JPH10314257A - 超音波治療器 - Google Patents

超音波治療器

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JPH10314257A
JPH10314257A JP32215697A JP32215697A JPH10314257A JP H10314257 A JPH10314257 A JP H10314257A JP 32215697 A JP32215697 A JP 32215697A JP 32215697 A JP32215697 A JP 32215697A JP H10314257 A JPH10314257 A JP H10314257A
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JP
Japan
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ultrasonic
ferrite
high frequency
ferrite body
ultrasonic vibration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32215697A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Yayama
利彦 矢山
Etsuo Matsumoto
悦夫 松本
Kenichi Noda
健一 野田
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AICHI DENSHI KOGYO KK
TEN KK
Original Assignee
AICHI DENSHI KOGYO KK
TEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フェライトの波動吸収及び変成作用に注目し、
人体に対して超音波振動を有効に作用させて治療効果を
高めることができる超音波治療装置の提供。着衣状態で
も患部に超音波振動を有効に作用させることができ、治
療作業性に優れた超音波治療装置の提供。 【解決手段】高周波発信器に接続されたコイルが巻回さ
れた超音波振動子に超音波振動周波数に応じた所要の厚
さからなるフェライト体を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人体に超音波振
動を効率的に作用させて患部を改善することができる超
音波治療器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、医療現場におい
ては超音波振動を患部に作用させて筋肉をほぐしたり、
血行を良好にして改善する各種の超音波治療器が使用さ
れているが、この種の超音波治療器は患部に超音波ゲル
を塗布して直接患部に接触するように使用しなければな
らず、着衣の上から超音波を患部に作用させることがで
きなかった。このため、使用時には脱衣したり、超音波
ゲルを塗布したりしなければならず、治療作業性が悪か
った。
【0003】又、本出願人は、ニッケル−亜鉛又はマン
ガン−亜鉛を含有した酸化鉄(Fe2O3)を主成分と
するフェライトが、例えば携帯電話、コンピュータ等の
各種電子(電気)機器が出力する電磁波を吸収し、人体
を含む生命体に有益な波動に変成する作用を知見し、こ
れに基づいて特願平8−247303号において電気的
絶縁特性を有する合成樹脂にフェライト粉を主成分とす
る波動変成材を約30〜95wt%含有させて所望形状に
形成し、人体や電子機器等に取付け可能にした有害波動
変成体を提案した。
【0004】本発明は、上記したフェライトの波動吸収
及び変成作用に注目し、人体に対して超音波振動を有効
に作用させて治療効果を高めることができる超音波治療
器を提供することにある。
【0005】又、本発明の他の課題は、被服の上からで
も患部に超音波振動を有効に作用させることができ、治
療作業性に優れた超音波治療器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、高周
波発振器に接続されたコイルが巻回された超音波振動子
に超音波振動周波数に応じた厚さからなるフェライト体
を取付けたことを特徴としている。
【0007】そしてコイルに高周波パルスを印加して振
動子から超音波振動を発振させると、フェライト体は超
音波振動を増幅振動させて患部に吸収され易い超音波波
動に変成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って説明する。
【0009】実施形態1 図1は超音波治療器の斜視図である。
【0010】図2は超音波治療器の縦断面図である。
【0011】図3は他のフェライト体を示す説明図であ
る。
【0012】図4は他のフェライト体を示す説明図であ
る。
【0013】図5は他のフェライト体を示す説明図であ
る。
【0014】超音波治療器1には高周波コイル3が巻回
された超音波振動子5が内蔵され、該高周波コイル3に
は高周波発振器(図示せず)が接続されている。そして
高周波コイル3に高周波発振器から高周波パルスが印加
されると、超音波振動子5は、例えば1MH z〜10M
Hzの所要周波数で、所要出力(強度)の超音波振動を
発振する。超音波振動子5としては、例えばフェライト
