JP2000216571A - モ―タ駆動制御回路における放熱構造 - Google Patents

モ―タ駆動制御回路における放熱構造

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JP2000216571A
JP2000216571A JP11017386A JP1738699A JP2000216571A JP 2000216571 A JP2000216571 A JP 2000216571A JP 11017386 A JP11017386 A JP 11017386A JP 1738699 A JP1738699 A JP 1738699A JP 2000216571 A JP2000216571 A JP 2000216571A
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JP
Japan
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motor
ptc element
control circuit
drive control
heat dissipation
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JP11017386A
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Inventor
Tomohiro Okamoto
智博 岡本
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Protection Of Generators And Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PTC素子の放熱効率の向上。 【解決手段】 PTC素子4を始めとする電子部品40
が搭載されている基板5と、そのPTC素子4とに、熱
伝導が良い材料からなる放熱板6を、それぞれ当接させ
る。この結果、PTC素子4の内部温度が、そのPTC
素子4に当接する放熱板6と、その放熱板6が当接する
基板5とによって、吸収されて外部に放出されるので、
そのPTC素子4の放熱効率が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
電動格納式ドアーミラー用のモータ、パワーウインドウ
用のモータ、パワーシート用のモータやパワーアンテナ
用のモータ等のモータの駆動制御を行う回路であって、
モータへの通電遮断を正特性サーミスタ(本明細書にお
いては、単に、PTC素子、と称する)で行うモータ駆
動制御回路におけるPTC素子の放熱構造に係り、特
に、PTC素子の放熱効率が良いモータ駆動制御回路に
おける放熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、モータ駆動制御回路を図3及び図
4を参照して説明する。この例は、ミラーアセンブリを
起立位置から格納位置に又は格納位置から起立位置に回
動させる自動車の電動格納式ドアーミラー用のモータ駆
動制御回路について説明する。図3は自動車の電動格納
式ドアーミラーの一部が破断された平面図、図4は電動
格納式ドアーミラー用のモータ駆動制御回路の回路図で
ある。
【0003】図3において、1は自動車のドアー(図示
せず)に固定されるミラーベースである。このミラーベ
ース1には電格ユニット2が装備される。
【0004】この電格ユニット2は、ミラーベース1に
固定されたシャフトホルダ20と、そのシャフトホルダ
20に一体に設けられた(固定された)シャフト21
と、そのシャフト21及びシャフトホルダ20の固定部
材側にシャフト21の軸回りに回動可能に取り付けられ
かつ上部が開口されたギアケース22と、そのギアケー
ス22の上部開口の縁に水密に取り付けられたカバー2
3と、そのカバー23及びギアケース22中に収納され
た駆動モータM及び減速機構24及びクラッチ機構25
と、を具備するものである。上述の減速機構24及びク
ラッチ機構25は駆動モータMとシャフト21との間に
介装されている。この電格ユニット2のギアケース22
等(カバー23、駆動モータM、減速機構24、クラッ
