JP2000216801A - ネットワ―ク管理方法及び装置 - Google Patents

ネットワ―ク管理方法及び装置

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JP2000216801A
JP2000216801A JP11017225A JP1722599A JP2000216801A JP 2000216801 A JP2000216801 A JP 2000216801A JP 11017225 A JP11017225 A JP 11017225A JP 1722599 A JP1722599 A JP 1722599A JP 2000216801 A JP2000216801 A JP 2000216801A
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Application number
JP11017225A
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English (en)
Inventor
Akihiko Matsuo
明彦 松尾
恒生 ▲濱▼田
Tsuneo Hamada
Masaki Yamauchi
雅喜 山内
Ryohei Konuma
良平 小沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散制御によるネットワークの管理には複雑
な処理を要とする。 【解決手段】 リング型ネットワークを構成する場合、
全ての構成ノード間のリンクが確立されたか否かを1ビ
ットの情報だけで伝達し、各構成ノードないに個別に用
意されているカウンタ情報に基づいて、ネットワークが
正常に機能するかどうかを判断するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク管理
方法に関する。特に、リング型ネットワーク(何らかの
事情により伝送方向が一方向に特定されているネットワ
ークを含む。)において、ネットワーク全体の正常性を
自律的に判断可能としたい用途に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、FDDI(Fiber Distributed Da
ta Interface)等の物理レイヤ(Physical Layer)接続
に関するマネージメント方式には、ネットワークが現在
どのような状態であるかを、分散環境下でも各ノードが
自律的に判断できるような仕組みが採用されている。か
かる仕組みのもと、正常運用時におけるエラー通知やネ
ットワークの立ち上げ処理等が実際に行われている。
【0003】具体的には、各ノードは、ネットワークの
状態(リングの状態)を複数の状態に分類して管理し、
通知又は検出結果に応じて各状態を遷移することによ
り、ネットワーク全体が実際に通信可能な状態(リング
が確立された状態)か否かを判断するようにしている。
【0004】特に、リング型ネットワークの場合、リン
グが確立されていないと、ネットワークそのものが機能
しないため、リングが確実に確立されていることが必須
であるため、かかる方式の役割は重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるリング
型ネットワークに用いられるマネージメント方式におい
て、各ノードによる自律的な処理を可能とするために
は、多くの遷移状態を必要とし、しかも、各状態で実行
されるべき処理の内容も異なるものとなるため、処理が
全体として複雑なものになってしまう。
【0006】例えば、リング型ネットワークでは、ネッ
トワーク立ち上げ時に、リングが確立されているか否か
を確認するための立ち上げ処理を行う必要があり、ま
た、ネットワークの運用中に障害が発生した場合には、
障害通知を行えるようにしておく必要がある。
【0007】しかも、それぞれの処理を、同一の処理体
系で実現しようとした場合(つまりは、エラー通知する
手段及び情報を用いてネットワークが立ち上がったかど
うかを判断する場合等)、ネットワークの障害対策の観
点等から、ネットワークのステータス情報を監視/管理
し、該ステータス情報ごとに処理を分岐させる等を行う
必要があり、処理全体が複雑にならざるを得ない。
【0008】また、それぞれの処理を個別に行う場合に
