JP2000217898A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2000217898A
JP2000217898A JP11019556A JP1955699A JP2000217898A JP 2000217898 A JP2000217898 A JP 2000217898A JP 11019556 A JP11019556 A JP 11019556A JP 1955699 A JP1955699 A JP 1955699A JP 2000217898 A JP2000217898 A JP 2000217898A
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ultraviolet
air
ozone
sterilization
filter
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Akitoshi Sugimoto
昭壽 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線殺菌とオゾン殺菌の両者を効率よく行う
ことができ、あるいは、紫外線殺菌とオゾン殺菌の一方
であれば、これらの殺菌をより効率良く行うことがで
き、しかも、小型かつ低コストな空気清浄機を提供す
る。 【解決手段】両端部において互いの間隙が閉空間となっ
ている紫外線透過性の材料からなる2重管、および2重
管の両端部近傍の閉空間内に配置される放電電極を有
し、紫外線殺菌に対応する紫外線およびオゾン生成に対
応する紫外線の少なくとも一方を射出する紫外線蛍光ラ
ンプと、紫外線蛍光ランプを収納するハウジングと、ハ
ウジング内に空気を導入し、所定の経路を経て排出する
流通手段とを有することにより、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線蛍光ランプ
を用いる空気清浄機の技術分野に属し、詳しくは、小型
でも効率のよい空気の浄化を行うことができる空気清浄
機に関する。
【0002】
【従来の技術】アトピー性皮膚炎やハウスダストによる
健康障害、さらには、衛生的な生活に対する関心の高ま
りから、居室内や乗用車等に空気清浄機を設置するケー
スが増大している。
【0003】このような空気清浄機は、例えば、フィル
タ等によって埃などの空気中の微細な不純部を除去し、
さらに、活性炭等を用いて異臭を取り除くことにより、
空気を浄化している。また、高性能な空気清浄機には、
除菌あるいは殺菌作用も有することが望まれるのは、言
うまでもない。
【0004】良く知られている殺菌方法としては、オゾ
ン(O3 )を用いる殺菌や、紫外線による殺菌が知られ
ており、これを用いる空気清浄機も検討されている。紫
外線殺菌は、通常、殺菌対象すなわち空気に紫外線を照
射することにより行われる。また、周知のように、オゾ
ンは酸素に紫外線を照射することによって生成できるの
で、例えば、空気をオゾン殺菌する場合には、空気に紫
外線を照射すればよい。すなわち、オゾンおよび紫外線
を用いた殺菌は、共に、空気に紫外線を照射することで
行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、殺菌に適し
た紫外線とオゾン発生に適した紫外線とは、波長が異な
る。すなわち、最も殺菌力の高い紫外線は波長260n
mの紫外線で、殺菌には、通常、水銀を用いる紫外線蛍
光ランプによって得られる253.7nmの紫外線が利
用されている。これに対し、紫外線による酸素からのオ
ゾン生成は、波長184.9nmの紫外線を用いるのが
よい。
【0006】従って、空気清浄機において、紫外線とオ
ゾンの両者で殺菌を行うためには、波長253.7nm
の紫外線を射出する紫外線蛍光ランプと、波長184.
