JP2000217414A - 走行農作業機における車高及び姿勢制御装置 - Google Patents

走行農作業機における車高及び姿勢制御装置

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JP2000217414A
JP2000217414A JP11024615A JP2461599A JP2000217414A JP 2000217414 A JP2000217414 A JP 2000217414A JP 11024615 A JP11024615 A JP 11024615A JP 2461599 A JP2461599 A JP 2461599A JP 2000217414 A JP2000217414 A JP 2000217414A
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traveling
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JP11024615A
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Taiji Mizukura
泰治 水倉
Teruyoshi Tonami
照喜 戸波
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農作業の再開時に、コンバインの「自動モー
ド」の車高制御を迅速に実行させる。 【解決手段】 走行機体の相対高さを変更させるべく左
右走行部昇降のための昇降用油圧シリンダ54a,54
bを別々もしくは一斉に動作させる手動の操作レバー7
7と、自動モードと手動モードとに切り換えるためのモ
ード切換スイッチ76と、前記自動モード、手動モード
の如何に拘らず操作レバー77の操作量に応じて車高変
更可能に構成し、且つその操作終了時点の車高を記憶す
るメモリ84とを備え、農作業の再開時にモード切換ス
イッチ76を自動モードに切り換えた場合で、操作レバ
ー77を操作しなかった場合には、メモリ84による直
近の記憶値により、制御装置70は、自動モード時に、
昇降用油圧シリンダ54a,54bを作動させて車高調
節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等の走
行農作業機における車高及び姿勢制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】圃場を走行する走行機体の進行方向左右
に畝等の段差があると、段差に落ち込んだ側に走行機体
が傾き、操縦者の座り心地が悪化すると共に農作業にも
不都合があるので、従来、例えば、特公平6−6932
9号公報では、走行機体に対して左右の走行装置を各別
に昇降させる昇降駆動手段と、走行機体の左右水平基準
に対する傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、走行
機体の左右傾斜角度を所定角度に維持するように制御す
る制御手段と、左右の走行装置の走行機体に対する相対
高さ(車高)を検出する車高検出手段と、その相対高さ
(車高)を設定する車高設定器とを備え、前記制御手段
は、自動モードでは、前記各検出手段と車高設定器との
情報に基づいて、予め傾斜角設定器にて設定されている
走行機体の左右傾斜角度を所定の角度に維持し、且つ車
高を設定高さに維持すべく昇降駆動手段を作動させるよ
うに構成することが開示されている。
【0003】そして、前記従来の車高及び傾斜姿勢制御
における車高値は、左右の車高の平均値を採用してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、車高設定器により設定された車高になるの
は、圃場での刈取脱穀作業等に際して自動モードにて実
行しているときだけであって、その自動モード中に、圃
場の条件が変わって車高変更させたいと望んで、この自
動モード中に手動の操作レバーにて高さを変更する割り
込み操作を実行した後に自動モードに復帰すると、前記
車高設定器による設定高さに車高を自動復帰させてしま
う。即ち、操作レバーによって変更された車高は単なる
一時的なものであり、次の自動モード時の車高変更に迅
速につながらない。換言すると、自動モード時の車高変
更するには、再度車高設定器を操作しなければならず、
しかも、車高の高低の程度は該設定器に設けた目盛り部
分にて大まかに、且つ観念的に理解できるだけであっ
て、手動モード時における操作レバーの操作時のように
走行機体に搭乗したオペレータがその走行機体の昇降程
度を目視し、実感できるものではなかった。
【0005】他方、手動による操作レバーの操作にて車
高を調節するのは、圃場の条件が農作業中(例えば刈取
脱穀作業中)に固い土部分から軟弱な土の部分に変わっ
