JP2000216452A - 磁気抵抗効果膜及びそれを用いた磁気ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果膜及びそれを用いた磁気ヘッド

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JP2000216452A JP11012014A JP1201499A JP2000216452A JP 2000216452 A JP2000216452 A JP 2000216452A JP 11012014 A JP11012014 A JP 11012014A JP 1201499 A JP1201499 A JP 1201499A JP 2000216452 A JP2000216452 A JP 2000216452A
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Masashi Michijima
正司 道嶋
和弘 ▲采▼山
Kazuhiro Uneyama
Tomohisa Komoda
智久 薦田
Ken Takahashi
高橋  研
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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    • H01F10/32Spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices
    • H01F10/324Exchange coupling of magnetic film pairs via a very thin non-magnetic spacer, e.g. by exchange with conduction electrons of the spacer
    • H01F10/3268Exchange coupling of magnetic film pairs via a very thin non-magnetic spacer, e.g. by exchange with conduction electrons of the spacer the exchange coupling being asymmetric, e.g. by use of additional pinning, by using antiferromagnetic or ferromagnetic coupling interface, i.e. so-called spin-valve [SV] structure, e.g. NiFe/Cu/NiFe/FeMn

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板側から下地層を介して、反強磁性体層、
強磁性体層の順に積層形成された磁気抵抗効果膜におい
て、下地層が1層でも大きな交換結合磁界と磁気抵抗変
化率が得られる磁気抵抗効果膜及びそれを用いた磁気ヘ
ッドを提供する。 【解決手段】 本発明に係る磁気抵抗効果膜は、基板上
に、面心立方晶の下地層、Mnを含む合金からなる第一
の反強磁性体層、第一の強磁性体層、第一の非磁性体層
及び第二の強磁性体層が順に積層されてなる磁気抵抗効
果膜において、前記下地層の膜厚が7nm以上12nm
以下であることを特徴とする。その際、前記Mnを含む
合金からなる第一の反強磁性体層の膜厚は8nm以上1
9nm以下であることが好ましい。また前記第二の強磁
性体層上に、更に第二の非磁性体層、第三の強磁性体層
及び第二の反強磁性体層を順に積層しても構わない。本
発明に係る磁気ヘッドは、上記構成の磁気抵抗効果膜を
用いたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果膜及
びそれを用いた磁気ヘッドに係る。より詳細には、磁気
抵抗効果膜を構成する下地層が単層の場合でも、大きな
交換結合磁界と磁気抵抗変化率が得られる磁気抵抗効果
