JP2000217822A - トランスデュ―サを多重化する装置及び方法 - Google Patents

トランスデュ―サを多重化する装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビームフォーマが有するチャネルよりも多い
電気的に独立した素子を有する多数行型のトランスデュ
ーサ・アレイにビームフォーマを接続するためのマルチ
プレクサを提供する。 【解決手段】 マルチプレクサ(36)は、トランスデ
ューサ素子(26)とビームフォーマ・チャネル(2
8)との間でイメージング・データを多重化する多数の
スイッチと、マルチプレクサ状態コマンドの受信に応答
して前記スイッチを選択的に構成するコントローラとを
含んでおり、多数行型のアパーチャの動的な選択及びビ
ーム形成の制御を可能にする。アクティヴ・アパーチャ
をアレイの少なくとも1つの軸に沿って走査すると共
に、アクティヴ・アパーチャの形状を電子的に変化させ
ることを可能にする。このマルチプレクサは、合成開口
式ビーム形成に適した送波アパーチャ及び受波アパーチ
ャを支援する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、多数行型(multi-row)超音
波トランスデューサ・アレイを有する医用超音波イメー
ジング・システムに関する。具体的には、本発明は、ビ
ームフォーマ・チャネルの数よりも多い数の素子を有す
る多数行型超音波トランスデューサ・アレイに関する。
【0002】
【発明の背景】従来の超音波イメージング・システム
は、超音波ビームを送波すると共に被検体からの反射ビ
ームを受波するのに用いられる超音波トランスデューサ
の配列(アレイ)を備えている。超音波イメージングの
場合には、1次元のアレイが、典型的には、1行に配列
されており個別の電圧で駆動される多数のトランスデュ
ーサを含んでいる。印加電圧の時間遅延(又は位相)及
び振幅を選択することにより、個々のトランスデューサ
を制御して超音波を発生することができ、これらの超音
波を合計して、好ましいベクトル方向に沿って走行して
おり且つビームに沿って選択された1点に集束されてい
るような正味の超音波を形成する。同じ走査線に沿って
データを収集するように多数回のファイアリング(firi
ng)を用いてもよい。各回のファイアリングのビーム形
成パラメータを変化させると、最大焦点に変化を与えた
り、そうでない場合には、例えば各回のビームの焦点を
前回のビームの焦点に対して移動させながら同じ走査線
に沿って連続したビームを送波することにより各回のフ
ァイアリング毎に受波データの内容を変化させたりする
ことができる。印加電圧の時間遅延及び振幅を変化させ
ることにより、ビームをその焦点に関して、物体を走査
するための平面内で移動させることができる。
【0003】トランスデューサ・アレイが、反射音を受
波するために用いられているとき(受波モード)にも同
じ原理が適用される。受波中のトランスデューサにおい
て発生される電圧は、正味の信号が物体内の単一の焦点
から反射した超音波を示すものとなるように合計され
る。送波モードの場合と同様に、受波中の各々のトラン
スデューサからの信号に対して個別の時間遅延(及び/
又は位相シフト)並びにゲインを与えることにより、超
音波エネルギの上述のような集束式受波を行うことがで
きる。
【0004】フェーズド・アレイ型の超音波トランスデ
ューサは、小さな圧電素子のアレイから成っており、各
々の素子への独立した電気的接続を備えている。従来の
殆どのトランスデューサでは、各素子は微小なピッチ
(中心において1つの音波長に対して2分の1)で離隔
されて、単一の行に配列されている。ここで用いる際に
は、「1D」トランスデューサ・アレイという用語は、
固定された仰角方向(elevation)アパーチャ(開口)
と、固定されたレンジ(距離)に位置する仰角方向焦点
とを有する単一行型のトランスデューサ・アレイを指す
ものとする。各素子に結合されている電子回路機構は、
送波信号及び受波信号を制御したり、イメージング平面
の全体にわたって方向制御(ステアリング)され集束さ
れた超音波ビームを形成したりするために、時間遅延を
用い、又、可能ならば位相回転を用いる。超音波システ
ム及びプローブによっては、プローブ内のトランスデュ
ーサ素子の数が、システムのビームフォーマ電子回路の
チャネルの数を上回っていることがある。このような場
合には、電子式マルチプレクサを用いて、画像形成過程
の様々な部分で、異なる(典型的には、連続した)トラ
ンスデューサ素子のサブセット(部分集合)に、利用可
能なチャネルを動的に接続する。
【0005】1Dアレイの限定された仰角方向性能を改
善するために、いわゆる「1.25D」アレイ、「1.
5D」アレイ、「1.75D」アレイ及び「2D」アレ
イを含めた様々な形式の多数行型トランスデューサ・ア
レイが開発されている。ここで用いる際には、これらの
用語は以下の意味を有するものとする。「1.25
D」:仰角方向のアパーチャは可変であるが、集束は静
的である。「1.5D」:仰角方向のアパーチャ、シェ
ーディング及び集束は動的に可変であるが、アレイの中
心線に関して対称である。「1.75D」:仰角方向の
形状及び制御方式は1.5Dと同様であるが、対称性の
制限がない。「2D」:仰角方向の形状及び性能は、電
子式アポダイゼーション、集束及び方向制御を完全に行
うことができ、方位角方向と同等である。1.25Dプ
ローブの仰角方向アパーチャは、レンジと共に増大する
が、そのアパーチャの仰角方向集束は静的であって、1
つ(又は複数)の固定された焦点を備えた機械的なレン
ズによって主に決定されている。1.25Dプローブ
は、近距離音場及び遠距離音場のスライス厚さ性能につ
いて、1Dプローブよりも実質的に優れていることに加
え、追加のシステム・ビームフォーマ・チャネルを要求
しない。1.5Dプローブは、仰角方向での動的な集束
及びアポダイゼーションを行うために、追加のビームフ
ォーマ・チャネルを用いる。1.5Dプローブは、特に
中距離音場及び遠距離音場において、1.25Dプロー
ブに匹敵する細部分解能を提供することができ、コント
ラスト分解能については1.25Dプローブよりも実質
的に優れている。1.75Dプローブは、アパーチャ内
のすべての素子について独立にビーム形成用の時間遅延
の制御を行うので、ビームフォーマは、体内の不均一な
伝播速度(又はイメージング・システム若しくはトラン
スデューサの非一様性)を適応的に補償することができ
る。このような適応型ビーム形成又は位相収差補正に加
え、1.75Dプローブは、仰角方向の限定付きビーム
方向制御を支援することもできる。
【0006】少なくともアポダイゼーションを行い
(1.25D)、且つ可能ならば動的ビーム形成(1.
