JP2000216833A - 受信回路インタフェ―ス - Google Patents

受信回路インタフェ―ス

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JP2000216833A
JP2000216833A JP11016081A JP1608199A JP2000216833A JP 2000216833 A JP2000216833 A JP 2000216833A JP 11016081 A JP11016081 A JP 11016081A JP 1608199 A JP1608199 A JP 1608199A JP 2000216833 A JP2000216833 A JP 2000216833A
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Kenji Kawamura
健児 河村
Takashi Funada
孝 船田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有線ディジタル伝送路で接続された送信装置
側と受信装置側の回路電源がともにオン状態となってい
る時は、インピーダンス不整合による入力信号波形の歪
を抑え、送信側がオン、受信側がオフ状態の時は、送信
装置側の回路電源による受信装置への電流流入を阻止す
ること。 【解決手段】 受信回路に電源電圧を供給するための電
源電圧供給線106と、上記受信回路の入力信号線10
9と上記電源電圧供給線106との間に接続されたクラ
ンプ回路302と、上記電源電圧供給線106に接続さ
れた電源電圧監視回路301とからなり、上記電源電圧
監視回路301の出力信号により上記電源電圧の状態に
応じて、上記クランプ回路302をオンまたはオフ状態
に制御することを特徴とする受信回路インタフェース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線ディジタル伝
送の送受信装置間のインタフェース回路に関し、特に受
信装置の回路電源が与えられていない場合には送信装置
からの電流流入を阻止する機能を備えた受信回路用のイ
ンタフェースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、有線ディジタル伝送の送受信
装置間のディジタルインタフェース回路において伝送線
路で生じる反射による波形歪を抑える方法としては、例
えば「トランジスタ技術 SPECIAL No.2
2」(1995年8月 第7版発行 CQ出版株式会社
頁73−83)に記載されているようにダイオード終
端による方法と、直列終端による方法が知られている。
【0003】図6は、ダイオード終端によるディジタル
インタフェース回路の1例を示しており、101は送信
装置、104は受信装置であり、これらの送信装置10
1と受信装置104は、伝送線路109によって接続さ
れている。送信装置101は、出力バッファ102と、
送信装置101の電源電圧供給線103とを有し、受信
装置104は、入力バッファ105と、電源電圧供給線
106と、グランド側クランプダイオード107と、回
路電源側クランプダイオード108とを備えている。
【0004】上記従来技術では、受信装置104の入力
バッファ105の入力端子には、グランド側クランプダ
イオード107と、回路電源側クランプダイオード10
8とが接続されているため、電源電圧供給線106によ
る電圧をVCCとし、グランド側クランプダイオード1
07と回路電源側クランプダイオード108とがオンす
る電圧をVFとすると、入力バッファ105の入力端子
にかかる電圧Vinは
【0005】
【数1】
【0006】となる。数1より、送信装置101の出力
バッファ102より出力されたディジタル波形が、伝送
線路109を経由して受信装置104の入力バッファ1
05に到達し、入力バッファ105の入力端子でディジ
タル波形の反射が生じるような場合でも、−VF以下の
アンダーシュートは、グランド側クランプダイオード1
07によりクランプされるため、反射によるアンダーシ
ュートの波形歪は生じない。これと同様に、VCC+V
F以上のオーバーシュートは、回路電源側クランプダイ
オード108によりクランプされるため、反射によるオ
ーバーシュートの波形歪は生じない。従って、入力バッ
ファ105の入力端子に接続されたグランド側クランプ
ダイオード107と、回路電源側クランプダイオード1
08とにより、ディジタル波形の反射による波形歪を低
減することが可能となる。
【0007】図7は、直列終端によるディジタルインタ
フェース回路の1例を示す。図において、送信装置10
1は、出力バッファ102の出力端子、または出力バッ
ファ102に内蔵して、ダンピング抵抗201を有し、
