JP2000217913A - 注射針 - Google Patents
注射針Info
- Publication number
- JP2000217913A JP2000217913A JP11019312A JP1931299A JP2000217913A JP 2000217913 A JP2000217913 A JP 2000217913A JP 11019312 A JP11019312 A JP 11019312A JP 1931299 A JP1931299 A JP 1931299A JP 2000217913 A JP2000217913 A JP 2000217913A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection needle
- point
- needle
- bending
- tip
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- Pending
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】注射針を使用中にその先端で先端周辺の組織を
不用意に傷つけることがないようにする。 【解決手段】注射針1の先端10を中心軸方向に、その
曲がりによる変位量が注射針1の外径の4分の1以上、
3分の2以下になるよう曲げ、その鋭利な先端10が周
辺の組織に当たって組織を傷つけることがないようにす
る。
不用意に傷つけることがないようにする。 【解決手段】注射針1の先端10を中心軸方向に、その
曲がりによる変位量が注射針1の外径の4分の1以上、
3分の2以下になるよう曲げ、その鋭利な先端10が周
辺の組織に当たって組織を傷つけることがないようにす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、使用中に針
先周辺の組織を意図に反して傷つけることがない注射針
に関するものである。なお、本明細書でいう注射針と
は、単なる注射の他、点滴や採血など、薬液の注入、又
は、血液などの体液を体外へ導引する際などに用いられ
る全ての針を含むものである。
先周辺の組織を意図に反して傷つけることがない注射針
に関するものである。なお、本明細書でいう注射針と
は、単なる注射の他、点滴や採血など、薬液の注入、又
は、血液などの体液を体外へ導引する際などに用いられ
る全ての針を含むものである。
【0002】
【従来の技術】従来の注射針は、図3に示したように、
その先端が注射針の外周面に沿って鋭利に突き出してい
るため、使用中にその先端がその周辺の組織などを傷つ
けやすいという問題があった。特に、乳幼児、女性、老
人など、血管の細い人や、弱い人が点滴中に、注射針の
刺さっている部分を動かすと、注射針の先端で血管の内
壁が簡単に傷つき、薬液が血管外に漏れたり、注射針の
周辺が内出血することが多かった。
その先端が注射針の外周面に沿って鋭利に突き出してい
るため、使用中にその先端がその周辺の組織などを傷つ
けやすいという問題があった。特に、乳幼児、女性、老
人など、血管の細い人や、弱い人が点滴中に、注射針の
刺さっている部分を動かすと、注射針の先端で血管の内
壁が簡単に傷つき、薬液が血管外に漏れたり、注射針の
周辺が内出血することが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するためになされたものであり、その目的は、使用
中に注射針の先端周辺の組織を不用意に傷つけることが
ない注射針を提供することにある。
解決するためになされたものであり、その目的は、使用
中に注射針の先端周辺の組織を不用意に傷つけることが
ない注射針を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、注射針の
先端を中心軸方向に曲げ、その鋭利な先端が周辺に当た
りにくくすることによって達成される。この注射針の先
端の曲がりによる変位量は、好ましくは、注射針外径の
4分の1以上、3分の2以下、更に好ましくは、3分の
1以上、2分の1以下である。
先端を中心軸方向に曲げ、その鋭利な先端が周辺に当た
りにくくすることによって達成される。この注射針の先
端の曲がりによる変位量は、好ましくは、注射針外径の
4分の1以上、3分の2以下、更に好ましくは、3分の
1以上、2分の1以下である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の詳
細を説明する。図1は本発明にかかる注射針の第一実施
例の先端部分を示す断面図、図2は本発明にかかる注射
針の第二実施例の先端部分を示す断面図、図3は従来の
注射針の先端部分の断面図である。まず、図1に基づ
き、第一実施例について説明する。図中、1は注射針、
10は先端、11は流路である。この注射針1は、図3
に示した従来の注射針の先端部分を曲げ加工して得られ
るものであり、図1に示したように、その先端10が注
射針1の中心軸方向に曲げられている。
細を説明する。図1は本発明にかかる注射針の第一実施
例の先端部分を示す断面図、図2は本発明にかかる注射
針の第二実施例の先端部分を示す断面図、図3は従来の
注射針の先端部分の断面図である。まず、図1に基づ
き、第一実施例について説明する。図中、1は注射針、
10は先端、11は流路である。この注射針1は、図3
に示した従来の注射針の先端部分を曲げ加工して得られ
るものであり、図1に示したように、その先端10が注
射針1の中心軸方向に曲げられている。
【0006】この曲がりによる先端10の変位量は、注
射針1の流路11を通る薬液や体液などの液体の流れを
妨げることがなく、かつ、注射針1の突き刺しに支障の
ない程度であれば特に限定されるものではない。しか
し、その変位量が注射針外径の4分の1未満である場
合、従来のものに比べれば使用中にその先端10の周囲
の組織を傷つけないという効果は認められるが、充分な
ものとはいえない。
射針1の流路11を通る薬液や体液などの液体の流れを
妨げることがなく、かつ、注射針1の突き刺しに支障の
ない程度であれば特に限定されるものではない。しか
し、その変位量が注射針外径の4分の1未満である場
合、従来のものに比べれば使用中にその先端10の周囲
の組織を傷つけないという効果は認められるが、充分な
ものとはいえない。
【0007】反対に、その変位量が3分の2を超える場
合は、注射針1の流路11内の液体の流れを妨げると共
に、患部に注射針を突き刺しにくくなり、使用に支障を
きたすようになる。従って、この先端の曲がりによる変