5D)、位相収差制御(1.75D)又は完全な2Dビ
ーム方向制御を行うことにより、多数行型トランスデュ
ーサ・アレイは1Dプローブの限定された仰角方向性能
を大幅に改善する。しかしながら、トランスデューサ内
の素子の数は増大しているがビームフォーマ内のチャネ
ルの数は追い付いていないので、マルチプレクサの作用
がますます重要になる。
【0007】Snyderに付与された米国特許第5,52
0,187号は、多数行型トランスデューサ・アレイに
ついて議論しているわけではないが、様々な数のビーム
フォーマ・チャネルを備えたシステムのための様々なマ
ルチプレクサ状態を支援する柔軟性のあるマルチプレク
サを記載している。尚、本特許はここに参照されるべき
ものである。これらのマルチプレクサ状態は、例えばシ
リアル・インタフェイスを介して、超音波イメージング
・システムによって繰り返し新たにプログラムすること
ができる。これらの特徴を以下に開示する多数行型アレ
イ用のマルチプレクサに用いると有利である。
【0008】1994年7月19日にThomas及びHarsh
に付与された米国特許第5,329,930号は、合成
開口式イメージングの方法を開示している。尚、本特許
は本出願人に譲渡されており、ここに参照されるべきも
のである。この方法によれば、有限数のシステム・ビー
ムフォーマ・チャネルが、マルチプレクサを介して、多
数のトランスデューサ素子の連続したサブセットに結合
される。各々の所望の画像ベクトル毎に、又、各々のト
ランスデューサ素子のサブセット毎に、音波ビームが送
波され受波されて、他のサブセットのトランスデューサ
素子からの音波データとコヒーレントな状態で加算され
る。このようにして、Nチャネルのビームフォーマは、
結果として得られる画像ベクトル当たりM回の送受波サ
イクル(このことから1対Mイメージング又は1:Mイ
メージングとの名称がある。)という代償はあるが、
(M×N)素子のトランスデューサから得ることのでき
る分解能及び信号対雑音性能の大部分を達成することが
できる。Thomas及びHarshは、このマルチプレクサの基
準については議論しているが、この基準に合った特定の
設計は何ら開示していない。以下に開示するマルチプレ
クサは、この米国特許第5,329,930号の基準を
満たし、且つ1.5D及び1.75Dのトランスデュー
サ・アレイの1:Mビームフォーマを支援するように設
計されている。
【0009】1998年2月20日に出願され本出願人
に譲渡されているD. G. Wildes等の米国特許出願第09
/026,660号は、1Dトランスデューサ・アレイ
用のマルチプレクサを開示していると共に、多数行型ト
ランスデューサ・アレイ用にアパーチャ形状及びビーム
フォーマの接続方式の柔軟性のある制御を可能にする新
たな種類のマルチプレクサの設計規則及び物理的設計を
開示している。システム・チャネルとトランスデューサ
素子との間の接続は、以下の設計規則に従う。
【0010】規則1.チャネル対素子の割り当ての順序
及びサイクル長は、すべての列について同一とする。
【0011】規則2.アパーチャの行を、対としてグル
ープ化する。各々の対の一方の行におけるチャネルの割
り当ては、他方の行における割り当てからサイクル長の
2分の1ずつずれるようにする。
【0012】規則3.行の対を、4つ1組としてグルー
プ化してもよい。各々の四半組の一方の対におけるチャ
ネルの割り当ては、他方の対における割り当てからサイ
クル長の4分の1ずつずれるようにする。
【0013】規則4.いずれかの素子がスイッチを介し
て2つのチャネルに結合されているならば、この素子に
結合されている2つのチャネルは、サイクル長の2分の
1ずつ離隔するようにする。
【0014】米国特許出願第09/026,660号に
示されているすべての1Dアパーチャ及び1.25Dア
パーチャでは、別個のシステム・ビームフォーマ・チャ
ネル(又はチャネルの対)がトランスデューサ素子の各
々の列に割り当てられているので、アクティヴ・アパー
チャの最大幅がシステム・チャネルの数によって制限さ
れる。同様に、1.5D及び1.75Dのアパーチャで
は、別個のシステム・ビームフォーマ・チャネルが各々
のトランスデューサ素子(又は、1.5Dアレイの場合
には、仰角方向に対称な素子の対)に接続されているの
で、アクティヴ・アパーチャの全面積がシステム・チャ
ネルの数によって制限される。
【0015】1997年11月24日に出願され本出願
人に譲渡されているM. S. Seyed-Bolorforosh等の米国
特許出願第08/977,082号は、素子のピッチが
動作のモードに応じてイメージング・システムによって
制御されるような適応型トランスデューサ・アレイを開
示している。アパーチャ・サイズは、トランスデューサ
素子の行のピッチを増大させることにより増大する。多
数行型トランスデューサ・アレイの場合には、ピッチを
1行よりも多い行において増大させることができる。多
数の状態を有する多重化構成によって、多数のビームフ
ォーマ・チャネルに多数のトランスデューサ素子が結合
される。1つのマルチプレクサ状態では、連続したトラ
ンスデューサ素子が、連続したビームフォーマ・チャネ
ルにそれぞれ結合されて、2つの隣接したトランスデュ
ーサ素子の各中心線が離隔している分の距離に等しい素
子ピッチを有するアパーチャを形成する(以下、「小ピ
ッチ」と呼ぶ。)。もう1つのマルチプレクサ状態で
は、選択されたトランスデューサ素子が、連続したビー
ムフォーマチャネルにそれぞれ結合されて、小ピッチに
2又はこれよりも多いファクタを乗じたものに等しい増
大した素子ピッチを有するアパーチャを形成する。アパ
ーチャを増大させるために、3つの手法が開示されてい
る。出願第08/977,082号の発明を1.25
D、1.5D及び2Dのアレイに適用する方法が議論さ
れている。好ましい方法は、ピッチを増大させることに
より、より大きなアクティヴ・アパーチャを形成するた
めに、アレイ内の隣接した素子を相互接続するものであ
る。代替的には、アレイ内の1つ置きの素子をそれぞれ
のビームフォーマ・チャネルに結合して、より大きいア
パーチャを有する疎らなアレイを形成することもでき
る。最後の方法は、これら2つの手法の組み合わせであ
り、アクティヴ・アパーチャをいくつかのセグメントに
分割し、各々のセグメントが、小ピッチを有する領域、
隣接した素子を共に短絡させることにより得られるより
大きなピッチを有する領域、又は素子の疎らな離隔によ
って得られるより大きなピッチを有する領域を含むよう
にするものである。
【0016】超音波トランスデューサは、独立した電子
制御される時間遅延を各々の素子への信号又は各々の素
子からの信号に適用することができるように、素子の微
小ピッチ配列に分割される。これらの信号の代数和は、
電子的に方向制御され且つ集束されている超音波のビー
ムを形成する。トランスデューサが、いわゆるリニア・
アレイ又はコンベクス・アレイであり、超音波のビーム
が方向制御を行わない場合にトランスデューサの面に垂
直に配向されているならば、集束に必要な時間遅延は近
似的に次のようになる。
【0017】 Δt(r)≒r2/(2FVs) (1) ここで、rはビームの中心からトランスデューサの面上
の各点までの距離であり、Fは焦点長さであり、Vs
音速である。焦点における分解能は、 δ≒λf (2) であり、ここで、λは超音波の波長であり、fはアレイ
のfナンバである。
【0018】画像の全体にわたって比較的一様な分解能
を維持するためには、トランスデューサ・アレイのアク
ティヴ・アパーチャを焦点距離に比例して増大させて、
一定のfナンバ、典型的には、方位角(アジマス)方向
にf/1乃至f/2を維持する。用いられる最小のfナ
ンバは、音場の所望の深さ及びビームフォーマの時間遅
延分解能によって制限される。しかしながら、遠距離音
場の画像では、アレイのアクティヴ・アパーチャは典型
的には、システム・ビームフォーマのチャネルの数によ
って制限され、深さと共にfナンバは増大し、分解能は
低下する。トランスデューサ・アレイの設計に当たって
の主要な決断は、近距離音場及び中距離音場において低
いfナンバのビーム形成のために個々の素子の広い指向
性及び時間遅延の良好な制御を得る微細なピッチと、遠
距離音場において最大のアパーチャ、感度及び分解能を
得る粗いピッチとの間の兼ね合いをどのように図るかと
いうことにある。
【0019】
【発明の概要】多数行型のアパーチャの動的な選択及び
ビーム形成の制御を行うことを目的として、ビームフォ
ーマが有するチャネルよりも多い電気的に独立した素子
を有する多数行型の配列型トランスデューサにビームフ
ォーマを結合するマルチプレクサが用いられる。このマ
ルチプレクサは、アクティヴ・アパーチャをアレイの少
なくとも1つの軸に沿って走査することを可能にすると