9nmの紫外線を射出する紫外線蛍光ランプの、少なく
とも2つの紫外線蛍光ランプを用いる必要がある。その
ため、空気清浄機において、紫外線殺菌とオゾン殺菌の
両者を行うためには、装置の大型化を避けることができ
ず、それにより、装置のコストも高くなってしまう。
【0007】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、二重管形状の紫外線蛍光ランプを
用いることによって、例えば、紫外線殺菌とオゾン殺菌
の両者を効率よく行うことができ、あるいは、紫外線殺
菌とオゾン殺菌の一方であれば、これらの殺菌をより効
率良く行うことができ、しかも、小型かつ低コストな空
気清浄機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、両端部において互いの間隙が閉空間とな
っている紫外線透過性の材料からなる2重管、および前
記2重管の両端部近傍の前記閉空間内に配置される放電
電極を有し、紫外線殺菌に対応する紫外線およびオゾン
生成に対応する紫外線の少なくとも一方を射出する紫外
線蛍光ランプと、前記紫外線蛍光ランプを収納するハウ
ジングと、前記ハウジング内に空気を導入し、所定の経
路を経て排出する流通手段とを有することを特徴とする
空気清浄機を提供する。
【0009】また、前記流通手段は、前記ハウジング内
において、前記紫外線蛍光ランプの内側の管内を通過し
て、その後、紫外線蛍光ランプの外部を流れる経路、も
しくは逆の経路で、空気を流すのが好ましく、さらに、
前記紫外線蛍光ランプの二重管の一方の管が紫外線殺菌
に対応する紫外線を、他方の管がオゾン発生に対応する
紫外線を、それぞれ射出するものであり、前記流通手段
は、オゾン発生に対応する紫外線の後に紫外線殺菌に対
応する紫外線を照射されるように、導入した空気を流通
するのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の空気清浄機につい
て、添付の図面に示される好適実施例に基づいて詳細に
説明する。
【0011】図1は、本発明の空気清浄機の一例の概念
を示す線図的断面図である。なお、図示例の空気清浄機
は、オゾン殺菌および紫外線殺菌の少なくとも一方を行
うものであるが、本発明はこれに限定はされず、オゾン
殺菌および紫外線殺菌に対して、浄化する空気の流れ方
向の上流側(以下、単に上流側とする)および下流側の
少なくとも一方に、例えば、フィルタや静電気などを用
いた異物除去手段、活性炭などを用いた消臭手段、芳香
剤などを用いる芳香手段等を有してもよい。また、図示
例の空気清浄機の内部にこれらを有してもよい。また、
図1においては、蛍光ランプを点灯するための配線、お
よびペルチェ素子にエネルギーを供給するための配線は
省略するが、電源と蛍光ランプやペルチェ素子等は、公
知の方法で接続すればよい。
【0012】図1に示される空気清浄機10は、ハウジ
ング12と、ハウジング12の内部に収容される紫外線
蛍光ランプ14と、浄化する空気を導入する導入管16
と、ペルチェ素子18と、第1フィルタ20と、第2フ
ィルタ22とを有して構成される。
【0013】図示例において、ハウジング12は、一例
として、中空の円柱状のもので、一方の底面の一部に開
口を有し、また側面(周面)の前記開口を有する底面側
の端部にも、開口を有する。このようなハウジング12
は、各種の金属や樹脂材料等の、十分な機械的強度を有
する材料で構成すればよい。
【0014】ハウジング12の底面に形成される開口に
は、ハウジング12の内部に空気を導入する導入管16
が、この底面を貫通するように挿入される。導入管16
は、底面に、好ましくは気密に固定される。また、導入
管16の外側面にはペルチェ素子18が固定される。ペ
ルチェ素子18は、加熱および冷却によって空気清浄機
10に空気を導入して排出する、すなわち空気清浄機1
0に空気を流す空気流の発生源であって、図示例におい
ては、内側(導入管16側)が加熱し、外側が冷却する
ように、エネルギを供給される。ペルチェ素子18の形
状には特に限定はなく、導入管16の形状やサイズ等に
応じて、十分な空気の流通を可能にする加熱/冷却が可
能な形状を、適宜選択すればよい。あるいは、ペルチェ
素子18を管状にして、導入管16の一部を構成しても
よい。
【0015】なお、空気流の発生源は、ペルチェ素子1
8に限定はされず、給気ファン、排気ファン、ポンプ、
ペルチェ素子以外の加熱手段や冷却手段等、公知の気体