受信装置104は、図6に示した回路電源側クランプダ
イオード108を削除した構成となっている。 上記構
成によれば、伝送線路109の特性インピーダンスをR
z、送信装置101の出力バッファ102の出力インピ
ーダンスをRoとすると、ダンピング抵抗201の抵抗
値Rsとして
【0008】
【数2】
【0009】を満足する値を選択することにより、伝送
線路109の特性インピーダンスRzと、伝送線路10
9より送信装置101を見た出力インピーダンスとを整
合させることができる。従って、回路電源側クランプダ
イオード108が無くても受信装置104の入力バッフ
ァ105の入力端子におけるディジタル波形の波形歪を
低減することが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上述した従来
技術のディジタルインタフェース回路は、次のような問
題があった。即ち、図6のディジタルインタフェース回
路は、送信装置101側の電源電圧供給線103と受信
装置104側の電源電圧供給線106に各々独立して回
路電源から電源電圧VCC供給した場合、送信装置10
1の電源電圧供給線103がオン状態で、受信装置10
4の電源電圧供給線106がオフ状態となった時、受信
装置104の回路電源側クランプダイオード108は、
送信装置101の出力バッファ102から出力されるデ
ィジタル波形がVF以上の電圧となったときにオン状態
となるため、送信装置101の出力バッファ102から
伝送線路109を経由して受信装置104の回路電源側
クランプダイオード108に過大な電流が流れる。送信
装置101の出力バッファ102や受信装置104の回
路電源側クランプダイオード108が破壊したり、シス
テムが誤動作をするという問題があった。
【0011】また、図7のディジタルインタフェース回
路は、受信装置104に回路電源側クランプダイオード
108がないため、上述したダイオードの破壊や誤動作
の問題はないが、伝送線路109の特性インピーダンス
と整合させるためのダンピング抵抗201を付与する必
要がある。出力信号数の多い大規模LSIでは、ダンピ
ング抵抗201で生じる消費電力によってLSIチップ
の温度上昇を招くため、これをLSIに内蔵することが
難しく、LSI外部で出力信号数に応じたダンピング抵
抗201を実装しようとすると装置の小型化の妨げとな
っていた。また、出力バッファ102の出力インピーダ
ンスと上記ダンピング抵抗201との合計値である送信
装置101全体の出力インピーダンスは、数2に示した
ように、伝送線路109の特性インピーダンスに等しく
なるように設定されるため、上記ダンピング抵抗によっ
て、送信装置101の出力が減衰し、送信装置側インタ
フェースのファンアウト数を大きくとれない、という問
題点があった。
【0012】本発明の目的は、上述した従来のダイオー
ド終端方式及び直列終端方式の欠点を解消し有線ディジ
タル伝送システムに適した受信回路インタフェースを提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、有線ディジタル伝送システムにおける
受信装置側のインタフェース回路において、有線ディジ
タル伝送路で接続された送信装置側と受信装置側の回路
電源がともにオン状態となっている時は、インピーダン
ス不整合による入力信号波形の歪を抑え、送信側がオ
ン、受信側がオフ状態の時は、送信装置側の回路電源に
よる受信装置への電流流入を阻止する手段を備えたこと
を特徴とする。
【0014】更に詳述すると、本発明の受信回路インタ
フェースは、受信回路に電源電圧を供給するための電源
電圧供給線と、上記受信回路の入力信号線と上記電源電
圧供給線との間に接続されたクランプ回路と、上記電源
電圧供給線に接続された電源電圧監視回路とを有し、上
記電源電圧監視回路の出力信号によって上記電源電圧の
状態に応じて上記クランプ回路をオンまたはオフ状態に
制御することを特徴とする。本発明の1実施例によれ
ば、上記クランプ回路は、ゲート電圧によってクランプ
動作をオン・オフ制御される電界効果型素子で構成さ
れ、前記第1の手段の電源電圧監視回路が、前記電源電
圧の状態に応じて、上記電界効果型素子のゲート電圧を
制御することを特徴とする。
【0015】また、電源電圧監視回路は、それぞれソー
ス・ドレイン・ゲート端子を有する第1、第2の電界効
果型トランジスタで構成される。上記第1の電界効果型
トランジスタは、ソースまたはドレインの一方が負荷抵
抗素子を介して前記入力信号線に結合され、他方が基準
電圧に結合され、ゲートが前記電源電圧供給線に結合さ
れる。一方、上記第2の電界効果型トランジスタは、ソ
ースまたはドレインの一方が前記クランプ回路の電圧効
果型トランジスタのゲートに結合され、他方が上記基準
電圧に結合され、ゲートが上記負荷抵抗素子と上記第1