等の磁性体に高周波コイルを巻回した磁歪振動子や多結
晶材料の静電歪を利用した電歪振動子の何れであっても
よい。
【0015】超音波振動子5の発振周波数及び出力は、
疾患の種類や超音波治療器1の使用用途、即ち家庭用と
して使用するか病院等の医療機関で使用するかにより適
宜選択されるものである。一般には高周波数及び高出力
の超音波治療器1は患部への超音波振動作用が高く、短
時間に治療することができる。
【0016】尚、超音波治療器1は予め設定された周波
数及び出力に切換える形式や所定の範囲内で可変可能な
形式のものであってもよい。
【0017】超音波振動子5の前面にはフェライト体9
が、薄手状のシリコンゴム板の弾性薄板11を介して接
着されている。
【0018】該弾性薄板11は超音波治療器1を使用す
る際にクッション作用を果たすものであり、その厚さに
ついては特に限定されないが、厚手の場合にあっては超
音波振動が減衰するため、比較的薄手状のものが適して
いる。
【0019】フェライト体9は、例えば図2に示すよう
にニッケル−亜鉛又はマンガン−亜鉛(約10wt% )、
酸化亜鉛(約25wt%)を含有した酸化鉄(Fe
2 3 、約65wt% )を主成分とし、約1000℃で焼
結した焼結フェライト板で、厚さが3〜20mmからな
る。フェライト体9の厚さは超音波周波数に応じて適宜
選択されるものであり、周波数が低い場合には薄手状の
ものを、反対に周波数が高い場合には厚手状のものを使
用するればよい。
【0020】フェライト体9としては、図3に示すよう
に縦方向及び横方向へ多数の空隙部9aが所要の間隔を
おいて配列されたグリッド(格子)の状フェライト焼結
板、また図4に示すように平均粒子径が1〜3mmの焼結
フェライト粒9bを、3〜20mmの厚さとなるようにバ
インダーにより固化したフェライト焼結板、さらには図
5に示すように所要の厚さで、表面に多数の角錐形或い
は円錐形(図5は円錐形のものを示す)からなる多数の
突部9cを有した焼結フェライト板であってもよい。
【0021】そしてフェライト体9の前面(外周面を含
む)には所要の厚さ(1〜3mm)の銅繊維不織布等から
なる金属体13が被覆され、該金属体13にはシリコン
ゴム等の被覆弾性部材15が全体に被覆されている。
【0022】被覆弾性部材15は人体に超音波治療器1
を使用する際のクッション作用を果たすものであり、必
ずしも必要でない。又、金属体13はその表面に被覆弾
性部材15を被覆して取付けた場合には同様にクッショ
ン作用を果たしているが、被覆弾性部材15を取付けな
い場合にはクッション作用の外に使用時に被服に帯電し
た帯電した静電気を放電させる機能を有している。該金
属体13は導電性を有し、クッション作用を有するもの
であればよく、銅繊維不織布に限定されない。例えば合
成繊維に金属をコーティングした繊維であってもよい。
【0023】そして高周波コイル3に高周波パルスを印
加して超音波振動子5から超音波振動を発生させると、
フェライト体9は伝播された超音波振動により増幅振動
して新たな超音波振動を発生し、金属体13及び被覆弾
性部材15を介して人体に作用させる。
【0024】次に、超音波治療器1を使用した治療例を
示す。
【0025】実験例1〜5に使用する超音波治療器1の
フェライト体9は格子状で、厚さが20mmの焼結フェラ
イト板からなる。又、超音波振動子5の発振周波数は1
MHzで、強度が0.5w/cm2に調整されている。そ
して上記超音波治療器1の使用前における人体における
各ポイントの体温と、超音波治療器1を着衣の上から仙
骨に約5〜15分間、作用させた後の人体における各ポ
イントの体温をサーモグラフィで観察した結果を示す。
【0026】実験例1 使用前における各ポイントの温度 a:29.5℃ b:31.1℃ c:27.5℃ d:29.3℃ 使用後における各ポイントの温度 a:33.0℃ b:33.6℃ c:32.8℃ d:33.5℃ 実験例2 使用前における各ポイントの温度 a:29.3℃ b:30.3℃ c:30.7℃ d:30.2℃ 使用後における各ポイントの温度 a:33.7℃ b:33.3℃ c:33.5℃ d:33.2℃ 実験例3 使用前における各ポイントの温度 a:22.4℃ b:32.0℃ c:33.0℃ d:32.9℃ 使用後における各ポイントの温度 a:32.9℃ b:33.5℃ c:33.6℃ d:33.6℃ 実験例4 使用前における各ポイントの温度 a:29.8℃ b:27.6℃ c:28.7℃ d:27.1℃ 使用後における各ポイントの温度 a:33.2℃ b:33.0℃ c:33.2℃ d:33.0℃ 実験例5 使用前における各ポイントの温度 a:28.7℃ b:30.2℃ c:27.4℃ d:28.6℃ 使用後における各ポイントの温度 a:33.0℃ b:33.2℃ c:33.0℃ d:33.3℃ 何れの実験例1〜5においても、着衣の上から超音波治
療器1を作用させた場合でも、患部に直接接触させて超
音波治療を施した場合と同様に各ポイントを加温し、患
部の血行を良好にして患部を改善した。
【0027】実施形態2 図6は実施形態2に係る超音波治療器の一部断面図であ
る。尚、実施形態1と同一部材については同一の符号を
付して説明を省略する。
【0028】超音波治療器21における超音波振動子5
の表面には弾性フェライト体23が取付けられている。