たとき等で、以前に設定した車高では農作業をうまく続
行できないときであるから、操作レバーにて変更された
車高を次の自動モードにおける車高に反映させる必要性
が高くなる。しかし、前記の従来の技術では実現できな
いという問題があった。
【0006】本発明では、上記の問題を解決すべくなさ
れたものであって、オペレータによる手動操作での車高
変更の結果を自動モード時の設定車高値に直ちに反映さ
れるようにした、走行農作業機における車高・姿勢制御
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明の走行農作業機における車高及び姿勢制御装置
は、走行機体に対して左右の走行部をそれぞれ独立的に
昇降する走行部昇降駆動手段と、前記走行部に対する走
行機体の相対高さを検出する車高検出センサと、走行機
体の左右傾斜角度を設定する傾斜設定器と、走行機体の
左右傾斜程度を検出する傾斜検出センサと、走行機体の
左右傾斜角度が設定された傾斜角度になるように前記各
走行部昇降駆動手段を作動させる制御手段とを備えた走
行農作業機において、走行機体の相対高さを変更させる
べく前記左右走行部昇降駆動手段を別々もしくは一斉に
動作させる手動可変操作部と、自動モードと手動モード
とに切り換えるためのモード切換スイッチと、前記自動
モード、手動モードのいかんに拘らず前記手動可変操作
部の操作量に応じて車高変更可能に構成し、且つその操
作終了時点の車高を記憶する車高記憶手段を備え、前記
モード切換スイッチを自動モードに切り換えたとき、農
作業を再開のため前記手動可変操作部の操作量を変更し
ない場合には、前記車高記憶手段による直近の記憶値に
よる車高に復帰させるように、前記左右走行部昇降駆動
手段を作動させて車高調節する制御手段を備えたもので
ある。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の走行農作業機における車高及び姿勢制御装置に
おいて、作業部に対する動力伝達を継断するための作業
クラッチがONの状態で、前記手動可変操作部の操作量
を変更したときには、当該手動可変操作部の操作にて変
更記憶させた車高になるように、前記左右走行部昇降駆
動手段を作動させるように構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を具体化した実施形態
について説明すると、図1は走行クローラ2aが備えら
れた左右一対の走行部2を有するコンバインの左側面
図、図2はコンバインの平面図、図3はコンバインの右
側面図、図5はコンバインの走行機体1に対する走行部
2の昇降駆動手段の側面図、図6は図5のVI−VI線矢視
断面図、図7は図4のVII −VII 線矢視断面図、図8は
排出オーガの姿勢制御手段の説明図、図9は操作パネル
部の斜視図、図10は油圧回路、図11は制御装置の機
能ブロック図である。
【0010】本発明のコンバインにおける走行機体1
は、左右一対の走行クローラ2a式の走行部2に対して
後述する走行部昇降駆動手段を介して昇降可能に構成さ
れている。 走行機体1の進行方向に向かって左側には
脱穀装置3を搭載し、走行機体1の前部に配置された刈
取前処理装置4は、昇降フレーム14を介して走行機体
1に対して回動可能に支持され、該昇降フレーム14と
走行機体1との間に装着された刈取部昇降アクチュエー
タとしての単動式の刈取部昇降油圧シリンダ9により昇
降動可能に構成されている。
【0011】刈取前処理装置4の下部フレームの下部側
にはバリカン式の刈刃装置5を、前方には6条分の穀稈
引起装置6が配置され、穀稈引起装置6と脱穀装置にお
けるフイードチェン7前端との間には穀稈搬送装置8が
配置され、穀稈引起装置6の下部前方には分草体10が
突出している。走行機体1の右側前部に運転室11が配
置され、その後側に穀粒タンク12が配置されている。
【0012】図3及び図8に示すように、穀粒タンク1
2の下部に設けたスクリューコンベヤから走行機体1の
後端に配置した縦パイプ28bと、その上端に上下回動
可能に連設された横パイプ28aとからなり、各パイプ
内にスクリューコンベヤを内装した排出オーガ28を介
して、トラックの荷台等の部位に穀粒タンク12内に蓄
積された穀粒を排出させることができる。なお、縦パイ
プ28bは、駆動モータ64bとギヤ機構57とにより
縦軸回りに旋回可能であり、横パイプ28aは縦パイプ
28bとの間に装架された排出オーガ用油圧シリンダ6
4aと、リンク機構58とにより傾斜角度を変更可能に
構成されている。
【0013】そして、駆動モータ64bに設けたロータ
リエンコーダ等の角度センサ85にて縦パイプ28bの
水平旋回角度、ひいては横パイプ28aの旋回位置を検
出することができ、リンク機構58もしくは油圧シリン
ダ64aの箇所に設けたポテンショメータ等の角度セン
サ86にて横パイプ28aの俯仰角度、ひいては横パイ
