JP2000217341A - プログラム可能スル―レ―トリミッタを有する低ノイズステップダウンスイッチングレギュレ―タ回路、およびその使用方法 - Google Patents

プログラム可能スル―レ―トリミッタを有する低ノイズステップダウンスイッチングレギュレ―タ回路、およびその使用方法

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JP2000217341A JP11375720A JP37572099A JP2000217341A JP 2000217341 A JP2000217341 A JP 2000217341A JP 11375720 A JP11375720 A JP 11375720A JP 37572099 A JP37572099 A JP 37572099A JP 2000217341 A JP2000217341 A JP 2000217341A
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    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率を提供し、かつ、低ノイズアプリケー
ションについて、電圧および電流スルーレートが制限さ
れたバックスイッチングレギュレータ回路を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明は、電圧スルーレート制限回路お
よび電流スルーレート制限回路を含むバックスイッチン
グレギュレータ回路を提供する。本願明細書は、効率的
な低ノイズスイッチングレギュレータ回路を提供する、
電流モードおよび電圧モード制御インプルメンテーショ
ンを記載している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電圧
制御回路に関する。より詳細には、本発明は、従来公知
のバックスイッチングレギュレータと比較して、より低
いノイズおよびプログラム可能スルーレート制限を提供
する、ステップダウン直流電流−直流電流(DC−to
−DC)スイッチングコンバータ回路(「バックスイッ
チングレギュレータ」とも呼ばれる)に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、負荷RLを駆動するための未調
整の正の供給電圧VIN(例えばバッテリ)から所定の実
質的に一定である出力電圧VOUTを提供する、従来公知
のバックスイッチングレギュレータを示す。ここで、負
荷RLは単に抵抗器として示すが、例えば携帯通信デバ
イスまたはコンピュータであり得る。バックスイッチン
グレギュレータ10は、制御された電流ソース12、ト
ランジスタ14および16、ダイオード18、インダク
タ20、キャパシタ22、および制御回路24を含む。
制御回路24は制御信号Vrを生成する。回路は、所望
のスイッチング周波数(通常100〜300kHz)で
スイッチングを行なう。
【0003】レギュレータ10は以下のように動作す
る。スイッチングサイクルのはじめに、制御信号Vr
ハイになり、制御された電流ソース12が電流I1を導
通し、そしてトランジスタ14をオンにする。トランジ
スタ14のコレクタは、トランジスタ16のベースを駆
動して、トランジスタ16をオンにする。トランジスタ
16が一旦オンになると、トランジスタ16のエミッタ
電流は、ハイの正の電流スルーレートで急速に増加す
る。電流スルーイングに続いて、インダクタ入力ノード
SWにおいて電圧がハイの正の電流スルーレートで、約
INに急増する。ダイオード18はオフであり、約(V
IN−VOUT)の電圧VLがインダクタ20に渡って現れ
る。インダクタ20は、スイッチされた電圧パルスをイ
ンダクタ電流ILに変換する。インダクタ20およびキ
ャパシタ22はローパスフィルタを形成し、スイッチン
グ周波数における成分および出力電圧VOUTからの高調
波を除去する。
【0004】制御回路24は出力電圧VOUTをモニタ
し、そして、トランジスタ16のオン−オフ時間を変え
ること(つまりレギュレータのデューティサイクル(動
作サイクル中のスイッチがオンである時間のパーセンテ
ージ)を変えること)によって出力電圧を調整する制御
信号Vrを提供する。具体的には、Vrがローである場
合、制御された電流ソース12がオフになり、それによ
り、トランジスタ14および16がオフになる。トラン
ジスタ16がオフになると、インダクタ入力ノードVSW
における電圧が、ハイで負の電圧スルーレートでほぼグ
ラウンドへと急減する。電圧スルーイングに続いて、ト
ランジスタ16のエミッタ電流が、ハイで負の電流スル
ーレートで急減する。さらに、VLは約−VOUTへと変化
し、ダイオード18はオンになり、インダクタ電流IL
を導通し、そして、インダクタ入力ノードVSWは、制御
信号Vrの次のサイクルまでほぼグラウンドに維持され
る。
【0005】従って、各スイッチングサイクルの間に、
インダクタ入力ノードVSWは、およそVINとグラウンド
との間で切り換わる。瞬間的な電力ロスおよびトランジ
スタ16内の自己加熱(self-heating)を最小化し、か
つ、スイッチング遷移の間の全体の効率を最大化するた
めに、トランジスタ16の正および負の電流および電圧
スルーレートは比較的高い。しかし、速いスルーレート
は、一般に「ノイズ」と呼ばれる、導通される妨害およ
び放射される妨害の両方の形態の、電磁妨害(EMI)
を生成する。
【0006】A. 従来技術のバックスイッチングレギ
ュレータ 図2は、従来技術の電流プログラム型制御バックスイッ
チングレギュレータ70を示す。レギュレータ70は、
図1のレギュレータ10と同様に、抵抗器26、電流セ
ンス抵抗器28、コンパレータ30、発振器32、ラッ
チ34、電圧ディバイダ抵抗器36および38、制御さ
れた電流ソース40、エラー増幅器42、ならびに基準
電圧VREFCによって実行される制御回路24の機能を有
する。
【0007】レギュレータ70は以下のように動作す
る。サイクルの開始時に、発振器32はラッチ34をセ
ットするクロック信号を生成し、制御された電流ソース
12に電流I1を導通させることにより、トランジスタ
14および16をオンにする。一方で、約(VIN−V
OUT)の電圧VLがインダクタ20に渡って現れる。これ
により、インダクタを介して電流ILが増加する。ダイ
オード18はオフであり、電流センス抵抗器28はトラ
ンジスタ16のコレクタ電流を導通する。このコレクタ
電流は、インダクタ電流ILにほぼ等しい。
【0008】(VIN−IL*R1)にほぼ等しい電圧Vi
が、コンパレータ30のインバーティング入力(inverti
ng input)に結合される。エラー増幅器42は、基準電
圧VR EFCとフィードバック電圧VFBCとの間の差を増幅
して、エラー電圧Vecを生成する。エラー増幅器42
は、非常に高いゲイン(通常40〜60dB)を提供す
る。電圧ディバイダ抵抗器36および38は、制御され
た出力電圧VOUTに比例するVFBCをセットする。エラー
電圧Vecは制御された電流ソース40に結合される。制
御された電流ソース40は、Vecに比例する電流I2
導通する。抵抗器26は電流I2を導通する。(VIN
2*R2)にほぼ等しい電圧Vcが、コンパレータ30
の非インバーティング入力(non-inverting input)に結
合される。
【0009】コンパレータ30は、差(IL*R1−I2
*R2)のサインに応答して出力を生成する。
【0010】
【数1】
【0011】の場合、コンパレータ16の出力はローで
ある。
【0012】
【数2】
【0013】の場合、コンパレータ30の出力はハイで
ある。
【0014】インダクタ電流ILが((R2/R1)*
2)を超える場合、コンパレータ30の出力はハイに
なり、そしてラッチ34をリセットする。それにより、
制御された電流ソース12をオフにし、それにより、ト
ランジスタ14および16をオフする。これが、VL
ほぼ−VOUTに変化させて、それにより、ダイオード1
8を順方向にバイアスし、かつ、発振器32の次のクロ
ックパルスがラッチ34をセットするまでインダクタ電
流ILを減少させる。
【0015】従って、通常の動作の間に、インダクタ電
流ILが、電流I2および抵抗器R1およびR2によってセ
ットされた所定のレベル((R2/R1)*I2)を超え
る場合、トランジスタ16はオフになる。調節された出
力電圧VOUTが電圧ディバイダ抵抗器36および38お
よび電圧基準VREFCによってセットされた所定の定常値
を超えて増加する場合、エラー電圧Vecが減少し、か
