JP2000218236A - 分級装置 - Google Patents
分級装置Info
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- JP2000218236A JP2000218236A JP2399099A JP2399099A JP2000218236A JP 2000218236 A JP2000218236 A JP 2000218236A JP 2399099 A JP2399099 A JP 2399099A JP 2399099 A JP2399099 A JP 2399099A JP 2000218236 A JP2000218236 A JP 2000218236A
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Abstract
錐状部材の上部表面に供給された固体物質が堆積する場
合があって、分級精度が低下してしまうことがあるが、
本発明ではその点を改良しようとするものである。 【解決手段】 分級装置内の円錐状部材1の上部斜面に
段差2を設けることによって壁面に沿う流れが変化し、
固体粒子が分散室に戻される作用が働き、堆積しにくく
なる。段差は複数個設けてもよい。
Description
録、静電印刷などにおける静電荷像を現像するための乾
式トナーの製造に利用する分級装置に関するものであ
る。詳しくは、所望の粒径を得るために粒子の篩い分け
を行う分級装置の生産効率向上に関するものである。
粉と微粉に分離させるための分級装置は、図6に示すよ
うに円筒形状の分散室18と分級室19によって構成さ
れ、当該分散室18と当該分級室19との間に、円錐状
部材16を有し、当該分散室18の上部外側表面一端の
供給室11から固体物質を供給し、当該分散室18内部
に形成された旋回流によって分散作用を受け、さらに当
該分級室19へと導かれ遠心分離によって、微粉排出口
14又は粗粉排出口15へと排出され、固体物質が粗粉
と微粉に分離される。12はエアーと共に微粉が排出さ
れる微粉排出口、13は2次エアー流入口、17は分級
板である。
管11及び2次エアー流入口13からは、エアーが供給
され、同時に排気管12及び微粉排出口14、粗粉排出
口15からは、エアーが排出されることによって、分散
室18及び分級室19内部には旋回流場が形成される。
そこに、供給管11より固体物質が供給され分散室18
内部に導かれ、遠心分離作用を受けながら、固体物質は
回転しながら落下していく。この時、固体物質の中でも
非常に小さい粒径の微粉は分散室18の中心方向に導か
れ、排気管12より排出されることとなる。分散室18
より回転しながら落下した固体物質は間隙を通過し、分
級室19に導かれ、ここでも遠心分離作用を受け、粗粉
は遠心力によって分級室19の中心から遠ざかり、分級
板17と分級室19内壁面との間隙を通過し粗粉排出口
15より排出される。一方、微粉は向心力によって分級
室19の中心へと導かれ、微粉排出口14より排出され
る。
知の従来の分級装置においては、前記分級装置を連続的
に運転させた場合、前記分散室18と前記分級室19の
間に設けられた前記円錐状部材16の上部表面に供給さ
れた固体物質が堆積する場合がある。これは供給固体物
質に対する製品の回収率を低下させる原因の一つとなっ
ている。さらに、円錐状部材16の上部表面に供給され
た固体物質が堆積することによって、前記分散室18の
気流が乱れたり、前記分散室18と前記分級室19との
隙間を狭くしてしまう場合があり、これによって分級精
度が低下してしまうという不具合も発生する。
おいて、第一の課題として分級装置の回収率の向上、第
二の課題として切り替え作業の短縮化を達成し、必要と
する大きさの範囲の粒子を高効率で分離することができ
る分級装置を提供することを目的とする。
求項1記載の発明は、円筒形状の分級室内に旋回流を形
成し、固体物質を遠心分離する分級装置において、前記
分級室上部に設けられた円錐状部材上部の斜面に段差を
つけたことを特徴とするものである。
明に加えて、前記円錐状部材上部の斜面に段差を複数つ
けたことを特徴とするものである。
載の発明に加えて、前記円錐状部材を脱着可能としたこ
とを特徴とするものである。
載の発明に加えて、前記円錐状部材にリング状部材を設
けて、前記円錐状部材の斜面に段差形成し、かつ脱着可
能としたことを特徴とするものである。
ずれかに記載の発明に加えて、前記円錐状部材の斜面に
テフロン加工を施したことを特徴とするものである。
円錐状部材上部の斜面に段差をつけるように設定され
る。このような設定されるのは、図5のように従来の分
級装置に設けられているような円錐状部材16上部の壁
面に沿って、円筒形状の分散室中心方向に向かう流れ1
0が形成されており、この流れに固体粒子が運ばれるこ
とによって円錐状部材16の上部壁面に固体粒子が付着
し、徐々に堆積していくため、円錐状部材の上部壁面に
段差を設けることで、壁面に沿う流れが変化し、固体粒
子が分散室に戻される作用が働き、堆積しにくくなるの
である。よって、分級室上部に設けられた円錐状部材上
部の斜面に段差をつけるように設定するのが好ましいの
である。
れた円錐状部材上部の斜面に段差を複数つけるように設
定される。このように設定されるのは、円錐状部材上部
の斜面に段差を複数設けることで、壁面に沿う流れが変
化し、固体粒子が分散室に戻される作用が働き、堆積し
にくくなるのである。よって、分級室上部に設けられた
円錐状部材上部の斜面に段差を複数つけるように設定す
るのが好ましいのである。
能とした。このように設定されるのは、分級装置を連続
運転する場合、円錐状部材上部の斜面に固体粒子が付着
する現象は避けられない問題であり、切り替え作業の際
は、清掃等が必要であるため、円錐状部材と円錐状部材
カバーが脱着可能としたことで、切り替え作業の短縮化
がはかれるのである。よって、円錐状部材を脱着可能と
するのが好ましいのである。
状部材を設けて、円錐状部材上部の斜面に段差形成し、
かつ脱着可能とした。このように設定されるのは、リン
グ状部材を設けることによって、円錐状部材上部の斜面
に段差を設けることが容易となり、段差の数の調節も容
易となる。また、リング状部材を脱着可能としたことに
よって、切り替え作業の短縮化もはかれるのである。よ
って、円錐状部材にリング状部材を設けて、円錐状部材
上部の斜面に段差形成し、かつ脱着可能とするのが好ま
しいのである。
フロン加工を施した。このように設定されるのは、円錐
状部材の斜面にテフロン加工を施すことにより、円錐状
部材の斜面の摩擦抵抗が低下し、固体物質の付着、堆積
現象が起こりにくくなるのである。よって、円錐状部材
の斜面にテフロン加工を施すのが好ましいのである。
に基づいて具体的に説明する。
円錐状部材16の代わりに、図1に示すような、上部斜
面に段差部2を設けた円錐状部材1を用いた。これによ