プ28aの先端の排出部の高さ位置を検出することがで
きる。なお、排出オーガ28を使用しないときには、穀
粒タンク12の上面等に設けたレスト台87等に横パイ
プ28aの中途部が載置される。さらにこのレスト台8
7には前記横パイプ28aが載置されたか否かを検知す
るための接触センサ等のレスト検出器88が設けられて
いる。
【0014】図5及び図6に示すように、走行部2は左
右一対のトラックフレーム50,50の前後端に各々配
置した駆動輪51と従動輪52とトラックフレーム50
の下面中途部に配置された複数の転動輪53との外周に
巻回された走行クローラ2aからなり、左右トラックフ
レーム50,50と走行機体1とは、左右の昇降制御用
油圧シリンダ54a,54bと前後位置の側面視L字状
のレバー55a,55bとこの前後レバー55a,55
bを同時に作動させるように連結する連結杆56,56
等とからなる走行部昇降駆動手段を介して連結され、左
右の昇降制御用油圧シリンダ54a,54bは互いに独
立的に作動させることにより、左右の走行部2,2を走
行機体1の左右に対して独立的に昇降させる。
【0015】従って、左右両側の昇降制御用油圧シリン
ダ54a,54bのピストンロッドを同時に突出させる
と、走行機体1は左右両側の走行部2,2に対して上方
に離れて(上昇し)、走行機体1の走行部2,2に対す
る相対高さ(車高)は高くなる。逆に、前記ピストンロ
ッドを同時に後退させると、走行機体1は左右両側の走
行部2,2に対して下方に離れて(下降し)、走行機体
1の走行部に対する相対高さ(車高)は低くなる。
【0016】そして、左側の油圧シリンダ54aのピス
トンロッドを突出させる、または右側の油圧シリンダ5
4bのピストンロッドを後退させる(もしくはこの両方
の動作を同時に実行しても)、右側の走行部2に対する
走行機体1の車高は低くなり(左側の走行部2に対する
走行機体1の車高は高くなり)、走行機体1は右下がり
に傾斜する。逆に、右側の油圧シリンダ54bのピスト
ンロッドを突出させる、または左側の油圧シリンダ54
aのピストンロッドを後退させる、(もしくはこの両方
の動作を同時に実行しても)、左側の走行部2に対する
走行機体1の車高は低くなり(右側の走行部2に対する
走行機体1の車高は高くなり)、走行機体1は左下がり
に傾斜するのである。
【0017】図5〜図7に示すように、左右の昇降制御
用油圧シリンダ54a,54bのピストンロッドの突出
量を検出することにより、走行機体1の左右各走行部
2,2に対する相対高さ(車高)を検出するためのロー
タリエンコーダ式等の車高検出センサ71a,71b
が、前記連結杆56に連設した連結ロッド72やリンク
機構73を介して連動するように構成されている。
【0018】また、走行機体1の左右の傾斜程度を検出
するための傾斜検出センサ74は、振り子式(重力式)
等にて構成され、走行機体1の任意の位置例えば運転室
11内等に配置されている。なお、刈取前処理装置4と
圃場面との対地高さを検出して刈高さを検出するための
刈高さセンサとしての超音波センサ20a,20bは、
図4に示すように、刈取前処理装置4の左右両側端の前
記穀稈引き起こし装置6の裏面側に設けたブラケット
(図示せず)に配置し、各超音波センサ20a,20b
における発信器の発信部(ホーン部)と受信器の受信部
とを圃場面に向けるように配置する。各超音波センサ2
0a,20bの設置高さと刈刃5の設置高さとが異なる
場合には、超音波センサ20a,20bの検出値から所
定の換算により、刈高さ検出値を求めるようにしてい
る。
【0019】また、走行機体1と刈取前処理装置4との
相対高さを検出するための昇降ポジションセンサ75
は、前記昇降フレーム14の回動角度を検出することよ
り求めることができるように構成されている。
【0020】前記運転室11内の操縦部パネル11a
(図9参照)には、自動モードと手動モードとに切り換
えるための切替えスイッチ76と、自動モード及び手動
モードの如何に拘らず、車高制御の場合の走行機体1の
高さ(車高)を変更調節操作できる手動可変操作部とし
ての操作レバー77と、走行機体1の左右傾斜角度を設
定するための傾斜設定器78と、走行機体1を絶対水平
状態にする水平セットスイッチ79とが配置されてい
る。
【0021】図10は、前記昇降用油圧シリンダ54
a,54b等のための油圧回路を示し、油圧ポンプ60
からの吐出する圧油を分流する分流弁63を介して分岐
し、その一方の吐出路から前記刈取前処理装置4を昇降
させる刈取部昇降アクチュエータとしての油圧シリンダ
9と、右側(運転室11側)の昇降制御用油圧シリンダ
54bとに対する第1油圧回路61へ送る。分流弁63
の他方の吐出路からは、排出オーガ28の横パイプ28
aの縦パイプ28bに対する傾斜角度を変更するための
昇降用の排出オーガ用油圧シリンダ64と、左側の昇降