つ、電流I2が減少する。結果として、ILは、スイッチ
サイクル内において定常動作よりも早く、((R2
1)*I2)を超える。調節された出力電圧VOUTが前
の定常値に達する前に、短縮されたスイッチオン期間
が、調節された出力電圧VOUTを減少させる。
【0016】しかし、調節された出力電圧VOUTが所定
の定常値未満に減少する場合、エラー電圧Vecが増加
し、かつ、電流I2が増加する。その結果、スイッチン
グサイクル内の定常動作の後で、ILが((R2/R1
*I2)を超えるので、トランジスタ16のオン期間は
長くなる。長くなったスイッチオン期間が、調節された
出力電圧VOUTを、前の定常値に達するまで増加させ
る。
【0017】あるいは、従来技術のスイッチングレギュ
レータは、デューティー比制御を用いて設けられ得る。
ここで、レギュレータは出力電圧をモニタして、デュー
ティーサイクルを直接セットする。図3は、このような
従来技術のデューティー比制御バックスイッチングレギ
ュレータ80を示す。バックスイッチングレギュレータ
80は以下のように動作する。エラー増幅器142は、
基準電圧VREFVとフィードバック電圧VFBVとの間の差
を増幅して、エラー電圧VEVを生成する。エラー増幅器
142は非常に高いゲイン(通常40〜60dB)を提
供する。電圧ディバイダ抵抗器136および138は、
調節された出力電圧VOUTに比例するVF BVをセットす
る。コンパレータ130は、エラー電圧Vevに結合され
た非インバーティング入力およびのこぎり波生成器(saw
tooth generator)132の出力電圧Vsに結合されたイ
ンバーティング入力を有する。
【0018】各クロックサイクルの開始時に、VsはV
evよりも小さく、コンパレータ130の出力はハイであ
り、制御された電流ソース12は電流I1を導通させ、
トランジスタ14および16はオンであり、ダイオード
18がオフである。約(VIN−VOUT)の電圧VLがイン
ダクタ20に渡って現れる。これにより、インダクタを
介して電流ILが増加する。VsがVevを超える場合、コ
ンパレータ130は、制御された電流ソース12ならび
にトランジスタ14および16をオフする。(そしてダ
イオード18がオンになる。)図2の電流モードレギュ
レータ70においてと同様、インダクタ20およびキャ
パシタ22がローパスフィルタを形成して、出力電圧V
OUTからの、スイッチング周波数およびその高調波にお
ける成分を除去する。
【0019】通常動作の間に、VOUTが、電圧ディバイ
ダ抵抗器136および138ならびに電圧基準VREFV
よってセットされたその所望の定常値未満に減少する場
合、Vevが増加し、従って、クロックサイクルの後半に
おいて、VsがVevと交差し、それにより、コンパレー
タ130がトランジスタ16のオン期間を延長する。そ
の結果、インダクタ20を流れる電流ILが増加し、か
つ、VOUTが前の定常値に達するまで増加する。しか
し、VOUTがその所望の定常値を超えて増加する場合、
evは減少し、従ってクロックサイクルの前半におい
て、VsがVevと交差し、それにより、コンパレータ1
30がトランジスタ16のオン期間を短くする。その結
果、インダクタ20を流れる電流ILが減少し、かつ、
OUTが前の定常値に達するまで減少する。
【0020】図2および図3の従来技術のバックレギュ
レータの電圧スルーレートは、第1に、トランジスタ1
4および16の特性の関数である。オンされる前に、ト
ランジスタ14のベースにおける電圧は、約VINであ
り、かつ、そのコレクタ電圧はグラウンドに近い。オン
された後、トランジスタ14のベースにおける電圧は、
約(VIN−VBE)であり(ここで、VBEはトランジスタ
オン電圧であり、約0.7Vである)、コレクタ電圧は
INに近い。スイッチがオンされる間に、電流I 1の実
質的な部分が、トランジスタ14の比較的大きなベース
−コレクタキャパシタンスを充電する。これが、トラン
ジスタ14のコレクタにおけるスルーレートを制限しよ
うとし、従って、トランジスタ16およびインダクタ入
力ノードV SWにおいて正の電圧スルーレートを制限す
る。
【0021】オフすることに影響するために、電流ソー
ス12はオフされ、それにより、トランジスタ14から
のベース電流が除去され、かつ、トランジスタ16のベ
ースへの電流を遮断(cut off)する。トランジスタ14
がオフであって、トランジスタ16のコレクタ−ベース
キャパシタンスは、トランジスタ16についての駆動電
流のソースのみであり、そして、負の電圧スルーレート
への自然制限のみである。負の電圧スルーレートは、出
力負荷レベルおよびトランジスタ16の活性領域電流ゲ
イン(β)に依存し、そして通常は、正の電圧スルーレ
ートよりもずっと速い。
【0022】正の電流スルーレートは、PNPトランジ
スタ14のユニティゲイン周波数(unity-gain frequenc
y)(fT)およびトランジスタ16のβによって制限さ
れる。図2および図3の回路において、負の電流スルー
レートは、通常、正の電流スルーレートよりもずっと速
い。電流ソース12およびトランジスタ14がオフされ
る場合、トランジスタ16のコレクタ−ベースキャパシ
タンスと負のスルーレートとの積が電流に等しく、この
電流が、ノードVSWがグラウンドよりもわずかに小さく
なり、かつ、ダイオード18がオンされるまでに、トラ
ンジスタ16のためにベース駆動を提供する。ダイオー
ド18がオンされると、トランジスタ16のベースおよ
びエミッタが電圧スルーイングを停止する。その結果、
トランジスタ16へのベース駆動がほぼゼロであり、か
つ、トランジスタ16のエミッタ電流がオフされる。こ
の負の電流スルーレートは速く、かつ、制御されていな
い。
【0023】図4は、電流プログラム型制御を用いて実
行される、別の従来公知のバックスイッチングレギュレ
ータ90の模式図を示す。レギュレータ90は、図2の
レギュレータ70と同様であるが、キャパシタ74、ダ
イオード76および78、抵抗器82および84、なら
びに回路86を含む。さらに、制御された電流ソース1
12およびNPNトランジスタ114が、図2の制御さ
れた電流ソース12およびPNPトランジスタ14とそ
れぞれ置き換えられる。
【0024】レギュレータ90はレギュレータ70と同
様に動作するが、改良された効率のためにさらなる回路
を有する。具体的には、トランジスタ114のコレクタ
は、「ブースト(boost)」と示されたピンに接続され
る。このピンは、キャパシタ74およびダイオード76
によってVOUTに結合される。通常動作の間、トランジ
スタ16がオフされた後に、VSWはグラウンド未満にな
り、ダイオード76が導通し、そしてキャパシタ74が
ほぼVOUTとなるように充電される。次のスイッチング
サイクルにおいて、トランジスタ16がオンされる場
合、VSWが約VINに切り換わり、ダイオード76が開
き、そしてブーストノードが約(VIN+VOUT)に増加
する。その結果、トランジスタ114がオンされる場
合、そのエミッタ電圧がVINを超える値に増加する。こ
のことにより、トランジスタ114は、トランジスタ1
6を飽和に近い状態へと駆動でき、このことにより、ト
ランジスタ16における電圧の低下を最小化し、かつ、
効率を向上する。
【0025】得られたターンオフ遅延が受け入れられな
いほど長いので、トランジスタ16を飽和へと強力に駆
動するのが望まれない。トランジスタ16が飽和へとあ
まりに深く駆動されるのを防ぐために、回路86は、そ
れ自体が当業者に公知である複数の技術のいずれかを用
いて、飽和のちょうど開始時に、トランジスタ114か
らベース駆動を除去する。
【0026】抵抗器82および84は、それぞれトラン
ジスタ114および16のベース−エミッタ接合部に結
合される。これらの抵抗器は、トランジスタ114およ
び16のターンオフ時間の短縮を助け、漏れ電流のため
の通路を提供する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】データ獲得システムお
よび通信システム等のいくつかのバックレギュレータア
プリケーションは、低ノイズおよび高効率の両方を要求
する。リニアレギュレータはこのようなアプリケーショ
ンについてのノイズ要件を満たすが、リニアレギュレー
タは要求される効率を提供することができない。従来の
バックスイッチングレギュレータはこのようなアプリケ
ーションについての効率要件を満たし得るが、低ノイズ
要件を満たすことができない。従って、高効率を提供す
るが、低ノイズアプリケーションについて、電圧および
電流スルーレートが制限されたバックスイッチングレギ
ュレータ回路を提供することが望ましい。