共に、アクティヴ・アパーチャの形状を電子的に変化さ
せることを可能にする。又、このマルチプレクサは、合
成開口式ビーム形成に適した送波アパーチャ及び受波ア
パーチャを支援する。加えて、このマルチプレクサは、
比較的少ないスイッチを収容しているので、経費及び寸
法についての経済性が得られる。信号の減衰を最小限に
抑えるために、このマルチプレクサは、ビームフォーマ
・チャネルとトランスデューサ素子との間のいかなる信
号経路に沿っても2つ又はこれよりも多いスイッチを直
列に配置することが一切ないように設計されている。
【0020】本発明の好ましい実施例によれば、近距離
音場イメージングのためには各々のシステム・ビームフ
ォーマ・チャネルを単一のトランスデューサ素子に結合
し、遠距離音場イメージングのためには隣接したトラン
スデューサ素子の対に結合することができるようにし
て、単一行型又は多数行型の配列型トランスデューサ用
のマルチプレクサを設計する。具体的には、マルチプレ
クサは、近距離音場の場合には時間遅延の細かい制御の
ために微小なピッチで接続を形成し、遠距離音場の場合
にはアクティヴ・アパーチャを最大化するために粗いピ
ッチで接続を形成し得るように、システム・ビームフォ
ーマ・チャネルをトランスデューサ・アレイの素子に結
合する。目標は、すべてのレンジ、特に、トランスデュ
ーサに近いレンジ及びトランスデューサから離隔したレ
ンジにおいて、良好な感度で、高分解能で且つ低fナン
バのイメージングを行うことにある。
【0021】マルチプレクサは又、アレイの少なくとも
1つの軸に沿ってアクティヴ・アパーチャを走査するこ
とを可能にすると共に、アクティヴ・アパーチャの形状
を電子的に変化させることを可能にする。このマルチプ
レクサは、合成開口式ビーム形成に適した送波アパーチ
ャ及び受波アパーチャを支援する。経費及び寸法に関す
る経済性のために、マルチプレクサは、比較的少ないス
イッチを収容している。信号の減衰を最小限に抑えるた
めに、マルチプレクサは、ビームフォーマ・チャネルと
トランスデューサ素子との間のいかなる信号経路に沿っ
ても2つ又はこれよりも多いスイッチを直列に配置する
ことが一切ない。好ましくは、このマルチプレクサは、
モジュール式構成を有しており、様々な数の素子の行及
び列を有する複数のトランスデューサ・アレイに適した
マルチプレクサを、標準セットの部品から容易に組み立
てることができるようにしている。
【0022】
【好ましい実施態様の説明】図1は、ビームフォーマ2
と、プロセッサ4(各々の異なるモード毎に別個のプロ
セッサを含んでいる)とスキャン・コンバータ/表示制
御器6とカーネル8との4つの主要なサブシステムを有
する超音波イメージング・システムを示している。シス
テム制御はカーネルに集中化されており、カーネルは、
操作者の入力をオペレータ・インタフェイス10を介し
て受け取って、様々なサブシステムを制御する。マスタ
・コントローラ12は、オペレータ・インタフェイス1
0を介した操作者からの入力及びシステム状態の変化
(例えば、モードの変化)を受け取って、直接に又は走
査制御器を介して適当なシステム変更を加えることによ
り、システム・レベルの制御作用を実行する。システム
制御バス14が、マスタ・コントローラ12から各サブ
システムへのインタフェイスを提供している。走査制御
シーケンサ16が、ビームフォーマ2、システム・タイ
ミング発生器23、プロセッサ4及びスキャン・コンバ
ータ6に対して実時間(音波ベクトル速度)の制御入力
を供給する。走査制御シーケンサは、ベクトル・シーケ
ンスに関して、及び音波フレーム収集の同期の選択肢に
関して、ホスト(カーネル8)によってプログラムされ
ている。スキャン・コンバータは、ホストによって定義
されたベクトル・パラメータを走査制御バス18を介し
て各サブシステムへ同報通信する。
【0023】主なデータ経路は、トランスデューサ20
からビームフォーマ2へのアナログRF入力信号から開
始する。ビームフォーマ2は、データをプロセッサ4へ
供給し、ここでこのデータは収集モードに従って処理さ
れる。処理されたデータは、処理済のベクトル(ビー
ム)・データとしてスキャン・コンバータ/表示制御器
6へ供給され、スキャン・コンバータ/表示制御器6
は、処理済のベクトル・データを受け取って、画像用の
ビデオ表示信号をカラー・モニタ22へ供給する。
【0024】図2は、別個に駆動される複数のトランス
デューサ素子26で構成されているトランスデューサ・
アレイ24を含む従来の超音波イメージング・システム
を示している。トランスデューサ素子26の各々は、送
波器(図示されていない)によって発生されたパルス状
波形によってエネルギを与えられたときに、単位バース
トの超音波エネルギを発生する。被検体から反射されて
トランスデューサ・アレイ24へ帰投した超音波エネル
ギは、受波を行う各々のトランスデューサ素子26によ
って電気信号へ変換され、ビームフォーマ2に別個に印
加される。
【0025】超音波エネルギの各々のバーストによって
発生されたエコー信号は、超音波ビームに沿って連続し
たレンジに位置する物体から反射したものである。エコ
ー信号は、各々のトランスデューサ素子26によって別
個に感知され、特定の時間点におけるエコー信号の大き
さが、特定のレンジにおいて生じた反射の量を表す。し
かしながら、超音波を散乱させるサンプル空間と各々の
トランスデューサ素子26との間の伝播経路に差がある
ので、これらのエコー信号は同時には検出されず、又、
これらのエコー信号の振幅は等しくならない。ビームフ
ォーマ2は、別個のエコー信号を増幅し、その各々に対
して適正な時間遅延を与えると共にこれらを加算して、
サンプル空間から反射された全超音波エネルギを正確に
示す単一のエコー信号を形成する。各々のビームフォー
マ・チャネル28が、それぞれのトランスデューサ素子
26からアナログのエコー信号を受信する。
【0026】各々のトランスデューサ素子26に入射す
るエコーによって発生される電気信号を同時に合計する
ために、ビームフォーマ・コントローラ30によって、
各々の別個のビームフォーマ・チャネル28に時間遅延
が導入される。受波用のビーム時間遅延は、送波遅延と
同じ遅延となる。しかしながら、各々のビームフォーマ
・チャネルの時間遅延はエコーの受波中に絶えず変化し
て、受波されたビームを、エコー信号が発している起点
のレンジの位置に動的に集束させる。ビームフォーマ・
チャネルは又、受波されたパルスをアポダイズすると共
にフィルタ処理するための回路機構(図示されていな
い)を有する。
【0027】加算器32に入る信号は、他のビームフォ
ーマ・チャネル28の各々からの遅延付き信号と加算さ
れたときに、加算後の信号が、方向制御されたビームに
沿って位置するサンプル空間から反射したエコー信号の
振幅及び位相を示すものとなるように遅延されている。
信号プロセッサ又は検波器34が、受け取った信号を表
示データへ変換し、Bモード(グレイ・スケール)で
は、表示データは、エッジ強調及び対数圧縮等の何らか
の追加処理を施された信号の包絡線となる。スキャン・
コンバータ6(図1)は、検波器34から表示データを
受け取って、このデータを表示用の所望の画像へ変換す
る。具体的には、スキャン・コンバータ6は、音波画像
データを、極座標(R,θ)のセクタ・フォーマット又
はデカルト座標のリニア・アレイ・フォーマットから、
ビデオ速度で適当にスケーリングされたデカルト座標の
表示ピクセル・データへ変換する。次いで、これらのス
キャン・コンバート(走査変換)された音波データが表
示のために表示モニタ22へ供給され、表示モニタ22
は、信号の包絡線の時間変化する振幅をグレイ・スケー
ルとして画像表示する。
【0028】典型的な1Dのリニア型又はコンベクス型
のトランスデューサ・アレイ及びマルチプレクサを図3
に概略的に示す。ビームフォーマ2(図1)は、128
のビームフォーマ・チャネルを有するが、トランスデュ
ーサ・アレイ24はそれよりも大幅に多い素子(典型的
には192乃至256)を有している。マルチプレクサ
36が、128までの連続したトランスデューサ素子2
6の任意のセットが同軸ケーブル38を介してビームフ
ォーマ・チャネル28に同時に結合することを可能にし
ている。トランスデューサ素子0からトランスデューサ
素子127に結合されているスイッチを閉じることによ
り、ビームフォーマ2はトランスデューサ・アレイの左
の端部に結合され、超音波エネルギの集束されたビーム
が送波及び受波されて、画像の対応するエッジについて
のデータを収集することができる。連続した超音波ビー
ムの原点がトランスデューサ・アレイ24に沿って右方
へ段階的に移動するのに伴って、超音波ビームの原点が
アクティヴ・アパーチャ内の中心に位置するようにアク
ティヴ・アパーチャを移動させると有利になる。アパー