制御用油圧シリンダ54aとに対する第2油圧回路62
へ送るように構成され、それぞれの油圧シリンダ9、6
4、54a、54bに対する電磁制御弁65、66、6
7、68や逆止弁、リリーフ弁等が接続されている。
【0022】図11は、走行機体1の姿勢及び車高を制
御するための制御装置(制御手段)70の機能ブロック
図を示し、該制御装置70は、マイクロコンピュータ等
の電子式制御装置であり、図示しないが各種演算処理や
制御を実行するための中央処理装置(CPU)や、制御
プログラムを記憶させた読み出し専用メモリ(RO
M)、各種の検出値、データ等を一時的に記憶させる随
時読み書き可能メモリ(RAM)、制御装置の電源をO
FFとしても記憶データを保持するための不揮発性メモ
リ、タイマ機能としてのクロック、インターフェイス、
バスなどを備える。また、符号84は制御装置70に接
続されたメモリであって、電源を切っても記憶値が消え
ない、いわゆる不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)で
ある。そして、このメモリ84には、後述するように手
動の操作レバー77による車高の変更を実行したときの
車高値を順次記憶する。即ち、オペレータが手動にて操
作レバー77を中立位置(略垂直状態)から前方に回動
すると、下降方向となり、その方向への回動時間に比例
して車高の下降量が増大する。逆に、中立位置から後方
に回動すると、上昇方向となり、その方向への回動時間
に比例して車高の上昇量が増大するものであって、操作
レバー77を操作する毎にその操作量(車高の下降量ま
たは上昇量)を更新して記憶するから、操作レバー77
の直近の操作量(操作終了時点)の車高(上昇位置もし
くは下降位置)を記憶することになる。
【0023】なお、操作レバー77を右方向に回動する
と、右側が低く左側の高い傾斜姿勢(これを右傾斜とい
う、以下同じ)となり、逆に操作レバー77を左に回動
すると、左側が低く右側が高い傾斜姿勢(これを左傾斜
という、以下同じ)となるように前記左右の昇降制御用
油圧シリンダ54a,54bを作動させる。これらの傾
斜の作動量は操作レバー77の回動時間に比例するよう
に構成されている。
【0024】前記制御装置70には、左右の昇降制御用
油圧シリンダ54a,54bのピストンロッドの突出量
に対応した走行機体1の左右の走行部2,2に対する相
対高さ(車高)を検出するためのロータリエンコーダ式
等の車高検出センサ71a,71bの検出値、傾斜セン
サ74の検出値及び前記刈高さセンサとしての刈取前処
理装置4の左右両端に設けた超音波センサ20a,20
bの検出値、刈取部昇降ポジションセンサ75の検出
値、前記排出オーガ28の水平旋回角度を検知する角度
センサ85の検出値、同じく排出オーガ28の横オーガ
筒28aの俯仰の昇降角度を検知する角度センサ86の
検出値とを入力する。なお、横オーガ筒28aがレスト
台88に載置されている状態のとき、角度センサ86の
検出値は0度であり、それより上昇するときの角度を検
知する。また、横オーガ筒28aがレスト台88に載置
されている状態のときのレスト位置を基準として、左右
水平旋回の角度を角度センサ85にて検知できる。
【0025】排出オーガ28の昇降及び水平旋回等の動
作は、運転室11内に配置した操作部90及び横オーガ
筒28aの先端の排出部の横に設けた先端操作部91の
いずれからでも指令できるように構成されている(図8
参照)。
【0026】左右の車高のそれぞれの上限(下限)を検
出するための検出手段としての上限リミットスイッチ8
2及び下限リミットスイッチ83を制御装置70に接続
する。車高の上限を検出する上限リミットスイッチ82
は左右の昇降制御用油圧シリンダ54a,54bのピス
トンロッドの伸長の最大限の位置を感知し、車高の下限
を検出する下限リミットスイッチ83は前記ピストンロ
ッドの伸長の最小位置を感知するものであれば足り、前
記左右の車高検出センサ71a,71bによる検出値の
最大、最小の値に対応させても良い。
【0027】また、前記制御装置70には、制御モード
を自動モードと手動モードとに切り換えるためのモード
切換スイッチ76と、車高を手動にて変更調節操作でき
る手動可変操作部としての操作レバー77の昇降位置検
出部、走行機体1の左右の傾斜程度を設定するための傾
斜設定器78と、水平セットスイッチ79と、刈高さ設
定器80と、脱穀スイッチ81とを接続して、これらの
設定器における設定値やON・OFFの検出信号を各々
入力する。そして、制御装置70の出力側に接続した電
磁制御弁67,68の作動により、左右の昇降制御用油
圧シリンダ54a,54を駆動して前記左右の走行部
2,2の高さを各々独立して昇降させることにより、走
行機体1の左右傾斜姿勢ひいては刈取前処理装置4の左
右傾斜の姿勢を制御する一方、制御装置70の出力側に
接続した電磁式油圧切換弁65の作動により、昇降油圧