は、現時点でのネットワークの状態を的確に各ノードが
知っておく必要があるため、さらに複雑な処理が必要に
なる等の問題が発生する。
【0009】特に、リング型ネットワークの場合には、
各ノードが分散的に各制御を行う場合が多いが、かかる
分散制御の場合には特に、必要な情報やそれに対する処
理が多くなればなるほど複雑になり、ハードウエア増大
等の問題をも生じさせる。
【0010】本発明は以上の課題を考慮してなされたも
ので、処理が簡単でかつハードウェア上の負担も小さい
ネットワーク管理方法を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】(A)かかる課題を解決
するため、第1の発明(請求項1)においては、リング
型ネットワークを構成する各ノードが、(1) 自ノードの
起動時又は復帰動作時、自ノードと隣接する上流ノード
との間のリンク状態を監視し、リンクの確立が確認され
ない間、1ビットのステータス情報を無為レベルに変化
させて自ノードの下流ノードに通知し、リンクの確立が
確認されたとき、1ビットのステータス情報を有意レベ
ルに変化させて自ノードの下流ノードに通知する復帰後
処理と、(2) 上流ノードより受信されるステータス情報
であってそのレベルが有意レベルであるステータス情報
の個数を計数し、当該個数が所定の判定閾値を越える場
合、ネットワークを構成する全てのリンクが確立し、ネ
ットワークが全体として正常に機能する状態になったと
判断するリンク確立確認処理と、(3) ネットワーク確立
確認後における無為レベルのステータス情報の受信によ
り、障害の発生を判定するエラー監視処理を実行するよ
うにする。これにより、各ノードが自律的にネットワー
ク全体の状態を監視できる。 (B)かかる課題を解決するため、第2の発明(請求項
2)においては、リング型ネットワークを構成する各ノ
ードが、(1) 常時、自ノードと隣接する上流ノードとの
間のリンク状態を監視するリンク確認処理と、(2) リン
クの確立された上流ノードから、ネットワークを構成す
るノード数分のビット列からなるリンク確立情報を受信
し、当該リンク確立情報よりネットワークが全体として
正常に機能する状態であるか障害が発生しているか判定
するエラー監視処理と、(3) 自ノードと隣接する上流ノ
ードとの間のリンクの確立が確認されている場合、該上
流ノードから受信されたネットワークを構成するノード
数分のビット列からなるリンク確立情報をビットシフト
し、その後、シフト後のリンク確立情報の特定位置に自
ノードと上流ノードとのリンク確立情報を書き込んで自
ノードの下流ノードに通知し、自ノードと隣接する上流
ノードとの間のリンクの確立が確認されていない場合、
ネットワークを構成するノード数分のビット列からなる
リンク確立情報のビットシフト後の特定位置に自ノード
と上流ノードとのリンク不確立情報を書き込んで自ノー
ドの下流ノードに通知する情報送信処理を実行するよう
にする。これにより、各ノードが自律的にネットワーク
全体の状態を監視できる。 (C)かかる課題を解決するため、第3の発明(請求項
3)においては、リング型ネットワークを構成する各ノ
ードに設けられるネットワーク管理装置に、以下の手段
を備えるようにする。すなわち、(1) 自ノードの起動時
又は復帰動作時、自ノードと隣接する上流ノードとの間
のリンク状態を監視し、リンクの確立が確認されない
間、1ビットのステータス情報を無為レベルに変化させ
て自ノードの下流ノードに通知し、リンクの確立が確認
されたとき、1ビットのステータス情報を有意レベルに
変化させて自ノードの下流ノードに通知する復帰後処理
部と、(2) 上流ノードより受信されるステータス情報で
あってそのレベルが有意レベルであるステータス情報の
個数を計数し、当該個数が所定の判定閾値を越える場
合、ネットワークを構成する全てのリンクが確立し、ネ
ットワークが全体として正常に機能する状態になったと
判断するリンク確立確認処理部と、(3) ネットワーク確
立確認後における無為レベルのステータス情報の受信に
より、障害の発生を判定するエラー監視処理部とを備え
るようにする。これにより、各ノードが自律的にネット
ワーク全体の状態を監視できる。 (D)かかる課題を解決するため、第4の発明(請求項
4)においては、リング型ネットワークを構成する各ノ
ードに設けられるネットワーク管理装置に、以下の手段