膜及びそれを用いた磁気ヘッドに関する。特に、本発明
は磁気記録用再生ヘッドあるいは磁気センサ等に好適に
用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気記録媒体及び磁気ヘッド
から構成される磁気記録装置では、記録密度の向上に伴
い、磁気ヘッドのさらなる高性能化が求められている。
このような高記録密度化に対応するため、現在の磁気ヘ
ッドは、媒体に情報を記録する際に用いる記録ヘッド、
及び、媒体に記録された情報を再生する際に用いる再生
ヘッド、に機能分離した2つのヘッド構成からなってい
る。そして、記録ヘッドには、媒体の高保磁力化に伴
い、飽和磁束密度の大きな材料が要求されている。一
方、再生ヘッドには、媒体の小型化に伴う相対速度の低
下に対応するため、従来の誘導型ヘッドに代えて、磁気
抵抗効果を利用したいわゆるMRヘッドを用いることで
再生出力の増加が図られている。
【0003】近年、さらに大きな磁気抵抗変化率を示す
伝導電子のスピン依存散乱を利用した巨大磁気抵抗効果
膜(GMR膜)が開発され、それを用いたGMRヘッド
の一つとして、スピンバルブ構造を用いたヘッドが提案
されている。その一例としては、特開平4−35831
0号公報に開示された技術が挙げられる。
【0004】スピンバルブ構造は、基本的に強磁性体
層、非磁性体層、強磁性体層、反強磁性体層の4層から
構成され、交換相互作用が働かない程度に厚い膜厚の非
磁性体層を挟んで2つの強磁性体層が配置された構造と
なっている。反強磁性体層と接する強磁性体層は、反強
磁性体体との交換結合を利用することで磁化が一方向に
固定されており、固定層と呼ばれる。これに対して、非
磁性体層の下に位置する強磁性体層の磁化は外部磁界に
対して自由に回転することができるので、自由層と呼ば
れる。このような構造に外部磁界が印加されると、固定
層は磁化の方向を維持し、自由層は外部磁界の方向に回
転する。その結果、2つの強磁性体層の相対的な磁化の
向きが変化し、伝導電子のスピン依存散乱が変化して、
磁気抵抗が変化する。外部磁界に対して自由に回転する
層には、例えばNiFe等のソフト性の高い薄膜を用い
て感度の向上を図られており、最も実用的な構造と言え
る。
【0005】その際、交換結合を利用して片側の強磁性
層の磁化を一方向に固定する反強磁性体層の材料として
は、例えば、MnにFe、Ni、Ir、Pt、Ru、R
h等を添加したγ−Mn不規則合金が知られている。こ
れらのγ−Mn不規則合金を用いたスピンバルブ構造
は、通常、基板上に強磁性体層、非磁性体層、強磁性体
層、反強磁性体層の順に積層形成されており、NiFe
合金等からなるfccの(111)配向した強磁性体層
上に形成されることにより、大きな交換結合磁界を得て
いる。
【0006】これに対して、磁気抵抗効果素子の構造に
よっては、例えば基板側から反強磁性体層、強磁性体
層、非磁性体層、強磁性体層の順に設けた、いわゆる逆
構造が必要とされる場合がある。
【0007】また、スピンバルブ構造の磁気抵抗変化率
を増大するためにデュアルスピンバルブ構造も提案され
ている。これは基板側から、反強磁性体層、強磁性体
層、非磁性体層、強磁性体層、非磁性体層、強磁性体
層、反強磁性体層が順に積層形成された構造を持つ。こ
の構造の場合、強磁性体層の総数が2層から3層に増加
することで、NiFe/Cu積層膜のスピン依存散乱の
寄与が増加し、磁気抵抗変化率を増大させることができ
るという利点がある。
【0008】しかしながら、これらの構造を実現するた
めには、反強磁性体上に強磁性体が形成された場合でも
十分大きな交換結合磁界が得られることが求められる。
ところが、このように反強磁性体上に強磁性体が形成さ
れた場合は、強磁性体上に反強磁性体が形成された場合
に比べて、交換結合磁界が低くなるという問題があっ
た。
【0009】この交換結合磁界が低くなる問題の解決法
としては、特開平9−245320号公報に開示され
た、反強磁性体の膜厚を10〜25nmとすることで大
きな交換結合磁界を得る方法が知られている。