該弾性フェライト体23はシリコンゴム23aに、平均
粒子径が1〜5mmの焼結フェライト粒23bを、約80
〜95wt%含有させて固化したものであり、厚さが3
〜15mmに形成されている。上記したように超音波振動
子5による超音波周波数が比較的低い場合には薄手状で
焼結フェライト粒23bの含有量を少なく、反対に超音
波周波数が比較的高い場合には厚手状で焼結フェライト
粒23bの含有量を多くすればよい。
【0029】弾性フェライト体23の前面には実施形態
1と同様に金属体13及び必要に応じて被覆弾性部材1
5を設けた。
【0030】本実施形態2の超音波治療器21は超音波
振動振周波数3MHz、出力0.5w/cm2とした場
合、弾性フェライト体23における焼結フェライト粒2
3bの含有量を90wt% 、厚さを8mmとした場合でも実
施例1〜5と同様な効果を達成できた。
【0031】
【発明の効果】このため本発明は、人体に対して超音波
振動を有効に作用させて治療効果を高めることができ
る。又、本発明は、着衣状態でも患部に超音波振動を有
効に作用させることができ、治療作業を効率的に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波治療器の斜視図である。
【図2】超音波治療器の縦断面図である。
【図3】他のフェライト体を示す説明図である。
【図4】他のフェライト体を示す説明図である。
【図5】他のフェライト体を示す説明図である。
【図6】実施形態2に係る超音波治療器の一部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 超音波治療器、3 高周波コイル、5 振動子、9
フェライト体
フロントページの続き (72)発明者 松本 悦夫 名古屋市天白区池見2丁目88 愛知電子工 業株式会社内 (72)発明者 野田 健一 名古屋市瑞穂区関取町6番地 テン株式会 社会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波発振器に接続されたコイルが巻回さ
    れた超音波振動子に超音波振動周波数に応じた厚さから
    なるフェライト体を取付けた超音波治療器。
  2. 【請求項2】請求項1において、フェライト体は一枚板
    状に形成された焼結フェライト板からなる超音波治療
    器。
  3. 【請求項3】請求項1において、フェライト体は格子状
    の空隙部が形成された焼結フェライト板からなる超音波
    治療器。
  4. 【請求項4】請求項1において、フェライト体は多数の
    焼結フェライト粒子を超音波振動周波数に応じた厚さの
    板状に固化した超音波治療器。
  5. 【請求項5】請求項1において、フェライト体は超音波
    振動子に対して弾性薄板を介して取付けた超音波治療
    器。
  6. 【請求項6】請求項1において、フェライト体は弾性材
    料にフェライト粒を含有して超音波振動周波数に応じた
    厚さに固化した弾性フェライト体からなる超音波治療
    器。
  7. 【請求項7】請求項6において、弾性フェライト体はシ
    リコンゴムにフェライト粒を80〜95wt% 含有し、厚
    さが約8 からなる超音波治療器。
  8. 【請求項8】請求項1において、フェライト体の表面に
    金属繊維体を被覆した超音波治療器。
  9. 【請求項9】請求項8において、金属繊維体は銅繊維か
    らなる超音波治療器。
  10. 【請求項10】請求項8において、金属繊維体は繊維に
    金属膜を被覆して導電可能にした超音波治療器。
JP32215697A 1997-03-18 1997-11-06 超音波治療器 Withdrawn JPH10314257A (ja)

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JP32215697A JPH10314257A (ja) 1997-03-18 1997-11-06 超音波治療器

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JP8592797 1997-03-18
JP9-85927 1997-03-18
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JP (1) JPH10314257A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494240B1 (ko) * 2001-07-26 2005-06-13 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 초음파 미용기
JP2012000439A (ja) * 2010-05-18 2012-01-05 Asahi Irika Kk 超音波血流促進器

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KR100494240B1 (ko) * 2001-07-26 2005-06-13 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 초음파 미용기
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201