JP2000217854A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JP2000217854A
JP2000217854A JP11020996A JP2099699A JP2000217854A JP 2000217854 A JP2000217854 A JP 2000217854A JP 11020996 A JP11020996 A JP 11020996A JP 2099699 A JP2099699 A JP 2099699A JP 2000217854 A JP2000217854 A JP 2000217854A
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JP
Japan
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ultrasonic
sintered ferrite
pain
ferrite body
diseased part
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Withdrawn
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JP11020996A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Yayama
利彦 矢山
Etsuo Matsumoto
悦夫 松本
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AICHI DENSHI KOGYO KK
Original Assignee
AICHI DENSHI KOGYO KK
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】患部への生体適合性に優れ、患部を効率的に改
善することができる超音波治療装置の提供。 【構成】超音波振動子に所定の厚さからなり、電磁波を
熱エネルギーへ変換して吸収する焼結フェライト体を取
り付ける。超音波振動子に印加される電圧を変調手段よ
り変調して超音波出力を可変させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人や動物等の各種生体
における疾患部の痛みを改善する超音波治療装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば人体における疾
患部に痛みは、患部細胞中に含まれる水分のイオンや電
位が、炎症によりプラス又はマイナスの何れかに偏った
アンバランス状態になることにより生じるとする説が存
在する。
【0003】従来、患部の痛みを改善する方法として
は、超音波振動器具を患部に押し当てて超音波振動を患
部に作用させることにより筋肉を揉みほぐしたり、血行
を良好にして細胞中における水分を分散させることによ
りイオンや電位を平衡化して痛みを緩和させているが、
この方法にあっては患部細胞中のイオンや電位の偏位状
態を一時的に改善するのみで、その偏り状態を長時間に
わたって改善するまでには至らなかった。また、人体の
患部に対して超音波振動を効率的に作用させるには、患
部に応じた人体表面に超音波ゲルを塗布する必要があ
り、治療作業性が悪かった。
【0004】又、超音波振動は、距離の2乗に応じて減
衰するため、人体表層部の患部に対しては有効に作用さ
せることができるが、深層部の患部に対しては作用する
超音波振動が大きく減衰して有効ではなかった。なお、
大出力の超音波振動を使用すると、人体表層部の細胞が
超音波振動のキャビィテーション作用により破壊される
おそれがあった。
【0005】本出願人は上記した各欠点を解決するた
め、特願平9−85927号において、超音波振動子の
前面に焼結フェライト体を取り付け、超音波振動のエネ
ルギーにより焼結フェライト体のイオン状態を活性化さ
せて患部を改善する超音波治療装置を提案したが、該超
音波治療装置にあっては焼結フェライト体に加えられる
超音波振動出力が一定なため、生体適合性が悪く、患部
を効率的に改善できない問題を有していた。
【0006】本発明は、本出願人が先に提案した超音波
治療装置の改善に係るもので、患部への生体適合性に優
れ、患部を効率的に改善することができる超音波治療装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1は、超音波振動
子と、該超音波振動子に取り付けられた所定の厚さから
なる焼結フェライト体と、超音波振動子に印加される電
圧を変調する変調手段とからなることを特徴としてい
る。
【0008】
【実施形態】以下、本発明の実施形態を図に従って説明
する。図1は超音波治療装置の概略を示す斜視図であ
る。図2は超音波治療装置の略体断面図である。図3〜
図5は焼結フェライト体の変更例を示す略体断面図であ
る。
【0009】超音波治療装置1の本体ケース3内には変
調回路5(図3に示す)、信号発生回路7(図6に示
す)及び超音波振動子9が夫々内蔵されている。超音波
振動子9はチタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛等
の電歪振動子からなり、その板厚により共振周波数が設
定される。
【0010】本発明においては、発振周波数が1〜5M
Hzの範囲で適宜選択される周波数を使用するものであ
り、異なる周波数とする場合には、厚さが異なる、従っ
て発振周波数が異なる複数の超音波振動子9を設けた構
成であってもよい。又、上記説明は超音波発生手段とし
て超音波振動子9を使用したが、高周波コイルに高周波
パルスを印加して超音波振動を発振させるものであって
もよい。尚、超音波振動子9は本体ケース3内に対して
その前面が露出するように内蔵されている。
【0011】超音波振動子9の前面には焼結フェライト
体13が固着されている。該焼結フェライト体13はN
i−Znフェライト又はMn−Znフェライトで、厚さ
約8〜20mmに焼結された平板形状からなる。
【0012】該焼結フェライト体13としては、多数の
桟13aを所定の空隙部13bをおいて格子状に一体成
形した格子状(グリッド)焼結フェライト体(図3に示
す)、平均粒子径が1〜3mmの焼結フェライト粒13d
をバインダー(接着剤)により上記厚さの平板形に固化
した焼結フェライト体(図4に示す)又はフェライト粉
又はフェライト粒により上記平板形に形成された焼結フ
ェライト体の上面に、截頭円錐形又は截頭角錐形からな
る多数の突部13eを一体成形した焼結フェライト体
(図5に示す)の何れであってもよい。尚、図中の符号
12は焼結フェライト体13の前面に設けられるシリコ
ンゴム等の弾性体である。
【0013】図6は超音波治療装置の電気的ブロック図
である。超音波振動子9には変調回路5が増幅回路16
を介して接続されている。該変調回路7は信号発生回路
7からの信号出力及びクロック回路(図示せず)からの
クロック信号に基づいて変調される変調信号に基づいて