チャを、アレイ内の最も左の端部から右に向かって1素
子ずつ移動させるためには、素子0に結合されているマ
ルチプレクサ・スイッチを開いて、素子128に結合さ
れているスイッチを閉じる。これにより、ビームフォー
マ・チャネル0は、左の端部からアクティヴ・アパーチ
ャの右側の端部へ移動し、一方、他のすべてのチャネル
及び素子は前と同様に接続されたままとなっている。時
間遅延及び他のビーム形成パラメータは、この新たなマ
ルチプレクサの状態に対応するようにソフトウェアによ
って変更され、1つ又はこれよりも多い更なる画像ベク
トルが収集される。次いで、素子1に結合されているス
イッチを開いて、素子129に結合されているスイッチ
を閉じることにより、アパーチャを更に右へ段階的に移
動させると、マルチプレクサ36が図3に示す状態にな
る。この方式で、アクティヴ・アパーチャをトランスデ
ューサ・アレイ24の一方の端部から他方の端部へ順
次、段階的に移動させることができる。代替的には、同
じマルチプレクサ・ハードウェアを用いて、1段階当た
りいくつかのトランスデューサ素子を切り換えることに
より、アレイを横断してより高速にアクティヴ・アパー
チャを走査してもよい。イメージング・モードによって
は、連続したアパーチャを非連続的に選択して、トラン
スデューサ・アレイの左の端部と右の端部との間を前後
にジャンプさせてもよい。
【0029】6行×24列のトランスデューサ・アレイ
及び16チャネルのシステム・ビームフォーマによって
1.25D及び1.5Dのビーム形成を行うためのマル
チプレクサを機能に関して図4〜図8に示す。周辺の文
字(A〜F)及び数字(0〜23)はそれぞれ、アレイ
の行及び列を表わす。マトリクス内の数字は、マルチプ
レクサ・スイッチを介して各々のトランスデューサ素子
に結合されるビームフォーマ・チャネル(0〜15)を
表わす。このアレイは、仰角方向には方向制御されない
ので、すべてのビーム形成が仰角方向の中心線に関して
対称となり、この結果、すべてのトランスデューサ素子
が対を成して結合され、素子の各々の対がアレイの水平
方向の中心線に関して対称となる。アレイを横断して方
位角方向にすべてのアパーチャを走査することができ
る。図7及び図8の1.5Dのアパーチャは、この結線
及びマルチプレクサの構成によって達成することが可能
な最大のアパーチャ形状のセットの2つの例である。
【0030】単一行型1Dトランスデューサ・アレイの
場合には、図4・図6の行Cのマルチプレクサ構成が、
アレイを横断して方位角方向に走査することができるよ
うなN個までの素子から成る通常の微小ピッチ・アパー
チャ(図5を参照)、及びアレイ内のすべての素子を含
む対形成した素子のアパーチャ(図6を参照)を提供す
る。
【0031】1.25Dイメージング用のマルチプレク
サ構成を図5及び図6に示す。この構成では、仰角方向
アパーチャは可変であるが、仰角方向ビーム形成は静的
であり(固定されたレンズ又は静的な遅延線によって行
われる)、すべてのシステム・チャネルが方位角方向の
ビーム形成に用いられる。正確なビーム形成のためにア
パーチャの細かいサンプリングが重要であり且つアパー
チャの幅がfナンバで制限されているようなトランスデ
ューサ付近でのイメージング(即ち、近距離音場)の場
合には、図5のマルチプレクサ構成が用いられる。アレ
イの各々の列において、すべての素子が同じシステム・
ビームフォーマ・チャネルに結合されている。アクティ
ヴ・アパーチャ(影付き)の幅はビームフォーマ・チャ
ネルの数(ここでは、16)によって制限されている
か、又は1:Mの合成開口式イメージングを用いるなら
ばM倍に増大させてもよい。アクティヴ・アパーチャの
高さは、中心の2つの行といった小さなものであっても
よいし、アレイの全高といった大きなものであってもよ
い。アパーチャの形状は、図示のように矩形であっても
よく、又は外側の行のいくつかの素子に結合されている
スイッチを開放したままにして、任意の形状(典型的に
は凸形、近似的には楕円形)を有するより小さなアパー
チャを達成してもよい。ビーム形成用の時間遅延がアレ
イの面を横断して比較的急激でなく変動しており且つ低
いfナンバのアパーチャを達成するためにシステムが有
するビームフォーマ・チャネルよりも多いトランスデュ
ーサ素子が要求されるようなより深い深さ(即ち、遠距
離音場)では、図6のマルチプレクサ構成を用いること
ができる。最大の感度及び分解能を得るために、全アパ
ーチャをアクティヴにする。方位角方向のトランスデュ
ーサ素子の数は、システム・ビームフォーマ・チャネル
の数よりも多いので、いくつかのチャネルが2つの隣接
した素子に結合される。集束に要求される時間遅延は、
ビームの中心からの距離について2次で変化するので、
対形成した素子がアパーチャの中心に位置するように
し、素子を対形成することにより導入される誤差が最大
となるようなアパーチャのエッジにおいては素子当たり
1チャネルという構成が保存される。アパーチャの中心
でのチャネル対素子の割り当ては連続的ではないが、所
要のマルチプレクサ・スイッチの数を最小化するように
選択されている。
【0032】1.5Dイメージングの場合には、仰角方
向のビーム形成は対称のままである(方向制御なし)
が、動的となる(アパーチャが各々の深さ毎に電子的に
集束される。)。従って、アレイの行の各々の対毎に別
個のビームフォーマ・チャネルが必要となり、アクティ
ヴ・アパーチャは、遥かに浅い深さにおいてチャネルに
制限されるものとなる。トランスデューサの付近の距離
にわたる送波及び受波を行うためには、図7の素子当た
り1チャネルのマルチプレクサ構成が用いられ、又、フ
レーム・レートよりも画質の方に大きな関心があるなら
ば、より深い深さでの合成開口式受波ビーム形成に図7
の構成を用いてもよい。内側のアパーチャ(最も濃い影
付き)は、送波及び近距離音場での受波のためのみに用
いられる。中距離音場では、周囲のアパーチャ(薄い影
付き)及び1:2又は1:3の合成開口式受波ビーム形
成を用いて、低いfナンバ、鋭い焦点及び高い分解能を
維持してもよい。図8の対形成した素子のマルチプレク
サ構成は、中距離音場及び遠距離音場の画像において、
より高いフレーム・レートでより高い感度及び分解能を
得るためのより大きなアクティヴ・アパーチャを形成す
る。図8は、遠距離音場の1.5Dビーム形成及び1:
2合成開口式イメージング用のマルチプレクサ構成を示
している。最高の感度及び分解能を得るために、素子は
方位角方向に対形成される。チャネル対素子の割り当て
は、連続的ではないが、米国特許出願第09/026,
660号の規則1及び規則2に合致している。内側のア
パーチャ(濃い影付き)は、送波及び中距離音場での受
波又は高フレーム・レートでの受波に用いられる。遠距
離音場では、周囲のアパーチャ(薄い影つき)及び1:
2の合成開口式イメージングを用いて、低いfナンバ、
鋭い焦点及び高い分解能を維持してもよい。
【0033】最適のイメージング性能を得るためには、
1.25Dアパーチャ(図5若しくは図6)を用いる
か、又は、送波時には対形成した素子の1.5Dアパー
チャ(図8)及び受波時にはチャネルあたり1素子の
1.5D合成開口(図7)を用いると望ましかろう。各
々のチャネルに2つ又はこれよりも多い素子が結合した
送波アパーチャは、最適未満のビーム制御性を有し得る
が、小さなN素子の1.5Dアパーチャよりも大幅に大
きい音波パワーを発生し、透過性及び信号対ノイズ比を
向上させることができる。受信時には、1:Mの合成開
口式処理によって、M×N素子の1.5Dアパーチャに
ついて完全な感度、分解能及びビーム形成精度を達成す
ることが可能になる。この動作のモードの場合には、単
一素子及び対形成した素子の1.25D及び1.5Dの
動作を支援し且つ様々な構成間で迅速に切り換わること
が可能なマルチプレクサが必須である。
【0034】米国特許出願第09/026,660号に
開示された設計規則を参照すると、図6及び図8の対形
成したチャネル対素子の割り当ては、規則I、規則II及
び規則IVに合致する。マルチプレクサは、最小数のスイ
ッチを備えて、トランスデューサ素子からビームフォー
マ・チャネルへの対形成した接続及び対形成していない
接続の両方を支援するように設計される。この結果、対
形成した接続は、連続的にはならず、0、2、13、1
5、1、3、12、14、9、11、4、6、8、1
0、5、7というチャネル順序で生ずる(他の順序でも
同等の結果を得ることができる。)。すべての行につい
てサイクル長は16チャネル、即ち32個の対形成した
素子であり、図示のアレイの幅を上回っている。図8の
1.5D構成では、行Bにおけるチャネルの割り当て
は、行A及び行Cにおけるチャネルの割り当てからサイ
クル長の2分の1、即ち、8チャネルずつずれている。
これにより、アクティヴ・アパーチャの寸法及び形状を