の電界効果型トランジスタとの接続点に結合される。
【0016】上記構成によれば、電源電圧がオン状態の
とき、上記第1の電界効果型トランジスタがオン状態、
第2の電界効果型トランジスタがオフ状態となるため、
上記クランプ回路の電界効果型トランジスタがクランプ
ダイオードとして機能し、また、上記電源電圧がオフ状
態のとき、上記第1の電界効果型トランジスタがオフ、
第2の電界効果型トランジスタがオン状態となって、上
記クランプ回路の電界効果型トランジスタが開放とな
る。
【0017】なお、本発明において、上記クランプ回路
を前記電源電圧供給線とは独立した第2の電源電圧供給
線と接続するか、または、前記電源電圧監視回路入力を
上記電源電圧供給線とは異なる外部制御電圧供給線に接
続し、上記第2の電源電圧供給線または上記外部制御電
圧供給線に与える電圧を変化させることによって、上記
クランプ回路を制御するようにしても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明によるディジタルインタフェー
ス回路の基本的な構成を示すブロック図である。本発明
のインタフェース回路は、受信装置104の電源電圧供
給線106の電圧VCCを入力としその電圧VCCを監
視する電圧監視部301と、電圧監視部301の出力を
入力とし受信装置104の入力端子と電源電圧供給線1
06との間に付与される回路電源側クランプダイオード
を形成するかしないかを制御するクランプ回路302と
を有することを特徴とする。
【0019】図1において、電圧監視部301では、受
信装置104の電源電圧供給線106の電圧VCCを監
視し、受信装置104の電源電圧供給線106の電圧V
CCに既定の電圧が与えられているか否かを判別し、そ
の結果をクランプ回路302に出力する。ここで、上記
既定の電圧は、個々のシステム仕様によって決められ
る。クランプ回路302では、電圧監視部301の出力
結果を入力としており、電源電圧供給線106の電圧V
CCに既定の電圧が与えられている場合には、受信装置
104の入力端子と受信装置104の電源電圧供給線1
06との間のクランプ回路がオン状態となる。従って、
受信装置104の電源電圧供給線106の電圧VCCに
既定の電圧が与えられている場合には、受信装置104
の入力端子の電圧を常にVCC+VF以下となるように
動作するので、反射によるオーバーシュートを低減でき
る。
【0020】また、図1によれば、受信装置104の入
力端子と受信装置104の電源電圧供給線106との間
のクランプ回路により、反射による波形歪を低減できる
ため、送信装置の出力に反射による波形歪を低減するた
めのダンピング抵抗は不要となり、送信装置の出力の駆
動能力を低下させることもない。
【0021】一方、電源電圧供給線106の電圧VCC
に既定の電圧が与えられていない場合には、クランプ回
路302がオフ状態となる。従って、電源電圧供給線1
06の電圧VCCが0V近くに低下しても、受信装置1
04の入力端子からの電流流入を阻止することが可能と
なる。
【0022】以上の動作により、有線ディジタル伝送の
送受信装置間のインタフェース回路において、送受信装
置の回路電源が与えられている場合には、送信装置出力
の駆動能力を低下させることなく、伝送線路で生じる反
射による波形歪を抑え、且つ、受信装置の回路電源が与
えられていない場合には、送信装置からの電流流入を阻
止可能なインタフェース回路を提供できる。
【0023】以下、本発明のインタフェース回路の具体
的な回路構成について述べる。図2は、本発明によるイ
ンタフェース回路の第1の実施例を示す。図において、
電圧監視部301は、NMOSFET(NーChann
el Metal Oxide Semiconduc
tor type FieldEffect Tran
sistor)401、403と、抵抗402と、によ
り構成される。NMOSFET401は、そのゲート端
子が受信装置104の電源電圧供給線106に接続され
ており、そのソース端子がグランドに接続され、そのド
レイン端子は、抵抗402を介して、受信装置104の
入力端子とNMOSFET403のゲート端子に接続さ
れる。一方、NMOSFET403のソース端子はグラ
ンドに接続され、そのドレイン端子はクランプ回路30
2への出力端子となっている。クランプ回路302は、
NMOSFET404と、抵抗405とにより構成され
る。NMOSFET404のゲート端子は、電圧監視部
301の出力端子と接続され、抵抗405を介して受信
装置104の入力端子に接続されている。また、そのソ
ース端子は受信装置の104の入力端子に接続され、そ
のドレイン端子は受信装置104の電源電圧供給線10
6に接続されている。
【0024】本実施例によれば、電源電圧供給線106
の電圧VCCが、NMOSFET401の閾値電圧Vt