【0028】従って、本発明の目的は、高効率を提供す
るが、低ノイズアプリケーションについて、電圧および
電流スルーレートが制限されたバックスイッチングレギ
ュレータ回路を提供することである。
【0029】本発明のこのおよび他の目的によると、電
圧スルーレート制限回路および電流スルーレート制限回
路を含むバックスイッチングレギュレータ回路が記載さ
れる。スルーレート制限回路は、電流プログラム型また
はデューティー比制御型のいずれかのバックスイッチン
グレギュレータに設けられ得る。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明による、入力ノー
ドにおける入力から、出力ノードにおける出力を生成す
る、低ノイズバックスイッチングレギュレータは、入力
ノード、第2の端子、および第3の端子に結合された第
1の端子を有するスイッチングトランジスタと、スイッ
チングトランジスタの第3の端子に結合された第1の端
子、および、出力ノードに結合された第2の端子を有す
るインダクタと、スイッチングトランジスタの第2の端
子に結合された第1の端子、および、入力ノードに結合
された第2の端子を有する第1の回路であって、第1の
回路は、スイッチングトランジスタの第3の端子におけ
る電圧スルーレートを、第1の所定の値に制限する、第
1の回路と、インダクタの第1の端子に結合された第1
の端子、インダクタの第2の端子に結合された第2の端
子、および、スイッチングトランジスタの第2の端子に
結合された第3の端子を有する第2の回路であって、第
2の回路は、スイッチングトランジスタの第3の端子に
おける電流スルーレートを、第2の所定の値に制限す
る、第2の回路とを含み、そのことにより上記目的が達
成される。
【0031】第1の回路が、スイッチングトランジスタ
の第3の端子における負の電圧スルーレートを、第1の
所定の値に制限してもよい。
【0032】第1の回路が、スイッチングトランジスタ
の第3の端子における正の電圧スルーレートを、第1の
所定の値に制限してもよい。
【0033】第1の回路が、スイッチングトランジスタ
の第3の端子における正の電圧スルーレートの大きさお
よび負の電圧スルーレートの大きさを、第1の所定の値
に制限してもよい。
【0034】第2の回路が、スイッチングトランジスタ
の第3の端子における負の電流スルーレートを、第2の
所定の値に制限してもよい。
【0035】第2の回路が、スイッチングトランジスタ
の第3の端子における正の電流スルーレートを、第2の
所定の値に制限してもよい。
【0036】第2の回路が、スイッチングトランジスタ
の第3の端子における負の電流スルーレートの大きさお
よび正の電流スルーレートの大きさを、第2の所定の値
に制限してもよい。
【0037】スイッチングトランジスタが、バイポーラ
接合トランジスタを含んでもよい。
【0038】バイポーラ接合トランジスタが、入力端子
に結合されたコレクタと、第1の回路の第1の端子およ
び第2の回路の第3の端子に結合されたベースと、イン
ダクタの第1の端子に結合されたエミッタとを含んでも
よい。
【0039】レギュレータが、スイッチングトランジス
タの第2の端子に結合された、電流プログラム型制御回
路を含んでもよい。
【0040】レギュレータが、スイッチングトランジス
タの第2の端子に結合されたデューティー比制御回路を
含んでもよい。
【0041】第1の回路が、スイッチングトランジスタ
の第2の端子に結合された第1の端子、および、入力ノ
ードに結合された第2の端子を有するキャパシタを含
み、第1の所定の値が、キャパシタに対して反比例であ
ってもよい。
【0042】第1の回路が、キャパシタの第1の端子に
結合された第1の端子、および、スイッチングトランジ
スタの第2の端子に結合された第2の端子を有する抵抗
器を含み、第1の所定の値が、抵抗器のレジスタンスお
よびキャパシタのキャパシタンスに対して反比例であっ
てもよい。
【0043】第1の回路が、入力ノードに結合された第
1の端子、抵抗器の第1の端子に結合された第2の端
子、および、抵抗器の第2の端子に結合された第3の端
子を有するトランジスタを含み、第1の所定の値が、ト
ランジスタのオン電圧に比例し、抵抗器のレジスタンス
とキャパシタのキャパシタンスとの積によって割られて
もよい。
【0044】第2の回路が、入力ノードに結合された第
1の端子、インダクタの第2の端子に結合された第2の
端子、およびスイッチングトランジスタの第2の端子に
結合された第3の端子を有する第1のトランジスタと、
スイッチングトランジスタの第2の端子に結合された第
1の端子、インダクタの第1の端子に結合された第2の
端子、およびインダクタの第2の端子に結合された第3
の端子を有する第2のトランジスタであって、第2の所
定のレベルが、インダクタのインダクタンスによって割
られた第2のトランジスタのオン電圧に比例する、第2
のトランジスタとを含んでもよい。
【0045】第2の所定のレベルが、インダクタのイン
ダクタンスによって割られた第2のトランジスタのオン
電圧にほぼ等しくてもよい。
【0046】第2の所定のレベルが、インダクタのイン
ダクタンスによって割られた第2のトランジスタのオン
電圧のほぼ2倍であってもよい。
【0047】本発明によるバックスイッチングレギュレ
ータの電圧スルーレートおよび電流スルーレートを制限
する方法は、入力ノードにおける入力を提供するステッ
プと、入力ノード、第2の端子、および第3の端子に結
合された第1の端子を有するスイッチングトランジスタ
を提供するステップと、スイッチングトランジスタの第
3の端子に結合された第1の端子、および、出力ノード
に結合された第2の端子を有するインダクタを提供する
ステップと、スイッチングトランジスタの第2の端子に
結合された第1の端子、および、入力ノードに結合され
た第2の端子を有する第1の回路を提供するステップで
あって、第1の回路は、スイッチングトランジスタの第
3の端子における電圧スルーレートを、第1の所定の値
に制限する、第1の回路を提供するステップと、インダ
クタの第1の端子に結合された第1の端子、インダクタ
の第2の端子に結合された第2の端子、および、スイッ
チングトランジスタの第2の端子に結合された第3の端
子を有する第2の回路を提供するステップであって、第
2の回路は、スイッチングトランジスタの第3の端子に
おける電流スルーレートを、第2の所定の値に制限す
る、第2の回路を提供するステップとを含み、そのこと
により上記目的が達成される。
【0048】本発明による、バックスイッチングレギュ
レータの第1のノードにおける電圧スルーレートを制限
し、かつ、バックスイッチングレギュレータの第2のノ
ードにおける電流スルーレートを制限する方法であっ
て、バックスイッチングレギュレータが、第1のノード
における電圧を制御する第3のノード、および、第2の
ノードにおける電流を制御する第4のノードを有する、
方法は、第3のノードにおける電圧の変化のレートをセ
ンスするステップと、第3のノードにおける電圧の変化
のレートに比例する、第3のノードにおける第1の電流
を提供するステップであって、第1の電流が、第1のノ
ードにおける電圧スルーレートを第1の所定の値に制限
する、第1の電流を提供するステップと、第2のノード
における電流の変化のレートをセンスするステップと、
第2のノードにおける電流の変化のレートに比例する、
第4のノードにおける第2の電流を提供するステップで
あって、第2の電流が、第2のノードにおける電流スル
ーレートを第2の所定の値に制限する、第2の電流を提
供するステップとを含み、そのことにより上記目的が達
成される。
【0049】第1および第2のノードが同じノードであ
り、第3および第4のノードが同じノードであってもよ
い。
【0050】本発明による、入力ノードにおける入力か
ら、出力ノードにおける出力を生成する、低ノイズバッ
クスイッチングレギュレータは、入力ノード、第2の端
子、および第3の端子に結合された第1の端子を有する
スイッチングトランジスタと、スイッチングトランジス
タの第3の端子に結合された第1の端子、および、出力
ノードに結合された第2の端子を有するインダクタと、
抵抗器、キャパシタ、および第1のトランジスタを有す
る第1の回路であって、抵抗器が第1および第2の端子
を有し、キャパシタが第1および第2の端子を有し、第
1のトランジスタが第1、第2および第3の端子を有
し、キャパシタの第1の端子が第1のトランジスタの第
1の端子および入力ノードに結合され、キャパシタの第
2の端子が抵抗器の第1の端子および第1のトランジス
タの第2の端子に結合され、抵抗器の第2の端子が第1
のトランジスタの第3の端子およびスイッチングトラン
