JP2000217195A - スピ―カ - Google Patents

スピ―カ

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JP2000217195A
JP2000217195A JP11014423A JP1442399A JP2000217195A JP 2000217195 A JP2000217195 A JP 2000217195A JP 11014423 A JP11014423 A JP 11014423A JP 1442399 A JP1442399 A JP 1442399A JP 2000217195 A JP2000217195 A JP 2000217195A
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JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
diaphragm
cavity
speaker
plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11014423A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Nishimura
友宏 西村
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Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
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Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】放音用の開口部を不要とし、雨滴や虫などの侵
入を防止する。 【解決手段】振動板10の一方の面のキャビティ12を
密閉し、振動板10の他方の面のキャビティ14に放音
用の振動膜13を設けることにより、放音用の開口部が
不要とされ雨滴や虫などの侵入を防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスピーカに係わり、
特に放音用の開口部を不要とするスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
から、この種のスピーカとして、図3の構成図に示す圧
電スピーカが提案されている。図3の構成図に示す圧電
スピーカにおいて、図3(a)は圧電スピーカを上方か
ら見た構成図であり、図3(b)は圧電スピーカを図3
(a)の切断線a−a'で切断した断面図である。
【0003】同図に示す圧電スピーカは、圧電振動板1
00と、圧電振動板100を支持する支持板101と、
支持板101とともに圧電振動板100の一方の面側で
ある背面を密閉するキャビティ102と、電圧印加のた
めのリード線103とで構成されている。また、圧電振
動板100は当該振動板の両面に互いに分極方向の異な
る圧電素子を接合したバイモルフ型圧電振動板であり、
圧電素子側と振動板との間にリード線103を介して電
圧を印加することにより屈曲運動をする。更に、この圧
電振動板100は支持板101に接着剤等により周辺固
定されている。
【0004】このような圧電スピーカの音圧周波数特性
は、図4の音圧周波数特性図に示すように、圧電振動板
100の大きさに依存する第1の共振周波数P101と第
2の共振周波数P102の尖鋭度qは大きくなり、圧電振
動板100がピストン運動を行うピストン運動帯域W10
1の周波数帯域が十分平坦ではない。また、圧電振動板
100が共振、反共振を繰り返して分割運動を行う分割
振動帯域W102における音圧の振幅レベルの起伏が大き
くスピーカ特有の金切り音の原因となり、音質の低下を
招くといった難点があった。
【0005】また、このような圧電スピーカをインター
ホン等の音響機器の当該スピーカとして用いる場合に
は、スピーカ前面に放音用の開口部を設ける必要があ
り、雨滴や虫などが開口部から侵入する難点があった。
本発明は上述の難点を解消するためになされたもので、
振動板(圧電振動板)の一方の面側のキャビティを密閉
し、振動板(圧電振動板)の他方の面側のキャビティに
ゴム等の内部損失の大きい材質からなる放音用の振動膜
を設けることにより、当該スピーカの放音用の開口部が
不要とされ雨滴や虫などが開口部から侵入することがな
いスピーカを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明によるスピーカは、振動板と、振動板を
支持する支持板と、振動板の一方の面を密閉する第1の
キャビティと、振動板の他方の面に設けられた第2のキ
ャビティと、第2のキャビティの面から音を放音する振
動膜とを備えたものである。
【0007】このようなスピーカによれば、振動板の一
方の面のキャビティを密閉し、振動板の他方の面のキャ
ビティに放音用の振動膜を設けることにより、放音用の
開口部が不要とされ雨滴や虫などの侵入を防止すること
ができる。また、振動板がピストン運動を行うピストン
運動帯域の周波数が高域(高周波数帯域)で平坦になり
良好な音質が得られるとともに、振動板が共振、反共振
を繰り返す分割振動帯域でも音圧の振幅レベルの起伏が