hより高い場合には、電圧検出部301のNMOSFE
T401がオンし、そのドレイン端子の電圧が略0Vに
なってNMOSFET403はオフし、NMOSFET
403のドレイン端子、すなわち電圧検出部301の出
力が開放される。このとき、クランプ回路302のNM
OSFET404のゲート端子には、受信装置104の
入力端子の電圧がかかることになる。従って、NMOS
FET404の閾値電圧をVthとすると、受信装置1
04の入力端子の電圧がVCC+Vthより大きくなる
と、NMOSFET404がオンし、受信装置104の
入力端子と電源電圧供給線106に回路電源側クランプ
ダイオードが形成され、クランプ回路302がオン状態
となる。
【0025】電源電圧供給線106の電圧VCCが、N
MOSFET401の閾値電圧Vthより低い場合に
は、電圧監視部301のNMOSFET401がオフと
なるため、NMOSFET403のゲート端子には受信
装置104の入力端子の電圧がかかる。ここで、受信装
置104の入力端子の電圧がNMOSFET403の閾
値電圧Vthより大きい場合には、NMOSFET40
3はオンとなり、NMOSFET403のドレイン電
圧、すなわち電圧監視部301の出力は略0Vになる。
このため、クランプ回路302のNMOSFET404
のゲート端子の電圧が0Vとなり、NMOSFET40
4はオフし、受信装置104の入力端子と電源電圧供給
線106との間に回路電源側クランプダイオードは形成
されない。
【0026】一方、受信装置104の入力端子の電圧
が、NMOSFET403の閾値電圧Vthより小さい
場合には、NMOSFET403、404は、そのゲー
ト端子の電圧がともに閾値電圧Vthより小さいために
オフとなっており、受信装置104の入力端子と電源電
圧供給線106との間に回路電源側クランプダイオード
は形成されない。
【0027】以上の動作により、受信装置104の電源
電圧供給線106がNMOSFET401の閾値電圧V
thより高い場合には、受信装置104の入力端子と電
源電圧供給線106との間に電源側クランプダイオード
が形成されるため、伝送線路109で生じる反射による
波形歪を抑えることができる。また、受信装置104の
回路電源がNMOSFET401の閾値電圧Vthより
低い場合には、受信装置104の入力端子と電源電圧供
給線106との間に電源側クランプダイオードが形成さ
れず、送信装置からの電流流入を阻止することが可能で
ある。
【0028】なお、本実施例の回路構成は、NMOSF
ETと抵抗により構成されており、各抵抗の抵抗値の絶
対値の精度もほとんど要求されない。従って、入力バッ
ファ105、グランド側クランプダイオード107を含
めて、すべて同一基板上に容易にLSI化可能である。
また、図2では、抵抗402、405は抵抗記号で示し
たが、LSI化する場合には、拡散抵抗を利用できる。
また、これらの抵抗素子をMOSFETのオン抵抗によ
り構成してもよい。
【0029】図3は、本発明におけるインタフェース回
路の第2の実施例を示す。本実施例は、図2の電圧監視
部301のNMOSFET401のゲート端子と電源電
圧供給線106との間に1個または複数個を直列接続し
たダイオード501を接続し、更に、NMOSFET4
01のゲート端子とグランド間に抵抗502を付与した
構成ことを特徴とする。
【0030】本実施例において、N個のダイオードを直
列接続した場合に、ダイオード501がオンとなる電圧
をVFとし、NMOSFET401の閾値電圧をVth
とすると、受信装置104の電源電圧供給線106の電
圧VCCがVth+N・VFより高い場合には、受信装
置104の入力端子と電源電圧供給線106との間に回
路電源側クランプダイオードが形成され、他方、受信装
置104の電源電圧供給線106の電圧VCCがVth
+N・VFより低い場合には、受信装置104の入力端
子と電源電圧供給線106との間に回路電源側クランプ
ダイオードは形成されない。従って、本実施例によれ
ば、受信装置104の入力端子と電源電圧供給線106
との間に付与される回路電源側クランプダイオードを、
受信装置104の電源電圧供給線106の電圧がどの程
度上昇した場合に形成するかをシステム仕様に応じて比
較的簡単に設定できる。
【0031】なお、図3では、回路電源側クランプダイ
オードを受信装置104の電源電圧供給線106の電圧
がどの程度上昇した場合に形成するかを決めるために複
数個の直列接続ダイオード501を使用したが、これら
のダイオード501は抵抗素子によって代用可能であ
る。この場合、NMOSFET401のゲート端子の電
圧は、電源電圧供給線106の電圧VCCをダイオード
501に代用した抵抗と抵抗502との抵抗比で分圧し
た電圧となる。さらに、図3では抵抗502は抵抗記号