電源回路17からの駆動圧を増幅回路16により増幅し
て超音波振動子9に印加される電圧を可変させる。これ
により超音波振動子9は所定周波数(1〜5MHz)
で、出力が変調されて強弱になった超音波振動を発振さ
せる。
【0014】尚、焼結フェライト体13に発振周波数が
異なる複数の超音波振動子9を取り付けた構成にあって
は、増幅回路16に設定器16aを設け、これにより電
圧が印加される超音波振動子9を切り換えて選択された
周波数の超音波振動を発振させるように構成してもよ
い。
【0015】また、増幅回路16に利得設定器16bを
設け、該利得設定器16bにより超音波振動子9に印加
される電圧を可変してもよい。
【0016】次に、上記超音波治療装置1による患部の
改善作用を説明する。人体の患部位置(人体の表層部或
いは深層部)及び患部の状態(自覚される痛みの強弱)
に応じて設定器16a及び利得設定器16bによ発振周
波数及び出力を選択する。患部が人体の深層部で、痛み
が強い場合には大出力化させると共に発振周波数を3〜
5MHzの高周波数帯域に、反対に患部が人体の表層部
で、痛みが弱い場合には低出力化させると共に発振周波
数を1〜3MHzの低周波数帯域にセットする。
【0017】改善対象が人体の場合には、超音波振動出
力が1W以下(具体的には平均出力0.6W/cm
で周波数が3.5MHz程度が望ましい。
【0018】上記セット状態で超音波振動子9を超音波
振動させながら焼結フェライト体13前面を患部の人体
表面に押し当てると、焼結フェライト体13前面に応じ
た患部を含む人体には電磁波を熱エネルギー変換して吸
収する電界吸収場が形成される。即ち、焼結フェライト
体13は鉄分子(Fe)と含有された他の物質分子とが
イオン結合した分子構造からなるため、該焼結フェライ
ト体13に超音波振動によるエネルギーが加えられる
と、焼結フェライト体13のイオン状態が活性化し、そ
の前面に電磁波を吸収してエネルギーへ変換して吸収す
る電界吸収場を形成する。焼結フェライト体13の前面
に形成される電界吸収場については、量子力学のベクト
ルポテンシャル理論からも裏付けらる。
【0019】そして焼結フェライト体13前面の人体内
に形成された電界吸収場により、疾患により患部細胞中
で電磁的に歪んだ状態にあるイオン及び電位を吸収して
患部細胞におけるイオン及び電界の歪みを平衡状態に戻
し、イオン及び電界の歪みに起因する患部の痛みを低減
又は消失させる。
【0020】その際、超音波振動子9に印加される変調
電圧により発振出力が可変されて強弱しているため、電
界吸収場の強さを可変させることにより生体適合性を良
好にすることができ、偏ったイオン及び電位の歪みを効
率的に改善することができる。
【0021】また、患部における偏ったイオン及び電位
状態を改善するのは、焼結フェライト体13の前面に形
成される電界吸収場によるため、超音波振動により改善
する従来の改善方法と異なり、患部が人体の深層部や骨
内であってもイオン及び電位の歪みを平衡状態に戻して
改善することができる。
【0022】本実施形態は、人体における患部の部位及
び状態に応じて超音波振動子9による超音波発振の出力
及び周波数を変更することができるため、患部状態に応
じた最適の電界吸収場を形成して患部の偏ったイオン及
び電位状態を平衡化して改善することができる。
【0023】尚、具体例としては、帯状痛疹、癌の骨転
移、関節リューマチのそれぞれの患者に対し、平均出力
約0.6W/cm、周波数3.5MHzの超音波振動
を発振させて焼結フェライト体13の前面に形成される
電界吸収場を作用させることによりそれぞれの痛みを低
減するのに有効であった。
【0024】
【発明の効果】本発明は、患部への生体適合性に優れ、
患部を効率的に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波治療装置の概略を示す斜視図である。
【図2】超音波治療装置の略体断面図である。
【図3】焼結フェライト体の変更例を示す略体断面図で
ある。
【図4】焼結フェライト体の変更例を示す略体断面図で
ある。
【図5】焼結フェライト体の変更例を示す略体断面図で
ある。
【図6】超音波治療装置の電気的ブロック図である。
【符号の説明】
1−超音波治療装置、5−高周波発振器、7−出力可変
手段を構成する出力可変回路、9−超音波振動子、11
−高周波コイル、13−焼結フェライト体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C074 AA10 BB05 CC01 DD05 EE04 FF01 GG01 4C099 AA01 AA10 CA19 EA08 GA23 JA13 NA20 5D107 AA07 BB07 CC02 FF08 FF10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子と、該超音波振動子に取り付
    けられた所定の厚さからなり、電磁波を熱エネルギーへ
    変換して吸収する焼結フェライト体と、超音波振動子に
    印加される電圧を変調する変調手段とからなる超音波治
    療装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、焼結フェライト体は平
    板形状からなる超音波治療装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、焼結フェライト体は桟
    を所定間隙をおいて配列した格子形状からなる超音波治
    療装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、焼結フェライト体は所
    定の平均粒径からなる多数の焼結フェライト粒を所定の
    厚さに固化して平板形状に形成した超音波治療装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、焼結フェライト体は平
    板形状で、上面に多数の突部が所定の間隔をおいて一体
    形成された超音波治療装置。
JP11020996A 1999-01-29 1999-01-29 超音波治療装置 Withdrawn JP2000217854A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004058135A1 (ja) * 2002-12-24 2004-07-15 Matsushita Electric Works, Ltd. 超音波痩身装置
JP2007209533A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Chiken Kk トリートメント装置
JP2008514338A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 デュプロゲン,インコーポレイテッド 関節炎治療用超音波装置

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Effective date: 20060404