を備えるようにする。すなわち、(1) 常時、自ノードと
隣接する上流ノードとの間のリンク状態を監視するリン
ク確認処理部と、(2) リンクの確立された上流ノードか
ら、ネットワークを構成するノード数分のビット列から
なるリンク確立情報を受信し、当該リンク確立情報より
ネットワークが全体として正常に機能する状態であるか
障害が発生しているか判定するエラー監視処理部と、
(3) 自ノードと隣接する上流ノードとの間のリンクの確
立が確認されている場合、該上流ノードから受信された
ネットワークを構成するノード数分のビット列からなる
リンク確立情報をビットシフトし、その後、シフト後の
リンク確立情報の特定位置に自ノードと上流ノードとの
リンク確立情報を書き込んで自ノードの下流ノードに通
知し、自ノードと隣接する上流ノードとの間のリンクの
確立が確認されていない場合、ネットワークを構成する
ノード数分のビット列からなるリンク確立情報の特定位
置に自ノードと上流ノードとのリンク不確立情報を書き
込んで自ノードの下流ノードに通知する情報送信処理部
とを備えるようにする。これにより、各ノードが自律的
にネットワーク全体の状態を監視できる。
【0012】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 図2に、本実施形態を含め各実施形態に共通するネット
ワーク構成を示す。すなわち、リング型ネットワークの
構成を示す。図2は、当該ネットワークが4つのノード
1〜4で構成される場合の例である。
【0013】図1に、各ノードに設けられる処理部の機
能構成を示す。本実施形態の場合、必要な処理部(換言
すると、管理対象となる状態)は3つである。すなわ
ち、復帰後処理部11、リング確立確認処理部12、エ
ラー監視/通知処理部13の3つである。この点が本願
に係る発明の特徴の一つである。
【0014】復帰後処理部11は、ネットワークの立ち
上げ(Power ON)時の処理やエラー(Error )通知後の
復帰処理(ネットワークの再確立)を行う処理部であ
る。具体的には、復帰後処理部11は、自ノードより上
流(データが流れてくる方向)にある隣接ノード間での
リンク(接続)が正常に確立したか否かを監視する手段
として機能する。
【0015】リング確立確認処理部12は、リング型ネ
ットワークを構成する全てのノードが正常に動作し、ネ
ットワークがリング型ネットワークとして正常に動作可
能か否かを判定する処理部である。具体的には、リング
確立確認処理部12は、上流のノードから入力されるス
テータス情報(後述するように、1ビットの情報)に現
れる確立(Normal)通知の個数をカウントし、そのカウ
ント値が予め定めた閾値(図2のように4つのノードを
リング状に接続する場合には、4以上の値)を超える場
合(閾値と同じ場合を含む。)、ネットワークがリング
型ネットワークとして正常に動作可能であると判断する
ようになっている。
【0016】なお、この実施形態では、各ノード間にお
いて、リングが確立しているか不確立かをその内容とす
る1ビットの情報の送受のみを行う。この点も本願に係
る発明の特徴の一つである。すなわち、従来方式では、
多くの状態を管理する必要上、ステータス情報として複
数ビットを必要としたが、本例ではその必要がないた
め、処理の簡略化が可能となる。
【0017】エラー監視/通知処理部13は、ネットワ
ーク上におけるエラーの有無を監視すると共に、自ノー
ドの上流リンクとの間でエラーが検知された場合には不
確立(エラー)通知をステータス情報として発信するよ
う構成されている。なお、エラー監視/通知処理部13
は、上流リンクから不確立(エラー)通知が受信された
場合には、これを下流リンクに中継するよう構成されて
いる。かかる機能により、いずれかのリンクで障害が発
生しても、これが不確立(エラー)通知として順次下流
に伝達され、全てのノードに伝わるようになっている。
【0018】続いて、以上説明した3つの処理部を備え
るノードで構成されるリング型ネットワークで実現され
る処理動作の詳細を、図3及び図4を用いて説明する。
なお、図3は、図1に表した処理部の詳細構成を表した
ものである。また、図4は、4つのノードが順番に立ち
上がっていく場合の各ノード状態がどのようになってい
るのかを示した例である。
【0019】一連の処理は、復帰後処理部11から開始