シリンダ9を駆動して刈取前処理装置4の高さ、換言す
ると刈高さを制御することができるものである。
【0028】脱穀スイッチ81のONにて脱穀部への動
力伝達のための脱穀クラッチがONとなり動力伝達可能
となる。前記脱穀スイッチ81がOFFでは、動力伝達
が遮断される。そして、脱穀スイッチ81がOFF又は
モード切換スイッチ76のOFF(手動モード方向のス
イッチ切換)の条件(オア条件)にて、「手動モード」
となる。
【0029】手動モードでは操作レバー77をオペレー
タが手動にて操作することにより走行機体1の車高及び
左右傾斜を調節する制御であって、車高制御(昇降制
御)では、左右両側の昇降制御用油圧シリンダ54a,
54を駆動し、左右の車高を同時に変化させる。右車高
基準による傾斜制御では、まず左の車高のみで傾斜を調
節し、それでも傾斜角度が足りない場合にのみ、反対側
(右)の車高で調節する。逆に、左車高基準による傾斜
制御では、まず右の車高のみで傾斜を調節し、それでも
傾斜角度が足りない場合にのみ、左の車高で調節する。
【0030】前記脱穀スイッチ81がONで且つモード
切換スイッチ76がONの条件(アンド条件)にて、
「自動モード」になる。自動モードでは、前記傾斜設定
器78により設定した傾斜になるように自動的に走行機
体1を左右に傾斜させる制御であって、右車高基準の場
合と左車高基準の場合とがある。
【0031】次に、刈取脱穀作業時における車高及び姿
勢制御について説明する。前記モード切替えスイッチ7
6を「手動モード」に切り換えるか、または脱穀スイッ
チ81をOFFの状態にすると、オペレータが操作レバ
ー77にて操作する操作量に応じて、手動モードの車高
制御・姿勢制御が可能となる。この場合、操作レバー7
7は直立状態のとき車高変更を停止し、図9の矢印で示
すように、前方向に回動すると、その回動時のみ下降動
する。逆に後方向に回動すると、その回動時のみ上昇動
する。当該操作レバー77による車高変更時には、左右
両昇降駆動用油圧シリンダ54a,54bが同時に同じ
方向に同程度作動するものである。
【0032】なお、圃場の条件に応じて、例えば、軟弱
でない普通土などの圃場を走行しながら手動にて刈取脱
穀作業するときには、水平セットスイッチ79をONに
することにより、走行機体1は絶対水平状態に維持され
ながら、且つオペレータが目視により車高を調節するこ
とができる。
【0033】水平セットスイッチ79をOFFにしたと
きには、オペレータは、操作レバー77を中立位置から
左右いずれかの方向に回動することにより、その回動量
(操作量)に応じて、走行機体1の左右傾斜姿勢を任意
の傾斜角度に変更調節することができる。この傾斜姿勢
を保持できるように左右の走行部2,2と走行機体1と
の相対高(車高)を変更調節する。この車高制御と姿勢
制御との動作について、以下に詳述する。
【0034】先ず、制御のスタートに続き、直前が手動
モード、自動モードのいずれにおいても、直近(制御の
直前)の傾斜センサ74の検出器値θoを読み込み、制
御装置70のメモリ部に記憶させる。
【0035】次に、オペレータは操作レバー77を前又
は後に回動させて、目視により、走行機体1もしくは刈
取前処理装置4が所定の高さにくるようにして左右の車
高を同時に昇降させる(図12の姿勢PoからP1への
変更を参照)。この場合、オペレータが着座している側
(実施形態は走行機体1の右側)での車高の現状を目視
により判別し易い場合は、車高を前述の右基準とすべく
右側の車高(基準車高値)HRoを記憶する(図12参
照)ので、本実施形態では走行機体1の右側を基準側と
する。
【0036】次いで、オペレータは操作レバー77を左
右いずれかの方向に回動させて、走行機体1の左右傾斜
姿勢を手動にて変更調節することができる。このとき、
右基準とするときには、基準側(右側)の車高(実施形
態では基準車高値=HRo)を変更させないで、まず第
1にその反対側(左側)の昇降駆動用油圧シリンダ54
bを駆動させ、所定の傾斜角度θx1に近づくように姿
勢制御する(姿勢P1から姿勢P2への変更、図13
(a)参照)。前記反対側(左側)の車高が上限また下
限になっても、希望する傾斜姿勢にならないときには、
前記基準側の車高をHR1に変更して所望の傾斜角度θ
x2に近づけるように姿勢制御するのである(姿勢P3
から姿勢P4への変更、図13(b)参照)。
【0037】図14(a)及び図14(b)は左基準の
場合の姿勢変更制御を示し、左車高を基準車高値HLo
とし、左の車高を保持したまま、右の車高を変更するこ
とにより、傾斜姿勢をP5からP6に変更させるが、右
車高が上下または下限になっても所望の傾斜角度に到達
しないときには、基準側である左の車高を調節して所望
の傾斜姿勢に近づくように姿勢制御を実行する。これら
の場合、作業機のいずれか一方の車高が上限で他方が下