決定するときに異なる行を対形成することが可能にな
る。図8の中央の濃い影付きの16チャネルのアパーチ
ャは、行Bと行Cとを対にしている。このアパーチャの
形状は、行Bを0素子とし、行Cを32素子としたもの
から、各々の行を16素子としたものに到るいかなるも
のであってもよい(行Cよりも行Bにおいて多くの素子
を用いることも可能であるが、音波ビームの品質に悪影
響を及ぼす可能性がある。)。薄い影付きの1:2アパ
ーチャの場合には、行A及び行Bを対として、行Cは3
2素子に固定される(ここでは、アレイのサイズによっ
て24素子に制限されている。)。これらの対形成、及
び結果として得られる可能な1.5Dアパーチャの形状
を表2にまとめる。完全を期すために、表1に、図7の
対形成していないマルチプレクサ構成によって達成可能
な1.5Dアパーチャの形状を記載する。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】図4・図8は、6行×24列のトランスデ
ューサ・アレイ及び16チャネルのビームフォーマを示
しているが、同じ設計原理が、64チャネル又は128
チャネルのビームフォーマ、及び6、8又はこれよりも
多い行と、128、192又はこれよりも多い列との素
子を有するアレイに適用され得ることが理解されよう。
【0038】6行×24列のトランスデューサ・アレイ
及び32チャネルのシステム・ビームフォーマによって
1.25D及び1.75Dのビーム形成を行うためのマ
ルチプレクサ構成を図9〜図13に示す。図9〜図13
には示していないが、アレイの全幅にわたって伸びる単
一行のアパーチャも、このマルチプレクサ構成によって
可能である。このアレイは、仰角方向に結線した対称性
を有していないので、マルチプレクサは、アレイを横断
してすべてのアパーチャを方位角(水平)方向にも仰角
(垂直)方向にも走査し得るように設計される。周辺の
文字(A〜F)及び数字(0〜23)はそれぞれ、アレ
イの行及び列を表わす。マトリクス内の数字は、マルチ
プレクサ・スイッチを介して各々のトランスデューサ素
子に接続されるビームフォーマ・チャネル(0〜31)
を表わす。各々のトランスデューサ素子は、1つ又は2
つのマルチプレクサ・スイッチに独立に結合されてお
り、アクティヴ・アパーチャ又はビーム形成がアレイの
水平方向の中心線に関して対称でなければならないとい
った制約は存在しない。図9は、すべての素子につい
て、可能なすべてのチャネル接続の完全な一覧を示して
いる。
【0039】米国特許出願第09/026,660号の
設計規則を参照すると、図9のチャネル対素子の割り当
ては、すべての行について左から右へ増大している(規
則1)。第1のサイクル長は32であり、システム・ビ
ームフォーマ・チャネルの数に等しい。各々の行の素子
の一部に対する第2のチャネル接続は、1次的なチャネ
ル接続からサイクル長の2分の1ずつずれており(規則
4)、行A、D及びEのうち任意のものが共に対形成す
ることを可能にしており(規則2)、又、行B、C及び
Fのうち任意のものについても同様である。行A、D及
びEでのチャネルの割り当ては、行B、C及びFでのチ
ャネルの割り当てからサイクル長の4分の1ずつずれて
おり(規則3)、方位角方向にも仰角方向にも走査する
ことが可能な連続的な4行、32素子の1.75Dのア
パーチャの形成を可能にしている(図11参照)。
【0040】図10は、1.25Dイメージング用のマ
ルチプレクサ構成を示している。アレイの各々の列にお
いて、同一のビーム形成パラメータによってプログラム
されている1対のシステム・チャネルの一方又は他方に
すべての素子が接続されている。この対形成のため、ア
クティヴ・アパーチャ(影付き)の任意の行の素子の最
大数は、システム・チャネルの数の2分の1となってい
る(ここでは、N/2=16)。このアクティヴ幅は、
1:Mの合成開口式イメージングを用いるならば、M倍
に増大させてもよい。アクティヴ・アパーチャの高さ
は、1行といった小さなものであってもよいし、アレイ
の全高といった大きなものであってもよい。アパーチャ
の形状は、図示のように矩形であってもよく、又は外側
の行のいくつかの素子に接続されているスイッチを開放
したままにして、任意の形状(典型的には凸形、近似的
には楕円形)を有するより小さなアパーチャを達成して
もよい。
【0041】図11は、近距離音場での1.75Dイメ
ージング用のアパーチャの例を示している。可能なアパ
ーチャは、1行当たりm個、(N/2−L )個、(N/
2−m)個及びL 個の素子を有する。ここでは、濃い影
付きのアパーチャについてはN=32、m=L =8であ
り、薄い影付きのアパーチャについてはm=L =5であ
る。仰角方向に結線した対称性が存在しないので、すべ
てのアパーチャを方位角(水平)方向にも仰角(垂直)
方向にも走査することができる。各々のアパーチャ内で
は、閉じられたマルチプレクサ・スイッチのみが示され
ている。
【0042】図12は、遠距離音場での1.75Dイメ
ージング用のアパーチャの例を示している。行B及び行
Cにおける素子、並びに行D及び行Eにおける素子は、
共に接続されており、遠距離音場での最大の透過性及び
分解能を得るために完全な6行の仰角を用いることを可
能にしている。可能なアパーチャは、1行当たりm個、
(N/2−m)個、(N/2−m)個、(N/2−L )
個、(N/2−L )個及びL 個の素子を有する。ここで
は、薄い影付きのアパーチャについてはN=32、m=
L =8であり、濃い影付きのアパーチャについてはm=
L =6である。すべてのアパーチャを方位角(水平)方
向に走査することができる。各々のアパーチャ内では、
閉じられたマルチプレクサ・スイッチのみが示されてい
る。
【0043】図13は、1.75Dのビーム形成及び
1:4の合成開口式イメージング用のマルチプレクサ構
成を示している。近距離音場では、内側のアパーチャ
(濃い影付き)のみが用いられる。中距離音場及び遠距
離音場では、周囲のアパーチャ(///ハッチング、薄
い影付き、\\\ハッチング)及び1:2乃至1:4の
合成開口式イメージングを用いて、低いfナンバ、鋭い
焦点及び高い分解能を維持することができる。
【0044】米国特許出願第09/026,660の図
7・図10に示されているマルチプレクサから本明細書
の図9〜図13に示すマルチプレクサへの変更の中に、
行C及び行Dに対するチャネルの割り当てが交換されて
おり、2つのシステム・チャネルのそれぞれに対して行
B及び行Eのすべての素子を接続するためのスイッチが
加えられていることがある。行C及び行Dを交換する
と、(N/2=)16素子の1.5Dアパーチャ(近距
離音場で主に有用)によって3行を形成する能力が消失
するが、更なるスイッチを加えることにより、6行の対
形成した素子による1.75Dアパーチャ(図12)を
用いることが可能になり、遠距離音場での送波性能及び
高フレーム・レート性能をよりよくすることができる。
【0045】表3は、図13に示す1.75Dアパーチ
ャ形状をまとめたものである。図9〜図13は、6行×
24列のトランスデューサ・アレイ及び32チャネルの
ビームフォーマを示しているが、同じ設計原理が、64
チャネル又は128チャネルのビームフォーマ、及び
6、8又はこれよりも多い行と、128、192又はこ
れよりも多い列との素子を有するアレイに適用され得る
ことが理解されよう。
【0046】
【表3】
【0047】図9のマルチプレクサ構成は、米国特許出
願第09/026,660号の図7〜図10に示されて
いるモジュール式ハードウェアによって実現することが
できる。各々のシステム・チャネルを、方位角方向に隣
接した素子の各対に接続することが可能な図4のマルチ
プレクサ構成は、図16及び図17に示すより複雑なマ
ルチプレクサ・ボード並びに図15に示す対称性を有す
るバックプレインを必要とする。
【0048】図9のマルチプレクサ構成は、1.25D
及び1.75Dのビーム形成、送波パワーを増大させる
ために仰角方向に対形成した素子、1:Mの合成開口式
イメージング、並びに方位角方向及び仰角方向に走査す
ることが可能なアパーチャを支援している。図4及び図
15〜図17のマルチプレクサ構成は、方位角方向にお
いて隣接した素子を共に接続することにより、プローブ
のアクティヴ・アパーチャを増大させる手段を提供す
る。
【0049】前述した図4のマルチプレクサ構成を可能
にするモジュール式ハードウェア設計を図14〜図17
に示す。図示の構成は、128チャネルのビームフォー
マ用のものである。図14に示すように、システム・コ
ンソール・コネクタ40が、4つの四半部に分割されて
おり、ビームフォーマ2の128のチャネルのための接
続が、図示のように各四半部に分配されている。マルチ
プレクサは、MUXステート(MUX State)と呼ばれる
