JP2000219440A - エレベータ用空調設備の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、かご内のエレベータ用空調設備の温度
を快適な温度に設定するには、多くの設備を費やし、ま
た装置の設置作業にも多くの時間を費やすためコストが
高くなるという問題があった。 【解決手段】 エレベータ用空調設備の温度設定を切換
える時刻を認識する２４Ｈｒタイマー１およびエレベー
タ用空調設備の温度設定を切換える指令を出力する空調
設備動作指令装置３を設ける。 【効果】 かご内を快適な環境に設定できる安価なエレ
ベータ用空調設備の制御装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、かご内を快適な温
度に設定するエレベータ用空調設備の制御装置。

【０００２】

【従来の技術】近年、エレベータを快適に利用してもら
うために、乗りかごに冷暖房装置を備え、乗りかご内に
冷気、暖気を供給することが行われている。また、エレ
ベータ乗りかご内とエレベータホールの環境状態を比較
したり、エレベータの利用状態を学習比較することでエ
レベータの環境を快適に保っている。なお、この種のも
のとして特開平９−１５１０４１号公報に記載されるも
のを挙げることができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、エ
レベータホール環境状態検出手段や各階ホール人数検出
手段、分析学習装置等を設けるためコストが高くなり、
また設置作業にも多くの時間を費やすという問題があっ
た。

【０００４】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、容易にエレベータ内に設けられ
る空調設備を有効に動作させる安価なエレベータ用空調
設備の制御装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的は、エレベータ
用空調設備の制御装置において、時刻を認識する時刻認
識装置を設け、所定の時刻になると予め設定していた温
度に設定値を切換える動作設定手段を備える構成とした
ことにより達成できる。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
により詳細に説明する。

【０００７】図１は本発明の全体の構成を示すブロック
図で、１は時刻認識装置、例えば２４Ｈｒタイマー、１
ａは２４Ｈｒタイマー１で予め設定しておいた時刻にな
ると開く接点、２は接点１ａが開いた時に出力する信
号、３は空調設備動作指令装置、４はエレベータ用空調
設備である。

【０００８】以上の構成において次に動作を説明する。
今、２４Ｈｒタイマー１に予め設定しておいた時刻にな
ったとする。この時、接点１ａが開き、出力信号２が空
調設備動作指令装置３に出力される。空調設備動作指令
装置３にて、予め設定していた温度に切換えて、エレベ
ータ用空調設備４の運転動作を変更する。

【０００９】このように構成した実施形態では、安価な
装置でかご内に快適な環境を提供できる。

【００１０】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容易に
エレベータ内に設けられる空調設備を有効に動作させる
安価なエレベータ用空調設備の制御装置を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の構成の一実施形態を示すブロック図で
ある。

【符号の説明】

１ ２４Ｈｒタイマー（時刻認識装置） １ａ 接点 ２ 出力信号 ３ 空調設備動作指令装置 ４ エレベータ用空調設備

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 エレベータ用空調設備の制御装置におい
   て、時刻を認識する時刻認識装置を設け、所定の時刻に
   なると予め設定していた温度に設定値を切換える動作設
   定手段を備えたことを特徴とするエレベータ用空調設備
   の制御装置。
2. 【請求項２】 時刻認識装置に２４Ｈｒタイマーを使用
   することを特徴とする請求項１記載のエレベータ用空調
   設備の制御装置。