限になっても所定の傾斜姿勢にならないときには、その
上限値及び下限値にて保持することになる。
【0038】他方、圃場の内周部を回り刈りもしくは往
復刈りする等の自動刈取脱穀作業時には、前記モード切
替えスイッチ76を「自動モード」に切り換えて、刈り
高さ設定器80にて刈高さを設定しておく。
【0039】この状態で脱穀クラッチをON・OFFす
るための脱穀スイッチ81をONにすると、「自動モー
ド」の車高・姿勢制御が自動的に実行される。即ち、圃
場の傾斜程度に応じて、もしくは左右の走行部2,2が
通る箇所が畝の底と頂上等の走行条件に応じて、オペレ
ータは傾斜設定器78にて、設定傾斜値を予め設定して
おけば、前記左右の走行部2,2の高さを各々独立して
昇降させて、走行機体1の左右傾斜姿勢を前記設定傾斜
値の状態に維持して刈取り走行することができる。この
場合の車高は、前記手動モード中に操作した操作レバー
77による車高変更、もしくは自動モード中に操作レバ
ー77による車高変更操作の割り込みにて変更した直近
の車高値であって、車高記憶手段としてのメモリ84に
記憶された基準車高値になるように車高制御するもので
ある。
【0040】実施形態の一つとしては、脱穀スイッチ8
1がONの状態で、モード切換スイッチ76をがOFF
からONに切り替わった信号のエッジのときのメモリ8
4に記憶された基準車高値が自動モードにおける基準車
高値となるようにセットできるものである。
【0041】この状態にてコンバインを走行させて圃場
に立植された穀稈を刈取り脱穀作業するとき、前記刈り
高さ設定値と、左右両刈高さ検出値の平均値とがほぼ等
しくなるように、刈取前処理装置4の昇降用の油圧シリ
ンダ9を作動せて、刈取前処理装置4の左右でほぼ均一
の刈高さとなるように穀稈を刈取るように刈高さを調節
することができる。
【0042】また、このとき、左右各車高検出センサ7
1a,71bによる車高検出値は、走行機体1の左右の
下面とその下方の左右のトラックフレーム50,50と
の相対高さ(車高)を示すことになり、左右の昇降駆動
用油圧シリンダ54a,54bの作動量の相違により走
行機体1の左右傾斜角度を水平もしくは所定の設定値に
維持することができ、この走行機体1の左右傾斜もしく
は水平状態は、傾斜センサ74の検出値にて判別するこ
とができ、制御装置70によりフイードバック制御され
る。
【0043】なお、この状態で自動モードによる車高制
御・姿勢制御を実行中に再度操作レバー77操作すれ
ば、手動優先として車高を変更調節でき、その後モード
切換スイッチ81を「自動モード」にしたまま、脱穀ス
イッチ81をONからOFFに切り換えると、前記直近
で操作レバー77を操作して変更したときの車高を基準
車高値としてメモリ84に記憶(保存)され、その状態
で、車高は所定の低い高さにセットされる。これによ
り、圃場内の旋回にて新たな刈取条の箇所に移動するこ
とができる。モード切換スイッチ81を「自動モード」
にしたまま、脱穀スイッチ81をOFFからONに切り
換えると、前記記憶された直近の基準車高値に復帰して
自動モードにて刈取脱穀作業を実行できるから、迅速に
自動モードに入ることがてき、且つ車高も、オペレータ
が最前操作した状態に復帰するので、再度車高合わせ
(調節)を行う必要がなくなる。
【0044】昼休み等で刈取脱穀作業を中断するときに
は、脱穀スイッチ81をONにしたままモード切換スイ
ッチ76をOFFするだけで、自動モードを手動モード
に切換わって自動制御とは終了されるが、車高は操作レ
バー77を操作しない限り変更されることがない。
【0045】このように、操作レバー77の手動操作
で、左右両車高を変更した後に傾斜姿勢を実行するに際
して、車高を保持する側(基準側)をオペレータが座る
側(実施形態では右側)に設定しておけば、オペレータ
から目視し易い箇所の車高があまり変動せず、畦等の地
面に刈取前処理装置が衝突しにくいので目視の手動制御
が安全に行えると共に、オペレータが座る側を中心にし
て走行機体が左右に傾斜変動する機会が増大するので、
オペレータの傾斜制御の指示の意識と制御の結果とが合
致し易くなる。
【0046】従って、例えば、畦際に植立している2〜
3条の穀稈を刈り取る場合、畦に近い側の車高を高くな
るように左右傾斜角度を保持しつつ、オペレータは操作
レバー77を操作しつつ刈取脱穀作業を実行すれば、目
視により、刈取前処理装置4の一方の下端が畦に支え
ず、刈取前処理装置4の他方の下端が圃場面に支えない
ように、左右両側の走行部2,2と走行機体1との相対
高さ(車高)を手動調節することができる。
【0047】他方、傾斜姿勢制御の場合に車高を保持す
る基準側をオペレータから遠い側(実施形態では左側)
に設定しておけば、走行機体1の左右の傾斜変更があっ
ても、刈取前処理装置4におけるオペレータから遠い左
側の分草体10の高さ位置があまり上下しないから、常