流の発生手段が各種利用可能である。また、複数の手段
を併用してもよい。空気流量は、空気清浄機10の規模
や要求される能力に応じて、利用する気体流の発生手段
に応じた公知の方法で設定すればよく、また、本発明の
空気清浄機は、空気流量の調整手段を有するのが好まし
い。
【0016】ハウジング12内には、ハウジング12と
同方向に延在して、後に詳述する紫外線蛍光ランプ14
が配置される。前記導入管16のハウジング12内に挿
入された側の端部は、この紫外線蛍光ランプ12の内管
52に、好ましくは気密に接続される。後に詳述する
が、図示例の空気清浄機10においては、浄化されるた
めに導入された空気は、紫外線蛍光ランプ14の内管5
2内に導入され、次いで外部を逆方向に流れて、殺菌さ
れて第2フィルタ22から放出される。
【0017】ハウジング12の導入管16が固定される
底面の外側には、導入管16を収納するように、第1フ
ィルタ20が固定される。さらに、ハウジング12の前
記側面の開口には、第2フィルタ22が組み込まれる。
図示例においては、両フィルタは空気の入口(第1フィ
ルタ20)および出口(第2フィルタ22)であり、空
気清浄機10に導入された空気中、および空気清浄機1
0から排出する空気中に含まれるチリや埃等の異物を除
去するフィルタである。なお、必要に応じて、フィルタ
に活性炭等の吸着手段を配し、異物の吸着除去や消臭作
用を持たせてもよい。また、これらのフィルタは、公知
の方法でカセット式、カートリッジ式、アタッチメント
式等にして、簡単に交換可能にするのが好ましい。
【0018】第1フィルタ20の形状には特に限定はな
く、導入管16のハウジング12の底面から突出する部
分を完全に覆って、第1フィルタ20を通過した空気の
みが導入管16に流入するようにできる形状であればよ
い。あるいは、第1フィルタ20は、導入管16内に組
み込んでもよい。他方、第2フィルタ22の形状にも特
に限定はなく、ハウジング12の側面に形成される開口
の形状に応じて、殺菌済の空気が全て第2フィルタ22
を通過して空気清浄機10から排出できる形状であれ
ば、円筒状であってもよく、矩形や円形等の板状でもよ
い。また、第2フィルタ22(殺菌済の空気の出口)
は、紫外線蛍光ランプ14の外部を流れる空気が、最大
限長時間、後述する紫外線蛍光ランプ14の外管54に
射出される紫外線に照射されるような位置に配置するの
が好ましい。
【0019】本発明の空気清浄機10においては、空気
の入口および出口の両方にフィルタを有するのに限定は
されず、いずれか一方のみであってもよい。また、フィ
ルタサイズ(メッシュサイズや面密度等)にも特に限定
はなく、通常の空気清浄機で利用されているフィルタサ
イズが各種利用可能であるが、一般的に出口側のフィル
タのフィルタサイズを小さくするのが好ましい。さら
に、空気の入口および出口は、図示例の位置に限定され
ないのは、もちろんである。
【0020】図2に、紫外線蛍光14ランプの一例の概
略断面図を示す。紫外線蛍光ランプ14(以下、紫外線
ランプ14とする)は、内管52および外管54と、両
管の端部に配置される放電電極56および58とからな
る蛍光ランプである。内管52および外管54は、共
に、石英ガラス製の円筒管で、外管54の内部に内管5
2が収容されて二重管となっている。両管の間隙は、そ
の端部において、閉塞部60および62によって閉塞さ
れ、すなわち両管の間隙は閉空間64となっている。こ
の閉空間64内には、アルゴン(Ar)ガスおよび水銀
が封入されている。なお、閉空間64に封入されるガス
等は、アルゴンおよび水銀に限定はされず、目的とする
波長等に応じて、適宜選択すればよい。
【0021】閉空間64の両端部近傍には、放電電極5
6および58が、それぞれ配置される。両電極は、例え
ばタングステン(W)等からなる、通常の蛍光ランプ
(蛍光灯)の電極と同様ものであり、リード56aおよ
び58a等を介して、閉塞部60および62に固定され
る。すなわち、この紫外線ランプ14は、二重管の間隙
で放電する蛍光ランプである。
【0022】図示例においては、好ましい態様として、
放電電極56および58を覆うようにして、ジルコニウ
ム粉末の焼結材からなる円筒状の吸着部材56bおよび
58b(図2中、点線で示す)が配置される。この吸着
部材56bおよび58bを有することにより、放電の際
に、閉空間64内の不純物が吸着部材56bおよび58
bに吸着され、好ましい。この吸着部材は、放電電極に
固定してもよく、あるいは、他の部材に固定してもよ