チ機構25)の回動部材側と固定部材側との間にはスト
ッパ機構(図示せず)が介装されている。また、この回
動部材側にはミラーアセンブリ3が取り付けられてい
る。
【0005】このミラーアセンブリ3は、表面にミラー
面(鏡面)を有するミラーボディー30と、そのミラー
ボディー30の裏面に設けられたヒータ(例えば、PT
C面状発熱体)31及びミラーホルダ32と、前面に開
口部を有するミラーハウジング33と、そのミラーハウ
ジング33内に取り付けられたパワーユニット34とか
ら構成されている。上述のミラーボディー30等(ヒー
タ31及びミラーホルダ32を含む)は、上述のパワー
ユニット34に上下左右に傾動可能に取り付けられると
共に、上述のミラーハウジング33の前面開口部に配置
されている。
【0006】上述のミラーベース1及び電格ユニット2
(固定部材、回動部材、駆動モータM等を具備する)及
びミラーアセンブリ3からドアーミラーが構成される。
このドアーミラーが自動車の左右両側のドアーにそれぞ
れ取り付けられる。
【0007】図4において、SWは運転席(図示せず)
近傍の箇所等の車内側に取り付けられる極性変換スイッ
チ機構の電格スイッチである。この電格スイッチSW
は、電源ACC(+)及びアースE(−)側とを、ハー
ネスを介して電気的に接続されている。
【0008】CCは前記モータMの駆動制御回路であ
る。このモータ駆動制御回路CCは、コネクタC1、C
2等を介して前記電格スイッチSWに電気的に接続され
ており、上述のミラーアセンブリ3が所定の位置に位置
したときにモータMへの通電を遮断してミラーアセンブ
リ3を起立位置又は格納位置に停止させるものであっ
て、ミラーアセンブリ3が所定の位置に達してストッパ
機構により物理的に移動不可能となってモータMがロッ
クされたときに発生する過電流により作動してモータM
への通電を遮断するPTC素子を使用したものである。
【0009】このモータ駆動制御回路CCは、例えば、
第1PTC素子PTC1及び第2PTC素子PTC2
と、第1ダイオードD1及び第2ダイオードD2と、リ
レー接点R−Sと、リレーコイルR−Cと、起動用コン
デンサCと、リレー自己保持用抵抗R−Rと、放電用抵
抗RDとから構成されている。なお、上述のモータ駆動
制御回路CCは、左右のミラーアセンブリ3の何れか一
方について図示するが、実際には他方にも装備されてい
る。
【0010】次に、このモータ駆動制御回路の操作作動
について説明する。まず、電格スイッチSWを操作す
る。例えば、図4に示すように、電格スイッチSW1の
可動接点c、cを固定接点b、bから固定接点a、aに
切替接続して、コネクタの一端子C1に+電圧を、コネ
クタの他端子C2に−電圧をそれぞれ印加する。する
と、その電圧印加の瞬間は、コネクタの一端子C1→起
動用コンデンサC→リレーコイルR−C→コネクタの他
端子C2と電流が流れる。この時、消磁状態にあったリ
レーコイルR−Cが励磁状態となるので、OFF状態に
あったリレー接点R−SがON状態となる。このため
に、コネクタの一端子C1→第1ダイオードD1→第1
PTC素子PTC1→リレー接点R−S→モータM→コ
ネクタの他端子C2の経路にも電流が流れる。この結
果、モータMが正転して、ミラーアセンブリ3が格納位
置から起立位置に復帰回動する。
【0011】それから、所定の時間が経過すると、起動
用コンデンサCが充電され、この起動用コンデンサCか
らリレーコイルR−Cへの電流は供給されなくなる。と
ころが、上述の経路中の電流であって、上述のリレー接
点R−Sからの電流の一部がリレー自己保持用抵抗R−
R→リレーコイルR−C→コネクタの他端子A2と流れ
るので、上述のリレーコイルR−Cの励磁状態が自己保
持される。この結果、起動用コンデンサCから電流が供
給されなくても、リレーコイルR−Cの励磁状態が自己
保持されることにより、リレー接点R−SはON状態を
維持し、モータMは正転を続ける。
【0012】そして、ミラーアセンブリ3が所定位置の
起立位置に達すると、ストッパ機構により、ミラーアセ
ンブリ3が物理的に移動不可能となり、モータMがロッ
クされ、モータMの正転が停止される。それと同時に、
上述の経路中に流れる電流がモータMのロックによるロ
ック電流で大となる(例えば、通常作動時の電流は0.