時その分草体10を観察することができ、刈取の条合わ
せを確実に行えるという効果を奏する。
【0048】次に、穀粒タンク12内に貯留された穀粒
量が多くなって、トラックの荷台等に排出しなければな
らなくなったとき等、即ち、刈取脱穀作業を一時的に終
了するには、脱穀スイッチ81をOFFにする。この状
態で、排出オーガ28をレスト台87から離すように、
操作部90もしくは先端操作部91にて排出オーガの上
昇・旋回指令を実行し、排出オーガ28への動力伝達を
ONとすることで、穀粒タンク12から穀粒が排出でき
る。このような場合、前記排出オーガ28の排出部(先
端部)等が荷台等に仕えないように、オペレータが操作
レバー77により、コンバインの走行機体の高さを変更
調節できる。
【0049】そして、このような作業が終了すると、排
出オーガ28を前記レスト台87の位置に戻す。排出オ
ーガ28が前記レスト台87に載置されて、レスト台検
出器87のON信号が出たとき、もしくは横オーガ筒2
8aが前記レスト台87に接近したことを角度センサ8
5,86にて検知したときであって、且つ前記脱穀スイ
ッチ81がOFFの状態では作業終了モードとなる。こ
の作業終了モードでは、走行機体1の車高を、昇降の下
限位置、もしくはその下限位置から略20パーセント高
い位置などの所定の終了車高位置であって、左右の姿勢
が水平状態になるに姿勢に強制的に戻すようにする。こ
のように、所定の終了車高位置で走行機体を水平に戻す
ことで、通常はコンバインを安定させた位置でにセット
して、翌日等の農作業まで待機させることができる。
【0050】次に、前記作業終了モードから農作業再開
のため、モード切換えスイッチ76を「自動モード」に
切り換えたとき、オペレータが操作レバー77を操作し
ない場合(前記手動可変操作部にて操作量が変更されな
かった場合)には、前記メモリ84に記憶されたデータ
である、前記作業終了モードに入る直前の前記記憶され
た直近の基準車高値に復帰するように車高制御を実行す
るのである。このようすれば、例えば、作業終了の直前
に次の刈取脱穀作業の準備のために車高を操作レバー7
7の操作で予め変更させておくと、作業再開時に直ちに
前記予め変更させた車高まで復帰した状態で且つ傾斜姿
勢を所定の設定状態とする「自動モード」に入ることが
でき、農作業の再開が迅速にできるという効果を奏す
る。
【0051】なお、前記作業終了モードから農作業再開
のため、モード切換えスイッチ76を「自動モード」に
切り換えたのちに、オペレータが操作レバー77を操作
すれば、前記メモリ84に記憶されたデータも書き換え
られることになり、その直後の「自動モード」での車高
は、その書き換えられたデータ(前記記憶された直近の
基準車高値)になるように制御されるのである。
【0052】なお、操作レバー77による操作量を、当
該操作レバー77の回動角度に比例した検出器値とする
ように構成してもよい。また、車高検出センサ71a,
71bとして、各油圧シリンダ54a,54bのピスト
ンロッドの伸縮量を検出できる直線式エンコーダを使用
しても良いし、走行機体1の下面から圃場迄の高さを検
出する超音波センサ等の非接触式センサを用いても良
い。刈高さ検出センサとして、前記超音波センサ20
a,20bに代えて、圃場面に摺接して高さを検出する
接触式(橇式)センサを用いても良い。
【0053】本発明は、コンバインばかりでなく耕作用
のトラクタ等の走行農作業機についても適用できるもの
であることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の走行農作業機における車高及び姿勢制御装置
は、走行機体に対して左右の走行部をそれぞれ独立的に
昇降する走行部昇降駆動手段と、前記走行部に対する走
行機体の相対高さを検出する車高検出センサと、走行機
体の左右傾斜角度を設定する傾斜設定器と、走行機体の
左右傾斜程度を検出する傾斜検出センサと、走行機体の
左右傾斜角度が設定された傾斜角度になるように前記各
走行部昇降駆動手段を作動させる制御手段とを備えた走
行農作業機において、走行機体の相対高さを変更させる
べく前記左右走行部昇降駆動手段を別々もしくは一斉に
動作させる手動可変操作部と、自動モードと手動モード
とに切り換えるためのモード切換スイッチと、前記自動
モード、手動モードのいかんに拘らず前記手動可変操作
部の操作量に応じて車高変更可能に構成し、且つその操
作終了時点の車高を記憶する車高記憶手段を備え、前記
モード切換スイッチを自動モードに切り換えたとき、農
作業を再開のため前記手動可変操作部の操作量を変更し
ない場合には、前記車高記憶手段による直近の記憶値に
よる車高に復帰させるように、前記左右走行部昇降駆動
手段を作動させて車高調節する制御手段を備えたもので
ある。
【0055】従って、前記モード切換スイッチを自動モ
ードに切り換えたとき、農作業を再開のため前記手動可