【0010】しかしながら、上記方法において採用した
構成では、Mn系反強磁性体をfcc構造にするため
に、結晶性制御層と結晶形制御層の2層が必要であり、
かつ、それら2層をスピンバルブ膜と同一真空中で連続
して形成する必要があった。特開平9−245320号
公報の実施例では、結晶形制御層としてCuを用いてい
るが、これは非磁性層と共通の材料である。しかし、C
uは比抵抗が小さく、センス電流が分流してMR比が低
下するため結晶形制御層として用いることは好ましくな
い。従ってCu以外の比抵抗の大きい材料を用いる必要
があるが、そうすると非磁性層と本来のスピンバルブ膜
の他に、さらに二つのターゲットが必要になり、製造装
置及び製造工程が複雑化するとともに、製品のコストア
ップも避けられないため、改善が求められていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、基板
側から下地層を介して、反強磁性体層、強磁性体層の順
に積層形成された磁気抵抗効果膜において、下地層が1
層でも大きな交換結合磁界と磁気抵抗変化率が得られる
磁気抵抗効果膜及びそれを用いた磁気ヘッドを提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】大きな交換結合磁界を得
るためには、反強磁性体の結晶粒径が大きいこと、反強
磁性体と強磁性体との界面に面心立方晶のγ−Mn相が
形成されていること、が必要であるが、反強磁性体層上
に強磁性体層を形成した場合には、これらの条件が満た
されていないものと本発明者は考えた。
【0013】このような考えに基づき、本発明者は鋭意
検討を重ねた結果、下地膜の膜厚及び反強磁性体層の膜
厚と交換結合磁界との間に密接な関係があることを見出
し、本発明を考案するに至った。
【0014】本発明に係る磁気抵抗効果膜は、基板上
に、面心立方晶の下地層、Mnを含む合金からなる第一
の反強磁性体層、第一の強磁性体層、第一の非磁性体層
及び第二の強磁性体層が順に積層されてなる磁気抵抗効
果膜において、前記下地層の膜厚が7nm以上12nm
以下であることを特徴とする。
【0015】前述したように、交換結合磁界は反強磁性
層の粒径に依存する。下地層の膜厚が厚いと下地層の粒
径が大きくなり、その結果反強磁性層の粒径も大きくな
るため、交換結合磁界は増加する。そのため、下地層は
7nm以上の膜厚が必要である。その際、下地層として
は、センス電流の分流による抵抗変化率の低下を防ぐた
めに比抵抗が大きい材料が好ましく、例えばPtが好適
に用いられる。一方、下地層の膜厚が厚くなり過ぎると
粒径の増加による界面の荒れと、センス電流の分流の増
加が生じ抵抗変化率の低下を引き起こす。従って、下地
層の膜厚には抵抗変化率の低下を防ぐために上限が存在
するが、この上限値を12nmとすることにより抵抗変
化率の低下が抑制できる。
【0016】上記特徴において、磁気抵抗効果膜を構成
するMnを含む合金からなる第一の反強磁性体層の膜厚
を8nm以上19nm以下とすることが好ましい。この
反強磁性体層の膜厚を厚くすると粒径が大きくなり交換
結合磁界は増加する傾向にあるが、厚すぎると膜の上部
にγ−Mn相が形成されにくくなるため、交換結合磁界
は低下してしまう。従って、上述したところの適度な下
地層の膜厚(7nm以上12nm以下)を確保した上
で、反強磁性体層の膜厚の範囲を8nm以上19nm以
下に限定することにより、下地層と基板との間に特別な
結晶性制御層を設けなくとも大きな交換結合磁界を得る
ことができる。
【0017】また、上述した下地層及び反強磁性体層の
膜厚限定による作用及び効果は、前記第二の強磁性体層
上に、更に第二の非磁性体層、第三の強磁性体層及び第
二の反強磁性体層が順に積層された構成の磁気抵抗効果
膜でも得られる。従って、本発明は、いわゆるデュアル
スピンバルブ構造にも適用可能である。
【0018】以上のように、基板側から、下地層、反強
磁性体層、強磁性体層、非磁性体層、強磁性体層の順に
積層形成された磁気抵抗効果膜において、下地層と反強