25Aであり、ロック時の電流は1.5Aである)。こ
のロック電流が第1PTC素子PTC1に流れるので、
その第1PTC素子PTC1の内部温度が上昇し、ある
温度域になると、その第1PTC素子PTC1内部抵抗
が急激に増大する。すると、回路中の電圧降下が増大
し、リレーコイルR−Cに印加されている電圧も降下し
て保持電圧(リレー接点R−SをON状態に保持するの
に必要最小限の電圧)よりも低下するので、ON状態に
あったリレー接点R−SがOFF状態となる。この結
果、モータMへの通電が遮断され、上述の経路におい
て、モータMに電流(ロック電流)が流れなくなり、上
述のミラーアセンブリ3の復帰回動操作が完了する。
【0013】ここで、コネクタの両端子C1、C2間に
印加された電圧が無くなると、起動用コンデンサCに充
電された電荷は、放電用抵抗RDを介して放電される。
次に、電格スイッチSWの可動接点c、cを固定接点
a、aから固定接点b、bに切替接続すると、上述の操
作作動と逆に、モータMが逆転し、ミラーアセンブリ3
が格納回動する。
【0014】なお、上述のモータ駆動制御回路において
は、ミラーアセンブリを起立位置から格納位置に又は格
納位置から起立位置に回動させる自動車の電動格納式ド
アーミラー用のモータ駆動制御回路について説明した
が、上述のモータ駆動制御回路は、パワーウインドウ用
のモータ、パワーシート用のモータやパワーアンテナ用
のモータ等のモータ駆動制御回路にも適用できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のモータ駆動制御回路において、モータMへの通電を遮
断するPTC素子は、モータMがロックされたときの過
電流により、内部温度が上昇し、かつ内部抵抗が急激に
増大し、そのスイッチング作動により、モータMへの通
電を遮断するものであるから、モータMを連続して駆動
させる場合、そのPTC素子の内部温度がある程度まで
下がってある温度域以下になるまで、モータMを駆動で
きず、モータの駆動制御を確実に行うことができない等
の課題がある。すなわち、モータMを連続して駆動させ
た場合、PTC素子の内部温度が充分に下がる前に再度
上昇するために、PTC素子内部に熱が蓄積されてPT
C素子が徐々に熱せられ、ついには小電流値でも一気に
高熱となって高抵抗となるトリップ現象が生じる。この
トリップ現象は雰囲気温度が高いと、モータMの連続駆
動の回数が少ないうちに生じる。
【0016】そこで、本出願人は、モータを連続駆動さ
せる場合でも、そのモータの駆動制御を確実に行うこと
ができるように、PTC素子の放熱構造を先に出願した
(特願平9−238204号)。
【0017】本発明は、上述の放熱構造の改良に係り、
その目的とするところは、PTC素子の放熱効率が良い
モータ駆動制御回路における放熱構造を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、PTC素子を始めとする電子部品が搭
載されている基板と、そのPTC素子とに、熱伝導が良
い材料からなる放熱板を、それぞれ当接させたことを特
徴とする。
【0019】この結果、本発明のモータ駆動制御回路に
おける放熱構造は、上述の構成により、PTC素子の内
部温度が、そのPTC素子に当接する放熱板と、その放
熱板が当接する基板とによって、吸収されて外部に放出
されるので、そのPTC素子の放熱効率が良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモータ駆動制御回
路における放熱構造の一実施形態を図1及び図2を参照
して説明する。図において、4はモータ駆動制御回路に
おいて、モータMへの通電を遮断するPTC素子であ
る。このPTC素子4は、モータ駆動制御回路の他の電
子部品()40と共に基板5上に搭載されている。この
基板5は、例えば、絶縁性の材質からなり、好ましく
は、熱伝導が良い材質のものを使用する。なお、図面で
は省略してあるが、この基板5の表面には、回路等がプ
リントされている。また、この基板5には、例えば、図
2中の二点鎖線に示すように、円形の透孔50等を設け
てもよい。
【0021】図において、6は放熱板である。この放熱
板6は、熱伝導が良い材質、例えば、金属等からなる。
この放熱板6は、図1に示すように、コの字形状のクリ
ップ形状をなす。そして、この放熱板6は、PTC素子
4に当接する第1当接部61と、基板5に当接する第2
当接部62と、その第1当接部61と第2当接部62を
連結する連結部60とからなる。なお、上述の第1当接
部61及び第2当接部62においては、多少の弾性力を
有する。