ジスタの第2の端子に結合された、第1の回路とを含
み、そのことにより上記目的が達成される。
【0051】第1のトランジスタが、コレクタ、ベー
ス、およびエミッタを有する、バイポーラ接合トランジ
スタであり、キャパシタの第1の端子が、第1のトラン
ジスタのコレクタおよび入力ノードに結合され、キャパ
シタの第2の端子が、抵抗器の第1の端子および第1の
トランジスタのベースに結合され、抵抗器の第2の端子
が、第1のトランジスタのエミッタおよびスイッチング
トランジスタの第2の端子に結合されてもよい。
【0052】本発明による、入力ノードにおける入力か
ら、出力ノードにおける出力を生成する、低ノイズバッ
クスイッチングレギュレータは、入力ノード、第2の端
子、および第3の端子に結合された第1の端子を有する
スイッチングトランジスタと、スイッチングトランジス
タの第3の端子に結合された第1の端子、および、出力
ノードに結合された第2の端子を有するインダクタと、
抵抗器、キャパシタ、および第1のトランジスタを有す
る第1の回路であって、抵抗器が第1および第2の端子
を有し、キャパシタが第1および第2の端子を有し、第
1のトランジスタが第1、第2および第3の端子を有
し、第1のトランジスタの第1の端子が入力ノードに結
合され、第1のトランジスタの第2の端子がキャパシタ
の第1の端子および抵抗器の第1の端子に結合され、第
1のトランジスタの第3の端子が、スイッチングトラン
ジスタの第2の端子および抵抗器の第2の端子に結合さ
れ、キャパシタの第2の端子がグラウンドに結合され
た、第1の回路とを含み、そのことにより上記目的が達
成される。
【0053】第1のトランジスタが、コレクタ、ベー
ス、およびエミッタを有する、バイポーラ接合トランジ
スタであり、第1のトランジスタのコレクタが入力ノー
ドに結合され、第1のトランジスタのベースが、キャパ
シタの第1の端子および抵抗器の第1の端子に結合さ
れ、第1のトランジスタのエミッタがスイッチングトラ
ンジスタの第2の端子および抵抗器の第2の端子に結合
されてもよい。
【0054】本発明による、入力ノードにおける入力か
ら、出力ノードにおける出力を生成する、低ノイズバッ
クスイッチングレギュレータは、入力ノード、第2の端
子、および第3の端子に結合された第1の端子を有する
スイッチングトランジスタと、スイッチングトランジス
タの第3の端子に結合された第1の端子、および、出力
ノードに結合された第2の端子を有するインダクタと、
第2および第3のトランジスタを有する第2の回路であ
って、第2のトランジスタが第1、第2、および第3の
端子を有し、第3のトランジスタが第1、第2、および
第3の端子を有し、第2のトランジスタの第1の端子が
入力ノードに結合され、第2のトランジスタの第2の端
子がインダクタの第2の端子に結合され、第2のトラン
ジスタの第3の端子がスイッチングトランジスタの第2
の端子に結合され、第3のトランジスタの第1の端子が
スイッチングトランジスタの第2の端子に結合され、第
3のトランジスタの第2の端子がインダクタの第1の端
子に結合され、第3のトランジスタの第3の端子がイン
ダクタの第2の端子に結合された、第2の回路とを含
み、そのことにより上記目的が達成される。
【0055】第2のトランジスタが、コレクタ、ベー
ス、およびエミッタを有する、バイポーラ接合トランジ
スタであり、第3のトランジスタが、コレクタ、ベー
ス、およびエミッタを有する、バイポーラ接合トランジ
スタであり、第2のトランジスタのコレクタが入力ノー
ドに結合され、第2のトランジスタのベースがインダク
タの第2の端子に結合され、第2のトランジスタのエミ
ッタがスイッチングトランジスタの第2の端子に結合さ
れ、第3のトランジスタのコレクタがスイッチングトラ
ンジスタの第2の端子に結合され、第3のトランジスタ
のベースがインダクタの第1の端子に結合され、第3の
トランジスタのエミッタがインダクタの第2の端子に結
合されてもよい。
【0056】本発明による、入力ノードにおける入力信
号から、出力ノードにおける出力信号を生成する、低ノ
イズバックスイッチングレギュレータは、入力ノードと
出力ノードとの間に結合された入力信号を切り換える手
段と、スイッチング手段と出力ノードとの間に結合され
た電流スルーレートセンシング手段と、スイッチングレ
ギュレータの電圧スルーレートを第1の所定の値に制限
する手段であって、電圧制限手段が、入力ノードとスイ
ッチング手段との間に結合された、電圧スルーレート制
限手段と、スイッチングレギュレータの電流スルーレー
トを第2の所定の値に制限する手段であって、電流制限
手段が、電流スルーレートセンシング手段を渡って、そ
して、スイッチング手段に結合された、電流スルーレー
ト制限手段とを含み、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0057】電圧スルーレート制限手段が、スイッチン
グレギュレータの負の電圧スルーレートの大きさを、第
1の所定の値に制限してもよい。
【0058】電圧スルーレート制限手段が、スイッチン
グレギュレータの正の電圧スルーレートの大きさを、第
1の所定の値に制限してもよい。
【0059】電圧スルーレート制限手段が、負の電圧ス
ルーレートの大きさおよび正の電圧スルーレートの大き
さを、第1の所定の値に制限してもよい。
【0060】電流スルーレート制限手段が、スイッチン
グレギュレータの負の電流スルーレートの大きさを、第
2の所定の値に制限してもよい。
【0061】電流スルーレート制限手段が、スイッチン
グレギュレータの正の電流スルーレートの大きさを、第
2の所定の値に制限してもよい。
【0062】電流スルーレート制限手段が、負の電流ス
ルーレートの大きさおよび正の電流スルーレートの大き
さを、第2の所定の値に制限してもよい。
【0063】
【発明の実施の形態】B. 低ノイズバックレギュレー
タ 図5は、図2の回路70と同様のスイッチングレギュレ
ータ内に設けられた、本発明の低ノイズバックスイッチ
ングレギュレータの例示的な実施形態の模式図を示す。
上述のように、トランジスタ14および16の特性は本
来、図2および図3のバックスイッチングレギュレータ
における、正の電圧スルーレート制限を提供する。従っ
て、本発明の本実施形態の低ノイズバックスイッチング
レギュレータは、負の電圧スルーレートおよび正および
負の電流スルーレートを制限するさらなる回路を含む。
【0064】詳細には、レギュレータ170は、VIN
トランジスタ16のベースとの間に結合された負の電圧
スルーレート制限回路44と、VINならびに電流センス
インダクタ48のノードVSWおよびVDに結合された負
の電流スルーレート制限回路46とを含む。以下にさら
に詳細に説明するように、スイッチをオフする間に、回
路44はトランジスタ16にベース駆動を提供して、負
の電圧スルーレートを制限する。さらに、スイッチをオ
ンおよびオフする間に、回路46はトランジスタ16か
らベース駆動を除去するか、またはトランジスタ16に
ベース駆動を提供することによって、それぞれ正および
負の電流スルーレートを制限する。
【0065】図6は、図5の低ノイズバックスイッチン
グレギュレータの例示的実施形態を示す。負の電圧スル
ーレート制限回路44は、キャパシタ50、トランジス
タ52および54、ならびに、抵抗器56および58を
含む。トランジスタ52および54は、入力がキャパシ
タ50と共にVINに結合されるダーリントン構成(Da
rlington configuration)で接
続される。電流スルーレート制限回路46は、トランジ
スタ60および62、電流ソース64、ならびにダイオ
ード66を含む。
【0066】トランジスタ14および16がオンされた
場合、トランジスタ16のベースにおける電圧は、約V
INであり、キャパシタ50を通る電流IC50は無視で
き、抵抗器56および58ならびにトランジスタ52お
よび54はオフである。電流ソース64は電流I3を導
通させる。電流I3はダイオード66を流れる。トラン
ジスタ60のベースおよびエミッタにおける電圧はほぼ
等しく、従ってトランジスタ60はオフである。以下に
説明するように、センスインダクタ48の電圧差はVS1
はほぼゼロであり、トランジスタ62もオフである。
【0067】スイッチをオフする間に、トランジスタ1
4はオフになり、トランジスタ16のベースにおける電
圧は減少し始め、キャパシタ50ならびに抵抗器56お
よび58は電流IC50を導通し始める。抵抗器56の電
圧降下がVBEよりも大きい場合、トランジスタ52、そ
してその後トランジスタ54がオンになり、トランジス
タ16にベース駆動を供給して、負のスルーレートを制