磁性層の膜厚を特定の範囲に限定し、下地層には比抵抗
が大きい材料を用いることで、下地層と基板の間に特別
な結晶性制御層を設けなくとも大きな交換結合磁界を得
ることができ、高い抵抗変化率を持つ磁気抵抗効果膜を
得ることができる。
【0019】さらに、上記磁気抵抗効果膜を用いること
により、高性能の磁気ヘッドや磁界センサ等を容易に得
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明者は、下地層とその上に形
成される反強磁性膜の結晶構造の関係について調べた結
果、以下に述べる適正な下地層の膜厚を見出すに至っ
た。前述したように、大きな交換結合磁界を得るために
は、結晶粒径が大きいこと、強磁性体との界面にfcc
のγ−Mn相が形成されている必要がある。このために
は、基板と反強磁性層との間に適当な下地層が必要であ
る。
【0021】そこで、本発明者は、反強磁性体の粒径は
下地層の粒径に支配されると考え、下地層の膜厚が十分
厚くない場合、下地層の粒径は小さくなりこの上に成膜
された反強磁性体の粒径も小さくなってしまい交換結合
磁界は低下するものと推定し、まず、Si(100)単
結晶基板上に形成されたPt下地膜の粒径の膜厚依存性
を調べた。図1は、Si(100)単結晶基板上に形成
されたPt下地層の粒径とその膜厚との関係を示すグラ
フである。Pt下地層の粒径はAFMにより評価した。
図1より、下地膜の粒径は膜厚が厚くなるにつれて増加
する傾向があり、膜厚が20nm付近で粒径がほぼ飽和
することが分かった。
【0022】以下では、本発明の実施の形態を以下の実
施例に基づき説明する。
【0023】(実施例1)本例では、磁気抵抗効果膜の
交換結合磁界及び抵抗変化率と下地層の膜厚との関係を
調べるため、基板上に、面心立方晶(fcc)の下地
層、Mnを含む合金からなる第一の反強磁性体層、第一
の強磁性体層(固定層)、第一の非磁性体層、第二の強
磁性体層(自由層)の順に積層形成し、図2に示す構成
の磁気抵抗効果膜を作製した。その際、下地層22の膜
厚dを0〜20[nm]の範囲で変化させた。
【0024】具体的には、Si(100)の単結晶から
なる基板21上に、下地層22として膜厚d[nm]の
Pt膜、第一の反強磁性体層23として膜厚10[n
m]のPtMn合金膜、第一の強磁性体層(固定層)2
4として膜厚5[nm]のNiFe合金膜と膜厚0.7
[nm]のCo膜からなる積層膜、第一の非磁性体層2
5として膜厚3.2[nm]のCu膜、第二の強磁性体
層(自由層)26として膜厚0.5[nm]のCo膜と
膜厚7[nm]のNiFe合金膜からなる積層膜、を順
に積層形成した。このとき、第一の反強磁性体層23と
なるPtMn合金膜の作製には、Mnターゲット上にP
tペレットを配置した複合ターゲットを用い、Ptの組
成は9at%とした。
【0025】本例では、上記成膜のために、ロードロッ
ク室を備えた多元スパッタ装置(不図示)を用い、プロ
セスチャンバーに基板を移動後プロセスチャンバーを5
×10-8以下まで排気してから、すべての層を同一真空
中で形成した。
【0026】また、固定層24及び自由層26は、成膜
中に面内の互いに直交する方向に、50Oeの磁界を印
加しながら形成した。
【0027】図3は、磁気抵抗効果膜の交換結合磁界及
び抵抗変化率と下地層の膜厚dとの関係を示すグラフで
あり、交換結合磁界及び抵抗変化率の各値はそれぞれの
最大値で規格化して示した。図3より、交換結合磁界
は、下地層22の膜厚dが3nm付近から急峻に立ち上
がり、13nm付近で最大となり、その後緩やかに減少
する傾向があった。一方、磁気抵抗変化率は、下地層2
2の膜厚dが3nm付近から急峻に立ち上がり、7〜1
2nmの範囲で最大となり、その後減少することが分か
った。この結果は、粒径の増大による界面の面粗度の劣
化と下地層へのセンス電流の分流によるものと本発明者
は考えた。
【0028】したがって、下地層22の膜厚dは、大き
な交換結合磁界が得られるとともに、磁気抵抗変化率の