変操作部の操作量を変更しない場合には、操作レバーを
操作したときの最終の操作量を記憶してそのときの車高
値により、左右走行部昇降駆動手段を作動させるから、
従来のように車高設定器による車高設定に比べて、オペ
レータによる手動操作での車高変更の結果を自動モード
時の設定車高値に直ちに反映させることができるから、
農作業の再開に際して、農作業を一旦終了した時点での
オペレータが最終的に操作した結果に迅速に対応して自
動モードでの車高制御を行うことができるという効果を
奏する。
【0056】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の走行農作業機における車高及び姿勢制御装置に
おいて、作業部に対する動力伝達を継断するための作業
クラッチがONの状態で、前記手動可変操作部の操作量
を変更したときには、当該手動可変操作部の操作にて変
更記憶させた車高になるように、前記左右走行部昇降駆
動手段を作動させるように構成したものであるから、農
作業の再開に際してオペレータが最終的に操作した結果
に迅速に対応して自動モードでの車高制御を行うことが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図である。
【図2】コンバインの平面図である。
【図3】コンバインの右側面図である。
【図4】コンバインの正面図である。
【図5】走行部の昇降駆動手段の側面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】図5のVII −VII 線矢視断面図である。
【図8】排出オーガの昇降及び水平旋回のための手段の
説明図である。
【図9】手動可変操作部の斜視図である。
【図10】油圧回路図である。
【図11】制御装置の機能ブロック図である。
【図12】車高制御の一例を示す説明図である。
【図13】(a)は右車高基準の場合で、右側車高を保
持して左側の車高を変更して傾斜姿勢制御を実行する状
態を示す作用説明図、(b)は右側車高を昇降させる状
態を示す作用説明図である。
【図14】(a)は左車高基準の場合で、左側車高を保
持して右側の車高を変更して傾斜姿勢制御を実行する状
態を示す作用説明図、(b)は左側車高を昇降させる状
態を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2,2 クローラ式の走行部 4 刈取前処理装置 9 刈取部昇降油圧シリンダ 20a,20b 超音波センサ 54a,54b 油圧シリンダ 65,66,67,68 電磁制御弁 70 制御装置 71a,71b 車高センサ 74 傾斜センサ 76 モード切替えスイッチ 77 操作レバー 78 傾斜設定器 82 上限リミットスイッチ 83 下限リミットスイッチ 84 メモリ 85,86 角度センサ 87 レスト台 88 レスト検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に対して左右の走行部をそれぞ
    れ独立的に昇降する走行部昇降駆動手段と、前記走行部
    に対する走行機体の相対高さを検出する車高検出センサ
    と、走行機体の左右傾斜角度を設定する傾斜設定器と、
    走行機体の左右傾斜程度を検出する傾斜検出センサと、
    走行機体の左右傾斜角度が設定された傾斜角度になるよ
    うに前記各走行部昇降駆動手段を作動させる制御手段と
    を備えた走行農作業機において、 走行機体の相対高さを変更させるべく前記左右走行部昇
    降駆動手段を別々もしくは一斉に動作させる手動可変操
    作部と、 自動モードと手動モードとに切り換えるためのモード切
    換スイッチと、 前記自動モード、手動モードのいかんに拘らず前記手動
    可変操作部の操作量に応じて車高変更可能に構成し、且
    つその操作終了時点の車高を記憶する車高記憶手段を備
    え、 前記モード切換スイッチを自動モードに切り換えたと
    き、農作業を再開のため前記手動可変操作部の操作量を
    変更しない場合には、前記車高記憶手段による直近の記
    憶値による車高に復帰させるように、前記左右走行部昇
    降駆動手段を作動させて車高調節する制御手段を備えた
    ことを特徴とする走行農作業機における車高及び姿勢制
    御装置。
  2. 【請求項2】 作業部に対する動力伝達を継断するため
    の作業クラッチがONの状態で、前記手動可変操作部の
    操作量を変更したときには、当該手動可変操作部の操作
    にて変更記憶させた車高になるように、前記左右走行部
    昇降駆動手段を作動させることを特徴とする請求項1に
    記載の走行農作業機における車高及び姿勢制御装置。
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