で示したが、上述の図2の実施例と同様に、LSIに内
蔵する場合には拡散抵抗を利用でき、MOSFETのオ
ン抵抗により同等の機能を得ることもできる。
【0032】図4は、本発明におけるインタフェース回
路の第3の実施例を示す。本実施例は、クランプ回路3
02において、NMOSFET404のドレイン端子を
受信装置104の電源電圧供給線106に接続せずに、
受信装置104の電源電圧供給線106の電圧VCCと
異なる回路電源の電圧VCC2にも接続できるように、
クランプ回路302の専用電源接続端子601を外部に
設けたことを特徴とする。
【0033】図4の構成によれば、クランプ回路302
の専用電源接続端子601に与える電圧を変えることに
よって、クランプ回路302にて形成される回路電源側
クランプダイオードによりクランプできる電圧を任意に
変更できる。従って、例えば送信装置101の電源電圧
供給線103の電圧と、受信装置104の電源電圧供給
線106の電圧VCCと、が異なる電圧で構成されるシ
ステムにおいても、回路電源側クランプダイオードの電
源接続端子601に送信装置の電源電圧供給線103の
電圧と同じ電圧値を与えることにより、伝送線路109
での反射による波形歪を低減したインタフェース回路を
提供できる。なお、電圧監視部301のNMOSFET
401のゲート端子電圧は、図3と同様、1個または複
数個を直列接続したダイオード501と抵抗502とで
設定するようにしてもよい。
【0034】図5は、本発明におけるインタフェース回
路の第4の実施例を示す。
【0035】本実施例では、電圧監視部301の動作を
外部制御端子704により制御可能にするために、NM
OSFET701と、抵抗702、バッファ703とを
付与したことを特徴とする。図5において、外部制御端
子704はバッファ703の入力に接続され、バッファ
703の出力はNMOSFET701のゲート端子に接
続される。また、NMOSFET701のソース端子は
グランドに接続され、そのドレイン端子は、NMOSF
ET401のゲート端子と、抵抗702を介して受信装
置104の電源電圧供給線106とに接続される。
【0036】本実施例では、外部制御端子704にHレ
ベルを入力することにより、バッファ703を介してN
MOSFET701のゲート端子の電圧はHレベルとな
るため、NMOSFET701は常にオン状態となり、
NMOSFET701のドレイン端子の電圧、すなわ
ち、NMOSFET401のゲート端子の電圧は略0V
となり、NMOSFET401は、受信装置104の電
源電圧供給線106の電圧VCCに依存することなく常
にオフ状態となる。このとき、NMOSFET403の
ゲート端子には、受信装置104の入力端子にかかる電
圧と同じ電圧がかかり、受信装置104の入力端子の電
圧がNMOSFET403の閾値電圧Vthより大きい
場合には、NMOSFET403がオンとなり、NMO
SFET403のドレイン電圧、すなわち、電圧検出部
301の出力は略0Vになる。従って、クランプ回路3
02のNMOSFET404のゲート端子の電圧は0V
となり、NMOSFET404があオフとなって、受信
装置104の入力端子と電源電圧供給線106との間に
回路電源側クランプダイオードは形成されない。
【0037】一方、受信装置104の入力端子の電圧が
NMOSFET403の閾値電圧Vthより小さい場合
には、NMOSFET403、404はそのゲート端子
の電圧がともに閾値電圧Vthより小さいためにオフと
なっており、受信装置104の入力端子と電源電圧供給
線106との間に回路電源側クランプダイオードは形成
されない。
【0038】以上のような動作より、図5によれば、受
信装置104の電源電圧供給線106の電圧が与えられ
ている場合においても、外部制御端子704を使用する
ことによって、受信装置104の入力端子と電源電圧供
給線106との間の回路電源側クランプダイオードを形
成するかしないかを自由に設定できる。このため、伝送
線路109での反射による波形歪を低減する必要のない
場合、例えば伝送線路109の配線長が極めて短い場合
や比較的低速のディジタル信号を扱う場合には、電圧監
視部301やクランプ回路302を動作させずにおくこ
とが可能となり、回路の消費電力を低減できる。
【0039】尚、図5のクランプ回路302に、上述の
図4と同様に、クランプ回路302の専用電源接続端子
601を外部に設けた構成をとることによって、受信装
置104の電源電圧供給線106の電圧VCCと異なる
回路電源の電圧VCC2に接続し、クランプ回路302
にて形成される回路電源側クランプダイオードによりク
ランプできる電圧を任意に変更することができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、有線ディジタル伝送路で接続された送信装置