低下も少ない、7nm以上12nm以下の範囲が望まし
い。
【0029】ここで、面心立方晶(fcc)の下地層2
2は第一の反強磁性体層23の粒径を増大させると同時
に、γ−Mnの形成を促進するために形成したものであ
るが、この下地層22により、その上に形成される第一
の反強磁性体層23の結晶を制御するためには、第一の
反強磁性体層23が下地層22の上にエピタキシャル成
長している必要がある。このような条件を満たすために
は、下地層22と反強磁性体層23の格子定数の不整合
を15%程度以下に抑えることが望ましい。また、セン
ス電流の分流を抑えるためには、下地層22の抵抗率は
高いほうが好ましい。ここでは、下地層22としてPt
を、第一の反強磁性体層23としてPtMnを用いた例
を示したが、この組合せにおける格子の不整合は約4%
であり、Ptの比抵抗は11μΩcmであった。これ
は、従来のCuを用いた場合に比べ、高い抵抗率を持つ
ことが分かった。
【0030】また、下地層22として、fcc金属、合
金であるPt、Rh、Pd、Ir、NiFe合金を用
い、Mnを含む第一の反強磁性層23として、PtMn
合金、NiMn合金、IrMn合金、RuMn合金、R
hMn合金を用いた組合せでも、格子定数の不整合は6
%以下に抑えられ、かつ、上記下地層22として用いた
Pt以外の材料の比抵抗もCuに比べて大きいことか
ら、上述した本例と同様の結果を得ることができる。
【0031】(実施例2)本例では、磁気抵抗効果膜の
交換結合磁界とMnを含む第一の反強磁性体層の膜厚と
の関係を調べるため、実施例1と同様の、図2に示す構
成の磁気抵抗効果膜を作製した。その際、Mnを含む第
一の反強磁性体層23の膜厚Dを4〜50[nm]の範
囲で変化させた。但し、本例では、Ptからなる下地層
22の膜厚を8nmに固定した。
【0032】他の点は実施例1と同様とし、図2に示す
構成の磁気抵抗効果膜を作製した。
【0033】作製した磁気抵抗効果膜に対して、交換結
合磁界とMnを含む第一の反強磁性体層の膜厚との関係
を調べた。その結果、Mnを含む第一の反強磁性体層2
3がある膜厚のとき交換結合磁界は最大値をとり、この
膜厚が厚くなるにつれて交換結合磁界が低下することが
分かった。X線回折測定により、Mnを含む第一の反強
磁性体層23の構造を調べた結果、Mnを含む反強磁性
体層23の膜厚が厚くなると、常温で反強磁性であるγ
−Mn相の回折線は弱くなり、ネール温度が常温より低
いα−Mn相の存在が顕著になることを見出した。従っ
て、交換結合磁界がある膜厚で最大値をとるのは、粒径
の増加による増大と、上述したα−Mn相の増加による
低下のバランスによって決まるためと考えられる。
【0034】図4は、磁気抵抗効果膜の交換結合磁界と
Mnを含む第一の反強磁性体層の膜厚Dとの関係を示す
グラフであり、交換結合磁界の各値はその最大値で規格
化して示した。図4より、交換結合磁界は、Mnを含む
第一の反強磁性体層23の膜厚Dの増加に伴い増大し、
その膜厚Dが8nm以上19nm以下の範囲で大きな値
をとり、その後減少することが明らかとなった。従っ
て、Mnを含む第一の反強磁性体層23の膜厚Dは、交
換結合磁界の低下の少ない8nm以上19nm以下の膜
厚であることが望ましい。
【0035】(実施例3)本例では、図2に示す構成の
磁気抵抗効果膜の代わりに、図5に示す構成の磁気抵抗
効果膜を作製した点が実施例1と異なる。すなわち、図
5の磁気抵抗効果膜は、実施例1で形成された第二の強
磁性体層(自由層)上に、更に第二の非磁性体層、第三
の強磁性体層(固定層)及び第二の反強磁性体層が順に
積層形成されたものである。但し、本例では、Ptから
なる下地層の膜厚を8nmに固定した。
【0036】具体的には、Si(100)の単結晶から
なる基板51上に、下地層52として膜厚8[nm]の
Pt膜、第一の反強磁性体層53として膜厚10[n
m]のPtMn合金膜、第一の強磁性体層(固定層)5
4として膜厚5[nm]のNiFe合金膜と膜厚0.7
[nm]のCo膜からなる積層膜、第一の非磁性体層5