パラメータによって制御され、このパラメータは、マス
タ・コントローラ12によって送信されて、システム・
コンソール・コネクタ40上の線を制御する。MUXス
テート・パラメータは、マスタ・コントローラに記憶さ
れているトランスデューサ・マルチプレクサ制御プログ
ラムに従って発生される。
【0050】図15に示すマルチプレクサ・バックプレ
イン又はマザーボード42が、システム・コンソール・
コネクタ40(図14)上に装着されている。バックプ
レインの各々の四半部は、マルチプレクサ・カード46
(図14)用の2つ又はこれよりも多い(ここでは、4
つ)同一のソケット44を収容しており、各ソケット4
4は、並列に共に接続され且つコンソール・コネクタ4
0の対応する四半部に接続されている。マルチプレクサ
・カード・ソケットの配向キーが、黒い三角形で示され
ている。コンソール・コネクタ及びマルチプレクサ・バ
ックプレインの各四半部に対するシステム・チャネルの
割り当て、並びにバックプレイン上でのマルチプレクサ
・カード・ソケットの位置は、端部を並べた状態で(en
d-to-end)整列しているソケット同士が、マルチプレク
サのサイクル長の2分の1ずつ(ここでは、128/2
=64ずつ)異なるシステム・チャネルに接続されるよ
うに構成されている。マルチプレクサ制御ボード48が
コンソール・コネクタ上の制御線に結合されており、
又、各々のマルチプレクサ・カード・ソケットへの別個
の(並列でない)制御線に結合されている。制御ボード
48は、マスタ・コントローラから簡潔なMUXステー
ト・コマンドを受け取り、オン・ボード・メモリ50
(即ち、読み出し専用メモリ(ROM)又は電子消去可
能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPRO
M))に記憶されているデータを用いて、各々のマルチ
プレクサ・カード46上の各々のスイッチを、コマンド
に指定されているマルチプレクサ状態に要求される開い
た位置又は閉じた位置に設定する。
【0051】図16及び図17は、図15に示すマルチ
プレクサ・バックプレイン上のソケットにプラグ・イン
されるマルチプレクサ・カードの異なる好ましい実施例
を示す概略図である。各々のカードは、個別に制御可能
なスイッチ52のセットを収容しており、これらのスイ
ッチ52は、トランスデューサ素子(カードの下端)か
らの同軸リード54を、マルチプレクサ・バックプレイ
ン上のソケットにプラグ・インされるコネクタ56(カ
ードの上端)を介して、特定のシステム・ビームフォー
マ・チャネルに接続することができる。コネクタの配向
キーが、黒い三角形で示されている。図16は、32の
同軸リードを32のシステム・チャネルに接続する単幅
マルチプレクサ・カード46aを示す。偶数番号のトラ
ンスデューサ素子はそれぞれ、1つのシステム・チャネ
ルに接続する。奇数番号の素子は、2つのシステム・チ
ャネルのいずれかに接続する。図17は、32の同軸リ
ードを64のシステム・チャネルに接続する2倍幅マル
チプレクサ・カード46bを示す。各々のトランスデュ
ーサ素子が、3つのシステム・チャネルのうち任意のも
のに接続することができる。このカード上のコネクタ及
びバックプレイン上のコネクタは、カードが2つの配向
のいずれでもバックプレインに挿入可能となるように構
成されている。これにより、図16及び図17に示す2
つの形式のボードのみによって、図4に示す構成の12
8チャネルの変形においてすべての素子対チャネル接続
を達成することが可能になる。
【0052】医用超音波を参照して記載してきたが、こ
こに開示した概念は、非破壊試験及びソナーにも適用可
能である。
【0053】本発明の好ましいいくつかの特徴のみを図
解すると共に記述したが、当業者には、多くの改変及び
変形が想到されよう。従って、本発明の要旨に含まれる
ようなすべての改変及び変形は、特許請求の範囲に包含
されているものと理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が組み込まれる超音波イメージング・シ
ステムのブロック図である。
【図2】従来の超音波イメージング・システムにおける
典型的な128チャネルのビームフォーマのブロック図
である。
【図3】マルチプレクサが、1セットのビームフォーマ
・チャネルと、ビームフォーマ・チャネルの数よりも多
い数の素子を有する1Dトランスデューサ・アレイとの
間に結合されている従来の構成の概略図である。
【図4】本発明の好ましい一実施例に従って、1.25
Dイメージング及び1.5Dイメージング用に16チャ
ネルのビームフォーマへの電気的接続を備えた6行×2
4列のトランスデューサ・アレイの概略図である。
【図5】図4に示すアレイと共に用いられるマルチプレ
クサ構成の概略図であって、近距離音場での1.25D
イメージング用の構成の概略図である。
【図6】図4に示すアレイと共に用いられるマルチプレ
クサ構成の概略図であって、遠距離音場での1.25D
イメージング用の構成の概略図である。
【図7】図4に示すアレイと共に用いられるマルチプレ
クサ構成の概略図であって、近距離音場での1.5Dビ
ーム形成及び1:3合成開口式イメージング用の構成の
概略図である。
【図8】図4に示すアレイと共に用いられるマルチプレ
クサ構成の概略図であって、遠距離音場での1.5Dビ
ーム形成及び1:2合成開口式イメージング用の構成の
概略図である。
【図9】本発明のもう1つの好ましい実施例に従って、
1.25Dイメージング及び1.75Dイメージング用
に32チャネルのビームフォーマへの電気的接続を備え
た6行×24列のトランスデューサ・アレイの概略図で
ある。
【図10】1.25Dイメージング用に図9に示すアレ
イと共に用いられるマルチプレクサ構成の概略図であ
る。
【図11】近距離音場での1.75Dイメージング用に
図9に示すアレイと共に用いられる例示的なアパーチャ
の概略図である。
【図12】遠距離音場での1.75Dイメージング用に
図9に示すアレイと共に用いられる例示的なアパーチャ
の概略図である。
【図13】1.75Dイメージング及び1:4の合成開
口式イメージング用に図9に示すアレイと共に用いられ
るマルチプレクサ構成の概略図である。
【図14】本発明の好ましい実施例によるモジュール式
マルチプレクサを組み込んだ超音波イメージング・シス
テムの一部を示すブロック線図である。
【図15】図14に示すバックプレイン又はマザーボー
ドの概略図である。
【図16】図15に示すマルチプレクサ・マザーボード
上のソケットにプラグ・インされるマルチプレクサ・カ
ードの異なる好ましい実施例の概略図である。
【図17】図15に示すマルチプレクサ・マザーボード
上のソケットにプラグ・インされるマルチプレクサ・カ
ードの異なる好ましい実施例の概略図である。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各行がそれぞれの多数の前記トランスデ
    ューサ素子を含んでいる第1及び第2の行を成すトラン
    スデューサ素子で構成されているトランスデューサ・ア
    レイと、 所定のサイクル長を形成するように連続して番号付けさ
    れた多数のビームフォーマ・チャネルを含んでいるビー
    ムフォーマと、 前記第1及び第2の行の前記トランスデューサ素子と前
    記ビームフォーマ・チャネルとの間でイメージング・デ
    ータを多重化する多数のスイッチと、 マルチプレクサ状態コマンドの受信に応答して前記スイ
    ッチを選択的に構成するコントローラとを備えており、 ビームフォーマ・チャネル対トランスデューサ素子の割
    り当てが、第1のマルチプレクサ状態においては、前記
    第1の行において第1のサブセットを成すトランスデュ
    ーサ素子及び前記第2の行において第1のサブセットを
    成すトランスデューサ素子が前記ビームフォーマ・チャ
    ネルに1対1の関係で切り換え自在に結合されて第1の
    アパーチャの一部を形成することができ、また第2のマ
    ルチプレクサ状態においては、前記第1の行において第
    2のサブセットを成すトランスデューサ素子及び前記第
    2の行において第2のサブセットを成すトランスデュー
    サ素子が前記ビームフォーマ・チャネルに2対1の関係
    で切り換え自在に接続され、且つ前記第1及び第2の行
    の各行において方位角方向に隣接したトランスデューサ
    素子の対が同じそれぞれのビームフォーマ・チャネルに
    接続されて第2のアパーチャの一部を形成することがで
    きるように構成されている、トランスデューサを多重化
    する装置。
  2. 【請求項2】 前記ビームフォーマ対トランスデューサ
    素子の割り当ては、前記第1及び第2のアパーチャの前