される。前述したように、復帰後処理部11は、各ノー
ドが電源オン(Power ON)などで立ち上がった場合やネ
ットワーク障害が発生した後その障害から復旧される際
の処理を行う。まず、復帰後処理部11は、処理S1に
おいて、自ノードより上流(データが流れてくる方向)
にあるノードとのリンク(接続)が正常か否かを判定
し、リンクが確立しない場合には処理S2において不確
立(エラー)通知の発信を行う。これら処理は、上流ノ
ードとのリンクが確立されるまで、繰り返し実行され
る。
【0020】やがて、上流リンクとのリンクの確立が確
認されると、該ノードは、その状態を、リング確立確認
処理部12による処理に移行させる。例えば、図4
(B)であれば、ノード1がかかる移行動作を行うノー
ドに該当する。すなわち、ノード1は、その隣接する上
流ノード2が停止している間(図4(A))は、不確立
(エラー)通知を送出し続けるが(下流に位置するノー
ドがこれを受信できるか否かを問わず)、図4(B)の
ように、ノード2が動作を開始してリンクが確立される
と、状態の移行が生じる。
【0021】リング確立確認処理部12では、ネットワ
ークを構成する全てのノードが正常に動作し、リング型
ネットワークとして正常に動作可能かどうかを判定する
ための処理が行われる。
【0022】まず、リング確立確認処理部12は、復帰
後処理部11から処理が移行してきた直後、確立(Norm
al)通知を一度だけ発信する(処理S3)。
【0023】その後、リング確立確認処理部12は、処
理S4に進み、上流ノードから送られてくる1ビットの
ステータス情報の監視と中継(転送)を行う。
【0024】なお、ステータス情報の内容が不確立(エ
ラー)通知であった場合には(処理S4で否定結果)、
リング確立確認処理部12は、次のステータス情報が上
流ノードから送られてくるのを待ち受ける状態になる。
例えば、かかる不確立(エラー)通知の入力は、図4
(B)のノード1であれば、その上流ノード2がさらに
その上流のリンクを確立するまで継続される。
【0025】これに対し、ステータス情報の内容が確立
(Normal)通知であった場合には(処理S4で肯定結
果)、リング確立確認処理部12は、処理S5に進み、
内蔵カウンタのカウント値を1つカウントアップ(イン
クリメント)する。かかるカウントアップ(インクリメ
ント)動作後、リング確立確認処理部12は、更新後の
カウント値を監視し、予め定めた閾値(図中のカウント
値MAX)を超えているか否か判断する処理に移行する
(処理S6)。
【0026】なお、ここでの判断に用いる閾値は、個別
のリンクが確立しているかではなく、全てのリンクが確
立したこと、すなわち、ネットワークがリング型ネット
ワークとして動作可能であることの判断に用いる閾値で
あるため、前述の通り、その値には4以上の値が用いら
れる。勿論、この値は例示であり、システム構成や判断
結果に求められる信頼性等に応じて適当な値が用いられ
る。例えば、より信頼性を高めたいのであればその分大
きな値を設定すれば良い。
【0027】処理S6の説明に戻る。さて、当該処理に
おいて、内蔵カウンタのカウント値が所定の閾値を超え
ていないと判断された場合(例えば、図4(B)や
(C)の場合)、リング確立確認処理部12は、否定結
果を得て処理S4に戻り、上流のリンクから次のステー
タス情報が入力されるのを待ち受ける状態になる。
【0028】やがて、図4(D)のように、全てのリン
クが確立し、ネットワークがリング型ネットワークとし
て動作可能な状態になると、ネットワーク上に位置する
各ノードでは、ネットワーク上での位置関係によって時
間差は生じるが、いずれもそのカウント値が4に達し、
処理S6で肯定結果を得る状態になる。
【0029】この状態になると、各ノードは、リング確
立確認処理部12における処理S7に進み、予め決めら
れた時間又は回数に亘り、確立(Normal)通知を内容と
するステータス情報を発信し続ける状態となる。これ
は、ネットワーク上から不確立(エラー)通知を一掃
し、各ノードにおける処理を、エラー監視/通知処理部
13に移行させるためである。
【0030】エラー監視/通知処理部13に移行した各
ノードは、まず最初の処理S8において、リング確立確
認処理部12で用いた内蔵カウンタのカウント値を初期
化する。
【0031】その後、ノードは、処理S9において、上