い。なお、吸着部材は、ジルコニウム粉末の焼結材に限
定はされず、閉空間64内の不純物を吸着できるもので
あれば、各種のものが利用可能である。また、形状も、
円筒に限定はされない。
【0023】図示例においては、放電電極56および5
8は、内管52の外周を間隙を持って半周する半円状の
形状を有するが、本発明はこれに限定はされず、半周未
満あるいは半周を超える円弧状の形状を有するものであ
ってもよく、あるいは、内管52を挿入する円形の形状
を有するものであってもよい。
【0024】ここで、図示例の紫外線ランプ14におい
ては、内管52から射出される紫外線と、外管54から
射出される紫外線とは、波長が異なる。一例として、内
管52の外周面(閉空間64側)には、放電で水銀が発
光する253.7nmの紫外線を、主に184.9nm
の紫外線に変換(放射)する蛍光物質が塗布されてい
る。他方、外管54は、放電によって水銀が発光する2
53.7nmの紫外線をそのまま射出する石英ガラスが
使用されている。すなわち、図示例の空気清浄機10に
おいては、紫外線ランプ14の中心部の貫通孔(内管5
2の内側)には、オゾンの生成に良好な184.9nm
の紫外線が射出され、外部(外管54の外)には、紫外
線殺菌に好適な253.7nmの紫外線が射出される。
【0025】従って、図示例の空気清浄機10において
は、ペルチェ素子18による導入管16の加熱、あるい
はさらに外側の冷却による温度差によって、空気が第1
フィルタ20から第2フィルタ22に至るように流れ、
導入管16によって吸引され、第1フィルタ20で異物
を除去された空気が導入管16から紫外線ランプ14の
貫通孔内を流れ、184.9nmの紫外線に照射され
て、一部がオゾンとなって、流れる空気をオゾン殺菌す
る。オゾン殺菌された空気は、貫通孔から排出されて、
紫外線ランプ14の外部を、貫通孔内とは逆方向に流
れ、253.7nmの紫外線を照射されて紫外線殺菌さ
れると共に、紫外線によって残存するオゾンが分解さ
れ、第2フィルタ22でさらに異物を除去されて、殺菌
および浄化済の空気として空気清浄機10の外部に排出
される。
【0026】上記説明より明らかなように、二重管構成
の紫外線ランプ14を用いる本発明の空気清浄機10に
よれば、1本の蛍光ランプでオゾン殺菌と紫外線殺菌の
両者を行うことができるので、装置を小型化し、それに
伴いコストも低減し、しかもオゾン殺菌と紫外線殺菌の
両者を行って、高度な殺菌を行った浄化済の空気を放出
することができる。
【0027】本発明において、紫外線ランプ14の内管
52および外管54が射出する紫外線は、前述のものに
限定はされず、例えば、前述の例と逆(内管52が25
3.7nm)の紫外線を射出してもよい。
【0028】ここで、空気中にオゾンが存在すると、殺
菌済の空気が悪臭を放つ結果となり、好ましくないの
で、オゾン殺菌と紫外線殺菌の両者を行う場合には、先
にオゾン殺菌を行って、その後、紫外線殺菌を行い、紫
外線殺菌と共に紫外線によるオゾンの分解を行うのが好
ましい。
【0029】従って、例えば、図1に示される空気清浄
機10と同様の構成で、内管52と外管54とで射出す
る紫外線を逆にする場合には、ペルチェ素子18による
加熱/冷却を、図1に示される例と逆(内面を冷却)に
して、空気の流れを逆にし、第2フィルタ22から空気
を吸引し、紫外線ランプ14の外部でオゾン殺菌を行っ
た後に、紫外線ランプの貫通孔(内管52)内に空気を
導入して、紫外線殺菌およびオゾン分解を行い、導入管
16から第1フィルタ20を経て殺菌済の空気を外部に
放出するのが好ましい。
【0030】本発明においては、紫外線ランプ14は、
図示例のように、内管52および外管54が異なる波長
の紫外線を射出するのに限定はされず、例えば、オゾン
の生成に良好な184.9nmの紫外線のみ、あるい
は、紫外線殺菌に好適な253.7nmの紫外線のみを
射出しするものであってもよい。内管52および外管5
4が同じ波長の紫外線を射出する態様によれば、紫外線
の射出効率、および空気への照射量が、より良好にな
り、紫外線殺菌やオゾン殺菌を、より高効率に行うこと
ができる。
【0031】内管52および外管54が同じ波長の紫外
線を射出する場合には、空気の流れは、図1に示される
ような、紫外線ランプ14の貫通孔から外部に至る(あ
るいは逆)ような、ハウジング12内を往復するような
経路であってもよく、あるいは、浄化する空気を、紫外
線ランプ14の貫通孔および外部に導入して、ハウジン