5として膜厚3.2[nm]のCu膜、第二の強磁性体
層(自由層)56として膜厚0.5[nm]のCo膜と
膜厚7[nm]のNiFe合金膜からなる積層膜、第二
の非磁性体層57として膜厚3.2[nm]のCu膜、
第三の強磁性体層(固定層)58として膜厚0.7[n
m]のCo膜と膜厚5[nm]のNiFe合金膜からな
る積層膜、第二の反強磁性体層59として膜厚10[n
m]のPtMn合金膜を順に積層形成した。このとき、
第一及び第二の反強磁性体層53、59となるPtMn
合金膜の作製には、Mnターゲット上にPtペレットを
配置した複合ターゲットを用い、Ptの組成は9at%
とした。
【0037】本例では、上記成膜のために、ロードロッ
ク室を備えた多元スパッタ装置(不図示)を用い、プロ
セスチャンバーに基板を移動後プロセスチャンバーを5
×10-8以下まで排気してから、すべての層を同一真空
中で形成した。
【0038】また、固定層54、58及び自由層56
は、成膜中に面内の互いに直交する方向に、50Oeの
磁界を印加しながら形成した。
【0039】本例に係る構成、いわゆるデュアルスピン
バルブ構造とした磁気抵抗効果膜では、磁気抵抗曲線に
おけるピン層の階段状の曲線は現れず、基板側でも、上
側でも同様の大きな交換結合磁界が発生していることが
確認された。
【0040】また、本例に係るデュアルスピンバルブ構
造とした磁気抵抗効果膜の抵抗変化率は、実施例1に係
る構成でPt下地層の膜厚を8nmとした磁気抵抗効果
膜と比較して、約1.4倍の値が得られることが分かっ
た。
【0041】本例では、下地層52としてPtを、Mn
を含む第一の反強磁性体層53としてPtMnを用いた
例を示したが、実施例1と同様に、下地層52として、
fcc金属、合金であるPt、Rh、Pd、Ir、Ni
Fe合金を用い、Mnを含む第一の反強磁性層53とし
て、PtMn合金、NiMn合金、IrMn合金、Ru
Mn合金、RhMn合金を用いた組合せでも、上述した
本例と同様の結果を得ることができる。
【0042】また、本例では、第一の強磁性体層(固定
層)54、第二の強磁性体層(自由層)56及び第三の
強磁性体層(固定層)58としてNiFe合金を用いた
例について説明したが、他のFe、Co、Niなどの強
磁性体及びFeCo、FeNiなどの合金、あるいはこ
れらの単体又は合金の積層膜を用いても同様の結果を得
ることができる。
【0043】(実施例4)本例では、本発明に係る磁気
抵抗効果膜を、図6に示す構成の磁気抵抗効果型ヘッド
に適用した場合について説明する。
【0044】図6の磁気抵抗効果型ヘッドを構成する磁
気抵抗効果膜65としては、下から順に、膜厚8nmの
Ptからなる下地層、Mnを含む合金からなる第一の反
強磁性体層、第一の強磁性体層(固定層)、第一の非磁
性体層、第二の強磁性体層(自由層)、第二の非磁性体
層、第三の強磁性体層(固定層)、第二の反強磁性体層
を積層形成したものを用いた。
【0045】図6の磁気抵抗効果型ヘッドは、予め下地
絶縁層(不図示)が形成された基板61上に、下部シー
ルド層62、第一の絶縁層63を順次積層し、その上に
Taからなる密着層64、磁気抵抗効果膜65、保護層
66を順に設け、その両端に自由層の磁区を制御するた
めの磁区制御膜67を形成した後、磁区制御膜67上に
電極層68を設け、次いで全体を覆うように第二の絶縁
層69を形成した後、上部シールド層70を形成した構
造である。
【0046】以下では、具体的な製造方法について述べ
る。
【0047】まず、予めAl23からなる下地絶縁層
(不図示)が形成されたAl23−TiCからなる基板
上61に、下部シールド層62となるFeAlSi膜を
スパッタ法により形成した。その後、下部シールド層6
2をフォトリソグラフィーとイオンミリング法により所
定のパターンに形成した。さらに、パターニングされた
下部シールド層62上に膜厚120[nm]のAl23
からなる第一の絶縁層63をスパッタ法により形成し
た。
【0048】次に、Al23からなる第一の絶縁層63
との密着性向上のため、膜厚5[nm]のTa膜からな