    記一部が、前記第1のアパーチャの前記一部のトランス
    デューサ素子と前記ビームフォーマ・チャネルとの間の
    前記1対1の対応を維持すると共に、前記第2のアパー
    チャの前記一部のトランスデューサ素子と前記ビームフ
    ォーマ・チャネルとの間の前記2対1の対応を維持しな
    がら、前記コントローラ及び前記スイッチの動作により
    方位角方向に走査されることを可能にするように構成さ
    れている請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチは、前記第1の行の前記ト
    ランスデューサ素子の各々を前記コントローラにより1
    つ又は2つのいずれかのビームフォーマ・チャネルに切
    り換え自在に結合することを可能にし、前記第2の行の
    前記トランスデューサ素子の各々を前記コントローラに
    より2つ又は3つのいずれかのビームフォーマ・チャネ
    ルに切り換え自在に結合することを可能にするように構
    成されている請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記トランスデューサ・アレイは、前記
    第1の行のトランスデューサ素子と同じビームフォーマ
    ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当てを有する
    第3の行を成すトランスデューサ素子を更に含んでいる
    請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の行についてのビームフォーマ
    ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当ては、連続
    的であり同じ順序及びサイクル長を有するが該サイクル
    長の2分の1ずつ互いにずれている第1及び第2のセッ
    トを成すチャネル割り当てを含んでいる請求項1に記載
    の装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の行についてのビームフォーマ
    ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当ては、連続
    的でない第3のセットを成すチャネル割り当てを更に含
    んでいる請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の行についてのビームフォーマ
    ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当ては、第1
    のセットを成すチャネル割り当てを含んでいる請求項1
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】 第1乃至第4の行を成すトランスデュー
    サ素子を含んでいて、該第1乃至第4の行の各行がそれ
    ぞれの多数の前記トランスデューサ素子を含んでいるト
    ランスデューサ・アレイと、 所定のサイクル長を形成するように連続して番号付けさ
    れた多数のビームフォーマ・チャネルを含んでいるビー
    ムフォーマと、 前記第1乃至第4の行の前記トランスデューサ素子と前
    記ビームフォーマ・チャネルとの間でイメージング・デ
    ータを多重化する多数のスイッチと、 マルチプレクサ状態コマンドの受信に応答して前記スイ
    ッチを選択的に構成するコントローラとを備えた装置で
    あって、 前記第1乃至第4の行の各行についてのビームフォーマ
    ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当てが、同一
    の順序及びサイクル長を有するが該サイクル長の4分の
    1ずつ互いにずれている第1乃至第4のセットを成す連
    続的なチャネル割り当てを含んでおり、第1のマルチプ
    レクサ状態においては、前記第1乃至第4の行の各行に
    おいてそれぞれのサブセットを成すトランスデューサ素
    子が前記ビームフォーマ・チャネルに1対1の関係で切
    り換え自在に結合して第1のアパーチャを形成すること
    を可能にした前記装置。
  9. 【請求項9】 前記ビームフォーマ対トランスデューサ
    素子の割り当ては、前記第1のアパーチャが、前記第1
    のアパーチャのトランスデューサ素子と前記ビームフォ
    ーマ・チャネルとの間の前記1対1の対応を維持しなが
    ら、前記コントローラ及び前記スイッチの動作により方
    位角方向に走査されることを可能にするように構成され
    ている請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記トランスデューサ・アレイは、第
    5及び第6の行を成すトランスデューサ素子を更に含ん
    でおり、前記第1乃至第6の行についての前記ビームフ
    ォーマ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当て
    は、前記第1のアパーチャが、前記第1のアパーチャの
    トランスデューサ素子と前記ビームフォーマ・チャネル
    との間の前記1対1の対応を維持しながら、前記コント
    ローラ及び前記スイッチの動作により仰角方向に走査さ
    れることを可能にするように構成されている請求項9に
    記載の装置。
  11. 【請求項11】 第2のマルチプレクサ状態において、
    前記第2及び第3の行の各行においてそれぞれのサブセ
    ットを成すトランスデューサ素子が前記ビームフォーマ
    ・チャネルに2対1の関係で切り換え自在に結合され、
    前記第2及び第3の行において仰角方向に隣接したトラ
    ンスデューサ素子の対が第1のセットを成すビームフォ
    ーマ・チャネルのそれぞれのビームフォーマ・チャネル
    に結合されている状態で、第2のアパーチャの第1の部
    分を形成することができる請求項8に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記トランスデューサ・アレイは、第
    5及び第6の行を成すトランスデューサ素子を更に含ん
    でおり、第2のマルチプレクサ状態において、前記第4
    及び第5の行の各行においてそれぞれのサブセットを成
    すトランスデューサ素子が前記ビームフォーマ・チャネ
    ルに2対1の関係で切り換え自在に結合され、前記第4
    及び第5の行において仰角方向に隣接したトランスデュ
    ーサ素子の対が第2のセットを成すビームフォーマ・チ
    ャネルのそれぞれのビームフォーマ・チャネルに結合さ
    れている状態で、前記第2のアパーチャの第2の部分を
    形成することができ、前記第1及び第2のセットのビー
    ムフォーマ・チャネルは、互いに排他的である請求項1
    1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記第1乃至第6の行の各行について
    のビームフォーマ・チャネル対トランスデューサ素子の
    割り当てはそれぞれ、第1及び第2のセットを成すチャ
    ネル割り当てを含んでおり、前記第2及び第3の行につ
    いての前記第1のセットのチャネル割り当ては同一であ
    り、前記第4及び第5の行についての前記第2のセット
    のチャネル割り当ては同一であり、前記第2の行につい
    ての前記第2のセットのチャネル割り当ては、前記第6
    の行についての前記第1のセットのチャネル割り当てと
    同じであり、前記第1の行についての前記第2のセット
    のチャネル割り当ては、前記第5の行についての前記第
    1のセットのチャネル割り当てと同じである請求項10
    に記載の装置。
  14. 【請求項14】 所定のサイクル長を形成するように順
    番に番号付けされた多数のビームフォーマ・チャネル
    と、第1及び第2の行を成すトランスデューサ素子を含
    んでいるトランスデューサ・アレイとを含んでいる超音
    波イメージング・システムを動作させる方法であって、 前記第1及び第2の行の各々のトランスデューサ素子を
    前記ビームフォーマ・チャネルの少なくとも1つに割り
    当てる工程であって、各々のビームフォーマ・チャネル
    対トランスデューサ素子の割り当てが、開いた状態又は
    閉じた状態になるように選択的に制御され得るスイッチ
    を有するそれぞれの接続により提供され、第1のマルチ
    プレクサ状態においては、前記第1の行において第1の