限する。トランジスタ52は数百マイクロアンペアのオ
ーダーのベース駆動電流をトランジスタ54に供給すれ
ばよいので、トランジスタ52は最小のジオメトリ(1
X)トランジスタであり得る。対照的に、トランジスタ
54は数十ミリアンペアのオーダーのベース駆動電流を
トランジスタ54に供給する必要があるので、トランジ
スタ54は最小ジオメトリ(例えば10X)よりも大き
くなる必要がある。
【0068】負の電圧スルーレート限界は
【0069】
【数3】
【0070】に等しくなる。ここで、VBEはトランジス
タオン電圧であり、C50はキャパシタ50のキャパシタ
ンスであり、R56は抵抗器56のレジスタンスである。
このように、所望の負の電圧スルーレート限界につい
て、回路値C50およびR56が決定され得る。
【0071】ノードVSWにおける電圧がグラウンドに近
い値に一旦落ち着くと、キャパシタ50は無視できる程
度の電流を導通させ、従ってトランジスタ52および5
4はオフになる。意図的な駆動電流(deliberate drive
current)が存在せず、トランジスタ54のブレークダウ
ンを防止することがない場合には、抵抗器58はトラン
ジスタ54をオフするのを助ける。
【0072】センスインダクタ48は値L1を有し、電
流スルーレートをセンスするのに用いられる。電流スル
ーイングの間に、センスインダクタ48の電圧Vs1
(VSW−VD)は
【0073】
【数4】
【0074】に等しくなる。ここで、(dI/dt)は
インダクタ48を通る電流の変化率である。
【0075】オフする前に、トランジスタ60のベース
およびエミッタにおける電圧はほぼ等しく、トランジス
タ60はオフである。インダクタ48を通る(dI/d
t)はほぼゼロであり、従って、Vs1はほぼゼロであ
り、トランジスタ62はオフである。スイッチをオフす
る間に、トランジスタ16のエミッタ電流は減少し始め
る。Vs1はトランジスタ16内の負の電流スルーレート
に比例する。Vs1が−V BEよりも負である場合、トラン
ジスタ60のベース−エミッタ電圧はトランジスタのオ
ン電圧を超え、これにより、トランジスタ60がオンさ
れて、ベース駆動をトランジスタ16に供給し、負の電
流スルーレートを、
【0076】
【数5】
【0077】に制限する。スイッチをオフする間、トラ
ンジスタ62はオフのままである。トランジスタ60は
数十ミリアンペアのオーダーのベース駆動電流をトラン
ジスタ16に供給する必要があるので、トランジスタ6
0は最小ジオメトリ(例えば10X)よりも大きくなる
必要がある。
【0078】オンする前に、トランジスタ60および6
2のベースおよびエミッタは、ほぼグラウンドであり、
従ってトランジスタ60および62はオフである。スイ
ッチをオンする間にトランジスタ16のエミッタ電流は
増加する。Vs1はトランジスタ16内の正の電流スルー
レートに比例する。Vs1が約+VBEよりも大きい場合、
トランジスタ62はオンになり、そして、電流をトラン
ジスタ16のベースから逸らし、従って、レギュレータ
270の正の電流スルーレートを、
【0079】
【数6】
【0080】に制限する。スイッチをオンする間、トラ
ンジスタ60はオフのままである。トランジスタ62
は、トランジスタ16からの、数十ミリアンペアのオー
ダーのベース駆動電流を低くする必要があるので、トラ
ンジスタ62は最小ジオメトリ(例えば10X)よりも
大きくなる必要がある。
【0081】正および負の電流スルーレート限界の大き
さは、(VBE/L1)にほぼ等しい。この大きさに基い
て、センスインダクタL1の値が選択され得る。
【0082】図7は、図5のバックスイッチングレギュ
レータの別の例示的実施形態を示す。電流スルーレート
制限回路46は、トランジスタ60および62、ならび
に、電圧ディバイダ抵抗器68および72を含む。電圧
ディバイダ抵抗器68および72は同じ値を有する。
【0083】センスインダクタ148は値L2を有し、
電流スルーレートをセンスするのに使用される。電流ス
ルーイングの間に、センスインダクタ148の電圧Vs2
=(VSW−VD)は
【0084】
【数7】
【0085】に等しくなる。ここで、(dI/dt)は
インダクタ148を通る電流の変化率である。
【0086】オフする前に、トランジスタ60のベース
における電圧は、トランジスタ60のエミッタにおける
電圧よりも小さなVBEにほぼ等しく、トランジスタ60
はオフである。インダクタ148を通る(dI/dt)
はほぼゼロであり、従って、Vs2および抵抗器68およ
び72の電圧はほぼゼロであり、トランジスタ62はオ
フである。スイッチをオフする間に、トランジスタ16
のエミッタ電流は減少し始める。Vs2はトランジスタ1
6内の負の電流スルーレートに比例する。Vs2が(−2
*VBE)よりも負である場合、トランジスタ60のベー
ス−エミッタ電圧は、トランジスタのオン電圧を超え、
トランジスタ60がオンされて、ベース駆動をトランジ
スタ16に供給し、負の電流スルーレートを、
【0087】
【数8】
【0088】に制限する。スイッチをオフする間、トラ
ンジスタ62はオフのままである。
【0089】オンする前に、トランジスタ60および6
2のベース−エミッタ電圧はほぼゼロであり、従ってト
ランジスタ60および62はオフである。スイッチをオ
ンする間にトランジスタ16のエミッタ電流は増加す
る。Vs2はトランジスタ16内の正の電流スルーレート
に比例する。Vs2が約(+2*VBE)よりも大きい場
合、電圧ディバイダ抵抗器68および72の結果、トラ
ンジスタ62のベースにおける電圧は約VBEとなる。ト
ランジスタ62はオンになり、そして、電流をトランジ
スタ16のベースから逸らし、従って、レギュレータ3
10の正の電流スルーレートを、
【0090】
【数9】
【0091】に制限する。スイッチをオンする間、トラ
ンジスタ60はオフのままである。
【0092】正および負の電流スルーレート限界の大き
さは、(2*VBE/L2)にほぼ等しい。この大きさに
基いて、センスインダクタL2の値が選択され得る。
【0093】図8に示すように、上で説明したのと同じ
負の電圧スルーレート制限回路ならびに正のおよび負の
電流スルーレート制限回路が、デューティー比制御を含
むバックスイッチングレギュレータ380内に設けられ
得る。
【0094】図9は、図4の回路90と同様のスイッチ
ングレギュレータ内に設けられた、本発明の低ノイズバ
ックスイッチングレギュレータの別の実施形態を示す。
本実施形態の低ノイズバックスイッチングレギュレータ
は、正および負の電圧スルーレートならびに正および負
の電流スルーレートを制限する回路を含む。
【0095】詳細には、レギュレータ190は、トラン
ジスタ114のベースとグラウンドとの間に結合された
正および負の電圧スルーレート制限回路92と、VIN
トランジスタ114のベース、ならびに電流センスイン
ダクタ248のノードVSWおよびVDに結合された正お
よび負の電流スルーレート制限回路94とを含む。以下
により詳細に示すように、スイッチをオンおよびオフす
る間に、回路92はトランジスタ114からベース駆動
を除去するか、または、トランジスタ114にベース駆
動を提供することにより、それぞれ正および負の電圧ス
ルーレートを制限する。さらに、スイッチをオンおよび
オフする間に、回路94はトランジスタ114からベー
ス駆動を除去するか、または、トランジスタ16にベー
ス駆動を提供して、それぞれ正および負の電流スルーレ
ートを制限する。
【0096】図10は、図9のバックスイッチングレギ
ュレータの例示的な実施形態を示す。電圧スルーレート
制限回路92は、キャパシタ88および抵抗器182を
含む。電流スルーレート制限回路94は、トランジスタ
60および62、ならびに抵抗器68および72を含
む。非飽和回路(anti-saturation circuit)86は、抵
抗器96、NPNトランジスタ98、およびPNPトラ
ンジスタ100を含む。
【0097】制御された電流ソース212は、電流ソー
スがオンされた場合、電流I5を導通する。約半分の電
流が、トランジスタ114のベース電流、および、抵抗
器182によって導通された電流を供給するように、電
流I5が選択される。電流I5の残り半分は、キャパシタ
88を充電するのに利用可能である。抵抗器182は、
(VBE/R182)にほぼ等しい最大電流を導通させる。
ここで、R182は抵抗器182のレジスタンスである。
182は、電流(VBE/R182)がトランジスタ114の
ベース駆動電流の数倍となり、(I5/2)が(VBE
182)(例えば数mA)にほぼ等しくなるように、選
択される。