流ノードより送られてくるステータス情報が不確立(エ
ラー)通知でないかを常に監視し、不確立(エラー)通
知でなければ否定結果を得て当該監視を継続する。これ
に対し、ステータス情報が不確立(エラー)通知であっ
た場合又は隣接する上流ノード間に存在するリンクに障
害が生じたことを検知した場合(この検知は、復帰後処
理部11を常時起動しておいてその判定結果を用いる方
法や同機能の判定処理を当該処理S9で実行し検知する
方法その他が考えられる。)、ノードは、エラー監視/
通知処理部13の処理S10に処理を進め、下流に位置
するノードにエラーの発生を通知すべく、不確立(エラ
ー)通知としてのステータス情報を発信する。
【0032】なお、図中では、不確立(エラー)通知を
発信する場合のみ表しているが、上流ノードからステー
タス情報として不確立(エラー)通知を受信した場合に
は、そのまま当該ステータス情報を中継する。これは、
上流ノードから与えられるステータス情報に不確立(エ
ラー)通知が示されている場合には、能動的に不確立
(エラー)通知を発信しなくても、上流にあるいずれか
でエラーを感知したノードが当該処理S10の処理を用
いて不確立(エラー)通知を発信しているため、改めて
不確立(エラー)通知を発しなくともその中継により、
全てのノードに対してエラーの通知が可能だからである 以上のように、この第1の実施形態によれば、ネットワ
ークの状態を示すステータス情報に求められる情報は、
上位ノードとのリンクが確立(normal)しているか不確
立(error)かを示す1ビットの情報のみで良く、最小
限の情報量で当該処理を実現できる。つまり、ステータ
ス情報が1ビットであることから、該情報をノード間で
伝送する場合や、各ノード内で保持する場合に必要なレ
ジスタなどを最小限とできる。
【0033】特に、ノード間でステータス情報をやりと
りする場合において、ステータス情報が複数ビットで表
現される場合には、各ビットを正しく認識する必要が生
じるが、本実施形態のように、1ビットの情報で良けれ
ば、各ビットを正しく認識しなくても同機能を実現で
き、従来技術のように複数ビットで状態を管理する場合
に比して処理の実現及び管理を簡易化できる。
【0034】また、本実施形態の場合には、当該ステー
タス情報に基づいて各ノードで実行される処理も、3種
類の状態における処理を遷移させるだけで実現可能であ
り、各処理も簡素化できるため、分散環境下における制
御に適しており、ハードウエア化する際に必要なハード
ウェア規模の増加も少なくて済む。 (B)第2の実施形態 続いて、第2の実施形態を説明する。なお、この実施形
態も、図5に示すような構成のリング型ネットワークに
ついて説明する。
【0035】第1の実施形態との1つ目の相違点は、ま
ず、当該ネットワーク上で転送されるステータス情報
が、最大接続台数分(この例では4台分)のビット列か
ら構成されている点である。
【0036】すなわち、ステータス情報が、ノード1に
対応するビットB1、ノード2に対応するビットB2、
ノード3に対応するビットB3、ノード4に対応するビ
ットB4から構成される点である。かかる構成を採用す
るのは、各ノードで実行される処理の簡略化と、ネット
ワーク全体の状態を各ノードが的確に把握できるように
するためである。
【0037】なお、本実施形態では、各ノードに対応す
るビットの位置をステータス情報の構成上固定すること
はなく、各ノードがステータス情報を下流に中継する際
に、受信されたステータス情報を一旦ビットレベルに分
割し、その後、その並びを替えて再構成したものを逐次
下流に発信するようにする。
【0038】具体的には、例えばノード1で受信された
ステータス情報の並びが、最上位ビットから下位ビット
に対して順番に(B2,B3,B4,B1)である場
合、自ノードに対応するB1以外の他のビットについて
はそれぞれ1ビットづつ下位ビット側にシフトさせた上
で、空きができた最上位ビットに自ノードと隣接する上
流ノードとの接続状態を表すビットB1を書き込み、
(B1,B2,B3,B4)として出力する。
【0039】このような並び替えを行うことにより、各
ノードは、いずれも最上位ビットの位置(この例では最
上位ビットであるが、書き込む位置が最上位から2番目
の場合、3番目の場合…最下位の場合であっても、いず
れも同じ位置。以下、同じ。)に、ネットワークを構成
するノードの数やその位置関係によらないで、自ノード