側と受信装置側の回路電源がともにオン状態となってい
る時は、インピーダンス不整合による入力信号波形の歪
を抑え、送信側がオン、受信側がオフ状態の時は、送信
装置側の回路電源による受信装置への電流流入を阻止で
きるため、受信装置側における素子の破壊や回路の誤動
作のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受信装置インタフェース回路の基
本構成を示すブロック図。
【図2】本発明による受信装置インタフェース回路の第
1の実施例を示す図。
【図3】本発明による受信装置インタフェース回路の第
2の実施例を示す図。
【図4】本発明による受信装置インタフェース回路の第
3の実施例を示す図。
【図5】本発明による受信装置インタフェース回路の第
4の実施例を示す図。
【図6】従来技術におけるインタフェース回路の一構成
例を示す図。
【図7】従来技術におけるインタフェース回路の他の構
成例を示す図。
【符号の説明】
101…送信装置 102…出力バッファ 103…送
信装置101の電源電圧供給線 104…受信装置 105…入力バッファ 106…受
信装置106の電源電圧供給線 107、108…クランプダイオード 109…伝送線
路 201…ダンピング抵抗 301…電圧監視部 302クランプ回路 401、403、404、701…NMOSFET 402、405、502、702…抵抗 501…ダイ
オード 601…クランプ回路302の専用電源接続端子 703…バッファ 704…電圧監視部301の外部制
御端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J056 AA01 BB45 BB51 CC03 CC12 DD27 DD55 GG06 5K029 AA01 AA18 DD02 HH01 JJ08 LL06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信回路に電源電圧を供給するための電源
    電圧供給線と、上記受信回路の入力信号線と上記電源電
    圧供給線との間に接続されたクランプ回路と、上記電源
    電圧供給線に接続された電源電圧監視回路とからなり、
    上記電源電圧監視回路の出力信号により上記電源電圧の
    状態に応じて、上記クランプ回路をオンまたはオフ状態
    に制御することを特徴とする受信回路インタフェース。
  2. 【請求項2】前記クランプ回路がゲート電圧によってク
    ランプ動作をオン・オフ制御される電界効果型素子から
    なり、前記電源電圧監視回路が前記電源電圧の状態に応
    じて上記電界効果型素子のゲート電圧を制御することを
    特徴とする請求項1記載の受信回路インタフェース。
  3. 【請求項3】前記電源電圧監視回路が、それぞれソース
    ・ドレイン・ゲート端子を有する第1、第2の電界効果
    型トランジスタからなり、 上記第1の電界効果型トランジスタは、ソースまたはド
    レインの一方が負荷抵抗素子を介して前記入力信号線に
    結合され、他方が基準電圧に結合され、ゲートが前記電
    源電圧供給線に結合され、 上記第2の電界効果型トランジスタは、ソースまたはド
    レインの一方が前記クランプ回路の電圧効果型トランジ
    スタのゲートに結合され、他方が上記基準電圧に結合さ
    れ、ゲートが上記負荷抵抗素子と上記第1の電界効果型
    トランジスタとの接続点に結合され、 上記電源電圧がオン状態のとき、上記第1の電界効果型
    トランジスタがオン状態、第2の電界効果型トランジス
    タがオフ状態となって、上記クランプ回路の電界効果型
    トランジスタがクランプダイオードとして機能し、上記
    電源電圧がオフ状態のとき、上記第1の電界効果型トラ
    ンジスタがオフ、第2の電界効果型トランジスタがオン
    状態となって、上記クランプ回路の電界効果型トランジ
    スタが開放となるようにしたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の受信回路インタフェース。
  4. 【請求項4】前記クランプ回路入力が、前記電源電圧供
    給線とは独立した第2の電源電圧供給線に接続されたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    受信回路インタフェース。
  5. 【請求項5】前記クランプ回路入力が、外部制御端子に
    接続されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れかに記載の受信回路インタフェース。
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