【0098】トランジスタ114および16がオンの場
合、トランジスタ114のベースにおける電圧(および
キャパシタ88の電圧)は約VINとなり、キャパシタ8
8によって導通された電流IC88は無視できる。トラン
ジスタ60のベース−エミッタ電圧は負であり、従って
トランジスタ60はオフである。以下に説明するよう
に、センスインダクタL3の電圧Vs3はほぼゼロであ
り、トランジスタ62はオフである。
【0099】スイッチをオフする間、電流ソース212
はオフに遮断され、トランジスタ114のベースにおけ
る電圧は負にスルーし始める。キャパシタ88の電流I
C88は、
【0100】
【数10】
【0101】に等しくなる。ここで、CEXTはキャパシ
タ88のキャパシタンスであり、(dV/dt)はトラ
ンジスタ114のベースにおける負の電圧スルーレート
である。オフにする間にキャパシタ88によって供給さ
れる最大電流は、約(I5/2)であり、従って、負の
電圧スルーレート限界は次のようになる。
【0102】
【数11】
【0103】オンする前に、ノードVSWはグラウンドに
近い値に落ち着き、キャパシタ88の電圧はほぼゼロで
あり、IC88は無視できる。スイッチをオンする間に、
電流ソース212はキャパシタ88を充電し、抵抗器1
82およびトランジスタ116のベースから電流を逸ら
して、負の電圧スルーレートを制限する。正の電圧スル
ーレート限界は、
【0104】
【数12】
【0105】に等しくなる。正および負の電圧スルーレ
ート限界の大きさはほぼ等しい。この大きさに基づい
て、電流値CEXTが決定され得る。
【0106】センスインダクタ248は値L3を有し、
電流スルーレートをセンスするために用いられる。電流
スルーイングの間に、センスインダクタ248の電圧V
s3=(VSW−VD)は、
【0107】
【数13】
【0108】に等しい。ここで、(dI/dt)はイン
ダクタ248を通る電流の変化率である。
【0109】オフする前に、トランジスタ60のベース
−エミッタ電圧は負であり、トランジスタ60はオフで
ある。インダクタ248を通る(dI/dt)はほぼゼ
ロであり、従って、Vs3はほぼゼロであり、トランジス
タ62はオフである。スイッチをオフする間に、トラン
ジスタ16のエミッタ電流は減少し始める。Vs3はトラ
ンジスタ16内の負の電流スルーレートに比例する。V
s3が(−2*VBE)よりも負である場合、トランジスタ
60のベース−エミッタ電圧は、トランジスタのオン電
圧を超え、これにより、トランジスタ60がオンされ
て、ベース駆動をトランジスタ16に供給し、負の電流
スルーレートを、
【0110】
【数14】
【0111】に制限する。スイッチをオフする間、トラ
ンジスタ62はオフのままである。
【0112】オンする前に、トランジスタ60および6
2のベース−エミッタ電圧はほぼゼロであり、従ってト
ランジスタ60および62はオフである。スイッチをオ
ンする間、トランジスタ16のエミッタ電流は増加し始
める。Vs3はトランジスタ16内の正の電流スルーレー
トに比例する。Vs3が約(+2*VBE)よりも大きい場
合、トランジスタ62はオンになり、そして、電流をト
ランジスタ114のベースから逸らし、従って、レギュ
レータ290の正の電流スルーレートを、
【0113】
【数15】
【0114】に制限する。スイッチをオンする間、トラ
ンジスタ60はオフのままである。
【0115】負および正の電流スルーレート限界の大き
さはほぼ同じである。この大きさに基いて、センスイン
ダクタL3の値が選択され得る。
【0116】図10に示す、電圧スルーレート制限回路
および電流スルーレート制限回路が、デューティー比制
御を含むバックスイッチングレギュレータ内に設けられ
得る。
【0117】非飽和回路86は次のように動作する。オ
ンする前に、トランジスタ98および100はオフであ
る。トランジスタ114がオンになる場合、そのエミッ
タ電圧はVINを超えて増加し、トランジスタ114は飽
和近くでトランジスタ16を駆動し始める。トランジス
タ98のベースにおける電圧が、トランジスタ16のコ
レクタ上の約(2*VBE)よりも大きくなると、トラン
ジスタ98および100がオンになり、ベース駆動電流
をトランジスタ114からグラウンドへと逸らす。抵抗
器96は、トランジスタ16のコレクタ−エミッタ電圧
CE16の値を、
【0118】
【数16】
【0119】にセットする。ここで、VR3は抵抗器96
の電圧降下である。VR3は、(I5*R3)にほぼ等し
い。ここで、I5は制御された電流ソース212によっ
て供給された電流であり、R3は抵抗器96のレジスタ
ンスである。
【0120】当業者は、図示し、かつ、上で説明した構
成とは異なる回路構成を用いて本発明の回路を設け得る
ことを理解する。このような改変例は全て、本発明の範
囲内にあり、請求の範囲によってのみ限定される。
【0121】本発明は、電圧スルーレート制限回路およ
び電流スルーレート制限回路を含むバックスイッチング
レギュレータ回路を提供する。本願明細書は、効率的な
低ノイズスイッチングレギュレータ回路を提供する、電
流モードおよび電圧モード制御インプルメンテーション
を記載している。
【0122】高効率を提供し、かつ、低ノイズアプリケ
ーションについて、電圧および電流スルーレートが制限
されたバックスイッチングレギュレータ回路が提供され
る。
【0123】本発明は、電圧スルーレート制限回路およ
び電流スルーレート制限回路を含むバックスイッチング
レギュレータ回路を提供する。本願明細書は、効率的な
低ノイズスイッチングレギュレータ回路を提供する、電
流モードおよび電圧モード制御インプルメンテーション
を記載している。
【0124】
【発明の効果】上記発明によれば、より低いノイズおよ
びプログラム可能スルーレート制限を提供する、スイッ
チング電圧制御回路が提供される。低ノイズアプリケー
ションについて、電圧および電流スルーレートが制限さ
れたバックスイッチングレギュレータ回路が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来公知であるバックスイッチングレギュレー
タの模式図である。
【図2】電流プログラム型制御で実行される、従来公知
であるバックスイッチングレギュレータの模式図であ
る。
【図3】デューティー比制御で実行される、従来公知で
あるバックスイッチングレギュレータの模式図である。
【図4】電流プログラム型制御で実行される、別の従来
公知であるバックスイッチングレギュレータの模式図で
ある。
【図5】本発明の原理に基づいて構築された、低ノイズ
バックスイッチングレギュレータの、例示的実施形態で
ある。
【図6】図5の回路の例示的実施形態である。
【図7】図5の回路の、別の例示的実施形態である。
【図8】本発明の原理に基づいて構築された、低ノイズ
バックスイッチングレギュレータの、別の異なる例示的
実施形態である。
【図9】本発明の原理に基づいて構築された、低ノイズ
バックスイッチングレギュレータの、さらに別の例示的
実施形態である。
【図10】図9の回路の例示的実施形態である。
【符号の説明】
12 制御された電流ソース 14、16 トランジスタ 18 ダイオード 20 インダクタ 22 キャパシタ 26 抵抗器 28 電流センス抵抗器 30 コンパレータ 32 発振器 34 ラッチ 36、38 電圧ディバイダ抵抗器 40 制御された電流ソース 42 エラー増幅器 46 負の電流スルーレート制限回路 48 センスインダクタ 170 レギュレータ

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ノードにおける入力から、出力ノー
    ドにおける出力を生成する、低ノイズバックスイッチン
    グレギュレータであって、該レギュレータは、 該入力ノード、第2の端子、および第3の端子に結合さ
    れた第1の端子を有するスイッチングトランジスタと、 該スイッチングトランジスタの該第3の端子に結合され
    た第1の端子、および、該出力ノードに結合された第2
    の端子を有するインダクタと、 該スイッチングトランジスタの該第2の端子に結合され
    た第1の端子、および、該入力ノードに結合された第2
    の端子を有する第1の回路であって、該第1の回路は、
    該スイッチングトランジスタの該第3の端子における電
    圧スルーレートを、第1の所定の値に制限する、第1の
    回路と、 該インダクタの該第1の端子に結合された第1の端子、
    該インダクタの該第2の端子に結合された第2の端子、
    および、該スイッチングトランジスタの該第2の端子に