グ12の底面から他方の底面に一方向に流す経路であっ
てもよい。また、本態様において、紫外線ランプ14が
オゾン殺菌のみを行う場合には、下流に、紫外線照射等
のオゾン分解手段を設けるのが好ましいのは、先の態様
と同様である。
【0032】本発明の空気清浄機において、利用する紫
外線ランプは、図示例のような直管状に限定はされず、
U字状やW字状、螺旋状等の各種の形状であってもよ
い。さらに、内管52および外管54を、共に、内側に
折り込む(あるいは、外側に折り返す)ような形状とし
て、例えば、二重管の中に、さらに1以上の二重管を有
するような形状としてもよい。このような構成の場合に
は、必要に応じて、紫外線ランプ14の側面に貫通穴
(すなわち、閉空間64を内管52から外管54に貫通
する貫通穴)を形成して、空気の流路を形成してもよ
い。
【0033】さらに、内管52(すなわち貫通孔)を導
入管16と逆端あるいはその近傍で閉塞して、導入管1
6を内管52の内径よりも細い外径を有する石英ガラス
管として、内管52内、好ましくは端部が閉塞端面近傍
に至るまで挿入してもよい。このような構成とすること
により、導入された空気が結果的に内管52内を往復す
るように流れるので、オゾンの発生効率や紫外線殺菌効
率等を向上することができる。また、紫外線ランプ14
の外部も、紫外線透過性の堰を設ける等の同様の方法に
よって、往復するような空気流路を形成してもよい。
【0034】本発明の空気清浄機10においては、必要
に応じて、紫外線ランプ14の冷却手段を配置してもよ
い。なお、冷却方法は、水等の冷媒を流す冷却管を用い
る方法、ファン等を用いて空冷する方法等、公知の方法
によればよい。
【0035】以上、本発明の空気清浄機について詳細に
説明したが、本発明は上述の例に限定はされず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更等
を行ってもよいのはもちろんのことである。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、二重管形
状の紫外線蛍光ランプを用いる本発明の空気清浄機は、
小型かつ低コストで、しかも、例えば、紫外線殺菌とオ
ゾン殺菌の両者を効率よく行うことができ、あるいは、
紫外線殺菌とオゾン殺菌の一方であれば、これらの殺菌
をより効率良く行うことができる、優れた特性を有する
空気清浄機である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空気清浄機の一例の概念を示す線図
的断面図である。
【図2】 図1に示す空気清浄機に使用される紫外線蛍
光ランプの概略断面図である。
【符号の説明】
10 空気清浄機 12 ハウジング 14 紫外線(蛍光)ランプ 16 導入管 18 ペルチェ素子 20 第1フィルタ 22 第2フィルタ 52 内管 54 外管 56,58 放電電極 56b,58b 吸着部材 60,62 閉塞部 64 閉空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部において互いの間隙が閉空間となっ
    ている紫外線透過性の材料からなる2重管、および前記
    2重管の両端部近傍の前記閉空間内に配置される放電電
    極を有し、紫外線殺菌に対応する紫外線およびオゾン生
    成に対応する紫外線の少なくとも一方を射出する紫外線
    蛍光ランプと、前記紫外線蛍光ランプを収納するハウジ
    ングと、前記ハウジング内に空気を導入し、所定の経路
    を経て排出する流通手段とを有することを特徴とする空
    気清浄機。
  2. 【請求項2】前記流通手段は、前記ハウジング内におい
    て、前記紫外線蛍光ランプの内側の管内を通過して、そ
    の後、紫外線蛍光ランプの外部を流れる経路、もしくは
    逆の経路で、空気を流す請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 【請求項3】前記紫外線蛍光ランプの二重管の一方の管
    が紫外線殺菌に対応する紫外線を、他方の管がオゾン発
    生に対応する紫外線を、それぞれ射出するものであり、
    前記流通手段は、オゾン発生に対応する紫外線の後に紫
    外線殺菌に対応する紫外線を照射されるように、導入し
    た空気を流通する請求項1または2に記載の空気清浄
    機。
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