【0022】前記基板5のうち前記PTC素子4と対向
する箇所には、例えば円形の嵌合孔51が設けられてい
る。一方、前記放熱板6には、例えば半球形の嵌合凸部
63が、前記嵌合孔51と対応して一体に突設されてい
る。なお、逆に、基板5に嵌合凸部を、放熱板6に嵌合
孔を、それぞれ設けても良いし、又は、基板5及び放熱
板6双方に、相互に嵌合する嵌合孔及び嵌合凸部を設け
ても良い。
【0023】上述の基板5の嵌合孔51に放熱板6の嵌
合凸部63を嵌合させ、その基板5に放熱板6の第2当
接部62を弾性当接させ、かつ、上述のPTC素子4に
放熱板6の第1当接部61を弾性当接させる。
【0024】この実施形態における本発明のモータ駆動
制御回路の放熱構造は、上述の構成からなるので、PT
C素子4の内部温度が、そのPTC素子4に第1当接部
61が弾性当接する放熱板6と、その放熱板6の第2当
接部62が弾性当接する当接する基板6とによって、吸
収されて外部に放出されるので、そのPTC素子4の放
熱効率が良い。
【0025】特に、この実施形態においては、基板5と
放熱板6とに嵌合孔51と嵌合凸部63を設けたので、
この嵌合孔51の内面や嵌合凸部63の外面により、基
板5及び放熱板6の表面積が増加するので、上述の放熱
効率がさらに向上される。また、この実施形態において
は、嵌合孔51と嵌合凸部63とが嵌合するので、放熱
板6を基板5及びPTC素子4に当接セットする際のガ
イドとなり、かつ、放熱板6が基板5及びPTC素子4
からの脱落防止となる。
【0026】なお、上述の放熱板6及び又は基板5の表
面に、表面積を大とするために、フィンや小凹凸等を設
けても良い。
【0027】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明のモー
タ駆動制御回路は、PTC素子を始めとする電子部品が
搭載されている基板と、そのPTC素子とに、熱伝導が
良い材料からなる放熱板を、それぞれ当接させたもので
あるから、PTC素子の内部温度が、そのPTC素子に
当接する放熱板と、その放熱板が当接する基板とによっ
て、吸収されて外部に放出されるので、そのPTC素子
の放熱効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ駆動制御回路における放熱構造
の一実施形態を示し、PTC素子及び基板及び放熱板の
一部破断の正面図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】一般の電動格納式ドアーミラーの概略を示した
一部破断及び一部透視の平面図である。
【図4】図3の電動格納式ドアーミラーに使用されるモ
ータ駆動制御回路を示した電気回路図である。
【符号の説明】
4…PTC素子、40…電子部品、5…基板、51…嵌
合孔、6…放熱板、60…連結部、61…第1当接部、
62…第2当接部、63…嵌合凸部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに通電することにより、前記モー
    タが駆動して被駆動物体が移動し、前記被駆動体が所定
    の位置に達して物理的に移動不可能となり、前記モータ
    がロックされた時に、前記モータへの通電を遮断するモ
    ータ駆動制御回路であって、 前記モータへの通電遮断は、前記モータのロック時に発
    生するロック電流により、内部温度が上昇し、かつ内部
    抵抗が急激に増大し、スイッチング作動するPTC素子
    にて行われる、モータ駆動制御回路において、 前記PTC素子を始めとする電子部品が搭載されている
    基板と、 熱伝導が良い材料からなり、前記PTC素子と前記基板
    とにそれぞれ当接されている放熱板と、 を備えたことを特徴とするモータ駆動制御回路における
    放熱構造。
  2. 【請求項2】 前記放熱板は、前記PTC素子に当接す
    る第1当接部と、前記基板に当接する第2当接部と、前
    記第1当接部と前記第2当接部を連結する連結部とから
    なり、 前記基板と前記放熱板の第2当接部とには、相互に嵌合
    する嵌合孔と嵌合凸部とが設けられている、ことを特徴
    とする請求項1に記載のモータ駆動制御回路における放
    熱構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102545160A (zh) * 2011-09-30 2012-07-04 田童 一种自动识别的电机开关

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