    結合された第3の端子を有する第2の回路であって、該
    第2の回路は、該スイッチングトランジスタの該第3の
    端子における電流スルーレートを、第2の所定の値に制
    限する、第2の回路と、を含むレギュレータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の回路が、前記スイッチングト
    ランジスタの前記第3の端子における負の電圧スルーレ
    ートを、前記第1の所定の値に制限する、請求項1に記
    載のレギュレータ。
  3. 【請求項3】 前記第1の回路が、前記スイッチングト
    ランジスタの前記第3の端子における正の電圧スルーレ
    ートを、前記第1の所定の値に制限する、請求項1に記
    載のレギュレータ。
  4. 【請求項4】 前記第1の回路が、前記スイッチングト
    ランジスタの前記第3の端子における正の電圧スルーレ
    ートの大きさおよび負の電圧スルーレートの大きさを、
    前記第1の所定の値に制限する、請求項1に記載のレギ
    ュレータ。
  5. 【請求項5】 前記第2の回路が、前記スイッチングト
    ランジスタの前記第3の端子における負の電流スルーレ
    ートを、前記第2の所定の値に制限する、請求項1に記
    載のレギュレータ。
  6. 【請求項6】 前記第2の回路が、前記スイッチングト
    ランジスタの前記第3の端子における正の電流スルーレ
    ートを、前記第2の所定の値に制限する、請求項1に記
    載のレギュレータ。
  7. 【請求項7】 前記第2の回路が、前記スイッチングト
    ランジスタの前記第3の端子における負の電流スルーレ
    ートの大きさおよび正の電流スルーレートの大きさを、
    前記第2の所定の値に制限する、請求項1に記載のレギ
    ュレータ。
  8. 【請求項8】 前記スイッチングトランジスタが、バイ
    ポーラ接合トランジスタを含む、請求項1に記載のレギ
    ュレータ。
  9. 【請求項9】 前記バイポーラ接合トランジスタが、 前記入力端子に結合されたコレクタと、 前記第1の回路の前記第1の端子および前記第2の回路
    の前記第3の端子に結合されたベースと、 前記インダクタの前記第1の端子に結合されたエミッタ
    と、を含む、請求項8に記載のレギュレータ。
  10. 【請求項10】 前記レギュレータが、前記スイッチン
    グトランジスタの前記第2の端子に結合された、電流プ
    ログラム型制御回路を含む、請求項1に記載のレギュレ
    ータ。
  11. 【請求項11】 前記レギュレータが、前記スイッチン
    グトランジスタの前記第2の端子に結合されたデューテ
    ィー比制御回路を含む、請求項1に記載のレギュレー
    タ。
  12. 【請求項12】 前記第1の回路が、 前記スイッチングトランジスタの前記第2の端子に結合
    された第1の端子、および、前記入力ノードに結合され
    た第2の端子を有するキャパシタを含み、前記第1の所
    定の値が、該キャパシタに対して反比例である、請求項
    1に記載のレギュレータ。
  13. 【請求項13】 前記第1の回路が、 前記キャパシタの前記第1の端子に結合された第1の端
    子、および、前記スイッチングトランジスタの前記第2
    の端子に結合された第2の端子を有する抵抗器を含み、
    前記第1の所定の値が、該抵抗器のレジスタンスおよび
    該キャパシタのキャパシタンスに対して反比例である、
    請求項12に記載のレギュレータ。
  14. 【請求項14】 前記第1の回路が、 前記入力ノードに結合された第1の端子、前記抵抗器の
    前記第1の端子に結合された第2の端子、および、前記
    抵抗器の前記第2の端子に結合された第3の端子を有す
    るトランジスタを含み、前記第1の所定の値が、該トラ
    ンジスタのオン電圧に比例し、該抵抗器の前記レジスタ
    ンスと前記キャパシタの前記キャパシタンスとの積によ
    って割られる、請求項13に記載のレギュレータ。
  15. 【請求項15】 前記第2の回路が、 前記入力ノードに結合された第1の端子、前記インダク
    タの前記第2の端子に結合された第2の端子、および前
    記スイッチングトランジスタの前記第2の端子に結合さ
    れた第3の端子を有する第1のトランジスタと、 前記スイッチングトランジスタの前記第2の端子に結合
    された第1の端子、前記インダクタの前記第1の端子に
    結合された第2の端子、および前記インダクタの前記第
    2の端子に結合された第3の端子を有する第2のトラン
    ジスタであって、前記第2の所定のレベルが、該インダ
    クタのインダクタンスによって割られた該第2のトラン
    ジスタのオン電圧に比例する、第2のトランジスタと、
    を含む、請求項1に記載のレギュレータ。
  16. 【請求項16】 前記第2の所定のレベルが、前記イン
    ダクタのインダクタンスによって割られた前記第2のト
    ランジスタの前記オン電圧にほぼ等しい、請求項15に
    記載のレギュレータ。
  17. 【請求項17】 前記第2の所定のレベルが、前記イン
    ダクタの前記インダクタンスによって割られた前記第2
    のトランジスタの前記オン電圧のほぼ2倍である、請求
    項15に記載のレギュレータ。
  18. 【請求項18】 バックスイッチングレギュレータの電
    圧スルーレートおよび電流スルーレートを制限する方法
    であって、該方法は、 入力ノードにおける入力を提供するステップと、 該入力ノード、第2の端子、および第3の端子に結合さ
    れた第1の端子を有するスイッチングトランジスタを提
    供するステップと、 該スイッチングトランジスタの該第3の端子に結合され
    た第1の端子、および、該出力ノードに結合された第2
    の端子を有するインダクタを提供するステップと、 該スイッチングトランジスタの該第2の端子に結合され
    た第1の端子、および、該入力ノードに結合された第2
    の端子を有する第1の回路を提供するステップであっ
    て、該第1の回路は、該スイッチングトランジスタの該
    第3の端子における電圧スルーレートを、第1の所定の
    値に制限する、第1の回路を提供するステップと、 該インダクタの該第1の端子に結合された第1の端子、
    該インダクタの該第2の端子に結合された第2の端子、
    および、該スイッチングトランジスタの該第2の端子に
    結合された第3の端子を有する第2の回路を提供するス
    テップであって、該第2の回路は、該スイッチングトラ
    ンジスタの該第3の端子における電流スルーレートを、
    第2の所定の値に制限する、第2の回路を提供するステ
    ップと、を含む方法。
  19. 【請求項19】 バックスイッチングレギュレータの第
    1のノードにおける電圧スルーレートを制限し、かつ、
    該バックスイッチングレギュレータの第2のノードにお
    ける電流スルーレートを制限する方法であって、該バッ
    クスイッチングレギュレータが、該第1のノードにおけ
    る該電圧を制御する第3のノード、および、該第2のノ
    ードにおける該電流を制御する第4のノードを有する、
    方法であって、該方法は、 該第3のノードにおける電圧の変化のレートをセンスす
    るステップと、 該第3のノードにおける電圧の変化の該レートに比例す
    る、該第3のノードにおける第1の電流を提供するステ
    ップであって、該第1の電流が、該第1のノードにおけ
    る該電圧スルーレートを第1の該所定の値に制限する、
    第1の電流を提供するステップと、 該第2のノードにおける電流の変化のレートをセンスす
    るステップと、 該第2のノードにおける電流の変化の該レートに比例す
    る、該第4のノードにおける第2の電流を提供するステ
    ップであって、該第2の電流が、該第2のノードにおけ
    る該電流スルーレートを該第2の所定の値に制限する、
    第2の電流を提供するステップと、を含む方法。
  20. 【請求項20】 前記第1および第2のノードが同じノ
    ードであり、前記第3および第4のノードが同じノード
    である、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 入力ノードにおける入力から、出力ノ
    ードにおける出力を生成する、低ノイズバックスイッチ