とその上位ノードとの接続状態を書き込むことができる
ようにしている。
【0040】なお、上流ノードとのリンクが確立してい
ない場合には、最上位ビットの位置に自ノードとその上
位ノードとの接続状態を書き込んで送出する。
【0041】2つ目の相違点は、各ノードに設けられる
処理部の機能構成が、図7に示すように異なる点であ
る。ただし、必要な処理部自体は3つであり、この点で
は共通である。本実施形態において必要な処理部は、上
位ノードとのリンクを確認するために設けられたリンク
確認部21、ステータス情報を監視しネットワーク全体
での不確立(エラー)の発生を監視するエラー監視部2
2、ステータス情報の生成に用いられるエラー情報送信
部23の3つである。第2の実施形態では、これら処理
部を用いて、ネットワークの状態を監視している。
【0042】続いて、以上説明した3つの処理部を備え
るノードで構成されるリング型ネットワークで実現され
る処理動作の詳細を、図8を用いて説明する。なお、図
8は、図7に表した処理部の詳細構成を表したものであ
る。
【0043】一連の処理は、リンク確認部21から開始
される。各ノードでは、リンク確認部21の処理を開始
すると、処理S11において、自ノードに隣接する上流
ノードとの間でデータの送受信が可能かどうかを常時監
視する。上流ノードとのリンクが確立されない場合、該
ノードは、エラー情報送信部23の処理S14に移行
し、エラー情報ビット列の最上位ビットに不確立(エラ
ー)通知を書き込んでステータス情報を作成し、これを
下流側に送信する(処理S15)。
【0044】これに対し、上流ノードとのリンクが確立
されている場合、該ノードは、エラー情報送信部23に
移行する際、処理S15に対してリンクの状態が正常で
あることを通知する。この場合、該ノードは、受信した
ステータス情報をビット単位に分解後ビットシフトし、
その後、当該エラー情報ビット列の最上位ビットに確立
(正常)通知を書き込んでステータス情報を作成し、こ
れを下流側に送信する(処理S15)。
【0045】なお、上流ノードとのリンクの確立が確認
されると(すなわち、処理S11において肯定結果)、
該ノードは、処理S12に進み、受信されたステータス
情報のいずれかのビットに不確立(エラー)通知が含ま
れていないか、それとも全てのビットが確立(正常)通
知であるかを判定する。
【0046】ここで、後者であれば、ネットワーク全体
が通信可能であると判断し、前者であれば、ネットワー
ク全体が通信不可能であると判断する。
【0047】以上のように、この第2の実施形態によれ
ば、ネットワークの状態を示すステータス情報に求めら
れる情報は、上位ノードとのリンクが確立(normal)し
ているか不確立(error)かを示す1ビットの情報を最
大接続ノード数分用意するだけで良い。
【0048】また、ネットワークの状態として各ノード
が監視しているのは常に隣接する上流側の1ノードとの
リンク確立情報だけであり、その他のノードの情報は送
受しているステータス情報を見るだけでネットワーク全
体の状況を把握できるため、各ノードが行うべき処理を
簡素化できる。
【0049】すなわち、本実施形態の場合には、ステー
タス情報中に、各ノードとその隣接上流ノードとのリン
ク関係を示す情報が含まれるため、いずれかの箇所で障
害(エラー)が発生した場合にも、自ノードから上流に
対して何番目のノードで障害(エラー)が発生したかを
各ノードが自律的に知ることができるため、その後の処
理を簡略化できる。
【0050】また、本実施形態においては、自ノードの
ステータス情報(隣接する上流ノードとのリンク確立情
報)を書き込む際、ステータスビット列を一定の方向に
ビットシフトさせてから当該情報を書き込むようにした
ことにより、各ノードによるステータス情報の書き込み
ビット位置を同じにできる。この結果、ネットワークを
構築する際にも、各ノードは、実際に接続されているノ
ード数を意識する必要も無く、かつステータスビット列
のどの部分に自ノード情報を書き込めば良いのか等の排
他的な制御等を行わずに済む。 (C)他の実施形態 上述の実施形態においては、トランスポートレイヤ(Tr
ansport Layer )でリングネットワークが正常に機能す
るかどうかを判断する場合を前提に説明したが、本発明
はこれのみに適応できるだけのものではなく、リング型