って、段差部2のところで流れ10が変化し、固体粒子
が分散室に戻される作用が働き、従来のように、円錐状
部材表面に固体物質が付着しにくくなる。
けた円錐状部材1’であり、固体粒子を分散室に戻す作
用をさらに強力にする。
た円錐状部材カバーで、従来の円錐状部材16に被せる
ことによって容易に段差部を形成することができる。
簡単に段差部2を形成するためのリング状部材4であ
る。直径を変えたものを複数個用意することによって、
従来の円錐状部材16に複数の段差部2を容易に設ける
ことができる。また、段差部2の数の調節も容易であ
る。
体樹脂85重量部とカーボンブラック15重量部の混合
物を溶融混練、冷却し、これをハンマーミルで粗粉砕し
た後、ジェットミルにて、微粉砕された固体物質(平均
粒径7.2μm)の分級を行った。
状部材1を設けた分級装置において、上記組成の固体物
質を供給し、排気ブロワー圧1500mmAqの条件で
分級を実施したところ、固体物質投入量4500gに対
して、粗粉の回収率は75%であった。
円錐状部材1’を設けた分級装置により実施例1と同条
件で処理した。その結果、固体物質投入量4500gに
対して、粗粉の回収率は76%であった。
状カバー3を取付けた分級装置により実施例1と同条件
で処理した後、清掃切替を実施した。その結果、清掃切
替時間について、実施例1に比べ約30%の短縮が可能
となった。
たリング状部材4を1つ設け、円錐状部材を用い、他は
実施例1と同条件で処理した。その結果、固体物質投入
量4500gに対して、粗粉の回収率は76%であっ
た。また、清掃切替時間については、実施例1に比べ約
20%の短縮が可能となった。
ロン加工を施した円錐状部材を用いた分級装置により実
施例1と同条件で処理した。その結果、固体物質投入量
4500gに対して、粗粉の回収率は74%であった。
装置を用い、排気ブロワー圧1500mmAqの条件で
処理した。その結果、固体物質投入量4500gに対し
て、粗粉の回収率は70%であった。
部に設けられた円錐状部材上部の斜面に段差を設けたの
で、円錐状部材上部壁面に沿う流れが変化し、固体粒子
が分散室に戻される作用が働き、堆積しにくくなるた
め、回収効率の良い分級が可能になる。
上部の斜面に段差を複数設けたので、円錐状部材上部壁
面に沿う流れが変化し、固体粒子が分散室に戻される作
用が働き、堆積しにくくなるため、回収効率の良い分級
が可能になる。
を脱着可能としたので、切り替え作業の短縮化がはか
れ、効率の良い分級が可能になる。
にリング状部材を設け、かつ脱着可能としたので、円錐
状部材上部の斜面に段差を設けることが容易となり、段
差の数の調節も容易となる。また、切り替え作業の短縮
化もはかれ、効率の良い分級が可能になる。
の斜面にテフロン加工を施したので、固体物質の付着、
堆積現象が起こりにくくなり、効率の良い分級が可能に
なる。
と気流の流れを示す。
と気流の流れを示す。
ある。
る。
気流の流れを示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 円筒形状の分級室内に旋回流を形成し、
固体物質を遠心分離する分級装置において、前記分級室
上部に設けられた円錐状部材上部の斜面に段差をつけた
ことを特徴とする分級装置。 - 【請求項2】 前記円錐状部材上部の斜面に段差を複数
つけたことを特徴とする請求項1記載の分級装置。 - 【請求項3】 前記円錐状部材を脱着可能としたことを
特徴とする請求項1又は2記載の分級装置。 - 【請求項4】 前記円錐状部材にリング状部材を設け
て、前記円錐状部材の斜面に段差形成し、かつ脱着可能
としたことを特徴とする請求項1又は2記載の分級装
置。 - 【請求項5】 前記円錐状部材上部の斜面にテフロン加
工を施したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
記載の分級装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2399099A JP3647018B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 分級装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2399099A JP3647018B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 分級装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000218236A true JP2000218236A (ja) | 2000-08-08 |
JP3647018B2 JP3647018B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=12126029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2399099A Expired - Fee Related JP3647018B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 分級装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3647018B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005152801A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Ricoh Co Ltd | 分級装置および現像剤の製造方法 |
JP2005193089A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Kao Corp | 気流式分級装置 |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP2399099A patent/JP3647018B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005152801A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Ricoh Co Ltd | 分級装置および現像剤の製造方法 |
JP2005193089A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Kao Corp | 気流式分級装置 |
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JP3647018B2 (ja) | 2005-05-11 |
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