    ングレギュレータであって、該レギュレータは、 該入力ノード、第2の端子、および第3の端子に結合さ
    れた第1の端子を有するスイッチングトランジスタと、 該スイッチングトランジスタの該第3の端子に結合され
    た第1の端子、および、該出力ノードに結合された第2
    の端子を有するインダクタと、 抵抗器、キャパシタ、および第1のトランジスタを有す
    る第1の回路であって、該抵抗器が第1および第2の端
    子を有し、該キャパシタが第1および第2の端子を有
    し、該第1のトランジスタが第1、第2および第3の端
    子を有し、該キャパシタの該第1の端子が該第1のトラ
    ンジスタの該第1の端子および該入力ノードに結合さ
    れ、該キャパシタの第2の端子が該抵抗器の該第1の端
    子および該第1のトランジスタの該第2の端子に結合さ
    れ、該抵抗器の該第2の端子が該第1のトランジスタの
    該第3の端子および該スイッチングトランジスタの該第
    2の端子に結合された、第1の回路と、を含むレギュレ
    ータ。
  22. 【請求項22】 前記第1のトランジスタが、コレク
    タ、ベース、およびエミッタを有する、バイポーラ接合
    トランジスタであり、 前記キャパシタの前記第1の端子が、該第1のトランジ
    スタの該コレクタおよび前記入力ノードに結合され、該
    キャパシタの前記第2の端子が、前記抵抗器の前記第1
    の端子および該第1のトランジスタの該ベースに結合さ
    れ、該抵抗器の前記第2の端子が、該第1のトランジス
    タの該エミッタおよび前記スイッチングトランジスタの
    前記第2の端子に結合された、請求項21に記載のスイ
    ッチングレギュレータ。
  23. 【請求項23】 入力ノードにおける入力から、出力ノ
    ードにおける出力を生成する、低ノイズバックスイッチ
    ングレギュレータであって、該レギュレータは、 該入力ノード、第2の端子、および第3の端子に結合さ
    れた第1の端子を有するスイッチングトランジスタと、 該スイッチングトランジスタの該第3の端子に結合され
    た第1の端子、および、該出力ノードに結合された第2
    の端子を有するインダクタと、 抵抗器、キャパシタ、および第1のトランジスタを有す
    る第1の回路であって、該抵抗器が第1および第2の端
    子を有し、該キャパシタが第1および第2の端子を有
    し、該第1のトランジスタが第1、第2および第3の端
    子を有し、該第1のトランジスタの該第1の端子が該入
    力ノードに結合され、該第1のトランジスタの第2の端
    子が該キャパシタの該第1の端子および該抵抗器の該第
    1の端子に結合され、該第1のトランジスタの該第3の
    端子が、該スイッチングトランジスタの該第2の端子お
    よび該抵抗器の該第2の端子に結合され、該キャパシタ
    の該第2の端子がグラウンドに結合された、第1の回路
    と、を含むレギュレータ。
  24. 【請求項24】 前記第1のトランジスタが、コレク
    タ、ベース、およびエミッタを有する、バイポーラ接合
    トランジスタであり、 該第1のトランジスタの該コレクタが前記入力ノードに
    結合され、該第1のトランジスタの該ベースが、該キャ
    パシタの該第1の端子および該抵抗器の該第1の端子に
    結合され、該第1のトランジスタの該エミッタが該スイ
    ッチングトランジスタの該第2の端子および該抵抗器の
    該第2の端子に結合された、請求項23に記載のスイッ
    チングレギュレータ。
  25. 【請求項25】 入力ノードにおける入力から、出力ノ
    ードにおける出力を生成する、低ノイズバックスイッチ
    ングレギュレータであって、該レギュレータは、 該入力ノード、第2の端子、および第3の端子に結合さ
    れた第1の端子を有するスイッチングトランジスタと、 該スイッチングトランジスタの該第3の端子に結合され
    た第1の端子、および、該出力ノードに結合された第2
    の端子を有するインダクタと、 第2および第3のトランジスタを有する第2の回路であ
    って、該第2のトランジスタが第1、第2、および第3
    の端子を有し、該第3のトランジスタが第1、第2、お
    よび第3の端子を有し、該第2のトランジスタの該第1
    の端子が該入力ノードに結合され、該第2のトランジス
    タの該第2の端子が該インダクタの該第2の端子に結合
    され、該第2のトランジスタの該第3の端子が該スイッ
    チングトランジスタの該第2の端子に結合され、該第3
    のトランジスタの該第1の端子が該スイッチングトラン
    ジスタの該第2の端子に結合され、該第3のトランジス
    タの該第2の端子が該インダクタの該第1の端子に結合
    され、該第3のトランジスタの該第3の端子が該インダ
    クタの該第2の端子に結合された、第2の回路と、を含
    むレギュレータ。
  26. 【請求項26】 前記第2のトランジスタが、コレク
    タ、ベース、およびエミッタを有する、バイポーラ接合
    トランジスタであり、 前記第3のトランジスタが、コレクタ、ベース、および
    エミッタを有する、バイポーラ接合トランジスタであ
    り、 該第2のトランジスタの該コレクタが前記入力ノードに
    結合され、該第2のトランジスタの該ベースが該インダ
    クタの該第2の端子に結合され、該第2のトランジスタ
    の該エミッタが該スイッチングトランジスタの該第2の
    端子に結合され、 該第3のトランジスタの該コレクタが該スイッチングト
    ランジスタの該第2の端子に結合され、該第3のトラン
    ジスタの該ベースが該インダクタの該第1の端子に結合
    され、該第3のトランジスタの該エミッタが該インダク
    タの該第2の端子に結合された、請求項25に記載のス
    イッチングレギュレータ。
  27. 【請求項27】 入力ノードにおける入力信号から、出
    力ノードにおける出力信号を生成する、低ノイズバック
    スイッチングレギュレータであって、該レギュレータ
    は、 該入力ノードと該出力ノードとの間に結合された該入力
    信号を切り換える手段と、 該スイッチング手段と該出力ノードとの間に結合された
    電流スルーレートセンシング手段と、 該スイッチングレギュレータの電圧スルーレートを第1
    の所定の値に制限する手段であって、該電圧制限手段
    が、該入力ノードと該スイッチング手段との間に結合さ
    れた、電圧スルーレート制限手段と、 該スイッチングレギュレータの電流スルーレートを第2
    の所定の値に制限する手段であって、該電流制限手段
    が、該電流スルーレートセンシング手段を渡って、そし
    て、該スイッチング手段に結合された、電流スルーレー
    ト制限手段と、を含むレギュレータ。
  28. 【請求項28】 前記電圧スルーレート制限手段が、前
    記スイッチングレギュレータの負の電圧スルーレートの
    大きさを、前記第1の所定の値に制限する、請求項27
    に記載のスイッチングレギュレータ。
  29. 【請求項29】 前記電圧スルーレート制限手段が、前
    記スイッチングレギュレータの正の電圧スルーレートの
    大きさを、前記第1の所定の値に制限する、請求項27
    に記載のスイッチングレギュレータ。
  30. 【請求項30】 前記電圧スルーレート制限手段が、負
    の電圧スルーレートの大きさおよび正の電圧スルーレー
    トの大きさを、前記第1の所定の値に制限する、請求項
    27に記載のスイッチングレギュレータ。
  31. 【請求項31】 前記電流スルーレート制限手段が、前
    記スイッチングレギュレータの負の電流スルーレートの
    大きさを、前記第2の所定の値に制限する、請求項27
    に記載のスイッチングレギュレータ。
  32. 【請求項32】 前記電流スルーレート制限手段が、前
    記スイッチングレギュレータの正の電流スルーレートの
    大きさを、前記第2の所定の値に制限する、請求項27
    に記載のスイッチングレギュレータ。
  33. 【請求項33】 前記電流スルーレート制限手段が、負
    の電流スルーレートの大きさおよび正の電流スルーレー
    トの大きさを、前記第2の所定の値に制限する、請求項
    27に記載のスイッチングレギュレータ。
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