る密着層64をスパッタ法により形成した。
【0049】その後、磁気抵抗効果膜65として、膜厚
8[nm]のPt膜からなる下地層、膜厚10[nm]
のMnPt合金膜からなる第一の反強磁性体層、膜厚5
[nm]のNiFe合金膜及び膜厚0.7[nm]のC
o膜の積層からなる第一の強磁性体層(固定層)、膜厚
3.2[nm]のCu膜からなる第一の非磁性体層、膜
厚0.5[nm]のCo膜、膜厚7[nm]のNiFe
合金膜及び膜厚0.5[nm]のCo膜の積層からなる
第二の強磁性体層(自由層)、膜厚3.2[nm]のC
u膜からなる第二の非磁性体層、膜厚0.7[nm]の
Co膜及び膜厚5[nm]のNiFe合金膜の積層から
なる第三の強磁性体層(固定層)、膜厚10[nm]の
MnPt合金膜からなる第二の反強磁性体層を、同一真
空中でスパッタ法により順に積層形成した。ここで、固
定層及び自由層を成膜する際は、膜面内の互いに直交す
る方向に、50Oeの磁界を印加しながら形成した。
【0050】さらに、磁気抵抗効果膜65上に、保護層
66として膜厚5[nm]のTa膜をスパッタ法により
形成した。
【0051】次いで、密着層64、磁気抵抗効果膜65
及び保護層66を、下部シールド層62と同様の方法で
所定のパターンに加工した後、磁気抵抗効果膜65の両
端に接触するように膜厚30[nm]のCoPtからな
る磁区制御膜67を形成後、磁区制御膜67上に、膜厚
130[nm]のTa膜/Cu膜/Ta膜からなる電極
層68をスパッタ法により成膜した。その後、磁区制御
膜67及び電極層68はリフトオフ法を用いてパターン
ニングした。
【0052】次いで、全体を覆うように、膜厚100
[nm]のAl23からなる第二の絶縁層69をスパッ
タ法で形成した後、膜厚3[μm]のNiFeからなる
上部シールド層70をスパッタ法で形成し、最後にAl
23からなる保護層(不図示)をスパッタ法で形成し
た。
【0053】その後、機械研磨により、磁気抵抗効果素
子の高さが所定の寸法になるまで研磨を行った。本例で
は、磁気抵抗効果素子の幅(トラック幅)は2[μ
m]、素子の高さは1[μm]とした。
【0054】本例では上記構成とすることによって、実
施例3において得られた磁気抵抗効果膜と同様の、外部
磁界に対する安定性と磁界感度が向上した磁気ヘッドを
作製することができた。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板上に、面心立方晶の下地層、Mnを含む合金からな
る第一の反強磁性体層、第一の強磁性体層、第一の非磁
性体層及び第二の強磁性体層が順に積層されてなる磁気
抵抗効果膜において、前記下地層の膜厚を7nm以上1
2nm以下の範囲に限定することにより、大きな交換結
合磁界と高い抵抗変化率を兼ね備えた磁気抵抗効果膜及
びそれを用いた磁気ヘッドが得られる。
【0056】上記構成において、前記Mnを含む合金か
らなる第一の反強磁性体層の膜厚を8nm以上19nm
以下の範囲に限定すると、従来のように下地層と基板と
の間に特別な結晶性制御層を設けなくとも大きな交換結
合磁界を得ることができる。
【0057】また、上述した下地層及び反強磁性体層の
膜厚限定による効果は、前記第二の強磁性体層上に、更
に第二の非磁性体層、第三の強磁性体層及び第二の反強
磁性体層が順に積層された構成の磁気抵抗効果膜、いわ
ゆるデュアルスピンバルブ構造にも有効であることか
ら、抵抗変化率のさらに高い磁気抵抗効果膜の提供が可
能である。
【0058】さらに、本発明に係る磁気抵抗効果膜は、
磁気ヘッド以外の種々の磁界センサにも適用できること
は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】Si(100)単結晶基板上に形成されたPt
下地層の粒径とその膜厚との関係を示すグラフである。
【図2】本発明に係る磁気抵抗効果膜の一例を示す模式
的な断面図である。
【図3】磁気抵抗効果膜の交換結合磁界及び抵抗変化率
と下地層の膜厚dとの関係を示すグラフである。
【図4】磁気抵抗効果膜の交換結合磁界とMnを含む第