位量は、注射針1の外径の4分の1以上、3分の2以下
であることが好ましく、さらに、その変位量を注射針1
の外径の3分の1以上、2分の1以下とすることが好ま
しい。
合は、注射針1の流路11内の液体の流れを妨げると共
に、患部に注射針を突き刺しにくくなり、使用に支障を
きたすようになる。従って、この先端の曲がりによる変
位量は、注射針1の外径の4分の1以上、3分の2以下
であることが好ましく、さらに、その変位量を注射針1
の外径の3分の1以上、2分の1以下とすることが好ま
しい。
【0008】次に、第二実施例について説明する。この
注射針2は、第一実施例と同様にして得られた注射針の
線端面を平面状に削ったものである。なお、上記の両実
施例では、注射針の断面の先端寄り壁面部分はなだらか
に湾曲しているが、局部的に曲率が高くなるようにして
もよい。
注射針2は、第一実施例と同様にして得られた注射針の
線端面を平面状に削ったものである。なお、上記の両実
施例では、注射針の断面の先端寄り壁面部分はなだらか
に湾曲しているが、局部的に曲率が高くなるようにして
もよい。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
本発明によるときは、使用中に多少のことでは射針の先
端がその周辺の組織を不用意に傷つけることがなくな
り、安全かつ確実に注射を行うことができるようにな
る。
本発明によるときは、使用中に多少のことでは射針の先
端がその周辺の組織を不用意に傷つけることがなくな
り、安全かつ確実に注射を行うことができるようにな
る。
【図1】本発明にかかる注射針の第一実施例の先端部分
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本発明にかかる注射針の第二実施例の先端部分
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】従来の注射針の先端部分の断面図である。
1 注射針 10 先端 11 流路
Claims (3)
- 【請求項1】先端(10)が中心軸方向に曲げられてい
ることを特徴とする注射針(1)。 - 【請求項2】曲がりによる先端(10)の変位量が、注
射針(1)外径の4分の1以上、3分の2以下である請
求項1に記載の注射針(1)。 - 【請求項3】曲がりによる先端(10)の変位量が、注
射針(1)外径の3分の1以上、2分の1以下である請
求項1に記載の注射針(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019312A JP2000217913A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 注射針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019312A JP2000217913A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 注射針 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000217913A true JP2000217913A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=11995908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11019312A Pending JP2000217913A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 注射針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000217913A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018501869A (ja) * | 2014-12-16 | 2018-01-25 | アプター フランス エスアーエス | 流体投与装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57128847U (ja) * | 1981-02-05 | 1982-08-11 | ||
JPS6427551A (en) * | 1987-07-10 | 1989-01-30 | Braun Melsungen Ag | Needle |
JPH02121038U (ja) * | 1989-03-17 | 1990-10-01 | ||
JPH07509634A (ja) * | 1992-08-10 | 1995-10-26 | ハイントル・ハンス | カニューレ |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP11019312A patent/JP2000217913A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57128847U (ja) * | 1981-02-05 | 1982-08-11 | ||
JPS6427551A (en) * | 1987-07-10 | 1989-01-30 | Braun Melsungen Ag | Needle |
JPH02121038U (ja) * | 1989-03-17 | 1990-10-01 | ||
JPH07509634A (ja) * | 1992-08-10 | 1995-10-26 | ハイントル・ハンス | カニューレ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018501869A (ja) * | 2014-12-16 | 2018-01-25 | アプター フランス エスアーエス | 流体投与装置 |
JP2018501870A (ja) * | 2014-12-16 | 2018-01-25 | アプター フランス エスアーエス | 流体投与装置用カニューレ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051107 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080501 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080904 |