition and inorganic film-forming method by use of the same
JP2000219515A (ja) 二酸化チタン前駆体組成物および二酸化チタン
JP2000264893A (ja) 金属錯体、金属錯体の製造方法、金属錯体水溶液および金属酸化物
WO2004085313A1 (ja) 二酸化ケイ素薄膜とその製造法
JP4168541B2 (ja) チタン−シリコン複合酸化物前駆体、その前駆体溶液、その製造方法、およびチタン−シリコン複合酸化物
JP2000302441A (ja) 二酸化チタン前駆体組成物および二酸化チタン
JP6653627B2 (ja) 光触媒塗布液、光触媒構造体及びその製造方法
JP2001058825A (ja) 無機膜形成用塗布剤、その製造方法及びその無機膜形成方法
JP4608042B2 (ja) 無機膜形成用塗布剤、その製造方法及びその無機膜形成方法
JP4045659B2 (ja) 二酸化チタン前駆体組成物、二酸化チタン膜の形成方法および二酸化チタン前駆体薄膜
KR102670627B1 (ko) 표면 친수화 코팅용 조성물 및 그 제조 방법
JP4216383B2 (ja) 二酸化チタン前駆体組成物およびその製造方法並びに二酸化チタン
US9006370B1 (en) Transparent abrasion-resistant coatings for plastic substrates and water-based method to prepare same
CN114479618B (zh) 有机-无机杂化材料、其制备方法、涂料及电子显示设备
JP7463164B2 (ja) コーティング液
JP2000222919A (ja) 照明器具およびその製造方法