一の反強磁性体層の膜厚Dとの関係を示すグラフであ
る。
【図5】本発明に係る磁気抵抗効果膜の他の一例を示す
模式的な断面図である。
【図6】本発明に係る磁気抵抗効果膜を用いた磁気抵抗
効果型ヘッドの一例を示す模式的な断面図である。
【符号の説明】
21 基板、 22 下地層、 23 第一の反強磁性体層、 24 第一の強磁性体層(固定層)、 25 第一の非磁性体層、 26 第二の強磁性体層(自由層)、 51 基板、 52 下地層、 53 第一の反強磁性体層、 54 第一の強磁性体層(固定層)、 55 第一の非磁性体層、 56 第二の強磁性体層(自由層)、 57 第二の非磁性体層、 58 第三の強磁性体層(固定層)、 59 第二の反強磁性体層、 61 基板、 62 下部シールド層、 63 第一の絶縁層、 64 密着層、 65 磁気抵抗効果膜、 66 保護層、 67 磁区制御膜、 68 電極層、 69 第二の絶縁層、 70 上部シールド層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薦田 智久 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ 株式会社内 (72)発明者 高橋 研 宮城県仙台市太白区人来田2丁目20−2 Fターム(参考) 2G017 AD54 AD63 AD65 5D034 BA04 BA05 BA21 CA08 5E049 AA01 AA04 AA07 AA09 AA10 AC00 AC05 BA12 BA16 DB02 DB12 DB20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、面心立方晶の下地層、Mnを
    含む合金からなる第一の反強磁性体層、第一の強磁性体
    層、第一の非磁性体層及び第二の強磁性体層が順に積層
    されてなる磁気抵抗効果膜において、前記下地層の膜厚
    が7nm以上12nm以下であることを特徴とする磁気
    抵抗効果膜。
  2. 【請求項2】 前記Mnを含む合金からなる第一の反強
    磁性体層の膜厚が8nm以上19nm以下であることを
    特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗効果膜。
  3. 【請求項3】 前記第二の強磁性体層上に、更に第二の
    非磁性体層、第三の強磁性体層及び第二の反強磁性体層
    が順に積層されていることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気抵抗効果膜。
  4. 【請求項4】 前記下地層はPtであることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気抵抗効果膜。
  5. 【請求項5】 前記Mnを含む合金からなる第一の反強
    磁性体層がPtMn合金であることを特徴とする請求項
    1に記載の磁気抵抗効果膜。
  6. 【請求項6】 前記第一の強磁性体層及び前記第二の強
    磁性体層がNiFe合金であることを特徴とする請求項
    1に記載の磁気抵抗効果膜。
  7. 【請求項7】 前記第一の強磁性体層、前記第二の強磁
    性体層及び前記第三の強磁性体層がNiFe合金である
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気抵抗効果膜。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    磁気抵抗効果膜を用いたことを特徴とする磁気ヘッド。
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JP7330360B2 (ja) 2020-02-19 2023-08-21 長江存儲科技有限責任公司 磁気メモリ構造およびデバイス

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