ネットワークが正常に機能できるかどうかを判定するに
は、どのレイヤ(例えば、アプリケーションレイヤ)を
用いても良い。
【0051】また、上述の実施形態においては、リング
型ネットワークの管理方法について述べたが、システム
構成要素同士が何らかの情報伝達手段を持っているある
ネットワークシステムにおいて、伝えたい情報を一方通
行でしか伝えられない場合に、伝達する情報が確実に伝
えられるかどうかを判定したい場合にも利用できる。
【0052】また、上述の実施形態においては、本発明
を方法の発明として説明したが、図1(図3)及び図7
(図8)に示す処理内容をハードウェアとして実現する
こともできる。
【0053】
【発明の効果】上述の第1の発明によれば、復帰後処理
と、リンク確立確認処理と、エラー監視処理とを用いる
だけで、各ノードによる自律的なネットワーク全体の状
態監視を実現できるため、分散環境下に適したネットワ
ーク管理方法を実現できる。
【0054】また、上述の第2の発明によれば、リンク
確認処理と、エラー監視処理と、情報送信処理とを用い
るだけで、各ノードによる自律的なネットワーク全体の
状態監視を実現できるため、分散環境下に適したネット
ワーク管理方法を実現できる。
【0055】さらに、第3の発明によれば、各ノードに
よる自律的なネットワーク全体の状態監視を、復帰後処
理部と、リンク確立確認処理部と、エラー監視処理部と
で実現できるため、当該管理に必要な装置構成の簡略化
を実現できる。
【0056】また、第4の発明によれば、各ノードによ
る自律的なネットワーク全体の状態監視を、リンク確認
処理部と、エラー監視処理部と、情報送信処理部とで実
現できるため、当該管理に必要な装置構成の簡略化を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る管理方法の機能ブロック
図である。
【図2】リング型ネットワークとステータス情報を表す
図である。
【図3】第1の実施形態に係る管理方法の詳細構成を示
す機能ブロック図である。
【図4】各ノードにおける状態の遷移関係を示す図であ
る。
【図5】リング型ネットワークとステータス情報を表す
図である。
【図6】第2の実施形態におけるステータス情報の伝送
手順を示す図である。
【図7】第2の実施形態に係る管理方法の機能ブロック
図である。
【図8】第2の実施形態に係る管理方法の詳細構成を示
す機能ブロック図である。
【符号の説明】
11…復帰後処理部、12…リング確立確認処理部、1
3…エラー監視/通知処理部、21…リンク確認部、2
1…エラー監視部、23…エラー情報送信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 雅喜 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 小沼 良平 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5K031 AA05 AA06 CC04 DA19 EA04 EA11 EA12 EC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング型ネットワークを構成する各ノー
    ドが、 自ノードの起動時又は復帰動作時、自ノードと隣接する
    上流ノードとの間のリンク状態を監視し、リンクの確立
    が確認されない間、1ビットのステータス情報を無為レ
    ベルに変化させて自ノードの下流ノードに通知し、リン
    クの確立が確認されたとき、1ビットのステータス情報
    を有意レベルに変化させて自ノードの下流ノードに通知
    する復帰後処理と、 上流ノードより受信されるステータス情報であってその
    レベルが有意レベルであるステータス情報の個数を計数
    し、当該個数が所定の判定閾値を越える場合、ネットワ
    ークを構成する全てのリンクが確立し、ネットワークが
    全体として正常に機能する状態になったと判断するリン
    ク確立確認処理と、 ネットワーク確立確認後における無為レベルのステータ
    ス情報の受信により、障害の発生を判定するエラー監視
    処理とを用い、自律的にネットワーク全体の状態を監視
    することを特徴とするネットワーク管理方法。
  2. 【請求項2】 リング型ネットワークを構成する各ノー