緩衝され良好な音質が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるスピーカを適
用した好ましい形態の一実施例について、図面を参照し
て説明する。図1は本発明によるスピーカの一実施例と
して用いられる圧電スピーカを示す構成図であり、図1
(a)は圧電スピーカを上部から見た構成図であり、図
1(b)は圧電スピーカを図1(a)の切断線A−A'
で切断した断面図である。
【0009】同図に示す圧電スピーカは、圧電振動板1
0と、圧電振動板10を支持する支持板11と、支持板
11とともに圧電振動板10の一方の面側である背面を
密閉する第1のキャビティ12と、圧電振動板10の他
方の面側である放音面からの音を放音するゴム等の内部
損失の大きい材質からなる振動膜13と、振動膜13と
ともに圧電振動板10の放音面を密閉する第2のキャビ
ティ14と、電圧印加のためのリード線15とで構成さ
れている。尚、当該圧電スピーカの支持板11および圧
電振動板10の支持形状は四角形とする。
【0010】圧電振動板10は、金属板10a等の振動
板両面に互いに分極方向の異なる圧電素子10b、10
cを接合したバイモルフ型圧電振動板であり、圧電素子
10b、10c側と金属板10aとの間にリード線15
を介して電圧を印加することにより屈曲運動をする。ま
た、この圧電振動板10は支持板11に接着剤等により
周辺固定されている。更に、金属板10aと圧電素子1
0b、10c側からは、リード線15、即ちリード15
a、15b、15cがそれぞれ引き出され電圧が印加さ
れるよう配設されている。
【0011】このように構成された圧電スピーカにおけ
る音圧周波数特性は、図2の音圧周波数特性図に示すよ
うに、圧電振動板10の大きさに依存する第1の共振周
波数P1と第2の共振周波数P2の尖鋭度Qは図4の音圧
周波数特性図に示す従来例(尖鋭度q)と比較して小さ
くなり周波数帯域が低域側にシフトする。これは、振動
膜13がゴム等の内部損失の大きい材質で構成されてい
ることに起因し、内部損失の大きさに反比例して尖鋭度
Qが小さくなる(内部損失=1/Q)ことから明らかで
ある。これにより、圧電振動板10がピストン運動を行
うピストン運動帯域W1の周波数帯域は、上述の従来例
と比較して高域(高周波数帯域)でより平坦になること
から、音質が大幅に改善され良好な音質が得られる。ま
た、圧電振動板10が共振、反共振を繰り返して分割運
動を行う分割振動帯域W2でも、上述の従来例と比較し
て音圧の振幅レベルが低下し起伏が緩衝され良好な音質
が得られる。
【0012】尚、上記実施例では振動板としてバイモル
フ型圧電振動板からなる圧電振動板を用いた場合につい
て説明したが,これに限定されず、他の音響用の振動板
やモノモルフ型、マルチモルフ型等の圧電振動板を適用
させても上記実施例と同様な効果を奏する。また、上記
実施例では振動膜が圧電スピーカの前面にある場合につ
いて説明したが,側面に設けても上記実施例と同様な効
果を奏する。更に、上記実施例では圧電スピーカの支持
板および圧電振動板の支持形状が四角形である場合につ
いて説明したが、これに限定されず他の形状でもよく、
上記実施例と同様の効果を奏する。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のスピーカによれば、振動板の一方の面のキャビティを
密閉し、振動板の他方の面のキャビティに放音用の振動
膜を設けることにより、放音用の開口部が不要とされ雨
滴や虫などの侵入を防止することができる。また、振動
板がピストン運動を行うピストン運動帯域の周波数が高
域(高周波数帯域)で平坦になり良好な音質が得られる
とともに、振動板が共振、反共振を繰り返す分割振動帯
域でも音圧の振幅レベルの起伏が緩衝され良好な音質が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスピーカの一実施例を示す構成図
である。図1(a)はスピーカを上方から見た構成図で
あり、図1(b)はスピーカを図1(a)の切断線A−
A'で切断した断面図である。
【図2】図1のスピーカの音圧周波数特性を示す音圧周
波数特性図である。
【図3】従来のスピーカを示す構成図である。図3
(a)はスピーカを上方から見た構成図であり、図3
(b)はスピーカを図3(a)の切断線a−a'で切断
した断面図である。
【図4】図3のスピーカの音圧周波数特性を示す音圧周
波数特性図である。
【符号の説明】
10・・・・・振動板(圧電振動板) 11・・・・・支持板 12・・・・振動板(圧電振動板)の一方の面を密閉するキ
ャビティ 13・・・・・振動膜 14・・・・振動板(圧電振動板)の他方の面に設けられた
キャビティ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動板(10)と、前記振動板を支持する
    支持板(11)と、前記振動板の一方の面を密閉する第
    1のキャビティ(12)と、前記振動板の他方の面に設
    けられた第2のキャビティ(14)と、前記第2のキャ
    ビティの面から音を放音する振動膜(13)とを備えた
    ことを特徴とするスピーカ。
JP11014423A 1999-01-22 1999-01-22 スピ―カ Withdrawn JP2000217195A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20060404