    サブセットを成すトランスデューサ素子及び前記第2の
    行において第1のサブセットを成すトランスデューサ素
    子が前記ビームフォーマ・チャネルに1対1の関係で切
    り換え自在に結合されて第1のアパーチャの一部を形成
    することができ、第2のマルチプレクサ状態において
    は、前記第1の行において第2のサブセットを成すトラ
    ンスデューサ素子及び前記第2の行において第2のサブ
    セットを成すトランスデューサ素子が前記ビームフォー
    マ・チャネルに2対1の関係で切り換え自在に結合さ
    れ、前記第1及び第2の行の各行において方位角方向に
    隣接したトランスデューサ素子の対が同じそれぞれのビ
    ームフォーマ・チャネルに接続されている状態で、第2
    のアパーチャの一部を形成することができる、割り当て
    る工程と、 前記第1のマルチプレクサ状態を示す第1のコマンドに
    応答して第1の多数のスイッチを選択的に閉じる工程
    と、 前記第2のマルチプレクサ状態を示す第2のコマンドに
    応答して第2の多数のスイッチを選択的に閉じる工程
    と、を備えている前記方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の行についてのビームフォー
    マ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当ては、第
    1のセットを成す連続的なチャネル割り当てと、第2の
    セットを成す連続的でないチャネル割り当てとを含んで
    おり、前記第2の行についてのビームフォーマ・チャネ
    ル対トランスデューサ素子の割り当ては、第1及び第2
    のセットを成す連続的なチャネル割り当てと、第3のセ
    ットを成す連続的でないチャネル割り当てとを含んでお
    り、前記第1及び第2の行についての前記第1のセット
    の連続的なチャネル割り当ては同一であり、前記第2の
    行についての前記第2のセットの連続的なチャネル割り
    当ては、前記第1のセットの連続的なチャネル割り当て
    から前記サイクル長の2分の1ずつずれている請求項1
    4に記載の方法。
  16. 【請求項16】 所定のサイクル長を形成するように順
    番に番号付けられた多数のビームフォーマ・チャネル
    と、第1乃至第4の行を成すトランスデューサ素子を含
    んでいるトランスデューサ・アレイとを含んでいる超音
    波イメージング・システムを動作させる方法であって、 前記第1乃至第4の行の各々のトランスデューサ素子を
    前記ビームフォーマ・チャネルの少なくとも1つに割り
    当てる工程であって、各々のビームフォーマ・チャネル
    対トランスデューサ素子の割り当てが、開いた状態又は
    閉じた状態になるように選択的に制御され得るスイッチ
    を有するそれぞれの接続により提供され、前記第1乃至
    第4の行の各行についてのビームフォーマ・チャネル対
    トランスデューサ素子の割り当ては、同一の順序及びサ
    イクル長を有するが該サイクル長の4分の1ずつ互いに
    ずれている第1乃至第4のセットを成す連続的なチャネ
    ル割り当てをそれぞれ含んでいる、割り当てる工程と、 前記第1乃至第4の行の各行においてそれぞれのサブセ
    ットを成すトランスデューサ素子を前記ビームフォーマ
    ・チャネルに1対1の関係で切り換え自在に結合して第
    1のアパーチャを形成する工程とを備えた方法。
  17. 【請求項17】 前記トランスデューサ・アレイは、第
    5の行を成すトランスデューサ素子を更に含んでおり、 前記第5の行の各々のトランスデューサ素子を前記ビー
    ムフォーマ・チャネルの少なくとも1つに割り当てる工
    程であって、前記第5の行についてのビームフォーマ・
    チャネル対トランスデューサ素子の割り当ては、前記第
    1のセットの連続的なチャネル割り当てと同一である第
    5のセットを成す連続的なチャネル割り当てを含んでい
    る、割り当てる工程と、 前記第2乃至第5の行の各行においてそれぞれのサブセ
    ットを成すトランスデューサ素子を前記ビームフォーマ
    ・チャネルに1対1の関係で切り換え自在に結合して、
    前記第1のアパーチャを仰角方向に走査する工程とを更
    に含んでいる請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記トランスデューサ・アレイは、第
    6の行を成すトランスデューサ素子を更に含んでおり、 前記第6の行の各々のトランスデューサ素子を前記ビー
    ムフォーマ・チャネルの少なくとも1つに割り当てる工
    程であって、前記第6の行についてのビームフォーマ・
    チャネル対トランスデューサ素子の割り当ては、前記第
    2のセットの連続的なチャネル割り当てと同一である第
    6のセットを成す連続的なチャネル割り当てを含んでい
    る、割り当てる工程と、 前記第3乃至第6の行の各行においてそれぞれのサブセ
    ットを成すトランスデューサ素子を前記ビームフォーマ
    ・チャネルに1対1の関係で切り換え自在に結合して、
    前記第1のアパーチャを前記仰角方向に更に走査する工
    程と、を更に含んでいる請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第2の行についてのビームフォー
    マ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当ては、前
    記第3のセットの連続的なチャネル割り当てと同一であ
    る第7のセットを成す連続的なチャネル割り当てを更に
    含んでおり、前記第2及び第3の行の前記トランスデュ
    ーサ素子を前記ビームフォーマ・チャネルに2対1の関
    係で切り換え自在に結合し、前記第2及び第3の行にお
    いて仰角方向に隣接したトランスデューサ素子の対が第
    1のセットを成すビームフォーマ・チャネルのそれぞれ
    のビームフォーマ・チャネルに結合された状態で、第2
    のアパーチャの第1の部分を形成する工程を更に含んで
    いる請求項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第5の行についてのビームフォー
    マ・チャネル対トランスデューサ素子の割り当ては、前
    記第4のセットの連続的なチャネル割り当てと同一であ
    る第8のセットを成す連続的なチャネル割り当てを更に
    含んでおり、前記第4及び第5の行の前記トランスデュ
    ーサ素子を前記ビームフォーマ・チャネルに2対1の関
    係で切り換え自在に結合し、前記第4及び第5の行にお
    いて仰角方向に隣接したトランスデューサ素子の対が第
    2のセットを成すビームフォーマ・チャネルのそれぞれ
    のビームフォーマ・チャネルに結合された状態で、前記
    第2のアパーチャの第2の部分を形成する工程を更に含
    んでいる請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの行を成すトランスデ
    ューサ素子を有するトランスデューサ・アレイと、 所定のサイクル長を形成するように連続して番号付けさ
    れた多数のビームフォーマ・チャネルを含んでいるビー
    ムフォーマと、 前記行の前記トランスデューサ素子と前記ビームフォー
    マ・チャネルとの間でイメージング・データを多重化す
    る多数のスイッチと、 マルチプレクサ状態コマンドの受信に応答して前記スイ
    ッチを選択的に構成するコントローラとを備えており、 ビームフォーマ・チャネル対トランスデューサ素子の割
    り当てが、第1のマルチプレクサ状態では、前記行にお
    いて第1のサブセットを成すトランスデューサ素子が前
    記ビームフォーマ・チャネルに1対1の関係で切り換え
    自在に結合されて、第1のアパーチャの一部を形成する
    ことができ、第2のマルチプレクサ状態では、前記行に
    おいて第2のサブセットを成すトランスデューサ素子が
    前記ビームフォーマ・チャネルに2対1の関係で切り換
    え自在に接続され、前記行において方位角方向に隣接し
    たトランスデューサ素子の対が同じそれぞれのビームフ
    ォーマ・チャネルに接続されている状態で、第2のアパ
    ーチャの一部を形成することができるように構成されて
    いる、トランスデューサを多重化する装置。
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