    ドが、 常時、自ノードと隣接する上流ノードとの間のリンク状
    態を監視するリンク確認処理と、 リンクの確立された上流ノードから、ネットワークを構
    成するノード数分のビット列からなるリンク確立情報を
    受信し、当該リンク確立情報よりネットワークが全体と
    して正常に機能する状態であるか障害が発生しているか
    判定するエラー監視処理と、 自ノードと隣接する上流ノードとの間のリンクの確立が
    確認されている場合、該上流ノードから受信されたネッ
    トワークを構成するノード数分のビット列からなるリン
    ク確立情報をビットシフトし、その後、シフト後のリン
    ク確立情報の特定位置に自ノードと上流ノードとのリン
    ク確立情報を書き込んで自ノードの下流ノードに通知
    し、自ノードと隣接する上流ノードとの間のリンクの確
    立が確認されていない場合、ネットワークを構成するノ
    ード数分のビット列からなるリンク確立情報の特定位置
    に自ノードと上流ノードとのリンク不確立情報を書き込
    んで自ノードの下流ノードに通知する情報送信処理とを
    用い、自律的にネットワーク全体の状態を監視すること
    を特徴とするネットワーク管理方法。
  3. 【請求項3】 リング型ネットワークを構成する各ノー
    ドに設けられるネットワーク管理装置であって、 自ノードの起動時又は復帰動作時、自ノードと隣接する
    上流ノードとの間のリンク状態を監視し、リンクの確立
    が確認されない間、1ビットのステータス情報を無為レ
    ベルに変化させて自ノードの下流ノードに通知し、リン
    クの確立が確認されたとき、1ビットのステータス情報
    を有意レベルに変化させて自ノードの下流ノードに通知
    する復帰後処理部と、 上流ノードより受信されるステータス情報であってその
    レベルが有意レベルであるステータス情報の個数を計数
    し、当該個数が所定の判定閾値を越える場合、ネットワ
    ークを構成する全てのリンクが確立し、ネットワークが
    全体として正常に機能する状態になったと判断するリン
    ク確立確認処理部と、 ネットワーク確立確認後における無為レベルのステータ
    ス情報の受信により、障害の発生を判定するエラー監視
    処理部とを備えることを特徴とするネットワーク管理装
    置。
  4. 【請求項4】 リング型ネットワークを構成する各ノー
    ドに設けられるネットワーク管理装置であって、 常時、自ノードと隣接する上流ノードとの間のリンク状
    態を監視するリンク確認処理部と、 リンクの確立された上流ノードから、ネットワークを構
    成するノード数分のビット列からなるリンク確立情報を
    受信し、当該リンク確立情報よりネットワークが全体と
    して正常に機能する状態であるか障害が発生しているか
    判定するエラー監視処理部と、 自ノードと隣接する上流ノードとの間のリンクの確立が
    確認されている場合、該上流ノードから受信されたネッ
    トワークを構成するノード数分のビット列からなるリン
    ク確立情報をビットシフトし、その後、シフト後のリン
    ク確立情報の特定位置に自ノードと上流ノードとのリン
    ク確立情報を書き込んで自ノードの下流ノードに通知
    し、自ノードと隣接する上流ノードとの間のリンクの確
    立が確認されていない場合、ネットワークを構成するノ
    ード数分のビット列からなるリンク確立情報の特定位置
    に自ノードと上流ノードとのリンク不確立情報を書き込
    んで自ノードの下流ノードに通知する情報送信処理部と
    を備えることを特徴とするネットワーク管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7302692B2 (en) 2002-05-31 2007-11-27 International Business Machines Corporation Locally providing globally consistent information to communications layers

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